JPH0123536Y2 - - Google Patents

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JPH0123536Y2
JPH0123536Y2 JP8582184U JP8582184U JPH0123536Y2 JP H0123536 Y2 JPH0123536 Y2 JP H0123536Y2 JP 8582184 U JP8582184 U JP 8582184U JP 8582184 U JP8582184 U JP 8582184U JP H0123536 Y2 JPH0123536 Y2 JP H0123536Y2
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JP
Japan
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fuel
air
passage
solenoid valve
valve
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JP8582184U
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JPS61817U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラクターや耕運機等のエンジンへ
燃料を供給する燃料通路の途中に使用される燃料
フイルターに係る。
この種の燃料フイルターは、その構造上、ある
いは配管上において燃料フイルター内にエアー溜
りが生じるケースが多くある。このエアー溜りを
解消してやらないと燃料がスムーズに、あるい
は、まつたく流れない場合がある。いわゆるエア
ーロツク現象である。従来の燃料フイルターで
は、初めて使用するときや、または長時間の未使
用後に使用するときに燃料フイルター内の上部に
エアーが溜り、燃料通路がエアーロツク状態とな
つてこの現象が発生し燃料噴射ポンプ等へ燃料が
供給されなくなるという不具合が生じていた。そ
こで、燃料フイルター内に溜つたエアーを抜く
(フイルターの外へ排出する)方法として、エレ
メントアツシの紙よりも上流の通路内(以下
過前室という)及び紙よりも下流の通路内(以
下過後室という)の各エアー溜り部に各一箇所
(計二箇所)以上のエアー抜き用のネジ込み式プ
ラグを設け、各プラグを緩めることによつて前記
2室のエアー抜き作業を行う方法等が取られてい
る。ところが、この作業にはドライバーやスパナ
などの工具を必要とするとともに、一箇所ずつネ
ジを緩めた後に再度締め直すというものであり、
人手を要し、作業時間も長くなり、また、この作
業によつて多少の燃料が流出することも考えら
れ、危険を伴うものである。
本考案はこのような欠点を解消するものであ
り、以下その一実施例を図面に従つて説明する。
燃料フイルターのボデー1には燃料入口通路6
を内包した燃料入口4を形成し、該燃料入口通路
6はボデー1とカツプ14により形成されている
燃料室18に連通している。該ボデー1の燃料室
18内中央には燃料通路20を有した突状体8が
形成されており、該突状体8には弾性材9を介し
て上下の支持板10,11及び紙12によつて
構成されているエレメントアツシ13が装着され
ており、前記カツプ14とボデー1は弾性材15
を介してリング状のナツト16で螺合固定されて
いる。前記突状体8の燃料通路20はエアー溜り
部21に連通しており、また、エアー溜り部21
に達する途中で燃料出口通路7へ分岐している。
前記エアー溜り部21上部にはエアー抜き機構部
55が構成され、該エアー抜き機構部55本体2
6にはエアー抜き通路22を有する管状透明部2
5が内設しており、該エアー抜き通路22は前記
のエアー溜り部21と連通している。管状透明部
25の軸とエアー抜き機構部55本体26に形成
された後述する一対の光通路27,28の軸との
軸間距離は、管状透明部25の半径以上あり、か
つ、該光通路27,28は該管状透明部25と直
交しており、管状透明部25に対して一方の光通
路27には投光器29を内設し、他方の光通路2
8には該投光器29に対向して受光体30が内設
されている。また、該光通路27,28間には、
前記管状透明部25の外壁に当接する遮光壁31
が形成されている。エアー抜き機構部55本体2
6には電磁弁43が装着され、該電磁弁43内を
摺動するバルブシヤフト33に形成されているテ
ーパー面36とエアー抜き通路22の開口部32
