JPH01239087A - 化合物半導体の気相エピタキシャル成長法 - Google Patents
化合物半導体の気相エピタキシャル成長法Info
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- JPH01239087A JPH01239087A JP6473488A JP6473488A JPH01239087A JP H01239087 A JPH01239087 A JP H01239087A JP 6473488 A JP6473488 A JP 6473488A JP 6473488 A JP6473488 A JP 6473488A JP H01239087 A JPH01239087 A JP H01239087A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、A IG aA sやAjGalnP等の■
−■族化合物半導体の混晶膜、G aA s/A fA
s等の超格子構造、G aA s/A IG aA
s等のへテロ接合構造の成長法に関する。
−■族化合物半導体の混晶膜、G aA s/A fA
s等の超格子構造、G aA s/A IG aA
s等のへテロ接合構造の成長法に関する。
(従来の技術)
従来のAlGaAs等のI’1l−V族化合物半導体の
気相エピタキシャル成長法は、(a)In族元素をA
F(CH3)3. G a(CH3)3のような有機金
属化合物として供給する有機金属気相成長法(MOVP
E法)、(b)G a、 A I、 I n等の金属と
HCl。
気相エピタキシャル成長法は、(a)In族元素をA
F(CH3)3. G a(CH3)3のような有機金
属化合物として供給する有機金属気相成長法(MOVP
E法)、(b)G a、 A I、 I n等の金属と
HCl。
A sC13等を高温で反応させて塩化物として供給す
るハロゲン輸送法、(c) rfi族元素の蒸気若しく
はG a(C2HS)3等の有機金属化合物ガスと■族
元素の蒸気とを直接供給する分子線エピタキシャル成長
法(M B E法)等がある。
るハロゲン輸送法、(c) rfi族元素の蒸気若しく
はG a(C2HS)3等の有機金属化合物ガスと■族
元素の蒸気とを直接供給する分子線エピタキシャル成長
法(M B E法)等がある。
MOVPE法は、有機金属化合物を加熱された基板の上
で熱分解させて、■−■族化合物半導体を成長させるも
ので、コールドウオール法であるところから、成長室の
壁に■族元素が付着し、■族元素の高い蒸気圧を維持す
ることが困難であるとともに、■族元素源を大量に必要
としコスト高となる。また、有機金属化合物が熱分解す
るときに生ずる炭素が、エピタキシャル層内に不純物と
して取り込まれる。
で熱分解させて、■−■族化合物半導体を成長させるも
ので、コールドウオール法であるところから、成長室の
壁に■族元素が付着し、■族元素の高い蒸気圧を維持す
ることが困難であるとともに、■族元素源を大量に必要
としコスト高となる。また、有機金属化合物が熱分解す
るときに生ずる炭素が、エピタキシャル層内に不純物と
して取り込まれる。
MBE法は、超格子構造等の非常に微細な構造を実験室
レベルで作製するには優れているが、装置が高価であり
、ランニングコストも高いところから、量産性に乏しい
。また、G a + A I 、A s等の蒸気圧が低
いためにソースを高温にする必要がある。有機金属化合
物を用いるときには蒸気圧の確保は容易であるが、炭素
の汚染が激しい。さらに、分子線源からの飛沫が基板に
付着しやすく、オーバル欠陥となる。
レベルで作製するには優れているが、装置が高価であり
、ランニングコストも高いところから、量産性に乏しい
。また、G a + A I 、A s等の蒸気圧が低
いためにソースを高温にする必要がある。有機金属化合
物を用いるときには蒸気圧の確保は容易であるが、炭素
の汚染が激しい。さらに、分子線源からの飛沫が基板に
付着しやすく、オーバル欠陥となる。
ハロゲン輸送法には、ハイドライド法とクロライド法が
あり、いずれも化学平衡を用いる気相成長法であり、上
記の熱分解法とは異なりホットウォール法であるところ
から、■族元素が壁に付着する心配がなく、■族元素の
高い蒸気圧を維持するのに適している。しかし、いずれ
も■族元素は反応管の原料領域のボートに溶融金属とし
て収容するものである。■族元素の中でA7融液は、石
英ボートと反応してボートを溶かし、また、Af融液が
