JPH01233030A - リング成形法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はリング成形法に係り、対向二辺の寸法が夫々等
しい長方形断面の線材を材料とし、原線祠の断面寸法と
等しく且つ切断端面を密着するリングを製造する方法に
関する。

（従来の技術） 従来は第９図に示すように対向二辺の寸法がリング成形
により等しくなる寸法を見込んで製造した台形断面の線
材Ｕによｌ）　ｌ）ング成形を施して、外周ｔ１と内周
ｔ２を同じ寸法とし、かつ上面と下面とも同寸法に成形
した第１０図のリング材Ｖの切断端面Ｗ、Ｗに第１１図
の７ラツシユバツト溶接Ｘを施し、それから溶接痕のパ
リ取りを施して第１２図のとおりの製品Ｙにしたリング
の製造法が行われでいるが、前記のｔｌとｔ２とを同じ
寸法に仕上げる精度に欠けるところがあり、しかもリン
グの直径が異なる毎に複数種の断面台形の線材Ｕを製造
してリング成形を施さねばならない欠点をもつ。

（本発明が解決しようとする問題点） 前記に鑑み、本発明方法は、リング径が変わっても該リ
ング厚さが変化しない限り、同一寸法の長方形断面の線
材を以てリング材を成形し、しがも溶接を施すことなく
、切断端を密着させた、寸法精度の高いリングを形成す
ることを解決すべき技術的な課題とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明方法は前項に述べた課題を解決することを目的と
するもので、対向２辺の寸法が夫々等しい長方形断面の
線材にリング成形を施して、内周の肉厚が増加し外周の
肉厚が減少しだ台形断面に変形したリング材３を、円方
向の接合面を密接状態に切断して製造する工程と、その
リング材３を、内径が該リング材３の外径に等しいプレ
ス雌型１３に供給し、さらに該リング材３のプレス雌型
１３の解放面に露出する面を打つ厚さ成形型１７を備え
、かつリング材３の内径に等しい外径にしたポンチ１６
により打圧して、内外周の肉厚を前記の線材１と均等に
復元すると共に接合面４、・ｔを密着させるプレス成形
を施す工程を結合したことを特徴とするリング成形法に
係るものである。

（作用） 本発明は矩形断面からなる線材１の長辺の寸法とリング
材３の外径の比率が８倍以上でないと切断面４．４を全
く対応させた密着を施し得なくなって、スプリングワッ
シャーのように切断端の稜角がリング製品５の平面から
突出することが実験の結果判明したが、線材１とリング
材３の外径の比率が前記のとおりであれば優良なリング
を製造できるもので、リング製品５と同一の断面からな
る線材１をリング形に成形して、内周の肉厚が増加し、
外周の肉厚が減少する台形断面に変形したリング素材２
の円方向の接合面４．４を密接状態に切断してリング材
３を成形し、そのリング材３を内径が該リング材３外径
に等しい型穴を持つプレス雌型１３に供給し、該リング
材３の内径に等しいポンチ１６により打ち、リング材３
の内、外周を共に変形させず、そのポンチ１６の打ち込
みと共にリング材３の平面を打つで成形する成形型１７
により、線材１の同じ断面のリング製品５を成し、その
ときの材料流動により接合面４．４を密着させる。

（実施例） 本発明の詳細な説明する。

本発明において使用する線材１は第１図Ｉに示すように
対向二辺の寸法を同じにした矩形断面になるもので、本
実施例においては短辺の寸法５　、７　Ｉｏ＋ｎ、長辺
の」法１２．７ｍ＋ｎのものを選び、第５図に示すよう
に直径６０　ＩＩＩ　Ｉｌｌφの円棒形芯金１１の１回
転当たりに対し、線材１の案内部相１２を７　ｍ　１１
１ピツチで軸方向に送って巻数］Ｏ程度の螺旋形のリン
グ素材２を製造し、円方向の接合面・１、・１を殆んど
密接状想に切断した第２図のリング材３を得た。リング
材３の接合面４．４が第２図１のように対応状に接触し
ているのは線材１の残留応力によるものであって、線材
１の拐質により残留応力を与えることもできる。リング
材３は前記したリング成形により第２図Ｈに示すように
外周ｔ１の厚さの寸法５．Ｉ＋ｎ　ｔｏ、内周１．の厚
さの」法６．１ｕ＋＋ｎと台形断面に変形した。

前記のリング材３は第６図に示すように内径ｄを該材３
の外径に一致させた形式１４を設けるプレス雌型１３の
案内１．４　ａによって滑り込ませる供給を施すと共に
、リング材３の内径に等しい外径りをもち、かつ該形式
１４の解放面に露出するリング材３の面を打つ厚さ成形
型１７を備えるポンチｊ６により第７図のとおりにプレ
ス打圧を施し、形式１４の底面の一部を構成するノ（イ
ブ形の７ツクビン１５によって脱型して第３図及び第４
図のリング製品５とする。

該製品５は前記したプレス成形により外周ｔ７、及び内
周ｔ２を塑性により線材１の断面と同じに短辺及び長辺
の寸法を復元し、且つ接合面４．４を密着した形状を得
た。

（効果） 本発明に使用する線材１はリング製品と同じ矩形断面を
もつものを使用するものであるから、従来のように成形
するリング製品５、成るいはリング材３の外径の異なる
毎にそれに適応した台形断面の４１を製造する必要はな
く、しかもプレス成形によりング材３が台形断面に変形
したのを修復し、その修復を以て接合面を密着させてい
るものであって、ここにリング製品５の新たな製法を確
立させることができる効果をもつものである。

【図面の簡単な説明】

第１図Ｉ、■、第２図１、■、第３．４図は本発明方法
を工程順に示したもので、第１図■は線材１の断面図、
第１図■は同拡大図、第２図Ｉはリング材３の切断側面
図、第２図■は同一部拡大図、第３図はリング製品５の
切断側面図、第４図は同斜視図である。第５図はリング
索材２の製造方法の一例を示した斜視図、第６〜８図は
プレス雌型１３と、成形型１７を設はポンチ１６による
リング製品成形の順序を示した縦断側面図である。 第９〜１２図は従来のリング成形法を順序に従って示し
た切断側面図である。 ５″′ 、譬、 第６図 第７図 第８図 第９図 第１０図 手続補正書 １、事件の表示　特願昭６３−５７１８１、発明の名称
　リング成形法 ３、補正をする者 事件との関係　出願人 名称　堀江金属工業株式会社 ４、代理人 住　所　名古屋市中村区椿町１５番１９号大正生命ビル
６、補正により増加する発明の数 ７、補正の対象　図面 Ｓ、　＠正の内容　第５図を別紙の通り訂正する。 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 対向２辺の寸法が夫々等しい長方形断面の線材にリング
   成形を施して、内周の肉厚が増加し外周の肉厚が減少し
   た台形断面に変形したリング材を、円方向の接合面を密
   接状態に切断して製造する工程と、 そのリング材を、内径が該リング材の外径に等しいプレ
   ス雌型に供給し、さらに該リング材のプレス雌型の解放
   面に露出する面を打つ厚さ成形型を備え、かつリング材
   の内径に等しい外径にしたポンチにより打圧して、内外
   周の肉厚を前記の線材と均等に復元すると共に接合面を
   密着させるプレス成形を施す工程を結合したことを特徴
   とするリング成形法。