JPH01228928A - リグナン類およびリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤 - Google Patents

リグナン類およびリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤

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JPH01228928A
JPH01228928A JP5355088A JP5355088A JPH01228928A JP H01228928 A JPH01228928 A JP H01228928A JP 5355088 A JP5355088 A JP 5355088A JP 5355088 A JP5355088 A JP 5355088A JP H01228928 A JPH01228928 A JP H01228928A
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Japan
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mixture
distilled
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JP5355088A
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English (en)
Inventor
Kitarou Oka
希太郎 岡
Toshihiko Hirano
俊彦 平野
Takashi Naito
崇 内藤
Kunio Hosaka
穂坂 邦男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上のト11用分野] 本発明は、抗腫瘍作用を有するリグナン類に関するしの
である。
[従来の技術および課題] リグナン類は天然物として、動植物界に広範に存在して
いる化合物であり、これらリグナン類は抗lI!瘍活性
を始めとして有用な薬理活性を有することら明らかにな
っている。特に人の生体内からは、エンテロラクトン、
エンテロジオール、2゜3−ジベンジル−1,4−ブタ
ンジオールのりダナン類が発見されている。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、新たなリグナン類および抗腫瘍活性を有
するリグナン類を見い出すべく研究を重ね、いくつかの
リグナン化合物を見い出すに至った。すなわち、本発明
は以下に示す如くである。
(1)式 で表されるリグナン。
(2)式 %式% で表されろリグナン。
(3)式 で表されるリグナン (4)式A (A、は水素原子またはメトキシ基を示し、A、は水酸
基、水素原子またはメトキン基を示し、A3は水素原子
、メチル基またはアセチル基を示す。) で表されるリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤。
(5)弐B (B、は、水酸基またはメトキシ基を示す。)で表され
るリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤。
(6)式C (C,は水素原子またはメトキシ基を示す。)で表され
るリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤(7)弐〇 (D、は水素原子またはメトキシ基を示し、D。
は水素原子、水酸基またはメトキシ基を示す。)で表さ
れろリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤。
これらのリグナン類は、ヒドロケイ皮酸、3−メトキン
ケイ皮酸を還元した3−メトキシヒドロケイ皮酸、また
は3.4−ジメトキシケイ皮酸を還元した3、4−ジメ
トキシヒドロケイ皮酸を、テトラヒドロフラン中、シイ
ツブビルアミン、n−プチルリヂウムおよびヨウ素を用
いて反応させて得られる式I (R,およびR7は、水素原子またはメトキン基を示す
。) で表わされる化合物、(以下、式Iの化合物と称する。
)を原料として、以下のような方法により得ることがで
きる。
■:式Iの化合物をメチルエステル化し、水素化リチウ
ムアルミニウムで還元してアルコール体を得るか、また
は更に脱メチル化する方法。
■:■におけるアルコール体を、更にメチルエーテル化
するか、アセチル化するか、または分子内エーテル化す
る方法。
■:式lの化合物を酸無水物とし、メタノールを用いて
モノメチルエステル体とし、ジボラン還元した後加熱し
てラクトン体を得るか、または更に脱メチル化する方法
これらの方法における個々の反応について以下に説明す
る。
メチルエステル化は、ジアゾメタン、ジメヂル硫酸、ヨ
ウ化メチル等のメチル化剤を用いることによって行うこ
とができる。
脱メチル化は、三臭化ホウ素、三塩化ホウ素等の脱メチ
ル化剤を用い、ジクロロメタンを溶媒として反応を行う
メチルエーテル化は、ヨウ化メチル、ジメチル硫酸等ρ
メチル化剤を用い、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン等を溶媒とし、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水
素化カリウム、水素化ナトリウム等の塩基を添加して行
う。
分子内エーテル化は、p−)シルクロリドを反応試薬と
し、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の溶媒中
、室温で1〜30時間反応させることにより行う。
酸無水物は、無水酢酸を加え、1〜72時間、加熱還流
下で反応させることにより得ることができる。この反応
においては、反応時間を長くすることにより、トランス
体を優先的に合成することかできる 水素化リチウムアルミニウム還元、ジボラン還元、アセ
チル化またはモノエステル化は、有機化学合成の分野に
おける一般的手法により行うことができる。
また、式Iの化合物には、d体およびメソ体が存在する
が、これらを分離するためには、再結晶による方法、カ
ルポキンル基をメチルエステルに誘導した後、カラムク
ロマトグラフィーにより分離する方法、酸無水物に変換
してトランス体のみにし、これを開環する選択的合成方
法等がある。
これらのリグナン類の製造の例を示すと以下の如くであ
る。
例1 ■ジイソプロピルアミン20−をテトラヒドロフラン3
50 zQに溶解させ、0°Cに冷却してアルゴン気流
下1.56Mのn−ブヂルリチウム〜ヘキサン溶液1o
adを滴下し、0℃で45分間撹拌した。この溶液を一
72℃に冷却し、テトラヒドロフラン100.9に溶解
したヒドロケイヒ酸10.709を加え、−72℃で2
時間撹拌しf二後、12時間撹拌しながら一10℃まで
昇温した。
再び、この溶液を一62℃に冷却し、テトラヒドロフラ
ン90−に溶解したヨウ素9.0gを加え、室温で24
時間撹拌した。反応終了後、溶媒留去し、水を加え、濃
塩酸を加えて析出した固体を濾取し、d体およびメソ体
の混合物8.439を得、更にメタノール−水混合溶媒
で再結晶し、−一2.3−ジベンジルサクシニックアシ
ッド4969を得た。
■d−2,3−ジベンジルサクシニックアシッド151
 R9をジメチルホルムアミド2−に溶解させ、この溶
液に無水炭酸カリウム155 R9およびヨウ化メチル
O,ldを加え、アルゴン気流下、室温で一夜撹拌した
。反応終了後、水を加えて析出した沈澱物を濾取して一
−ジメチル 2.3−ジベンジルサクノネート1541
19を得た。
融  点  :   78 5〜79.56C赤外線吸
収スペクトルνに、:tcM−1・3064.3028
.2996.2944゜2864.1724.1GO4
,1496゜+454.1434.1380.1370
゜1302.1244.12+8.1196゜+174
.1148.1100.1074゜1030.994,
956,908,848゜778.754,744,7
02.574゜プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDC13) 3.00(611,s)、3.59(6H,s)。
7.05〜7.30(l OH1m) MS  m/z(%)  326(M”、24)。
295(l l)、263(9)。
175(46)、164 (54)。
163(91)、132(24)。
131(61)、115(31)。
104(37)、91(100)。
78(21)、65(12) ■ 水素化リチウムアルミニウム2.859をアルゴン
気流下エーテル150−に懸劇させ、−20℃に冷却し
、これに製造例2で得た一一ジメヂル 2.3−ノベン
ノルサクシネート12.229を2007dのエーテル
に溶解し、滴下し一20℃で2時間、室温で2時間撹拌
した。反応終了後、酢酸エチルを滴下し、過剰の水素化
リチウムアルミニウムを分解した後、3N塩酸を加え、
エーテル抽出し、溶媒留去して得た残渣をンリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付しJ−2,3−ジベンノル
用、4−ブタンノオール9049を得た。
融  点  :   69.5〜71.0 °C赤外線
吸収スペクトルシu+aHロー’・3292.3060
,3024,2924゜2880.1644.1600
,1494゜1454.1348.1248.1228
゜11g2,109g、1084,1068゜1034
.958,910,842,748゜732.700.
+330.586.558゜プロトン核磁気共鳴スペク
トル (δppm in CDC13) 1 、92 (2[1、brs)。
2.71 (2H,dd、J = 5.9 、+ 3.
