JPH01224546A - シンクロナイザ、二方向シンクロナイザおよびブロッキングインサート - Google Patents

シンクロナイザ、二方向シンクロナイザおよびブロッキングインサート

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JPH01224546A
JPH01224546A JP1020685A JP2068589A JPH01224546A JP H01224546 A JPH01224546 A JP H01224546A JP 1020685 A JP1020685 A JP 1020685A JP 2068589 A JP2068589 A JP 2068589A JP H01224546 A JPH01224546 A JP H01224546A
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hub
blocking
shift collar
blocking insert
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ダグラス・アール・ジョンソン
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    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
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    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D2023/0643Synchro friction clutches with flat plates, discs or lamellae
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19219Interchangeably locked
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多板シンクロナイザとくには高出力シンクロメ
ツシュトランスミッション(同期かみ合い式変速II)
の形式の多板シンクロナイザに関する。
褒米滋」メロト1 自動車用変速機において無衝突ギヤ変換を行うためにシ
ンクロナイザを使用することいわゆるシンクロメッシュ
トランスミッションを形成することは周知である。この
ような変速機においては歯車が軸のまわりに回転可能に
装着される。ハブが軸と共に回転するように装着され、
またシフトカラーがハブに対し軸方向に相対移動が可能
なようにハブのまわりに装着される。シフトカラーの内
面およびハブならびに歯車(または歯車に結合された出
力ドラム)の外面にはスプライン(かみ合い歯)が設け
られ、したがってシフトカラーが歯車(または出力ドラ
ム)の方向へ軸方向に移動するときにスプラインが係合
する。これはハブとシフトカラーとを介した軸と歯車と
の間の積極的結合を提供する。
さらにこれは、シフトカラーと歯車との間に相対回転が
あるときはシフトカラーと歯車とのスプラインは一致し
ないので軸と歯車が相互に静止したときにのみ移動が行
われるような無衝突変速機となるであろう。シンクロナ
イザの機能は歯車とハブとの間の相対回転を排除するこ
とであって両方が静止することは必要ではない、従って
シフトカラーおよび歯車のスプラインは自動車が運転中
であっても保合可能である。
実際にすべてのシンクロナイザは、歯車とハブとの間の
相対回転を排除するために摩擦を利用する。最も簡単で
かつ最もよく使用されるシンクロナイザは、たとえば米
国特許第4,349,090(グリーサー(G rie
sser))および第4,568,569号(エリクソ
ン(Eriksson))に開示されているように2つ
の隣接する円錐面を提供し、片方の円錐面は歯車に結合
されかつ他方の円錐面はジフトカラーに結合される。シ
フトカラーが歯車の方向へ軸方向に移動されると2つの
円錐面は係合して摩擦がそれらの間の相対回転を排除し
ようにのときシフトカラーのスプラインは歯車のスプラ
インと保合可能である。
シンクロナイザが適切に作動するのに必要な摩擦面の大
きさは、歯車をハブと同じ速度にするために伝達されな
ければならない運動量およびエネルギーの値に依存する
。変速機が高出力用になればあるほど歯車は大型となり
、したがってシンクロナイザにはより大きな摩擦面が必
要となる。とくに高出力用の変速機たとえば農業用およ
び建設用自動車に使用される変速機においては、円錐形
シンクロナイザにおいて必要な摩擦面面積を得るために
必要な円錐寸法はきわめて大きくなり、容認しがたいほ
ど大きなシンクロナイザを形成する。
したがってこのような変速機のある種のものはその代り
に、摩擦面を形成するようにクラ・ンチと同様な多層デ
ィスクを使用する。このような方法は、きわめて大型で
かつ重作業用の自動車であるジョン・ディア(J oh
n D eere)社のロー・クロ・7プ(Row C
rop) )ラクタ上に使用される四段(guad−r
ange)変速機およびジョン・ティア4WD農業用ト
ラクタ上に使用される変速機内のシンクロナイザに使用
される。その代替として1.米国特許第4゜413.7
15号(ミヒヤエル(M 1chael)はか)に開示
されているように、シンクロナイザは円錐面とディスク
面との混合を使用可能である。
摩擦面という特殊な形式を使用するにもかかわらず、す
べてのシンクロナイザは、シフトカラーのスプラインが
歯車のスプラインと係合するのに十分なようにシンクロ
ナイザがシフトカラーと歯車との間の相対回転を排除す
るまでシフトカラーは動かないように一時的にブロック
されなければならないという共通の要求を有している。
このようなブロックを提供するためにきわめて多くの異
なる方法が開発されてきた。上記の特許は種々の異なる
方法を使用している。
大抵のシンクロナイザはまた、歯車が係合されていない
ときシフトカラーと摩擦面とを所定位置に保持するある
