JPH01229056A - プロピレン重合体組成物及びその製造方法 - Google Patents

プロピレン重合体組成物及びその製造方法

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JPH01229056A
JPH01229056A JP5535088A JP5535088A JPH01229056A JP H01229056 A JPH01229056 A JP H01229056A JP 5535088 A JP5535088 A JP 5535088A JP 5535088 A JP5535088 A JP 5535088A JP H01229056 A JPH01229056 A JP H01229056A
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propylene polymer
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菅 禎徳
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栄司 田中
Yasuo Maruyama
康夫 丸山
Hideto Kato
加藤 英仁
Eiji Isobe
英二 磯部
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 更に詳しくは、特定の3−メチルブテン−/重合体を配
合する事により得られる高結晶性のプロピレン重合体組
成物に関する。
〔従来の技術とその問題点〕 ゛プロピレン重合体は、成形性、機械的強度に優れ、ま
た安価な為広範な用途に用いられている汎用プラスチッ
クであるが、その用途分野によっては、プロピレン重合
体が本来持っている緒特性を損う事なく、剛性、透明性
、射出成形におけるハイサイクル性等の特性を改良する
事る事が知られている。
結晶化速度を向上させる為の添加剤に関しては既に多く
の提案があり、市販されているものとしては、芳香族カ
ルボン酸のアルミニウム塩、ジベンジリデンソルビトー
ル、置換ジベンジリデンソルビトール等が挙げられてい
る。
これらの添加剤(以下核剤と呼ぶ)は、いずれも低分子
量物であり、核剤として用いようとする□場合臭気があ
−るので食品用途には使用出来ない、成形時に分解或い
は昇華する為ガス発生や金型汚染がある、プロピレン重
合体への分散性が良くないので場合によっては分散性を
上げ】為二軸混練機か2要である、等々の欠a妙あ一方
、これら現行核剤の持つ欠点を改良する方法として、高
分子化合物を核剤として用いる方法がいくつか提案され
ている。
特開昭to−i3り73/号公報においては、高分子核
剤として炭素数6以上のビニルシクロアルカン(以下、
単にビニルシクロアルカンと呼ぶ)重合体を用いる方法
が提案されている。
同方法は、それ自身比較的良好な結果を与えルカ、ビニ
ルシクロアルカンの重合体を含有スるプロピレン重合体
を生産する上においていくつかの問題がある。
第一に、同公報においてはビニルシクロアルカンの重合
を溶媒存在下、ビニルシクロアルカンの濃度が稀薄な状
態で重合を行なっているが、ビニルシクロアルカンは重
合活性が非常に低い為、製造に長時間を要し、生産性が
低い。
一方、重合時間短縮を目的にビニルシクロアルカンの濃
度を高めると、後段でプロピレンを重合する際、プロピ
レン導入前のビニルシクロアルカンの除去に関して次の
ような問題が生じる。即ち、該ビニルシクロアルカンは
沸点カ高い為、パージによる方法では除去出来ず、不活
性溶媒を用いた洗浄法による他はないが、この点でも長
時間を要するのである。
また、その他にも長時間の重合、或いは洗浄中における
触媒の変質等による、プロピレン重合の活性及び立体規
