JPH0123694Y2 - - Google Patents

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JPH0123694Y2
JPH0123694Y2 JP1984066107U JP6610784U JPH0123694Y2 JP H0123694 Y2 JPH0123694 Y2 JP H0123694Y2 JP 1984066107 U JP1984066107 U JP 1984066107U JP 6610784 U JP6610784 U JP 6610784U JP H0123694 Y2 JPH0123694 Y2 JP H0123694Y2
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JP
Japan
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oil
thin
shaft
ring
walled pipe
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JP1984066107U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、大径薄肉パイプの機械加工に於て、
パイプ外径を所定に保持し得る薄肉パイプ加工用
治具に関する。
(従来技術) 旋盤その他工作機械による大径薄肉パイプの外
周の機械加工に於ては、該パイプを工作機械に取
付ける際の締付力及び加工時の切削力等により、
該パイプが変形して加工が困難となり、正確な機
械仕上ができないという不具合があつた。
(考案の目的) 本考案は、大径薄肉パイプの外径を所定に保持
し得る張出し治具を該パイプ内に装着させて、工
作機械に取付け、外周加工することによつて、該
パイプ外径の変形を阻止し、かつ振動をも防止し
て大径薄肉パイプの外周加工精度が良好となる薄
肉パイプ加工用治具を提供することを目的として
いる。
(実施例) 本考案に係る薄肉パイプ加工用治具を図面に基
づいて説明する。
第1図は、本考案に係る薄肉パイプ加工用治具
を薄肉パイプA内に装着した概略図である。1は
軸であり、軸1に間隔をおいて設けた複数個の張
出し治具2にて薄肉パイプAの内周面を支持し、
その外径を所定に保持している。12はロータリ
ジヨイントであり、機械加工時に薄肉パイプAと
共に回転する軸1の油道1a又は1bに油圧ユニ
ツト13から圧油を給排する。10,10′は薄
肉パイプAを軸1に固定する端面フランジであ
り、一方の端面フランジ10を軸1に固定した状
態で、複数個の張出し治具2を装着した軸1を薄
肉パイプAに挿通して薄肉パイプAの一端面を該
フランジ10に当接させ、他方の端面フランジ1
0′を軸1に挿入してその周縁部を薄肉パイプA
の他端面に当接させて締付ナツト11を締付け
て、薄肉パイプAが軸1に確実に固定される。
次に第2図に基づいて、張出し治具2について
説明する。
1は軸であり、1a,1bはそれぞれ図外のロ
ータリジヨイント12から圧油が給排される油道
である。3,3′は、それぞれ軸1に間隔をおい
て嵌着された固定リングであり、止め輪3a,
3′aにてそれぞれ軸1に位置決めされ、各Oリ
ング9にて油密に保たれている。4はテーパリン
グであり、内側中央部に環状凸部4aを設けて軸
1にOリング9にて油密を保つて摺動可能に嵌合
され、又その両端部4bの円面をなす内周面は
それぞれ固定リング3,3′の外周面にOリング
9にて油密を保つて嵌合し、環状凸部4aの両側
面と両固定リング3,3′の内側面との間にそれ
ぞれ油室4c,4′cを形成している。油室4c,
4′cにはそれぞれ油道1a,1bの分岐1a′,
1b′が接続している。そしてテーパリング4の外
周面の大部分は一端に向けて縮径する截頭円錐面
4dを形成している。5は、環状部材を径方向に
放射状に分割させてなる拡張リングであり、その
内周面5aはテーパリングの截頭円錐面4dに嵌
合し、外周面5bは薄肉パイプAの内周面に嵌合
し得る円面をなしている。6はストツプアーム
であり、その一端はボルト7にてスペーサ7aを
介して拡張リング5の側面に固定され、他端には
固定リング3′の側面に固定されたボルト8が微
少間隙δをもつて遊挿されている。
なお、軸1は必ずしも中実軸に限定する必要は
なく、適当な強度と滑らかな外周面を有して、一
対の油道1a,1bが設けられてあればよい。
次に作用について説明する。
軸1に装着した複数個の張出し治具2の各拡張
リング5を縮径した状態で軸1を薄肉パイプA内
に固定する。そして、油道1a、分岐1a′を通じ
て圧油を油室4cに導入するとテーパリング4が
図上にて左方へと移動し、放射状に分割してなる
各拡張リング5をストツプアーム6とボルト8と
の微少間隙δの許容範囲内で拡径させて、各拡張
リング5の円面を形成する外周面を薄肉パイプ
Aの内周面に当接させる。かかる状態にて軸1又
は薄肉パイプAを工作機械に取付けて外周加工を
施す。加工修了後、油室4c内の圧油を排出させ