7Hz)。
2.83(2+−1,dd、J=9.1.13.711
z)。
3.48 (2H、brd、J = 11 、OHz)
3.67(2H,s)。
3.79(2H,d、J=11.011z)。
7 、12〜7 、30 (10H、m )MS   
m/z(%)   2 5 2(M”−18,6)。
2 3 4(20)、+  4 3(47)。
+  3 1(15)、1 3 0(t  5)。
9 2(75)、9 1(100) ■、n−2.3−ノベンジルー1.4−ブタンジオール
221xyをアルゴン気流下、テトラヒドロフラン2.
0−に溶解し、水素化ナトリウム6319を加え、室l
昌で30分間撹拌し、ヨウ化メチル025−を加え、再
び、室温で1時間30分撹拌した。反応終了後、反応液
を氷水に注ぎ、3N塩酸を加えてエーテルで抽出した。
この抽出液を順次、水、ヂオ硫酸ナトリウム水溶液で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (
Mark 9385.13 、53 g:溶出溶媒、ヘ
キサン−酢酸エチル(20:I)、各フラクション+o
d)に付し、フラクション8〜lOを分取し、溶媒を留
去してd−2,3−ジベンジル−1,4−ジメトキシブ
タン222 y9を得た。
赤外線吸収スペクトルνma:”C7/l−’:308
0.3060.3024.2976゜2920.287
2,2824,2808゜2744.1602.+49
6.1478゜1454.1386,1256,118
6゜+ 154.1114.1070,1030゜95
6.742.698 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDCIJ: 2.09〜2.20 (2H、m)。
2.64 (2H,dd、J = 8.3.13.7 
Hz)。
2.78(2H,dd、J=5.9,13.7Hz)。
3.27(614,s)。
3.29(4H,d、J=5.6Hz)。
7.09〜7.29(10H,m) MS  m/z(%)  266(M”−32,3)。
234(46)、  143(90)。
130(33)、  117(35)。
+04(30)、  91(100)。
例2 0例1の中間体として得たd体およびメソ体の混合物5
04 JI9をエーテル25dに溶解し、0℃でノアジ
メタン−エーテル溶液を加え、30分間撹拌した。反応
終了後、溶媒留去して得た残渣をカラムクロマトグラフ
ィーに付し、精製してメソージメヂル 2.3−ジベン
ジルサクシネート139薦9を得た。
融  点  ・107.0〜108.09C赤外線吸収
スペクトルν”s2’xc71−’3060.3024
,2996.2948゜2920.1726,1630
.+ 604゜1494、+454.1444.+35
4゜1344.1・252,1194.+162゜10
74.1022,984,842.778゜748.6
98,646,598.506プロトン核磁気共鳴スペ
クトル (δppm in CDC13): 2.78〜3.10 (61(、m)。
3.53(6H,s)。
7.1 1〜7.3 1(l  OH,m)MS   
m/z(%)   3 2 6(M”、3)。
294(6)、   263(5)。
23 5(12)、1 7 5(23)。
164(52)、   163(92)。
132(2G)、   131(66)。
115(24)、   104(35)。
9  l (I  OO)、   7 8(21)。
■水素化リチウムアルミニウム73R9をアルゴン気流
下エーテル5 aQに腎濁させ、0℃に冷却し、これに
メソ−ジメチル 2.3−ジベンジルサクシネート40
0 ff9を16−のエーテルに溶解して滴下し、0℃
で2時間撹拌した。反応終了後、氷水に注ぎ、3N塩酸
を加え、エーテル抽出し、溶媒留去して得た残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、メソ−2,3
−ジベンジル−1,4−ブタンジオール15519を得
た。
赤外線吸収スペクトルνshag ”CM −’ :3
272.3084,3060.3024゜2920.1
602,1584.1494゜1470.1454.1
378.1346゜+ 282.1264,1180.
l l 54゜+ 100.1074.I O30,9
70゜924.910.846,774,730゜プロ
トン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDC13): 1.98〜2.10(21−1,m)。
2.63(2H,dd、J=6.1.I 3.7Hz)
2.7  2(2H,dd、J=9.0  、 l  
 3.711z)。
3.44(2H,dd、J =3.2.11.2l−1
z)。
3.54 (2H,dd、J = 6.6 、l I 
、2 )1z)。
4.18(2H,s)。
7.11〜7.36(l OH,m) MS  n+/z(%)  234(M”−36,16
)。
143(55)、  131(45)。
9 2(97)、   9 1(l  OO)■メソー
2.3−ジベンジルー1.4−ブタンジオール566 
m9をアルゴン気流下、テトラヒドロフラン5.0dに
溶解し、水素化ナトリウム158 m9を加え・、室温
で20分間撹拌し、ヨウ化メチル065−を加え、室温
で2時間撹拌した。反応終了後、反応液を氷水に注ぎ、
3N塩酸を加えてエーテルで抽出した。この抽出液を順
次、水、チオ硫酸ナトリウム水溶液で洗い、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(Merk 938
5゜22.589;溶出溶媒、ヘキサン−酢酸エチル(
30:1)、各フラクション20−)に付し、フラクシ
ョン10−15を分取し、溶媒を留去してメソ−2゜3
−ジベンジル−1,4−ジメトキンブタン488 M9
を得た。
赤外線吸収スペクトルνwax’(’ff−1=308
0.3060.3024.2976゜2924.287
2,2828,2808゜2744.1602.158
4.1494゜+454.1388.I  254.+
238゜1182.1154.1112.1030゜9
74.944,9 12,894.734゜プロトン核
磁気共鳴スペクトル (δppm in CDCl+): 208〜2.20 (2H、m)。
2.6  4(211,dd、J   =8.6.+ 
  3.7)[z)。
2.77(2H,dd、J=5.9.+ 3.71(z
)。
3.24(6H,s)。
3.26(2H,dd、J =4.9.9.5l−1z
)。
3.37(2H,dd、J=5.9.9.511z)。
7.13〜7.32(1011,m) MS  m/z(%) 298(M’、0.2)266
(0,3)、  234(52)。
143(100)、  130(31)。
+17(31)、  104(27)、  91(97
)。
例3 0例1で中間体として得た一−ジベンジルサクシニック
アシッド3.209をアルゴン気流下、無水酢酸50d
に溶解させ、1日間、加熱還流した。
反応終了後、無水酢酸を留去し、さらにn−へブタンを
加え、酢酸を共沸させ、減圧乾燥してトランス−2,3
−ジベンジルサクシニックアンヒドリド2.999を得
た。
融  点  :124.O〜 125.0 ℃赤外線吸
収スペクトルシ二T:rα−1:3064.3028,
2952.2928゜2888.1B56,1842.
1776゜1604.1496,1454.1440゜
1354、l 240,1220.1202゜1180
、+152.1090.1068゜103Q、1014
.980,946.922゜906.780,752,
740.702゜660.632,616.584.5
70゜プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−ds):2  、
8 5〜3 .0  5  (4H、m)。
3.38 (I H,ddd、J=6.1,7.6,10.0Hz
)。
3.38 (l H、ddd、J = 1.7.4.4.6.1 
Hz)。
7.1  3 〜7.3  7(l   OH,m)M
S  m/z(%)  280(M”、l 00)■ト
ランスー2.3−ジベンジルサクシニックアンヒドリド
2.949をメタノール20RQに溶解させたのち、ア
ルゴン気流下、2時間加熱還流した。
反応終了後、メタノールを留去し、得られた残渣をクロ
・ロホルムーヘキサン混合溶媒によって再結晶し、2.
3−ジベンジルサクシニックアシッドモノメチルエステ
ル3.039を得た。
融  点  :95.5〜96.5℃ 赤外線吸収スペクトルシ二:lI Ca1l −’ :
3088.3060,3028,2952゜1736.
1708.1604.1584゜1496.1454.
1436,1412゜1378.1348.1332.