則性の低下といった問題も生じる。
一方、3−メチルブテン−1重合体をプロピレン重合体
に配合して、プロピレン重合体の透明性、剛性を改良す
る事に関しては、古くは特公昭≠6−32(t30号公
報において提案がある。
同公報においては、エチルアルミニウムセスキクロライ
ドでT IC14を還元する事により得られる三塩化チ
タンとジエチルアルミニウムクロライドの組み合わせよ
りなる触媒系を用いて、供給モノマーを順次切り換える
、段階的重合法により3−メチルブテン−/重合体を含
むプロピレンと炭素数弘〜/rの他のα−オレフィンの
共重合体を得ている。同公報においては上記の様にして
得られるプロピレンと炭素数≠〜/♂の他のα−オレフ
ィンの共重合体の透明性が改良される事が記載されてい
るが、その透明性改良効果は不十分である。
また同公報においては、所望の3−メチルブテン−1重
合体の生成量を得るのに数時間〜数十時間を要するので
、プロピレン重合体組成物の生産性が非常に低い。
を得、引き続きプロピレンを重合する事により、3−メ
チルブテン−1重合体を含むプロピレン重合体組成物を
得る方法については特開昭6コ一2761//号公報、
特開昭&/−/に/20弘号公報においても記載がある
特開昭62−27!///号公報においては、特定の触
媒系を用いる方法について記載があるが、同公報での3
−メチルブテン−1重合体の核剤効果はビニルシクロヘ
キサン重合体に比べ低く、3−メチルブテン−1重合体
を含有しないプロピレン重合体の結晶化温度に比べ、3
−メチルブテン−1重合体を含有するプロピレン重合体
組成物の結晶化温度の向上はlO°C未満である。
、、1特開昭6/−/!/20≠号公報においては、2
う) 3−メチルブテン−1重合体の剛性向上効果はエチレン
重合体相当であり、実質的にこの剛性向上は、核剤効果
によるものではない。
更に、前述の特開昭&0−/3り73/号公報にも3−
メチルブテン−/重合体を含有するプロピレン重合体組
成物に関する記載があるが、該公報における3−メチル
ブテン−1重合体の核剤効果は更に小さく、3−メチル
ブテン−1重合体を含有しないプロピレン重合体の結晶
化温度に比べ3−メチルブテン−1重合体を含有するプ
ロピレン重合体の結晶化温度の向上はわずか≠°Cであ
る。
本発明者等は、上述の現行核剤が有する諸問題に鑑み、
上述の諸公報においては核剤として−の性能が劣るとさ
れていた高分子核剤としての】1 3−メチルブテン−1重合体について鋭意検討した結果
、3−メチルブテン−1重合体として結晶化度が高く、
且つ高融点であるものを配合した場合、上記諸公報中最
も高性能を示すビニルシクロヘキサン重合体を配合した
場合と同等、或いはそれ以上の高い結晶化速度を持ち、
3一メチルプテンー1重合体を配合していないプロピレ
ン重合体の結晶化温度に対し、10℃以上も高い結晶化
温度を持つプロピレン重合体組成物が得られる事を見出
し本発明に到達した。
即ち本発明は、3−メチルブテン−/重合体を3−メチ
ルブテン−l単位で0.Oj wt ppm〜100,
000wt ppm含有してなるプロピレン重合体組成
物であり、該重合体組成物の示差走差銭−量計で測定し
た結晶化温度をTc(℃)、該3−メチルブテン−1重
合体を含有しないプロピレン重合体の結晶化温度をTc
’(℃)とした時、TcとTc0の関係が Tc≧TC0+10(℃) である事を特徴とするプロピレン重合体組成物及びその
製造方法に存する。
本発明においては、含有される3−メチルブテン−/重
合体の結晶化度が高いもの程核剤効果が高い。
前述の諸公報において、3−メチルブテン−1重合体の
核剤としての性能が良好でなかった原因は定かではない
が、用いられた3−メチルブテン−1重合体の結晶化度
が低かった為とも推定される。
本発明で用いられる3−メチルブテン−1重合体の結晶
