JPH0124026Y2 - - Google Patents

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JPH0124026Y2
JPH0124026Y2 JP13355085U JP13355085U JPH0124026Y2 JP H0124026 Y2 JPH0124026 Y2 JP H0124026Y2 JP 13355085 U JP13355085 U JP 13355085U JP 13355085 U JP13355085 U JP 13355085U JP H0124026 Y2 JPH0124026 Y2 JP H0124026Y2
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JP
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rotary table
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discharge
discharge tube
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は粉粉体を送り出す供給、排出装置に関
し、付着性が強く凝集し易い粉粉体、殊に微粉末
の微量供給を定量的に安定して行わせることので
きるテーブルフイーダを提供するものである。
〔従来技術〕
テーブルフイーダは構造が簡単で故障の原因と
なり易い可動部分も少く、また送り量の調節変更
も容易にできること。大型化への設計変更も比較
的容易に行えるなど多くの利点を有し、古くから
粉粒体を扱う様々な分野で使用されて来た。な
お、各々の分野で使用に適した改良も色々と加え
られており、たとえば、定量的な供給、排出を行
わせるためにホツパに揺振動や衝撃を加えたり、
ホツパ内に空気を噴射させたり、回転撹拌部材や
かき取り羽根を設けたりするなどしてテーブル上
への送り出しを円滑にさせることによつて安定し
た供給、排出を行わせるなどの手段が実施されて
いる。しかし、原料の付着性が強く、きわめて供
給量の少い状態での微粉末の定量供給に関しては
未だ十分な精度の得られるものはなかつた。その
ため、たとえば第5図に示す特公昭47−21293号
公報のようにテーブル面に多数の有底の小孔を設
け、その孔内に原料を充填させた後、所定の排出
口位置まで回転移動させ、該位置上で払い落すも
の。また、別の例として第6図のようにテーブル
面に前記小孔にかえて環状の切欠き溝を設け、該
溝内に原料を充填した後、スクレパにより、ある
いはエジエクターの負圧吸引作用により吸引排出
させるものもある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、前述の形式のものでは、小孔内や溝
内への原料の充填と取り出しが安定、かつ精度よ
く行われることが不可欠な条件となるが、原料の
付着性が強く凝集し易い場合、殊に微粉末のもの
であるほど充填時のホツパより回転テーブルへの
送り出しに円滑さを欠く状態となり安定した定量
供給を行わせることが困難となり、又、排出時に
は孔内や溝内の隅に原料が残り易いこともあつて
十分な精度を維持することができなかつた。ま
た、多数の小孔を持つものでは送り出しが正確に
は間欠的なものとなるため新たに別途分散機構が
必要となること、又、この部材の付加は定量排出
の面からはかえつて定量性を損うおそれをもつも
のでもあつた。
〔問題を解決するための手段〕
本願は回転テーブルの上面に環状の切欠き溝を
設けた形式のもので、該切欠き溝への原料の供給
充填と排出を安定よく行わせることによつて前記
の問題を解決するものであり、該切欠き溝上方の
原料ホツパの下方開口に嵌合接続させて別途排出
筒を設け、これを回転テーブルとは別個に回転さ
せることによつて切欠き溝への原料充填を安定、
かつ円滑に行わせた後、エジエクター式吸引ノズ
ルによつて溝内の原料を抽出、分散させた後に空
気輸送により次工程に供給移送させるものであ
る。
〔作用〕
本願は、まず第1に原料ホツパの下方開口部付
近における上方原料重量による圧密現象を緩和、
又は抑制させることによつて架橋現象やラツトホ
ール等の閉塞原因を防止し、あるいは閉塞を解除
させることであり、ホツパ下方開口部に接続させ
た排出筒を回転させると、ホツパから排出筒まで
詰つた原料層自体にも回転方向側への移動力を与
えることになり、原料層自体はこの接続部で剪断
されるが、この時のこれら原料層の移動はさらに
その上方にあるホツパ下方開口部分に貯留されて
いる原料層に対しても回転方向側への移動力とし
て伝えられるため、これによつて原料層中の個々
の原料粒子同士の接続も滑らかにされ、粒子と壁
面、および粒子同士の付着凝集が抑えられ、かつ
凝集塊生成を防止されて下方への円滑な流下とさ
れるわけである。第2にこの状態から図中の矢印
方向にテーブルが回転し、供給排出が開始される
と原料粒子の相対運動が飛躍的に活発化され、さ
らに安定した円滑な送り出しが可能となる。すな
わち、排出筒が回転テーブルの中心よりはずれた
位置に配設されていることにより、回転テーブル
より受ける運動量を回転テーブルと直接接する排