1278゜1254.1236.1212,11B8゜
1168.1104,1088,1072゜1 050
.1028 、+  002.976゜964.922
,856.834.768゜736.694,646.
602,578゜554.520 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDC13): 3.02〜3.59(6H,m)。
3.59(3H,s)。
7.04〜7.27(10I(、m) MS  m/z(%)  312(M”、l 00)■
2.3−ジベンジルサクシニックアシッド モノメチル
エステル3.309をアルゴン気流下、エーテル100
ad!に溶解させ、0℃に冷却したのち、2.0Mのジ
ボラン−ジメチルスルフィドコンプレックスのテトラヒ
ドロフラン溶液42−を加え、0℃で1時間30分、続
いて室温で2時間撹拌した。反応終了後、反応液を氷水
に注ぎ、3N塩酸を加えた後、エーテルで抽出した。こ
の抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去したのち、70℃で8時間、減圧乾燥した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (M
erck 93g5.161 、859;溶出溶媒、ヘ
キサン−酢酸エチル(10:1)、各フラクション70
d)に付し、フラクション21〜27を分取し、溶媒を
留去してトランス−2,3−ジベンジルブチルラクトン
2.359を得た。
赤外線吸収スペクトルνwa :II LCM−’30
60.3024.3000.2920゜2B56,17
74,1604,1496゜1454.1384.13
52,1332゜1246.1200,1148,10
80゜1016.752,700.664,616プロ
トン核磁気共鳴スペクトル (δppm+ in CDCh): 2  、4 4〜2 .6  7  (4H、m)。
2.94(LH,dd、J=6.8,13.9Hz)。
3.0 9 (l H、dd、J ズ5.1 .1 3
.9 Hz)。
3.8 5 (I  H,dd、J = 7.3.9.
3 Hz)。
4.0 7 (L  H,dd、J = 6.8.9.
3 Hz)。
6.9 6〜7.3 5(10H,m)MS   m/
z(%)   2 6 6(M”、6 6)。
175(21)、   148(44)。
1 4 7(20)、   l  l  8(69)。
1 1 7(44)、9 2(23)。
例4 ■あらかじめ、水素を吸着させた5%パラジウム−炭素
2.519を酢酸エチル250 *Qに懸濁させた溶液
にm−メトキシケイ皮酸25.299を加え、室温で2
時間撹拌し、水素を吸収させた。反応終了後、懸蜀液を
濾過してパラジウム−炭素を除去したのち、溶媒を留去
した。得られた残渣をエーテル−ヘキサン混合溶媒から
再結晶して、3−メトキシジヒドロシンナミックアシッ
ド23.990を得た。
融  点  :42.5〜43.5°C赤外線吸収スペ
クトルシ:、3α−1=3028.2920,2840
.2724゜2656.2616,1710.1600
゜1590.1492’、1468,1458゜144
0.136G、1314.1288゜1250.123
6.1210.1162゜1154.1094,105
8,1042゜994.928.874.860,84
2゜802.782,762,688.580゜プロト
ン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDC13): 2.67(2tl、t、J=8.1Hz)。
2.94(2H,t、J=8.1Hz)。
3.79(3[−(、s)。
6.74〜6.82(3H,m)。
7.2  1(I   H,t   、 J  =7.
1Hz)MS  m/z(%)  l 80(M’、l
 OO)■ジイソプロピルアミン16dをテトラヒドロ
フラン280dに溶解させ、0℃に冷却して、アルゴン
気流下、1.53Mのn−ブチルリチウム−ヘキサン溶
液82−を滴下し、0℃で45分間撹拌した。次に、こ
の溶液を一78℃に冷却して、テトラヒドロフラン80
dに溶解した3−メトキソヒドロシンナミツクアシツド
10.249を加え、−78℃で3時間、続いて−lO
℃まで徐々に昇温し、−夜撹拌した。この溶液を再び、
−65℃に冷却し、テトラヒドロフラン72−に溶解し
たヨウ素7.209を加え、室温で1日間撹拌した。
反応終了後、溶媒を留去し、得られた残渣に水を加え溶
解したのち、酸性にしてエーテルで抽出した。この抽出
液をさらに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出した後
、酸性にし、酢酸エチルで抽出した。この抽出液を水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得
られた残渣をメタノール−水の混合溶媒で再結晶し、d
体およびメソ体の混合物である2、3−ビス(3−メト
キシベンジル)サクシニックアンラド6839を得た。
融  点  ・175.0〜 l 80゜0℃赤外線吸
収スペクトルシ二讐xCff−’:3012.2944
.2660.2836゜1?10,1610,1584
,1490゜1454.1434,1342.132(
3゜+296.1264,1228.1196゜115
4.1094,1054,996゜978.93B、8
92,840,798゜786.766.738,72
2.698゜672.628.586.572.522
プロトン核磁気共鳴スペクトル (δpplSin acetone−d@):2.98
〜3.04(6H,m)。
3.74.3.75 (6H、each s )。
6.74〜6.82 (61−1、m)。
7.12〜7.22(2H,m) MS  m/z(%)  358(M”、l 00)■
d体およびメソ体の混合物である2、3−ビス(3−メ
トキシベンジル)サクシニックアンラド244 R9を
ジメヂルホルムアミド°2.5−に溶解し、この溶液に
無水炭酸カリウム187 M9およびヨウ化メチル0.
15−を加え、アルゴン気流下、室温で一夜撹拌した。
反応終了後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち溶媒を留去し、d体
およびメソ体の混合物25919を得た。この混合物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Merk 93
85,42.39、溶出溶媒、ベンゼン−酢酸エチル(
50:1)、各フラクション20−)に付し、フラクシ
ョン9〜10よりメソ−ジメチル 2.3−ビス(3−
メトキンベンジル)サクシネート38R9を得、フラク
ション11〜20から一一ジメチル 2,3−ビス(3
−メトキシベンジル)サクシネート161 mgを得た
o、14−ジメチル 2.3−ビス(3−メトキンベン
ジル)サクシネート 赤外線吸収スペクトルν: ::tcit−’:299
6.2948,2836,1738゜+602.158
6.1490.1454゜1436.1358,129
2,1262゜1196.1156,1082,104
2  。
996.872,780,740,696 。
プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDC13): 2.93〜3.04(6H,m)。
3.62(61−1,s)、  3.75(61−[、
s)。
6 、G O〜6.77 (6H,m)。
7.16(2H,t、J=8.1Hz)MS  m/z
(%)  386(M”、69)。
355(13)、 323(13)。
295(12)、  265(2+)。
233(31)、  205(75)。
194(56)、  193(85)。
162(100)、  +61(76)。
0メソ−ジメチル 2.3−ビス(3−メトキシベンジ
ル)サクシネート 融  点  :90.5〜91.5℃ 赤外線吸収スペクトルシmix CM −’ :304
4.3004,2956,2840゜1730.159
8.154G、1494゜1484.1468,143
8.1314゜1288.1264,1198,116
2゜1080.103.2,992,974,940゜
860.840.800,780,732゜702.6
40,552.514 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDCl5): 2.75〜3.09 (6H、m)。
3.57(6H,s)、  3.77(6H,s)。
6.67〜6.77 (6H、m)。
7.18(2H,t 、J =7.8Hz)MS  m
/z(%)  386(M”、57)。
355(11)、  323(6)。
295(15)、  265(9)。
233(20)、  205(43)。
194(61)、  193(97)。
+62(100)、   161(81)。
■水素化リチウムアルミニウム861319をアルゴン
気流下、エーテル50M1に懸濁したのち、−20℃に
冷却し、エーテル60dに溶解した一一ジメヂル 2.