化度は、示差走査型熱l計で測定される融点或いは融解
熱で表わされる。
本発、明の3−メチルブテン−1重合体を配合しないプ
ロピレン重合体に対し、10℃以上高い結晶化温度を有
する3−メチルブテン−/重合体含有プロピレン重合体
組成物を得るには、3−メチルブテン−lとして2り5
℃より高い融点及び9ca179以上の融解熱を持つ3
−メチルブテン−/重合体を用いる事が好ましく、更に
好ましくは3−メチルブテン−1重合体の融点は300
℃より高く、融解熱はlλcal/?以上、最も好まし
くは、3−メチルブテン−1重合体の融点は303℃よ
り高く、融解熱はt s cal/?以上である。
本発明の3−メチルブテン−1重合体は、上記の条件を
満足する範囲において炭素数1〜/♂の他のα−オレフ
ィンとの共重合体であっても良い。
炭素数2〜/♂の他のα−オレフィンとしては例工ばエ
チレン、プロピレン、ブテン、弘−メチルペンテン−1
1ビニルシクロヘキサン等が挙げられる。
3−メチルブテン−/重合体の融点が比較的高いものを
用いる場合は所望の核剤効果を得るに必要な3−メチル
ブテン−/重合体の量は少量でも良く、一方、融点が比
較的低い3−メチルブテン−/重合体を用いる場合には
、従来の低分子核剤と同程度、即ち0.7〜7重量%レ
ベルの比較的多量の3−メチルブテン−/重合体の添加
が必要となる。また、本発明のプロピレン重合体として
は、プロピレン単独重合体又はプロピレンと他のα−オ
レフィンとの共重合体が用いられる。他のα−オレフィ
ンとしては、例エバエチレン、ブテン、ヘキセン、オク
テン、≠−メチルペンテンー/等が挙げられる。
本発明の3−メチルブテン−/重合体含有プロピレン重
合体組成物を得るためには、触媒とで〕 尋)て、チーグラー・ナツメ触媒の中でも特に高度な立
体規則性を持つ重合体を与えるものを用いるのが好まし
い。この様な触媒としては、例えば、特願昭62−27
376り、特願昭6.2−73≠弘93、特願昭62−
/22336、特願昭62−///Pりj1特願昭62
−//lタタ≠、特願昭62−///タタ3、特願昭t
2−iioiy♂、特願昭6/−、−277367、特
願昭6/ −2/≠J17、特願昭61−.2 / 4
t♂66、特願昭6/−//1r732等に記載のもの
を始めとする、ジアルコキシマグネシウム、ケイ素アル
コキサイド、チタン化合物及び電子供与体よりつくられ
る、マグネシウム化合物担持型チタン系触媒、及び例え
ば特公昭よ弘−27♂7/号公報、同j!−4≠j1号
公報、同夕よ1)、 =ir 4tr 、z号公報、同J−j−f 003 
号公報、同jj色 −3り765号公報、同jj−/≠Oj弘号公報等に記
載されている。アルミニウム含有量がチタンに対するア
ルミニウムの原子比でo、i j以下であって、かつ錯
化剤を含有する固体三塩化チタン触媒錯体と有機アルミ
ニウムあるいは更に第三成分としてエーテル、エステル
、アミン、アミドの如き電子供与性化合物から成る触媒
系が好適に使用される。
本発明の3−メチルブテン−1重合体を含有するプロピ
レン重合体組成物の製造方法としては、 (1)3−メチルブテン−/重合体とプロピレン重合体
を混合する。
(2)前述の触媒を用いて高度な立体規則性が発つ 一坪し得る条件下、3−メチルブテン−/を重合し、次
いで該触媒を失活させることなく引き続きプロピレンの
単独重合或いはプロピレンと他のα−オレフィンとの共
重合を行なう。
(3)  (21と同様の条件下、最初にプロピレンの
単独重合或いはプロピレンと他のα−オレフィンどの共
重合を行ない、次いで触媒を失活させることなく引き続
き3−メチルブテン−7の重合を行なう。
(4)  f2)まだは(3)で得られたプロピレン重
合体組成物を他のプロピレン単独重合体或いはプロピレ
ンと他のα−オレフィンとの共重合体と混合する。
