JPH01239257A - タイルの貼着方法およびタイル貼着装置 - Google Patents
タイルの貼着方法およびタイル貼着装置Info
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- JPH01239257A JPH01239257A JP6641988A JP6641988A JPH01239257A JP H01239257 A JPH01239257 A JP H01239257A JP 6641988 A JP6641988 A JP 6641988A JP 6641988 A JP6641988 A JP 6641988A JP H01239257 A JPH01239257 A JP H01239257A
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、床や壁等をタイル仕上げする場合やタイルで
化粧仕上げされたプレキャスト版を作製する場合などに
おけるタイルの貼着方法、および、その方法に用いるタ
イル貼着装置に関する。さらに詳しくは、コンクリート
や下地モルタル等の下地またはタイルに接着材を塗布す
る塗布工程と、タイルを下地にそれらの間に前記塗布工
程で塗布された接着材を介在させた状態で押し付けて固
定する押付工程とからなるタイルの貼着方法、および、
タイルに止め付けられてそのタイルを気密状態に覆うカ
バー体と、そのカバー体の内部を脱気するための脱気装
置とを備えたタイル貼着装置に関する。
化粧仕上げされたプレキャスト版を作製する場合などに
おけるタイルの貼着方法、および、その方法に用いるタ
イル貼着装置に関する。さらに詳しくは、コンクリート
や下地モルタル等の下地またはタイルに接着材を塗布す
る塗布工程と、タイルを下地にそれらの間に前記塗布工
程で塗布された接着材を介在させた状態で押し付けて固
定する押付工程とからなるタイルの貼着方法、および、
タイルに止め付けられてそのタイルを気密状態に覆うカ
バー体と、そのカバー体の内部を脱気するための脱気装
置とを備えたタイル貼着装置に関する。
なお、本明細書において、「タイル」なる語を、−板部
にタイルと呼ばれる陶磁器質タイルのほか、テラコッタ
や板石等の、小片状の内外装仕上材を総称する語として
定義する。
にタイルと呼ばれる陶磁器質タイルのほか、テラコッタ
や板石等の、小片状の内外装仕上材を総称する語として
定義する。
上述したタイルの貼着方法として、建物の建設現場にお
ける貼着方法を例にとると、従来、大別して裏面に接着
材としての貼付モルタルを塗布したタイルを下地に押し
付けて固定するダンゴ貼りと呼ばれる方法と、下地に一
面に塗布された接着材としての貼付モルタルにタイルを
押し付けて固定する圧着貼りと呼ばれる方法との2つの
方法が知られているが、それらの方法では、タイルを固
定する際の押付力で接着材中の気泡の除去を行うもので
あったから、その押付力や押付具合が場所毎或いは作業
者毎で異なることで接着材中に気泡が残ることがあり、
その結果、接着材の所期の接着性能が充分発揮されずに
タイルの剥落事故を招来する虞がある。
ける貼着方法を例にとると、従来、大別して裏面に接着
材としての貼付モルタルを塗布したタイルを下地に押し
付けて固定するダンゴ貼りと呼ばれる方法と、下地に一
面に塗布された接着材としての貼付モルタルにタイルを
押し付けて固定する圧着貼りと呼ばれる方法との2つの
方法が知られているが、それらの方法では、タイルを固
定する際の押付力で接着材中の気泡の除去を行うもので
あったから、その押付力や押付具合が場所毎或いは作業
者毎で異なることで接着材中に気泡が残ることがあり、
その結果、接着材の所期の接着性能が充分発揮されずに
タイルの剥落事故を招来する虞がある。
そこで、四周に覆板を固着した剛性板体を内装した剛体
からなるカバー体としての気密ケーシングと脱気装置と
を備えたクイル貼着装置を用い、例えば、作業者がこの
タイル貼着装置の気密ケーシングを手で持って、その気
密ケーシングによってタイルを覆った状態で、前記脱気
装置によりこの気密ケーシング内を脱気することにより
、前記剛性板体を介してタイルに大気圧を作用させて接
着材中の気泡を除去しつつタイルを下地側に押し付けて
固定する方法が提案されている(例えば、特公昭63−
5536号公報および特公昭63−5537号公報参照
)。
からなるカバー体としての気密ケーシングと脱気装置と
を備えたクイル貼着装置を用い、例えば、作業者がこの
タイル貼着装置の気密ケーシングを手で持って、その気
密ケーシングによってタイルを覆った状態で、前記脱気
装置によりこの気密ケーシング内を脱気することにより
、前記剛性板体を介してタイルに大気圧を作用させて接
着材中の気泡を除去しつつタイルを下地側に押し付けて
固定する方法が提案されている(例えば、特公昭63−
5536号公報および特公昭63−5537号公報参照
)。
しかし、上述した従来のタイル貼着装置を用いた従来の
貼着方法による場合には、次のような問題があった。
貼着方法による場合には、次のような問題があった。
まず、大気圧を押付力としてタイルに作用させるための
押付部材が剛性板体であり、しかも、その剛性板体を保
持するとともにタイルを気密状態に覆うカバー体として
の気密ケーシングが剛体であるから、装置が嵩高くて重
量のあるものとなる。その結果、施工時のタイル貼着装
置の取扱いが不便であり、施工現場に対する搬出入も不
便であった。特に、壁タイルの施工にあたっては、タイ
ルに直接作用する部分が重量のあるものであるから、気
密ケーシング内を脱気するまでの未だ大気圧が押付力と
して作用していない間、作業者が気密ケーシングを手で
持って所望位置に保持するようにした場合、気密ケーシ
ングが自身の重量で下方に移動して位置ズレを生じたり
、さらにはそれに伴ってタイルを所定位置から移動させ
てしまう事態が生じる虞もある。一方、取扱面での上述
した不都合を少なくしようとすると、気密ケーシングが