3−ビス(3−メトキシベンジル)サクシネート4.3
89を15分間かけて滴下し、−20℃で15分間、続
いて室温で一夜撹拌した。
反応終了後、酢酸エチルを滴下し、過剰の水素化リチウ
ムアルミニウムを分解したのち、氷水に注ぎ、3N塩酸
を加え、エーテルで抽出した。この抽出液を水で洗い、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクO?トゲラフイー(Mer
k 93g5. l 42 、249;溶出溶媒、ヘキ
サン−酢酸エチル(1:1)、各フラクション60.d
)に付し、フラクション14〜35を分取し、溶媒を留
去してm−2,3〜ビス(3−メトキシベンジル)−1
,4−ブタンジオール3.629を得た。
赤外線吸収スペクトルν:::10−1:3304.3
048,2996,2936゜2836.1602,1
584.1488゜1468B、1454.1436,
1314゜1292.1260.1190.1152゜
1042.1012.960,936,874゜782
.748,696.664 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−dI+):1.9
4〜2.05 (21−(、m)。
2.75(4H,d、J=7.1l−1z)。
3.47〜3.70(4H,m)。
3.74(6H,s)。
4.15(21−1,dd、J 〜4.4.6.1 H
z)。
6.69〜6.76(6H,m)。
7.15(2H,t、J=7.8Hz)MS  m/z
(%)330(M”、100)例5 例4で得たJ−2,3−ビス(3−メトキシベンジル)
−1,4−ブタンジオール2.489をジクロロメタン
507に溶解させ、−40℃に冷却し、0.839Mの
三臭化ホウ素−ジクロロメタン溶液45ItQを加え、
0℃で2時間撹拌した。反応終了後、この反応液を氷水
に注ぎ、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、弱アルカリ
性にしたのち、酢酸エチルで抽出した。この抽出液を水
で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した
。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(Merk 9385.137 、599;溶出溶媒、
クロロホルム−メタノール(loll)、各フラクショ
ン60d)に付し、フラクションII〜17を分取し、
溶媒を留去したのち、エタノール−水混合溶媒で再結晶
し、d−2,3−ビス(3−ヒドロキンベンジル)−1
,4−ブタンジオール1.679を得た。
融  点  :186.0〜188.0 ℃赤外線吸収
スペクトルシuaaxα−1;340B、3204,2
932.2884゜17.40,1600.1588,
1498゜1460.1396,1374,1360゜
1322.1308,1266.1154゜+088,
1064,1036,1022゜998.968,93
6.884,872  。
862.774,696.592,574゜532.5
04 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppa+ in CD30D): 1.93〜2.06(2H,m)。
2.64(4H,d、J=7.1Hz)。
3.51(2H,dd、J=5.1.11.2Hz)。
3.62(2H,dd、J=3.9,11.2l−1z
)。
6.56〜6.64(6H9m)。
7.05(2H,t、J=8.1Hz)MS  m/z
(%)  302(M”、2)。
284(12)、  266(3)。
177(10)、  l 59(20)。
145(9)、  133(II)。
108(100)、  107(3B)例6 水素化リチウムアルミニウム2I5R9をアルゴン気流
下、エーテル+5d>に懸濁したのち、−20℃に冷却
し、エーテル40I11に溶解したメソ−ジメチル 2
.3−ビス(3−メトキンベンジル)サクシネートt、
toyを10分間かけて滴下し、−20℃で30分間、
続いて室温で一夜撹拌した。
反応終了後、酢酸エチルを滴下し、過剰の水素化リチウ
ムアルミニウムを分解したのち、氷水に注ぎ、3N塩酸
を加え、エーテルで抽出した。この抽出液を水で洗い、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られ
た残渣をエーテル−ヘキサン混合溶媒で再結晶し、メソ
−2,3−ビス(3−メトキシベンジル)−1,4−ブ
タンジオール874句を得た。
融  点  : 87 5〜88.5°C赤外線吸収ス
ペクトルシmix cM−”3292.3016,29
36,2896゜2836、+ 604.l 580,
1488゜1464、+450.1434,1404゜
1372.1310.1292.1258゜1182.
1168,1156,1102゜1082.1044.
1 020,948゜932.876.800,782
,772゜738.696,638,570,560プ
ロトン核磁気共鳴スペクトル (δppn+ in acetone−ds):2.0
0〜2.13(2H,m)。
2.71 (4H,d 、J = 7.8 Hz)。
3.42〜3.64(4H,m)。
3.76(61−1,s)。
4.31 (2H,t 、J = 5.1 Hz)。
6.70〜6.83(6H,m)。
7.18(2H,t、J=7.8Hz)MS  m/z
(%)330(M”、100)例7 例6で得たメソ−2,3−ビス(3−メトキシベンジル
)−1,4−ブタンジオール621 xtiをジクロロ
メタン12.5.dに溶解させ、−40℃に冷却し、0
.839Mの王臭化ホウ素−ジクロロメタン溶液11.
57を加え、0℃で2時間15分撹拌した。
反応終了後、この反応液を氷水に注ぎ、炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、弱アルカリ性にしたのち、酢酸エチ
ルで抽出した。この抽出液を水で洗い、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(klerk 93g5
.60 、569:溶出溶媒、クロロホルム−メタノー
ル(10:l)、各フラクション40dl)に付し、フ
ラクション7〜12を分取し、溶媒を留去し、メソ−2
,3−ビス(3−ヒドロキシベンジル)−1,4−ブタ
ンジオール493 R9を得た。
融  点  :128.0〜130.0℃赤外線吸収ス
ペクトルシ二2zα−1=3360.2928.28B
4,2736゜1590.1486,1454.137
0゜1310.126B、1158,1102゜102
2.952,868,784,756゜694.534 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CD5OD): 1.98〜2.10(2H,m)。
2.62 (4H,d 、J = 7.6 Hz)。
3.44(2H,dd、J 〜4.4.11.0Hz)
3.57(2H,dd、J=6.6,11.0Hz)。
6.57〜6.69 (6H、m)。
7.08(2H,t 、J 〜8.1Hz)MS  m
/z(%’)  302(M”、2)。
284(6)、  266(4)、  177(6)。
17 G(6)、  159(18)。
145(11)、  133(11)。
108(100)、  107(45)例8 0例4で中間体として得たd体およびメソ体の混合物で
ある2、3−ビス(3−メトキシベンジル)サクシニッ
クアシッド4.4029をアルゴン気流下、無水酢酸6
0dに懸濁させ、2日間加熱還流した。反応終了後、無
水酢酸を留去し、さらにnヘプタンを加え、酢酸を共沸
さ仕、減圧乾燥し、トランス−2,3−ビス(3−メト
キシベンジル)サクシニックアンヒドリド4.199を
得た。
赤外線吸収スペクトルν+m::tCI−’:3000
.2940.2836,1852゜1778.1600
,1586.1492゜1468.1454.1438
.1316゜1264.1214.1192,1168
゜1156.1084.+042,1020゜990.
954,916,868,784゜718.698,6
66 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−ds):2.84
〜3.03(4H,m)。
3.39 (l I−1,ddd、J=5.9,7.6.10.5
Hz)。
3.39 (l I−1,ddd、J = 2.0.4.2.5.
9 Hz)。
3.78(6H1s)。
6.70〜6 、75 (4H、m)。
6.81 (l H,dd、J = 1.0.8.3 
Hz)。
6.8 2 (l  H,dd、J =  1 .0.
8.3 Hz)。
7.22(2H,t、J=8.3Hz)MS   m/
z(%)   3 4 0(M”、1 0 0)■トラ
ンスー2.3−ヒス(3−メトキシベンジル)サクシニ
ックアンヒドリド4.179をメタノール30dに溶解
させたのち、アルゴン気流下、−夜加熱還流した。反応
終了後、メタノールを留去し、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(Merck 9385.
467 、67 g;溶出溶媒、クロロホルム−メタノ
ール(20:I)、各フラクション100d)に付し、
フラクション9〜22を分取し、溶媒を留去して、2.
