JPH01236782A - テレビジョン信号受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は異なる方式のテレビジョン信号受信装置に関す
るものである。

従来の技術 放送衛星を用いたテレビジョン放送は、現在ＮＴＳＣ方
式で行われており、将来的にはこのＮＴＳＣ方式に加え
て方式の異なるＭＵＳＥ方式によるハイビジョン放送の
開始も計画されている。そのためこれらの方式の異なる
複数種のテレビジョン信号に対応できる受信装置の実現
が望まれており、例えば第６図に示すような構成のテレ
ビジョン信号受信装置が容易に考えられる。

以下第６図を参照して説明する。図において、無線周波
のテレビジョン信号を受信する場合には、まず、チャン
ネル選択信号入力端子２より所望のチャンネルを選択す
るためのチャンネル選択信号を入力する。このチャンネ
ル選択信号によりチューナ３は、信号入力端子ｌに到来
した信号の中から所望のチャンネルの信号を選択し、Ｆ
Ｍ復調を行ったのち、狭帯域信号処理回路４および広帯
域信号処理回路５に供給する。狭帯域信号処理回路４は
チューナ３から供給された信号より少なくとも５．７Ｍ
Ｈｚの音声副搬送波を除去する処理を行ったのち狭帯域
信号出力端子６に供給する。広帯域信号処理回路５はチ
ューナ３から供給された信号を広帯域信号出力端子７に
供給する。

所望のチャンネルの信号がＮＴＳＣ信号ならば狭帯域信
号出力端子６に送出される出力信号が、また、ＭＵＳＥ
信号ならば広帯域信号出力端子７に送出される出力信号
が用いられる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら前記のようなテレビジョン信号受信装置の
構成では ■　チューナの出力信号がＮＴＳＣ信号、ＭＵＳＥ信号
の何れであるか識別することができないため、視聴者の
誤った操作を引き起こす恐れがあるという技術的課題 ■　出力端子が独立配置であり、チューナ部とデコード
部とが独立構成のいわゆるセパレート型では信号の供給
が２系統必要となる等経済性を損なうという経済的課題
がある。

本発明はかかる点に鑑み、出力端子を共通にし、到来入
力信号の信号方式を判別することにより出力信号を自動
的に切り換えることが可能なテレビジョン信号受信装置
を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明のテレビジョン信号受信装置は、少なくとも到来
入力信号から所望のチャンネルを選択しＦＭ復調を行う
チューナと、チューナの出力信号がＮＴＳＣ信号かＭＵ
ＳＥ信号かを判別する判別回路と、狭帯域信号処理回路
と、広帯域信号処理回路と、狭帯域信号処理回路の出力
か広帯域信号処理回路の出力かのいずれか一方を信号出
力端子に供給する出力回路を備えたものである。

作用 上述した構成の本発明によるテレビジョン信号受信装置
では、所望のチャンネルのテレビジョン信号を受信する
のに際して、チューナは到来入力信号のうち所望チャン
ネルのテレビジョン信号を所定の中間周波数信号に変換
し、フィルタ処理を行ったのちＦＭ復調を行い、ベース
バンドの映像信号とこの映像信号とに所定の形態で多重
された音声信号とを送出する。

チューナの出力信号が供給される判別回路は、ＮＴＳＣ
信号とＭＵＳＥ信号との判別を行い、ＮＴＳＣ信号と判
別した場合には狭帯域信号処理回路と信号出力端子を結
合し、ＭＵＳＥ信号と判別した場合には広帯域信号処理
回路と信号出力端子を結合するように出力回路を制御す
る。

狭帯域信号処理回路は、少なくとも映像信号に周波数多
重されてなる５−７ＭＨｚの音声副搬送波を除去する処
理を行う。

広帯域信号処理回路は、少なくとも映像信号および音声
信号の内容に実質的に影響を与えないような回路手段（
例えばバッファアンプ、レベルシフター、インピーダン
ス変換、ＤＣレベル変換等）を有する。

実施例 以下本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明
するが、従来例を示した第６図とその目的および動作が
同じものについては同一番号を付して詳細な説明は省略
する。

第１図は本発明の第１の実施例におけるテレビジョン信
号受信装置のブロック図を示したものであり、チューナ
３は、信号入力端子ｌの到来信号のうち所望のチャンネ
ルのテレビジョン信号をチャンネル選択信号入力端子２
からのチャンネル選択信号に応じて所定の中間周波数信
号に変換し、他の不所望な信号成分を除去するフィルタ
処理およびＦＭ復調を行ったのち狭帯域信号処理回路４
、広帯域信号処理回路５および判別回路８に夫々ベース
バンド映像信号とこの映像信号に所定の形態で多重され
た音声信号を供給する。