非常に酸化され易いために、融液の表面が酸化されてア
ルミナ被覆を生成し、融液内部のAIとガス状のH(j
との反応を阻害するため、AIを含む■−■族化合物半
導体を上記のハロゲン輸送法で育成することは極めて困
難である。
あり、いずれも化学平衡を用いる気相成長法であり、上
記の熱分解法とは異なりホットウォール法であるところ
から、■族元素が壁に付着する心配がなく、■族元素の
高い蒸気圧を維持するのに適している。しかし、いずれ
も■族元素は反応管の原料領域のボートに溶融金属とし
て収容するものである。■族元素の中でA7融液は、石
英ボートと反応してボートを溶かし、また、Af融液が
非常に酸化され易いために、融液の表面が酸化されてア
ルミナ被覆を生成し、融液内部のAIとガス状のH(j
との反応を阻害するため、AIを含む■−■族化合物半
導体を上記のハロゲン輸送法で育成することは極めて困
難である。
第7図は、AIの供給方法を改良し、Gaについては上
記のクロライド法を用いて、A IG aA sの混晶
薄膜を生成する方法の説明図である。AIは、融点以下
の650°Cに加熱する原料領域に固体の状態で置き、
一方、高純度HeをA 5CI3液にバブリングさせ、
上記の原料領域に搬送し、AIとA 5cI3を反応さ
せてA Ic!、とじて成長領域に送り、他方、Gaは
、成長領域と同じ750℃に加熱する原料領域のボート
に融液として収容し、高純度HeをAsCf3液にバブ
リングさせて該ボート上に送り、予め、Ga融液上にG
aA sクラストを形成しく予砒化)、成長過程では
、AsCl3からのHClとG aA sクラストとを
反応させてG actとAs、を生成して成長領域に送
り、別途供給する水素によりAlCl5及びとGaCf
を還元して、基板上でAS4と選択的に反応させてA
IG aA sの混晶薄膜を生成するものであり、反応
式は次のとおりである。
記のクロライド法を用いて、A IG aA sの混晶
薄膜を生成する方法の説明図である。AIは、融点以下
の650°Cに加熱する原料領域に固体の状態で置き、
一方、高純度HeをA 5CI3液にバブリングさせ、
上記の原料領域に搬送し、AIとA 5cI3を反応さ
せてA Ic!、とじて成長領域に送り、他方、Gaは
、成長領域と同じ750℃に加熱する原料領域のボート
に融液として収容し、高純度HeをAsCf3液にバブ
リングさせて該ボート上に送り、予め、Ga融液上にG
aA sクラストを形成しく予砒化)、成長過程では
、AsCl3からのHClとG aA sクラストとを
反応させてG actとAs、を生成して成長領域に送
り、別途供給する水素によりAlCl5及びとGaCf
を還元して、基板上でAS4と選択的に反応させてA
IG aA sの混晶薄膜を生成するものであり、反応
式は次のとおりである。
A Ic 13+ G aCl + A s、+ Hを
−AfGaA、s+HCf この方法は、AIを含む■−■族化合物半導体の成長を
容易にしたが、AJ原料領域と成長領域の温度が異なる
2温度法であるため、炉の構成が複雑になる上、温度制
御が難しく、基板上の温度分布を避けることができない
。その結果、均一なエピタキシャル成長を望むことがで
きなかった。また、AIの温度が低いため、A tCr
。
−AfGaA、s+HCf この方法は、AIを含む■−■族化合物半導体の成長を
容易にしたが、AJ原料領域と成長領域の温度が異なる
2温度法であるため、炉の構成が複雑になる上、温度制
御が難しく、基板上の温度分布を避けることができない
。その結果、均一なエピタキシャル成長を望むことがで
きなかった。また、AIの温度が低いため、A tCr
。
の生成効率が低く、AIが組み込まれる割合が少なく、
充分な成長速度が得られない欠点があった。
充分な成長速度が得られない欠点があった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、上記の問題点を解消し、AIの供給法を改良
することにより、AIを含む■−■族化合物半導体薄膜
を単一温度の反応管内で気相エピタキシャル成長する方
法を提供しようとするものである。
することにより、AIを含む■−■族化合物半導体薄膜
を単一温度の反応管内で気相エピタキシャル成長する方
法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は、(1)Afを含む[−V族化合物半導体を気
相エビタ牛シャル成長させる方法において、出発原料と
してm族元素の中で少なくともAfについては3価のハ