3−ビス(3−メトキシベンジル)サクシニックアシッ
ドモノメチルエステル3.749を得た。
融  点  ニア8.5〜80.5℃ 赤外線吸収スペクトルシ二2’xCM−’:3056.
3004,2948.2836゜2760.2680,
2580.1740゜1702、l 600,1586
.1494゜1462.1454.1438.1358
゜1336.1 3 16.1296,1266゜12
36.1196.1 16G、i  156゜1090
.105B、1042,994゜972.958,9 
12,900,864゜836.782,736,69
8,666゜576.558.526 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−do) :2.9
8〜3.02(6H,m)。
3.55(3H,s)、  3.73(6H,s)。
6.69〜6.78(61−[、m)。
7.15 (2H,t、J= 7.8 )1z)。
Ms  o+/z(%)  372(M”、l OO)
■2.3−ビス(3−メトキシベンジル)サクシニック
アシッドモノメチルエステル3519をアルゴン気流下
、エーテルtooliに溶解さU゛、−20℃に冷却し
たのち、2.0Mのジボラン−ツメチルスルフィドコン
プレックスのエーテル溶液42−を加え、0℃で3時間
、続いて室温で2時間撹拌した。反応終了後、反応液を
氷水に注ぎ、3N塩酸を加えた後、エーテルで抽出した
。この抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を留去したのち、70°Cで5時間、減圧乾燥した
。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(Merck 9385.148.969:溶出溶媒。
ヘキサン−酢酸エチル(3:l)、各フラクション60
d)に付し、フラクション12〜18を分取し、溶媒を
留去してトランス−2,3−ビス(3−メトキシベンジ
ル)ブチルラクトン2.189を得た。
赤外線吸収スペクトルν:::Iα−1=2996.2
940,2836.+770゜1602、l 584,
1490,1466゜+454.1438.l’384
.1346゜1316.1292,1264.1190
゜1168.1154.1084.1040゜1018
.994,974,874,704゜742.698.
664 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDC13): 2.45〜2.65(4H,m)。
2.91(l H,dd、J=6.6,13.9Hz)
3.07(I H,dd、J 〜5.I 、13.9H
z)。
3.77.3.78(each 31−1.s)。
3.86(lH,dd、J=7.1,9.3Hz)。
4  .1  1   (l   H,dd、J   
=   6.4  .9.3   Hz)。
60.53〜6.80(6H,m) 7.18(IH,む 、J  =  8  、 1  
Hz)。
7.22(l)[、t、J=8.ltlz)MS  m
/z(%)  326(M”、36)。
205(11)、  l 59(4)。
147(13)、  123(9)。
122(100)、  121(20)。
例9 例8で得た(トランス)−2,3−ビス(3−メトキシ
ベンジル)ブチルラクトン1.979をアルゴン気流下
、ジクロロメタン50774に溶解させ、−40℃に冷
却し、0.839Mの三臭化ホウ素−ノクロロメタン溶
液17.5−を加え、−20℃で一夜撹拌した。反応終
了後、この反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した
。この抽出液を水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(Merk 9385.162.47
9;溶出溶媒。
クロロホルム−メタノール(30・l)、各フラクショ
ン50d)に付し、フラクション16〜22を分取し、
溶媒を留去し、トランス−2,3−ビス(3−ヒドロキ
シベンジル)ブチルラクトン156gを得た。
赤外線吸収スペクトルνm2: (ニア1− ’ :3
364.2920,2856,2728゜1750.1
590,1532.1488゜1454.1384,1
350.1310゜1274、+202.1158.+
084゜to  16.974,962.876.78
6゜750.698,648,568.534プロトン
核磁気共鳴スペクトル (δ ppm  in  acetone−do):2
  、4 4 〜2  .7  4   (4H、m)
2.87(l II、dd、J =6.1.13.7H
z)。
2.98(l )−1,dd、J = 5.6.13.
7 Hz)。
3.87(II−1,t、J=8.8Hz)。
4.04 (I H,dd、J = 7.1.8.8 
Hz)。
6 、5 7〜6 .7  9  (6)[、m)。
7 .0  9  (l   H,t   、J   
=  8 .1   Hz)。
7.1  3(l   )t、t、J=8.1Hz)。
8 、25 (2H、brs) MS  m/z(%’)  298(M”、31)。
191(18)、  l 45(10)。
134(10)、  133(21)。
108(100)、  107(35)例IO 例1で中間体として得たd−2,3−ジベンジル−1,
4−ブタンジオール1.039をアルゴン気流下、ピリ
ジン5.0−に溶解させ、無水酢酸1.5.dを加え、
室温で一夜撹拌した。反応終了後、反応液を氷水に注ぎ
、室温で1時間撹拌した後、エーテルで抽出した。この
抽出液を順次、硫酸銅水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶
液、水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(Merck 9385.77.339:溶出溶
媒、ヘキサン−酢酸エチル(10:1)、各フラクショ
ン50.d)に付し、フラクション13〜19を分取し
、溶媒を留去して1.d−1,4−ジアセトキシ−2,
3−ジベンジルブタン1.219を得た。
融  点ニア4.0〜75.0℃ 赤外線吸収スペクトルシ+++:x C’ll −”3
024.2964,1740.1602゜1494.1
456,1388,1366゜1310.1286,1
270.122B。
1 086.1 070,1032,992゜752.
738,702,602.480プロトン核磁気共鳴ス
ペクトル (δppm in acetone−ds):2.00
(6H,s)。
2.16〜2.32(2H,m)。
2.68(2t1.dd、J=8.3.13.9Hz)
2.88(2H,dd、J=6.I、13.9Hz)。
4.01(2H,dd、J=5.1.11.5l−1z
)。
4 、、I 5(2H,dd、J = 6.1.11.
