JPH0123140B2 - - Google Patents
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- JPH0123140B2 JPH0123140B2 JP12481388A JP12481388A JPH0123140B2 JP H0123140 B2 JPH0123140 B2 JP H0123140B2 JP 12481388 A JP12481388 A JP 12481388A JP 12481388 A JP12481388 A JP 12481388A JP H0123140 B2 JPH0123140 B2 JP H0123140B2
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- tooth
- coping
- porcelain
- crown
- metal
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C5/00—Filling or capping teeth
- A61C5/70—Tooth crowns; Making thereof
- A61C5/77—Methods or devices for making crowns
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は歯科修復の分野、詳細には外被冠の作
成方法に関するものである。
成方法に関するものである。
歯科修復物を製作するには長石、石英およびカ
オリンの混合物よりなる通常の材料である歯科用
陶材が一般に使用される。歯科修復用の最も一般
的な歯冠構造は陶材前装鋳造金属歯冠である。鋳
造金属歯冠は、調製歯のワツクスパターンもしく
はプラスチツクパターンの埋没の鋳造により形成
した比較的厚い金属下部構造を用いて製作され
る。次いで、歯科用陶材を下部構造の一部または
全体にわたり層として施こしかつ高温度で焼成し
て前装を形成させる。該金属下部構造は好ましく
は貴金属または主として金を含有する合金から形
成される。鋳造金属下部構造の厚さは典型的には
0.3〜0.5mmの範囲である。鋳造金属下部構造は高
価であり、特に貴金属下部構造については高価で
ある。貴金属鋳造歯冠の重量は1〜3gである。
修復物の嵩は、この空間を当初占めていた歯構造
の嵩より大きくないので、厚い金属下部構造の使
用は半透明の陶材前装の許容される厚さを小さく
する。さらに、金属下部構造を露出させると修復
物の美観をそこねる。
オリンの混合物よりなる通常の材料である歯科用
陶材が一般に使用される。歯科修復用の最も一般
的な歯冠構造は陶材前装鋳造金属歯冠である。鋳
造金属歯冠は、調製歯のワツクスパターンもしく
はプラスチツクパターンの埋没の鋳造により形成
した比較的厚い金属下部構造を用いて製作され
る。次いで、歯科用陶材を下部構造の一部または
全体にわたり層として施こしかつ高温度で焼成し
て前装を形成させる。該金属下部構造は好ましく
は貴金属または主として金を含有する合金から形
成される。鋳造金属下部構造の厚さは典型的には
0.3〜0.5mmの範囲である。鋳造金属下部構造は高
価であり、特に貴金属下部構造については高価で
ある。貴金属鋳造歯冠の重量は1〜3gである。
修復物の嵩は、この空間を当初占めていた歯構造
の嵩より大きくないので、厚い金属下部構造の使
用は半透明の陶材前装の許容される厚さを小さく
する。さらに、金属下部構造を露出させると修復
物の美観をそこねる。
完全な陶材または陶材製外被冠は他のあらゆる
歯冠修復物よりも美的に優れ、自然の歯とは殆ど
肉眼的に区別しえないことは周知である。したが
つて、当然ではあるが一般に示されるように、こ
れは美観を主に考慮する前歯の完全外被としての
み使用される。陶材製外被冠の限定的な使用は、
外被冠の強度が陶材組成物の強度に依存するとい
う現在の製作方法に起因する。本質的に、陶材は
構造上弱くかつ脆いものである。さらに、現在の
製作方法は、正確な端部の適合と仕上げとを確立
しかつ調製物に対して噛合的にまずい歯冠の装着
を避けるには、高度の熟練を必要とする。歯肉端