ると共に、油室4′cに油道1b、分岐1b′を通
じて圧油を導入してテーパリング4を図上にて右
方へと移動させて各拡張リング5を縮径し得る状
態とし、締付ナツト11を緩めて端面フランジ1
0′を取外して、軸1を薄肉パイプAより抜き取
る。
なお、拡張リング5の外周面に円形を形成さ
せるために、拡張リング5を放射状に分割するの
に替えて、内周面及び外周面より交互に放射状に
して、周方向で重り合う複数個の切り込み溝を形
成して、拡張リング5に周方向の変形性を与える
ようにしてもよい。
(考案の構成) 本考案になる薄肉パイプの加工用治具は、一対
の油道を有する軸の外周に間隔をおいて油密に固
定された一対の固定リングと、外周面に截頭円錐
面を有し、内側中央部の環状凸部を該一対の固定
リングの間にて軸の外周面に油密にして摺動可能
に嵌合させると共に環状凸部の両側内周面をそれ
ぞれ固定リングの外周面に油密にして摺動可能に
嵌合させて環状凸部の両側に前記油道に接続する
油室を形成するテーパリングと、内周面が該截頭
円錐面に嵌合し、外周面が円面を形成し、前記
固定リングに径方向の移動を許容させて放射状に
分割された拡張リングとよりなる複数個の張出し
治具を軸上に配置してある。
(考案の効果) 従つて、油室に圧油を導入して軸に支持される
複数個の拡張リングを拡径させて各拡張リングの
各外周面を薄肉パイプの内周面にほぼ全面的に内
接させて薄肉パイプを支持することによつて、そ
の外径を所定に保持し、薄肉パイプを工作機械に
取付ける際の締付力及び加工時の切削力等を受け
て変形することなく、かつ振動にも耐え得て、大
径薄肉パイプの外周加工精度が良好に得られるよ
うになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る薄肉パイプ加工用治具
を薄肉パイプ内に装着した概略を示す断面図、第
2図は本考案に係る薄肉パイプ加工用治具の張出
し治具を示す拡大断面図である。 1……軸、1a,1b……油道、3,3′……
固定リング、4……テーパリング、4a……環状
凸部、4b……端部(円面をなす内周面)、4
c,4′c……油室、4d……截頭円錐面、5…
…拡張リング、5a……内周面、5b……外周
面、6……ストツプアーム、7,8……ボルト、
10,10′……端面フランジ、12……ロータ
リジヨイント、δ……間隙、A……薄肉パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の油道を有する軸の外周に間隔をおいて油
    密に固定された一対の固定リングと、外周面に截
    頭円錐面を有し、内側中央部の環状凸部を該一対
    の固定リングの間にて軸の外周面に油密にして摺
    動可能に嵌合させると共に、環状凸部の両側内周
    面をそれぞれ固定リングの外周面に油密にして摺
    動可能に嵌合させて環状凸部の両側に前記油道に
    接続する油室を形成するテーパリングと、内周面
    が該截頭円錐面に嵌合し、外周面が円面を形成
    し、前記固定リングに径方向の移動を許容させて
    放射状に分割された拡張リングとよりなる複数個
    の張出し治具を軸上に配置したことを特徴とする
    薄肉パイプの加工用治具。
JP6610784U 1984-05-08 1984-05-08 薄肉パイプの加工用治具 Granted JPS60178548U (ja)

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JPS60178548U JPS60178548U (ja) 1985-11-27
JPH0123694Y2 true JPH0123694Y2 (ja) 1989-07-20

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ID=30598703

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5440756B2 (ja) * 2008-03-10 2014-03-12 株式会社Ihi 長尺シャフト内面加工装置とその方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5841071U (ja) * 1981-09-08 1983-03-18 三菱電機株式会社 フエライト磁極の界磁集合体
JPS5914409A (ja) * 1982-07-08 1984-01-25 Sakae Seisakusho:Kk 被加工物のチヤツク装置

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JPS5841071U (ja) * 1981-09-08 1983-03-18 三菱電機株式会社 フエライト磁極の界磁集合体
JPS5914409A (ja) * 1982-07-08 1984-01-25 Sakae Seisakusho:Kk 被加工物のチヤツク装置

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