JPH0122675B2 - - Google Patents
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- JPH0122675B2 JPH0122675B2 JP54027358A JP2735879A JPH0122675B2 JP H0122675 B2 JPH0122675 B2 JP H0122675B2 JP 54027358 A JP54027358 A JP 54027358A JP 2735879 A JP2735879 A JP 2735879A JP H0122675 B2 JPH0122675 B2 JP H0122675B2
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- laminate
- paper sheets
- band
- drive mechanism
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H3/00—Separating articles from piles
- B65H3/46—Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
- B65H3/56—Elements, e.g. scrapers, fingers, needles, brushes, acting on separated article or on edge of the pile
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H1/00—Supports or magazines for piles from which articles are to be separated
- B65H1/04—Supports or magazines for piles from which articles are to be separated adapted to support articles substantially horizontally, e.g. for separation from top of pile
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、紙葉類送り出し装置に係り、特に、
帯体によつて束ねられた紙葉類(樹脂シート類も
含む)であつても破帯することなく1枚ずつ送り
出せるようにした紙葉類送り出し装置に関する。 (従来の技術) 積み重ねられた複数枚の紙葉類を1枚ずつ所望
の場所へ向けて送り出す送り出し装置は知られて
いる。この紙葉類送り出し装置は、一般に、台上
に積み重ねられた紙葉類の最上層に位置する紙葉
類を順次、真空吸着移送あるいは摩擦移送によつ
て積層位置からずらして移送ローラに導入するよ
うにしている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のように構成されたものに
あつても次のような問題があつた。すなわち、送
り出された紙葉類は、すべて同一形態にあるとは
限らず、たとえば第1図に示すように紙葉類Qを
複数枚、帯体Pによつて、強めに束ねて積層体X
としたものもある。このような積層体Xを送り出
し装置にセツトして1枚ずつ送り出させるために
は、予め帯体Pを破る必要がある。この破帯作業
は、一般にオペレータの手によつて行なわれてお
り、この破帯作業の存在が紙葉類処理の能率向上
化を妨げている。また、帯体Pによつて束ねられ
ていない場合でも、真空吸着移送あるいは摩擦移
送によつて積層体Xから紙葉類Qを1枚ずつ送り
出そうとしたとき、2枚送りが生じ易く、この2
枚送りの発生も紙葉類処理の能率向上化を妨げて
いる。 そこで本発明は、帯体によつて束ねられた紙葉
類であつても破帯することなく、しかも確実に1
枚ずつ送り出すことができ、もつて処理能率を大
幅に向上させ得る紙葉類送り出し装置を提供する
ことを目的としている。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、紙葉類を複数枚積層してなる積層体
から紙葉類を1枚ずつ送り出す装置において、前
記紙葉類の積層方向に対して平行で、かつ対向関
係にある前記積層体の両端面を押圧して上記積層
体を挟持する少なくとも一対の挟持体と、これら