この判別回路８は例えば第２図に示すように、判別回路
入力端子８０１に供給されたチューナ３の出力信号より
５．７ＭＨｚ付近の信号成分のみを通過させる狭帯域通
過フィルタ８０２、狭帯域通過フィルタ８０２の出力信
号をＡＭ検波し略直流信号成分を出力する検波回路８０
３、検波回路　。

８０３の出力と所定の閾値とを比較し判別回路出力端子
８０５に判別信号を出力するレベル比較回路８０４によ
って構成される。

この第２図に示した判別回路８において、判別回路入力
端子８０１に映像信号に周波数多重された５、７ＭＨｚ
の音声Ｍ搬送波が存在するＮＴＳＣ信号が入力された場
合には、検波回路８０３は音声副搬送波の振幅に対応し
てレベル比較回路８０４にその閾値レベルを越える直流
信号成分を供給するので、判別回路出力端子８０５には
このＮＴＳＣ信号を表わす直流信号が出力される。

一方、判別回路入力端子８０１にＭＵＳＥ信号が入力さ
れた場合には、５．７ＭＨｚ付近にはＮＴＳＣ信号の音
声副搬送波のような略一定の周波数の信号成分がないの
で、狭帯域通過フィルタ８０２は映像信号とこの映像信
号の垂直帰線期閏に時分割多重された音声信号とに含ま
れる５、７ＭＨｚ付近の信号成分を出力し、その出力信
号は検波回路８０３でＡＭ検波されるが、レベル比較回
路８０４の閾値処理により判別＠語出力端子８０５には
前述したＮＴＳＣ信号の場合とは異なった直流信号が出
力される。この入力信号の方式により異なる直流信号を
判別信号と呼ぶことにする。

上述のような動作をする判別回路８がチューナ３の出力
信号をＮＴＳＣ信号と判別した場合には、前記判別信号
により出力回路９は、チューナ３から供給された信号よ
り少なくとも５．７ＭＨｚの音声副搬送波を除去する処
理を行う狭帯域信号処理回路４の出力を信号出力端子１
０に供給するように制御される。

一方、判別回路８がチューナ３の出力をＭＵＳＥ信号と
判別した場合には、前記判別信号により出力回路９は広
帯域信号処理回路５の出力を信号出力端子１０に供給す
るように制御される。

また、出力回路９は例えば第３図のように、狭帯域信号
入力端子９０１からの入力信号か広帯域信号入力端子９
０２からの入力信号かの何れか一方を、判別信号入力端
子９０３に供給された判別回路８からの判別信号によっ
て選択出力する切換回路９０４、切換回路９０４からの
出力が狭帯域信号入力端子９０１からの入力信号か広帯
域信号入力端子９０２からの入力信号かを識別できるよ
うにするための信号を作り出す識別信号発生回路９０５
、前記切換回路９０４の出力と識別信号発生回路９０５
の出力とを重畳する合成回路９０６によって構成される
。

上述のように構成された出力回路９において、識別信号
発生回路９０５は狭帯域信号入力端子９０Ｉからの入力
信号と広帯域信号入力端子９０２からの入力信号との両
者の間に直流電圧レベルに差を設ける信号を発生し、合
成回路９０６はこの信号を切換回路９０４からの出力に
重畳し、信号出力端子９０７に供給する。

以上のように本発明の第１の実施例によれば、入力信号
がＮＴＳＣ信号であるかＭＵＳＥ信号であるかを判別す
ることができる判別回路８と、その判別回路８からの判
別信号により狭帯域信号処理回路４の出力か広帯域信号
処理回路５の出力かの何れか一方を選択出力できる出力
回路９を設けることにより、出力端子を共通にでき、入
力信号の信号方式に応じて自動的に出力信号の切り換え
を行うことが可能となる。

また、切換回路９０４、識別信号発生回路９０５、合成
回路９０６を設けることにより、入力信号の方式を識別
できる信号を出力信号に重畳することもでき、出力の結
合自由度を拡大できる。

