JPH01233715A - 変圧器鉄心の製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は非晶質合金などの磁性材料を巻回した単位鉄心
を複数個組合せて変圧器鉄心を製作する方法に関するも
のである。

「従来の技術」 一般の変圧器鉄心には、珪素鋼板が使用されている。

鉄心には、この珪素鋼板を丸巻、角巻にして巻鉄心とす
る方法と積重ねて積鉄心とする方法がある。珪素鋼板は
厚みが通常０．３〜０．３５ｍｍであり、巻鉄心を形成
した上、焼鈍すると機械的強度も強く、形状保持が容易
である。素材の幅も充分であり、スリットも容易である
ため任意幅の材料が使用可能である。

「発明が解決しようとする課題」 最近になって珪素鋼板より鉄損失が小さい非晶質合金が
出現し、こｉｌを変圧器鉄心に適用する試みが栄んに行
われているが、末だ素材の厚みが約０．０３ｍｍと薄い
ため、そのまま巻鉄心にすると形状保持が容易でなく、
取扱い運搬により変形しやすい欠点がある。また、素材
の幅が約１０　ｃｍＬかないため、容量の大きな変圧器
鉄心を製作しようとすると、多数の鉄心を作っておいて
複数個組合せなければならず、その組合せ、位置合せ作
業が非常に困難であった。従って、どうしても鉄心の組
合せが必要な場合は、第２図に示す方法によって行って
いた。即ち図の巻鉄心１ａ、ｌｂを左右の保持具２に吊
し、スライド軸３により接合する方法である。鉄心の接
合部には予め接着剤を塗布しである。この方法では鉄心
が変形したり、合せ位置がずれたりする欠点があった。

「課題を解決するための手段」 このように現行の方法では、鉄心の位置合せ、接合に多
大の作業時間を要していたが、その割に接合のずれや鉄
心の変形を生じていた。その主原因は、鉄心を接合する
際に芯金を外すためであることがわかった。そのため本
発明は芯金の通し穴を位置決めに利用し、複数個の鉄心
を芯金を外すことなく、接合していく手段を用いている
。接合面には、エポキシ樹脂等の接着剤を接合時に塗布
している。

「作用」 芯金の通し穴を位置決めに用い、接合面に接着剤を塗布
硬化された後、芯金を外すため鉄心の接合が容易で、強
固な鉄心を得ることができる。

［実施例Ｊ 以下に具体的な実施例を第１図によって説明する。先ず
第１工程としては、通し孔５を有した芯金４を装備した
鉄心１１ａを位置合せ治具６に通す。次に鉄心１１ａの
上部表面に接着剤を塗布する。接着剤が硬化しないうち
に、通し孔５を有した芯金４を装備した次の鉄心１１ｂ
を位置合せ治具６に通す。図では鉄心１１ａ、ｌｌｂの
みしかないが、必要によっては更に鉄心を積み増しても
よい。以上の工程により、複数個の単位鉄心を上下方向
に積み重ねていくことにより、所定の鉄心形状を得るこ
とが可能となる。

「発明の効果」 実施例で述べた方法を適用することにより、以下のよう
な効果を生じる。

（１）鉄心の位置決めが容易で正確になる。

（２）流れ作業が可能となり、生産効率が良く、量産化
に適している。

（３）接着剤を塗布する作業が容易となる。

従ってこの方法を適用することにより、今後の非晶質合
金薄帯の大容量変圧器鉄心への適用可能性や量産化、実
用化の発展性を飛躍的に拡大せしめる効゛果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の接合方法を示し、第２図は
従来の接合方法を示す図面である。 図面中 ｌａとｌｌａおよび１ｂとｌｌｂは鉄心、２は保持具、
３はスライド軸、４は芯金、５は通し穴、６は位置合せ
治具である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非晶質合金等の薄帯を巻回して鉄心を形成し、複数個組
   合せて接合固着して一体の変圧器鉄心を構成するものに
   おいて、通し穴を有した芯金を装備した鉄心を位置合せ
   治具に挿入することにより、位置合せを行うと共に、鉄
   心表面に接着剤を塗布する工程を所定の形状寸法が得ら
   れるまで、繰り返し行うことを特徴とする変圧器鉄心の
   製作方法。