JPH01238727A - ショックアブソーバ - Google Patents

ショックアブソーバ

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Publication number
JPH01238727A
JPH01238727A JP6536888A JP6536888A JPH01238727A JP H01238727 A JPH01238727 A JP H01238727A JP 6536888 A JP6536888 A JP 6536888A JP 6536888 A JP6536888 A JP 6536888A JP H01238727 A JPH01238727 A JP H01238727A
Authority
JP
Japan
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piston
cylinder
liquid chamber
sectional area
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6536888A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Komeichi
古明地 繁樹
Kiyomine Kawakami
河上 清峯
Hajime Uemae
肇 上前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP6536888A priority Critical patent/JPH01238727A/ja
Publication of JPH01238727A publication Critical patent/JPH01238727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/06Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using both gas and liquid
    • F16F9/08Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using both gas and liquid where gas is in a chamber with a flexible wall
    • F16F9/096Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using both gas and liquid where gas is in a chamber with a flexible wall comprising a hydropneumatic accumulator of the membrane type provided on the upper or the lower end of a damper or separately from or laterally on the damper

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ショックアブソーバに関し、特に車両のサス
ペンションに設置するのに適するショックアブソーバに
関する。
(従来の技術) シリンダの内部に、ピストンロットに結合され、シリン
ダの内部を2つの液室に仕切るピストンの外、このピス
トンから独立したフリーピストンを配置し、フリーピス
トンとシリンダとの間のガス室に高圧ガスを封入した、
いわゆるト・カルボン式のショックアブソーバでは、ピ
ストンロツドの移動開始時に高圧ガスによる抵抗が大き
く、円滑な移動が妨げられることに鑑み提案されたショ
ックアブソーバかある(特公昭61−22178号公報
)。このショックアブソーバは、ダイアフラムをフリー
ピストンに変形可能に取り付ける一方、ダイアフラムに
ガス室と液室との圧力を作用させるように構成されてい
る。
別の提案に係るショックアブソーバとして、互いに連通
ずる並列的に配置される2つのシリンダを備え、−力の
シリンダ内に配置されたピストンの移動によって、押し
出され、または吸引された液体が、一方のシリンダと他
方のシリンダとの2つの接続部にそれぞれ設けられた減
衰力発生用の弁機構を通過するように構成されたものが
