JPH0122847Y2 - - Google Patents

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JPH0122847Y2
JPH0122847Y2 JP7392683U JP7392683U JPH0122847Y2 JP H0122847 Y2 JPH0122847 Y2 JP H0122847Y2 JP 7392683 U JP7392683 U JP 7392683U JP 7392683 U JP7392683 U JP 7392683U JP H0122847 Y2 JPH0122847 Y2 JP H0122847Y2
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tile
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JP7392683U
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案はタイルを張り付けるための連結部材の
構造に関する。
この明細書において、タイルにはレンガも含
む。
(2) 従来技術とその問題点 従来、タイルの張り付けには、(i)手張り工法
と、(ii)PC工法が知られている。
(i) 手張り工法は予じめタイルを張り付けるため
の下地面を構築しておき、この下地面との間に
張り付け用モルタルを介在させつつタイルを1
枚づつ割り付けながら張り付ける方法である。
しかし、この工法にあつては、下地面とタイル
が張り付け用モルタルにて接合されているの
で、モルタルの硬化後にタイルが剥離し易い欠
点がある。
(ii) PC工法はコンクリートを流し込む型枠と、
この型枠に添設されるシート状のタイル張り用
定盤を設け、定盤に形成された嵌装凹部にタイ
ルを一枚づつはめ付けた後、下地面の原料であ
る混練したコンクリートを流し込み、コンクリ
ートの硬化後に型枠と定盤を取外す方法であ
る。したがつて、この工法にあつてはタイルと
下地面が一体的に接合されるので、上記手張り
工法に比べタイルの接着強度が大である。しか
し、充填したコンクリートは初期膨張後に収縮
しつつ硬化し、充分硬化した後は外部から水分
を吸収する湿潤膨張や外部へ水分を蒸発する乾
操収縮を繰返し、タイルと目地との間に隙間を
生じ、この隙間から雨水などが浸入してタイル
が剥離し易くなる欠点がある。
しかも、PC工法にあつては嵌装凹部とタイ
ルの固体誤差により次のような不都合を生じ
る。即ち、タイルが嵌装凹部よりも大きい場合
には、タイルの外側面を削る補助加工が必要に
なる。タイルが嵌装凹部よりも小さい場合に
は、コンクリートが嵌装凹部の内側面とタイル
の外側面との間に形成される隙間からタイルの
表装面側へ流出したり、タイルが充填時のコン
クリートの流動圧で移動し、目地が不揃いにな
ることが多い。また、定盤は弾性ゴムや発泡ス
チロールあるいはベニヤ板等によつて構成され
ているので、定盤は一回のみ使用する消耗品で
あるうえ、タイルの形状や目地割りの種類毎に
嵌装凹部の形状や配列の異なるものを多量に用
意しなければならない。しかも、定盤の材質は
耐水性や耐アルカリ性のあるものに限定され
る。このため、タイル張りの製造コストが高く
なつている。
一方、最近のタイルの張り付けには、装飾的
な見地から目地の厚さを薄くすることが要求さ
れてきているが、目地の厚さを薄くした分だけ
タイルの接着力が低下され、タイルがより一層
剥離し易くなる傾向がある。
(3) 考案の目的 本考案の目的は前述した従来の実情に鑑み、張
り付け後におけるタイルの剥離を防止することが
できる連結部材を提供することにある。
(4) 考案の構成 上記目的を達成するための本考案に係るタイル
張り付け用連結部材の構成は、直線状の基部と、
この基部の一端に設けられた係合凸部と、この係
合凸部に形成された取付穴と、上記基部の他端に
略T字状を呈する状態で設けられた目地間隔形成
部と、この目地間隔形成部に形成される係合凹部
とを備えることに特徴がある。
(5) 考案の一実施例 以下、第1図〜第5図について本考案の施され
たタイル張り付け用連結部材の一実施例の詳細を
説明する。この実施例は長方形のタイルを馬踏み
目地に取り付ける場合について例示した。
第1図示の連結部材4Aは第2図示の連結部材
4Bよりも長い基部40Aを備える。この基部4
0Aの長さは第1図示のように上下2枚のタイル
1と1つの目地2とから形成される距離と略等し
くなつている。この基部40Aの一端には係合凸
部41Aが突出され、係合凸部41Aの幅d1は貫