部における不適切な適合は、容易に洗い流されて
腐食を引起こしかつ歯冠アタツチメントを弛める
セメントラインをもたらす。
歯冠修復物よりも美的に優れ、自然の歯とは殆ど
肉眼的に区別しえないことは周知である。したが
つて、当然ではあるが一般に示されるように、こ
れは美観を主に考慮する前歯の完全外被としての
み使用される。陶材製外被冠の限定的な使用は、
外被冠の強度が陶材組成物の強度に依存するとい
う現在の製作方法に起因する。本質的に、陶材は
構造上弱くかつ脆いものである。さらに、現在の
製作方法は、正確な端部の適合と仕上げとを確立
しかつ調製物に対して噛合的にまずい歯冠の装着
を避けるには、高度の熟練を必要とする。歯肉端
部における不適切な適合は、容易に洗い流されて
腐食を引起こしかつ歯冠アタツチメントを弛める
セメントラインをもたらす。
陶材製外被冠の従来の製造方法においては、作
製した歯型の回りに白金箔を圧印して、陶材をそ
の上に焼成できる成形基体を形成する。次いで、
この箔を基体から除去した後、歯冠を歯調製物に
セメント合着する。この要件は、従来の陶材製外
被冠調製物の主たる欠点と考えられる。圧印した
基体箔自身が最終の陶材製外被冠の一体的成分と
して含まれるような改良された陶材製外被冠構造
が、本出願人に係る米国特許第4273580号明細書
に教示かつ記載されており、その開示をここに参
考のため引用する。この特許においては、金属箔
基体が外被冠の芯部を形成する。所定の貴金属組
成物の被覆材を箔基体へ焼結させ、これを次いで
従来の陶材製外被冠構造におけると同様に型へ適
用する。この外被冠構造は相当に改善された物性
を示すが、その作成方法は、いまだ優秀な歯科技
工士の技術と熟練とに依存しなければならない。
製した歯型の回りに白金箔を圧印して、陶材をそ
の上に焼成できる成形基体を形成する。次いで、
この箔を基体から除去した後、歯冠を歯調製物に
セメント合着する。この要件は、従来の陶材製外
被冠調製物の主たる欠点と考えられる。圧印した
基体箔自身が最終の陶材製外被冠の一体的成分と
して含まれるような改良された陶材製外被冠構造
が、本出願人に係る米国特許第4273580号明細書
に教示かつ記載されており、その開示をここに参
考のため引用する。この特許においては、金属箔
基体が外被冠の芯部を形成する。所定の貴金属組
成物の被覆材を箔基体へ焼結させ、これを次いで
従来の陶材製外被冠構造におけると同様に型へ適
用する。この外被冠構造は相当に改善された物性
を示すが、その作成方法は、いまだ優秀な歯科技
工士の技術と熟練とに依存しなければならない。
本発明は、陶材製外被冠の全く新しい製作技術
を利用し、機械的性質、構造および調製において
従来の陶材製外被冠の欠点を全て解消するために
なされたものであり、その主な目的は、高い耐破
砕性を有すると共に容易に製作できる歯の外被冠
の作成方法を提供することにある。
を利用し、機械的性質、構造および調製において
従来の陶材製外被冠の欠点を全て解消するために
なされたものであり、その主な目的は、高い耐破
砕性を有すると共に容易に製作できる歯の外被冠
の作成方法を提供することにある。
前記した目的を達成するため、本発明は、金属
基体の一表面上に被覆層を重ねた複合金属箔に折
線を形成して歯コーピングとし、所望により該歯
コーピングの周辺部の回りに複数の小さいスロツ
ト開口部を形成し、該歯コーピングを適用する歯
型に被せて一致させ、前装材料をその表面に施し
たことを特徴とする。
基体の一表面上に被覆層を重ねた複合金属箔に折
線を形成して歯コーピングとし、所望により該歯
コーピングの周辺部の回りに複数の小さいスロツ
ト開口部を形成し、該歯コーピングを適用する歯
型に被せて一致させ、前装材料をその表面に施し
たことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を第1図〜第5図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
図において、1は本発明による歯の外被冠を調
製するための出発材料となる金属箔セグメント
で、好ましくは円形形状であり、また好ましくは
白金または他の高溶融温度の金属もしくは合金よ