5 Hz)。
7  .1  3  (10H,m) MS  m/z(%): 354(M”、100)。
295(28)、294(7i) 例it 例1で中間体として得たJ−2,3−ジベンジル−1,
4−ブタンジオール1.399およびp−)シルクロリ
ド1.279をアルゴン気流下、ピリジン45−に溶解
させ、室温で一夜撹拌した。反応終了後、反応液に水を
加え、エーテルで抽出した。この抽出液を順次、硫酸銅
水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗い、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた残渣
にヘキサン50dを加え、ヘキサン不溶物を除去した後
、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(〜erck 
9385゜73.459.溶出溶媒、ヘキサン−酢酸エ
チル(3Q : L)、各フラクション507 )に付
し、フラクション11〜17を分取し、溶媒を留去し、
トランス−3,4−ジベンジルテトラヒドロフラン10
9gを得た。
融  点:49.5〜50.5°C 赤外線吸収スペクトルシ二:Iα−1゜3084.30
60.3024,2968゜2932.2900,28
60.1606゜15B0.1494.14B0,14
52゜1436.1360.l154,1124゜10
82.1064,1044,1026゜+014.10
00,950.916゜760.728.702,65
8,624゜57G、520,468 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−do):2.13
〜2.31(21−1,m)。
2.57(2H,dd、J=8.1,13.4Hz)。
2.71(2t1.dd、J 〜6.1,13.4)1
z)。
3.44 (2[(、dd、J = 6.4.8.5 
)[z)。
3.7  9(2H,dd、J   〜6.8,8.5
Hz)。
7.13〜7.34(l Otl、m)MS  m/z
(%):252 (M”、3 )、  234 (5)
143(14)、92(l OO)。
91(55)、 69(31) 例12 ■あらかじめ、水素を吸着させた5%パラジウム−炭素
5.3B9.酢酸エチルの500RQ懸濁液に3.4−
ジメトキシベンジル51.759を加え、室温で1時間
撹拌し、水素を吸収させた。反応終了後、懸蜀液を濾過
して、パラジウム−炭素を除去した後、溶媒を留去した
。得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサンの混合溶媒によ
って再結晶を行い、3.4−ジメトキシヒドロケイヒ酸
50.609を得た。
融  点+98.0〜99.0℃ 赤外線吸収スペクトルシ二:zα−1=2992.29
32,2840,2708゜2644.2600.+7
02.1610゜1594.1516,1464,14
32゜1344.1306.l 294,1254゜1
238.1214,1192,1148゜1066、l
028.948,840゜810.768,594.5
68 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−d@):2.54
〜2.62(2H,m)。
2.85(2H,t、J   =  7.8Hz)。
3.77,3.80(each 3H,s)。
6.76 (1[−1,dd、J = 2.0.8.1
1(z)。
6.84(IH,d、J=8.1Hz)。
6.87 (l H,d 、J = 2.0 Hz)M
S   m/z(%)+2 1 0(M”、4 7)、
  l  5 2(10)。
151(100)、  107(9)。
■ジイソプロピルアミン10dをテトラヒドロフラン1
807に溶解させ、0℃に冷却して、アルゴン気流下、
1.53Mのn−ブチルリチウム−ヘキサン溶液を50
7滴下し、0℃で45分間撹拌した。次に、この溶液を
一74℃に冷却して、テトラヒドロフラン5011に溶
解した3、4−ジメトキシヒドロケイヒ酸7.509を
加え、−30℃まで、徐々に昇温した後、−30℃で5
時間撹拌した。この溶液を再び、−60℃に冷却し、テ
トラヒドロフラン45dに溶解したヨウ素4519を加
え、徐々に室温にし、−夜撹拌した。反応終了後、溶媒
を留去し、得られた残渣に水を加え、溶解した後、酸性
にし、析出した沈澱物を濾取した。
この沈澱物をメタノール−水の混合溶媒によって再結晶
を行い、d体およびメソ体の混合物である2、3−ビス
(3,4−ジメトキシベンジル)サクシニックアシッド
4.089を得た。
融  点:188.0〜190.58C赤外線吸収スペ
クトルν二:: CM −’ :3400〜2400,
3004,2940゜2840.1732.17+2.
1610゜+592.1516,1466.1454゜
1420.1336.1264.1238゜1192.
1156.1140.l 026゜924.860.8
 to、766.632゜プロトン咳磁気共鳴スペクト
ル (δppm in CD30D): 2.77〜2.98([31−[、m)。
3.72,3.79(12[(、each s)。
6  、6 3〜6  .8  6  (6[−1、m
)MS  m/z(%):418(M”、l OO)。
400(52)、399(45) ■d体およびメソ体の混合物である2、3−ビス(3,
4・ジメトキシベンジル)サクシニックアシッド17.
829をアルゴン気流下、無水酢酸200−に@濁させ
、2日間、加熱還流した。反応終了後、無水酢酸を留去
し、さらにn−へブタンを加え、酢酸を共沸さ仕、減圧
乾燥して、トランス−2,3−ビス(3,4〜ジメトキ
シベンジル)サクシニックアンヒドリド16.749を
得た。
融  点・108.0〜110.0℃ 赤外線吸収スペクトルシman Ca1l −’ :3
012.2960.2932.2872゜2840.1
832.+ 784.1608゜1590.1516.
1464.1446゜1424.1360,1336,
1314゜1288.1262,1240.+ 210
゜1162.1142.1118.l 080゜102
8.1002.940.926゜862.818,81
2.758,688゜654.620.550.536
.410プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppa+ in acetone−da):2.8
0〜2.99 (4H、m)。
3.30〜3.43(2H,m)。
3.7 7.3.7 9(each   6H,s)。
6.6 6 (2H,dd、J  = 2.0.8.1
  Hz)。
6.70(2H,d、J=2.0Hz)。
6.85(2H,d、J=8.1Hz)MS   m/
z(%):4 0 0 (M”、2 6 )、2 0 
8 (4)。
1 9 2(8)、l  5 2(14)。
+  5 1  (100)、1 0 7(4)■トラ
ンスー2.3−ビス(3,4−ジメトキシベンジル)サ
クシニックアンヒドリド2.509をメタノール15d
に溶解させた後、アルゴン気流下、5時間30分、加熱
還流した。反応終了後、メタノールを留去し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクO?トゲラフイー(Merc
k 9385.68 、289:溶出溶媒、クロロホル
ム−メタノール(30:1)、各フラクション501d
)に付し、フラクション4〜9を分取し、溶媒を留去し
、得られた残渣をクロロホルム−ヘキサンの混合溶媒に
よって再結晶を行い、2.3−ビス(3,4−ジメトキ
シベンジル)サクシニックアシッドモノメチルエステル
2.319を得た。
融  点+98.0〜99.0℃ 赤外線吸収スペクトルシ二:xC1!!−’:2996
.2952,2840.1738゜+678.1610
.+590.1516゜+468.1446,1422
.1364゜1344.12G6.1240.1158
゜1 +40.1026.868.842゜800.7
66.628.598,562プロトン核磁気共鳴スペ
クトル (δppm in acetone−cL):2.84
〜3.02(6H,m)。
3.56 (3Il、s )。
3.72,3.77(each 6H,s)。
6.62〜6.83(6H,m) MS  m/z(%):432 (M”、 1 )、4
01 (6)。
400(25)、208(4)。
192(8)、152(13)。
■2.3−ビス(3,4−ジメトキシベンジル)サクシ
ニックアシッドモノメチルエステル16.259をツメ
チルホルムアミド1007に溶解させ、この溶液に無水
炭酸カリウム675gおよびヨウ化メチル4 、7 R
Qを加え、アルゴン気流下、室温で一夜撹拌した。反応
終了後、水を加え、析出した沈澱物を濾取した。この沈
澱物をアセトン−水の混合溶媒によって再結晶を行い、
d−ジメチル2.3−ヒス(3,4−ジメトキシベンジ
ル)サクシネート13.549を得た。
融  点 94 0〜95.0℃ 赤外線吸収スペクトルシ二餐α−1゜ 3044.3000.2952.2840゜173G、
+696.1592.1518゜1470.14116
.1418.1378゜1356.1332.1290
.1266゜+242.1220.+208.1180
゜1160.1+40.1082.1070゜1024
.986,958,946,850゜834.814,
802,768.736゜652.614.596.4
12 ブ〔ノトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−ds12.90〜
2.94 (G H、m)。
3.58(611,s)。
3.73.3.77 Ceach & II 、s )
6.65(21−1,ddl 〜2.0,8.+ 11
z)。
6.69 (21+ 、d 、J = 2.0 Hz)
6.81(211,d、J 〜8.11Iz)MS  
m/z(%)。
446(M”、36)、223(10)。
191(1G)、l 52(12)。
151(100)、+ 38(50) ■水素化リチウムアルミニウム2719をアルゴン気流
下、テトラヒドロフラン50.Qに懸濁した後、−20
℃に冷却し、テトラヒドロフラン110、dに溶解した
一一ノメヂル 2,3−ビス(3゜4−ジメトキシベン
ジル)サクシネート12.7.+9を滴下し、滴下後、
−20℃で1時間、続いて室温で一夜撹拌した。反応終
了後、酢酸エチルを滴下し、過剰の水素化リチウムアル
ミニウムを分解した後、氷水に注ぎ、3N塩酸を加え、
酸性にした後、クロロホルムで抽出した。得られた残渣
をクロロホルム−ヘキサンの混合溶媒によって再結晶を
行い、d−2,3−ビス(3,4−ジメトキシベンジル
)川、4−ブタンジオールIO,27gを得た。
融  点:130.5〜131.5 ℃赤外線吸収スペ
クトルシm甚Ca1l −’ :3284.3000.
2932,2836゜+606.1590.15+4.
