JPH01227660A - 半導体電力変換装置の制御方法 - Google Patents

半導体電力変換装置の制御方法

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JPH01227660A
JPH01227660A JP63050717A JP5071788A JPH01227660A JP H01227660 A JPH01227660 A JP H01227660A JP 63050717 A JP63050717 A JP 63050717A JP 5071788 A JP5071788 A JP 5071788A JP H01227660 A JPH01227660 A JP H01227660A
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semiconductor switch
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半導体電力変換装置の制御方式にかかり、詳し
くは、PWM(パルス幅変調)制御形交流/直流変換装
置の制御方式に関する。
(従来の技術) 従来この種の半導体電力変換装置(以下、単に変換装置
という)として、第3図に示す回路構成のものが知られ
ている。同図において、1は交流電源、2はリアクトル
、3は半導体スイッチ31〜34からなる単相ブリッジ
回路、4はブリッジ回路3の直流出力側に接続された平
滑コンデンサ、5はチョッパやインバータ等の負荷をそ
れぞれ示している。ここで、ブリッジ回路3内の半導体
スイッチ31〜34は、図示するようにGTO(ゲート
ターンオフ)サイリスタやトランジスタ(図示せず)等
の自己消弧形半導体スイッチ素子と、これに逆並列接続
されたダイオードとから構成される装置次に、この変換
装置3の作用を第4図ないし第6図を参照しつつ説明す
る。なお、第4図では、上記第3図における平滑コンデ
ンサ4及び負荷5を直流電圧源6に置き換えである。
第4図において、半導体スイッチ31.34詳しくはこ
れらのGTOサイリスタを共にONすると、直流電圧源
6により、ブリッジ回路3の交流端子a、b間には端子
aを正方向とする正の直流電圧Edが発生する。また、
半導体スイッチ32.33を共にONすると、端子a、
b間には負の直流電圧−Edが発生する。更に、半導体
スイッチ31.32または33.34を同時にONする
と、端子a、b間はGTOサイリスタ及びダイオードに
て短絡されるため零電位となる。なお、半導体スイッチ
31゜33または32.34の同時ONは直流電圧源6
を短絡させることとなるため、かかる事態が起きないよ
うに半導体スイッチ31〜34の制御が行われる。
このように半導体スイッチ31〜34を構成するGTO
サイリスタのON、OFFにより、端子a。
5間には正、負または零の電圧を発生させることができ
るため、G TOサイリスタのスイッチング順序やその
周波数を適宜制御することにより、端子a、b間に任意
周波数の交流電圧※Cを発生させることができる。
一方、出力電圧の制御方式としてPWM方式が知られて
いる。第5図はこのPWM方式の原□理を示す波形図で
ある。同図に示すように、出力指令波形である変調波7
a、 7bとキャリア(搬送波)としての三角波8との
比較によって各GTOす斗すスタのスイッチング信号9
a、 9bを生成し、これらによってスイッチング制御
することにより同図最下段に示すような端子a、b間の
交流側出力電圧※Cを得る。
ここで、スイッチング信号9a及びその反転信号は半導
体スイッチ31.33にそれぞれ加えら・れ、また、ス
イッチング信号9b及びその反転信号は半導体スイッチ
32.34にそれぞれ加えられる。
なお、この出力電圧波形において、実線で示したものは
交流電圧の瞬時値、破線で示したものは基本波である。
この基本波の大きさは変調波7a。
−:3− 7bに比例しており、高調波成分はキャリア周波数に依
存した高次のものとなるため、小形のフィルタ回路にて
これを除去することができる。
さて、三角波8のピーク値と変調波7aのピーク値との
比を変調率にとすると、出力電圧の基本波実効値Vcは
、 V c = −E d  (0< k < 1 )  
・・・・・・・・・・・・(1)f となる。従って、変調率kを変えやことにより、任意の
大きさの電圧が得られるばかりでなく、低次高調波成分
の少ない波形を得ることができる。
次に、第3図及び第4図の回路構成においては、交流側
