JPH01237284A - 自動二輪車のエンジンユニット - Google Patents

自動二輪車のエンジンユニット

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JPH01237284A
JPH01237284A JP1832189A JP1832189A JPH01237284A JP H01237284 A JPH01237284 A JP H01237284A JP 1832189 A JP1832189 A JP 1832189A JP 1832189 A JP1832189 A JP 1832189A JP H01237284 A JPH01237284 A JP H01237284A
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small diameter
pulley
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driven shaft
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Akifumi Oishi
明文 大石
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジンとVベルト自動変速機とを一体化し
た自動二輪車のエンジンユニットに関する。
[従来技術〕 ファミリーバイク等と称されている小形の自動二輪車に
おいては、エンジンとVベルト自動変速機とを一体化し
、このVベルト自動変速機の後端部に後輪を設けた、い
わゆるユニットスイング式のエンジンユニットが用いら
れている。
このエンジンユニットは、エンジンのクランクケースに
連なる変速機ケースにクランク軸と平行に従動軸を設け
、この従動軸上に従動プーリを回転自在に支承するとと
もに、この従動プーリと従動軸とを、従動プーリ側から
の動力伝達のみを許容する遠心クラッチを介して連結し
、この従動プーリと上記クランク軸に直結された駆動プ
ーリとの間にVベルトを架け渡している。
ところで、この従動プーリは従動軸の外周に装管される
円筒状のボス部を備えており、このボス部の軸方向に離
間した二箇所が、夫々ボール軸受を介して従動軸の外周
に回転自在に軸支されている。この場合、従来ではボー
ル軸受の位置決めをなすために、従動軸を大径部と小径
部とから構成し、この大径部と小径部との境界となる段
差部に一方のボール軸受を当接させるとともに、これら
両方の軸受の間にカラーを介装し、この状態で小径部に
ナツトをねじ込むことにより、このナツトと上記段差部
との間で二つのボール軸受を挾み込んで固定することが
行なわれている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従動プーリのボス部を二つのボール軸受を介
して軸支すると、このボール軸受の外径は従動軸の外径
に比べてかなり大きいので、ボス部自体が太く大きなも
のとなってしまう。このため、Vベルトの巻き掛け径の
変化幅、つまり変速比を充分に確保しようとすると、従
動プーリの外径が大きくなり、Vベルト自動変速機ひい
てはエンジンユニット全体のコンパクト化が妨げられる
不具合がある。
その上、二つの軸受の離間距離を一定に保つ格別なカラ
ーを必要とするので、その分、部品点数が多くなり、分
解組立てに手間を要するのは勿論、重量的な面でも不利
となるといった問題がある。
本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
従動プーリのボス部を小径化することができ、Vベルト
の巻き掛け径の変化幅を減小させる゛ことなく従動プー
リの小形化が可能となるとともに、軸受の位置決めをな
す格別なカラー類も不要とすることができ、しかも、従
動軸に過負荷を与えることなくボス部を支承できる自動
二輪車のエンジンユニットの提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明においては、エンジンのクランク軸と平
行をなす従動軸上に従動プーリを回転自在に支承し、こ
の従動プーリと従動軸とを遠心クラッチを介して連結す
るとともに、この従動プーリと上記クランク軸と一体に
回転する駆動プーリとの間にVベルトを架け渡し、上記
クランク軸の回転速度に応じて各プーリの溝幅を変える
ことにより、これらプーリに対するVベルトの巻き掛け
径を自動的に変化させて無段変速を行なう自動二輪車の