被覆可能な面積を小さくせざるを得す、1回の操作で固
定することのできるタイルの面積が小さくなり、その結
果、タイルの貼着作業を効率よく進めることがむつかし
くなる。
押付部材が剛性板体であり、しかも、その剛性板体を保
持するとともにタイルを気密状態に覆うカバー体として
の気密ケーシングが剛体であるから、装置が嵩高くて重
量のあるものとなる。その結果、施工時のタイル貼着装
置の取扱いが不便であり、施工現場に対する搬出入も不
便であった。特に、壁タイルの施工にあたっては、タイ
ルに直接作用する部分が重量のあるものであるから、気
密ケーシング内を脱気するまでの未だ大気圧が押付力と
して作用していない間、作業者が気密ケーシングを手で
持って所望位置に保持するようにした場合、気密ケーシ
ングが自身の重量で下方に移動して位置ズレを生じたり
、さらにはそれに伴ってタイルを所定位置から移動させ
てしまう事態が生じる虞もある。一方、取扱面での上述
した不都合を少なくしようとすると、気密ケーシングが
被覆可能な面積を小さくせざるを得す、1回の操作で固
定することのできるタイルの面積が小さくなり、その結
果、タイルの貼着作業を効率よく進めることがむつかし
くなる。
また、タイルに押し当てられる剛性板体や気密ケーシン
グが剛体であって予め所定の形状に成形されたものであ
るから、建物の外壁等において出隅や窓台等の部分のタ
イルを貼り付けるためにはその外壁の平面的な部分に対
する気密ケーシングとは別にその部分専用の気密ケーシ
ングを用意しなければならず、さらには、壁を曲面に形
成する場合にあっては異なる曲率毎にその曲率に見合う
異なる形状の気密ケーシングを用意するとともに施工時
に一々それら各種の気密ケーシングの中から最適なもの
を選択する必要があって、従来のタイル貼着装置を用い
た方法を複雑な曲面から構成される壁面をタイル仕上げ
とする場合に適用することは、実際上、コスト面ならび
に施工面の何れにおいてもむつかしかった。
グが剛体であって予め所定の形状に成形されたものであ
るから、建物の外壁等において出隅や窓台等の部分のタ
イルを貼り付けるためにはその外壁の平面的な部分に対
する気密ケーシングとは別にその部分専用の気密ケーシ
ングを用意しなければならず、さらには、壁を曲面に形
成する場合にあっては異なる曲率毎にその曲率に見合う
異なる形状の気密ケーシングを用意するとともに施工時
に一々それら各種の気密ケーシングの中から最適なもの
を選択する必要があって、従来のタイル貼着装置を用い
た方法を複雑な曲面から構成される壁面をタイル仕上げ
とする場合に適用することは、実際上、コスト面ならび
に施工面の何れにおいてもむつかしかった。
さらに、タイルに押し当てられる押付部材が剛性板体で
あるから、たとえこの剛性板体のタイル側面となる面に
弾性体を付設したとしても表面をこぶ出し仕上げにした
板石材のように表面に大きな凹凸があるタイルを貼り付
ける場合や、厚さの異なるタイルを用いて大きな凹凸の
ある壁面を形成する場合には、気密ケーシング内を確実
に気密状態にすることがむつかしくなったり、大気圧を
全てのタイルに同じように押付力として作用させること
がむつかしくなったりする。
あるから、たとえこの剛性板体のタイル側面となる面に
弾性体を付設したとしても表面をこぶ出し仕上げにした
板石材のように表面に大きな凹凸があるタイルを貼り付
ける場合や、厚さの異なるタイルを用いて大きな凹凸の
ある壁面を形成する場合には、気密ケーシング内を確実
に気密状態にすることがむつかしくなったり、大気圧を
全てのタイルに同じように押付力として作用させること
がむつかしくなったりする。
本発明の目的は、上記実情に鑑み、取扱いが容易で、し
かも、適用対象となるタイル面の形状や凹凸等に拘らず
接着材からの確実な気泡の除去とタイルの確実な押付は
固定とが行えるタイルの貼着方法およびタイル貼着装置
を提供することにある。
かも、適用対象となるタイル面の形状や凹凸等に拘らず
接着材からの確実な気泡の除去とタイルの確実な押付は
固定とが行えるタイルの貼着方法およびタイル貼着装置
を提供することにある。
本発明によるタイルの貼着方法の特徴は、タイルを下地
にそれらの間に塗布工程で下地またはタイルに塗布され
た接着材を介在させた状態で押し付けて固定する押付工
程において、前記下地に接着材を介して接着させたタイ
ルを、そのタイルの表面よりも大なる大きさの可撓性で
気密性のシートで覆うとともに、そのシートのタイルよ
りも外方にはみ出る外周部分が下地または隣接する貼着
済タイルの表面に重なる状態にそのシートを保持し、そ
の後、シート内を脱気することにより大気圧でシートを
タイルの表面に押し付けてタイルを下地側に押圧し、そ
の押圧後、シートを取り外すことにある。
にそれらの間に塗布工程で下地またはタイルに塗布され
た接着材を介在させた状態で押し付けて固定する押付工
程において、前記下地に接着材を介して接着させたタイ
ルを、そのタイルの表面よりも大なる大きさの可撓性で
気密性のシートで覆うとともに、そのシートのタイルよ
りも外方にはみ出る外周部分が下地または隣接する貼着
済タイルの表面に重なる状態にそのシートを保持し、そ
の後、シート内を脱気することにより大気圧でシートを
タイルの表面に押し付けてタイルを下地側に押圧し、そ
の押圧後、シートを取り外すことにある。
また、本発明によるタイル貼着装置の特徴構成は、タイ
ルに止め付けられてそのタイルを気密状態に覆うカバー
体を、可撓性で気密性のシートから構成したことにある
。
ルに止め付けられてそのタイルを気密状態に覆うカバー
体を、可撓性で気密性のシートから構成したことにある
。
つまり、下地に貼付モルタル等の接着材を介して接着さ
せたタイルをそのタイルの表面よりも大なる大きさの可
撓性で気密性のシートで覆うとともに、そのシートのタ
イルよりも外方にはみ出る外周部分を下地または隣接す
る貼着済タイルの表面に重なるように保持した状態で、
そのシート内を脱気するのに伴って、そのシート内の圧
