JPH01233214A - 抗潰瘍剤 - Google Patents

抗潰瘍剤

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JPH01233214A
JPH01233214A JP63059092A JP5909288A JPH01233214A JP H01233214 A JPH01233214 A JP H01233214A JP 63059092 A JP63059092 A JP 63059092A JP 5909288 A JP5909288 A JP 5909288A JP H01233214 A JPH01233214 A JP H01233214A
Authority
JP
Japan
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antiulcer
cassigarol
cacigalol
active component
produced
Prior art date
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Pending
Application number
JP63059092A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Murakami
茂 村上
Fumio Amanuma
天沼 二三雄
Makoto Muramatsu
村松 信
Hirokazu Aihara
相原 弘和
Mitsugi Ozawa
小澤 貢
Kimie Baba
きみ江 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は抗潰瘍部に関し、更に詳しくはカシガロールA
を有効成分とする抗潰瘍剤に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課1題]カシ
ガロールAは公知の化合物で、タイ産の生薬カシア・ガ
レッティアナ・クライブ(Cassiagarreti
ana Craib)の心材から得られることがフザワ
(Kozawa )らによってケミカル・ファーマシュ
ーテイカル舎プルチン[Chew、 Phara+、 
Bull 。
第34巻、第10号、第4418〜4421ページ(1
986年)]に報告され七いる。
カシガロールAは下記構造式で示される。
しかしながら、カシガロールAに生理活性作用があるこ
とは知られていない。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、数多くの物質について抗潰瘍作用を検討
した結果、カシガロールAに強い抗潰瘍作用があること
を見い出し、本発明を完成した。
本発明はカシガロールAを有効成分とする抗潰瘍剤であ
る。
以下、本発明の詳細な説明する。
前記カシガロールAはコザワ(Kozawa )らの方
法[ケミカル・ファーマシューティヵル・プルチン、第
26巻、第12号、第3792〜3797ページ(19
78年)]に従ってカシア・ガレッティアナ・クライブ
の心材より得られる。
即ち、ますカシアφガレッティアナ・クライブを粉砕し
て還流下メタノールで抽出し、次にこのメタノール容器
を減圧下濃縮して褐色の抽出物を得、最後に抽出物をシ
リカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル混
合溶媒)で分画して精製することにより得られる。
本発明のカシガロールAを有効成分とする抗潰瘍剤は、
現在広く用いられているシメチジンに代表されるヒスタ
ミンH2受容体拮抗薬とは異なるメカニズムを有する。
すなわち、カシガロールAの抗潰瘍作用は、(1(“+
に+)−アデノシントリホスファターゼの酵素作用を阻
害することにより胃酸分泌を抑制するものである(胃粘
膜壁細砲で合成された酸が()1”+K”)−アデノシ
ントリホスファターゼによって胃液中へ放出されるため
である。)、この作用は、胃酸分泌の最終段階で作用す
るためヒスタミンを介さない胃酸分泌に対しても有効で
あり、優れた抗潰瘍作用を有する。
本発明の抗潰瘍剤の投与ルートは、経口投与又は非経口
投与である。
カシガロールAの投与量は、投与ルート、年齢及び症状
に応じて適宜選定されるが、経口投与の場合は通常成人
に対して20〜250mgを1日1〜3回投与する。
本発明のカシガロールAを有効成分とする抗潰瘍剤は、
常法によりカプセル剤、錠剤、顆粒剤、シロップ剤等の
任意の型に加工して使用することができる0例えば、カ
プセル剤、錠剤、顆粒剤等の場合は、結晶セルロース、
デンプン、乳糖等の賦形剤、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ポリビニルピロリドン等の結合剤、タルク、ステ
アリン酸マグネシウム等の滑沢剤、軽質無水ケイ酸等の
流動性向上剤等を用いることができる。
[発明の効果] 本発明により新しい抗潰瘍メカニズムを有する優れた抗
潰瘍剤を提供することが可能となった。
[実施例] 以下、試験例及び実施例によって本発明の抗潰瘍剤とし
ての作用を示し、本発明を更に具体的に説明する。
(試験例1 ) (H”+K”)−アデノシントリホス
ファターゼ阻害活性試験 屠殺場より購入したブタ胃を使用し、表面の粘液ヲペー
ハータオルで除去した後、メスで胃底部粘膜を剥離した
。粘膜は0.25Mスクロースを含むトリス−塩酸緩衝
液pH7,4に懸濁し、ホモジナイズ後、20,0OO
X gで1時間遠心し、上清を更に100.0OOX 
gで1時間遠心した。沈渣として得られたミクロソーム
画分を再度上記緩衝液に懸濁して、0.25Mスクロー
ス−7%フィコール400(商品名、ファルマシア社製
)の不連続密度勾配に供し、78.000X gで1時
間遠心した後、スクロース層とフィコール400層の境
界面を採取した。これに水を加えてスクロース濃度を0
.1M以下に落とし、再度100.000X gで1時
間遠心した。得られた沈渣を凍結乾燥後、一定量の水に
溶解しくHゝ÷K”)−アデノシントリホスファターゼ
酵素標品とした。
(H”+K”)−アデノシントリホスファターゼ活性の
