JPH0123478B2 - - Google Patents

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JPH0123478B2
JPH0123478B2 JP4373285A JP4373285A JPH0123478B2 JP H0123478 B2 JPH0123478 B2 JP H0123478B2 JP 4373285 A JP4373285 A JP 4373285A JP 4373285 A JP4373285 A JP 4373285A JP H0123478 B2 JPH0123478 B2 JP H0123478B2
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JP
Japan
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formula
compound
dione
acetoxy
diene
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Application number
JP4373285A
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English (en)
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JPS61204199A (ja
Inventor
Takeo Shibata
Nobuaki Yamagoshi
Naoyuki Koizumi
Yoshihiro Takegawa
Eiichiro Shimazawa
Mamoru Saegusa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aska Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd filed Critical Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd
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Priority to DE8686102537T priority patent/DE3663668D1/de
Priority to AT86102537T priority patent/ATE43608T1/de
Priority to US06/833,715 priority patent/US4785103A/en
Priority to NZ215328A priority patent/NZ215328A/xx
Priority to AU54245/86A priority patent/AU576945B2/en
Priority to CA000503465A priority patent/CA1255293A/en
Priority to ES552724A priority patent/ES8801669A1/es
Priority to IN156/MAS/86A priority patent/IN162700B/en
Publication of JPS61204199A publication Critical patent/JPS61204199A/ja
Priority to ES557573A priority patent/ES8801928A1/es
Priority to ES557574A priority patent/ES8801510A1/es
Priority to ES557572A priority patent/ES8801670A1/es
Priority to IN800/MAS/87A priority patent/IN166059B/en
Priority to US07/228,316 priority patent/US4914106A/en
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な2−アザプレグナン化合物に関
し、さらに詳しくは一般式 式中、R1は水素原子、或いはハロゲン原子、
水酸基又は置換もしくは未置換のアミノ基で置換
されていてもよい低級アルキル基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を
表わし、Aは水素原子又は低級アルカノイル基を
表わす、 で示される化合物に関する。 上記式()化合物は抗男性ホルモン活性を有
しており、アンドロゲン依存性疾病、例えば前立
腺肥大症、前立腺癌、脱毛症、座瘡、脂漏等の予
防、治療、処置のための薬剤として有用である。 本明細書において「低級」なる語は、この語が
付された基又は化合物の炭素原子数が6個以下で
あることを意味する。 前記式()において「低級アルキル基」は直
鎖状もしくは分岐鎖状のいずれであつてもよく、
例えば、メチル、エチル、n−もしくはiso−プ
ロピル、n−、sec、iso−もしくはtert−ブチル
基等が挙げられる。一方「ハロゲン原子」にはフ
ツ素、塩素及び臭素原子が包含され、また、「置
換もしくは未置換のアミノ基」は式
【式】 (ここで、R3およびR4は同一もしくは相異なり、
それぞれ水素原子又は低級アルキル基等を表わ
す)で示される基であり、例えばアミノ、メチル
アミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ基等が
挙げられる。 しかして、「置換された低級アルキル基」の例
には、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプ
ロピル、2−ヒドロキシプロピル、2−クロロエ
チル、3−ブロモプロピル、2−アミノエチル、
3−アミノプロピル、2−アミノプロピル、2−
