JPH01234621A - ベアリングの嵌装方法 - Google Patents

ベアリングの嵌装方法

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JPH01234621A
JPH01234621A JP5799688A JP5799688A JPH01234621A JP H01234621 A JPH01234621 A JP H01234621A JP 5799688 A JP5799688 A JP 5799688A JP 5799688 A JP5799688 A JP 5799688A JP H01234621 A JPH01234621 A JP H01234621A
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heating
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倉知 康彦
Nobuyuki Kondo
信行 近藤
Yuji Ishizaka
石坂 雄二
Osamu Masuda
修 増田
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Chubu Electric Power Co Inc
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Chubu Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は転動体を焼嵌するベアリングの嵌装方法に係り
、特に複数段の誘導加熱コイルを設けて、その最終段に
共振回路を構成する誘導加熱コイルを備えた誘導加熱装
置を用いて加熱を行うベアリングの嵌装方法に関する。
B0発明の概要 本発明は複数段に施す誘導加熱を用いてベアリング外輪
を均熱に加熱昇温しで転動体を焼嵌すると共に、ベアリ
ングの残留磁気を消去する嵌装方法の提供を図ったもの
で、複数段から成る誘導加熱コイルを設31て、その最
終段に(J共振回路を構成する誘導加熱コイルを備えて
ヘアリングの外輪を所定温度に昇温し、続けて共振回路
の減衰波形によりヘアリングの在留磁気を消磁づ〜ると
共に、転動体を外輪の内周面へ嵌装することにより、外
輪は均熱に加熱昇温しで、表面」1昇温度が限定され、
ベアリングの消磁と転動体の焼嵌を同時に行うと共に温
度制御を容易にして自動化を可能とするものである。
C従来の技術 従来よりベアリングは負担する荷重の大きさ1方向1回
転数等種々の荷重の形態に対応して多様なものが提供さ
れている。ベアリンクには負担する荷重の方向により、
大別してラジアルヘアリングとスラストベアリングに分
けられるか、ラジアル荷重を負担するベアリンクにキー
ストンヘアリングがある。第1図(a)、(b)はその
外形を示したもので、キーストンlペアリング1は重荷
重に用いられるラジアルヘアリングで、その基本溝a 
Illヘアリング外輪2に内接して転動体である円筒状
のこる(以下ローラと記す)3が全周にわたって連設さ
れる。キーストンヘアリング1はローラ3の脱落防止を
図るリテーナを不要として、作動中ローラが抜(:l落
ちることがないように外輪2のローラを収納する部分の
内径はローラ3が内径側に脱落する最小径より小に構成
されている。
」1記のギースI・ンヘアリング1の製造において、ヘ
アリング外輪2に内接して全周にわたってローラ3を連
設して嵌入する嵌装方法には外輪2を焼=3− 嵌する方法が用いられていた。即ち所定温度に加温した
油槽を加熱手段として用い、ベアリンク外輪を油槽に浸
漬して加熱昇温し、所定温度になった時点でローラを嵌
入する方法が行われていた。
しかし、上記の加熱方法には生産性の低さやエネルギー
のロスの大きい点、温度制御の困%f性、等により自動
製造ラインに組み込むことが困難で、製品の品質のバラ