力が次第に低下し、減圧されたシート内部の圧力と大気
圧との差圧によってシートがタイル面に押し付けられる
とともに、そのシートの外周部分が下地または隣接する
貼着済タイルの表面に押し付けられることでそのシート
内を気密状態に維持でき、その状態で大気圧がタイルを
下地側に押し付ける大きな押付力として作用する。従っ
て、タイルを介して下地との間に位置する接着材に押圧
力が加えられた状態で引き続いて気密状態にあるシート
内からの脱気が行われることによって、接着材中に存在
する気泡や余剰水、或いは下地やタイルと接着材との間
に存在する空気は、次第に外部に押し出されてシート内
部の空気とともに吸引除去されるとともに、前記押付力
によって、接着材が強固に締め固められる。
せたタイルをそのタイルの表面よりも大なる大きさの可
撓性で気密性のシートで覆うとともに、そのシートのタ
イルよりも外方にはみ出る外周部分を下地または隣接す
る貼着済タイルの表面に重なるように保持した状態で、
そのシート内を脱気するのに伴って、そのシート内の圧
力が次第に低下し、減圧されたシート内部の圧力と大気
圧との差圧によってシートがタイル面に押し付けられる
とともに、そのシートの外周部分が下地または隣接する
貼着済タイルの表面に押し付けられることでそのシート
内を気密状態に維持でき、その状態で大気圧がタイルを
下地側に押し付ける大きな押付力として作用する。従っ
て、タイルを介して下地との間に位置する接着材に押圧
力が加えられた状態で引き続いて気密状態にあるシート
内からの脱気が行われることによって、接着材中に存在
する気泡や余剰水、或いは下地やタイルと接着材との間
に存在する空気は、次第に外部に押し出されてシート内
部の空気とともに吸引除去されるとともに、前記押付力
によって、接着材が強固に締め固められる。
そして、大気圧を押付力としてタイルに作用させるため
の押付部材が可撓性で気密性のシートであって、しかも
、そのタイルを気密状態に覆うカバー体を兼ねるもので
あり、シートの有する可撓性によって、シート内の脱気
に伴ってその外周部分が大気圧によって下地或いは隣接
する貼着済タイルの表面に押し付けられることでシート
の内部が自と気密状態に維持されるようになるから、剛
体を用いていた従来にあってカバー体内部を気密状態に
維持するために必要であったカバー体の四周に付設の覆
板をなくすことができ、押付部材をカバー体に兼用させ
ることに加えて、上述のように余分な部材を設けなくて
もよいことと、さらにはカバー体自体を軽くできること
とが相俟って、装置全体の軽l化を図ることができる。
の押付部材が可撓性で気密性のシートであって、しかも
、そのタイルを気密状態に覆うカバー体を兼ねるもので
あり、シートの有する可撓性によって、シート内の脱気
に伴ってその外周部分が大気圧によって下地或いは隣接
する貼着済タイルの表面に押し付けられることでシート
の内部が自と気密状態に維持されるようになるから、剛
体を用いていた従来にあってカバー体内部を気密状態に
維持するために必要であったカバー体の四周に付設の覆
板をなくすことができ、押付部材をカバー体に兼用させ
ることに加えて、上述のように余分な部材を設けなくて
もよいことと、さらにはカバー体自体を軽くできること
とが相俟って、装置全体の軽l化を図ることができる。
従って、例えば、壁タイルの施工にあたってそのシート
内を脱気するまでの未だ大気圧が押付力として作用して
いない間そのシートを所望位置に保持することを、例え
ば粘着テープでシートの外周部分を隣接する貼着済タイ
ル等に貼り付けたり、作業者がシートの一部を軽く押さ
えたりするだけの簡単な作業で行うことができる。
内を脱気するまでの未だ大気圧が押付力として作用して
いない間そのシートを所望位置に保持することを、例え
ば粘着テープでシートの外周部分を隣接する貼着済タイ
ル等に貼り付けたり、作業者がシートの一部を軽く押さ
えたりするだけの簡単な作業で行うことができる。
また、シートの有する可撓性によって、シートが面積の
大きいものであっても、施工現場に対する搬入搬出に際
しては、そのシートを折り畳むことによって嵩を小さく
できる。
大きいものであっても、施工現場に対する搬入搬出に際
しては、そのシートを折り畳むことによって嵩を小さく
できる。
さらに、タイルを気密状態に覆うカバー体および大気圧
を押付力としてタイルに作用させる押付部材としてのシ
ートが有する可撓性によって、このカバー体を施工現場
において任意の形状に沿ったものに変形できるから、建
物の外壁等において、出隅や窓台等のように平面的な拡
がりのある部分とは異なる形状の部分のタイルを貼着す
る場合や複雑な曲面から構成される壁面等をタイル仕上
げとする場合であっても、全ての部分について単一のシ
ートを用いて同じ方法で施工することができ、しかも、
カバー体の内部を確実に気密状態に維持することができ
るとともに、そのような場合に加えて、例えば厚さの異
なるタイルを用いて大きな凹凸のある壁面を形成する場
合であっても、大気圧を、全てのタイルに均等な押付力
として作用させることができる。
を押付力としてタイルに作用させる押付部材としてのシ
ートが有する可撓性によって、このカバー体を施工現場
において任意の形状に沿ったものに変形できるから、建
物の外壁等において、出隅や窓台等のように平面的な拡
がりのある部分とは異なる形状の部分のタイルを貼着す
る場合や複雑な曲面から構成される壁面等をタイル仕上
げとする場合であっても、全ての部分について単一のシ
ートを用いて同じ方法で施工することができ、しかも、
カバー体の内部を確実に気密状態に維持することができ
るとともに、そのような場合に加えて、例えば厚さの異
なるタイルを用いて大きな凹凸のある壁面を形成する場
合であっても、大気圧を、全てのタイルに均等な押付力
として作用させることができる。
その結果、カバー体として可撓性で気密性のシートを用
いることでの装置の軽量化ならびにそのシートを折り畳
むことでのコンパクト化が可能になることによって、施