ロゲン化物で供給し、他のm族元素の1つは原料領域の
ボート内に溶融金属として収容し、予め、該溶融金属を
少量の水素の存在下でV族元素と反応させて、■−■族
化合物のクラストを溶融金属の表面に生成し、その後、
ハロゲン化物ガスを該クラスト上に供給することにより
、m族元素のハロゲン化物と■族元素の蒸気を発生させ
て成長領域に送り、別途成長領域に送る水素により該ハ
ロゲン化物を還元し、さらに■族元素と反応させて、基
板上に■−■族化合物半導体の混晶膜を成長させること
を特徴とする■−■族化合物半導体の気相エピタキシャ
ル成長法;(2)異なる組成のm−v族化合物単結晶の
成長領域を個別に設け、基板を該成長領域に順次移すこ
とにより、基板上に超格子構造を形成することを特徴と
する上記(1)記載のIII−V族化合物半導体の気相
エピタキシャル成長法;及び(3)異なる組成の化合物
中結晶の成長領域を個別に設け、基板を該成長領域に順
次移すことにより、基板上にヘテロ接合構造を形成する
ことを特徴とする上記(1)記載の■−■族化合物半導
体の気相エピタキシャル成長法である。
相エビタ牛シャル成長させる方法において、出発原料と
してm族元素の中で少なくともAfについては3価のハ
ロゲン化物で供給し、他のm族元素の1つは原料領域の
ボート内に溶融金属として収容し、予め、該溶融金属を
少量の水素の存在下でV族元素と反応させて、■−■族
化合物のクラストを溶融金属の表面に生成し、その後、
ハロゲン化物ガスを該クラスト上に供給することにより
、m族元素のハロゲン化物と■族元素の蒸気を発生させ
て成長領域に送り、別途成長領域に送る水素により該ハ
ロゲン化物を還元し、さらに■族元素と反応させて、基
板上に■−■族化合物半導体の混晶膜を成長させること
を特徴とする■−■族化合物半導体の気相エピタキシャ
ル成長法;(2)異なる組成のm−v族化合物単結晶の
成長領域を個別に設け、基板を該成長領域に順次移すこ
とにより、基板上に超格子構造を形成することを特徴と
する上記(1)記載のIII−V族化合物半導体の気相
エピタキシャル成長法;及び(3)異なる組成の化合物
中結晶の成長領域を個別に設け、基板を該成長領域に順
次移すことにより、基板上にヘテロ接合構造を形成する
ことを特徴とする上記(1)記載の■−■族化合物半導
体の気相エピタキシャル成長法である。
(作用)
本発明は、AIを含む■−■族化合物半導体の気相エピ
タキシャル成長法における、Afを含むm族元素の供給
法に特徴があり、該m族元素を常温で安定な3価のハロ
ゲン化物として成長領域に供給し、他のm族元素は従来
法により成長領域に供給し、さらに、別途供給する水素
によりm族元素を還元し、■族元素蒸気の存在下で、基
板上に■−■族化合物半導体を気相エピタキシャル成長
させる方法である。因に、AlCt3は融点が190℃
であり、80℃における蒸気圧が約10T orrであ
る。G ace3は融点が78℃であり、90℃におけ
る蒸気圧が約10Torrである。
タキシャル成長法における、Afを含むm族元素の供給
法に特徴があり、該m族元素を常温で安定な3価のハロ
ゲン化物として成長領域に供給し、他のm族元素は従来
法により成長領域に供給し、さらに、別途供給する水素
によりm族元素を還元し、■族元素蒸気の存在下で、基
板上に■−■族化合物半導体を気相エピタキシャル成長
させる方法である。因に、AlCt3は融点が190℃
であり、80℃における蒸気圧が約10T orrであ
る。G ace3は融点が78℃であり、90℃におけ
る蒸気圧が約10Torrである。
これらのハロゲン化物の温度とそこに流すHe等のキャ
リアガス量を制御することにより、m族元素を必要量だ
け容易に供給することができ、水素等の還元剤と会合す
るまでは結晶成長の駆動力が得られないので、安定して
供給することができる。一方、AI以外のm族元素で比
較的容易に供給することのできるGa等のm族元素につ
いては、クロライド法により成長領域に供給し、550
〜750℃に加熱された該成長領域の基板上で、別途供
給する水素によりm族元素を還元し、■族元素蒸気の存
在下でIn−V族化合物半導体を選択的に成長させるこ
とができる。このように、異なる元素の供給量を適宜調
節することにより、所望の混晶を容易に成長させること
ができ、また、反応管内に異なる成長領域を形成し、基
板をそれぞれの成長領域に順次移動することにより、ヘ
テロ構造や超格子構造の形成、さらには原子層エピタキ
シャル成長などを容易に行うことができる。そして、こ