挟持体に挟持動作を行なわせる駆動機構と、前記
挟持体間に配置され、上記挟持体の挟持動作に伴
つて前記積層体が湾曲するときに湾曲方向を特定
化するストツパと、湾曲した前記積層体の凹部側
からその谷線方向に前記紙葉類を1枚ずつ送り出
す送り出し装置本体とを備えている。 (作用) 積層体が帯体によつて束ねられているような場
合であつても、一対の挾持体が挾持動作を行なう
と積層体全体が湾曲する。この湾曲の形成によつ
て帯体と各紙葉類との間の摩擦抵抗が十分に小さ
くなり、この結果、帯体で束ねたままの状態、つ
まり破帯することなく各紙葉類を送り出すことが
できる。また、積層体全体を湾曲させるようにし
ているので、この湾曲によつて、いわゆる“さば
き”効果が得られる。この結果、紙葉類を1枚ず
つ送り出そうとしたときに生じ易い2枚送りの発
生も防止できる。 (実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によつて説
明する。 第2図において、図中11はたとえば、帯体P
によつて束ねられた紙葉類Qの積層体Xをその長
短辺の方向を特定して搬送するコンベアであり、
このコンベア11で運ばれた積層体Xは、載置台
12上に載せられる。 載置台12は、第3図にも示すように、大きく
分けて基板13と、この基板13の上面に支持部
材14a,14bを介して取り付けられた台本体
15と、上記基板13を選択的に昇降させる昇降
機構16とで構成されている。上記台本体15
は、水平板17と、この水平板17の両側端にヒ
ンジ18a,18bを介して回動自在に取り付け
られた側板19,20とで構成されている。側板
19,20の上面は、上記ヒンジ18a,18b
から暖やかに上昇する曲面にそれぞれ形成されて
いる。そして、上記側板19,20の遊端側端面
の対応する位置には、それぞれ突片21,22が
直線的に突設されている。また、側板19,20
の図中下面はそれぞれヒンジ機構23,24を介
してロツド25に連結され、このロツド25は前
記基板13の上面に固定された電磁駆動機構26
のプランジヤに連結されている。一方、突片2
1,22の近傍でかつ水平板17の真上には、第
1図に示すように先端をコンベア11側へ向けた
L字形のストツパ27が配置されており、このス
トツパ27の基端側は第3図に示すように回転駆
動機構28を介して前記基板13に支持されてい
る。回転駆動機構28は、たとえばエアー駆動式
のもので、常時は図示しないスプリングの復元力
でストツパ27を第2図および第3図に示す位置
に静止させておき、エアーの供給を受けると上記
スプリングの復元力に逆らつてストツパ27を図
中矢印29で示す方向に回転させ、上記ストツパ
27が静止体30に突き当るまで回転させるよう
に構成されている。 しかして、コンベア11を基準にして前記スト
ツパ27より後方で、かつ台本体15の上方には
図示しない駆動源によつて矢印31で示す方向へ
回転する吸着用ローラ32が設けてある。このロ
ーラ32には、一端側が上記ローラ32の表面中
央部に開口し、他端側がローラ32内を通つて図
示しない排気系に通じる排気孔33が設けられて
いる。また、上記ローラ32より後方には、図中
矢印で示す如く回転するピンチローラ34,35
およびコンベア36が設けてある。なお、第2図
および第3図中37は水平板17に設けられた孔
を示し、38,39は上記孔37を境にして対向
するように設けられた発光器および受光器を示し
ている。また、40,41は基板13の位置によ
つて動作するリミツトスイツチを示している。 しかして、前記昇降駆動機構16、電磁駆動機
構26および回転駆動機構28は次に述べる制御
装置42によつて制御される。上記制御装置42
はたとえば第4図に示すように構成されている。
すなわち、前記受光器39の出力を波形整形回路
43に導入して波形整形し、その出力の立下りを
微分回路44で微分し、この微分波を遅延回路4
5を介してフリツプフロツプ回路46のセツト信
号として与えている。そして、上記フリツプフロ
ツプ回路46のセツト出力でスイツチ回路47を
オン作動させ、このスイツチ回路47を介して電
源48の出力を前記電磁駆動機構26に供給する
ようにしている。また、フリツプフロツプ回路4
6のセツト出力を遅延回路49およびリミツトス
イツチ40の常閉接点を介して昇降切換回路50
の上昇制御信号として導入し、この回路50の下