りなる薄い箔の金属基体2とこの金属基体2の上
に重ねられた薄い被覆層3とから構成される。こ
の被覆層3は、その主要部分として好ましくは金
を含有する貴金属組成物または純金とすべきであ
る。歯科修復物を調製するのに使用するために
は、歯科技術における当業者に知られた多くの金
ベースの組成物があり、これにたとえば陶材のよ
うな前装材料を焼成しても良い。また、被覆層3
の好適な組成物は比較的低い融点温度特性を有
し、かつ少なくとも50%の金、および銀、パラジ
ウム、白金、イリジウム、銅およびアルミニウム
の1種もしくはそれ以上の元素を組合わせて含有
する。更に、白金箔からなる金属基体2上へより
容易に展延させて被覆層3を形成しうるように、
従来の結合剤を組成物へ加えても良い。
製するための出発材料となる金属箔セグメント
で、好ましくは円形形状であり、また好ましくは
白金または他の高溶融温度の金属もしくは合金よ
りなる薄い箔の金属基体2とこの金属基体2の上
に重ねられた薄い被覆層3とから構成される。こ
の被覆層3は、その主要部分として好ましくは金
を含有する貴金属組成物または純金とすべきであ
る。歯科修復物を調製するのに使用するために
は、歯科技術における当業者に知られた多くの金
ベースの組成物があり、これにたとえば陶材のよ
うな前装材料を焼成しても良い。また、被覆層3
の好適な組成物は比較的低い融点温度特性を有
し、かつ少なくとも50%の金、および銀、パラジ
ウム、白金、イリジウム、銅およびアルミニウム
の1種もしくはそれ以上の元素を組合わせて含有
する。更に、白金箔からなる金属基体2上へより
容易に展延させて被覆層3を形成しうるように、
従来の結合剤を組成物へ加えても良い。
該被覆層3は、熱を加えることによりまたは加
えずに、可撓性、展延性および多孔性等の物性を
有する結合マトリツクスを形成すべきである。該
金ベースの組成物は、以下詳細に説明するような
理由で、充分な熱を加えた後に流動するような低
温溶融特性をもたねばならない。
えずに、可撓性、展延性および多孔性等の物性を
有する結合マトリツクスを形成すべきである。該
金ベースの組成物は、以下詳細に説明するような
理由で、充分な熱を加えた後に流動するような低
温溶融特性をもたねばならない。
ここで、白金よりなる箔の金属基体2の厚さは
15〜50μの範囲とすべきであり、最適厚さは25〜
27μである。また、金ベースの被覆層3の厚さは
10〜50μとすべきであり、好ましくは20〜25μで
ある。
15〜50μの範囲とすべきであり、最適厚さは25〜
27μである。また、金ベースの被覆層3の厚さは
10〜50μとすべきであり、好ましくは20〜25μで
ある。
4は少なくとも2つの折り目を有する複数の折
り目を備えた歯コーピングで、前記金属箔セグメ
ント1を出発材料として作成される。尚、前記歯
コーピング4は型5へ適合する際互いに部分的に
重なり合うように複数の折り目が作成され、金属
箔セグメント1が円形である場合、典型的な型5
のためのその直径は約22〜28mmである。
り目を備えた歯コーピングで、前記金属箔セグメ
ント1を出発材料として作成される。尚、前記歯
コーピング4は型5へ適合する際互いに部分的に
重なり合うように複数の折り目が作成され、金属
箔セグメント1が円形である場合、典型的な型5
のためのその直径は約22〜28mmである。
6は、前記折り目により形成された歯コーピン
グ4の折線、7は該折線6間に形成された実質的
に三角形状の襞またはフラツプで、その基線8を
簡便のため第2図及び第3図において直線で示し
てある。9は前記歯コーピング4の中央の折り目
のない領域である。10は前記歯コーピング4に
形成されたスロツト開口部で、好ましくは折線6
に沿つて金属箔セグメント1に形成されたスリツ
トである。11は自立構造体である。
グ4の折線、7は該折線6間に形成された実質的
に三角形状の襞またはフラツプで、その基線8を
簡便のため第2図及び第3図において直線で示し
てある。9は前記歯コーピング4の中央の折り目
のない領域である。10は前記歯コーピング4に
形成されたスロツト開口部で、好ましくは折線6
に沿つて金属箔セグメント1に形成されたスリツ
トである。11は自立構造体である。