れらの結晶成長の温度制御は、もっばら単一温度領域に
ついて行えばよいので成長炉の構成が簡単になり、温度
制御が容易になる。また、基板上に温度分布が生ずるこ
ともないので、均一で良質なエピタキシャル層を得るこ
とができる。さらに、AIは初めからA tc f、と
して供給されるため、充分なA I Cl 3の供給が
可能となり、A2組成比の大きな混晶を高い成長速度で
得ることができる。
リアガス量を制御することにより、m族元素を必要量だ
け容易に供給することができ、水素等の還元剤と会合す
るまでは結晶成長の駆動力が得られないので、安定して
供給することができる。一方、AI以外のm族元素で比
較的容易に供給することのできるGa等のm族元素につ
いては、クロライド法により成長領域に供給し、550
〜750℃に加熱された該成長領域の基板上で、別途供
給する水素によりm族元素を還元し、■族元素蒸気の存
在下でIn−V族化合物半導体を選択的に成長させるこ
とができる。このように、異なる元素の供給量を適宜調
節することにより、所望の混晶を容易に成長させること
ができ、また、反応管内に異なる成長領域を形成し、基
板をそれぞれの成長領域に順次移動することにより、ヘ
テロ構造や超格子構造の形成、さらには原子層エピタキ
シャル成長などを容易に行うことができる。そして、こ
れらの結晶成長の温度制御は、もっばら単一温度領域に
ついて行えばよいので成長炉の構成が簡単になり、温度
制御が容易になる。また、基板上に温度分布が生ずるこ
ともないので、均一で良質なエピタキシャル層を得るこ
とができる。さらに、AIは初めからA tc f、と
して供給されるため、充分なA I Cl 3の供給が
可能となり、A2組成比の大きな混晶を高い成長速度で
得ることができる。
第1図は、従来の金属ソースを用いたクロライド気相成
長法とハイブリッド化した方法により、A IG aA
sエピタキシャル混晶薄膜を成長させる、本発明の化
合物半導体の気相エピタキシャル成長法の説明図である
。反応管の成長領域に基板を設置し、抵抗加熱炉で60
0〜800℃に加熱する。八tctsは、マントルヒー
タで8a〜100℃(7〜15m Hg)に加熱し、流
ffi 60〜200secm(0°C,latmの標
準状態における流fic+s’/win)のキャリアガ
スであるHeガスによりA fc 1.を成長領域に搬
送し、また、Gaは、反応管の原料領域のボートに収容
し、予め、Ga融液の上にGaAsクラストを形成し、
その後、該クラストをΔ5C13と反応させてG ac
tとAs、を生成して成長領域に供給し、別途水素バス
よりH7を成長領域に供給し、基板上で次のように反応
させる。
長法とハイブリッド化した方法により、A IG aA
sエピタキシャル混晶薄膜を成長させる、本発明の化
合物半導体の気相エピタキシャル成長法の説明図である
。反応管の成長領域に基板を設置し、抵抗加熱炉で60
0〜800℃に加熱する。八tctsは、マントルヒー
タで8a〜100℃(7〜15m Hg)に加熱し、流
ffi 60〜200secm(0°C,latmの標
準状態における流fic+s’/win)のキャリアガ
スであるHeガスによりA fc 1.を成長領域に搬
送し、また、Gaは、反応管の原料領域のボートに収容
し、予め、Ga融液の上にGaAsクラストを形成し、
その後、該クラストをΔ5C13と反応させてG ac
tとAs、を生成して成長領域に供給し、別途水素バス
よりH7を成長領域に供給し、基板上で次のように反応
させる。
八 1c13+G aCI+A S、+I(、→A
IG aA s+HC1第2図は、第1図の装
置において、Gaソースを除いたA Ic f3/He
バス、AsCJ3/Heパス。
IG aA s+HC1第2図は、第1図の装
置において、Gaソースを除いたA Ic f3/He
バス、AsCJ3/Heパス。
及び水素バスからなる第1の反応室と、AlCl3/H
eバスを除いたA 6 CI 3/ He、 G aソ
ースパス及び水素バスからなる第2の反応室とを1つの
反応管に組み込み、基板を支持棒により2つの反応室の
間を交互に移動させて、第1の反応室で AlAsを、
第2の反応室でG aA sを繰り返し成長させて、所
定の厚さの(G aA s/A、 IA s)n超格子
構造を形成するものである。この超格子構造を形成する
ための製造条件は第1図の場合とほぼ同じである。
eバスを除いたA 6 CI 3/ He、 G aソ
ースパス及び水素バスからなる第2の反応室とを1つの
反応管に組み込み、基板を支持棒により2つの反応室の