ある(実開昭56−42543号公報)。
(発明か解決しようとする課題) 前者のショックアブソーバでは、ダイアフラムの作用に
より、ピストンロット移動開始時の抵抗は少なくなるが
、ガス室の圧力を高圧に維持する必要があることから、
シリンダとフリーピストンとの間を気密に保つシールと
して、気W+ Hの高いものか要求され、フリーピスト
ンの移動を妨げる摩擦抵抗が必然的に大きくなってしま
う。この摩擦抵抗か、たとえは、ピストンがシリンダの
中央付近から移動する場合に、フリーピストンの移動に
及ぼす影響と、カス室の圧力が最も低い状態にある、ピ
ストンロットか伸び切った位置、すなわちピストンがシ
リンダの一方の極限にある位置がら移動する場合、また
はカス室の圧力か最も高い状態にある、ピストンロット
か縮み切った位置、すなわちピストンがシリンダの他方
の極限にある位置から移動する場合に、フリーピストン
の移動に及ぼす影響とては、程度が異なるため、摩擦抵
抗はフリーピストンの動きをそのストロークの全長にわ
たって不均一にしている。
また、前記シミ」ツクアブソーバを含めて、一般的なト
・カルボン式のショックアブソーバては、カス室かシリ
ンダ内に設けられているため、シリンダの全長か長くな
ってしまい、特に、自動車のサスペンシミ1ンのように
、高さの制約がある箇所への適用が限られる。
後者の実開昭56−42543号公報に記載されたショ
ックアブソーバでは、フリーピストンを備えないので、
フリーピストンに関する前述の不具合は生じないが、両
端に弁機構を有するシリンダがリザーバを介して大気に
開放されているため、液中に大気を吸引してエアレーシ
ョンを発生し易く、エアレーションによる減衰力波形の
乱れが生じ勝ちである。
本発明の[EI的は、摩擦抵抗変化幅の影響を可及的少
なくでき、全体の長さを短くすることかてきるショック
アブソーバを提供することにある。
(課題を解決するだめの手段) 本発明に係るショックアブソーバは、第1のシリンダと
、該シリンダの内部に移動可能に配置され、シリンダの
内部を第1の液室と第2の液室とに仕切るピストンと、
該ピストンに結合され、前記シリンダの前記第2の液室
を通って一方の端部から外部へ突出するピストロッドと
、前記シリンダに並列して配置される第2のシリンダで
あって111f記第1の液室に連通し、かつ前記ピスト
ンの断面積に対して一定の比の関係にある断面積な11
する第1のシリンダ部分、および前記第2の液室に連通
し、かつ前記ピストンの断面積から前記ピストンロッド
の断面積を差し引いた断面積に対して前記比と同じ比の
関係にある断面積を有する第2のシリンダ部分を備える
第2のシリンダと、該第2のシリンダの内部で前記第1
および第2のシリンダ部分にまたがって移動可能に配置
され、該シリンダの内部を第3の液室と第4の液室とに
仕切るフリーピストンと、前記第1の液室と第3の液室
とを仕切る2系統のボートを有する第1の部材と、該部
材の一方の系統のボートに係合して減衰力を発生ずる第
1の弁体と、前記第2の液室と第4の液室とを仕切る2
系統のポートを有する第2の部材と、該第2の部材の一
方の系統のポートに係合して減衰力を発生ずる第2の弁
体とを含む。
(作用および効果) 第1のシリンダの内部に配置されたピストンか移動する
と、液体が第1の液室から第3の液室へ向けて、または
第2の液室から第4の液室へ向けて流れる。この液体の
流れにより減衰力が発生する。第3の液室または第4の
液室に至った液体はフリーピストンを移動させる。第2
のシリンダの径違いの形状と、フリーピストンとの作用
により、ピストンロッドの伸縮に伴う体積変化が補償さ
れる。
第2のシリンダが第1のシリンダに並列して配置される
ことから、第2のシリンダの内径を第1のシリンダの内
径に関係なく大きくすることができる。これにより、フ
リーピストンのストロークを小さく保つことが可能とな
り、フリーピストンの移動に及ぼず摩擦抵抗やその変化
の影響を少なくできる。
第1のシリンダは、従来の最も一般的なド・カルボン式
のショックアブソーバのように、ピストンロッドの伸縮
に伴う体積変化を補償するためのガス室を備える必要が
ないため、シリンダの長さを短くすることができる。し
かも、大気に開放するリザーバ室を第2のシリンダに備
える必要がないため、液中にエアレーションが発生する
可能性が少ない。
摩擦抵抗の値そのものを小さくてきるたけでなく、摩擦