降制御信号として前記リミツトスイツチ41の常
閉接点を介して前記フリツプフロツプ回路46の
リセツト出力を導入し、上記回路50で電源51
の極性を切換えて前記昇降駆動機構16の昇降を
制御している。一方、前記波形整形回路43の出
力の立上りを微分回路52で微分し、この微分波
を前記フリツプフロツプ回路46のリセツト信号
として与えるとともに単安定マルチバイブレータ
53の駆動信号として与え、この単安定マルチバ
イブレータ53の出力で回転駆動機構28のバル
ブを開制御している。 次に上記のように構成された本発明装置の動作
を説明する。 まず、昇降駆動機構16は最下降位置に停止し
ており、とれによつてリミツトスイツチ41の常
閉接点が“開”になつているものとする。またフ
リツプフロツプ回路46はリセツト状態にあるも
のとする。 このような状態で、紙葉類Qの積層体Xがコン
ベア11によつて運ばれ、この積層体Xが第5図
aに示すように載置台12の台本体15上に載置
されると、上記積層体Xによつて発光器38の光
がさえぎられるので受光器39の出力がローレベ
ルになる。このためフリツプフロツプ回路46が
セツト状態になり、この結果、スイツチ回路47
がオン作動して電磁駆動機構26が付勢される。
電磁駆動機構26が付勢されると、このプランジ
ヤが上昇し、この上昇に連動して台本体15の側
板19,20がヒンジ18a,18bを中心にし
て第3図中矢印で示す如く回動する。この場合、
台本体15の水平部分の幅が第5図aに示すよう
に積層体Xの幅にほぼ等しく設定されているもの
とすると、前述の如く側板19,20の上面が緩
やかな曲面に形成されていることからして、上記
側板19,20の回動に伴つて第5図bに示すよ
うに積層体Xが上記曲面に沿つて滑動上昇する。
そして、ある位置まで上昇すると、第5図bに示
すように積層体Xの上面中央部がストツパ27の
先端に突き当る。側板19,20がさらに回動す
ると、積層体Xの両端部は突片21,22に沿つ
て上昇しようとするが、積層体Xの上面中央部は
前述の如くストツパ27によつて位置規制されて
いるため、積層体Xは凹形に湾曲し、最終的に第
5図cに示すように厚み方向と平向する両端面が
突片21,22によつて押圧挾持され、かつ全体
として凹形に湾曲したものとなる。このように湾
曲すると、結束している帯体Pは第5図cに示す
ように必然的に円に近い形状となる。また、この
湾曲によつて積層体Xを構成している各紙葉類の
端面部は第6図に示すようにその一部だけが帯体
Pの内面に接触した状態、つまり、帯体Pによつ
て結束されていない状態に近い状態となる。 しかして、遅延回路49で決まる所定時限が経
過するとリミツトスイツチ40を介して昇降切換
回路50に上昇制御信号が与えられる。この結
果、昇降駆動機構16が上昇動作を開始し、これ
に伴なつて台本体15もゆつくりと上昇する。そ
して、ある位置まで上昇すると、第7図に示すよ
うに積層体Xの最上層に位置する紙葉類Qに移送
用ロール32が接触し、このローラ32の真空吸
着機能で上記最上層に位置する紙葉類だけが横に
移動させられ、図示の如くピンチローラ34,3
5でコンベア36上へ移送される。この場合、前
述の如く、積層体Xを湾曲させているので紙葉類
と帯体Pとの間の摩擦抵抗は非常に小さく、また
湾曲させたことによつて積層体Xを構成している
紙葉類Qが分離し易いように、いわゆる“さば
く”ことができるので、確実に1枚ずつ送り出す
ことができる。 上記の動作によつて紙葉類が1枚ずつ送り出さ
れ、最後の1枚が送り出されると、受光器39の
出力が再びハイレベルとなる。この結果、微分回
路52から出力が送出され、フリツプフロツプ回
路46がリセツト状態に切換わる。フリツプフロ
ツプ回路46がリセツトされるとスイツチ回路4
7が“閉”となり、電磁駆動機構26の付勢が解
除されて台本体15が第5図aに示す状態に復帰
する。また、フリツプフロツプ回路46がリセツ
トされると昇降切換回路50に下降制御信号が与
えられ、この結果、昇降駆動機構16が下降動作
を開始し、これに伴なつて基板13も下降する。
そして、リミツトスイツチ41の常閉接点が
“開”となる位置まで下降すると昇降駆動機構1
6の動作が停止する。一方、前述の如く微分回路
52から出力が送出されると、単安定マルチバイ
ブレータ53が所定期間反転作動する。この反転
出力によつて回転駆動機構28のバルブが“開”
