JPH01233205A - 防虫シート - Google Patents

防虫シート

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JPH01233205A
JPH01233205A JP6119188A JP6119188A JPH01233205A JP H01233205 A JPH01233205 A JP H01233205A JP 6119188 A JP6119188 A JP 6119188A JP 6119188 A JP6119188 A JP 6119188A JP H01233205 A JPH01233205 A JP H01233205A
Authority
JP
Japan
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neem
extract
sheet
powder
vermin
Prior art date
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Pending
Application number
JP6119188A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Matsumoto
武 松本
Akiko Matsumoto
明子 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はニーム抽出物または、ニーム粉末を含有するこ
とを特徴とする防虫シートに関し、家屋用、衣料用、園
芸用害虫駆除シートとして利用できる。
(従来技術及び課題) 現在、防虫シートは種々の分野で使用されている。例え
ば、家屋用では畳やカーペットの下敷き、また食器棚の
中の食器の下敷きとして、衣料用では畳紙をはじめ、最
近では防虫シートで作られた衣装箱もある。これらの防
虫シート類は、ノミ、シラミ、ダニ、ナンキンムシ、ゴ
キブリ等の衛生害虫や衣料害虫を対象にしており、その
防虫用薬剤としてバラジクロルベンゼンナフタリンやD
DVP、リンデン等の有機リン剤及び不揮発性のピレス
ロイド系殺虫剤が目的にあわせて選択され使用されてき
た。しかしながら、これらはすべて毒性が強く、例えば
DDVPの場合ラットへの経口投与でLD50:32m
g/kgの毒性を示し一般家庭での使用、特に食品の保
護や食器の下敷き等、食生活に関る所での使用は好まし
くない。また、ナフタレンや樟脳等は匂いが強いといっ
た問題をかかえている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、防虫活性が高くかつを推動物に対する安全
性の高い防虫シートを得るため、植物の害虫忌避作用に
着目して各種植物の探索を行ってきた。すなわち、植物
は自らを外敵から守るため多種多様な二次代謝産物を生
産しているが、この内、特に外敵による食害を受は難い
植物には害虫等の有害生物にたいしても忌避作用を引き
起こす物質が含まれていることが考えられる。しかも植
物が産出する忌避物質は天然物質であることから安全性
が高く、生態系のバランスを崩すことが無い薬剤として
の利用が期待できる。この見解に基づいて害虫に対して
顕著な食害抵抗性。を示す植物について研究を進めた結
果、ニーム抽出物またはニーム粉末を含有させたシート
に害虫忌避活性のあることを見い出し、本発明の完成に
至った。すなわち、本発明に係る防虫シートはニームが
らの抽出物、またはニーム粉末を有効成分とするもので
ある。
本発明に使用するニームとはインディアンニームあるい
はニームツリーと一般に呼ばれるセンダン科の樹木であ
る。その樹木の害虫忌避活性は広く知られており、その
活性成分の本体はアザデイラクチン(azadirac
htin)を始めとする一群のりモノイドである。本発
明にはニームの葉、木部2種子等、樹木のあらゆる部分
が利用できるが、活性成分の含有量の高さ、また、採集
のし易さ等からニームの種子を用いると便利である。抽
出はニームの活性成分が比較的非極性化合物であること
から、エーテル類、ハロゲン化炭素類、エステル類、ケ
トン類、アルコール類等の有機溶媒を用いて行う。抽出
溶液を濃縮し、溶媒を除去して得られる抽出物は暗緑色
から黄土色を呈する粘性物質である。本発明の防虫シー
トにこの抽出物の色が不適当な場合には、抽出物溶液を
活性炭等で多少脱色しても、またリモノイド画分を部分
精製しても良く、この際に防虫効果は失われない。本発