1=164゜1446、+418.1336.1300
゜1262.1246.1236.1192゜1174
.1156.1142.1092゜1068、+042
.+ 028.966゜940.856.820.80
8,768゜746.644.628.586.542
゜プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−do):1.95
 (2tl 、m)。
2.66(2H,dd、l =’6.6,13.714
z)。
2.7 4(2)1.dd、J  =7.9.1 3.
7Hz)。
3.4 8〜3.7 1(4H,m)。
3 .7 4 .3 .7 7 (each  3  
H、s )。
4.1 8(2+1.dd、J=4 .2,6.1Hz
)。
6.6 7(2H,dd、J  〜2.0,8.I  
Hz)。
6.73(21−1,d、J=2.0+[z)。
6.8 0(211,d  、 J  〜8.1  H
z)MS   m/z(%):3 9 0(M”、l 
 4)、3 7 2(21)。
152(64)、+51(too)。
1 3 7(8)、l  2 1  (9)例13 、n−2,3−ビス(3,4−ジメトキシベンジル)−
1゜4−ブタンジオール【 tl9をアルゴン気流下、
テトラヒドロフラン20−に溶解させ、水素化ナトリウ
ム217 Qを加え、室温で25分間撹rPシた後、0
℃に冷却し、ヨウ化メチル1.85−を加え、再び、室
温で2時間20分撹r13シた。反応終了後、反応液を
氷水に注ぎ、3N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。
この抽出液を順次、食塩水、チオ硫酸ナトリウム水溶液
で洗い、無水流酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した
。得られた残渣をクロロホルム−ヘキサンの混合溶媒に
よって再結晶し1.;i−2,3−ビス(3,4−ジメ
トキシベンジル)−1,4−ジメトキシブタン979〜
9を得た。
融  点:9 4 .5〜95.5℃ 赤外線吸収スペクトルシ二a:C7ft−’:3052
.2996.2972,2916゜2872.2836
.1606,1592゜15+6.1470.1454
.1446゜1418.1384.1366.1338
゜1308.1264.1242.1212、+196
.1180.1160,1152゜1140.1112
.1094,1074゜1038.1026.988,
966゜954.940,916.864,852゜8
04.790,772.750.636゜622.58
8 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−d@):2.01
〜2.07 (2H、m)。
2.58(21−r、dd、J =7.3.13.9H
z)。
2.68(2tl、dd、J=7.3.13.9Hz)
3.27 (6H,s)。
3.28 (2H,dd、J = 5.4.9.5 H
z)。
3.37(21−1,dd、J=5.6,9.5Hz)
3.73.3.77 (each 61−1 、s )
6.13(2H9dd、J 〜2.2,7.8Hz)。
6.66(21(、d、J=2.2Hz)。
6.81 (21(、d 、J = 7.8 Hz)M
S  m/z(%):  418(M”、24)。
386(10)、  203(22)。
177(4)、  l 52(45)。
151(100)、  45(17) 例14 d!Q−2,3−ビス(3,4−ジメトキシベンノル)
−1゜4−ブタンジオール1.119をアルゴン気流下
、ピリジン5.0dに溶解させ、無水酢酸1.5−を加
え、室温で一夜撹拌した後、酢酸エチルで抽出した。こ
の抽出液を順次、硫酸銅水溶液、炭酸水素ナトリウム水
溶液、水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られた残渣をソリ力ゲル力ラムクロマトグ
ラフイー(Merckg385,68.949;溶出溶
媒、ヘキサン−酢酸エチル(1:l)、各フラクション
507)に付し、フラクション7〜15を分取し、溶媒
を留去して、−一1.4・ジアセトキン−2,3−ビス
(3,4−ジメトキシベンジル)ブタン1.239を得
た。
赤外線吸収スペクトルνwax’ 6711−’:29
96.2940,2836,1740゜160B、15
92,1512,1466゜1420.1386.13
70,1324゜+254.1194.1158,11
42゜+028.984,944,904,850゜8
08.766.748.630.604プロトン核磁気
共鳴スペクトル (δppm in acetone−da):2.02
(61−1,s)。
2.14〜2.24(2H,m)。
2.61(2H,dd、J =7.8.13.9l−1
z)。
2.76(2H,dd、J 〜6.8.13.9Hz)
3.74.3.77(each   6H,s)。
4.0  0(2H,dd、J   〜5.4,1  
1.5Hz)。
4.20(2H,dd、J = 6.1.11.5 H
z)。
6.65 (2H,dd、J −2,0,8,11−1
z)。
6.71 (2H,d j = 2.0 Hz)。
6.82(2H,d、J=8.1Hz)MS  11+
/z(%)・ 474 (M”、31 )。
203(14)、  152(28)。
151(100)、  43(+5) 例15 d−2,3−ビス(3,4−ジメトキシベンノル)−1
゜4−ブタンジオール1.419をアルゴン気流下、ピ
リジン50−に溶解させ後、p−トンルクロリド103
9加え、室温で一日間撹拌した。反応終了後、反応液に
水を加え、酢酸エチルで抽出した。
この抽出液を順次、硫酸銅水溶液、炭酸水素ナトリウム
水溶液、水で洗い、無水呟酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去した。得られた残渣をシリツノゲルカラムクロマ
トグラフィー(Merck 93g5゜63.349;
溶出溶媒、ヘキサン−酢酸エチル(2・1 )、各フラ
クション50d)に付し、フラクションII〜20を分
取し、溶媒を留去して、トランス−3,4−ビス(3,
4−ジメトキシベンジル)テトラヒドロフラン1.14
9を得た。
幾 点:90.5〜91.5℃ 赤外線吸収スペクトルν二rzα−1;3000.29
24,2840.+ 606゜1590.1514,1
474,1454゜1420.1342,1328,1
266゜+240.1196.1158.lI40゜+
102.1082.+034.+024゜928.90
4.878.860,818゜802.766.746
.734.666゜626.600,562 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−d、)2.14〜
2.28(2H,m)。
2.50(2H,dd、J = 8.1.13.4 H
z)。
2.61(2H,dd、J 〜6.6.13.4+Iz
)。
3.44(2+1.dd、J 〜6.3,8.5Hz)
3.78(12H,s)。
3.81 (2[1,dd、J = 6.8.8.5 
)1z)。
6.66(2H,dd、J=2.0,8.1)1z)。
6.72 (2H、d 、J = 2.0 Hz)。
6.8 1(2H,d、J=8.1Hz)MS  m/
z(%):  372(M”、53)。
153(it)、  152(100)。
151(93)、  137(14)。
+21(16) 例16 2.3−ビス(3,4−ジメトキシベンジル)サクシニ
ックアンラドモノメチルエステル1,709をアルゴン
気流下、テトラヒドロフラン40R1に溶解させ、−2
0℃に冷却した後、2.0Mのジボラン−ジメチルスル
フィドコンプレックスのテトラヒドロフラン溶液18.