抵抗の変動幅をも小さくてきるので、ピストンおよびフ
リーピストンの円滑な動きを確保し、振動や騒音を低減
てきる上、エアレーションによる減衰力特性の変動を抑
えることができる。
第1の液室と第3の液室との間、および第2の液室と第
4の液室との間に、それぞれ2系統のポートが設けられ
ているため、一方では、第1または第2の液室より押し
出された液体がフリーピ   −ストンを押し、他方で
は、第2または第1の液室に吸引される液体かフリーピ
ストンを引っ張ることとなり、両者の作用が相まってフ
リーピストンに円滑な動きをさせることができる。
(実施例) 第1図に示すショックアブソーバ10は、第1のシリン
ダ12と、ピストン14と、ピストンロッド16と、第
2のシリンダ18と、フリーピストン20とを含む。
ピストン14が、均一な内径を有するシリンダ12の内
部に移動可能に配置され、シリンダ12の内部を第1の
液室22と第2の液室24とに仕切っている。このピス
トン14には、ポートは設けられでいない。従って、両
液室22.24はピストン14に装着されたOリング2
6によって液密とされ、互いに他から遮断されている。
ピストンロッド16はピストン14に結合され、第2の
液室24を通り、シリンダ12の一方の端部に配置され
たロッドガイド28およびシール部材30を通フて外部
へ突出する。ピストンロッド16にリバウンドストッパ
32が取り付けられている。
第2のシリンダ18はシリンダ12に並列して配置され
る。第2のシリンダ18は、第1の液室22に通路34
を経て連通し、ピストン14の断面積に対して一定の比
の関係にある断面積を有する第1のシリンダ部分、およ
び第2の液室24に通路35を経て連通し、ピストン1
4の断面積からピストンロッド16の断面積を差し引い
た断面積に対して前記比と同じ比の関係にある断面積を
有する第2のシリンダ部分を有する。
図示の実施例では、シリンダ18は中央本体36と、中
央本体の両端部にそわそれ固着される支持部材38.4
0とからなる。中央本体36は、ピストン14の断面積
と等しい断面積を有する第1のシリンダ部分37aと、
ピストン14の断面積からピストンロッド16の断面積
を差し引いた断面積と等しい断面積を有する第2のシリ
ンダ部分37bとによって径違い状に形成されている。
他方、支持部材38は、通路34を有する連結部39a
と円筒状の支持部39bとからなり、連結部39aかシ
リンダ12の底部に溶接されている。また、支持部材4
0は、通路35を有する連結部41aと円筒状の支持部
41bとからなり、連結部41aがシリンダ12の頂部
に溶接されている。支持部39bが第1のシリンダ部分
37aに、支持部41bが第2のシリンダ部分37bに
嵌合され、溶接されている。
フリーピストン20は、第2のシリンタ18の内部で第
1のシリンダ部分37aと第2のシリンダ部分37bと
にまたがって移動可能に配置され、シリンダ18の内部
を、第3の液室42と第4の液室44とに仕切る。
図示の実施例では、フリーピストン20は、第1ピスト
ン部分21aと、第2ピストン部分21bと、両ピスト
ン部分を連結する部分21cとを一体に有する。第1ピ
ストン部分21aと連結部分21cとにくり抜き孔か設
けられている。
第1ピストン部分21ah)Oリング46を介してシリ
ンダ18の第1のシリンダ部分37aに、また第2ピス
トン部分21bがOリング48を介して第2のシリンダ
部分37bに組み付けらねる。第2ピストン部分21b
は、フリーピストン20か移動するとき、シリンダ部分
37bから外れることのない十分な長さに形成される。
必要以上の移動を阻止するストッパ(図示せず)を設け
、第2ピストン部分21bのシリンダ部分37bからの
外れを阻+L、することもてきる。
第1ピストン部分21aにダイアフラム50かかしめ等
により気密に取り付けられ、第1のカス室52が形成さ
れている。また、シリンタ18、第1ピストン部分21
a、第2ピストン部分21bおよび連結部分21cによ
って第2のカス室54か形成されている。カス室52内
に不活性カスか封入され、ガス室52は高圧に保だおる
。他方、カス室54は、不活性カスを封入して比較的低
圧に保つか、または人気に開放する3゜ンヨックアフソ
ーハ10に外力かかからないフリー状態のときの、ピス
トンロット16のシリンタ12に対する位置か、カス室
54内のルカの大きさによって左右される。