(1)、(4)の混合方法に関しては、プラベンダー混
線機、ロール、−軸混練押出機、二軸混練押出機等任意
のものが用いられる。分散性の観点から、(1)の各重
合体、及び(2)、(3)の組成物は粉末状で混合する
事が好ましくまた(1)の方法よりも(4)の方法が好
ましい。特に(4)の方法においては、3−メチルブテ
ン−/重合体の融点以下で混練する事が好ましい。(2
)の方法は、3−メチルブテン−7を核剤としての性能
が発揮される範囲内で少量重合した後、プロピレンを重
合する様にすれば、3−メチルブテン−/重合体の分散
性という点で最も望ましいが、一方、後段のプロピレン
重合の際に、重合活性や立体規則性が低下するという問
題がある。従って、生産性の点において、(2)あるい
は(3)の方法で3−メチルブテン−1重合体をある程
度含有するプロピレン重合体組成物を製造した後、これ
をマスターパンチとして(4)で他のプロピレン重合体
と混合する方法が最も好ましい。(4)の方法において
マスターバッチとして用いる3−メチルブテン−l含有
プロピレン重合体組成物中の3−メチルブチ7−/の含
有量は、/ Owt ppmから20wt  %の範囲
から選ばれるが好ましくは、100wt ppmから1
0wt%である。(4)の方法にお体組成物中のプロピ
レン重合体の分子量は、混合されるプロピレン重合体の
分子量と近い事が望ましい。まだプロピレン重合体が他
のα−オレフィンとの共重合体であれは該共重合体中の
他のα−オレフィン含量が近い方が好ましい。
3−メチルブテン−/は!炭素数6以上のビニルシクロ
アルカンと異なり〆沸点が2重℃と低い。2この為7 
(2)の方法において、第一段で重合後これを除去しよ
うとする場合、パージによって除去する事が可能であり
、必らずしも繁雑な洗浄操作を必要としないので、次段
のプロのビニルシクロアンカンに比し大巾に重合活性が
高い為、短時間で高い触媒効率で重合体を得る事が可能
であり、マスターパッチとして使用し得る高い核剤重合
体含有率のプロピレン重合体組成物を得るに有利である
また、第一段の重合が短時間で終了すれば、その間の触
媒の経時変化も少なく、プロピレン重合の活性、立体規
則性も高く保持する事が出来る。(3)の方法において
も、3−メチルブテン−4の重合活性が高ければ組成物
製法の全体の重合時間を短縮する事が出来る。
本発明における、プロピオン重合体組成物中の3−メチ
ルブテン−1重合体含有量は0.OjwtJ、、 pp
m−100,000wi ppm が好ましく、更p碑
ましくは01 wt ppm 〜10,000 wt 
I)I)mである。高融点の3−メチルブテン−1重合
体を用いる場合、その配合量は少量で良く、低融点の3
−メチルブテン−/重合体を用いる場合は配合量を多く
する事により良好な核剤効果を得る事が出来る。
以上の様にして得られる本発明の3−メチルブテン−1
重合体含有プロピレン重合体組成物の示差走査型熱量計
で測定した結晶化温度(Tc)と、プロピレン重合体単
独の結晶化温度(Tc’ )との関係は、 Tc≧TC0+lO(℃) で表わされる。すなわち、該プロピレン重合体組成物の
結晶化温度は、3−メチルブテン−172℃以上高い。
この様に結晶化速度、及び結晶化度が向上した結果とし
て本発明のプロピレン重合体組成物は、剛性、透明性、
射出成形におけるハイサイクル性等の緒特性が向上して
いる。
本発明のプロピレン重合体組成物は、通常のプロピレン
重合体に用い得る各種添加剤、フィラー、難燃剤等を配
合して用いる事が出来る。
マタ、エチレン重合体、エチレンプロピレンラバー等の
重合体を配合して用いる事も可能である。また本発明で
言うプロピレン重合体としては、プロピレン単独重合体
の他従来公知のプロピレンと炭素数2〜/Iの他のα−
オレフィンとのランダム共重合体あるいはブロック共重
合体も好適に用いられる。