間を交互に移動させて、第1の反応室で AlAsを、
第2の反応室でG aA sを繰り返し成長させて、所
定の厚さの(G aA s/A、 IA s)n超格子
構造を形成するものである。この超格子構造を形成する
ための製造条件は第1図の場合とほぼ同じである。
第3図は、第1図の反応管と同様の構造を有するA I
c I3/Heパス、A sCIs/He、 G aソ
ースバス、及び、水素バスからなる第1の反応室と、A
sC13/He、 G aソースバス、及び、水素バ
スからなる第2の反応室とを1つの反応管内に組み込み
、支持棒により基板を2つの反応室の間を交互に移動さ
せ、第1の反応室でA IG aA sを、第2の反応
室でGaAsを成長させ、G aA s/A IG a
A sのへテロ接合やA IG aA s/G aA
s/A IG aA sのダブルへテロ接合、超格子構
造等を形成するものである。この製造条件も第1図゛の
場合とほぼ同じである。
c I3/Heパス、A sCIs/He、 G aソ
ースバス、及び、水素バスからなる第1の反応室と、A
sC13/He、 G aソースバス、及び、水素バ
スからなる第2の反応室とを1つの反応管内に組み込み
、支持棒により基板を2つの反応室の間を交互に移動さ
せ、第1の反応室でA IG aA sを、第2の反応
室でGaAsを成長させ、G aA s/A IG a
A sのへテロ接合やA IG aA s/G aA
s/A IG aA sのダブルへテロ接合、超格子構
造等を形成するものである。この製造条件も第1図゛の
場合とほぼ同じである。
また、第1図と同様のAlGaAs成長室を2つ組み合
わせてA rxG at−xA s/A fYG a、
−yA sのへテロ接合や超格子構造等も上記と同様の
条件で作ることができる。
わせてA rxG at−xA s/A fYG a、
−yA sのへテロ接合や超格子構造等も上記と同様の
条件で作ることができる。
以上、A IG aA s系の薄膜結晶について説明し
たが、本発明はこれらに限定されることなく、AfIn
As系、AIGaInP系、AJGalnAs系、A
IG aA sP系など種々の多元系薄膜結晶について
も同様に形成することができる。
たが、本発明はこれらに限定されることなく、AfIn
As系、AIGaInP系、AJGalnAs系、A
IG aA sP系など種々の多元系薄膜結晶について
も同様に形成することができる。
(実施例)
第1図の装置を用いて、G aA sウェハの上にA
IG aA s混晶薄膜をエピタキシャル成長させた。
IG aA s混晶薄膜をエピタキシャル成長させた。
まず、(100)面2°OFFのミラー面を有する直径
2インチのG a A sウェハを基板として用意した
。Caバスには、300gのGa融液を収容するボート
を置き、成長温度の750’Cに加熱した。
2インチのG a A sウェハを基板として用意した
。Caバスには、300gのGa融液を収容するボート
を置き、成長温度の750’Cに加熱した。
一方、AsCl3の恒温槽を0℃に保ち、高純度Heを
流fi80sccm(0℃、 latmの標準状態にお
ける流ff1cc/win)で該恒温槽に送ってバブリ
ングさせ、A 5c13を伴ってGaソースバスに供給
し、予め、Ga融液表面にG aA sクラストを形成
し、その後、該クラストとHCIを反応させてCact
とAs。
流fi80sccm(0℃、 latmの標準状態にお
ける流ff1cc/win)で該恒温槽に送ってバブリ
ングさせ、A 5c13を伴ってGaソースバスに供給
し、予め、Ga融液表面にG aA sクラストを形成
し、その後、該クラストとHCIを反応させてCact
とAs。
を生成し、成長領域あ基板上に送り、A tCt3バス
には、マントルヒータにより80℃に加熱されたAfC
t:+に、高純度Heを流量60sccmで供給して、
該バスから成長領域の基板上に送り、そして、水素バス
より別途200secmの流量で水素を成長領域に送り
、成長圧力を1気圧に、成長温度を750 ’Cに調整
して60分成長を続けた。
には、マントルヒータにより80℃に加熱されたAfC
t:+に、高純度Heを流量60sccmで供給して、
該バスから成長領域の基板上に送り、そして、水素バス
より別途200secmの流量で水素を成長領域に送り
、成長圧力を1気圧に、成長温度を750 ’Cに調整
して60分成長を続けた。
その結果、厚さ2μ面のA to、、c ao7A s
混晶薄膜を得た。薄膜表面はミラー面であり、PL特性