57を加え、室温で1時間30分撹拌した。反応終了後
、反応液を氷水に注ぎ、クロロホルムで抽出した。この
抽出液を食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を留去した後、100℃で7時間、減圧乾燥した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
Merck 9385.66 、779:溶出溶媒、ヘ
キサン−酢酸エチル(1:1)、各フラクション40−
)に付し、フラクション15〜18を分取し、溶媒を留
去し、トランス−2,3−ビス(3,4−ジメトキシベ
ンノル)ブチルラクトン893句を得た。
融  点:101.0〜102.0 ℃赤外線吸収スペ
クトルシ+aax Ca1l −”2996.2936
.2836,1770゜1608、l  592,15
  +4.1464゜1420.1384.I  34
6,1334゜1242 .1162,1072.+0
26゜976.956,942.864.808゜76
4.742.700,674  、+350  。
618.596 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in acetone−de):2.5 
L 〜2.73 (4H、m)。
2.84(111,dd、J 〜6.1.l 3.91
1z)。
2.96CI +−1,dd、J=5.1.I 3.9
[1z)。
3.7 G 、3.77 (each 31−1.s)
3 、78 (6Il、s)。
3.89(L H,dd、J 〜6.9,9.511z
)。
4.11 (I H,dd、J = 6.3.9.5 
Hz)。
6.64 (I H,dd、l = 2.0.8.11
1z)。
6.69(l H,d 、J = 2.011z)。
6.74(l H,dd、J 〜2.0.8.3Hz)
6.82 (L H,d 、J = 8.111z)。
6.82 (111、d 、j= 2.0 Hz)。
6.8 6(I  H,d、J  =8.3Hz)MS
   m/z(%):   3 8 6(M”、3 7
)。
1 7 7(9)、   1 5 2(31)。
15+(100)、   107(6)以下に、リグナ
ン類が優れた抗腫瘍作用を存することを実験例を示して
説明ずろ。
実験例 [試薬] 培地は、結晶ペニシリンGカリウム(明治製菓株式会社
)10万単位/e、ストレプトマイシン(明治製菓株式
会社) l 9/(2および牛脂仔匣清(ギブコ社製)
を10%含むRPMI−1640培地(L−グルタミン
含有、ギブコ社製)を用いた。
[腫瘍細胞の継代培養] ヒト乳癌細胞のZ1175−1細胞(大日本製薬味式会
社製)を上記培地に懸濁し、培養器内(二酸化炭素5%
濃度)で37℃で培養した。これを−過おきに繰り返し
て継代を行った。
[生細胞のカウント] 0.2%トリパンブルー水溶液と4.25%塩化ナトリ
ウム水溶液を混合(4:l)l、たちの20成と細胞懸
濁液20I111を混合し、その一部を顕微鏡で生細胞
をカウントした。
[操作] 継代培養したZR75−1細胞の懸濁液を100 Or
pm、5分間遠心分離し、上清を捨て、RPMI−16
40培地で洗浄した。その後、生細胞数が2X105個
/虎Qとなるよ・うに同培地に懸濁させ、得られた懸濁
液1dを滅菌プラスチックプレート(24穴)にlウェ
ル(well)ずつ分注した。
各ウェルにイソプロピルアルコールに溶解した例で得た
化合物を最終濃度0.115.1O120、および50
u9/−となるように1OA11.ずつ注入した。(コ
ントロールとしてイソプロピルアルコールのみをlO−
滴下した。)プレートを培養器中(二酸化炭素5%濃度
)で37℃で24.48.72、および96時間培養し
、その細胞をトリパンブルーで染色し、生細胞の数を測
定した。そして、測定値の平均を求め、次式により各濃
度における阻害率を求めた。
得られた阻害率より、72時間後における、コントロー
ルに対して癌細胞の増殖を50%抑制する濃度(以下、
ICs。と称する。)を求めた。その結果を第1表に示
す。
(以下余白) 第1表 以上の結果、リグナン類か優れた抗腫瘍作用をr了する
ことが確認された。
さらに、例で得た化合物をddY系雄性マウスに29/
に9経口投与したところ死亡例は認められなかった。
このように、リグナン類は毒性が低く、安全性の高いら
のである。
次に、リグナン類の投与量および製剤化について説明す
る。
リグナン類はそのまま、あるいは慣用の製剤担体と共に
動物および人に投与することができろ。
投与形態としては、特に限定がなく、必要に応じ適宜選
択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤等の経口剤
、注射剤、生別等の非経口剤が挙げられる。
経口剤として所期の効果を発揮するためには、Φ行の年
令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で式の
化合物の重量として1日90〜450ff9を、1日3
回にわけての服用が適当と思われる。
錠剤、カプセル剤、顆粒剤等の経口剤は、例えばデンプ
ン、乳糖、白糖、マンニット、カルボキンメチルセルロ
ース等を用いて常法に従って製造される。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の池に、例えばステ
アリン酸マグネンウム、ラウリル硫酸ナトリウム、タル
ク等の泄沢剤、デキストリン、結晶セルロース、ポリビ
ニルピロリドン、ゼラチン等の結合剤、繊維素ゲルコー
ル酸ナトリウム、繊維素ゲルコール酸カリウム、バレイ
ソヨデンプン、カルボキンメチルセルロース等の崩壊剤
、軽質無水ケイ酸等の流動性促進剤を使用することがで
きろ。
また、リグナン類は、懸餓液、エマルノヨン剤、ンロツ
ブ剤、エリキシル剤としても投与することかでき、これ
らの各種網形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有してもよ
い。
非経口剤として所期の効果を発揮するためには、但者の
年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人でリ
グナン類の重量として1日2〜30屑9までの静注、皮
下注射、筋肉注射が適当と思われろ。
この非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤として一
般に注射用蒸留水、生理食塩水、デキストロース水溶液
、注射用植物油、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール等を用いることができる。さらに必要に応じ
て、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。また、こ
の非経口剤は安定性の点から、カプセル等に充填後冷凍
し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前
に凍結乾燥物から液剤を再調製することもできろ。
さらに、必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤
、無痛化剤等を加えてし良い。
その池の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤
、直腸内投与のための生別等が挙げられ、常法に従って
製造される。
用例1 例1で得た化合物7.59を1507のポリソルベート
80に溶解させ、これに60℃に加温した滅菌生理食塩
水4゜85Cを加えてよく振盪し、これを無菌的に、例
3で得た化合物を1 、5 M9含有する様にバイアル
に分配し、密封して注射剤を製造した。
本注射剤は用時振盪し、1日当たり症状に応じて2〜2
0IIQ静脈内投与する。
用例2 例3で得た化合物59を無水ケイ酸109と混合し、こ
れにトウモロコシデンプン85gを加え、さらに混合し
た。この混合物に10%ヒドロキシプロピルセルロース
・エタノール溶液を50歳加え、常法通りねつ和し、押
し出し、乾燥し、篩別することにより20〜50メツシ
ユの粒子の顆粒剤を得た。
この顆粒剤は、症状に合わせて1目量1〜3!?(例3
で得た化合物の重重として50〜150719に相当)
として1日3回服用する。
用例3 例8で得た化合物429を無水ケイ酸209と混合し、
これに微結晶セルロース109、ステアリン酸マグネン
ウム3.09、乳糖659を加え混合し、この混合物を
単発弐打鍵機にて打錠して径7U、重Zit 100 
mgの錠剤を製造した。
本錠剤1錠は、例8て得た化合物30,119を含宜ず
ろ。本錠剤は、1回1〜5錠、1日3回服用ずろ。
用例4 例10で得た化合物30gを無水ケイ酸1509と混合
し、これに乳糖709を加え、昆合し、250 imp
をNo、2のゼラチンカプセルに充填してカプセル剤を
得た。
本カプセル剤は、症状に合わせて1回1〜5カプセルを
1日3回まで服用する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるリグナン。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるリグナン。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるリグナン
  4. (4)式A ▲数式、化学式、表等があります▼ (A_1は水素原子またはメトキシ基を示し、A_2は
    水酸基、水素原子またはメトキシ基を示し、A_3は水
    素原子、メチル基またはアセチル基を示す。) で表されるリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤。
  5. (5)式B ▲数式、化学式、表等があります▼ (B_1は、水酸基またはメトキシ基を示す。)で表さ
    れるリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤。
  6. (6)式C ▲数式、化学式、表等があります▼ (C_1は水素原子またはメトキシ基を示す。)で表さ
    れるリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤。
  7. (7)式D ▲数式、化学式、表等があります▼ (D_1は水素原子またはメトキシ基を示し、D_2は
    水素原子、水酸基またはメトキシ基を示す。)で表され
    るリグナン類を有効成分とする抗腫瘍剤。
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