通孔12の長手幅Dよりも小さい。係合凸部41
AにはC字状の取付穴42Aが形成されている。
上記基部40Aの他端には目地間隔形成部43A
が略T字状を呈するように突出される。この目地
間隔形成部43Aは基部40Aの他端部を一側か
ら他側へU字状に折曲げられ、この折曲げられた
他側端を基部40Aとの折曲部43aへ向けてU
字状に折返されている。この折返し端43bと折
曲部43aとは末結合状態になつている。目地間
隔形成部43Aの両側の湾曲部43c,43d間
に位置する直線部43eには係合凹部44Aが形
成されている。この係合凹部44Aは直線部43
eを折曲部43aに向けてC字状に湾曲し、この
C字状の開口44aが直線部分43eに沿つて配
される。係合凹部44A内には第4図示のように
別の連結部材4Bの係合凸部41Bがはめ込まれ
るようになつている。上記目地間隔形成部43A
における湾曲部43c,43d間の寸法d3は上記
タイル1の幅L1よりも小さい。
第2図示の連結部材4Bは貫通孔12のあけら
れたタイル1の幅L2よりもわずかに長い棒状の
基部40Bを備える。この基部40Bの一端には
係合凸部41Bが突出され、係合凸部41Bの幅
d2は貫通孔12の長手幅Dよりも小さい。係合凸
部41BにはC字状の取付穴42Bが貫通されて
いる。基部40Bの他端には目地間隔形成部43
Bが突出される。この目地間隔形成部43Bは上
記目地間隔形成部43Aと同様の形状に形成され
ており、目地間隔形成部43Bの直線部分43e
の中間部分には係合凹部44BがC字状に形成さ
れている。係合凹部44B内には第4図示のよう
に別の連結部材4Aの係合凸部41Aがはめ込ま
れるようになつている。上記目地間隔形成部43
Bにおける湾曲部43c,43d間の寸法d4は上
記タイル1の幅L1よりも小さい。
以上のように構成された連結部材4A,4Bを
使用して多数枚のタイル1,1…を張り付ける場
合について説明する。
タイル1を張り付ける前に、下地面3は予じめ
構築される。そして、この下地面3には貫通孔1
2に連結部材4A,4Bを上下に交互に装着され
た縦連状態での多数枚のタイル1,1…が張り付
け面1aにタイル張り付け用モルタル6を介在さ
せつつ縦横に目地2,2…を形成して張り付けら
れる。
上記連結部材4A,4Bは次のようにしてタイ
ル1に装着される。即ち、第1図示の一方の連結
部材4Aと図示の他方の連結部材4Bがそれぞれ
別々のタイル1の貫通孔12に差込まれる。両連
結部材4A,4Bは各係合凸部41A,41Bを
先に、各貫通孔11,12の一方から他方へ向け
て各目地間隔形成部43A,43Bがタイル1の
側面に当接するまで差込む。この差込みによつ
て、連結部材4A,4Bの各係合凸部41A,4
1Bと目地間隔形成部43A,43Bならびに係
合凹部44A,44Bがタイル1の側面から突出
される。そして、上記のように連結部材4Aと連
結部材4Bとを交互に連結させつつ多数枚のタイ
ル1,1…を第1図示のように縦連配置させると
ともに、第2図示のように取付穴42A,42B
内に釘5を貫通させつつ、釘5を下地面3に打付
け、釘5の頭部5aにて係合凸部41A,41B
と係合凹部44A,44Bを押え付ける。
上記のようにタイル1,1…を下地面3に張り
付けた後、釘5の頂部5aと係合凸部41A,4
1Bと係合凹部44A,44Bと、目地間隔形成
部43A,43Bを、各タイル1,1…間の目地
2,2…に盛付けられたモルタル7で埋込み、モ
ルタル7の表面目地仕上げを行なうことによつて
タイル1,1…の張り付けが終了する。
ところで、前記実施例によれば、連結部材4
A,4Bには目地間隔形成部43A,43Bを備
えるので、目地2,2…の形成が作業者の勘に頼
らず、良好である。
(6) 考案の変形例 (a) 前記実施例の連結部材4A,4Bは線材にて
形成されたものを例示したが、本考案にあつて
は第6図示のように板材にて形成することが可
能である。即ち、この変形例のものは、帯板状
の基部40を備える。この基部40の一端には
係合凸部41を備え、この基部40には取付穴
42が穿たれる。基部40の他端には目地間隔
形成部43が横長に突出され、この目地間隔形
成部43の長手方向略中央には係合凸部40に
合同な別の係合凸部がはめ込まれる係合凹部4
4が穿たれている。この変形例によれば、連結
部材4A,4Bをプレス成形することができ
る。
(b) 前記実施例においては、折返し端43bが折
曲部43aと離れているものを例示したが、折
返し端43bを折曲部43aに固定しても実施
できる。
(c) 前記実施例においては2種類の連結部材4
A,4Bを使用する場合について説明したが、