工時の作業性ならびに施工現場に対する搬出入の作業性
の何れをも向上できるようになった。また、たとえシー
トの面積を大にしてもその重量が大幅に増加することが
なく、かつ、そのシートを折り畳むことでのコンパクト
化が可能であるから、施工時ならびに搬出入時の作業性
を大きく損なうことなく、シートの面積を大にして1回
の作業で貼着することのできるタイルの面積を飛躍的に
増加させることが可能になった。しかも、カバー体が軽
量であることで、特に壁タイルの施工時にそれを所望位
置に保持させるにあたってカバー体がその自重で下方に
移動したり、その移動に伴ってタイルを所定位置からズ
ラしてしまったりする事態を少なくでき、タイルの貼着
作業を、装置の現場への搬出入をも含めて作業性よく、
かつ、効率よく、しかも、トラブル少な〈実施できるよ
うになった。
いることでの装置の軽量化ならびにそのシートを折り畳
むことでのコンパクト化が可能になることによって、施
工時の作業性ならびに施工現場に対する搬出入の作業性
の何れをも向上できるようになった。また、たとえシー
トの面積を大にしてもその重量が大幅に増加することが
なく、かつ、そのシートを折り畳むことでのコンパクト
化が可能であるから、施工時ならびに搬出入時の作業性
を大きく損なうことなく、シートの面積を大にして1回
の作業で貼着することのできるタイルの面積を飛躍的に
増加させることが可能になった。しかも、カバー体が軽
量であることで、特に壁タイルの施工時にそれを所望位
置に保持させるにあたってカバー体がその自重で下方に
移動したり、その移動に伴ってタイルを所定位置からズ
ラしてしまったりする事態を少なくでき、タイルの貼着
作業を、装置の現場への搬出入をも含めて作業性よく、
かつ、効率よく、しかも、トラブル少な〈実施できるよ
うになった。
一方、シートの可撓性によって、施工部分が拡がりをも
った面部分であるか特殊形状の部分であるかに拘らず、
また、施工されるタイル面が平面であるか曲面であるか
、或は凹凸であるかないかに拘らず、常に、単一の装置
を用いて同じ方法で、カバー体の内部を確実に気密状態
に維持して接着材からの気泡等の確実な除去を可能にし
つつ大気圧を全てのタイルに確実に作用させて、タイル
を強固に押付は固定することができ、全体として、タイ
ルの施工を高い信頼性と作業性とをもって行えるように
なった。
った面部分であるか特殊形状の部分であるかに拘らず、
また、施工されるタイル面が平面であるか曲面であるか
、或は凹凸であるかないかに拘らず、常に、単一の装置
を用いて同じ方法で、カバー体の内部を確実に気密状態
に維持して接着材からの気泡等の確実な除去を可能にし
つつ大気圧を全てのタイルに確実に作用させて、タイル
を強固に押付は固定することができ、全体として、タイ
ルの施工を高い信頼性と作業性とをもって行えるように
なった。
以下、図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。
本発明によるタイルの貼着方法は、建物の内外装等にお
いて、壁や床等をタイル仕上げするためのものであり、
本発明によるタイル貼着装置はその方法を実施する場合
に用いられる装置である。以下では、外壁をタイル仕上
げする場合を例にとって、まずタイル貼着装置を、次に
タイルの貼着方法を説明する。
いて、壁や床等をタイル仕上げするためのものであり、
本発明によるタイル貼着装置はその方法を実施する場合
に用いられる装置である。以下では、外壁をタイル仕上
げする場合を例にとって、まずタイル貼着装置を、次に
タイルの貼着方法を説明する。
本発明によるタイル貼着装置は、第1図(ハ)および第
2図に示すように、タイル(3)に止め付けられてその
タイルを気密状態に覆うカバー体(C)である可撓性で
気密性のビニールシート(4)と、そのビニールシート
(4)の内部を脱気するための脱気装置(S) とか
ら構成されている。
2図に示すように、タイル(3)に止め付けられてその
タイルを気密状態に覆うカバー体(C)である可撓性で
気密性のビニールシート(4)と、そのビニールシート
(4)の内部を脱気するための脱気装置(S) とか
ら構成されている。
前記脱気装置(S)は、前記ビニールシート(4)の内
部にロート(5)を介して連通ずる可撓性のサクション
ホース(6)、そのサクションホース(6)に介装され
た水分離槽(7)、ならびに、サクションホース(6)
が接続された真空ポンプ(8)等から構成されており、
地上に設置されている。
部にロート(5)を介して連通ずる可撓性のサクション
ホース(6)、そのサクションホース(6)に介装され
た水分離槽(7)、ならびに、サクションホース(6)
が接続された真空ポンプ(8)等から構成されており、
地上に設置されている。
そして、脱気装置(S)のサクションホース(6)はロ
ート(5)に対して抜挿自在に連結されている。
ート(5)に対して抜挿自在に連結されている。
このタイル貼着装置を用いてタイル(3)を貼着するに
あたっては、第1図(ハ)および第2図に示すように、
ビニールシート(4)として貼着対象となるタイル(3
)の表面よりも大なる大きさのものを用意し、下地であ
るコンクリート製の躯体壁(1)に接着材(A)である
貼付モルタル(2)を介して接着させた複数のタイル(
3)を、そのビニールシート(4)で覆うとともに、そ
のビニールシート(4)のタイル(3)よりも外方には
み出る外周部分が隣接する貼着済タイル(3°)および
下地であるコンクリート製の躯体壁(1)に重なる状態
に、粘着テープ(9)によるビニールシート(4)の外
周部分の止め付けで保持し、そのビニールシート(4)
内を前記脱気装置(S)を用いて脱気することにより大
気圧でビニールシート(4)をタイル(3)の表面に押
し付けてタイル(3)を躯体壁(1)側に押圧すること
で行なう。
あたっては、第1図(ハ)および第2図に示すように、
ビニールシート(4)として貼着対象となるタイル(3
)の表面よりも大なる大きさのものを用意し、下地であ