ツキが大きい等の種々の問題点から誘導加熱装置に」;
るヘアリング外輪(以下外輪と記す)の加熱昇温方法が
提供されるようになった。
即ち、一般に外輪2の外周側に誘導加熱コイルを配設し
、誘導加熱によって外輪2を加熱昇温してローラを嵌入
する方法である。第9図は外輪着座台I4に載置した外
輪2とその外周側に配設した誘導コイル8aを示ず。誘
導コイル8aに通電して外輪2を誘導加熱ずろ。外輪2
は回転させて周方向の均熱化を図る。第8図に外輪2の
外周表面温度O1,及び内周表面温度O1の」−昇曲線
の例を示す。この方法で外輪2を誘導加熱する場合に、
外輪2に好適な焼嵌温度θ、 (’C)に対して、生産
タフh H(s e c )が決定された条件下で(J
投入すべき電力は物理常数から自動的に算出される。
従って被加熱側である外輪2の外周表面に投入する電力
密度(W / m 2)が決定され、誘導加熱開始直後
において(」、第8図に示すように外輪2の外周表面温
度O6(’C)と内周表面温度θi(’C)は、0.、
>0.l、θi <O,の状態となる。誘導コイル8a
への通電をt。にて開始して、Llにて終了したしので
ある。その後熱伝導による均熱化が進め、t、では全体
の温度がほぼ焼嵌温度08となる。
上記の誘導加熱装置による外輪の加熱昇温は、外輪2の
外周側に加熱コイルを配置して加熱するのて、外輪2の
外周の表面層に誘導電流が流れてジュール発熱による加
熱昇温か起こると共にこの外周の表面層に発生した熱が
熱伝導にj;り外周から内周へと熱拡散することによっ
て内周側の昇温か起こり外輪全体を焼度可能な温度θ6
とすることになる。
D1発明が解決しようとする課題 しかし、上記の誘導加熱装置による加熱方法には外輪2
の内外径差が大きい場合や、外輪2を極めて短時間て焼
嵌温度θ8まで昇温しようとする場合には0゜)θiと
なることから改善すべき課題が生じており、その対策が
求められていた。
第1に外輪には材質や前工程の処理等から決定される昇
温上限温度OL(’C)があり、外輪の加熱過程で外周
の温度θ。がθ1、を越えると、予め熱処理が施されて
いる外輪の硬度や強度等の低下や、金属組織に変化を生
じたり、または前工程で付加した圧縮応力の消失が生じ
て、ベアリングの特性や耐久性、寿命が低下するという
問題点が生じることである。例えば外輪は一般に面工程
で焼入れや焼戻し等の熱処理を施されているので、焼戻
し温度以上に昇温することは硬度2強度の低下や金属組
織の変化を生じて不可である。また外輪表面に焼入れを
施す等の方法で表面に圧縮応力を残留させて、耐疲労強
度を向上させている場合には、この圧縮残留応力が解放
されることのない温度が昇温上限温度θ、となる。そし
て上記のθ。)θiの場合には、また第8図に示すよう
に外周面の最高温度θo (m a x )がθ。(m
ax)>08となり、Ooがθ、を越えるという問題点
が生じる。
第2には加熱コイルに投入する電力を減らず等によって
、加熱昇温時間を延長してゆっくりと加熱する方法を用
いれば、外周の加熱と共に外周から内周への熱伝導が行
われて、外周温度θ。を焼嵌温度θ8に対して著しく高
くする必要がなく、上限温度θ、以下で加熱することが
可能であるが、この場合には加熱昇温に要する時間が長
くなるという問題点が生じる。
即ち、外輪の内外径差が大となるベアリングレースの厚
い場合および、昇温時間を短縮したい場合に問題点が生
じる。
本発明は上記問題点に鑑み為されたもので、ベアリング
の外輪を外周と内周の温度差が少ない安定した熱分布で
外周温度θ。が昇温」1限温度θ、を越えることなく加
熱昇温しで且つ高精度の制御を実施してローラの嵌装の
自動化を図ると共に焼度の際に消磁を実施する嵌装方法
の提供を目的とするものである。
E0課題を解決するための手段と作用 本発明は焼度するベアリング外輪を複数段の誘導加熱に
よって所定の温度範囲に高精度に加熱昇温し、続けて共