とでエアー抜き通路22の弁部37を形成してい
る。該弁部37の開閉に要する力は前記電磁弁4
3の電磁力とバルブシヤフト33内に挿入されて
いるバルブスプリング44の付勢力により、該バ
ルブシヤフト33を移動させて行う。また、前記
本体26にはエアー抜き用の大気開放穴39が開
いている。さらに前記投光器29及び受光体30
は本体26内に配設されている電磁弁制御用電気
回路51の一部を構成するものであり、該電磁弁
制御用電気回路51の出力口が本体26に装着さ
れた電磁弁43に接続されている。加えて、電磁
弁43及び電磁弁制御用電気回路51の電源は本
考案燃料フイルターの装着されているトラクター
等のバツテリーによるものである。
以下、燃料の流れに沿つて説明すると、燃料タ
ンクから流れてきた燃料は、燃料入口4から燃料
入口通路6を経て燃料室18へ導かれるが、ここ
までが過前室である。次に、紙12を通過す
る際に不純物が濾されてエレメント内室19へ至
り、燃料通路20を経て下流へ導かれる。このエ
レメント内室19以降が過後室である。本例の
場合、前記過前室では燃料入口4が上方を向い
ているので燃料の流入以前からあるエアーも燃料
の流入に伴つて巻き込まれてきたエアーも上流側
へ逃げることができるので、エアー溜りが生じな
いが、過後室では燃料通路20内のエアーは非
常に逃げにくく、また、燃料の流れが生じていな
い場合はエアーを下流側へ押し出すこともできな
いため、燃料通路20及びエアー抜き通路22に
エアーが溜る場合がある。
本考案は、燃料通路20及びエアー抜き通路2
2にエアーが溜つたときに自動的にこれを解消
し、スムーズな燃料の流れを得ようとするもので
ある。その具体的作用を説明すると、投光器29
と受光体30の間に位置するエアー抜き通路22
にエアーが溜つている(エアー抜き通路22に燃
料がない)場合、投光器29を発した光は受光体
30へ到達する。一方、投光器29と受光体30
の間に位置するエアー抜き通路22にエアーが溜
つていない(エアー抜き通路22に燃料がある)
場合、投光器29を発した光は受光体30へ到達
しない。これは空気と燃料の屈折率の違い(一般
的に空気の屈折率よりも燃料の屈折率の方が大き
い)によるものであるが、その詳細理由は実願昭
58−144284号(実公昭63−7756号公報)に示す通
りである。本考案は以上による受光体30への光
の到達量の有無を電気信号に変換し、エアー抜き
機構部55本体26に装着された電磁弁43を制
御するものである。換言すると、受光体30へ光
が到達している場合に電磁弁43が作動するよう
に、また受光体30へ光が到達していない場合に
電磁弁43が作動しないように電磁弁制御用電気
回路51を設定するものである。つまり、燃料通
路20及びエアー抜き通路22にエアーが溜り、
燃料がエアーロツクしている場合、受光体30に
は投光器29を発した光が到達するため電磁弁4
3が作動し、バルブスプリング44の付勢力に抗
してバルブシヤフト33が移動して弁部37は
“開”の状態になり、燃料通路20及びエアー抜
き通路22に溜つているエアーはエアー抜き通路
22・大気開放穴39を経て大気中へ開放され
る。従つてエアーが大気中へ開放されるのに伴い
燃料通路20中の燃料液面が上昇するが、光通路
27,28の位置まで燃料液面が達すると、受光
体30に光が到達しなくなるため、電磁弁43が
作動しなくなりバルブスプリング44の付勢力に
よりバルブシヤフト33が移動し、弁部37は
“閉”の状態になる。そのため、外部に燃料が一
切流出することなくエアー抜きが行なわれるもの
である。よつて燃料の各通路はエアーロツク状態
をまぬがれ、燃料はスムーズに流れるものであ
る。一方、エアー抜き通路22にエアー溜りがな
い(エアー抜き通路22に燃料がある)場合、受
光体30に光は到達しないため、電磁弁43は作
動せず、バルブスプリング44の付勢力により弁
部37は“閉”の状態のままであり、燃料はスム
ーズに流れ、かつ、外部に流出することは全くな
い。
以上燃料出口側にエアー抜き通路を設けた本考
案の一実施例を説明してきたが、燃料フイルター
の構造上燃料の出入口が水平よりも下方を向いて
いて、燃料フイルター内にエアー溜りが生じる場
合には、そのエアー溜り部より本考案のエアー抜
き通路を連通させ、該エアー抜き通路上に弁部開
閉用の電磁弁を装着することにより前述と同じ効
果が得られるものである。
以上説明してきたように、本考案によれば燃料
フイルター内の燃料通路にエアー溜りが生じ、エ