第1の液室22と第3の液室42とを仕切る部材56が
支持部材38にかしめ付けられている。
仕切部材56は、2系統のポート、すなわちピストンロ
ット16の伸長時に液体が流れるポート58と、ピスト
ンロット16の縮小時に液体が流わるポート60とを有
する。各系統のポートは複数個設けられ、円周方向に間
隔をおいて配置される。両液室22.42はこれらポー
トを経て連通している。
ポート58を開閉するための弁体62が仕切部材56の
下側に配置され、この弁体62はばね力の小さいコイル
ばね64によって仕切部材56に向けて偏倚されている
。弁体62は逆止め弁として(動く。
ポート60を開閉するための板ばねからなる弁体66が
仕切部材56の上側に配置され、仕切部材56に密接し
ている。弁体66はポート60を流わる液体によってた
わみ、その際、ピストンロットの縮小にさからう方向に
働く減衰力を発生する。
第2の液室24と第4の液室44とを仕切る部材70か
支持部材40にかしめ付けられている。
仕切部材70は、2系統のポート、′1−なわちピスト
ンロット16の伸長時に液体か流れるポート72と、ピ
ストンロット16の縮小時に液体か流れるポート74と
を有する。各系統のポートは複数個設けられ、円周方向
に間隔をおいて配置される。両液室24.44はこわら
ポートを経て連通している。
ポート72を開閉するための板ばねからなる弁体76が
仕切部材70の下側に配置され、仕切部材70に密接し
ている。弁体76はポート72を流わる液体によってた
わみ、その際、ピストン口・ントの伸長にさからう方向
に働く減衰力を発生する。
ポート74を開閉するための弁体78が仕切部材70の
下側に配置され、この弁体78はばね力の小さいコイル
ばね80によって仕切部材70に向けて偏倚されている
。弁体78は逆止め弁として(動く。
第1図に示した実施例ては、フリーピストン20はダイ
アフラム50て仕切られたカス室52を有する。このカ
ス室52は次に述へる作用、効果を有する。
シミレンクアフソーハては、減衰力発生機構の人1」側
と出L1側との圧力差が同じであり、先住する臓哀力が
同じであフても、出口側の圧力か低いと、作動液がポー
トを通過した直後にキャビテーションが発生し易い。こ
のキャビテーションが発生すると、スウィツシュ音とい
われるシューシューという流動音が生じ、聞く者に不快
感を与える。ガス室52に数気圧ないしそれ以上の圧力
を加え、作動液に背圧として作用させるようにすれば、
前記キャビテーションの発生を防止てきる。
ガス室52に圧力を加えた状態に維持すると、前記した
作動液に背圧を作用させることの外、作動液の温度低下
による一時的な体積減少や温度上昇による一時的な体積
膨張を補償し、また、わずかな漏れにより、作動液その
ものの全体の液量が永久的に減少しても、これをガス室
のダイアフラムの変位によって補償し、ショックアブソ
ーバに安定した減衰力を発生させることができる。
ガス室52が設けられる場合、第2のシリンダ18の内
径を大きくすれば、必然的にガス室52の体積を大きく
てきるので、それたけピストンロット16の伸縮に伴う
カス室52の圧力変動幅を小さくすることが可能となり
、フリーピストン20の移動に及ぼす摩擦抵抗変化の影
響を少なくてきる。
第1図に示した実施例では、ピストンロッド16の伸縮
に伴う体積変化は、後に詳しく説明するように、第2の
シリンダ18の径違い形状と、フリーピストン20の異
なる面積のピストン部分をもつ形状とによって補償され
る。しかし、第1および第2のシリンダ12.18や、
ピストン14、ピストンロッド16、フリーピストン2
0等の製作誤差に基づき、前記寸法関係、すなわち第2
のシリンダ18の第1のシリダ部分の断面積か第1のシ
リンタ内のピストンの断面積に対して一定の比の関係に
あり、かつ第2のシリンダ部分の断面積が、ピストンの
断面積からピストンロッドの断面積を差し引いた断面積
に対して前記比と同じ比である関係に差異が生じた場合
、ピストンロッドの伸縮に伴う体積変化を吸収できなく
なるおそれがある。ダイアフラム50で什切られたガス
室52によって前記事態に対処できる。
第2図に示したショックアブソーバ100の基本的な構
成は、第1図に示したシミ1ツクアブソーバ10と同し
である。したがって、同じ機能を達成する部品に同じ符
号を付け、詳細な説明は省略する。
ショックアブソーバ100の場合、第2のシリンダ18