に制御される。バルブが開くと回転駆動機構28
内に高圧空気が導入され、この空気の圧力でスト
ツパ27が第3図中矢印29で示す方向へ回転さ
せられる。この場合、ストツパ27の先端は、前
述の如くコンベア11側へ向けてL字形に折曲し
ているので、ストツパ27が上記のように回転す
ると、ストツパ27の先端に台本体15上に残留
しているリング状の帯体Pが結合し、この帯体P
はストツパ27の回転に伴なつて台本体15外へ
運び出される。そして、ストツパ27がさらに回
転し、静止体30に突き当ると、このときの衝撃
で帯体Pが振り落とされる。しかして、バルブが
閉じると回転駆動機構28に内蔵されたスプリン
グの復元力でストツパ27が矢印29とは逆方向
に回転し第2図および第3図に示す位置に復帰す
る。そして、コンベア11によつて次の積層体X
が運び込まれると、再び上述した一連の動作が繰
り返えされる。 このように、紙葉類を複数枚積層してなる積層
体Xから紙葉類を1枚ずつ移送機構で送り出すに
際し、上記積層体Xの積層方向と平行する両端面
を一対のいわゆる挾持片で押圧挾持して上記積層
体Xを特定方向へ湾曲させ、この湾曲によつて生
じた凹部側からその谷線に沿つて移送機構、つま
り送り出し装置本体で1枚ずつ送り出すようにし
ている。したがつて、上記積層体Xが帯体Pによ
つて束ねられているような場合であつても、上記
した湾曲の形成によつて帯体Pと各紙葉類との間
の谷線方向の摩擦抵抗を十分に小さくできるの
で、帯体Pで束ねたままの状態、つまり破帯する
ことなく各紙葉類を送り出すことができ、紙葉類
処理の能率を大幅に向上させることができる。ま
た、積層体Xを常に特定方向へ湾曲させ、この湾
曲によつて生じた凹部側から移送機構で1枚ずつ
送り出すように構成しているので、積層体Xを単
に定められた通りにセツトするだけで帯体Pとは
無関係に、しかも湾曲させたことによつて得られ
る“さばき”作用と相まつて1枚ずつ良好に送り
出すことができ、尚一層、紙葉類処理の能率向上
化を図ることができる。 なお、上記した実施例においては、一動作で紙
葉類の積層体を押圧挾持させるとともに湾曲させ
るようにした台本体を用いているが、二動作以上
の動作で上述した機能を発揮する構成を採用して
もよい。また、コンベア11を使わずに手動で積
層体をセツトするようにしてもよい。また、本発
明装置は帯体で束ねられていない積層体でも処理
できることは勿論である。この場合には、主とし
て湾曲に伴なう“さばき”効果が期待できるの
で、2枚送りが防止される。また、挾持片を複数
対設けるようにしてもよい。 [発明の効果] 以上詳述したように、一対の挾持体で紙葉類の
積層体を湾曲させ、この状態で凹部側から紙葉類
を1枚ずつ送り出すようにしているので、積層体
が帯体によつて束ねられている場合でも、この帯
体が存在していない状態とほぼ同じ摩擦条件を作
り出すことができ、帯体の破帯作業を省略できる
ばかりか、湾曲させことによつて“さばき”効果
が得られるので、2枚送りの発生も防止でき、紙
葉類処理の能率向上化に寄与できる。
帯体によつて束ねられた紙葉類(樹脂シート類も
含む)であつても破帯することなく1枚ずつ送り
出せるようにした紙葉類送り出し装置に関する。 (従来の技術) 積み重ねられた複数枚の紙葉類を1枚ずつ所望
の場所へ向けて送り出す送り出し装置は知られて
いる。この紙葉類送り出し装置は、一般に、台上
に積み重ねられた紙葉類の最上層に位置する紙葉
類を順次、真空吸着移送あるいは摩擦移送によつ
て積層位置からずらして移送ローラに導入するよ
うにしている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のように構成されたものに
あつても次のような問題があつた。すなわち、送
り出された紙葉類は、すべて同一形態にあるとは
限らず、たとえば第1図に示すように紙葉類Qを
複数枚、帯体Pによつて、強めに束ねて積層体X
としたものもある。このような積層体Xを送り出
し装置にセツトして1枚ずつ送り出させるために
は、予め帯体Pを破る必要がある。この破帯作業
は、一般にオペレータの手によつて行なわれてお
り、この破帯作業の存在が紙葉類処理の能率向上
化を妨げている。また、帯体Pによつて束ねられ
ていない場合でも、真空吸着移送あるいは摩擦移
送によつて積層体Xから紙葉類Qを1枚ずつ送り
出そうとしたとき、2枚送りが生じ易く、この2
枚送りの発生も紙葉類処理の能率向上化を妨げて