尚、前記型5は、調製歯の窪みから常法で調製
した歯のレプリカで、その頂部を咬合端部12と
してある。
した歯のレプリカで、その頂部を咬合端部12と
してある。
次に、前記構成の作成方法を説明すると、先
ず、第1図の金属箔セグメント1は、歯コーピン
グ4を形成するために第2図に示したような複数
の折線6を有する所定の形状に折られる。この複
数の折線6は手または機械によつて形成すること
ができる。折曲げ操作を行なうのに使用される技
術または機構は、本発明にとつて臨界的でない。
本発明による外被冠の調製に際し、基礎理論を構
成する多数のフラツプ7を形成するのは、所定配
列における複数の折線6の配置である。
ず、第1図の金属箔セグメント1は、歯コーピン
グ4を形成するために第2図に示したような複数
の折線6を有する所定の形状に折られる。この複
数の折線6は手または機械によつて形成すること
ができる。折曲げ操作を行なうのに使用される技
術または機構は、本発明にとつて臨界的でない。
本発明による外被冠の調製に際し、基礎理論を構
成する多数のフラツプ7を形成するのは、所定配
列における複数の折線6の配置である。
金属箔セグメント1から折線6の好適配置を形
成するのに使用しうる手折操作の例は、金属箔セ
グメント1を円筒形支持棒(図示せず)の一端部
に被せ、金属箔セグメント1をこの支持棒上の所
定位置に保ちながら、一方の手の親指と人差指と
を用いて折線6まで絞る。
成するのに使用しうる手折操作の例は、金属箔セ
グメント1を円筒形支持棒(図示せず)の一端部
に被せ、金属箔セグメント1をこの支持棒上の所
定位置に保ちながら、一方の手の親指と人差指と
を用いて折線6まで絞る。
このような場合、各折線6は中央の折り目のな
い領域9から放射状に拡がる。また、中央の折り
目のない領域9は、折線6を形成させる際に載置
した円筒形支持棒に寸法上一致する。尚、折り目
のない領域9の直径は、金属箔セグメント1の全
面積に比較して小さければ問題ない。
い領域9から放射状に拡がる。また、中央の折り
目のない領域9は、折線6を形成させる際に載置
した円筒形支持棒に寸法上一致する。尚、折り目
のない領域9の直径は、金属箔セグメント1の全
面積に比較して小さければ問題ない。
その他の手折り操作は、単に金属箔セグメント
1を半折りし、次いで所望数の折線6が形成され
るまで四半分に折ることである。これは、それ程
望ましくない方法である。何故なら、折線6が、
金属箔セグメント1の中央の折り目のない領域9
を形成することなく、中心点または頂点から放射
状に拡がるからである。しかしながら、折り目の
ない領域9を形成することは本発明には臨界的で
ない。
1を半折りし、次いで所望数の折線6が形成され
るまで四半分に折ることである。これは、それ程
望ましくない方法である。何故なら、折線6が、
金属箔セグメント1の中央の折り目のない領域9
を形成することなく、中心点または頂点から放射
状に拡がるからである。しかしながら、折り目の
ない領域9を形成することは本発明には臨界的で
ない。
複数の折り目は、実質的に三角形の襞またはフ
ラツプ7を形成し、この各三角形のフラツプ7は
2つの折線6を有し、隣接する対の間に共通の折
線6を有する。この場合、形成すべきフラツプ7
の個数は変化させることができ、好ましくは4〜
16個であり、最も典型的な外被冠調製物について
は8個が最適な個数である。
ラツプ7を形成し、この各三角形のフラツプ7は
2つの折線6を有し、隣接する対の間に共通の折
線6を有する。この場合、形成すべきフラツプ7
の個数は変化させることができ、好ましくは4〜
16個であり、最も典型的な外被冠調製物について
は8個が最適な個数である。
このように形成された歯コーピング4の好適形
状は、三角形状のフラツプ7を形成する配置にお
いて中央に位置する折り目のない領域9から放射
状に拡がる複数の折線6を有する。好ましくは、
歯コーピング4は、第3図に示すような複数の小
さいスロツト開口部10を有するように修正すべ
きである。これらの開口部10は、歯コーピング
4の製造操作の一体的部分として、或いは外被冠
の調製に際し歯科技工士の手順の一部として作製
することができ、これにつき以下に詳細に説明す