るコンクリート製の躯体壁(1)に接着材(A)である
貼付モルタル(2)を介して接着させた複数のタイル(
3)を、そのビニールシート(4)で覆うとともに、そ
のビニールシート(4)のタイル(3)よりも外方には
み出る外周部分が隣接する貼着済タイル(3°)および
下地であるコンクリート製の躯体壁(1)に重なる状態
に、粘着テープ(9)によるビニールシート(4)の外
周部分の止め付けで保持し、そのビニールシート(4)
内を前記脱気装置(S)を用いて脱気することにより大
気圧でビニールシート(4)をタイル(3)の表面に押
し付けてタイル(3)を躯体壁(1)側に押圧すること
で行なう。
前記脱気装置(S)の真空ポンプ(8)を作動させてビ
ニールシート(4)内を脱気することでビニールシート
(4)とタイル面との間が次第に減圧され、その内部圧
力と大気圧との差圧によってビニールシート(4)がタ
イル(3)に押し付けられるとともにそのビニールシー
ト(4)の外周部分が躯体壁(1)および貼着済タイル
(3°)の表面に押し付けられることでそのビニールシ
ート(4)内が気密状態に維持される。その状態で引き
続いて脱気が行われることで、前記差圧が、ビニールシ
ート(4)を介してタイル面に作用し、各タイル(3)
が下地である躯体壁(1)側に強い力で押し付けられる
とともに、貼付モルタル(2) 中の気泡や余剰水が目
地部分等の外部に面する部分から吸引除去される。その
結果、タイル(3)が貼付モルタル(2)中に強固に押
し込まれるとともに、貼付モルタル(2)が硬化した状
態で内部の空隙が少なくなり、タイル(3)と貼付モル
タル(2)、および、貼付モルタル(2)と下地(1)
との接着面積が設計どおりの充分大なるものになり、タ
イル(3)を下地(1)に強固に固定することができる
。
ニールシート(4)内を脱気することでビニールシート
(4)とタイル面との間が次第に減圧され、その内部圧
力と大気圧との差圧によってビニールシート(4)がタ
イル(3)に押し付けられるとともにそのビニールシー
ト(4)の外周部分が躯体壁(1)および貼着済タイル
(3°)の表面に押し付けられることでそのビニールシ
ート(4)内が気密状態に維持される。その状態で引き
続いて脱気が行われることで、前記差圧が、ビニールシ
ート(4)を介してタイル面に作用し、各タイル(3)
が下地である躯体壁(1)側に強い力で押し付けられる
とともに、貼付モルタル(2) 中の気泡や余剰水が目
地部分等の外部に面する部分から吸引除去される。その
結果、タイル(3)が貼付モルタル(2)中に強固に押
し込まれるとともに、貼付モルタル(2)が硬化した状
態で内部の空隙が少なくなり、タイル(3)と貼付モル
タル(2)、および、貼付モルタル(2)と下地(1)
との接着面積が設計どおりの充分大なるものになり、タ
イル(3)を下地(1)に強固に固定することができる
。
そして、タイル(3)を覆うカバー体(C)として、ま
た、大気圧をタイル(3)に作用させる押付部材として
、可撓性で気密性のビニールシート(4)を用いている
から、軽量であることと折畳みが可能なことで施工時な
らびに施工現場に対する搬入時の取扱いが容易である。
た、大気圧をタイル(3)に作用させる押付部材として
、可撓性で気密性のビニールシート(4)を用いている
から、軽量であることと折畳みが可能なことで施工時な
らびに施工現場に対する搬入時の取扱いが容易である。
また、ビニールシート(4)の被覆可能な面積を大きく
してもさほど取扱面での大きな支障が生じないから、−
度に貼着できるタイルの面積を増やして作業効率を向上
できる。
してもさほど取扱面での大きな支障が生じないから、−
度に貼着できるタイルの面積を増やして作業効率を向上
できる。
さらにまた、ビニールシート(4)の有する可撓性によ
って、例えば第3図に示す建物の外壁の出隅部分や図示
はしないが窓台の部分といった特殊な形状の部分、或は
、第4図に示す曲面の壁や第5図に示す凹凸の多い壁に
おいても、同じビニールシート(4)を用いて全く同じ
手順で作業を進めることができ、しかも、ビニールシー
ト(4)内を確実に気密状態にしての接着材(A)から
の気泡や余剰水の確実な除去、ならびに、大気圧を各タ
イル(3)全てに確実に作用させての全てのタイル(3
)に対する躯体壁(1)側への確実な押付けを実現でき
る。
って、例えば第3図に示す建物の外壁の出隅部分や図示
はしないが窓台の部分といった特殊な形状の部分、或は
、第4図に示す曲面の壁や第5図に示す凹凸の多い壁に
おいても、同じビニールシート(4)を用いて全く同じ
手順で作業を進めることができ、しかも、ビニールシー
ト(4)内を確実に気密状態にしての接着材(A)から
の気泡や余剰水の確実な除去、ならびに、大気圧を各タ
イル(3)全てに確実に作用させての全てのタイル(3
)に対する躯体壁(1)側への確実な押付けを実現でき
る。
次に、本発明によるタイルの貼着方法を工程順に説明す
る。
る。
[1コまず、第1図(イ)に示すように、タイル仕上げ
の下地となるコンクリート製の躯体壁(1)に、接着材
(^)となる貼付モルタル(2)を層状に塗布する。こ
の工程が塗布工程である。なお、貼付モルタル(2)は
、骨材とセメントに添加剤を加えて現場調合したもので
ある。図中上方のタイル(3°)は、既に施工完了した
貼着剤タイルである。
の下地となるコンクリート製の躯体壁(1)に、接着材
(^)となる貼付モルタル(2)を層状に塗布する。こ
の工程が塗布工程である。なお、貼付モルタル(2)は
、骨材とセメントに添加剤を加えて現場調合したもので
ある。図中上方のタイル(3°)は、既に施工完了した
貼着剤タイルである。
[2コ次に、第1図(ロ)に示すように、その貼付モル
タル(2)の上に、複数のタイル(3)を位置させ、剥
落しない程度に下地側に押し付けて仮固定する。この工
程が押付工程である。
タル(2)の上に、複数のタイル(3)を位置させ、剥
落しない程度に下地側に押し付けて仮固定する。この工