エンジンユニットにおいて、 上記従動軸を大径部とこの大径部に連なる小径部とから
構成し、この従動軸の外周に上記従動プーリのボス部を
、その軸方向に離間した二箇所で夫々軸受を介して回転
自在に支承し、これら−軸受のうち従動プーリの径方向
内側の軸受をニードル軸受として上記大径部上に位置さ
せるとともに、他の軸受をボール軸受として上記小径部
上に位置させ、このボール軸受を上記大径部と小径部の
境の段差部に当接させる一方、上記ボス部の小径部側の
端部に上記遠心クラッチの遠心プレートを固定し、この
遠心プレートに設けたウェイトを介して動力伝達が断続
される出力側部材を上記ボール軸受と共に小径部の外周
に装管して、この出力側部材と上記段差部との間でボー
ル軸受を挾み込んで固定したことを特徴としている。
[作 用] この構成によれば、従動プーリの内側に位置するニード
ル軸受は、そのボス部と接する外輪の外径がボール軸受
に比べて小さいので、その分、ボス部の径を小さくする
ことができ、Vベルトの巻き掛け径の変化幅を充分に確
保しつつ、従動プーリを小径化することができる。そし
て、この場合、ニードル軸受に比べて外径の大きなボー
ル軸受を従動軸の小径部に配置すれば、ボス部を全長に
亘って小径化することができ、従動プーリの軽量化が可
能となるとともに、ボス部の小径部側の肉厚が局部的に
薄くなることもなく、強反的な而でも有利となる。
また、ボス部の従動プーリ側は、この従動プーリを通じ
て大きな荷重を受けることになるが、このボス部の従動
プーリ側を支承するニードル軸受は、ボール軸受に比べ
て小径であるにも拘らず大荷重に耐え得るので、従動軸
に過負荷を与えることもなく、ボス部の支持強度が向上
する。
さらに、従動軸上の段差部をボール軸受の軸方向の位置
決め用として利用できるので、従来の如き格別なカラー
が不要となり、その分、部品点数を削減して構造を簡略
化することができる。
[実施例] 以下本発明の一実施例を、スクータ形自動二輪市に適用
した図面にもとづいて説明する。
第3図中n号lは車体を構成するパイプフレームであり
、その前端に位置するヘッドバイブ2には下向きに延び
るダウンチューブ3が連結されている。ダウンチューブ
3の下端部には後方に延びるメインバイブ4が連結され
ている。メインパイプ4の後端部は−に方に立ち1−げ
られており、この立ち上がり部5の上部は後方に向って
延びるシートレール6を11か成している。そして、ヘ
ッドバイブ2にはステアリング軸7が軸支されており、
このステアリング軸7の下端部にフロントフォークを8
を介して前輪9が支持されているとともに、ステアリン
グ軸7の上端部にはハンドル7aが取付けられている。
ところで、フレームlの立ち上がり部5にはエンジンユ
ニットlOの前端部が支軸11を介して揺動可能に枢支
されている。このエンジンユニット10の詳細について
は第1図および第2図に示されており、以ドこのエンジ
ンユニット10について説明する。
すなわち、このエンジンユニット1oは強制空冷式のエ
ンジン12とこのエンジン12のクランクケース13の
左側から後方に延びる変速機ケース14を一体構体とし
て構成したもので、この変速機ケース14の後端部が上
記シートレール6との間に架設した緩衝器15により懸
架されている。上記エンジン12のクランクケース13
は左ケース13aと右ケース13bとに二分割されてお
り、このクランクケース13の内部には軸受16を介し
て車体の左右方向に沿うクランク軸17が軸支されてい
る。また、クランクケース13の上面には直立形のシリ
ンダ18が設けられており、このシリンダ18内のピス
トン19はコンロッド20を介してクランク軸17に連
結されている。クランク軸17の一端にはフライホイル
マグネト−21およびファン22が取付けられている。
ファン22はエンジン12のシリンダ18ならびにシリ
ンダヘッド23を強制空冷するためのもので、これらシ
リンダ18ならびにシリンダヘッド23はシュラウド2
4によって覆われている。シュラウド24はファン22
に対向する吸気口25と排気口26を備えており、上記
ファン22の回転によって吸気口25から吸入された外
気は、シリンダ18およびシリンダヘッド23の周囲を
流通した後、排気口26を通じて外方に排出される。
クランクケース13の左ケース13aとこれに連なる変
速機ケース14の側面開口部は、ケースカバー30によ
って覆われており、これら両ケース13a、 14とケ
ースカバー30との間には変速室31が形成されている
。そして、この変速室31の後部には、変速室31とは