出力電圧※Cの位相と大きさとを調節することにより、
任意の量の交流電流を流すことかできる。すなわち、第
6図は交流電源1(電圧Vs)に対して力率を±1にし
た時のベクトル図であり、同図(a)は力率1で交流側
から直流側にエネルギーを供給している状態を示し、ま
た同図(b)は力率が−1で直流側から交流側にエネル
ギーを回生している状態を示している。なお、第6図に
おいて、Icは交流電流、jωLはりアク1−ル2によ
るリアクタンス、Oは電源電圧※Sと出力電圧※Cどの
位相角である。
このときの交流電圧及び電流の関係は、何れの場合にも ΩC=※s−jωL−Ic  ・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・(2)となり、Vcの位相
及び大きさをamすることによってIcの大きさ及び力
率を任意に制御することが可能である。
以上のような変換装置においては、第7図に示す制御回
路によるPWM制御によって交流/直流変換が実行され
る。同図において、・101は直流電圧の指令値Ed”
と直流電圧の検出値Edとの偏差が入力され、交流有効
電流の指令値Ic”を出力する電圧調節器、102は交
流有効電流指令値Ic”と交流電源電圧Vsとが入力さ
れて(2)式の演算を行い、出力電圧絶対値l Vcl
及び位相角θを出力するベクトル演算器、103は出力
電圧絶対値I Vclと直流電圧検出値Edとにより前
記(↓)式の演算を行って変調率kを演算する除算器、
104はこの変調率k及びベクトル演算器102からの
位相角θが入力されて半導体スイッチ31〜34の各G
 T Oサイリスタに対する所定のスイッチング信号を
生成するPWMu路である。
この制御回路はブリッジ回路3の直流側出力電圧Edを
一定に保つように動作するものであり、コンデンサ4の
電圧すなわち直流電圧検出値Edが指令値Ed*よりも
低下すると電圧調届)器101から正の有効電流指令値
Ic”が出力され、ベクトル演算器102において位相
角O及び出力電圧絶対値1vc1が算出され、かつ除算
器103によって変調率kが算出され、第6図(a)に
示すような出力電圧ΩCを得るようにPWM回路104
からスイッチング信号が出力される。これにより、力率
1の運転が可能になり、交流電源1からコンデンサ4に
エネルギーが供給されてコンデンサ4の電圧Edを増加
させる。
一方、直流電圧検出値Edが指令値Ed*よりも高くな
ると、電圧調節器101から負の有効電流指令値■c*
が出力され、」二記同様の作用によって第6図(b)に
示すような出力電圧Vcを得るようにPWM回路104
からスイッチング信号が出力される。これにより、力率
−1の運転が行われ、コンデンサ4から交流電源1にエ
ネルギーを回生してコンデンサ4の電圧Edが低下する
以上の動作により、直流電圧Edをその指令値Ed*に
等しくするべくPWM制御が行われることとなる。
(発明が解決しようとする課題) このような変換装置においては、上記動作を行うために
直流電圧Edが確立している必要があり、通常は起動時
にコンデンサ4を交流電源1によって充電することが行
われる。
すなわち、第8図13示すように、リアクトル2及びブ
リッジ回路3の間にスイッチ10を直列に接続し、この
スイッチ10に対してスイッチ11及び限流抵抗12の
直列回路を並列に接続してスイッチ回路が形成される。
そして、起動時にはスイッチ10を開いてスイッチ11
を閉じ、交流電源1からリアクトル2.スイッチ11.
限流抵抗12.半導体スイッチ31.34の並列ダイオ
ードを介してコンデンサ4を充電することにより、コン
デンサ4は交流電源電圧Vsのピーク値にまで充電され
る。ここで、限流抵抗12はダイオードを流れる電流を
定格値に制限するためのものである。
こうして直流電圧Edが確立したら、スイッチ11を開
いてスイッチ10を閉じ、前述したようなPWM制御に
移行する。
しかるに、第5図に示したような安定したPWM制御を
行うためには、直流電圧Edが少なくとも交流電源電圧
Vsのピーク値以上に保たれていなくてはならない。ま
た、三角波8の周波数が変調波7a、 7bに比べて高
ければ高いぼどPWM波形からは低次高調波が減少する
が、三角波8の周波数が余りに高いとスイッチング周波
数が高くなって半導体スイッチ31〜34におけるスイ
ッチング損失の増大を招く。従って、変換装置としての
許容損失の点から半導体スイッチ31〜34のスイッチ
ング間隔には最小制限値があり、これによって実質的な
最大変調率は1よりも小さくなってしまい、制御装置の
