JPH01242693A - 熱伝導性グリース - Google Patents
熱伝導性グリースInfo
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- JPH01242693A JPH01242693A JP6950588A JP6950588A JPH01242693A JP H01242693 A JPH01242693 A JP H01242693A JP 6950588 A JP6950588 A JP 6950588A JP 6950588 A JP6950588 A JP 6950588A JP H01242693 A JPH01242693 A JP H01242693A
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- filler
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- thermal conductivity
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- Pending
Links
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はグリースに係り、特に、高い熱伝導性をもち、
熱を発生する素子を容器内に保存固定する際に放熱のた
めに間隙に充填するのに好適な熱伝導性グリースに関す
る。
熱を発生する素子を容器内に保存固定する際に放熱のた
めに間隙に充填するのに好適な熱伝導性グリースに関す
る。
近年、各種半導体素子の小型、高密度化に伴い、これら
を組み込んだ容器内での発生熱をいかに外部に逃がし、
冷却するかが大きな問題となっている。また、パワート
ランジスタ、サイリスタ、整流器、トランスなどの熱を
発生する電気、電子素子類を放熱器や金属シャーシに固
定する際の放熱対策も同様に問題となっている。
を組み込んだ容器内での発生熱をいかに外部に逃がし、
冷却するかが大きな問題となっている。また、パワート
ランジスタ、サイリスタ、整流器、トランスなどの熱を
発生する電気、電子素子類を放熱器や金属シャーシに固
定する際の放熱対策も同様に問題となっている。
従来、このような放熱のために、放熱用グリースが用い
られている。これは、たとえば、酸化亜鉛、酸化アルミ
ニウムなどの充填剤を含むシリコーングリースである。
られている。これは、たとえば、酸化亜鉛、酸化アルミ
ニウムなどの充填剤を含むシリコーングリースである。
特に、熱伝導性を高めるために、特開昭62−4349
2号公報に記載のグリースは炭化硅素を、特開昭62−
43493号公報に記載のグリースはボロンナイトライ
ドを、それぞれ、充填したものとなっている。電気絶縁
性が必要でない場合は、金属粉を充填することもできる
。
2号公報に記載のグリースは炭化硅素を、特開昭62−
43493号公報に記載のグリースはボロンナイトライ
ドを、それぞれ、充填したものとなっている。電気絶縁
性が必要でない場合は、金属粉を充填することもできる
。
しかし、これらの場合グリースが充填剤粒子の周囲を覆
ってしまうため、粒子同士の接触が得られ難く、充填剤
の配合量を多くしても、グリースの熱伝導率が充填剤の
熱伝導率に、なかなか、近づかないという問題があった
。また、充填剤の配合量を多くしすぎると、グリースが
固くなりすぎて使用しにくくなるという問題があった。
ってしまうため、粒子同士の接触が得られ難く、充填剤
の配合量を多くしても、グリースの熱伝導率が充填剤の
熱伝導率に、なかなか、近づかないという問題があった
。また、充填剤の配合量を多くしすぎると、グリースが
固くなりすぎて使用しにくくなるという問題があった。
本発明の目的は、充填剤の配合効果を高め、高い熱伝導
性をもつ熱伝導性グリースを提供することにある。
性をもつ熱伝導性グリースを提供することにある。
上記目的は、高い熱伝導率をもつ繊維状の充填剤をグリ
ースに配合することにより達成される。
ースに配合することにより達成される。
充填剤には、アルミニウム、銅、亜鉛のような金属繊維
や、炭化硅素、窒化アルミニウムのようなセラミックス
繊維、炭素繊維などを用いることができる。
や、炭化硅素、窒化アルミニウムのようなセラミックス
繊維、炭素繊維などを用いることができる。
本発明を図によって説明する。
第1図は、本発明による熱伝導性グリース中の充填剤の
様子を示す模式図である。繊維状の充填剤1は、母材の
グリース2に充填され混練されることにより、複雑に絡
み合い、互いに接触する。
様子を示す模式図である。繊維状の充填剤1は、母材の
グリース2に充填され混練されることにより、複雑に絡