にはカーボンのピークは見られなかった。ホール測定に
よると、キャリア濃度はlXl0−”cm−3(nタイ
プ)であり、ホール移動度は1800cm”/V・se
cであった。
混晶薄膜を得た。薄膜表面はミラー面であり、PL特性
にはカーボンのピークは見られなかった。ホール測定に
よると、キャリア濃度はlXl0−”cm−3(nタイ
プ)であり、ホール移動度は1800cm”/V・se
cであった。
(発明の効果)
本発明は、上記の構成を採用することにより、少なくと
もAIについては常温で安定な3価のハロゲン化物とし
て成長領域に供給し、供給の容易な他の■族元素につい
ては従来法により供給し、単一温度域の下で、基板上で
水素還元して■族元素との選択的な反応を進めてエピタ
キシャル成長を行うことができ、エピタキシャル膜の組
成や厚さ制御が容易となり、均一で良質のエピタキシャ
ル層を得ることができる。
もAIについては常温で安定な3価のハロゲン化物とし
て成長領域に供給し、供給の容易な他の■族元素につい
ては従来法により供給し、単一温度域の下で、基板上で
水素還元して■族元素との選択的な反応を進めてエピタ
キシャル成長を行うことができ、エピタキシャル膜の組
成や厚さ制御が容易となり、均一で良質のエピタキシャ
ル層を得ることができる。
第1図〜第3図は本発明の■−v族化合物半導体の気相
エピタキシャル成長法の説明図であり、第4図は従来法
の説明図である。
エピタキシャル成長法の説明図であり、第4図は従来法
の説明図である。
Claims (3)
- (1)Alを含むIII−V族化合物半導体を気相エピタ
キシャル成長させる方法において、出発原料としてIII
族元素の中で少なくともAlについては3価のハロゲン
化物で供給し、他のIII族元素の1つは原料領域のボー
ト内に溶融金属として収容し、予め、該溶融金属を少量
の水素の存在下でV族元素と反応させて、III−V族化
合物のクラストを溶融金属の表面に生成し、その後、ハ
ロゲン化物ガスを該クラスト上に供給することにより、
III族元素のハロゲン化物とV族元素の蒸気を発生させ
て成長領域に送り、別途成長領域に送る水素により該ハ
ロゲン化物を還元し、さらにV族元素と反応させて、基
板上にIII−V族化合物半導体の混晶膜を成長させるこ
とを特徴とするIII−V族化合物半導体の気相エピタキ
シャル成長法。 - (2)異なる組成のIII−V族化合物単結晶の成長領域
を個別に設け、基板を該成長領域に順次移すことにより
、基板上に超格子構造を形成することを特徴とする特許
請求の範囲(1)記載のIII−V族化合物半導体の気相
エピタキシャル成長法。 - (3)異なる組成のIII−V族化合物単結晶の成長領域
を個別に設け、基板を該成長領域に順次移すことにより
、基板上にヘテロ接合構造を形成することを特徴とする
特許請求の範囲(1)記載のIII−V族化合物半導体の
気相エピタキシャル成長法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6473488A JPH01239087A (ja) | 1988-03-19 | 1988-03-19 | 化合物半導体の気相エピタキシャル成長法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6473488A JPH01239087A (ja) | 1988-03-19 | 1988-03-19 | 化合物半導体の気相エピタキシャル成長法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01239087A true JPH01239087A (ja) | 1989-09-25 |
Family
ID=13266673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6473488A Pending JPH01239087A (ja) | 1988-03-19 | 1988-03-19 | 化合物半導体の気相エピタキシャル成長法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01239087A (ja) |
-
1988
- 1988-03-19 JP JP6473488A patent/JPH01239087A/ja active Pending
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