出筒内部分の個々の原料粒子について比較すれ
ば、該排出筒が回転テーブルの中心に設置された
場合に比べ原料粒子の運動量は格段に大きく、か
つ活発なものとなり、原料の送り出しを促進させ
る上で非常に大きな効果を発揮するものである。
次に、第3として原料を回転テーブル側の切欠
き溝内に充填させる際には、前述の上方原料の円
滑な流下と回転テーブルおよび排出筒の回転に伴
う原料粒子の移動力によつて、切欠き溝への原料
充填圧力を大きく、かつ安定均一に行わせた後、
回転テーブル面上の余分な原料をスクレパでかき
取つてから排出位置へと回転移送させる。
第4に、こうして切欠き溝内に充填され送り出
されて来た原料は該排出筒より離れた位置に設け
られたエジエクター式の吸引ノズルによつて負圧
吸引され、ノズル内で空気流により撹拌分散され
た後に次工程へと空気輸送される。
〔考案の効果〕
以上、本願の効果は前記排出筒の回転による第
1の作用と、該排出筒が回転テーブルの中心をは
ずれた位置に設けられたことによる第2の作用
と、一定の容積を持つ切欠き溝内に安定した押圧
力を加えて均一な充填を行わせる第3の作用と、
切欠き溝内の原料をエジエクターの負圧吸引によ
つて取り出す第4の作用とによつて、原料の円滑
な送り出しと、均一で安定した定量排出、あるい
は定量供給を可能をするものである。つまり、ホ
ツパ内において発生し易い架橋現象、ラツトホー
ル等閉塞への発展原因ともなる原料粒子同士の凝
集、凝結を抑えホツパ内の原料を回転テーブルま
で円滑に、かつ安定して流下させられること。回
転テーブル上面に設けられた切欠き溝内への充填
については、ホツパよりの円滑な流下と排出筒内
における原料層密度の均一化、及び上方原料の重
量を押圧力として受け、一定容積を持つ切欠き溝
内への安定供給により定量的な充填が行えるこ
と。そして、該切欠き溝からの取り出しについて
もエジエクターの負圧吸引により行わせ、しかも
空気流で分散させてから次工程に送るため、きわ
めてすぐれた定量供給、定量移送が行えられるよ
うになつたこと。また、構成面においては構造が
簡単で、殊に故障の原因となり易い粉接部につい
ては簡潔そのもので、保守、掃除も至つて容易で
ある点、スチールアツプ等についての設計変更を
する場合にも自由度が大きいなどの利点がある。
〔実施例〕
第1図及至第2図により実施例について説明す
る。15は機台で、該台上には上面に環状の切欠
き溝3を設けた回転テーブル1を保持し、回転さ
せるための変速機13と14が取付けられてい
る。そして、回転テーブル1の上方に設けられる
原料ホツパ11を回転テーブル1の回転の中心を
はずれた位置の適当な高さにブラケツト16で保
持させ、その下方開口18に対してはやや大径の
直円筒状の排出筒4を嵌合接続させる。これら両
部材間の隙間および重なり部分の寸法は排出筒4
内との通気が可能で、原料が漏出しない程度であ
ればよい。そして、排出筒4は、二つの回転軸8
a,8bに回転自在に取り付けられた各々2個づ
つ4個の受け車輪7とベルト6とにより回転され
る。これら二つの回転軸8a,8bの一方8aは
駆動軸としてプーリー9が取り付けられ、ベルト
を介し図示省略の変速機および電動機に接続され
て回転駆動力を伝えるもので、他方8bは従動軸
として受け車輪7を介して排出筒4を支受するも
のである。これら回転軸8a,8bはブラケツト
16及びブラケツト17により保持されている。
なお、排出筒4の上下方向の支受は、該排出筒4
の下方回転テーブル1との間に固定された両面と
も摺動可能なスペーサ2上に載置されてなされ
る。該スペーサ2には、排出筒4の取付位置より
回転テーブル1の回転方向側にかき取り用スクレ
パ部10を具備形成させてあり、該スペーサ2の
固定は保持桿12を介し前記ブラケツト16に取
付けられてなされる。また、排出筒4内の下方端
部近くには、弾性板片5を一端を固定し、他端を
自由として付設させている。この弾性板片5は、
排出筒4内において原料が少くなつて来た場合に
かき出したり、あるいは塊状の原料をほぐしたり
するのに有効なものであり、数は複数個であつて
もよく、又、弾性板片5は凝集塊により、撓みを
生ずる程度菲薄なものとし、凝集塊との接触時の
衝撃を緩和させて排出筒4の回転への影響を極力
抑え、粉粒体の流下、通過の抵抗を少なくするの
に有益である。また、ホツパ11の下方開口18
部側に一、又は複数個の仕切板を縦方向に取付
け、排出筒4の回転によるホツパ11内原料の共
回りを防いだり、ホツパ11内の粉体圧を適度に
支受させたりすることも本発明の効果を引き出す
上で有効であり、ホツパ11の大きさや形状によ
つて採用される。また、回転テーブル1上面の切
欠き溝3は底面の角を丸くしたり、側面を傾斜さ
せたりして充填と排出をし易い形状としてもよ
い。
なお、該切欠き溝3の幅や深さ、及び条数につ
いては回転テーブル1及び排出筒4の回転速度と
同様に供給、排出量に大きく影響するもので、こ
れら相互の兼ね合わせの上、適宜設計変更される
ものである。また、回転テーブル1上には前記排
出筒4のほか、吸引ノズル19が排出筒4より離
れたほぼ反対側位置に切欠き溝3上に設けられて
おり、該吸引ノズル19はハウジング部20に設
けられた圧力空気の入口管21と出口管22との
間に前記切欠き溝3に連通する誘引管23を連結