区画されたギヤ室70が形成されている。
ギヤ室70は変速機ケース14の内部に一体に形成され
たギヤケース70aと、このギヤケース70aのケース
カバー30側の開口部を閉塞するギヤケースカバー41
とで構成され、このギヤ室70は変速機ケース14とケ
ースカバー30との会商部分で囲まれた内側に位置して
いる。
また、上記変速室31内にはベルト式の自動変速機32
が収容されている。この自動変速機32について説明す
ると、上記クランク軸17の左端部は変速室31内に導
入されており、その外周には駆動プーリ33が取付けら
れている。駆動プーリ33はクランク軸17と一体に回
転する固定板34aと可動N 34bを倫えており、こ
の可動板34b、は固定板34aに対し接離する方向に
移動可能に設けられて、この固定板34aとの間でV字
溝35を構成している。そして、可動板34bに隣接し
た位置にはクランク軸17と一体に回転する支持板36
が設けられており、この支持板36と可動板34bとの
間には遠心ウェイト37が設けられている。この遠心ウ
ェイト37が可動板34bの回転速度の上昇に伴う遠心
力により径方向外側に変位すると、上記可動板34bが
固定板34aに近接する方向に押し出され、V字溝35
の溝幅を減じるようになっている。
また、変速室31の後端部にはクランク軸17と平行に
従動軸40が支持されている。従動軸4oは上記ギヤケ
ースカバー41とケースカバー30の外側壁30aとの
間に掛け渡され、かつその両端部が夫々軸受42.43
を介して回転自在に軸支されている。
この従動軸40の外周には従動プーリ44が取付けられ
ている。従動プーリ44は従動軸40の外周に装着され
る円筒状のボス部45を備えており、このボス部45の
ギヤケースカバー41側の端部外周に、ボス部45と一
体に回転する固定板46aと、この固定板46aに対し
て接離する方向に移動可能な可動板4ebが設けられて
いる。可動板46bは固定板46aとの間でV字溝47
を構成しているとともに、コイルばね49によって固定
板4fiaに近接する方向、つまりV字溝47の溝幅を
減じる方向に付勢されており、この従動ブー944のV
字溝47と上記駆動プーリ33のV字溝35との間に、
無端状のVベルト48が巻き掛けられている。したがっ
て、上記のようにクランク軸17の回転速度上昇に伴っ
て駆動プーリ33のV字溝35の溝幅が減じられ、Vベ
ルト48が径方向外側に押し出されると、従動プーリ4
4側においてはVベルト48が引張られるので、その可
動板46bがコイルばね49の付勢力に抗して固定板4
6aから離間する方向に移動し、V字溝47の溝幅が広
げられる。このことから、各プーリ33.44に対する
Vベルト48の巻き掛け径が変化して、変速比が連続的
かつ無段階的に変化するようになっている。
ところで、従動プーリ44のボス部45が装着された従
動軸40は、第1図に示すようにギヤケースカバー41
側に支承される大径部51と、ケースカバー30側に支
承される小径部52とで構成され、これら大径部51と
小径部52との境界部分には、径方向に沿う段差部53
が形成されている。そして、上記ボス部45は大径部5
1と小径部52とに跨がっており、その一端部がニード
ル軸受54を介して大径部51に軸支されているととも
に、他端部がボール軸受55を介して小径部52に軸支
されている。ニードル軸受54は固定板46aと可動板
413bの内側に位置して、これら固定板46aと可動
板46bを通じて従動軸40側に伝わる荷重を受けるよ
うになっており、そのボス部45の内面に嵌合する外輪
54aの外径は、同じくボール軸受55の外輪55aの
外径よりも小さく形成されている。また、ボール軸受5
5にあっては、その内輪55bが小径部52の外周に嵌
合されており、この内輪55bの一端が上記段差部53
に当接しているとともに、上記外輪55aの一端はボス
部45の内面に形成した径方向の段部5Bに当接してい
る。
このような従動プーリ44と従動軸40とは遠心クラッ
チ60を介して連結されている。遠心クラッチ60は従
動プーリ44と路間等の外径を冑するクラッチハウジン
グ61を備えている。このクラッチハウジング61は、
その回転中心部に設けた円筒状の軸受部G2を上記小径
部52の外周に装若し、ケースカバー30側からねじ込
んだナツト63で締付けることにより小径部52に一体
的に固定されている。そして、クラッチハウジング81
の軸受部G2は、上記ボール軸受55の内輪55bに当
接しており、この内輪55bを段差部53との間で挾み