アーロツク現象が発生した場合でも確実にそれを
検知してエアーを抜き燃料の流通を良くするだけ
でなく、燃料通路内のエアーがなくなつた場合に
はエアー抜き通路は完全に“閉”になり、仮に本
機が転倒などの事故があつた場合でも外部に燃料
が流出することは全くないので安全である。ま
た、従来の燃料フイルターが人手によつてエアー
抜きを行つたのに対して自動的にエアーが抜ける
ため非常に合理的かつ、省人的にも役立つだけで
なく極めて安全性の高い有益な考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
及び第2図は弁部が“閉”状態であるときの正面
縦断面図及び側面縦断面図、第3図は弁部が
“開”状態であるときの正面縦断面図、第4図は
第3図のA−A部分断面図である。 1……ボデー、6……燃料入口通路、7……燃
料出口通路、8……突状体、13……エレメント
アツシ、18……燃料室、20……燃料通路、2
1……エアー溜り部、22……エアー抜き通路、
25……管状透明部、26……本体、27,28
……光通路、29……投光器、30……受光体、
31……遮光壁、32……開口部、33……バル
ブシヤフト、36……テーパー部、37……弁
部、39……大気開放穴、43……電磁弁、44
……バルブスプリング、51……電磁弁制御用電
気回路、55……エアー抜き機構部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラクターや耕運機等のエンジンへ燃料を供給
    する燃料通路の途中に使用される燃料フイルター
    において、エアー抜き通路を内包する管状透明部
    を有し、該管状透明部を挾装して一対の光通路を
    形成し、該光通路及び管状透明部の位置関係は各
    軸間距離が管状透明部の半径以上あり、かつ、直
    交しており、該光通路の一方には投光器を、他方
    には該投光器に対向して受光体を内設し、該光通
    路間に管状透明部の外壁に当接する遮光壁を形成
    し、前記エアー抜き通路の開口部に弁部を形成す
    べく電磁弁を装着し、該電磁弁の開閉を制御する
    ための電磁弁制御用電気回路を併設したエアー抜
    き機構部をエアー溜り部の上部に配置したことを
    特徴とする自動エアー抜き機構付燃料フイルタ
    ー。
JP8582184U 1984-06-09 1984-06-09 自動エア−抜き機構付燃料フイルタ− Granted JPS61817U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8582184U JPS61817U (ja) 1984-06-09 1984-06-09 自動エア−抜き機構付燃料フイルタ−

Applications Claiming Priority (1)

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JP8582184U JPS61817U (ja) 1984-06-09 1984-06-09 自動エア−抜き機構付燃料フイルタ−

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Publication Number Publication Date
JPS61817U JPS61817U (ja) 1986-01-07
JPH0123536Y2 true JPH0123536Y2 (ja) 1989-07-19

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ID=30636560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8582184U Granted JPS61817U (ja) 1984-06-09 1984-06-09 自動エア−抜き機構付燃料フイルタ−

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JP4416182B2 (ja) * 2001-07-30 2010-02-17 株式会社ミクニ 内燃機関の燃料供給系におけるベーパ除去装置

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JPS61817U (ja) 1986-01-07

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