程が押付工程である。
[3コ上記[2]の工程により所定範囲にわたって複数
のタイル(3)を仮固定した後、第1図(ハ)および第
2図に示すように、その所定範囲のタイル(3)を、可
撓性で気密性のシートであるビニールシート(4) に
よって、そのタイル(3)の周囲の下地であるコンクリ
ート面又は貼着済タイル(3′)にまで及ぶ状態に覆っ
て粘着テープ(9)によりビニールシート(4)を止め
付ケ、そのビニールシート(4)内から、脱気装置(S
)によって脱気する。この工程が脱気工程である。
のタイル(3)を仮固定した後、第1図(ハ)および第
2図に示すように、その所定範囲のタイル(3)を、可
撓性で気密性のシートであるビニールシート(4) に
よって、そのタイル(3)の周囲の下地であるコンクリ
ート面又は貼着済タイル(3′)にまで及ぶ状態に覆っ
て粘着テープ(9)によりビニールシート(4)を止め
付ケ、そのビニールシート(4)内から、脱気装置(S
)によって脱気する。この工程が脱気工程である。
なお、脱気にあたっては、例えば図示のように、ロート
(5)の吸収側の口が目地部分に掛かるようにセットす
る。
(5)の吸収側の口が目地部分に掛かるようにセットす
る。
[4]その後、真空ポンプ(8)の作動を停止してビニ
ールシート(4)の内部を外気圧まで戻し、ビニールシ
ート(4)をタイル施工面から外す。
ールシート(4)の内部を外気圧まで戻し、ビニールシ
ート(4)をタイル施工面から外す。
[5]以後、上述の[1]〜[4]の工程を順次繰り返
すことにより、外壁面全体のタイルの施工が完了する。
すことにより、外壁面全体のタイルの施工が完了する。
次に、本発明の別の実施例を列記する。
く1〉先の実施例では、塗布工程において下地である躯
体壁(1)に貼付モルタル(2)を塗布するいわゆる圧
着貼りと呼ばれる方法に本発明によるタイルの貼着方法
を適用した例を説明したが、それに替えて、各タイル(
3)の裏面に貼付モルタル(2)をダンゴ状に盛り付け
、そのタイル(3)を下地である躯体壁(1)に押し付
けるダンゴ貼つと呼ばれる方法や、ダンゴ状に貼付モル
タル(2)を盛り付けたタイル(3)を、下地である躯
体壁(1)に塗布した貼付モルタル(2)に押し付ける
改良ダンゴ貼りと呼ばれる方法に、本発明によるタイル
の貼着方法を適用してもよい。
体壁(1)に貼付モルタル(2)を塗布するいわゆる圧
着貼りと呼ばれる方法に本発明によるタイルの貼着方法
を適用した例を説明したが、それに替えて、各タイル(
3)の裏面に貼付モルタル(2)をダンゴ状に盛り付け
、そのタイル(3)を下地である躯体壁(1)に押し付
けるダンゴ貼つと呼ばれる方法や、ダンゴ状に貼付モル
タル(2)を盛り付けたタイル(3)を、下地である躯
体壁(1)に塗布した貼付モルタル(2)に押し付ける
改良ダンゴ貼りと呼ばれる方法に、本発明によるタイル
の貼着方法を適用してもよい。
く2〉先の実施例では、可撓性で気密性のシートである
ビニールシート(4) の保持を、粘着テープ(9)を
用いた止め付けで行なう方法を説明したが、それに替え
て、例えば第6図(イ)および(ロ)に示すように、タ
イルを上方から貼り下ろす場合、粘着済タイル(3)の
目地に、目地棒(10)を用いてビニールシート(4)
の上端部分を押し込んで止め付ける方法や、第7図(イ
)および(ロ)に示すように、タイルを上方に貼り上げ
る場合、下地である躯体壁(1)と横木(11)との間
にビニールシート(4)の上端部分を挟んだ状態でコン
クリート釘(12)を用いて横木(11)ごと止め付け
る方法を採用してもよい。なお、第6図(イ)において
(13)は分散配置した錘、第7図(イ)において(1
4)は−連に設けた錘であって、何れも、脱気を開始す
るまでの間ビニールシート(4)のバタッキを防止する
ために設けである。
ビニールシート(4) の保持を、粘着テープ(9)を
用いた止め付けで行なう方法を説明したが、それに替え
て、例えば第6図(イ)および(ロ)に示すように、タ
イルを上方から貼り下ろす場合、粘着済タイル(3)の
目地に、目地棒(10)を用いてビニールシート(4)
の上端部分を押し込んで止め付ける方法や、第7図(イ
)および(ロ)に示すように、タイルを上方に貼り上げ
る場合、下地である躯体壁(1)と横木(11)との間
にビニールシート(4)の上端部分を挟んだ状態でコン
クリート釘(12)を用いて横木(11)ごと止め付け
る方法を採用してもよい。なお、第6図(イ)において
(13)は分散配置した錘、第7図(イ)において(1
4)は−連に設けた錘であって、何れも、脱気を開始す
るまでの間ビニールシート(4)のバタッキを防止する
ために設けである。
く3〉可撓性で気密性のシート(4)としては、ビニー
ルシートに替えてポリエチレンシート等の各種のシート
(4)を用いることができ、その素材は不問である。ま
た、そのシート(4)の外周部分のみを他の部分よりも
薄くしたりして可撓性の高いものとし、大地(1)粘着
済タイル(3′)へのなじみがよくなるように構成して
もよい。
ルシートに替えてポリエチレンシート等の各種のシート
(4)を用いることができ、その素材は不問である。ま
た、そのシート(4)の外周部分のみを他の部分よりも
薄くしたりして可撓性の高いものとし、大地(1)粘着
済タイル(3′)へのなじみがよくなるように構成して
もよい。
く4〉先の実施例では、脱気工程を押付工程の後に行う
方法を説明したが、それに加えて、同様の脱気工程を押
付工程の前にも行ってもよい。例えば、第8図に示すよ
うに、下地であるコンクリート製の躯体壁(1)に接着
材(A)である貼付モルタル(2)を塗布した後、その
貼付モルタル(2)に先の実施例と同一構成のビニール
シート(4)を覆せるとともに脱気装置(S)をセット
し、このビニールシー) (4)内から脱気することで
、貼付モルタル(2)の内部の気泡や余剰水を吸引除去
することができる。
方法を説明したが、それに加えて、同様の脱気工程を押
付工程の前にも行ってもよい。例えば、第8図に示すよ