込んで、ボール軸受55の軸方向に沿う位置決めをなし
ている。
クラッチハウジング61の内側には遠心プレート64が
配置されている。遠心プレート64は従動プーリ44の
ボス部45に固定されており、この遠心プレート64の
外周部にはクラッチハウジングO1の内周面に接離可能
に接する遠心ウェイト65が設けられている。したがっ
て、従動プーリ44の回転速度が所定値に達すると、遠
心ウェイト65が遠心力にもとづき径方向外側に変位し
てクラッチハウジング61に接触し、この接触に伴う摩
擦力により従動プーリ44の回転が従動軸40に伝えら
れる。このことから、本実施例の場合はクラッチハウジ
ング61が出力側部材を構成していることになる。
一方、上記変速機ケース14の後端部には、軸受74を
介して後輪79を支持する後車軸73が軸支されている
。後車軸73は従動軸40に対し同軸状に位置されてお
り、これら両軸40.73の互いに対向する端部が上記
ギヤ室70内に導入されている。このギヤ室70には従
動軸40の回転を減速して後車軸73に伝える減速機7
1が収容されている。減速機71は従動軸40および後
車軸73と・1シ行をなす中間軸72を備えており、こ
の中間軸72は変速機ケース14とギヤケースカバー4
1とに跨がって回転自在に軸支されている。中間軸72
」−には減大歯車75と減小歯車76が設けられており
、減大歯車75は上記従動軸40の導入端に設けた小歯
車77に、また減小歯車76は後車軸73と一体に回転
する出力歯車78に夫々噛み合っている。したがって、
従動軸40の回転は小歯車77と減大歯車75および減
小歯車76と出力歯車78の噛み合いにより二段階的に
減速された後、後輪79に伝達されるようになっている
また、クランク軸17と従動軸40との間には始動用の
キック軸80が設けられている。キック軸80は変速機
ナース14とケースカバー30に跨がって回転自在に軸
支されており、その外方への導出端にはキックペダル8
1を備えたキックアーム82が取付けられている。キッ
ク軸80上には扇形ギヤ83が回動自在に支持されてお
り、この扇形ギヤ83は始動軸84上に設けたヘリカル
スプラインギヤ85と噛み合っている。始動軸84には
ドッグギヤ86が軸方向に移動可能に設けられており、
このドッグギヤ86はクランク軸17側に設けた他のド
ッグギヤ87と噛み合うようになっている。したがって
、キ・ツクアーム82を踏み下ろしてキック軸80を回
転させると、1−1形ギヤ83が回転されてヘリカルス
プラインギヤ85をクランク軸17側に押し出すので、
ドッグギヤ88.87が互いに噛み合い、クランク軸1
7が回転される。
なお、図中符号88は扇形ギヤ83を復帰方向に付勢す
るねじりコイルばねである。
このような構成によれば、従動プーリ44のボス部45
を、その固定板4Baと可動板4Bbの内側で支承する
ニードル軸受54は、ボス部45の内面に接する外輪5
4aの外径がボール軸受55に比べて小さいので、その
分、外輪54aが嵌合するボス部45の径を小さくする
ことができる。このため、従動プーリ44に対するVベ
ルト48の巻き掛け径の変化幅、つまり変速幅を充分に
確保しつつ、従動プーリ44を小形化することができる
しかも、従動軸40によって規制される内周側の径を同
一とした場合に、ニードル軸受54よりも外輪55aの
外径が大きくなってしまうボール軸受55を、従動軸4
0の小径部52の外周に配置すれば、この小径部52と
大径部51との段差部だけボール軸受55の外輪55a
を小径とすることができる。このため、ボール軸受55
の外輪55aの外径がニードル軸受54の外輪54aと
路間等となり、ボス部45を全長に口って小径化するこ
とができる。よって、従動プーリ44の軽量化が可能と
なるとともに、ボス部45の肉厚が小径部52側の端部
において局部的に薄くなることもなく、強度的な面で有
利となる。
また、従動軸40上のボス部45は、そのVベルト48
が巻き掛けられる固定板4[iaおよび可動板413b
側の端部において、これら固定板46aと可動板46b
を通じて大きな荷重を受けることになるが、このボス部
45の固定板46aおよび可動板4611側を支承する
ニードル軸受54は、ボール軸受55に比べて小径であ
りながら大荷重にも充分に耐え得るので、従動軸40に
過負6Iを与えることなくボス部45を支承することが
でき、このボス部45の支11ffi強度が向上する。
加えて、ボス部45の他端側を支承するボール軸受55
は、従動軸40上の段差部53とクラノチノ1ウジング
61によって挾み込むことで固定されるので、この段差