の第1のシリンダ部分37aの断面積と、第2のシリン
ダ部分37bの断面積との比は4にとっである。このよ
うに、比を大きくとることにより、フリーピストン20
のストロークが十分に確保でき、さらにはシリンダ18
の長さを短くてきる。
ショックアブソーバ100ては、ピストン14にベロー
102を取り(qけてガス室104が形成されている。
このガス室104はショックアブソーバ10のガス室5
2と同じ機能を果たすものであって、ピストンロット1
6の伸縮に伴う体禎変化の補償をすることを要しないの
で、ベロー102は小型に形成できる。また、ベロー1
02をどこに取り付けてもよい。他方、第2のシリンダ
18とフリーピストン20とによって画定されたカス室
106は孔108を経て大気に連通している。
第1図および第2図に示したショックアブソーバでは、
第1のシリンダ12内に配置されるピストン14および
第2のシリンダ18内に配置されるフリーピストン20
に、それぞれのピストンによって仕切られた液室を連通
ずる通路が設けられていないことから、第1の液室22
および第3の液室42に封入される作動液の粘度と、第
2の液室24および第4の液室44に封入される作動液
の粘度とを相互に関係なく、独立的に選定できる。これ
により、伸長時および縮小時の減衰力特性をそれぞれに
最も適したものとすることができる。
(実施例の作用) 第1図の実施例のショックアブソーバ10は次のように
作用する。
フリーピストン20のカス室52およびカス室54を除
いて、シリンダ12.18の内部に油その他の液体か充
填される。
ピストンロッド16が伸長すると、第2の液室24の作
動液は通路35を通り、部材70のポート72から第4
の液室44に向けて流れる。
作動液がポート72を通り、弁体76をたわませて流れ
るとき、ピストンロット16の伸長を阻止するように作
用する減衰力か発生する。
このとき、第2の液室24の有効断面積と、第4の液室
44の断面積、すなわちフリーピストン20の第2ピス
トン部分21bの断面積とが同しであるため、ピストン
14か一ヒ方へ移動した距離、フリーピストン20か下
方へ移動し、第3の液室42内の作動液は部材56のポ
ート58を通って第1の液室22に向けて流れる。第1
の液室22の断面積と、第3の液室42の断面積、すな
わちフリーピストン20の第1ピストン部分21aの断
面積とが同じであるため、第1の液′室22の体積か増
加した分、フリーピストン20か一ト方へ移動して作動
液か補充される。
ピストンロット16か縮小すると、第1の液+22の作
動液は通路34を通り、部材56のポート60から第3
の液室42に向けて流おる。
作動液かポート60を通り、弁体66をたわませて流わ
るとき、ピストンロット16の縮小を阻止するように作
用する減衰力か発生ずる。
(本発明の作用についての考察) 第3図は、従来公知の技術から考えられるシミ1ツクア
ブソーバ130てあって、第1のシリンダ132内に、
ピストンロット136に結合されたピストン134か移
動可能に配置され、第2のシリンダ138内に2つのフ
リーピストン140.142か配置され−Cいる。両シ
リンタ132.138の11径はその全長にわたって均
 である。
以ドに、このショックアフソーハ130の2つのフリー
ピストン140.142そわそ打の移動部、およびそれ
ぞれにかかる力の作用を具体的な数値に基ついて検討し
、本考案と対比する。
第1のシリンダ132の11径の断面積S1を10 c
m’ 、ピストンロット136の断面積S2を2 cm
2 とすると、第2の液室であるどスト・ン132の上
方の液室124の有効面積Sうは、(SI  32)で
あるから、8 cm2となる。また、第2のシリンダ1
38の[1径の断面積S4を10cm2とする。
ピストンロット136が伸長する場合、その下方への移
動量x1を1cmとすると、上方のフリーピストン14
2の下方への移動量x2は、X7 ”X+ XS3 /
S4 = 1 xs、、’10=0.8c+++ となり、 上方のフリーピストン140の下刃への移動量×3は、 X3=X、xS、/54=1xlO/10=1cm となる。すなわち、この実施例においては、上方のフリ
ーピストン142の移動量は、下方の)リーピストン1
40の移動量に比へて020内少ない。作動液を非圧縮
性とみなした場合、ガス室144は、0.2X10=2
cm3体禎が増加している。こわはピストンロット13