いる。 そこで本発明は、帯体によつて束ねられた紙葉
類であつても破帯することなく、しかも確実に1
枚ずつ送り出すことができ、もつて処理能率を大
幅に向上させ得る紙葉類送り出し装置を提供する
ことを目的としている。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、紙葉類を複数枚積層してなる積層体
から紙葉類を1枚ずつ送り出す装置において、前
記紙葉類の積層方向に対して平行で、かつ対向関
係にある前記積層体の両端面を押圧して上記積層
体を挟持する少なくとも一対の挟持体と、これら
挟持体に挟持動作を行なわせる駆動機構と、前記
挟持体間に配置され、上記挟持体の挟持動作に伴
つて前記積層体が湾曲するときに湾曲方向を特定
化するストツパと、湾曲した前記積層体の凹部側
からその谷線方向に前記紙葉類を1枚ずつ送り出
す送り出し装置本体とを備えている。 (作用) 積層体が帯体によつて束ねられているような場
合であつても、一対の挾持体が挾持動作を行なう
と積層体全体が湾曲する。この湾曲の形成によつ
て帯体と各紙葉類との間の摩擦抵抗が十分に小さ
くなり、この結果、帯体で束ねたままの状態、つ
まり破帯することなく各紙葉類を送り出すことが
できる。また、積層体全体を湾曲させるようにし
ているので、この湾曲によつて、いわゆる“さば
き”効果が得られる。この結果、紙葉類を1枚ず
つ送り出そうとしたときに生じ易い2枚送りの発
生も防止できる。 (実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によつて説
明する。 第2図において、図中11はたとえば、帯体P
によつて束ねられた紙葉類Qの積層体Xをその長
短辺の方向を特定して搬送するコンベアであり、
このコンベア11で運ばれた積層体Xは、載置台
12上に載せられる。 載置台12は、第3図にも示すように、大きく
分けて基板13と、この基板13の上面に支持部
材14a,14bを介して取り付けられた台本体
15と、上記基板13を選択的に昇降させる昇降
機構16とで構成されている。上記台本体15
は、水平板17と、この水平板17の両側端にヒ
ンジ18a,18bを介して回動自在に取り付け
られた側板19,20とで構成されている。側板
19,20の上面は、上記ヒンジ18a,18b
から暖やかに上昇する曲面にそれぞれ形成されて
いる。そして、上記側板19,20の遊端側端面
の対応する位置には、それぞれ突片21,22が
直線的に突設されている。また、側板19,20
の図中下面はそれぞれヒンジ機構23,24を介
してロツド25に連結され、このロツド25は前
記基板13の上面に固定された電磁駆動機構26
のプランジヤに連結されている。一方、突片2
1,22の近傍でかつ水平板17の真上には、第
1図に示すように先端をコンベア11側へ向けた
L字形のストツパ27が配置されており、このス
トツパ27の基端側は第3図に示すように回転駆
動機構28を介して前記基板13に支持されてい
る。回転駆動機構28は、たとえばエアー駆動式
のもので、常時は図示しないスプリングの復元力
でストツパ27を第2図および第3図に示す位置
に静止させておき、エアーの供給を受けると上記
スプリングの復元力に逆らつてストツパ27を図
中矢印29で示す方向に回転させ、上記ストツパ
27が静止体30に突き当るまで回転させるよう
に構成されている。 しかして、コンベア11を基準にして前記スト
ツパ27より後方で、かつ台本体15の上方には
図示しない駆動源によつて矢印31で示す方向へ
回転する吸着用ローラ32が設けてある。このロ
ーラ32には、一端側が上記ローラ32の表面中
央部に開口し、他端側がローラ32内を通つて図
示しない排気系に通じる排気孔33が設けられて
いる。また、上記ローラ32より後方には、図中
矢印で示す如く回転するピンチローラ34,35
およびコンベア36が設けてある。なお、第2図
および第3図中37は水平板17に設けられた孔
を示し、38,39は上記孔37を境にして対向
するように設けられた発光器および受光器を示し
ている。また、40,41は基板13の位置によ
つて動作するリミツトスイツチを示している。 しかして、前記昇降駆動機構16、電磁駆動機
構26および回転駆動機構28は次に述べる制御
装置42によつて制御される。上記制御装置42
はたとえば第4図に示すように構成されている。