〔実施例〕
以下、実施例を示すが、本発明はその要旨を越えない限
り以下の実施例に限定されるものではない。
以下の実施例における物性値は下記の方法に準拠して測
定した。
引張り試験  ASTM D  Aj♂(降伏点強度(
YS)の測定:汚/7)メルトインデックス(FVFI
)      ASTM   D   /23 g(J
 J O℃1J、/4kg) 共重合体の融点(Tm)、結晶化温度(Tc)及び融解
熱はDupont社製タタ0社製ボタ00型示差走査熱
量計。透明性は目視で判定した。引張り試験及び透明性
判定に用いたサンプルは、l1厚の射出成形片である。
触媒製造例−/ 攪拌機、温度計を備えた600m1フラスコに精製N、
シール下、市販M ? (0CtHs ) 2をj?採
取し、T I (0C4H9) 47.≠? およびテ
トラエトキシシラン弘、6?を添加し、攪拌下昇温して
130°Cで1時間反応させた。その後、io。
°Cに降温してフェノール?、22のトルエン溶液を滴
下した。滴下後昇温し/ 30 ℃:で7時間反応させ
、黄色固体のスラリー状反応物を得た。
このものに精製トルエン17.1を添加した後、−20
°Cまで冷却し、−20°CにおいてTi C142j
9を添加した。添加後徐々に昇温し、t。
℃に昇温後安息香酸エチル/、32を添加し、同温度で
1時間保持した。その後、精製トルエンで洗浄し、固体
生成物を得た。
次いでTiCl4♂2?、安息香酸エテル1.32を添
加し、♂0℃において/時間面体生成物を処理した。そ
の後、室温において精製トルエンxoOmgで弘回洗浄
して固体触媒成分(A)≠4 ?上記固体成分に、トル
エン中で≠歇;≠←牟トリエチルアルミニウムをAI 
 とTi  の原子比が2になる様に添加し、2時間室
温で熟成した。
触媒製造例−2 室温に於て、充分に窒素置換した容Xttのオートクレ
ーブに精製トルエン6i!tagを入れ、攪拌下、n−
ブチルエーテル6よ、/ ? (0,!mol)、四塩
化チタン5> IA、? ? (0,! mol ) 
 及びジエチルアルミニウムクロライド2g、6?(0
,2重mol)を添加し、褐色の均一溶液を得た。次い
で30℃に昇温した。30分を経過した後弘O″Cに昇
温しそのまま2時間、≠o℃を保持した。その後32?
の四塩化チタン(0,/7m’o”N )及び/ j、
j rのトリデシルメタクリレ−) =a o、o !
; r mol )を添加し7ざ°Cに昇温した。
りg℃で2時間保持した後、粒状紫色固体を分離しトル
エンで洗浄して固体三塩化チタンを得た。
実施例−/ 囚 3−メチルブテン−1重合体含有プロピレン重合体
マスターパッチの1jJ 造。
精製アルゴンで充分置換した2tの誘導攪拌式オートク
レーブに、アルゴンシール下、室温でトリエチルアルミ
ニウム0.2ミリモルを添加し、更に液体3−メチルブ
テン−/ 660ccを仕込んだ。
時間3−メチルブテン−lの重合を行った。
その後3−メチルブテン−/を全量パージした後、トリ
エチルアルミニウム(1,3mmo)、パラメチルメチ
ルベンゾエート7.3 mmol 全追加し、H2’ 
I4/ (1’77f、更にプロピレン700?を加え
てプロピレンの単独重合を行い、20分後プロピレンを
パージして、3−メチルブテン−1重合体を含めてtL
Lよ6?のプロピレン重合体組成物を得た。
同一重合条件で、プロピレン重合を行なわなかった実験
から得られた3−メチルブテン−1重合体の生成量は2
6?であった。この3−メチルブテン−1重合体の融点
は3重1℃、融解熱は/ 3 cal/rであった。
上記の3−メチルブテン−/重合体の収lから計算した
プロピレン重合体組成物中の3−メチルブテン−/重合
体含有量はjJwtチであった。
この重合体のMFIは0.729/10分、融点は76
39g℃、結晶化温度は/ 22.2°Cであった。