メチルアミノエチル、2−ジメチルアミノエチ
ル、2−ジエチルアミノプロピル基等が挙げられ
る。 また、「低級アルカノイル基」としては、例え
ば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブ
チル、バレリル、ヘキサノイル基等が包含され
る。 前記式()の化合物中好適なものとしては、
R1が水素原子であるもの、R2が塩素原子である
もの、及び/又はAがアセチル基を表わすものが
挙げられる。 しかして、本発明により提供される式()の
化合物の代表例を示せば次のとおりである。 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロプレ
グナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン、2−ア
ザ−6−クロロ−17α−ヒドロキシプレグナ−
4,6−ジエン−3,20−ジオン、 2−アザ−6−クロロ−17α−プロピオニルオ
キシプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオ
ン、 2−アザ−17α−ブチリルオキシ−6−クロロ
プレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン、 2−アザ−6−クロロ−17α−バレリルオキシ
プレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン、 2−アザ−6クロロ−17α−ヘキサノイルオキ
シプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン、 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロ−2
−メチルプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジ
オン、 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロ−2
−エチルプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジ
オン、 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロ−2
−(2−ヒドロキシエチル)プレグナ−4,6−
ジエン−3,20−ジオン、 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロ−2
−(2−クロロエチル)プレグナ−4,6−ジエ
ン−3,20−ジオン、 17α−アセトキシ−2−アザ−2−(3−ブロ
モプロピル)−6−クロロプレグナ−4,6−ジ
エン−3,20−ジオン、 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロ−2
−(2−ジメチルアミノエチル)プレグナ−4,
6−ジエン−3,20−ジオン、 17α−アセトキシ−2−(3−アミノプロピル)
−2−アザ−6−クロロプレグナ−4,6−ジエ
ン−3,20−ジオン、 17α−アセトキシ−2−アザ−6−フルオロプ
レグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン、 2−アザ−6−フルオロ−17α−ヘキサノイル
オキシプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオ
ン、 17α−アセトキシ−2−アザ−6−プロモプレ
グナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン、 17α−アセトキシ−2−アザプレグナ−4,6
−ジエン−3,20−ジオン、 17α−アセトキシ−2−アザ−6−メチルプレ
グナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン、 17α−アセトキシ−2−アザ−2,6−ジメチ
ルプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン、 2−アザ−17α−ヘキサノイルオキシ−6−メ
チルプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン
など。 前記式()の化合物は、置換基R2の種類に
よつて下記反応式AまたはBのいずれかに従つて
製造することができる。 〔〕R2がハロゲン原子を表わす場合の式()
の化合物の製法: 上記各式中、R1及びAは前記の意味を有し、
Xはハロゲン原子を表わし、R5は低級アルキル
基を表わし、Yはヨウ素原子又は臭素原子を表わ
す。 上記反応式Aにおいて、式(−a)の化合物
の酸化は、通常、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類;ジクロロメタン、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素類;t−ブタノール、
アミルアルコール等のアルコール類及びこれらと
水との混合物等の溶媒中で、四酸化オスミウム;
オゾン;四酸化オスミウムと酸化助剤、例えば塩
素酸カリ、四酢酸鉛、過ヨウ素酸カリ等との混合
物等の酸化剤を用いて約0℃乃至反応混合物の還
流温度で行なうことができる。 生成する式(−a)の化合物は、例えば銀塩
の存在下に式R5Yで示される試薬、例えばヨウ化
メチル、ヨウ化エチル等と反応させることによ
り、式(−a)の化合物に変えられる。この反
応は溶媒の不在下に上記の試薬を過剰に用いて、
或いはクロロホルム、四塩化水素等のハロゲン化
炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類等の溶媒中で、一般には反応混合物
の還流温度において行なうことができる。 生成する式(−a)の化合物は、式R1NH2