測定は2mM塩化マグネシウム及び20mM塩化カリウ
ムを含む40mM トリス−塩酸緩衝液pH7,4を用
い、反応液は全量1ff!!とじた。ジメチルスルホキ
シドにカシガロールAを溶解した各濃度の被験液10縛
を反応液に加えた後、()1”+K”)−アデノシント
リホスファターゼ(タンパク量として約4Pg)、続い
てアデノシントリホスフェート−トリス塩2、5mMを
添加して反応を開始し、37℃で20分インキュベート
した。
対照液は、カシガロールAの代わりにジメチルスルホキ
シドを加えたもの10−を用い、以下同様の操作を行っ
た6反応の停止は冷却した10%トリクロル酢酸を1−
加えることによって行い、反応液中に遊離したリンを定
量し、酵素活性とした。
なお、リンは以下の方法により定量した。10%アスコ
ルビン酸とモリブデン酸アンモニウムの硫酸溶液を1=
6の割合で混合したリン定量試薬を反応液に1ml!加
え、45°Cで10分インキュベートした後、770層
mで吸光度を測定した。
(l(”+K“)−アデノシントリホスファターゼ阻害
率は薬物添加群に対する対照群の酵素活性のパーセント
で表した。
この結果を第1表に示す。なお、酵素活性は対照群の活
性を100%とした時の%で表した。
第  1  表 (試験例2) 抗ストレス潰瘍作用試験ウィスター系雄
性ラット(体重200g前後)を1群6匹として用い、
18時間絶食後、カシガロールAを5%アラビアゴムに
懸濁した被験液を腹腔内に投与した。
10分後、ラットを金網ケージに入れ、23℃の恒温浴
槽中に剣状突起の位置まで水に浸し、ストレスを負荷し
た。7時間後動物を層殺し、胃体部に発生した潰瘍の面
積を実体顕微鏡下に測定し、その総和を1匹あたりの潰
瘍係数とした。
対照群として5%アラビアゴムのみを投与しストレス負
荷したラットについても同様に試験を行った。
この結果を第2表に示す。
第  2  表 ×平均値上標準誤差で示した。
*T検定により5%以内の有意差有り (試験例3) 酸分泌抑制作用試験 酸分泌に対する作用は、胃内潅流法を用いて検討した。
ウィスター系雄性ラット(体重300g前後)を1群3
匹として用い、ウレタン麻酔下に開腹し、前青部及び幽
門部にポリエチレンカニユーレを装着した。カニユーレ
は体外のビーカーとベリスクチックボンブを介して連結
し、前胃から幽門方向へ蒸留水を潅流し、循環標本を作
成した。酸分泌刺激は2−デオキシ−D−グルコース3
00rng/kg及びインドメタシン20mg/kgの
皮下投与によって行い、カシガロールAを2−デオキシ
−D−グルコース投与70分後腹腔内に投与した。
pH7,0に調整したpHスタットをビーカー内に設置
し、胃内に分泌された酸をpHスタットにより0.01
 N水酸化ナトリウムで滴定した。測定値は5分毎に記
録した。
対照群としてカシガロールAを投与せずにM分泌刺激を
行ったラットについても同様に試験を行った。
結果は5分毎の平均値上標準誤差で表し、第1図に示し
た。この結果より計算したカシガロールAの酸分泌抑制
作用は53.8%であった。
(試験例4)急性毒性試験 ddY系マウス(体重19〜22g)8匹を1群として
用い、カシガロールA投与後14日間の経過を観察して
LD、。を測定した。
結果を第3表に示す。
第  3  表 (実施例1) 下記の処方に従って常法により錠剤を製造した。
カシガロールA           100mg低置
換ヒ低置上シプロピルセルロース 80mg結晶セルロ
ース           50mg乳糖      
         50mg軽質無水ケイ酸     
     20+ng1錠当り           
  320mg(実施例2) 下記の処方に従って常法によりカプセル剤を製造した。
カシガロールA           100mg結晶
セルロース          100mg乳糖   
            150mg軽質無水ケイ酸 
          20mg1カプセル当り    
       390mg(実施例3) 下記の処方に従って常法により顆粒剤を製造した。
カシガロールA           200mg乳糖
               200mgヒドロキシ
プロピルセルロース    20mg1包当り    
         430mg(実施例4) 下記の処方に従って常法によりシロップを製造した。
カシガロールA           200mg単シ
ロップ             20d
【図面の簡単な説明】
第1図はカシガロールAの酸分泌抑制作用を表すもので
、縦軸は酸分泌量を、横軸は時間を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カシガロールAを有効成分とする抗潰瘍剤。
JP63059092A 1988-03-12 1988-03-12 抗潰瘍剤 Pending JPH01233214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63059092A JPH01233214A (ja) 1988-03-12 1988-03-12 抗潰瘍剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63059092A JPH01233214A (ja) 1988-03-12 1988-03-12 抗潰瘍剤

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JPH01233214A true JPH01233214A (ja) 1989-09-19

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ID=13103349

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JP63059092A Pending JPH01233214A (ja) 1988-03-12 1988-03-12 抗潰瘍剤

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