JPH01226732A - 中空球形状安定化ジルコニアおよびその製造法 - Google Patents

中空球形状安定化ジルコニアおよびその製造法

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JPH01226732A
JPH01226732A JP5096988A JP5096988A JPH01226732A JP H01226732 A JPH01226732 A JP H01226732A JP 5096988 A JP5096988 A JP 5096988A JP 5096988 A JP5096988 A JP 5096988A JP H01226732 A JPH01226732 A JP H01226732A
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JP
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stabilized zirconia
hollow spherical
slag
molten slag
particles
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JP5096988A
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English (en)
Inventor
Ritsuo Sato
佐藤 律夫
Keiichi Nakagawa
恵一 中川
Hiroaki Shimomura
下村 寛昭
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、中空で球形状に形成した安定化ジルコニア(
以下、中空球形状安定化ジルコニアという)およびその
製造法に関する。
[従来の技術] ジルコニアは融点が高く、耐スラグ侵食性に優れ、しか
も熱伝導が極めて小さいという特性を有しており、耐火
物の原料として使用されている。
しかし、ジルコニアには単斜晶、正方晶、立方晶などの
結晶構造があり、単斜晶は約1100℃付近で変態する
。この際、約3,5%にも及ぶ異常収縮・膨張を起こす
、このため、耐火物などに使用した場合、加熱・冷却と
いう熱サイクルにより収縮・膨張が繰り返され、最終的
には破壊にいたる、そこで、ジルコニアを耐火物の原料
とする場合には、ジルーy=アにCab、MgO,Y2
03等の安定化剤を添加して高温処理することにより、
単斜晶を正方晶あるいは立方晶の固溶体にして上記した
異常収縮・膨張を抑制できる安定化ジルコニアとしてい
る。
この安定化ジルコニアを中空球形状に形成すれば、軽量
高耐火性耐火物原料として使用できるほか、安定化ジル
コニア粉末を製造する際の中間原料としても有用な性状
を有している。しかし、従来、中空球形状安定化ジルコ
ニアに関する技術について開示されたものはない。
従来の安定化ジルコニア粉末の製造法は第6図の工程図
に示すように、バデライト鉱石と安定化剤を電気炉に装
入し、溶解して溶湯スラグにし、出湯して取鍋に受け、
24時間程度の自然冷却をし、破砕した後、磁選、焼成
、粉砕、磁選の諸工程を経て粉末の製品となる。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように、従来、中空球形状安定化ジルコニアおよ
びその製造法に関する技術はなく、したがって、安定化
ジルコニアから軽量高耐火性耐火物を製造することはで
きなかった。
また、安定化ジルコニア粉末を製造する場合であっても
、溶湯スラグを冷却した安定化ジルコニアは非常に固く
、破砕および粉砕工程の能率が極めて悪い、更に、溶湯
スラグの冷却工程は長時間を要し、破砕および粉砕工程
と共に安定化ジルコニア粉末の製造効率を極めて低いも
のにしている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、軽量高耐火性耐火物原料として供給
することができ、また、安定化ジルコニア粉末を製造す
る中間原料として使用すれば、これを効率よく製造する
ことができる中空球形状安定化ジルコニアおよびその製
造法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、安定化剤を添加したバデライト鉱石を溶解し
た溶湯スラグから形成された安定化ジルコニアで、粒径