振回路による減衰波によって消磁を行うと共に転動体の
焼度を行うもので、具体的に用いられる手段は、複数段
の誘導加熱コイルを共振回路を構成する誘導加熱コイル
を少なくとも最終段に備えた誘導加熱装置により、外輪
を誘導加熱コイル中に順次移送して複数段の加熱を施し
、最終段の誘導加熱コイルにて所定の温度に昇温せしめ
た後に、共振回路を接続したまま電源を断として外輪の
磁化力を漸減0゛シめると共に組イτ1装置によって外
輪内周面への転動体の焼度を行うことにより、外輪の金
属組成の劣化を生じることのない安定した熱分布で加熱
昇温か施されると共に、ベアリンクに消磁が施されるこ
とにより、前工程迄に外輪に付与された残留磁気が消去
されて、後工程やベアリンクの使用中に生じる虞れのあ
る異物や金属粉の吸着等の原因が取り除かれる。
F 実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
本実施例に用いる誘導加熱装置の加熱部4の構成を第2
図(a)、(b)を参照して説明する。
本発明は被加熱物のベアリング外輪を複数段の誘導加熱
コイルを備えた誘導加熱装置により加熱昇温することを
第1の特徴としたものであり、第2図(a)、(b)に
示すようにヘアリングの組付装置は誘導加熱装置の加熱
コイルに近接して設(プられる。誘導加熱装置の加熱部
4は、誘導加熱装置の加熱部に供給される二相交流電源
を可変電圧可変周波数の交流電源に変換するインバータ
5と、インバータ5の出力を変圧すると共に、インバー
タ5と加熱コイル部との回路構成を分離するトランス6
と、後述する消磁作用のために加熱コイル部の共振回路
に必要なインピーダンス整合を図る整合部7と、ワーク
であるヘアリンクの外輪1I− 2を誘導加熱する誘導コイル8とから概ね構成している
本発明のヘアリング外輪の磁気消去を実施する共振回路
の構成について第3図(a)、(b)を参照して説明す
る。第3図(b)は本実施例の誘導加熱コイル部の電気
回路を示したもので、整合部7および整合部7とトラン
ス6により結合された誘導コイル8で構成されている。
第3図(a)は、第3図(b)の等価回路を示したちの
でインバータ5を電源とする並列共振回路を構成してい
る。第3図(2L)において、振動回路の臨界条件され
ることが知られている。従って第3図(a)における共
振の振動波形を発生ずる臨界条件は、振動波形の周波数
1回路抵抗、インタクタンスの=12= 値1整合用コンデンザの容量等の負荷整合回路常数を選
定して、誘導コイル8内に外輪2が存在ず構成すること
により実現される。
本実施例では第2図(b)に示すように誘導コイル8は
直列に接続したコイル8aおよびコイル8bで構成して
おり、誘導コイル8の下を回転するインデックステーブ
ルIOには8等分された14a〜14bの各位置に、外
輪2を載置して位置決め固定する外輪着座台I4が配設
される。またインデックステーブル10の14eの位置
には、外輪着座台14の」二部からローラ3を外輪2に
嵌装する組付機構部20が設けられている。
上記のように構成された装置における本実施例のヘアリ
ングの嵌装方法について詳細に説明する。
ヘアリング外輪2およびローラ3は夫々面工程にり図示
しない移送手段にJ:って搬入され、外輪2はインデッ
クステーブル10に載設している外輪着座台14に載置
される。この時インチ、ツクステーブルIOには8個の
外輪着座台14が設けられており、搬入された外輪2は
+4aの位置にある外輪着座台14に載置されて、外輪
着座台14の凸状部と縁部内径を嵌合して固定される。
インデックステーブルIO+−1第2図(b)に示す矢
印方向に回動して、外輪着座台14をI 4 bの位置
に移動ずろ。この場合に14aの位置に移動した次の外
輪着座台14には次の外輪2が載置されて固定され、以
後同様に繰り返される。■4bの位置に移動した外輪着