で示されるアンモニア又は第一級アミンの存在下
に還元することにより式(−a)の化合物に変
えることができる。この還元は一般にメタノー
ル、エタノール等のアルコール類;テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類及びこれらと
水との混合物等の溶媒中で、錯金属水素化物、例
えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリ
ウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、t−ブト
キシ水素化リチウムアルミニウム等を用いて必要
に応じて無機塩、有機酸塩等の存在下、約−20℃
乃至室温の温度で行なうことができる。式(−
a)の化合物に対する式R1NH2で示されるアン
モニア又は第一級アミンの使用量は、一般には式
(−a)の化合物1モル当り式R1NH2の化合物
を1〜20モル程度とすることができる。 得られる式(−a)の化合物は次いで溶媒の
不在下又は適当な不活性溶媒中、例えば、酢酸、
プロピオン酸等の有機酸類;エタノール、t−ブ
タノール等のアルコール類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類;クロロホルム、
四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類等の中で、
約−20℃ないし反応混合物の還流温度、通常室温
において、ハロゲン化水素(HX)と反応させる
ことにより式()の化合物に変えることができ
る。 生成する式()の化合物は次いで脱水するこ
とにより、本発明の式()においてR2がハロ
ゲン原子を表わす場合の式()の化合物、即ち
式(−a)の化合物を得ることができる。この
脱水は通常、ピリジン等の有機塩基類;ベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素類;クロロホル
ム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類等の溶
媒中で、p−トルエンスルホン酸、オキシ塩化リ
ン、p−トルエンスルホニルクロリド、塩化チオ
ニル等のの脱水剤を用いて室温ないし反応混合物
の還流温度で処理することにより行なうことがで
きる。 別法として、式(−a)の化合物は式(−
a)の化合物から出発して製造することもでき
る。この別法において、式(−a)の化合物の
酸化は、式(−a)の化合物の酸化について前
述したと同様にして行なうことができ、生成する
式(−a)の化合物と式R5Yで示される試薬と
の反応も、式(−a)の化合物と式R5Yで表わ
される試薬との反応について前述したと同様にし
て行なうことができる。かくして生成する式(X
−a)の化合物は、式(−a)の化合物の還元
について前述したと同様にして式R1NH2で示さ
れるアンモニア又は第一級アミンの存在下に還元
することにより、目的とする式(−a)の化合
物を得ることができる。 また、前記式(−a)の化合物は、ギ酸の存
在下に式R1NH2で示されるアンモニア又は第一
級アミンと反応させることにより目的とする式
(−a)の化合物に変えることもできる。この
反応は、溶媒の不在下に通常ギ酸を大過剰量用い
て、一般には反応混合物の還流温度において行な
うことができる。 式(−a)の化合物に対する式R1NH2で示
されるアンモニア又は第一級アミンの使用量は、
一般には式(−a)の化合物1モル当り式
R1NH2の化合物を1〜20モル程度とすることが
できる。 さらに、前記式(−a)の化合物は、ギ酸の
存在下に式R1NH2で示されるアンモニア又は第
一級アミンと反応させれば、直接式(−a)の
化合物に変えることができる。この反応も、式
(−a)の化合物とギ酸の存在下における式
R1NH2の化合物との反応について上述したと同
様にして行なうことができる。 尚、式()の中間体は前述の式(−a)の
化合物をハロゲン化水素で処理した後にギ酸の存
在下に式R1NH2で示されるアンモニア又は第一
級アミンと反応させることによつても合成するこ
とができる。式(−a)の化合物とハロゲン化
水素との反応及びそれによつて生成する式()
の化合物とギ酸の存在下における式R1NH2の化
合物との反応はそれぞれ、式(−a)の化合物
とハロゲン化水素との反応及び式(−a)の化
合物とギ酸の存在下における式R1NH2の化合物
との反応について前述したと同様にして行なうこ
とができる。 また、式(−a)の中間体は上記式()の
化合物を脱水することによつても合成することが
できる。式()の化合物の脱水は、式()の
化合物の脱水について前述したと同様にして行な
うことができる。 〔〕R2が水素原子又は低級アルキル基を表
わす場合の式()の化合物の製法: 上記各式中、R1,A,R5及びYは前記の意味
を有し、R21は水素原子又は低級アルキル基を表
わす。 上記反応式Bにおいて、式(−b)の化合物
の酸化、得られる式(−b)の化合物と式R5Y
で示される試薬との反応及びそれによつて得られ
る式(−b)の化合物の式R1NH2の化合物の
存在化における還元は、前記反応式Aにけける式
(−a)の化合物の酸化、得られる式(−a)
の化合物と式R5Yで示される試薬との反応及びそ
れによつて得られる式(−a)の化合物の式
R1NH2で示されるアンモニア又は第一級アミン
の存在化における還元について前述したと同様に
してそれぞれ行なうことができる。 かくして得られる式(−b)の化合物は還元
することにより、式()においてR2が水素原
子又は低級アルキル基を表わす場合の本発明の化
合物、即ち式(−b)の化合物に変えることが
できる。 この還元は通常、ジクロロメタン、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素類;エチルエーテル
類、テトラヒドロフラン等のエーテル類等の溶媒
中で四ヨウ化二リン等の還元剤を用いるか、或い