させ、圧力空気の流通に伴うエジエクター作用に
よつて原料を吸引し分散移送させる構成となつて
いる。
〔実施例〕
第3図は本実施例の実験結果を表わしたもの
で、切欠き溝3の幅は5ミリメートル、深さは3
ミリメートル、溝の条数は1、回転テーブルの回
転数が毎分6回転である場合、原料の酸化チタン
は平均粒径0.5ミクロンで、きわめて凝集性の強
い粉体であり、前記第5図、第6図に示したよう
な従来のテーブルフイーダでは安定した定量供給
が行えず共にわずかの時間で供給、排出が不可能
になつたものである。(図中グラフの)この
グラフでは、横軸に経過時間(分)を、縦軸に供
給、排出量を積算した値(グラム)を取つたもの
で、図中矢印のグラフ,は排出筒4のみの回
転速度を各々変えたものであり、グラフの方が
より速い回転であつた。しかし、定量性について
は、いずれのグラフもほぼ直線状に進行している
ことからも判るように共に安定した経時定量供
給、排出であつたことを示している。
〔別実施例〕
他の実施例として、前記排出筒4の回転方向を
周期的、あるいは間欠的に反転させて内部の原料
に揺振りを与えたり、排出筒4の形状を下方に向
けてややすそ拡がりにするなどの対応も粉接部を
滑らかにしたり、材料を付着性が少く静電気を帯
びにくいものにするなどの対策とも併わせ本発明
の効果をより引き出す上で有効である。また、ス
ペーサ2の形状、及び排出筒4駆動部の構造や取
付支持方法については、機構の簡潔化やコンパク
ト化など使用条件に即した種々の設計変更が加え
られるものである。たとえば、第4図に示すよう
に排出筒4に回転力を伝えるベルト6′を二つの
回転軸8a′,8b′と受け車輪7′に加えてテンシ
ヨンプーリ24を設け、二つの受け車輪7′間に
おいて排出筒4をベルト6′に押し当て、排出筒
4の反対側から押し車25、アーム26、バネ2
7とよりなる押圧部材を以つて保持させてもよ
く、この場合には排出筒4の脱着がワンタツチで
行え、保守点検、掃除面での簡便さをより進めた
構成である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す要
部断面図、第3図は本実施例における実験結果を
示したグラフ、第4図は第2図における要部を示
す他の実施例、第5図、第6図は従来例をそれぞ
れ示したものである。 図において、1……回転テーブル、2……スペ
ーサ、3……切欠き溝、4……排出筒、5……弾
性板片、10……スクレパ部、11……原料ホツ
パ、18……下方開口、19……吸引ノズルであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転テーブル1上面に一条、又は複数条の同
    心環状の切欠き溝3を設け、原料ホツパ11を
    回転テーブル1の回転の中心より離れた上方位
    置に配設し、該ホツパ11の下方開口18には
    ホツパ11とは別に排出筒4を嵌合接続させ、
    かつ該排出筒4が前記切欠き溝3の上方で回転
    テーブル1とは別個に回転させるようにし、該
    切欠き溝3上面をすり切つた後、エジエクター
    の負圧吸引作用によつて該切欠き溝3内の原料
    を取り出すべく排出筒4より離れた回転テーブ
    ル1上の位置に吸引ノズル19を配設したこと
    を特徴とする微粉末用テーブルフイーダ。 (2) 前記排出筒4と回転テーブル1との間にはス
    ペーサ2を具備させてなる前記実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載の微粉末テーブルフイー
    ダ。 (3) 前記排出筒4の内部には一、又は複数の弾性
    板片5が一端を固定、他端を自由として付設さ
    れている前記実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の微粉末用テーブルフイーダ。
JP13355085U 1985-08-30 1985-08-30 Expired JPH0124026Y2 (ja)

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JP13355085U JPH0124026Y2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30

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JPH0775522B2 (ja) * 1989-12-28 1995-08-16 三洋電機株式会社 粉体定量供給装置
JPH0884874A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Nasuko Kk ミシンにおける被縫製体の送り機構
DE102007014917A1 (de) * 2007-03-26 2008-10-02 Platsch Gmbh & Co.Kg Dosiereinrichtung für Puder
JP7004281B2 (ja) * 2017-01-27 2022-01-21 株式会社金星 粉体供給システムおよび粉体供給方法

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