み合い、互いに接触する。
また、充填剤1が金属繊維のように塑性、あるいは、大
きな弾性を持つ場合には、第2図に示すように、さらに
、複雑に絡み合い、接触しやすくなる。このように、本
発明の熱伝導性グリースでは、充填剤が互いに接触して
いるため、熱伝導性の良い充填剤を伝わって熱が流れ、
充填剤の添加効果が有効に発揮される。特に、充填剤の
配合割合が30体積%をこえた場合は、充填剤繊維同士
が確実に接触し、充填剤の熱伝導率に近いレベルの熱伝
導率をもつグリースが得られる。たとえば、充填剤の配
合割合が50体積%で、充填剤の熱伝導率の約−割の熱
伝導率をもつグリースを得ることは可能である。充填剤
の熱伝導率は母材のグリースに比ベニないし二指高いの
で、グリースの熱伝導率を十倍以上に向上させることは
容易である。
きな弾性を持つ場合には、第2図に示すように、さらに
、複雑に絡み合い、接触しやすくなる。このように、本
発明の熱伝導性グリースでは、充填剤が互いに接触して
いるため、熱伝導性の良い充填剤を伝わって熱が流れ、
充填剤の添加効果が有効に発揮される。特に、充填剤の
配合割合が30体積%をこえた場合は、充填剤繊維同士
が確実に接触し、充填剤の熱伝導率に近いレベルの熱伝
導率をもつグリースが得られる。たとえば、充填剤の配
合割合が50体積%で、充填剤の熱伝導率の約−割の熱
伝導率をもつグリースを得ることは可能である。充填剤
の熱伝導率は母材のグリースに比ベニないし二指高いの
で、グリースの熱伝導率を十倍以上に向上させることは
容易である。
一方、従来のように粒状の充填剤を配合したグリースで
は、第3図に示すように、流動性のよい母材のグリース
2が充填剤粒子3を覆い、配合量を多くしても充填剤粒
子同士が接触し難い。従って、熱は充填剤から充填剤へ
、母材のグリース2の中を伝わって流れる必要があり、
母材のグリースの熱抵抗が大きく影響する。よって、充
填剤の配合効果が十分得られない。このような場合は、
充填剤を50体積%配合しても、得られるグリースの熱
伝導率は四倍程度にしか向上しない。
は、第3図に示すように、流動性のよい母材のグリース
2が充填剤粒子3を覆い、配合量を多くしても充填剤粒
子同士が接触し難い。従って、熱は充填剤から充填剤へ
、母材のグリース2の中を伝わって流れる必要があり、
母材のグリースの熱抵抗が大きく影響する。よって、充
填剤の配合効果が十分得られない。このような場合は、
充填剤を50体積%配合しても、得られるグリースの熱
伝導率は四倍程度にしか向上しない。
以下、本発明を実施例により説明する。
〈実施例1〉
ポリジメチルシロキサンと、径1oμm、長さ100μ
mのアルミニウム繊維を、配合量を変えて常温で混合し
、さらに、100℃で工時間加熱、混合したあと、三本
ロールで均質化してシリコーングリース組成物を作製し
た。
mのアルミニウム繊維を、配合量を変えて常温で混合し
、さらに、100℃で工時間加熱、混合したあと、三本
ロールで均質化してシリコーングリース組成物を作製し
た。
比較例として、平均粒径7μmのアルミニウム粒子を繊
維のかわりに用いて、同様にシリコーングリース組成物
を作製した。
維のかわりに用いて、同様にシリコーングリース組成物
を作製した。
熱伝導率計を用いてこれらのグリースの熱伝導率を測定
した結果を、第1表に示す。
した結果を、第1表に示す。
第1表
この表から明らかなように、アルミニウム粒子を用いた
場合に比べて、アルミニウム繊維を用いた場合は熱伝導
率の向上効果が著しい。
場合に比べて、アルミニウム繊維を用いた場合は熱伝導
率の向上効果が著しい。
アルミニウム繊維を20体積%以上配合すれば、粒子の
場合よりも二倍以上高い熱伝導率が得られる。配合割合
が80体積%をこえると、グリースが固くなり、使用上
支障をきたした。
場合よりも二倍以上高い熱伝導率が得られる。配合割合
が80体積%をこえると、グリースが固くなり、使用上
支障をきたした。
〈実施例2〉
ポリオルガノシロキサンと、径5μm、長さ80〜10
0μmの炭素繊維を、体積率が各50%になるように混
合し、実施例1と同様にしてシリコーングリース組成物
を作製した。
0μmの炭素繊維を、体積率が各50%になるように混
合し、実施例1と同様にしてシリコーングリース組成物
を作製した。
得られたグリースの熱伝導率は、15W、m−1゜K″
″1で、炭素繊維を配合しない場合の十五倍以上であっ
た。
″1で、炭素繊維を配合しない場合の十五倍以上であっ
た。
〈実施例3〉
炭化硅素繊維、窒化アルミニウム繊維を充填剤として用
いて、実施例1と同様にして熱伝導性グリースを作製し
た。
いて、実施例1と同様にして熱伝導性グリースを作製し
た。
得られたグリースの熱伝導率の測定結果を、まとめて第