は、テトラヒドロフラン等のエーテル類;ジクロ
ロメタン等のハロゲン化炭化水素類;エタノール
等のアルコール類;酢酸、プロピオン酸等の有機
酸類等の溶媒中で亜鉛末;亜鉛−銅複合体等の還
元剤を用いて、約0℃乃至反応混合物の還流温度
で行なうことができる。 別法として、式(−b)の化合物は式(−
b)の化合物から出発して製造することもでき
る。この別法において、式(−b)の化合物の
酸化及び得られる式(−b)の化合物と式R5Y
で示される試薬との反応は、前記反応式Aにおけ
る式(−a)の化合物の酸化及び得られる式
(−a)の化合物と式R5Yで示される試薬との
反応について前述したと同様にして行なうことが
できる。得られる式(−b)の化合物の式(
−b)の化合物への変換も、前記反応式Aにおけ
る式(−a)の化合物の式(−a)の化合物
への変換について前述したと同様に、式(−
b)の化合物を式R1NH2で示されるアンモニア
又は第一級アミンの存在下に還元するか、或いは
ギ酸の存在下に式R1NH2の化合物と反応させる
ことにより行なうことができる。 また、前記式(−b)の化合物をギ酸の存在
下に式R1NH2で示されるアンモニア又は第一級
アミンと反応させれば、直接式(−b)の化合
物を得ることもできる。この反応も、前記反応式
Aにおける式(−a)の化合物とギ酸の存在下
における式R1NH2の化合物との反応について前
述したと同様にして行なうことができる。 さらに、前記反応式A及びBにおいて述べた方
法で製造される本発明の式()の化合物におい
て、Aが水素原子である場合の式()の化合物
はそれ自体既知の方法で低級アルカノイル化する
ことによつて対応するAが低級アルカノイル基を
表わす場合の式()の化合物に変えることがで
き、また、Aが低級アルカノイル基を表わす場合
の式()の化合物はそれ自体既知の方法で加水
分解することによつて対応するAが水素原子であ
る場合の式()の化合物に変えることもでき
る。 その上、R1がハロゲン原子で置換された低級
アルキル基である場合の式()の化合物は、
R1が水酸基で置換された低級アルキル基である
場合の式()の化合物をそれ自体既知の方法で
ハロゲン化することによつて製造することがで
き、また、R1が未置換のアミノ基で置換された
低級アルキル基である場合の式()の化合物
は、R1のアミノ基がフタロイル基等で保護され
た化合物を合成しておいて後保護基を離脱するこ
とにより製造することができる。 以上に述べた方法で製造される式()の化合
物は、それ自体既知の方法、例えば過、抽出、
クロマトグラフイー、再結晶等の方法で単離、精
製することができる。 本発明により提供される前記式()の2−ア
ザプレグナン化合物は、前述した通り、優れた抗
男性ホルモン活性を有し、前立腺肥大症治療剤;
前立腺癌治療剤;若年性、壮年性、老人性、円
形、脂漏性及び粃糖性脱毛症の治療剤;養毛料;
尋常性座瘡治療剤等として有用である。 本発明の式()の化合物の優れた抗男性ホル
モン活性は、下記に示す実験によつて立証され
る。 抗男性ホルモン作用(皮下投与及び経口投与)の
測定 ウイスター系雄性幼若ラツトを去勢し、一群5
匹として各群に分ける。このうちの一群は未処
理、他の一群にはプロピオン酸テストステロン
(男性ホルモン)0.05mg/1日を皮下投与し、さ
らに他の一群には試験化合物を皮下投与又は経口
投与すると共に、プロピオン酸テストステロン
0.05mg/1日を皮下投与する。1週間後に解剖
し、前立腺を取出して、それぞれの重量を測定
し、下記式より抑制率を算出する。 抑制率(%)=a−b/a−c×100 ここで、 a:プロピオン酸テストステロン単独投与群
の前立腺重量(mg)、 b:プロピオン酸テストステロン+試験化合
物投与群の前立腺重量(mg)、 c:未処理群の前立腺重量(mg)。 この結果、17α−アセトキシ−2−アザ−6−
クロロプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオ
ンは6mg/Kg/日の皮下投与で68.5%の抑制率を
示し、また10mg/Kg/日の経口投与で66.4%の抑
制率を示した。 かくして、本発明の式()で表わされる化合
物は、抗男性ホルモン剤として、人間その他の温
血動物に対する治療、処置のために、経口投与、
非経口投与(例えば筋注、静注、皮下投与、直腸
投与など)又は局所投与することができる。 本発明の化合物は、薬剤として用いる場合、経
口投与、非経口投与又は局所投与に適した種々の
形態に製剤することができる。例えば、本発明の
化合物は、この種薬剤に通常使用される無毒性の
賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、防腐剤、等張
化剤、安定化剤、分散剤、酸化防止剤、着色剤、
香味剤、緩衝剤等の添加物を使用して製剤するこ
とができる。 かかる薬剤は、その用途に応じて、固体形態
(例えば錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、顆
粒剤、散剤、細粒剤、丸剤、トローチ錠など)、
半固体形態(例えば坐剤、軟膏など)及び液体形
態(注射剤、乳剤、懸濁液、ローシヨン、スプレ
ーなど)のいずれかの製剤形態に調製することが
できる。しかして、使用し得る無毒性の上記添加
物としては、例えばでん粉、ゼラチン、ブドウ
糖、乳糖、果糖、マルトース、炭酸マグネシウ
ム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メチル
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースまた
はその塩、アラビアゴム、ポリエチレングリコー
ル、p−ヒドロキシ安息香酸アルキルエステル、
シロツプ、エタノール、プロピレングリコール、
ワセリン、カーボワツクス、グリセリン、塩化ナ
トリウム、亜硫酸ソーダ、リン酸ナトリウム、ク
エン酸等が挙げられる。該薬剤はまた、治療学的