(B) (A)のマスターパッチとプロピレン重合体の
ブレンド。
囚で得られたマスターパッチ71重量部と、ペースポリ
マーとしてMFIj、ざf ///)、分、融点/ 6
2.J°C1結晶化温度///、lr”c(Dプロピレ
ン単独重合体♂り重責部を粉末状で混得られたプロピレ
ン重合体組成物中の3−メチルブテン−1重合体の含有
量は0.lr  wt係であり、MFIはr、1y7i
o分、融点は163、ダC1結晶化温度は/ 2 /、
ダCでちり、3−メチルブテン−1重合体を加えないも
のより結晶化温度は/ 0./ ℃高かった。また降伏
点強度は3♂?ky/liであった。
実施例−λ 実施」−lの(へのマスターバッチ//重量部マ と、ベースポリマーとして融点/1tL3.I”c、結
晶化源1i / 00.0℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体?7重量部を混合し、実施例−lと同様
にペレット化した。
得られたプロピレン組成物中の3−メチルブテン−/重
合体含有量は0.6wt%であり、融点はlよo、r℃
結晶化温度は//3./℃であり、結晶化温度の上昇は
/J、/°Cであった。降伏点実施例−2において、マ
スターパッチ中のプロピレン重合体と同一物性のプロピ
レン単独重合体を用いる以外は実施例−2と同様に行な
った。得られた重合体組成物の融点は/弘&、7℃、結
晶化温度は/ 0 /、14 ”(、であった。ランダ
ム共重合体へプロピレン単独重合体を加えただけによる
結晶化温度上昇はわずかであった。また降伏点強度も2
 P 7 kf/Cyltと低かった。また、透明性の
評価を行なったところ、不良であった。
実施例−3 囚 前重合 精製アルゴンで充分置換しだ/1の誘導攪拌式オートク
レーブに、アルゴンシール下、室温でトリエチルアルミ
ニウムO,t jミリ上0.20 mmo l触媒製造
例−7で得られたトリエチルアルミニウムで処理する前
の固体触媒成分/、011−OmVを添加し、室温で3
−メチルブテン−7を常圧で吹き込む事により60分間
前重合を行なった。
その後、室温において精製ノルマルヘキサン200ゴで
3回洗浄し、前重合触媒成分を得た。
この前重合触媒成分は、固体触媒成分12当り重合体を
2?含んでいた。
この3−メチルブテン−/重合体の融点は303、’A
℃、融触熱はtL2cal/?  であった0 (B)  プロピレンの重合 精製アルゴンで充分置換した2tの誘導攪拌式オートク
レーブにアルゴンシール下、室温でトリエチルアルミニ
ウム0.♂コミリモル、パラメチル安息香酸メチル0.
2jミリモルを添加し、更に室温でH7を八’ H/ 
crr?  になるように加え、液体プロピレン70Q
?を仕込んだ。次いで70℃に昇温し、上記(A)で得
られた前重合触媒成分を固体触媒成分として/6.ψ〜
添加し、70℃で1時間重合を行った。
その後余剰のプロピレンをパージして、粉末ポリプロピ
レン2r3?を得た。触媒効率CEはt 7.、z s
 o ?−pp/r−Cat、重合活性にはj7よであ
った。得られた重合体のρBはO0≠7 ? / cc
であり、IIは?弘、t%、このものの透明性の評価は
○であった。
得られたプロピレン重合体組成物中の3−メチルブテン
−/重合体の含有量は//(7wtppmであった。こ
のものの融点は/63.♂°C1結晶化温度は7223
℃であった。
(C) (B)のマスターバッチとプロピレン重合体の
ブレンド実施例−/(B)と同様にして、(B)で得ら
れたマスターバッチ70重量部と実施例−二で用いたプ
ロピレンエチレンランダム共重合体90重量部を混練し
た。
得られた組成物の融点は/ !f 0.2℃、結晶化温
度は//2.−℃であり、この様な少量の3−メチルブ
テン−7重量体の配合によって、結晶化温度は/ 0.