2表に示す。
2表に示す。
第2表
いずれの場合も、充填剤を配合しない場合に比べて五倍
から三十倍以上の高い熱伝導率が得られた。
から三十倍以上の高い熱伝導率が得られた。
本発明によれば、充填剤同士の接触が確実にできるので
、充填剤の配合効果を高め、熱伝導性の優れたグリース
が得られる。
、充填剤の配合効果を高め、熱伝導性の優れたグリース
が得られる。
第1図及び第2図は本発明の一実施例の熱伝導性グリー
ス中の充填剤の様子を示す模式図、第3図は従来の熱伝
導性グリースを示す模式図である。
ス中の充填剤の様子を示す模式図、第3図は従来の熱伝
導性グリースを示す模式図である。
Claims (6)
- 1.母材グリースに熱伝導性充填剤を配合した熱伝導性
グリースにおいて、 前記熱伝導性充填剤が繊維状であることを特徴とする熱
伝導性グリース。 - 2.特許請求の範囲第1項において、 前記繊維状充填剤の配合量が0ないし80体積%である
ことを特徴とする熱伝導性グリース。 - 3.特許請求の範囲第1項または第2項において、前記
繊維状充填剤が金属繊維であることを特徴とする熱伝導
性グリース。 - 4.特許請求の範囲第1項または第2項において、前記
繊維状充填剤が炭素繊維であることを特徴とする熱伝導
性グリース。 - 5.特許請求の範囲第1項または第2項において、前記
繊維状充填剤がセラミックス繊維であることを特徴とす
る熱伝導性グリース。 - 6.特許請求の範囲第1項、第2項または第5項におい
て、 前記繊維状充填剤が炭化ケイ素繊維、および、/または
窒化アルミニウム繊維であることを特徴とする熱伝導性
グリース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6950588A JPH01242693A (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 熱伝導性グリース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6950588A JPH01242693A (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 熱伝導性グリース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01242693A true JPH01242693A (ja) | 1989-09-27 |
Family
ID=13404666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6950588A Pending JPH01242693A (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 熱伝導性グリース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01242693A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000063873A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-02-29 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱伝導性グリース組成物及びそれを使用した半導体装置 |
CN108976800A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-12-11 | 深圳市邦大科技有限公司 | 一种耐高低温高导热绝缘导热硅脂 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP6950588A patent/JPH01242693A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000063873A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-02-29 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱伝導性グリース組成物及びそれを使用した半導体装置 |
CN108976800A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-12-11 | 深圳市邦大科技有限公司 | 一种耐高低温高导热绝缘导热硅脂 |
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