6のトAによりシリンダ132から外部へ進出するピス
トン口・ントの体積分に相当する。
逆に、ピストンロット136が縮小する場合には、上方
のフリーピストン142は上方へ0.8cm、下方のフ
リーピストン140は上方へ1cm移動する。従って、
このときのカス室の体積は、2 cn+3減少している
このように、2つのフリーピストン140.142はピ
ストンロッド136の伸長、縮小に応して、その反対方
向へ移動し、同時に、ピストンロット136の進出、進
入分の体積補償を、2つのフリーピストン140.14
2の相対位置の変化によって実現している。
2つのフリーピストン140.142には、11「1記
した移動による幾何学的な体積の変化の外、作動液から
働く力による力学的な埜動が作用する。
ピストンロット136が伸長する場合、ピストン134
により上方の通路146から押し出された作動液は液室
143に至り、−上方のフリーピストン142に下方へ
押し下げる力を及ぼす。上方のフリーピストン142は
、積極的にこれを押す力によって、摺動抵抗に打ち勝っ
て確実に動くこととなる。
他力、ピストン134の下方の液室122の体積が増加
する結果、不足した作動液を補う必要が生じ、通路14
8を経て作動液が液室141から引き出され、下方のフ
リーピストン140に作動液による引−)張り力が作用
する。このため、下方のフリーピストン140の動きが
過大な摺動抵抗とか、異常な引っ掛りとかによって妨げ
られると、下方のフリーピストン140の下方にある液
室141およびそれに連通する液室122は負圧になっ
てしまい、作動液中にキャビテーションが発生する。
キャビデージョンは前記したように、減衰力特性に悪影
響を与える。そこで、キャビテーションの発生を避ける
ため、ガス室144に高圧の気体を封入し、フリーピス
トン140に押し下げ力を与えることが考えられる。こ
の場合のガス室144の圧力は、その体積がピストンロ
ット136の伸長により増加することから、ピストンロ
ットの最大の伸長時においてもなお、フリーピストン1
40に押し下げる力を積極的に付与するのに十分な程度
に高くする必要がある。
逆に、ピストンロッド136が縮小する場合、上方のフ
リーピストン142に対して、引っ張り力が、下方のフ
リーピストン140に対して押し上げ力が作動液から作
用する。この場合のガス室144の圧力は、その体積が
ピストンロッド136の縮小により減少することから、
さらに高圧化される。この場合、ピストン口・ンド13
6の最小の縮小時に、最大となるガス室144の圧力が
、シール等の摩擦や摩耗に悪影響を与えない程度に、ガ
ス室144の圧力を一定以下に設定しておく必要がある
が、このための有力な手段はガス室144の体積を大き
くして、フリーピストン140.142の移動時の体積
変化率を小さくすることである。
以上述べた、キャビテーションの発生防止対策、摩擦や
摩耗への悪影響の防止対策は種々な制約を伴う。
フリーピストンの動きを円滑にして液室が絶対に負圧に
ならないようにしようとすると、相当高圧のガスをカス
室144に封入することになる。
ガス室144の体積を大きくし、フリーピストン移動時
の体積変化率を小さくすることには限度があることから
、結局、2つのフリーピストン140.142それぞれ
のオイルシール150.152の緊迫力を強くして、高
圧に対処しなければならない。その結果、フリーピスト
ンの慴動抵抗か増大するだけでなく、ピストンロッド1
36用のオイルシール154の緊迫力も強めなくてはな
らないので、この部位での慴動抵抗も増大することとな
り、高周波で微振幅の上下動に対して、ピストンロッド
136が円滑に上下運動することを阻害する重大要因と
なる。
2つのフリーピストンによってガス室144を画定した
ところで、ピストンロッド136の進出および進入体積
の補償は、ガス室144の体積の増減で対処するしかな
く、結局、ピストンロットが最も伸長したとき液圧が低
く、ピストンロッドが最も縮小したとき液圧が高くなる
という、一般のショックアブソーバと同様の問題がある
。従って、ピストンロッドの位置によって減衰力が異な
ることとなる。
本発明は、2つのフリーピストンのうちの一方が、ピス
トンロットの伸縮の際、液圧によって引っ張られること
による動きの悪さを、ガス室の圧力を高めることにより
解消するのてはなく、2つのフリーピストンを機能的に