g ℃向上した。またこの重合体の降伏点強度は3a 
t、、 Kg/crAであった。
/W+厚射出射出片明性の評価は○であった。
実施例−ダ (A)3−メチルブテン−/重合体含有プロピレン重合
体マスターバッチの製造 実施例−/(A)において、トリエチルアルミニウムの
代わりにジエチルアルミニウムモノクロライドハ−2m
mo lを用い、触媒製造例−/で得られた触媒の代わ
りに触媒製造例−コで得られた触媒qo■を用い、J−
メチルブテン−7の重合を行なった。
次いで、プロピレンの重合において、パラメチルメチル
ベンゾエートを加えず、トリエチルアルミニウムの代わ
りにジエチルアルミニウムる他は実施例−/と同様にプ
ロピレンの重合を行ないプロピレン重合体組成物265
2を得た。
計算で求めた組成物中の3−メチルブテン−/重合体含
有量はj、? wt%であり、このものの融点は/ A
 L/ ℃1結晶化温度は/ 27.11℃と非常に高
かった。このものの透明性の評価は○であった。
なお、上記の3−メチルブテン−/の重合と同一条件で
重合を行なって得られた3−メチルブテン−/重合体の
融点は、7//℃、融解熱は、20 cal/rであっ
た。
し、30rrInφのダルメージスクリュー暑装着した
単軸押出機で230℃でペレット化した。
得られたプロピレン重合体組成物中の3−メチルブテン
−7重合体の含有量は0..2wt%であり、MFIは
?、’l 9 / / 0分、融点は/ (Iq、7℃
、結晶化温度は/ / t)、g ℃であり、3−メチ
ルブテン−1重合体を加えないものより結晶化温度は/
 11.E C高かった。このものの透明性の評価は○
であった。
〔発明の効果〕
本発明の特定の3−メチルブテン−1重合体を含有して
なるプロピレン重合体組成物は、プロピレン重合体本来
の特性である成形性や機械的強度に優れているだけでな
く、剛性、透明性、射出成形におけるハイサイクル性等
の特性においても優れており、広範な用途に用いられう
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3−メチルブテン−1重合体を3−メチルブテン
    −1単位で0.05wtppm〜100,000wtp
    pm含有してなるプロピレン重合体組成物であり、該重
    合体組成物の示差走査型熱量計で測定した結晶化温度を
    Tc(℃)、該3−メチルブテン−1重合体を含有しな
    いプロピレン重合体の結晶化温度をTc゜(℃)とした
    時、TcとTc゜の関係がTc≧Tc°+10(℃) である事を特徴とするプロピレン重合体組成物。
  2. (2)3−メチルブテン−1重合体含有プロピレン重合
    体組成物が下記(a)、(b)のいずれかの方法で得ら
    れる事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のプロピ
    レン重合体組成物 (a)3−メチルブテン−1重合体とプロピレン重合体
    を混合する方法 (b)触媒の存在下、3−メチルブテン−1を重合し、
    次いで該触媒を失活させることなく引き続きプロピレン
    の単独重合或いはプロピレンと他のα−オレフィンとの
    共重合を行なうか、または触媒の存在下、プロピレンの
    単独重合或いはプロピレンと他のα−オレフィンとの共
    重合を行ない、次いで該触媒を失活させることなく引き
    続き3−メチルブテン−1の重合を行なうことにより得
    られるプロピレン重合体組成物を、他のプロピレン単独
    重合体或いはプロピレンと他のα−オレフィンとの共重
    合体と混合する方法。
  3. (3)触媒の存在下、3−メチルブテン−1を重合し、
    次いで該触媒を失活させることなく引き続きプロピレン
    の単独重合或いはプロピレンと他のα−オレフィンとの
    共重合を行なうか、または触媒の存在下、プロピレンの
    単独重合或いはプロピレンと他のα−オレフィンとの共
    重合を行ない、次いで該触媒を失活させることなく引き
    続き3−メチルブテン−1の重合を行なうことにより得
    られるプロピレン重合体組成物を、他のプロピレン単独
    重合体或いはプロピレンと他のα−オレフィンとの共重
    合体と混合することによる、3−メチルブテン−1重合
    体を3−メチルブテン−1単位で0.05wtppm〜
    100,000wtppmを含有してなるプロピレン重
    合体組成物であり、該重合体組成物の示差走査型熱量計
    で測定した結晶化温度をTc(℃)、該3−メチルブテ
    ン−1重合体を含有しないプロピレン重合体の結晶化温
    度をTc゜(℃)とした時、TcとTc゜の関係が Tc≧Tc°+10(℃) であることを特徴とするプロピレン重合体組成物の製造
    方法。
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