る。
状は、三角形状のフラツプ7を形成する配置にお
いて中央に位置する折り目のない領域9から放射
状に拡がる複数の折線6を有する。好ましくは、
歯コーピング4は、第3図に示すような複数の小
さいスロツト開口部10を有するように修正すべ
きである。これらの開口部10は、歯コーピング
4の製造操作の一体的部分として、或いは外被冠
の調製に際し歯科技工士の手順の一部として作製
することができ、これにつき以下に詳細に説明す
る。
スロツト開口部10は、好ましくは折線6に沿
つて金属箔セグメント1に形成されたスリツト
で、該スロツト開口部10の位置、寸法または個
数はいずれも臨界的でない。それらの主たる機能
は、外被冠の調製における最終調製工程間で仕上
げの歯コーピング4に熱を施す際、白金箔からな
る基体2の裏側または未被覆表面に対して貴金属
組成物を流動させることである。
つて金属箔セグメント1に形成されたスリツト
で、該スロツト開口部10の位置、寸法または個
数はいずれも臨界的でない。それらの主たる機能
は、外被冠の調製における最終調製工程間で仕上
げの歯コーピング4に熱を施す際、白金箔からな
る基体2の裏側または未被覆表面に対して貴金属
組成物を流動させることである。
第3図〜第5図は、歯コーピング4から外被冠
の調製における好適な工程順序を示している。予
備成形した歯コーピング4を調製歯型5に被せ、
折り目のない領域9を型5の頂部、すなわち咬合
端部12の上に位置せしめる。このとき、折り目
のない領域9は歯コーピング4を型5の上に中心
合わせするとこを容易にし、第4図から容易に判
るように歯コーピング4を型5へ取付けることを
より容易にする。
の調製における好適な工程順序を示している。予
備成形した歯コーピング4を調製歯型5に被せ、
折り目のない領域9を型5の頂部、すなわち咬合
端部12の上に位置せしめる。このとき、折り目
のない領域9は歯コーピング4を型5の上に中心
合わせするとこを容易にし、第4図から容易に判
るように歯コーピング4を型5へ取付けることを
より容易にする。
次に、各フラツプ7を一様に時計方向または反
時計方向の配向順序で型5の周囲に緊密に巻付け
て、第4図に示したように重なり合つたフラツプ
7の配置を形成する。さらに、歯コーピング4は
歯肉端部を覆つて拡がるべきである。この型5と
歯コーピング4とを圧印装置(図示せず)中に載
置してまたは手により圧力を与えて型5に適合さ
せる。その後、歯コーピング4を型5から外し
て、第5図に示すように自立構造体11を形成す
る。更に、これをブンゼンバーナの火炎上に置い
て、熱を自立構造体11に火炎温度に応じて自立
構造体11が鮮紅赤色かつ輝きを発するまで5秒
〜30秒間かける。代わりに、自立構造体11を炉
内に入れて、同じ結果が得られるまで約1020℃〜
1070℃の温度で焼結することもできる。
時計方向の配向順序で型5の周囲に緊密に巻付け
て、第4図に示したように重なり合つたフラツプ
7の配置を形成する。さらに、歯コーピング4は
歯肉端部を覆つて拡がるべきである。この型5と
歯コーピング4とを圧印装置(図示せず)中に載
置してまたは手により圧力を与えて型5に適合さ
せる。その後、歯コーピング4を型5から外し
て、第5図に示すように自立構造体11を形成す
る。更に、これをブンゼンバーナの火炎上に置い
て、熱を自立構造体11に火炎温度に応じて自立
構造体11が鮮紅赤色かつ輝きを発するまで5秒
〜30秒間かける。代わりに、自立構造体11を炉
内に入れて、同じ結果が得られるまで約1020℃〜
1070℃の温度で焼結することもできる。
ここで、低溶融性の好ましくは金ベースの組成
物からなる金属層3は、スロツト開口部10を流
過して金属基体2と金ベースの組成物との間に、
その裏側に緊密なマトリツクスを形成し、何らの
エアポケツトをも与えない。
物からなる金属層3は、スロツト開口部10を流
過して金属基体2と金ベースの組成物との間に、
その裏側に緊密なマトリツクスを形成し、何らの
エアポケツトをも与えない。
加熱工程の後、陶材を常法にしたがつて直接に
施し、本発明の外被冠を形成させることができ
る。しかしながら、箔の自立構造体11の外側表
面を結合組成物を用いて被覆し、陶材層と箔の自