結合した1つのフリーピストンを採用することにより、
解消している。すなわち、機能的に結合した結果、液圧
による引っ張り力が働く側のフリーピストンの部分を、
液圧による押付は力が働く側のフリーピストンの部分て
押すことができる。そして、フリーピストンおよび該フ
リーピストンが滑動する第2のシリンダを径違いの形状
に形成すると共に、第1のシリンタ内のピストンの断面
積に対する大きな径の部分の断面積の比と、ピストンの
断面積からピストンロッドの断面積を差し引いた断面積
に対する小さな径の部分の断面積の比とを等しくするこ
とによって、ピストンロットの伸縮に伴う体積変化を補
償している。
前記した数値と同じ数値を当てはめてみる。
第1のシリンダ12のし1径、すなわちピストン14の
断面積S1を10 cm2、ピストンロッド16の断面
積S2を2 cm2とすると、第2のシリンダ18の小
径の部分の断面積S3は、k (SI  S、)である
(kは比の値)から、8kcm2となる。また、第2の
シリンダ18の大径の部分の断面積S4は10kcm2
どなる。
ピストンロット16が伸長する場合、その上方への移動
量が1cmであれば、その移動により、1 x 8 =
 8 cm3の体積の液体が第2の液室24から第4の
液室44に流れ込み、フリーピストン20は下方へ、8
/8に= (1/k)cm移動する。ピストンロッド1
6の伸長により、第1の液室22では、1x10=10
cm3の体積が減少する。他方、第3の液室42はフリ
ーピストン20の下方への移動によって、(1/k)x
lok=10Cm3体積が減少され、この体積の液体が
第1の液室22に流れ込み、前記減少分を補償すること
となる。このように、本発明では、ピストンロットの伸
縮に伴なう体積補償のためのガス室は不要となる。
実用上の問題としては、各部品の製作誤差とか、温度変
化による作動液の膨張、収縮を考慮する必要があるが、
このためには実施例に示したように、ダイアフラムまた
はベローを少なくとも一部に用いたガス室52を配置す
ることにより対処できる。この場合のガス室52は、シ
リンダ12またはシリンダ18の任意の箇所に設けるこ
とがてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシヨ・ンクアブソーバの断面図、
第2図はショックアブソーバの別の実施例の断面図、第
3図は従来公知の技術から考えられるショックアブソー
バの断面図である。 10.100・ショックアブソーバ、 12:第1のシリンダ、 14:ピストン、 16:ピストンロッド、 18:第2のシリンダ、 20・フリーピストン、 52 ガス室、 56.70:仕切り部材、 66.76・弁体。 代理人 弁理士 松 永 宣 行 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  第1のシリンダと、該シリンダの内部に移動可能に配
    置され、シリンダの内部を第1の液室と第2の液室とに
    仕切るピストンと、該ピストンに結合され、前記シリン
    ダの前記第2の液室を通って一方の端部から外部へ突出
    するピストロッドと、前記シリンダに並列して配置され
    る第2のシリンダであって前記第1の液室に連通し、か
    つ前記ピストンの断面積に対して一定の比の関係にある
    断面積を有する第1のシリンダ部分、および前記第2の
    液室に連通し、かつ前記ピストンの断面積から前記ピス
    トンロッドの断面積を差し引いた断面積に対して前記比
    と同じ比の関係にある断面積を有する第2のシリンダ部
    分を備える第2のシリンダと、該第2のシリンダの内部
    で前記第1および第2のシリンダ部分にまたがって移動
    可能に配置され、該シリンダの内部を第3の液室と第4
    の液室とに仕切るフリーピストンと、前記第1の液室と
    第3の液室とを仕切る2系統のポートを有する第1の部
    材と、該部材の一方の系統のポートに係合して減衰力を
    発生する第1の弁体と、前記第2の液室と第4の液室と
    を仕切る2系統のポートを有する第2の部材と、該第2
    の部材の一方の系統のポートに係合して減衰力を発生す
    る第2の弁体とを含む、ショックアブソーバ。
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