座台I4は、外輪2の着座状態が着座確認部16によっ
て確認され、正常な固定状態の場合はインデックステー
ブルIOの回動によってL 4 cの位置に移動する。
外輪2を載置した外輪着座台14が位置+4cに移送さ
れると、インデックステーブル10の下方に設けられた
シリンダ15から成る昇降手段によって、外輪着座台I
4は外輪2を載置したままの状態で」1昇して、」1方
に設げられている誘導加熱コイル8a内の略中央位置に
おいて停止する。続いて図示省略した駆動源により外輪
着座台I4および外輪2を回転すると共に、誘導加熱コ
イル8aに通電を行って、外輪2に誘導電流を発生せし
めて第1段目の所定温度迄加熱を行い、1段目の誘導加
熱が実施される。
外輪2を第1段目の所定温度迄加熱昇温した後に電源を
断として、シリンダ15により外輪着座台I4を下降せ
しめ、インデックステーブル10上の位置14. cに
戻ず。外輪2をインデックステーブルIO」二の定位置
14cに載置した外輪着座台14は移送されて位置+4
dに至り、インデックステーブルIOの下方に設置Iら
れたシリンダI5によって再び外輪2を載置したままの
状態で」―昇して、」1方に設(」られている誘導加熱
コイル8b内の中央の位置に停止する。続いて誘導加熱
コイル8bに通電を行って所定の温度迄誘導加熱による
2段目の加熱昇温を実施する。なお、この場合インデッ
クステーブル10の14cの位置に移送された次の外輪
21J、上述した1段目の誘導加熱が行われる。
続いて外輪2を所定の温度迄加熱昇温した後に、共振回
路を接続した回路構成の状態で電源を断とする。この時
誘導コイル8には、第4図に一例を示す共振による減衰
振動波が発生し、ベアリング外輪2に対して共振減衰振
動波を誘導して付与されていノー残留磁気の消去を行う
。なお、本実施例ではインデックステーブル10の」1
方に配設した誘導加熱コイル8a、8bは同一電源に整
合部7を介して直列に接続されているので、インデック
ステーブル10における位置+4cと14dの位置にて
外輪2は2回にわたって消磁が施されることとなる。外
輪着座台I4はシリンダI5により下降して、インデッ
クステーブル10」−の位置14dにおいて外輪2を載
置して、再びインテ・ツクステーブル10の回動により
位置14eに移送される。
インデックステーブル10の位置14eの」二部には組
付装置の組付機構部20が配設され、インデックステー
ブル10の下方に設けられたシリンダ15によって、外
輪2は外輪着座台14に載置されたまま」1昇し、外輪
2の内周面にローラ3が嵌装される。この場合ローラ3
を外輪2へ嵌装する嵌込化の算出方法は、本願の出願人
が昭和63年2月19日出願の特許願「ベアリングの嵌
装方法」と同様であり、外力による押圧力を用いて強制
的に嵌装する条件(」近仰式として、π(DI−DIυ
θ6・αく2DI+−(DI−DR)Sinγてあり、
焼面温度は で示される(但し、Dlは外輪の内径、Dnはローラの
外径、θ8は焼面温度、αは熱膨張係数。
γ−旦てnは外輪2の内周面に嵌装されるローうの数を
示す)。なお、本実施例におりる組付装置としては、本
願出願人が本願と同日に出願した実用新案登録願「ヘア
リンクの嵌込機構」が好適である。
ローラ3を嵌装した外輪2は、シリングj5によって下
降してインデックステーブル10上に戻り、インデック
ステーブル10の回動により位置14Nに移送され放冷
される。外輪着座台14に載置された外輪2は位置+ 
4. fにおいて自然放冷され、続いてインデックステ
ーブル10の回動によって移送される位置14gにおい
て、空気またはガスの吹き(=I(jによる強制冷却に
よって、少なくともローラ3が外輪2から脱出すること
のない温度まで冷却される。なお外輪2の厚さが薄い場
合に(j位置14gにおいてら自然放冷のままとしでも
よい。そしてインデックステーブル10の回動により位