うに、下地であるコンクリート製の躯体壁(1)に接着
材(A)である貼付モルタル(2)を塗布した後、その
貼付モルタル(2)に先の実施例と同一構成のビニール
シート(4)を覆せるとともに脱気装置(S)をセット
し、このビニールシー) (4)内から脱気することで
、貼付モルタル(2)の内部の気泡や余剰水を吸引除去
することができる。
脱気工程を押付工程の前にも行う場合、脱気の対象とな
る接着材(A)は、圧着貼りの場合は第8図に示すよう
に下地(1)に塗布された !ものとなり、ダンゴ貼
りの場合は図示はしないがタイル(3)に塗布されたも
のとなる。さらに、改良ダンゴ貼りの場合、脱気対象の
接着材(八)は下地(1)またはタイル(3)に塗布さ
れたものの何れか一方であってもよく或いは両方であっ
てもよい。
る接着材(A)は、圧着貼りの場合は第8図に示すよう
に下地(1)に塗布された !ものとなり、ダンゴ貼
りの場合は図示はしないがタイル(3)に塗布されたも
のとなる。さらに、改良ダンゴ貼りの場合、脱気対象の
接着材(八)は下地(1)またはタイル(3)に塗布さ
れたものの何れか一方であってもよく或いは両方であっ
てもよい。
く5〉先の実施例では、現場施工における実施例を説明
したが、本発明によるタイルの貼着方法およびタイル貼
着装置は、プレキャスト版のように工場製作されるタイ
ル仕上付建築部材の製作にも適用できる。その実施の形
態の一例を説明すると、第10図に示すように、カーテ
ンウオール成形用のベツド(9)に複数のタイル(3)
を敷き並べ、その上にコンクリート(10)を流し込み
、さらにその上に先の実施例と同様の構成のビニールシ
ート<4)を覆せるとともに脱気装置(S)をセットし
、このビニールシート(4)内から脱気することでコン
ク!J −ト(10)内の気泡および余剰水を吸引除去
する。この場合、従って、接着材(A)はコンクリート
となる。なお、このようにして製作したプレキャスト板
を下地であるコンクリート製の躯体壁(1)に貼付モル
タル等の接着材(A)を用いて固定する場合、先の実施
例で説明した方法により脱気工程を行ってもよい。
したが、本発明によるタイルの貼着方法およびタイル貼
着装置は、プレキャスト版のように工場製作されるタイ
ル仕上付建築部材の製作にも適用できる。その実施の形
態の一例を説明すると、第10図に示すように、カーテ
ンウオール成形用のベツド(9)に複数のタイル(3)
を敷き並べ、その上にコンクリート(10)を流し込み
、さらにその上に先の実施例と同様の構成のビニールシ
ート<4)を覆せるとともに脱気装置(S)をセットし
、このビニールシート(4)内から脱気することでコン
ク!J −ト(10)内の気泡および余剰水を吸引除去
する。この場合、従って、接着材(A)はコンクリート
となる。なお、このようにして製作したプレキャスト板
を下地であるコンクリート製の躯体壁(1)に貼付モル
タル等の接着材(A)を用いて固定する場合、先の実施
例で説明した方法により脱気工程を行ってもよい。
すなわち、この場合、複数のタイル(3)をパネル化し
たプレキャスト板も、本発明におけるタイル(3)の−
例である。
たプレキャスト板も、本発明におけるタイル(3)の−
例である。
く6〉タイル(3)の素材、形態は適宜変更自在で、陶
磁器タイル、引き金物を必要としない程度の小片の板石
、テラコッタ等をすべてタイル(3)と称する。また、
それらタイル(3)は単体であってもよく、或いは、上
述の〈3〉のように、複数個からパネル化されたもので
あってもよい。さらに、脱気工程において、可撓性で気
密性のカバー体(C)としてのシート(4)で覆われる
タイル(3)の数は、単体の場合もパネル化したものの
場合も、何れも不問である。
磁器タイル、引き金物を必要としない程度の小片の板石
、テラコッタ等をすべてタイル(3)と称する。また、
それらタイル(3)は単体であってもよく、或いは、上
述の〈3〉のように、複数個からパネル化されたもので
あってもよい。さらに、脱気工程において、可撓性で気
密性のカバー体(C)としてのシート(4)で覆われる
タイル(3)の数は、単体の場合もパネル化したものの
場合も、何れも不問である。
く7〉可撓性で気密性のシート(4)からなるカバー体
(C)および脱気装置(S)の具体的構成は適宜変更自
在である。例えば、可撓性で気密性のシート(4)から
なるカバー(C)については、例えば、第9図(りおよ
び(ロ)に示すように、ビニールシート(4)の内側に
、目地のピッチに合わせて硬質プラスチック製の突起(
4a)付細片(4A)ヲ付設し、このビニールシート(
4)をタイル面に覆せた状態でその突起(4a)が目地
の交点に嵌まり込むようにセットすることで、脱気工程
において目地合わせも同時に行うことができるように構
成してもよい。
(C)および脱気装置(S)の具体的構成は適宜変更自
在である。例えば、可撓性で気密性のシート(4)から
なるカバー(C)については、例えば、第9図(りおよ
び(ロ)に示すように、ビニールシート(4)の内側に
、目地のピッチに合わせて硬質プラスチック製の突起(
4a)付細片(4A)ヲ付設し、このビニールシート(
4)をタイル面に覆せた状態でその突起(4a)が目地
の交点に嵌まり込むようにセットすることで、脱気工程
において目地合わせも同時に行うことができるように構
成してもよい。
また、図示はしないが、脱気装置(S)を複数個の脱気
具の集合として構成し、それら複数個の脱気具を可撓性
で気密性のシートに分散して付設してもよい。
具の集合として構成し、それら複数個の脱気具を可撓性
で気密性のシートに分散して付設してもよい。
く8〉図示はしないが、先の実施例で説明した構成にお
いて、脱気装置(S)による脱気をタイル面から行うこ
とに替えて、貼付モルタル(2)の側面の外部に面する
部分から脱気したり、或いは、躯体壁(1)に細孔を形
成して下地である躯体壁(1)側から脱気したりしても
よい。
いて、脱気装置(S)による脱気をタイル面から行うこ