連結部材4Bの1種類を使用し、第7図示の通
し目地にタイル1,1…を張り付けることも可
能である。つまり、本考案の連結部材の種類は
目地割を限定するものではない。
(d) 本考案にあつては第8図示の変形例が可能で
ある。即ち、この変形例にあつては、前記実施
例の貫通孔12に相当する貫通孔12Aがタイ
ル1の張り付け面1aに開口13を有する蟻溝
状に形成されており、この貫通孔12A内に連
結部材4A(または4Bあるいは4)の基部4
0A(または40Bあるいは40)に相当する
基部40Cが装着される。この変形例によれば
連結部材が、より一層タイル1の張り付け面1
aに寄つた状態で取付けられる。
(7) 考案の効果 以上説明したように本考案によれば次のような
効果がある。
(イ) 係合凸部がタイルの一側面から突出され、係
合凹部がタイルの他端面から突出されるので、
タイルを張り付けるとき、一方のタイルに配さ
れた係合凹部に他方のタイルに配された係合凸
部をはめ込んだ後、釘などの固着部材が取付穴
に貫通させつつ下地面に固定されるので、張り
付け後にタイルの剥離が防止できる。
(ロ) 目地間隔形成部がタイルの他側面から突出さ
れているので、タイルを張り付けるとき目地間
隔が整然と形成される。
(ハ) 係合凹部は別の連結部材の合同な係合凸部を
連結させる形状になつているので、同一形状の
係合凸部と同一形状の係合凹部とをそれぞれ備
えることにより、連結部材の製造コストが安価
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の施されたタイル張り
付け用各連結部材の斜視図、第3図は本考案の連
結部材を使用して張り付けられるタイルの斜視
図、第4図は本考案の連結部材を使用したタイル
の馬踏み目地割り状態を示す正面図、第5図は第
4図の−線断面図、第6図は本考案の変形例
を示す第1図に相当する斜視図、第7図は本考案
の別の変形例を示す第4図に相当する正面図、第
8図は本考案の更に別の変形例を示すものであつ
て、第4図の−線に相当する断面図である。 1……タイル、4,4A,4B……連結部材、
41,41A,41B……係合凸部、42,42
A,42B……取付穴、43,43A,43B…
…目地間隔形成部、44,44A,44B……係
合凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直線状の基部と、この基部の一端に設けられた
    係合凸部と、この係合凸部に形成された取付穴
    と、上記基部の他端に略T字状を呈する状態で設
    けられた目地間隔形成部と、この目地間隔形成部
    に形成される係合凹部とを備えるタイル張り付け
    用連結部材。
JP7392683U 1983-05-18 1983-05-18 タイル張り付け用連結部材 Granted JPS59179931U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7392683U JPS59179931U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 タイル張り付け用連結部材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7392683U JPS59179931U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 タイル張り付け用連結部材

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Publication Number Publication Date
JPS59179931U JPS59179931U (ja) 1984-12-01
JPH0122847Y2 true JPH0122847Y2 (ja) 1989-07-11

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ID=30204039

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JP7392683U Granted JPS59179931U (ja) 1983-05-18 1983-05-18 タイル張り付け用連結部材

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JPS59179931U (ja) 1984-12-01

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