に有用な他の薬剤を含有することもできる。 該薬剤中における本発明の化合物の含有量はそ
の剤形に応じて異なるが、一般に固体及び半固体
の形態の場合には1〜100重量%の濃度で、そし
て液体形態の場合には0.1〜10重量%の濃度で該
活性化合物を含有していることが望ましい。 本発明の化合物の投与量は、対象とする人間を
はじめとする温血動物の種類、投与経路、症状の
軽重、医者の診断等により広範に変えることがで
きるが、一般に1日当り、0.01〜10mg/Kg程度と
することができる。しかし、上記の如く患者の症
状の軽重、医者の診断に応じて、上記範囲の下限
よりも少ない量又は上限よりも多い量を投与する
ことはもちろん可能である。上記投与量は1日1
回又は数回に分けて投与することができる。 以下実施例及び製造例により本発明をさらに説
明する。 実施例 1 メチル 17α−アセトキシ−6−クロロ−1,
20−ジオキソ−A−ノル−1,2−セコプレグナ
3,6−ジエン−2−オエート500mg、酢酸アン
モニウム1.3g、シアノ水素化ホウ素ナトリウム
1.0g、テトラヒドロフラン5mlおよびメタノー
ル9mlの混合物を室温で22時間撹拌した。反応混
合物に50%塩酸水溶液約20mlを加え、室温で1時
間撹拌し、生成物をクロロホルムで抽出した。抽
出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し
た。得られた粗生成物をTLC〔展開溶媒、クロロ
ホルム:メタノール(19:1)〕で精製して、
17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロプレグ
ナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン295mgを無
色結晶粉末として得た。。 融点:286.6〜287.6℃(メタノール)。 IR(KBr、cm-1):3400,1725,1660。 1H−NMR(CDCl3、δ):0.71(3H、s)、1.17
(3H、s)、2.06(3H、s)、2.10(3H、s)、3.27
(2H、m)、6.14(1H、broadss)、6.23(1H、
broad s)、6.77(1H、broad s)。 MS(m/z):405(M+)、320,302。 実施例 2 実施例1において、酢酸アンモニウムの代りに
代りにメチルアミン塩酸塩及び30%メチルアミン
エタノール溶液を用いる以外は同様に処理して、
17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロ−2−
メチルプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオ
ンを得た。 融点:292.6〜293.6℃(アセトン)。 IR(KBr、cm-1):3400,1725,1650。 1H−NMR(CDCl3、δ):0.71(3H、s)、1.12
(3H、s)、2.06(3H、s)、2.09(3H、s)、3.02
(3H、s)、3.12および3.33(2H、ABq、J=13
Hz)、6.13(1H、s)、6.14(1H、s)。 MS(m/z):419(M+)、359,334,316。 実施例 3 実施例1において、酢酸アンモニウムの代りに
エタノールアミン及び26.87%塩化水素イソプロ
パノール溶液を用いる以外は同様に処理して、
17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロ−2−
(2−ヒドロキシエチル)プレグナ−4,6−ジ
エン−3,20−ジオンを得た。 融点:288.7〜289.5℃(アセトン)。 IR:(KBr、cm- 1):3520,3400,1720,1645。 1H−NMR(CDCl3、δ):0.71(3H、s)、1.13
(3H、s)、2.06(3H、s)、2.10(3H、s)、3.26
および3.55(2H、ABq、J=13Hz)、2.4〜2.9
(4H、m)、6.12(1H、s)、6.18(1H、s)。 MS(m/z):449(M+)、418,346,302。 実施例 4 実施例1において、酢酸アンモニウムの代りに
3−ジメチルアミノプロピルアミン及び26.87%
塩化水素イソプロパノール溶液を用いる以外は同
様に処理して、17α−アセトキシ−2−アザ−6
−クロロ−2−(3−ジメチルアミノプロピル)
プレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオンを得
た。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.71(3H,s)、
1.12(3H,s)、2.06(3H,s)、2.10(3H,s)、
2.26(6H、s)、3.15および3.23(2H,ABq,J=
13Hz)、3.0〜3.6(4H,m)、6.12(1H,s)、6.14
(1H,broad s)。 MS(m/z):490(M+)、475,419,72,58。 実施例 5 17α−アセトキシ−6−クロロ−1ξ−ヒドロキ
シ−2−オキサプレグナ−4,6−ジエン−3,
20−ジオン300mg、ギ酸アンモニウム3.5gおよび
99%ギ酸4mlの混合物を28時間加熱還流した。反
応混合物に水を加え生成物を酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を水酸化ナトリウム水溶液、30%塩酸
水溶液および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順
次洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去して得られた粗生成物をTLC〔展
開溶液、クロロホルム:アセトン(6:1)〕で
精製して、Rf値約0.5より17α−アセトキシ−2
−アザ−6−クロロプレグナ−4,6−ジエン−
3,20−ジオン50mgを得た。この化合物の 1H−