とに替えて、貼付モルタル(2)の側面の外部に面する
部分から脱気したり、或いは、躯体壁(1)に細孔を形
成して下地である躯体壁(1)側から脱気したりしても
よい。
く9〉接着材(A)は、貼付モルタル(2)やコンクリ
−) (10)に替えて、合成ゴム系やエポキシ樹脂系
の有機質の接着剤であってもよい。
−) (10)に替えて、合成ゴム系やエポキシ樹脂系
の有機質の接着剤であってもよい。
<10〉本発明は、壁を仕上げるタイル〈3)のほか、
床や天井を仕上げるタイル(3)を施工する場合にも適
用することができる。
床や天井を仕上げるタイル(3)を施工する場合にも適
用することができる。
〈11〉尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図
面の構造および方法に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図
面の構造および方法に限定されるものではない。
第1図ないし第5図は本発明に係るタイルの貼着方法お
よびタイル貼着装置の実施例を示し、第1図(イ)ない
しくハ)は工程を示す断面図、第2図は第1図(ハ)に
おける正面図、第3図ないし第5図は何れも施工状態の
断面図である。第6図ないし第10図はそれぞれ別の実
施例を示し、第6図(イ)および第7図(イ)は第2図
に対応する正面図、第6図(ロ)は第6図(イ)におけ
るVI−Vl線断面図、第7図(ロ)は第7図(イ)に
$ける■−■線断面図、第8図および第9図(イ)は断
面図、第9図(ロ)は第9図(イ)におけるIX−IX
線矢視図、第10図は断面図である。 (1)・・・・・・下地、(3)・・・・・・タイル、
(4)・・・・・・シート、(A)・・・・・・接着材
、(C)・・・・・・カバー体、(S)・・・・・・脱
気装置。
よびタイル貼着装置の実施例を示し、第1図(イ)ない
しくハ)は工程を示す断面図、第2図は第1図(ハ)に
おける正面図、第3図ないし第5図は何れも施工状態の
断面図である。第6図ないし第10図はそれぞれ別の実
施例を示し、第6図(イ)および第7図(イ)は第2図
に対応する正面図、第6図(ロ)は第6図(イ)におけ
るVI−Vl線断面図、第7図(ロ)は第7図(イ)に
$ける■−■線断面図、第8図および第9図(イ)は断
面図、第9図(ロ)は第9図(イ)におけるIX−IX
線矢視図、第10図は断面図である。 (1)・・・・・・下地、(3)・・・・・・タイル、
(4)・・・・・・シート、(A)・・・・・・接着材
、(C)・・・・・・カバー体、(S)・・・・・・脱
気装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、下地(1)またはタイル(3)に接着材(A)を塗
布する塗布工程と、タイル(3)を下地(1)にそれら
の間に前記塗布工程で塗布された接着材(A)を介在さ
せた状態で押し付けて固定する押付工程とからなるタイ
ルの貼着方法であって、前記押付工程において、前記下
地(1)に接着材(A)を介して接着させたタイル(3
)を、そのタイル(3)の表面よりも大なる大きさの可
撓性で気密性のシート(4)で覆うとともに、そのシー
ト(4)のタイル(3)よりも外方にはみ出る外周部分
が下地(1)または隣接する貼着済タイル(3’)の表
面に重なる状態にそのシート(4)を保持し、その後、
シート(4)内を脱気することにより大気圧でシート(
4)をタイル(3)の表面に押し付けてタイル(3)を
下地(1)側に押圧し、その押圧後、シート(4)を取
り外すタイルの貼着方法。 2、タイル(3)に止め付けられてそのタイル(3)を
気密状態に覆うカバー体(C)と、そのカバー体(C)
の内部を脱気するための脱気装置(S)とを備えたタイ
ル貼着装置であって、前記カバー体(C)を、可撓性で
気密性のシート(4)から構成してあるタイル貼着装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63066419A JP2566608B2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | タイルの貼着方法およびタイル貼着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63066419A JP2566608B2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | タイルの貼着方法およびタイル貼着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01239257A true JPH01239257A (ja) | 1989-09-25 |
JP2566608B2 JP2566608B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=13315256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63066419A Expired - Fee Related JP2566608B2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | タイルの貼着方法およびタイル貼着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566608B2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-18 JP JP63066419A patent/JP2566608B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2566608B2 (ja) | 1996-12-25 |
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