要求する電圧を発生できなくなって力率1制御が行えな
いばかりか、過大な電流が流れてしまうという欠点があ
る。
更に、制御方式も力率可変機能を持つものにする必要が
あるため、複雑化する等の問題があった。
本発明は上記課題を解決するために提案されたもので、
その目的とするところは、起動の安定化及び力率1制御
を可能にした半導体電力変換装置の制御方式を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明は、半導体スイッチ素
子とダイオードとを逆並列接続してなる半導体スイッチ
によりブリッジ回路が形成され、その交流入力側がリア
クトルを介して交流電源に接続されると共に直流出力側
に平滑コンデンサが接続されたパルス幅変調制御形半導
体電力変換装置において、その起動時には、交流電源に
より平滑コンデンサを交流電源のピーク値にまで充電し
、次いで、ブリッジ回路の上下何れかのアームに配置さ
れた半導体スイッチ素子をOF F状態に固定し、かつ
他方のアームに配置された半導体スイッチ素子をチョッ
ピング動作によりON、OFFさせて平滑コンデンサを
前記ピーク値以上に充電、昇圧させた後、パルス幅変調
制御により交流/直流変換を行うことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、平滑コンデンサの初期充電後に、ブリ
ッジ回路の上アームまたは下アームの半導体スイッチ素
子をOFFとしたまま他方のアームの半導体スイッチ素
子をON、OFFさせることにより、交流電源電圧の極
性に拘りなく、半導体スイッチ素子のON時に交流側リ
アク1〜ルに蓄積されたエネルギーがOFF時に平滑コ
ンデンサに供給され、平滑コンデンサを更に充電してそ
の電圧を交流電源電圧のピーク値以上に維持する。
(実施例) 以下、図に沿って本発明の一実施例を説明する。
まず、第1図は、本発明にかかる半導体電力変換装置の
起動時に平滑コンデンサを充電昇圧させるべく半導体ス
イッチのチョッピング動作を行うための回路構成を示し
たもので、同図において201はキャリアとしての三角
波発生器であり、その出力はコンパレータ202に入力
されている。コンパレータ202には通流率指令発生器
203が接続され、この通流率指令発生器203から出
力される通流率指令値に*と前記三角波との比較によっ
て所望の通流率のパルスがコンパレータ202から出力
されるようになっており、この出力パルスは、そのパル
ス幅が還流率指令値に*に′比例した定周期のパルス列
を構成するものである。
コンパレータ202の出力側にはゲート回路204゜2
05が並列に接続され、これらのゲート回路204゜2
05の出力信号は、第2図のブリッジ回路3の上アーム
に設けられた半導体スイッチ31.32を構成するGT
Oサイリスタのゲートに加えられている。
なお、図示されていないが、下アームの半導体スイッチ
33.34を構成するGTOサイリスタは、起動時にお
いて’OF F状態に固定されている。
次に、この動作を第2図を参照しつつ以下に説明する。
なお、第2図(a)、(b)において、交流電源1′は
図の極性にあるものとして直流電源の記号によって示し
てあり、また、同図(a)に示したスイッチ10、初期
充電用のスイッチ11及び限流抵抗12は同図(b)で
は便宜上、省略しである。
まず、前記同様にスイッチ10を開き、スイッチ11を
閉じて平滑コンデンサ4を予め交流電源電圧のピーク値
にまで初期充電すると共に、その後、スイッチ11を開
き、スイッチ10を閉じる。次いで半導体スイッチ31
.32をONすると、交流電源1′はりアクドル2.半
導体スイッチ31のダイオード、半導体スイッチ32の
G T Oサイリスタを介して短絡され、この閉回路に
短絡電流Ic’が流れる(第2図(a)参照)。なお、
第2図(a)及び後述する同図(b)ではON状態にあ
る半導体素子を黒色により示しである。
次に、半導体スイッチ31.32がOF、Fすると、前
記電流Icは半導体スイッチ31のダイオード。
平滑コンデンサ4及び半導体スイッチ34のダイオード
を介して還流し、次第に減衰する(第2図(b)参照)
。この動作により、それまでリアクトル2に蓄積された
エネルギーが平滑コンデンサ4に供給されることになり
、平滑コンデンサ4が充電されてその電圧Edが上昇す
る。
また、交流電源の極性が逆の場合には、半導体スイッチ
31.32のON時に、電源が半導体スイッチ32のダ
イオード、半導体スイッチ31のGTOサイリスタ及び
リアクトル2を介して短絡され、半導体スイッチ31.