すなわち、前記受光器39の出力を波形整形回路
43に導入して波形整形し、その出力の立下りを
微分回路44で微分し、この微分波を遅延回路4
5を介してフリツプフロツプ回路46のセツト信
号として与えている。そして、上記フリツプフロ
ツプ回路46のセツト出力でスイツチ回路47を
オン作動させ、このスイツチ回路47を介して電
源48の出力を前記電磁駆動機構26に供給する
ようにしている。また、フリツプフロツプ回路4
6のセツト出力を遅延回路49およびリミツトス
イツチ40の常閉接点を介して昇降切換回路50
の上昇制御信号として導入し、この回路50の下
降制御信号として前記リミツトスイツチ41の常
閉接点を介して前記フリツプフロツプ回路46の
リセツト出力を導入し、上記回路50で電源51
の極性を切換えて前記昇降駆動機構16の昇降を
制御している。一方、前記波形整形回路43の出
力の立上りを微分回路52で微分し、この微分波
を前記フリツプフロツプ回路46のリセツト信号
として与えるとともに単安定マルチバイブレータ
53の駆動信号として与え、この単安定マルチバ
イブレータ53の出力で回転駆動機構28のバル
ブを開制御している。 次に上記のように構成された本発明装置の動作
を説明する。 まず、昇降駆動機構16は最下降位置に停止し
ており、とれによつてリミツトスイツチ41の常
閉接点が“開”になつているものとする。またフ
リツプフロツプ回路46はリセツト状態にあるも
のとする。 このような状態で、紙葉類Qの積層体Xがコン
ベア11によつて運ばれ、この積層体Xが第5図
aに示すように載置台12の台本体15上に載置
されると、上記積層体Xによつて発光器38の光
がさえぎられるので受光器39の出力がローレベ
ルになる。このためフリツプフロツプ回路46が
セツト状態になり、この結果、スイツチ回路47
がオン作動して電磁駆動機構26が付勢される。
電磁駆動機構26が付勢されると、このプランジ
ヤが上昇し、この上昇に連動して台本体15の側
板19,20がヒンジ18a,18bを中心にし
て第3図中矢印で示す如く回動する。この場合、
台本体15の水平部分の幅が第5図aに示すよう
に積層体Xの幅にほぼ等しく設定されているもの
とすると、前述の如く側板19,20の上面が緩
やかな曲面に形成されていることからして、上記
側板19,20の回動に伴つて第5図bに示すよ
うに積層体Xが上記曲面に沿つて滑動上昇する。
そして、ある位置まで上昇すると、第5図bに示
すように積層体Xの上面中央部がストツパ27の
先端に突き当る。側板19,20がさらに回動す
ると、積層体Xの両端部は突片21,22に沿つ
て上昇しようとするが、積層体Xの上面中央部は
前述の如くストツパ27によつて位置規制されて
いるため、積層体Xは凹形に湾曲し、最終的に第
5図cに示すように厚み方向と平向する両端面が
突片21,22によつて押圧挾持され、かつ全体
として凹形に湾曲したものとなる。このように湾
曲すると、結束している帯体Pは第5図cに示す
ように必然的に円に近い形状となる。また、この
湾曲によつて積層体Xを構成している各紙葉類の
端面部は第6図に示すようにその一部だけが帯体
Pの内面に接触した状態、つまり、帯体Pによつ
て結束されていない状態に近い状態となる。 しかして、遅延回路49で決まる所定時限が経
過するとリミツトスイツチ40を介して昇降切換
回路50に上昇制御信号が与えられる。この結
果、昇降駆動機構16が上昇動作を開始し、これ
に伴なつて台本体15もゆつくりと上昇する。そ
して、ある位置まで上昇すると、第7図に示すよ
うに積層体Xの最上層に位置する紙葉類Qに移送
用ロール32が接触し、このローラ32の真空吸
着機能で上記最上層に位置する紙葉類だけが横に
移動させられ、図示の如くピンチローラ34,3
5でコンベア36上へ移送される。この場合、前
述の如く、積層体Xを湾曲させているので紙葉類
と帯体Pとの間の摩擦抵抗は非常に小さく、また
湾曲させたことによつて積層体Xを構成している
紙葉類Qが分離し易いように、いわゆる“さば
く”ことができるので、確実に1枚ずつ送り出す
ことができる。 上記の動作によつて紙葉類が1枚ずつ送り出さ
れ、最後の1枚が送り出されると、受光器39の
出力が再びハイレベルとなる。この結果、微分回
路52から出力が送出され、フリツプフロツプ回
路46がリセツト状態に切換わる。フリツプフロ
ツプ回路46がリセツトされるとスイツチ回路4
7が“閉”となり、電磁駆動機構26の付勢が解