NMRスペクトルは実施例1で調整された物質の
スペクトルと同一であつた。さらにRf値約0.3よ
り2−アザ−6−クロロ−17α−ヒドロキシプレ
グナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン30mgを得
た。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.75(3H,s)、
1.13(3H,s)、2.25(3H,s)、3.24(2H,m)、
6.09(1H、broad s)、6.21(1H,broad s)、
6.67(1H,broad s)。 MS(m/z):363(M+)、320。 実施例 6 17α−アセトキシ−2−アザ−6α,7α−エポキ
シ−4−プレグネン−3,20−ジオン30mgをジク
ロロメタン1.5mlに溶解し、四ヨウ化二リン60mg
を加えた。反応混合物を室温で10分間撹拌したの
ち、飽和炭酸水素ナトリウム小溶液5mlを加え、
生成物をクロロホルムで抽出した。抽出液を水で
洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去して得られた粗生成物をTLC〔展開溶媒、ク
ロロホルム:メタノール(19:1)〕で精製して、
17α−アセトキシ−2−アザプレグナ−4,6−
ジエン−3,20−ジオン24mgを得た。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.71(3H,s)、
1.13(3H,s)、2.05(3H,s)、2.09(3H,s)、
3.24(2H,m)、5.53(1H,broad s)、6.04(2H,
broad s)、6.44(1H,broad s)。 MS(m/z):371(M+)、311,268。 実施例 7 17α−アセトキシ−2−アザ−6α,7α−エポキ
シ−6β−メチル−4−プレグネン−3,20−ジ
オン25mgを塩化メチレンン1.5mlに溶解し、四ヨ
ウ化二リン75mgを加えた。反応混合物を室温で15
分撹拌したのち、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
2mlを加え、生成物を酢酸エチルで抽出した。抽
出液を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた粗生成物をTLC
〔展開溶媒、クロロホルム:メタノール(19:
1)〕で精製して、17α−アセトキシ−2−アザ
−6−メチルプレグナ−4,6−ジエン−3,20
−ジオン15mgを得た。 1H−NMR(CDCl3、δ):0.71(3H,s)、
1.11(3H,s)、1.86(3H,broad s)、2.06(3H,
s)、2.09(3H,s)、3.19および3.26(2H,ABq,
J=11Hz)、5.69(1H,broad s)、5.86(1H,
broad s)、6.32(1H,broad s)。 MS(m/z):385(M+)、325,282。 実施例 8 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロ−2
−メチルプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジ
オン80mg、30%ナトリウムメチラートメタノール
溶液0.5ml、テトラヒドロフラン3mlおよびメタ
ノール1mlの混合物を60℃で30分間加熱した。反
応混合物に水を加え、生成物をクロロホルムで抽
出した。抽出液を水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。得られた粗生成物をTLC〔展開
溶媒、クロロホルム:アセトン(9:1)〕で精
製して2−アザ−6−クロロ−17α−ヒドロキシ
−2−メチルプレグナ−4,6−ジエン−3,20
−ジオン55mgを得た。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.77(3H,s)、
1.12(3H,s)、2.27(3H,s)、3.01(3H,s)、
1.17および3.33(2H,ABq,J=12Hz)、6.12
(1H,s)、6.15(1H,broad s)。 MS(m/z):377(M+)、359,334。 実施例 9 2−アザ−6−クロロ−17α−ヒドロキシ−2
−メチルプレグナ−4,6−ジエン−3,20−ジ
オン15mgおよび無水プロピオン酸0.5mlの混合物
を130℃で6時間加熱した。反応混合物を室温ま
で冷却し、ピリジン約0.5mlおよび水約0.5mlを加
え室温で15時間放置し、生成物を酢酸エチルで抽
出した。抽出液を50%塩酸水溶液、つづいて飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた
粗生成物をTLC〔展開溶媒、クロロホルム:アセ
トン(9:1)〕で精製して、2−アザ−6−ク
ロロ−2−メチル−17α−プロピオニルオキシプ
レグナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン14mgを
得た。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.71(3H,s)、
1.12(3H,s),1.17(3H,t,J=7Hz)、2.05
(3H,s)、3.38(2H,q,J=7Hz)、3.03(3H,
s)、3.12および3.33(2H,ABq,J=13Hz)、
6.13(1H,s)6.14(1H,s)。 実施例 10 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロ−2
−(2−ヒドロキシエチル)プレグナ−4,6−
ジエン−3,20−ジオン100mgのクロロホルム3
ml溶液へ塩化チオニル33mgを加え1時間加熱還流
した。反応混合物に水を加え生成物をクロロホル