置+4hに移送された外輪2は、外輪着座台14から取
り外されて搬出され、図示しない移送手段により次工程
へ至るのである。
上記の繰り返しによりベアリングの連続嵌装が全自動で
行われる。
次に本実施例による嵌装方法の作用について説明する。
外輪2が外輪着座台14に載置されて、インデックステ
ーブル10の回動により位置14C〜位置14e?こ移
送される過程における外輪2の外周面と内周面の温度」
−昇過程を示したものが第5図である。図において横軸
は時間を表し、縦軸は温度を示している。外輪2はイン
デックステーブル10の位置+4cにおいて、第1段目
の誘導加熱を誘導加熱コイル8aによって施され、時2
O− Ii!] t oで第1段目の加熱が開始されて、時間
t、lこおいて電源か断となる。時間1.と時間t2の
間に外輪2L1位置14.、 dに移送され、位置14
dにおいて時間t、て第2段目の加熱が開始されて、時
間t3て電源が断となり、時間t3と時間[4の間に位
置14eに設けられている組(=I装置に移送されて、
ローラ3の焼面が実施される。
この場合、外輪2の外周表面温度θ。(℃)と内周表面
温度θi(°C)の温度変化は、第5図に示すように時
間t。と時間1.の間の第1段加熱により生じていた温
度差が、時間1.lと時間り、の間の移送時間で外周面
から内周面に熱の伝導により、均熱化が生じる。続いて
時間t、と時間L3の間の第2段加熱により生じた温度
差は、位置+4eへ移送される時間t3とt4の間に均
熱化が生じ、外周表面温度O9と内周表面温度θiの温
度差か小さくなり、ローラ3を外輪2に焼面可能とする
温度θ4に近付いた状態で位置14cに至り、ローラ3
の嵌装が好適な温度条件のもとで実施される。
上記の作用により第8図に示した従来の1段加熱の場合
と比較して、外輪2の外周表面の最高温度θ。(maX
)と坑底温度θ1.との温度差へ〇(°C)が著しく小
さくなり、従って外周表面の最高温度Oo(max)を
低い温度に制御ずろこ七が可能となり、外輪2の限界温
度θ+、 (’c )以下と4−ることかできる。しか
もベアリンタ焼度の生産タクトタイムを延長することな
く、従来の加熱コイルを1コイルで構成していた場合と
比較して、各=Iイル内での加熱時間の短縮によりタク
トタイムを向」ニさせることができる。
また、従来加熱コイルを2連に備えて同時に2個づつ加
熱していた場合と比較してタクトタイムは若干長くなる
が、この場合にもインデックステーブル10の構成を外
輪着座台14の数を増加すると共に2連の加熱コイルを
複数設置′)で、外輪2の加熱を複数づつ2段加熱する
方法によれば、むしろタクトタイムを短縮することがで
きる。
なお、本実施例では誘導加熱コイルを2段で構成した2
段加熱としたが、誘導加熱コイルを3段以」二股()て
3段以」二の加熱としてもにい。この場合第7図に示す
ように外輪2にお(Jろ外周表面の最高温度θ、、 (
m a、 x )と焼度〃4度θ。の温度差Δ0は、加
熱段数を1段−2段→3段とする程小さくなり、外周表
面の最高温度O9(m a x )を低い温度に制御す
ることができる。第7図は横軸に坑底温度θ、(°C)
をとり、縦軸に温度差へ〇(’C)をとって示した図で
ある。
また本実施例における誘導加熱コイル8a、8bは第2
図(b)に示すように一電源に直列接続する構成とした
が、第6図(、)に示すように並列接続としてもよく、
あるいは第6図(b)に示すように複数の加熱コイルを
夫々別電源に接続して個々に加熱制御を行ってもよい。
この場合には少なくとも最終段のコイルのみを消磁のた
めの共振回路構成とすることでよい。外輪2にローラ3
を嵌装する組付装置は、本実施例ではインデックステー
ブル10の位置14. eの上部に設置ノでいるが、2
段目の加熱コイル8bの」二部に組付装置の組子;]機
構部を配設してインデックステーブルIOの位置14d
において嵌装してもよい。この場合には第5図におiJ