立構造体11との間に破壊しえない結合を得るの
が望ましいが、必須ではない。好適な結合組成物
は、「貴金属へセラミツクを結合させるための結
合材料およびその方法」と題する同時係属の米国
特許出願第171255号明細書に開示されており、そ
の開示をここに参考のため引用する。この特許出
願に開示された結合材料は貴金属のハロゲン化物
と組合わせた貴金属組成物、好ましくは貴金属ハ
ロゲン化物を包含する。該結合材料は、871℃よ
り高い温度で箔の自立構造体11へ焼結させねば
ならない。これは、所要の陶材外層の焼成と同時
に達成することができる。本発明の外被冠を形成
させるには、任意の数の陶材層を施して焼成する
ことができる。一般に、不透明層から出発する3
層以上の異なる歯科陶材組成物を積上げて、約
871℃〜993℃の範囲の温度で焼成する。仕上げ塗
りを焼成する前に、歯肉部分より下の領域を切断
し、陶材を成形しかつ調製歯にとつて正しい歯肉
端部まで仕上げる。
施し、本発明の外被冠を形成させることができ
る。しかしながら、箔の自立構造体11の外側表
面を結合組成物を用いて被覆し、陶材層と箔の自
立構造体11との間に破壊しえない結合を得るの
が望ましいが、必須ではない。好適な結合組成物
は、「貴金属へセラミツクを結合させるための結
合材料およびその方法」と題する同時係属の米国
特許出願第171255号明細書に開示されており、そ
の開示をここに参考のため引用する。この特許出
願に開示された結合材料は貴金属のハロゲン化物
と組合わせた貴金属組成物、好ましくは貴金属ハ
ロゲン化物を包含する。該結合材料は、871℃よ
り高い温度で箔の自立構造体11へ焼結させねば
ならない。これは、所要の陶材外層の焼成と同時
に達成することができる。本発明の外被冠を形成
させるには、任意の数の陶材層を施して焼成する
ことができる。一般に、不透明層から出発する3
層以上の異なる歯科陶材組成物を積上げて、約
871℃〜993℃の範囲の温度で焼成する。仕上げ塗
りを焼成する前に、歯肉部分より下の領域を切断
し、陶材を成形しかつ調製歯にとつて正しい歯肉
端部まで仕上げる。
最終仕上げの後、歯冠を直ちに口内に挿入し、
いずれかの従来の歯科セメント合着用組成物を用
いても歯へセメント合着することができる。歯冠
を歯へセメント合着する前に、歯冠の内部、すな
わち内側の基体層2の裏側を粗面化することが提
案される手段である。粗面化はサンドブラストに
より達成することができる。
いずれかの従来の歯科セメント合着用組成物を用
いても歯へセメント合着することができる。歯冠
を歯へセメント合着する前に、歯冠の内部、すな
わち内側の基体層2の裏側を粗面化することが提
案される手段である。粗面化はサンドブラストに
より達成することができる。
陶材製外被冠を形成するために陶材を施すこと
に関し本発明を記載したが、同様に外被冠の上部
構造に対し陶材製セラミツク材料の代わりに、た
とえば従来の歯科用アクリル樹脂のような任意の
ポリマーからなる前装材料を使用することもでき
る。
に関し本発明を記載したが、同様に外被冠の上部
構造に対し陶材製セラミツク材料の代わりに、た
とえば従来の歯科用アクリル樹脂のような任意の
ポリマーからなる前装材料を使用することもでき
る。
本発明を複数の折り目が薄い金属基体2の頂点
または頂部の領域9から放射状に拡がる折線6を
形成するような好適具体例によつて説明したが、
同様に本発明の範囲内において薄い金属基体2の
中央の領域9を垂直に貫通する中心軸線の周りに
円周方向に配置した複数の折り目を設けうること
も可能である。後者の場合、複数の折り目は、1
つの折り目を他の折り目の上に入子式に押圧し
て、好ましくは重なつたまたは部分的に重なつた
関係で基体上に折曲げられる。
または頂部の領域9から放射状に拡がる折線6を
形成するような好適具体例によつて説明したが、
同様に本発明の範囲内において薄い金属基体2の
中央の領域9を垂直に貫通する中心軸線の周りに
円周方向に配置した複数の折り目を設けうること
も可能である。後者の場合、複数の折り目は、1
つの折り目を他の折り目の上に入子式に押圧し
て、好ましくは重なつたまたは部分的に重なつた
関係で基体上に折曲げられる。