第４図は、本発明の第２の実施例におけるテレビジョン
信号受信装置のブロック図を示したものである。

第４図のチューナ１２は例えば第５図に示すように、チ
ューナ入力端子１２０１、チャンネル選択信号を入力す
るためのチャンネル選択信号入力端子１２０２、キード
パルスを入力するためのキードパルス入力端子１２０３
、判別回路８からの判別信号を入力するための判別信号
入力端子１２０４、チャンネル選択信号入力端子１２０
２から入力されるチャンネル選択信号により選択チャン
ネルに応じた周波数変換用の変換信号を発生する局部発
振回路１２０５、チューナ入力端子１２０１に供給され
る信号のうち所望のチャンネルのテレビジョン信号を所
定の中間周波数に変換する混合回路１２０６、混合回路
１２０６からの出力より所定の中間周波数を選択し、Ｆ
Ｍ復調を行う復調回路１２０７、中間周波数信号の中間
周波数を一定に保つための自動周波数制御回路１２０８
、前記キードパルスと前記判別信号により入力信号の方
式に応じたモード切換信号を自動周波数制御回路１２０
８に供給するモード制御回路１２０９によって構成され
る。

この第２の実施例のチューナ１２においてチューナ入力
端子１２０１に伝送信号が入力され、チャンネル選択信
号入力端子１２０２に所望のチャンネル選択信号が入力
されたとき、混合回路１２０６は、チャンネル選択信号
入力端子１２０２からのチャンネル選択信号に応じて局
部発振回路１２０５から供給される変換信号により、チ
ューナ入力端子１２０１に到来するＦＭ伝送信号の中か
ら所望のチャンネルのテレビジョン信号を所定の中間周
波数信号に変換し復調回路１２０７に供給する。復調回
路１２０７は、池の不所望な信号成分を除去しＦＭ復調
を行ったのち、復調信号をチューナ出力端子１２１Ｏお
よび自動周波数制御回路１２０８に供給する。

モード制御回路１２０９は、判別回路８がチューナ３の
出力をＭＵＳＥ信号と判別した場合には、キードパルス
入力端子１２０３から入力されるキードパルス（ＭＵＳ
Ｅ信号の一定値レベル部分く例えばＹ信号のクランブラ
イン）に対応する位相と幅を持つパルス）をモード切換
信号として自動周波数制御回路１２０８へ供給する。

一方、判別回路８がチューナ３の出力をＮＴＳＣ信号と
判別した場合には、キードパルス入力端子１２０３と自
動周波数制御回路１２０８との結合を遮断する。

自動周波数制御回路１２０８は、判別回路８がチューナ
３の出力をＮＴＳＣ信号と判別した場合、すなわち、モ
ード制御回路１２０９から供給されるモード切換信号に
キードパルスがない場合には、復調回路１２０７からの
出力全体を平均したレベルの信号をフィードバック信号
として局部発振回路１２０５へ供給する。局部発振回路
１２０５はこのフィードバック信号により発揚周波数が
制御され、中間周波数が一定するように制御される。

このような自動周波数制御を平均値自動周波数制御と呼
ぶ。

一方、ＭＵＳＥ信号ではＮＴＳＣ信号のように負極性の
同期信号を持たないので、信号の平均値レベルの変動が
ＮＴＳＣ信号の場合より大きく、以下に述べるような自
動周波数制御を行う。

判別回路８がチューナ３の出力をＭＵＳＥ信号と判別し
た場合、すなわち、モード制御回路１２０９から供給さ
れるモード切換信号にキードパルスがある場合には、キ
ードパルスがあるときのみ、復調回路１２０７からの出
力をフィードバック信号として局部発振回路１２０５へ
供給する。すなわち復調回路１２０７の出力の一定値部
分のみの値を局部発振回路１２０５にフィードバックす
る。

このような自動周波数制御をキード自動周波数制御と呼
ぶ。

以上のように本発明の第２の実施例によれば、入力信号
がＮＴＳＣ信号であるかＭＵＳＥ信号であるかを判別す
るための判別回路８、モード制御回路１２０９を設ける
ことにより、入力信号の方式に応じた所定の自動周波数
制御を自動的にかつ簡単に行うことができる。

なお、第１の実施例において狭帯域フィルタ８０２は、
入力信号の５．７ＭＨｚ付近の成分のみを通過させると
したが、音声副搬送波が５．７ＭＨｚ以外のＮＴＳＣ信
号に対しては通過帯域を音声副搬送波の周波数に応じて
変化させてもよい。

同じく第１の実施例においてレベル比較回ｃＪＩｉａ０
４は検波回路８０３の出力をある閾値と比較して判別信
号を出力するとしたが、検波回路８０３の出力をそのま
ま判別信号としてもよい。