が0.5〜5 m+eである粒子を主体とし且つ嵩比重
が0 、8〜2 、 1 g/cm3の粒体である中空
球形状安定化ジルコニアであり、また、安定化剤を添加
したバデライト鉱石を電気炉で溶解して溶湯スラグとし
、この溶湯スラグを出湯し、出湯の際に前記溶湯スラグ
に空気を吹き付け、飛散させて粒状化させると共に冷却
凝固させることを特徴とする中空球形状安定化ジルコニ
アの製造法である。
[作用] 中空球形状安定化ジルコニアの製造法は、電気炉から溶
湯スラグを出湯する際、溶湯スラグに空気を吹き付け、
飛散させて粒状化させると共に冷却凝固させる方法であ
る。溶湯スラグを飛散させる条件としては、空気の吹き
付は量を溶湯スラグ1トン当たり約20〜70ポの範囲
にし、吹き付ける空気の噴出速度を約40〜300m/
秒の範囲にするのが好ましい条件であり、この範囲内に
おいて中空球形状安定化ジルコニアの生成率が高い。
上記のようにして製造した中空球形状安定化ジルコニア
は嵩比重が0.8〜2.1g/CI’であり、中空度の
高い粒体である。このため、中空球形状安定化ジルコニ
アを原料とした耐火物は、融点が高く、耐久ラグ侵食性
に優れ、しかも熱伝導が極めて小さいというジルコニア
本来の特性のほかに、断熱性がよく、且つ軽量という特
性が付加される。中空球形状安定化ジルコニアは粒径が
0.5〜5龍である粒子を主体とした粒体であるが、粒
径5m層を超えるものには中空球形状に形成されないも
のが混入されており、好ましくない。
また、中空球形状安定化ジルコニアの肉厚は概ね粒径に
関係なく一定に形成されているので、粒径が0.5ml
■未満のものは中空度が低く、また、中空でない粒子も
含まれているので好ましくない。
上記のように、中空球形状安定化ジルコニアは中空度が
高く、肉厚が薄いので、これを中間原料として安定化ジ
ルコニア粉末を製造すると、容易に粉砕され、粉砕効率
が非常によい。
[実施例] 以下、本発明の実施例について説明する。第1図は中空
球形状安定化ジルコニアを製造するための装置の一例を
示す説明図である。第1図において、1はバデライト鉱
石と安定化剤を溶解し溶湯スラグ2を生成させる電気炉
であり、その炉壁に出湯口3が設けられている。出湯口
3の下方には空気を噴出させるノズル4が配置され、ノ
ズル4は配管5によって空気6を供給する送風機7に接
続している。また、ノズル4の空気噴出方向には捕集フ
ード8を備えている。
このように構成された装置により中空球形状安定化ジル
コニアを製造するには、電気炉1にバデライト鉱石と安
定化剤を装入し、溶解して溶湯スラグ2とし、この溶湯
スラグ2を出湯口3から出湯する。出湯の際、ノズル4
から空気を噴出させて溶湯スラグ2に吹き付け、溶湯ス
ラグ2を飛散させて粒状化する。粒状化した溶湯スラグ
2は飛散中に冷却されて凝固し、中空球形状安定化ジル
コニア9となる。
次に、上記の方法による中空球形状安定化ジルコニアの
製造実験を実施した結果について説明する。
(実施例1) バデライト鉱石粉98.5kgと安定化剤とじて焼石灰
4.2kgを電気炉1に装入して溶解後、出湯し、ノズ
ル4から空気を噴出させ溶湯スラグ2を飛散させて中空
球形状安定化ジルコニアを製造した。そして、溶湯スラ
グを飛散させる条件として、空気吹き付は量を15〜7
5rd/溶湯スラグtおよびノズル4からの空気噴出速
度を30〜300m/秒の間に種々設定して、多数の上
記製造実験を行った。実験結果は第2図および第1表、
第2表に示す。
第2図は空気吹き付は量と中空球形状に形成された粒子
の生成率との関係を示した図であり、空気吹き付は量が
20〜70ポ/溶湯スラグtの間は空気吹き付は量の増
加と共に中空球形状粒子の生成率は直線的に上昇するが
、空気吹き付は量が15m1以下では急激に低下する傾
向にある。また、空気噴出量が75m1以上にすると、
中空球形状粒子の生成率の上昇が鈍化するので、無駄な
エネルギーを消費することになる。
空気噴出流速ついては、40〜300m/秒の間ではそ
の差は認められなかったが、30m/秒の場合には溶湯
スラグの飛散状態が不良となった。
第1表は空気吹き付は量が50rd、空気噴出流速Lo
om/秒の条件で得られた中空球形状安定化ジルコニア
の粒度分布である。この表における粒径5WII+以下
の割合は77.2%であり、粒径粒径0.5〜5 m+
aの粒子の形状はすべて中空球形状であった。しかし、
粒径が5 mvaを超えたものは、球形状でないものも