前記した如く本発明に係る歯の外被冠の作成方
法によれば、高溶融温度金属の薄い金属基体と、
該金属基体の一表面上に重ねられた貴金属組成物
の薄い被覆層と、歯科前装材料の比較的厚い外被
層とを備えた複合体からなるようにしたことによ
つて、外被冠における金属重量の減少が僅か20〜
30mgにすることができる効果があり、また、従来
の陶材前装鋳造金属歯冠に匹敵するか或いはそれ
より大きい高度の耐破砕性を有する陶材製外被冠
を提供することができる効果がある。
法によれば、高溶融温度金属の薄い金属基体と、
該金属基体の一表面上に重ねられた貴金属組成物
の薄い被覆層と、歯科前装材料の比較的厚い外被
層とを備えた複合体からなるようにしたことによ
つて、外被冠における金属重量の減少が僅か20〜
30mgにすることができる効果があり、また、従来
の陶材前装鋳造金属歯冠に匹敵するか或いはそれ
より大きい高度の耐破砕性を有する陶材製外被冠
を提供することができる効果がある。
更に、金属基体の一表面上に外覆層を重ねた金
属箔セグメントに少なくとも2つの複数の折り目
を形成して歯コーピングとし、該歯コーピングを
適合する歯型に被せて一致させ、歯の前装材料を
その表面に施したことによつて、何ら特殊な技術
のない技術的に初心者でも容易に適用できる効果
があり、また、予備形成した歯コーピングの使用
は、陶材製外被冠の製作を単純化させ、歯科技工
士の技術に依存することなく一様な結果を与える
ことに寄与する。
属箔セグメントに少なくとも2つの複数の折り目
を形成して歯コーピングとし、該歯コーピングを
適合する歯型に被せて一致させ、歯の前装材料を
その表面に施したことによつて、何ら特殊な技術
のない技術的に初心者でも容易に適用できる効果
があり、また、予備形成した歯コーピングの使用
は、陶材製外被冠の製作を単純化させ、歯科技工
士の技術に依存することなく一様な結果を与える
ことに寄与する。
また、陶材製外被冠は従来の調製方法よりも迅
速かつ正確に調製することができ、更に、歯科技
工室では、陶材前装鋳造金属歯冠を作製する際に
行なわれるようなワツクス処理、埋没、鋳造また
は最終金属構造体の研磨を必要としない。
速かつ正確に調製することができ、更に、歯科技
工室では、陶材前装鋳造金属歯冠を作製する際に
行なわれるようなワツクス処理、埋没、鋳造また
は最終金属構造体の研磨を必要としない。
その上、本発明はたとえば面部、肩部、面ベベ
ル、肩ベベル、ナイフエツジおよび薄刃ヘリのよ
うなどんな従来の歯端部調製についても使用する
ことができ、更に、この端部は所望により強化す
ることもでき、また本発明により調製する陶材製
外被冠は殆ど目に見えない金属ラインを歯肉部に
有する有意義な効果がある。
ル、肩ベベル、ナイフエツジおよび薄刃ヘリのよ
うなどんな従来の歯端部調製についても使用する
ことができ、更に、この端部は所望により強化す
ることもでき、また本発明により調製する陶材製
外被冠は殆ど目に見えない金属ラインを歯肉部に
有する有意義な効果がある。
第1図は本発明の一実施例に使用する金属箔セ
グメントの拡大斜視図、第2図は金属箔セグメン
トより作成された歯コーピングの斜視図、第3図
は調製歯型へ成形されている初期段階における歯
コーピングの斜視図、第4図は調製歯型へ適用さ
れている最終段階における歯コーピングの斜視
図、第5図は型へ適用された後の自立構造体とし
ての歯コーピングの斜視図である。 図面中の主な符号は次のものを意味する。1…
…金属箔セグメント、2……金属基体、3……被
覆層、4……歯コーピング、5……型、6……折
線、7……フラツプ、8……基線、9……領域、
10……スロツト開口部、11……自立構造体、
12……端部。
グメントの拡大斜視図、第2図は金属箔セグメン
トより作成された歯コーピングの斜視図、第3図
は調製歯型へ成形されている初期段階における歯
コーピングの斜視図、第4図は調製歯型へ適用さ
れている最終段階における歯コーピングの斜視
図、第5図は型へ適用された後の自立構造体とし
ての歯コーピングの斜視図である。 図面中の主な符号は次のものを意味する。1…
…金属箔セグメント、2……金属基体、3……被
覆層、4……歯コーピング、5……型、6……折