明に例えばニーム種子粉末を用いる場合には、ニームを
直接乾燥あるいは加熱乾燥し造粒剤等を添加し粉砕すれ
ばよい。
担体となるシートは、木、チップ、紙、不織布、織物2
合成樹脂発泡シート等いずれの材でも良く、本発明の防
虫シートの使用目的により選択できる。ニームの含浸、
添着方法は担体となるシートの種類とニームの抽出物も
しくは粉末との兼ね合いにより種々の方法が考えられる
。最も簡単には、例えばニーム抽出物を適当な溶媒に溶
かし、それに紙、不織布、織物等の担体シートを浸漬し
たり、あるいはニーム抽出物溶液をそれらシート類に均
一に噴霧する方法が考えられる。プラスチックシート等
の場合、ニーム抽出物あるいは粉末を練り込む方法も考
えられる。また、各シートに接着剤を施し、ニーム粉末
を散布しても良く、さらに別シートで被ってニーム粉末
をサンドイッチ状にしても良い。
使用するニームの量は抽出物の場合、紙重量に対し、o
、ooi%以上好ましくは0.01%以上で、粉末の場
合、紙重量に対し、0.005%以上好ましくは0.0
5%以上が良い。使用するニームは、出来るだけ紙の表
面もしくは表面近くに存在する様に処理する方が効果的
である。
次に実施例及び試験例を用いて本発明を更に詳しく説明
する。
(実施例及び試験例) 実施例1[有効成分の抽出] ニーム種子100gをメタノール500m1中で1時間
加熱還流し、種子残量をろ過して得られるメタノール抽
出液を濃縮して、溶媒を含まないニーム抽出物20gを
得た。
[防虫紙の製造] この得られたニーム抽出物4mgをエーテル10m1に
溶解した。20cmX30cmのクラフト紙(4g)に
そのニーム抽出物エーテル溶液を全て均一に噴霧した。
エーテルを風乾して完全にとり除き防虫クラフト紙を得
た。
試験例1 実施例1で製造した防虫クラフト紙を 5cmX5cmに切断し、その上に同サイズのカーペッ
トの小片をのせた。対照として同サイズのカーペットの
小片をもう一枚用意し、 20cmX 20cmX 5cm(高さ)のプラスチッ
ク容器の底中央に5cm間隔を開けておいた。両力−ペ
ット小片上に各々約50匹ずつケナガコナダニを落とし
、その上に黒色の遮光紙(20cmX20cm)を置い
た。
約26°Cで20時間静置後、各々のカーペットの小片
を取り出し約60°Cの温熱板の上に置いて逃げ出して
くるダニの数を数えた。その結果、本発明防虫クラフト
紙上のカーペット小片中のダニ生存数は3匹、対象カー
ペット小片中のダニ生存数は90匹以上が認められた。
試験例2 約ILの円筒プラスチック製フタ付カップの底面に実施
例1で製造した防虫クラフト紙(直径10cm)を入れ
その上に同サイズのモスリン布を置いた。対照として防
虫クラフト紙を敷かないものを用意し、両プラスチック
容器それぞれにイガ幼虫10匹を放生した。その結果、
防虫クラフト紙の入ったプラスチック容器中のイガ幼虫
は3日後には完全に致死したのにないし、対照容器中の
イガ幼虫は3日後、全て生存していた。
(発明の効果) 上記試験例で示した如く、本発明で得られる防虫シート
には非常に優れた防虫活性がみられた。
本発明防虫シートは、衣料用には洋ダンスや和ダンスの
引き出しの底に敷いたり、衣類2人形、掛は軸等を包ん
で利用できる。また、本発明の防虫紙で紙人形、掛は軸
その物を製作しても良い。また、家庭用には食器棚中の
食器の下敷きシートに用いるとゴキブリに防虫効果があ
るだけではなく、ハエ等も寄せつけない。園芸用として
は、果実を保護する新聞用紙、ハトロン紙、パラフィン
紙等に防虫性を付与する目的で使用しても効果が得られ
る。しかも、ニーム抽出物はラットへの経口投与におい
て5g/kgでも毒性を示さず、魚類、鳥類に対しても
毒性は低く、変異原性及び接触毒性もない。また、活性
成分である一群のりモノイドは不揮発性であり匂いもな
い。
このようにニーム抽出物は安全性が高く匂いの問題もな
い優れたシート用添着剤であり、従ってこれを添着させ
たシートは厨房等の食生活に関る所でも安心して使用す
ることができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ニーム(Azadirachtaindica)抽出
    物または、ニーム粉末を含有することを特徴とする防虫
    シート
JP6119188A 1988-03-15 1988-03-15 防虫シート Pending JPH01233205A (ja)

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