ムで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
溶媒を留去した。得られた粗生成物をTLC〔展開
溶媒、クロロホルム:アセトン(19:1〕で精製
して、17α−アセトキシ2−アザ−6−クロロ−
2−(2−クロロエチル)プレグナ−4,6−ジ
エン−3,20−ジオン21mgを得た。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.72(3H,s)、
1.18(3H,s),2.06(3H,s)、2.10(3H,s)、
3.30および3.51(2H,ABq,J=13Hz)、3.73
(4H,broad s)、6.15(1H,s)、6.17(1H,
broad s)。 MS(m/z):467(M+)、418,407,382,
364。 製造例 1 17α−アセトキシ−6−クロロプレグナ−1,
4,6−トリエン−3,20−ジオン15.0g、四酸
化オスミウム0.5g、過ヨウ素酸ナトリウム33.6
g、ジオキサン300mlおよび水98mlの混合物を3
時間加熱還流した。反応混合物に過ヨウ素酸16g
を加え、さらに30分還流した。反応混合物を5%
チオ硫酸ナトリウム4中に加え、生成物を酢酸
エチルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。得ら
れた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー〔溶出溶媒、クロロホルム〕で精製して、
17α−アセトキシ−6−クロロ−1ξ−ヒドロキシ
−2−オキサプレグナ−4,6−ジエン−3,20
−ジオン7.2gを得た。 融点:276〜278℃(アセトン−ヘキサン)。 IR(KBr、cm-1):3510,1725,1616,1258。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.72(3H,s)、
1.20(3H,s)、2.06(3H,s)、2.12(3H,s)、
5.51(1H,s)、6.21(1H,s)、6.35(1H,broad
s)。 MS(m/z):422(M+)380,376,362,337,
319。 製造例 2 17α−アセトキシ−6−クロロ−1ξ−ヒドロキシ
−2−オキサプレグナ−4,6−ジエン−3,20
−ジオン4.6g、酸化銀23gおよびヨウ化メチル
50mlの混合物を3時間加熱還流した。不溶物を
過して除き、液を留去して、メチル17α−アセ
トキシ−6−クロロ−1,20−ジオキソ−A−ノ
ル−1,2−セコプレグナ−3,6−ジエン−2
−オエートの無色結晶性粉末4.19gを得た。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.71(3H,s)、
1.48(3H,s)、2.02(3H,s)、2.08(3H,s)、
3.68(3H,s)、6.32(1H,broad s)、6.48(1H,
s)、9.57(1H,s)。 製造例 3 17α−アセトキシ−6α,7α−エポキシプレグナ
−1,4−ジエン−3,20−ジオン200mgをジク
ロロメタン15mlおよびピリジン15mlに溶解し、−
78℃でオゾンを10分間通じた。反応混合物を室温
で10分間撹拌し、そこへ10%亜硫酸水素ナトリウ
ム3mlを加え、室温で1時間撹拌した。生成物を
クロロホルムで抽出し、抽出液を10%硫酸水容
液、つづいて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去して得られた粗生成物をTLC〔展開溶媒、ク
ロロホルム:アセトン(9:1)〕で精製して、
17α−アセトキシ−−6α,17α−エポキシ−1ξ−
ヒドロキシ−2−オキサ−4−プレグネンン−
3,20−ジオン146mgを得た。 1H−NMR(CDCl3−D2O,δ):0.70(3H,
s)、1.18(3H,s)、2.05(3H,S)、2.12(3H,
s)3.47(1H,d,J=4Hz)、3.54(1H,d,J
=4Hz)、5.43(1H,s)6.17(1H、s)。 製造例 4 17α−アセトキシ−6α,17α−エポキシ−1ξ−
ヒドロキシ−2−オキサ−4−プレグネン−3,
20−ジオン85mg、酸化銀400mgおよびヨウ化メチ
ル4mlの混合物を1時間加熱還流した。反応混合
物を過し、液を減圧で留去して、メチル17α
−アセトキシ−1,20−ジオキソ−6α,7α−エ
ポキシ−A−ノル−1,2−セコ−3−プレグネ
ン−2−オエート76mgを得た。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.68(3H,s)、
1.38(3H,s)、2.02(3H,s)、2.11(3H,s)、
3.34(1H,d,J=4Hz)、3.47(1H,d,J=4
Hz)、3.68(3H,s)、6.17(1H、s)、9.48(1H,
s)。 製造例 5 メチル17α−アセトキシ−1,20−ジオキソ−
6α,7α−エポキシ−A−ノル−1,2−セコ
−3−プレグネン−2−オエート70mg、酢酸アン
モニウム210mg、シアノ水素化ホウ素ナトリウム
120mg、テトラヒドロフラン0.7mlおよびメタノー
ル1.4mlの混合物を室温で15時間撹拌した。5%
硫酸水溶液20mlおよびクロロホルム5mlを反応混
合物に加え、室温で50分間撹拌した。生成物をク
ロロホルムで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナト
リウム水容液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を留去して得られた粗生成物を
TLC〔展開溶媒、クロロホルム:メタノール
(19:1)〕で精製して、17α−アセトキシ−2−
アザ−6α,7α−エポキシ−4−プレグネン−3,
20−ジオン40mgを得た。 1H−NMR(CDCl3,δ):0.69(3H,s)、
1.10(3H,s)、2.03(3H,s)、2.11(3H,s)、