る時間軸の時間[3と時間L4の間で嵌装を行うことに
なる。
本実施例で説明した加熱やローラの嵌装の実施には、イ
ンデックステーブルl0J−の外輪着座台I4に載置し
た外輪2を、外輪着座台ごと昇降手段のフリツプ15で
上昇、下降しているが、昇降手段をインデックステーブ
ルlOの下方に設6Jることなく、外輪2は外輪着座台
14に載置して、加熱コイルや組付機構を別の昇降手段
にJ:す」二。
下方向に昇降させるにうにしてもよい。
G 発明の効果 以Jl説明したように本発明IJ複数段の誘導加〃1か
ら成る共振回路を構成ずろ誘導加熱コイルを少なくとも
最終段に備えて、外輪に複数段の加熱を施し、最終段の
誘導加熱コイルにて所定の温度に昇温した後に共振回路
を接続したまま電源を断として外輪の磁化力を漸減する
と共に組付装置によって外輪内周面への転動体の焼度を
行う方法なので、第1には誘導加熱する外輪の最高温度
と好適な焼面温度との差を小さくできるので、加熱ずろ
外輪の外周昇温温度を昇温上限温度以下の低い温度に制
御することができる。従って外輪の硬度や金属組織1機
械的強度並びに応力分布等を低下させることなく焼度を
実施できる。第2には複数段の加熱によりベアリングと
しての特性や耐久性を低下させることなく早い生産タク
トタイムで自動化生産ライン内に焼嵌工程を組み込んで
、高品質で安定した生産性の高い製造ラインを実施する
ことができる。第3にはベアリング外輪に付与されてい
た残留磁気の消磁を焼嵌工程の中で実施するので、残留
磁気が除去されて製品の寿命、耐久性を向」二すると共
に消磁工程を別に設(Jろ必要がなく、作業の合理化が
実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明の実施例に用いられたギ
ーストンヘアリングの外観図および断面図、第2図(a
)、(b)は本実施例に用いた組付装置要部の配設位置
関係を示す図で、第3図(a)、(b)は本実施例に用
いた共振回路の回路図、第4図は共振回路の減衰振動波
形を示す図、第5図は本実施例におげろ外輪2の温度」
1昇分布を示す図で、第6図(a)、(b)は誘導加熱
コイルの電源接続例を示し、第7図は誘導加熱コイルの
複数段の構成にお(ジる焼面温度と外輪の外周最高温度
との差をグラフに表わした図で、第8図は従来技術によ
る温度上昇分布を示した図であり、第9図は外輪と誘導
加熱コイルとの位置関係を示した図である。 ■・・ギーストンベアリング、2・・・ベアリング外輪
、3 ローラ(転動体)、4・・誘導加熱部(誘導加熱
装置)、5・インバータ、6・・・トランス、7 ・整
合部、8・・誘導コイル、10 ・インテ、ツクステー
ブル、14・−外輪着座台、θ。・・・外輪の外周表面
温度、01・外輪の内周表面温度、O,・・焼面温度、
θ1、外輪の昇温」1限温度。 虜鰯□ −国

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外輪の内周に連設する転動体の嵌装に、外輪を加
    熱して嵌装するベアリングの嵌装方法において、複数段
    の誘導加熱コイルを設けて、R^2<4L/Cから成る
    負荷整合回路定数の共振回路を構成する誘導加熱コイル
    を少なくとも最終段に備えた誘導加熱装置により、外輪
    を誘導加熱コイル中に順次移送して複数段の加熱を施し
    、最終段の誘導加熱コイルにて所定の温度に昇温せしめ
    た後に、共振回路を接続したまま電源を断として外輪の
    磁化力を漸減せしめると共に組付装置によって外輪内周
    面への転動体の焼嵌を行うことを特徴としたベアリング
    の嵌装方法。 (但し、誘導加熱共振回路の負荷状態における、R:抵
    抗値、L:インダクタンス値、C:容量値)
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