さらに、第１の実施例において識別信号発生回路９０５
において直流信号レベルに差を設ける信号を発生すると
したが、どちらか一方の信号に対してその信号の周波数
帯域よりも高い周波数を持つ搬送波を発生してもよい。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、出力端子を共通に
でき、異なった信号方式のテレビジョン信号であるＮＴ
ＳＣ信号とＭＵＳＥ信号とのいずれが入力された場合に
も、その信号方式をテレビジョン信号受信装置自体が判
別することができ、８力信号を自動的に入力信号に対応
したものに切り換えることができ、その実用的効果は大
きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例におけるテレビジョン信
号受信装置のブロック図、第２図は第１の実施例におけ
る判別回路のブロック図、第３図は第１の実施例におけ
る出力回路のブロック図、第４図は本発明の第２の実施
例におけるテレビジョン信号受信装置のブロック図、第
５図は第２の実施例におけるチューナのブロック図、第
６図は従来のものより容易に考えられるテレビジョン信
号受信装置のブロック図である。 ｌ・−Ｆ　Ｍ伝送信号入力端子、３・・・チューナ、４
・・・狭帯域信号処理回路、５・・・広帯域信号処理回
路、８・・・判別回路、９・・・出力回路、８０２・・
・狭帯域通過フィルタ、８０３・・・検波回路、８０４
・・・レベル比較回路、９０４・・・切換回路、９０５
・・・識別信号発生回路、９０゛６・・・合成回路、１
２・・・チューナ、２１２０５・・・局部発振回路、１
２０６・・・混合回路、１２０７・・・復調回路、１２
０８・・・自動周波数制御回路、１２０９・・・モード
制御回路。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名第３図 λカｍ子 シ 塚　　　　　　　　　　　　　　　　小第５図 ｔａ６図 入ｎ塙子

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号と音声信号とが周波数多重されてなる第
   １テレビジョン信号、または、映像信号と音声信号とが
   時分割多重されてなる第２テレビジョン信号によって変
   調されてなる無線周波信号を入力とするテレビジョン信
   号受信装置であって、無線周波信号のチャンネル選択お
   よび復調を行うチューナと、チューナの出力信号より第
   １テレビジョン信号か第２テレビジョン信号かを判別す
   る判別回路と、前記のチューナの出力信号が夫々供給さ
   れてなる狭帯域信号処理回路および広帯域信号処理回路
   と、狭帯域信号処理回路か広帯域信号処理回路かの何れ
   か一方を信号出力端子に選択結合する出力回路とを備え
   るとともに、前記判別回路からの判別信号により出力回
   路を制御することを特徴とするテレビジョン信号受信装
   置。
2. （２）判別回路が、第１テレビジョン信号の音声副搬送
   波を通過させる狭帯域通過フィルタと、狭帯域通過フィ
   ルタの出力を検波する検波回路と、検波回路の出力を所
   定の閾値と比較するレベル比較回路とを備えていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のテレビジョン
   信号受信装置。
3. （３）第１テレビジョン信号の音声副搬送波が５．７Ｍ
   Ｈｚであることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載
   のテレビジョン信号受信装置。
4. （４）出力回路が、狭帯域信号処理回路の出力か広帯域
   信号処理回路の出力かの何れか一方を選択出力する切換
   回路と、切換回路において選択した信号が狭帯域信号処
   理回路の出力か広帯域信号処理回路の出力かの何れであ
   るかを表わす識別信号発生回路と、前記切換回路の出力
   と識別信号発生回路の出力とを入力とする合成回路とを
   備え、判別回路からの判別信号により切換回路および識
   別信号発生回路が制御されることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のテレビジョン信号受信装置。
5. （５）チューナが少なくとも到来入力信号より所定の中
   間周波数信号を抽出するための局部発振回路および混合
   回路と、中間周波数信号を復調する復調回路と、中間周
   波数を一定に保つためのモード制御回路および自動周波
   数制御回路とを備え、判別回路からの判別信号によりモ
   ード制御回路および自動周波数制御回路が、到来入力信
   号が第１テレビジョン信号と判別された場合には復調回
   路の出力の平均値を局部発振回路にフィードバックする
   平均値自動周波数制御を行うように制御され、到来入力
   信号が第２テレビジョン信号と判別された場合には復調
   回路の出力の所定期間の信号成分を局部発振回路にフィ
   ードバックするキード自動周波数制御を行うように制御
   されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のテ
   レビジョン信号受信装置。