あると共に中空でないものも混入していた。まな粒径が
0.5m璽未満のものにも中空でないものが混入してい
た。
第3図は嵩比重の測定結果を示す図である。第3図にお
いて、粒径5 +uの嵩比重は約0.8g/Cl113
、粒径0.5龍では約2.1g/cm3であり、中空度
の高い粒体であった。
(実施例2) バデライト鉱石粉98.5kg、焼石灰4.2kgを電
気炉1に装入して溶解後、出湯し、ノズル4から空気吹
き付は量40n(/溶湯スラグt、空気噴出流速180
m/秒で溶湯スラグ2を飛散させて中空球形状安定化ジ
ルコニアを生成させた。そして、この生成品の511以
下のものについて粉砕試験を行った。粉砕試験は試料5
kgを供試し、ワーキングインデックス粉砕機を使用し
て実施した。なお、比較のために、従来技術によって製
造され、5 mm以下に破砕された安定化ジルコニアの
粉砕試験も実施した。結果は第4図および第5図に示す
第4図は粉砕時間に対する74μ以下の粒子の生成率を
示した図である。この図のごとく、本発明の粉砕能率は
非常によく、例えば、74μ以下の粒子の生成率を70
%にするための所要時間は、本発明においては約2時間
であるのに対し、従来技術においては約3.5時間を要
し本発明の約1.8倍であった。
第5図は粉砕時間と鉄分の増加との関係を調べた図であ
る。鉄分の増加は粉砕機中に充填されている粉砕媒体の
摩耗によるものであるが、この図で明らかなように、本
発明のFe2O3含有量は従来技術に対し60〜70%
の低値であり、粉砕が容易な形状であることが判る。
[発明の効果] この発明は以上のように構成されているので、出湯と同
時に粒状化し、凝固するので、従来のように冷却時間及
び破砕時間を取る必要がないので、安定化ジルコニア粉
末を効率よく製造することができる。さらに、本発明は
粉砕工程でのFe2O,含有量の増加が少ないので、磁
選工程におけて安定化ジルコニア粉末の歩留が向上する
【図面の簡単な説明】
第1図は中空球形状安定化ジルコニアを製造するための
装置の一例を示す説明図、第2図は空気吹き付は量と中
空球形状に形成された粒子の生成率との関係を示したグ
ラフ図、第3図は嵩比重の測定結果を示すグラフ図、第
4図は粉砕時間に対する74μ以下の粒子の生成率を示
したグラフ図、第5図は粉砕時間と鉄分の増加との関係
を調べたグラフ図、第6図は従来の安定化ジルコニア粉
末の製造法を示す工程図である。 1・・・電気炉、2・・・溶湯スラグ、3・・・出湯口
、4・・・ノズル、6・・・空気、9・・・中空球形状
安定化ジルコニア。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)安定化剤を添加したバデライト鉱石を溶解した溶
    湯スラグから形成された安定化ジルコニアで、粒径が0
    .5〜5mmである粒子を主体とし且つ嵩比重が0.8
    〜2.1g/cm^3の粒体である中空球形状安定化ジ
    ルコニア。
  2. (2)安定化剤を添加したバデライト鉱石を電気炉で溶
    解して溶湯スラグとし、この溶湯スラグを出湯し、出湯
    の際に前記溶湯スラグに空気を吹き付け、飛散させて粒
    状化させると共に冷却凝固させることを特徴とする中空
    球形状安定化ジルコニアの製造法。
JP5096988A 1988-03-04 1988-03-04 中空球形状安定化ジルコニアおよびその製造法 Pending JPH01226732A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004015158A1 (en) * 2002-08-13 2004-02-19 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Plasma spheroidized ceramic powder
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JP2019052067A (ja) * 2017-09-15 2019-04-04 住友金属鉱山株式会社 単結晶育成装置
CN111960466A (zh) * 2020-08-20 2020-11-20 苏州锦艺新材料科技有限公司 一种纳米氧化锆空心球的制备方法

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