除されて台本体15が第5図aに示す状態に復帰
する。また、フリツプフロツプ回路46がリセツ
トされると昇降切換回路50に下降制御信号が与
えられ、この結果、昇降駆動機構16が下降動作
を開始し、これに伴なつて基板13も下降する。
そして、リミツトスイツチ41の常閉接点が
“開”となる位置まで下降すると昇降駆動機構1
6の動作が停止する。一方、前述の如く微分回路
52から出力が送出されると、単安定マルチバイ
ブレータ53が所定期間反転作動する。この反転
出力によつて回転駆動機構28のバルブが“開”
に制御される。バルブが開くと回転駆動機構28
内に高圧空気が導入され、この空気の圧力でスト
ツパ27が第3図中矢印29で示す方向へ回転さ
せられる。この場合、ストツパ27の先端は、前
述の如くコンベア11側へ向けてL字形に折曲し
ているので、ストツパ27が上記のように回転す
ると、ストツパ27の先端に台本体15上に残留
しているリング状の帯体Pが結合し、この帯体P
はストツパ27の回転に伴なつて台本体15外へ
運び出される。そして、ストツパ27がさらに回
転し、静止体30に突き当ると、このときの衝撃
で帯体Pが振り落とされる。しかして、バルブが
閉じると回転駆動機構28に内蔵されたスプリン
グの復元力でストツパ27が矢印29とは逆方向
に回転し第2図および第3図に示す位置に復帰す
る。そして、コンベア11によつて次の積層体X
が運び込まれると、再び上述した一連の動作が繰
り返えされる。 このように、紙葉類を複数枚積層してなる積層
体Xから紙葉類を1枚ずつ移送機構で送り出すに
際し、上記積層体Xの積層方向と平行する両端面
を一対のいわゆる挾持片で押圧挾持して上記積層
体Xを特定方向へ湾曲させ、この湾曲によつて生
じた凹部側からその谷線に沿つて移送機構、つま
り送り出し装置本体で1枚ずつ送り出すようにし
ている。したがつて、上記積層体Xが帯体Pによ
つて束ねられているような場合であつても、上記
した湾曲の形成によつて帯体Pと各紙葉類との間
の谷線方向の摩擦抵抗を十分に小さくできるの
で、帯体Pで束ねたままの状態、つまり破帯する
ことなく各紙葉類を送り出すことができ、紙葉類
処理の能率を大幅に向上させることができる。ま
た、積層体Xを常に特定方向へ湾曲させ、この湾
曲によつて生じた凹部側から移送機構で1枚ずつ
送り出すように構成しているので、積層体Xを単
に定められた通りにセツトするだけで帯体Pとは
無関係に、しかも湾曲させたことによつて得られ
る“さばき”作用と相まつて1枚ずつ良好に送り
出すことができ、尚一層、紙葉類処理の能率向上
化を図ることができる。 なお、上記した実施例においては、一動作で紙
葉類の積層体を押圧挾持させるとともに湾曲させ
るようにした台本体を用いているが、二動作以上
の動作で上述した機能を発揮する構成を採用して
もよい。また、コンベア11を使わずに手動で積
層体をセツトするようにしてもよい。また、本発
明装置は帯体で束ねられていない積層体でも処理
できることは勿論である。この場合には、主とし
て湾曲に伴なう“さばき”効果が期待できるの
で、2枚送りが防止される。また、挾持片を複数
対設けるようにしてもよい。 [発明の効果] 以上詳述したように、一対の挾持体で紙葉類の
積層体を湾曲させ、この状態で凹部側から紙葉類
を1枚ずつ送り出すようにしているので、積層体
が帯体によつて束ねられている場合でも、この帯
体が存在していない状態とほぼ同じ摩擦条件を作
り出すことができ、帯体の破帯作業を省略できる
ばかりか、湾曲させことによつて“さばき”効果
が得られるので、2枚送りの発生も防止でき、紙
葉類処理の能率向上化に寄与できる。
第1図は積層された紙葉類の一形態を示す斜視
図、第2図は本発明の一実施例の側面図、第3図
は第2図におけるE−E線切断矢視図、第4図は
同実施例における制御装置のブロツク的構成図、
第5図a,b,cは同実施例における台本体の挾
持動作を順を追つて説明するための図、第6図は
挾持状態における紙葉類の端部を拡大して示す
図、第7図は移送動作を説明するための図であ
る。 11……コンベア、12……載置台、15……
台本体、17……水平板、19,20……側板、
21,22……突片、27……ストツパ、32…
…吸着用ローラ。
図、第2図は本発明の一実施例の側面図、第3図
は第2図におけるE−E線切断矢視図、第4図は
同実施例における制御装置のブロツク的構成図、