32のOFF時に、半導体スイッチ32のダイオード、
平滑コンデンサ4及び半導体スイッチ33のダイオード
を介して充電電流が流れ、平滑コンデンサ4の電圧Ed
が更に上昇する。
このときの交流電源電圧VSt半導体スイッチ31、3
2のGTOサイリスタに対するゲート信号及び電流Ic
の様子を示したのが第2図(Q)であり、同図から、交
流電源の極性に関係なく平滑コンデンサ4を充電できる
ことが明らかである。なお、通流率指令値に本を調節す
ることにより、任意の大きさの電流Icを流すことが可
能である。
以上の例では、ブリッジ回路3の上アームにある半導体
スイッチ31.32をチョッピング動作させる場合につ
いて説明したが、下アームにある半導体スイッチ33.
34をチョッピング動作させても同様の作用を得ること
ができる。すなわち、電源極性が第2図(a)、(b)
と同一である場合には、半導体スイッチ33.34のO
N時に、電源が半導体スイッチ33のGTOサイリスタ
、半導体スイッチ34のダイオード及びリアクトル2を
介して短絡され、半導体スイッチ33.34のOFF時
に、半導体スイッチ31のダイオード、平滑コンデンサ
4及び半導体スイッチ34のダイオードを介して平滑コ
ンデンサ4が充電される。
更に、電源極性が第2図(a)、(b)と逆の場合には
、半導体スイッチ33.34のON時に、電源が半導体
スイッチ340GTOサイリスタ、半導体スイッチ33
のダイオード及びリアク1−ル2を介して短絡され、半
導体スイッチ33.34のOFF時に、半導体スイッチ
32のダイオード、平滑コンデンサ4及び半導体スイッ
チ33のダイオードを介して平滑コンデンサ4が充電さ
れることになる。
この結果、PWM制御の開始時には平滑コンデンサ4の
両端に交流電源電圧のピーク値よりも十分に大きい直流
電圧Edが存在することになり、変換装置を安定して起
動することが可能になると共に、所望の交流電圧Vcを
発生せしめて交流電流Icを電源電圧※Sと同位相とし
、力率1の運転を行うことができる。
なお、以上の実施例では単相の変換装置について説明し
たが、本発明は3相の変換装置にも適用することができ
る。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明によれば、平滑コンデンサを
初期充電した後、ブリッジ回路を構成する上下何れか一
方のアームの半導体スイッチをチョッピング動作させて
平滑コンデンサを更に充電昇圧させるため、安定したP
WM制御による交流/直流変換を行うことができ、また
、力率1制御も可能になるという利点がある。
加えて、上記制御のための回路構成も簡単であり、極め
て経済性に富む等の効果詮有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を説明するための
もので、第1図は半導体スイッチをチョッピング動作さ
せるための回路構成を示すブロック図、第2図(a)、
(b’)は半導体電力変換装置の構成図、同図(c)は
この実施例の作用を示す波形図、第3図及び第4図は半
導体電力変換装置の構成図、第5図はPWM制御の原理
を示す波形図、第6図(a)、(b)は電圧及び電流の
べり1〜ル図、第7図は直流電圧を一定に制御するため
の制御回路のブロック図、第8図は初期充電用スイッチ
回路を付加した半導体電力変換装置の構成図である。 1・・・交流電源    1′・・・交流電源(直流電
源)2・・・リアクトル      3・・・ブリッジ
回路4・・・平滑コンデンサ    10.11・・・
スイッチ12・・・限流抵抗    31〜34・・・
半導体スイッチ201・・・三角波発生器    20
2・・・コンパレータ203・・・通流率指令発生器 204.205・ゲート回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 点弧/消弧可能な半導体スイッチ素子とダイオードとを
    逆並列接続してなる半導体スイッチによりブリッジ回路
    が形成され、このブリッジ回路の交流入力側がリアクト
    ルを介して交流電源に接続されると共に直流出力側に平
    滑コンデンサが接続されたパルス幅変調制御形半導体電
    力変換装置において、 この変換装置の起動時に、前記交流電源により前記平滑
    コンデンサを交流電源のピーク値にまで充電し、次いで
    、前記ブリッジ回路の上下何れかのアームに配置された
    前記半導体スイッチ素子をOFF状態に固定し、かつ他
    方のアームに配置された前記半導体スイッチ素子をON
    、OFFさせて前記平滑コンデンサを前記ピーク値以上
    に充電、昇圧させた後、パルス幅変調制御により交流/
    直流変換を行うことを特徴とする半導体電力変換装置の
    制御方式。
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