線、7……フラツプ、8……基線、9……領域、
10……スロツト開口部、11……自立構造体、
12……端部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属基体の一表面上に被覆層を重ねた複合金
属箔に折線を形成して歯コーピングとし、該歯コ
ーピングを適用する歯型に被せて適合させ、前装
材料をその表面に施すことを特徴とする歯科外被
冠の作成方法。 2 薄い箔の金属基体が白金からなり、前装材料
が焼成した歯科用陶材である前記第1項の歯科外
被冠の作成方法。 3 折線が歯コーピングの実質的に中央の折り目
のない領域から放射状に拡がり、該折り目のない
領域が金属基体の全面積に比較して小さい前記第
1項の歯科外被冠の作成方法。 4 金属基体の一表面上に被覆層を重ねた複合金
属箔に折線を形成して歯コーピングとし、該歯コ
ーピングの周辺部の回りに複数の小さいスロツト
開口部を形成し、該歯コーピングを適用する歯型
に被せて適合させ、前装材料をその表面に施すこ
とを特徴とする歯科外被冠の作成方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/414,415 US4459112A (en) | 1982-09-02 | 1982-09-02 | Dental jacket crown, coping and method of forming a crown |
US06/487,839 US4492579A (en) | 1982-09-02 | 1983-04-22 | Dental jacket crown, coping and method of construction |
US487839 | 1983-04-22 | ||
US414415 | 1989-09-29 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58159127A Division JPS5962046A (ja) | 1982-09-02 | 1983-09-01 | 歯科コーピング用金属箔 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS642641A JPS642641A (en) | 1989-01-06 |
JPH012641A JPH012641A (ja) | 1989-01-06 |
JPH0123140B2 true JPH0123140B2 (ja) | 1989-05-01 |
Family
ID=
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3362116D1 (en) | 1986-03-27 |
DK277983D0 (da) | 1983-06-16 |
CA1227360A (en) | 1987-09-29 |
IL68886A (en) | 1987-10-20 |
IL68886A0 (en) | 1983-10-31 |
JPH0261B2 (ja) | 1990-01-05 |
EP0104320A1 (en) | 1984-04-04 |
EP0104320B1 (en) | 1986-02-12 |
AU1587383A (en) | 1984-03-08 |
NO162595C (no) | 1990-01-24 |
DE104320T1 (de) | 1985-02-14 |
DK277983A (da) | 1984-03-03 |
DK159842B (da) | 1990-12-17 |
AU563800B2 (en) | 1987-07-23 |
DK159842C (da) | 1991-05-13 |
NO832026L (no) | 1984-03-05 |
JPS642641A (en) | 1989-01-06 |
NO162595B (no) | 1989-10-16 |
JPS642642A (en) | 1989-01-06 |
US4492579A (en) | 1985-01-08 |
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