2.19(2H,m)、3.33(1H、d、J=4Hz)、3.48
(1H、d、J=4Hz)、6.01(1H、s)、6.10(1H、
broad s)。 製造例 6 17α−アセトキシ−6α,7α−エポキシ−6β−メ
チルプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン
2.18gをジクロロメタン40mlおよびピリジン40ml
に溶解し−78℃でオゾンを33分間通じた。反応混
合物を室温で15分間撹拌し、そこへ亜硫酸水素ナ
トリウム2.7gの水溶液7mlを加え、室温でさら
に1時間撹拌した。生成物をクロロホルムで抽出
し、抽出液を10%硫酸水溶液、つづいて飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた粗生
物をTLC〔展開溶媒、クロロホルム:アセトン
(9:1)〕で精製して、17α−アセトキシ−6α,
7α−エポキシ−1ξ−ヒドロキシ−6β−メチル
−2−オキサ−4−プレグネン−3,20−ジオン
1.65gを得た。 1H−NMR(CDCl3、δ):0.70(3H、s)、
1.17(3H、s)、1.53(3H、s)、2.05(3H、s)、
2.12(3H、s)、3.12(1H、s)、5.43(1H、s)、
6.24(1H、s)。 製造例 7 17α−アセトキシ−6α,7α−エポキシ−1ξ−ヒ
ドロキシ−6β−メチル−2−オキサ−4−プレ
グネン−3,20−ジオン502mg、酸化銀2gおよ
びヨウ化メチル10mlの混合物を90分間加熱還流し
た。。不溶物を過して除き、液を留去して、
メチル17α−アセトキシ−1,20−ジオキソ−
6α,7α−エポキシ−6β−メチル−A−ノル−1,
2−セコ−3−プレグネン−2−オエート510mg
を得た。 1H−NMR(CDCl3、δ):0.69(3H、s)、
1.49(3H、s)、1.53(3H,s)、2.02(3H,s)、
2.09(3H,s)、3.09(1H,s)、3.67(3H,s)、
6.30(1H,s)9.44(1H,s)。 製造例 8 メチル17α−アセトキシ−1,20−ジオキソ−
6α,7α−エポキシ−6β−メチル−A−ノル−1,
2−セコ−3−プレグネン−2−オエート102mg、
酢酸アンモニウム300mg、シアノ水素化ホウ素ナ
トリウム192mg、テトラヒドロフラン1mlおよび
メタノール2mlの混合物を室温で16時間撹拌し
た。反応混合物に水約3ml、クロロホルム約3ml
および10%硫酸水溶液約5mlを加え室温で1時間
撹拌した。生成物をクロロホルムで抽出し、抽出
液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して
得た粗生成物をTLC〔展開溶媒、クロロホルム:
メタノール(19:1)〕で精製して、17α−アセ
トキシ−2−アザ−6α,7α−エポキシ−6β−
メチル−4−プレグネン−3,20−ジオン30mgを
得た。 1H−NMR(CDCl3、δ):0.69(3H、s)、
1.08(3H、s)、1.52(3H、s)、2.04(3H、s)、
2.11(3H、s)、3.09(1H、s)、3.18(1H、broad
s)、6.13(1H、broad s、6.62(1H、broad
s)。 本発明の化合物を含有する薬剤の製造剤を示す
と以下のとおりである。 製剤例A 錠剤 処方:5mg錠 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロプレ
グナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン 5.0 殿粉 11.7 乳糖 79.3 カルボキシメチルセルロースカルシウム 2.5 タルク 1.0ステアリン酸マグネシウム 0.5 100.0mg 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロプレ
グナ−4,6−ジエン−3,20−ジオンの結晶を
70ミクロン以下の粒度に粉枠し、それに殿粉、乳
糖及びカルボキシメチルセルロースカルシウムを
加えてよく混合する。10%の殿粉のりを上記混合
粉体に加えて撹拌混合し、顆粒を製造する。乾燥
後粒径1000ミクロン前後に整粒し、これにタルク
及びステアリン酸マグネシウムを混合し、打錠す
る。 製剤例B カプセル剤 処方:10mgカプセル 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロプレ
グナ−4,6−ジエン−3,20−ジオン 10.0 殿粉 50.0 乳糖 47.0ステアリン酸マグネシウム 3.0 110.0mg 17α−アセトキシ−2−アザ−6−クロロプレ
グナ−4,6−ジエン−3,20−ジオンの結晶を
よく粉枠し、殿粉、乳糖及びステアリン酸マグネ
シウムをそれに混合し、よくまぜ合せた後に5号
カプセルに充填する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 式中、R1は水素原子、或いはハロゲン原子、
    水酸基又は置換もしくは未置換のアミノ基で置換
    されていてもよい低級アルキル基を表わし、R2
    は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を
    表わし、Aは水素原子又は低級アルカノイル基を
    表わす、 で示される化合物。 2 R1が水素原子である特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。 3 R2が塩素原子である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の化合物。 4 Aがアセチル基である特許請求の範囲第1〜
    3項のいずれかに記載の化合物。
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