第5図a,b,cは同実施例における台本体の挾
持動作を順を追つて説明するための図、第6図は
挾持状態における紙葉類の端部を拡大して示す
図、第7図は移送動作を説明するための図であ
る。 11……コンベア、12……載置台、15……
台本体、17……水平板、19,20……側板、
21,22……突片、27……ストツパ、32…
…吸着用ローラ。
Claims (1)
- 1 紙葉類を複数枚積層してなる積層体から紙葉
類を1枚ずつ送り出すためのものであつて、前記
紙葉類の積層方向に対して平行で、かつ対向関係
にある前記積層体の両端面を押圧して上記積層体
を挟持する少なくとも一対の挟持体と、これら挟
持体に挟持動作を行なわせる駆動機構と、前記挟
持体間に配置され、上記挟持体の挟持動作に伴つ
て前記積層体が湾曲するときに湾曲方向を特定化
するストツパと、湾曲した前記積層体の凹部側か
らその谷線方向に前記紙葉類を1枚ずつ送り出す
送り出し装置本体とを具備してなることを特徴と
する紙葉類送り出し装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2735879A JPS55119641A (en) | 1979-03-09 | 1979-03-09 | Paper sheet delivery device |
AT80101115T ATE1172T1 (de) | 1979-03-09 | 1980-03-05 | Apparat zum zufuehren duenner bogen. |
EP80101115A EP0016376B1 (en) | 1979-03-09 | 1980-03-05 | Thin sheet feeding apparatus |
DE8080101115T DE3060511D1 (en) | 1979-03-09 | 1980-03-05 | Thin sheet feeding apparatus |
US06/127,746 US4349186A (en) | 1979-03-09 | 1980-03-06 | Thin sheet feeding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2735879A JPS55119641A (en) | 1979-03-09 | 1979-03-09 | Paper sheet delivery device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55119641A JPS55119641A (en) | 1980-09-13 |
JPH0122675B2 true JPH0122675B2 (ja) | 1989-04-27 |
Family
ID=12218818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2735879A Granted JPS55119641A (en) | 1979-03-09 | 1979-03-09 | Paper sheet delivery device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55119641A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60153354A (ja) * | 1984-01-18 | 1985-08-12 | Marine Instr Co Ltd | リードフレームの搬送方法及びその装置 |
DE3933625C1 (ja) * | 1989-10-07 | 1991-03-14 | Wolfgang 6238 Hofheim De Mohr | |
CN105374116B (zh) * | 2015-08-17 | 2018-10-16 | 昆山古鳌电子机械有限公司 | 一种自动抚平纸币折角的纸币处理装置以及纸币处理方法 |
-
1979
- 1979-03-09 JP JP2735879A patent/JPS55119641A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55119641A (en) | 1980-09-13 |
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