部53をボール軸受55の位置決め用として利用するこ
とができる。このため、従来の如き格別なカラー類が不
要となり、従動プーリ44の取付は部の構造の簡略化や
軽口化を達成できる。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、従動軸上に支承されるボ
ス部の径を全長に貝って小さくできるので、■ベルトの
巻き掛け径の変化幅を充分に確保しつつ、従動プーリを
小径化することができる。
それととしに、この従動プーリの軽量化は勿論のこと、
上記ボス部の肉厚が小径部側において局部的に薄くなる
こともなく、強度的な面でも有利となる。
また、ニードル軸受は小径の割には大荷重に耐え得るの
で、従動軸に過負荷を与えることなくボス部を支承する
ことができ、このボス部の支持強度を高めることができ
る。
加えて、従動軸上の段差部をボール軸受の位置決め用と
して利用できるので、従来の如き格別なカラー類が不要
となり、従動プーリの取付は部の構造の簡略化や軽量化
を達成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はエンジンユニ
ットの断面図、第2図はエンジンユニットの甲面図、第
3図はスクータ形自動二輪巾の側面図である。 10・・・エンジンユニット、12・・・エンジン、1
7・・・クランク軸、33・・・駆動プーリ、40・・
・従動軸、44・・・従動プーリ、45・・・ボス部、
48・・・■ベルト、51・・・大径部、52・・・小
径部、53・・・段差部、54・・・ニードル軸受、5
5・・・ボール軸受、60・・・遠心クラッチ、61・
・・出力側部材(クラッチハウジング)、64・・・遠
心プレート・65・・・ウェイト(遠心ウェイト)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  エンジンのクランク軸と平行をなす従動軸上に従動プ
    ーリを回転自在に支承し、この従動プーリと従動軸とを
    遠心クラッチを介して連結するとともに、この従動プー
    リと上記クランク軸と一体に回転する駆動プーリとの間
    にVベルトを架け渡し、上記クランク軸の回転速度に応
    じて各プーリの溝幅を変えることにより、これらプーリ
    に対するVベルトの巻き掛け径を自動的に変化させて無
    段変速を行なう自動二輪車のエンジンユニットにおいて
    、 上記従動軸を大径部とこの大径部に連なる小径部とから
    構成し、この従動軸の外周に上記従動プーリのボス部を
    、その軸方向に離間した二箇所で夫々軸受を介して回転
    自在に支承し、これら軸受のうち従動プーリの径方向内
    側の軸受をニードル軸受として上記大径部上に位置させ
    るとともに、他の軸受をボール軸受として上記小径部上
    に位置させ、このボール軸受を上記大径部と小径部の境
    の段差部に当接させる一方、上記ボス部の小径部側の端
    部に上記遠心クラッチの遠心プレートを固定し、この遠
    心プレートに設けたウェイトを介して動力伝達が断続さ
    れる出力側部材を上記ボール軸受と共に小径部の外周に
    装着して、この出力側部材と上記段差部との間でボール
    軸受を挾み込んで固定したことを特徴とする自動二輪車
    のエンジンユニット。
JP1832189A 1989-01-27 1989-01-27 自動二輪車のエンジンユニット Granted JPH01237284A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03176289A (ja) * 1989-09-22 1991-07-31 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の動力伝達装置
JPH0475793U (ja) * 1990-11-13 1992-07-02
JPH04137994U (ja) * 1991-06-19 1992-12-22 株式会社シマノ 自転車用ペダル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5631887A (en) * 1979-08-21 1981-03-31 Honda Motor Co Ltd Transmitting case device for autobicycle

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