種の形状の中立回り止め機構を有する。同様にこのよう
な中立回り止めを提供するためにかなり多くの方法が開
発されてきたが、そのうちのいくつかが上記の特許に示
されている。
実質的にすべてのシンクロナイザに共通する他の問題点
はそれらを製作するのに実質的に多数の機械加工を必要
とすることである。これはとくにシフトカラーの軸方向
移動を瞬間的にブロックするのに使用される部品に関す
る問題である0機械加工が多くなればなるほどそれだけ
コストが上昇し、その結果シンクロナイザは変速機の中
できわめて高価な部品となることは当然である。
■の ・   ・びに   −5 本発明の目的は機械加工の量を著しく減少させて製作可
能な高出力用シンクロナイザ、並びに、そのようなシン
クロナイザの製作を可能とする部品、ブロッキングイン
サートを提供することである。
本発明に係るブロックインサートは、いがなる形式のシ
ンクロナイザとも使用可能なものである。
本発明の好ましい実施例においては、ブロッキングに必
要な複雑な構造のすべて、ならびに中立回り止め機構に
必要でかつジフトカラーの超過移動を防止するために必
要な複雑な構造のすべては、好ましくは鋳造で形成され
る小さなブロッキングインサート上に形成される。この
ブロッキングインサートは、ブロッキング肩部と、シン
クロナイザストッパと、シフトストッパと、および回り
止め機構用案内溝および孔とを含む。シンクロナイザの
他の要素に装着されることが必要なもののすべては、ブ
ロッキング肩部およびシンクロナイザストッパと係合す
るフランジと、および案内溝および孔と係合する回り止
め機構の実際の回り止めビンおよびばねとである。これ
らは多数の機械加工を必要としない簡単な部品である。
インサート自身は機械加工よりもむしろ鋳造で製作され
るので、機械加工の実質的な量は完全に排除される。
本発明の第2の態様によれば、多層ディスクシンクロナ
イザ用のカップ形状シンクロナイザリングは打抜きされ
かつプレス加工された厚内ゲージ番号シートメタルから
製作される。このようなリングは同期化中にディスクを
案内しかつそれらを相互に圧着する。これらはこれまで
主として鋳造と機械加工とにより形成されてきた。
本発明によれば、シンクロナイザリングはその代わり一
片のシートメタルを単に打抜きしがっプレス加工するこ
とにより形成される。この方法を用いれば、ブロッキン
グインサートと協働するのに必要なフランジはシンクロ
ナイザリングの一部を単に後方へ曲げることにより形成
が可能である。
同様に二方向シンクロナイザにおいては、偏倚荷重用ば
ねを装着するために追加のフランジが後方に曲げられる
。これもすべてとくに顕著な機械加工を行うことな〈実
施可能である。
明らかなように、本発明によればシンクロナイザを製作
するのに必要な機械加工は原著に減少される。さらにそ
の代りに効率的な鋳造および打抜き作業が使用される。
これはコスト価値に対してきわめて高い能力を有するシ
ンクロナイザを提供する。
本発明を図によりさらに詳細に説明する。
火1鮭 第1図に示すシンクロナイザは2つの歯車(図示なし)
のいずれか一方を軸(図示なし)に結合することが可能
な二方向シンクロナイザである。
ページの大きさの都合から、第1図においては分解図が
二段で示されているが、ちと全要素が適切に同一のレベ
ルに配置されるならば、下の段に示す要素は右側にくる
ものである。下の段のこれらの要素はここでは便宜上右
側要素と呼ぶことにする。右側要素は第1図の上の段の
左側に示す要素と実質的に対称であるので、本書内では
左側要素と同じ番号を用いかつプライム(′)をつけて
識別する。右側要素は同じ番号を有する左側要素と実質
的に対称であるので、これらの右側要素は詳細には説明
しない。
第1図に示すシンクロナイザは、いくつかの主要素:す
なわち、ハブ20.3つの回り止め機tIII40、シ
フトカラー60.3つのブロッキングインサート80、
左右のシンクロナイザリング120.120’ 、左右
のクラッチパック140.140′および左右の出力ド
ラ、l!、160.160′とを有する。
ハブ20はある適切な手段たとえばスプライン22によ
り変速機軸(図示なし)と共に回転するように変速機軸
、に固定される。ハブ20はまた通常はある適切な手段
たとえばロックリング(図示なし)により軸に沿って軸
方向に移動しないように固定されよう9ハブの外周縁に
はまたスプラインが設けられ、これらのスプライン24
は軸の回転軸心に平行に走る。ハブ20の外周縁に沿っ
てその底部内に回り止め機構40を受入れるための孔2
8付きノツチ26が間隔を設けて配置される。ノツチ2
6は実質的にT形状であり、かつ主ノツ千26の側部へ
伸長する面27とハブ20の端縁へ伸長する外側部29
とを有する。もし必要ならば、追加の間隙を設けるため
にノツチ26の内端縁25にいくつかの段(図示なし)
を設けてもよい。ノツチ26はノツチ30と交互に配置
されるが、ノツチ30の機能は以下に述べる。ノツチ2
6と30とはフライス加工の要求を簡単にするために同
じ形状に形成するのが便利であるが、これは必須ではな
い。
第3図かられかるように、各回り止め機構40は実質的
に円柱形部分44で終端する円形ヘッドまたは円錐台形
ヘッド42を有する。ヘッド42はビン46に装着され
る。ビンはヘッド42とは反対側端部にテーパ部分48
を有する。ばね50はビン46を包む。
取付けられるとテーパ部分48はハブ20内の対応孔2
8内に挿入される。テーパ部分48の直径は孔28より
やや小さいので、孔28との間に遊びができる。ばね5
0の一端はノツチ26の底部を押付は他端はヘッド42
の底部を押付けこれにより回り止め機構40に対しそれ
をハブ20の中心から引離すような偏倚荷重を与える。
シンクロナイザが完全に組立てられると各回り止め機構
40は以下にさらに詳細に説明されるところのブロッキ
ングインサート80の対応する1つを押付けよう。
第1図に戻ると、シフトカラー60は通常のようにジフ
トフォーク62(第3図に鎖線で示す)により移動され
るように設けられた外面61と有する。シフトカラー6
0の内面64はスプライン66を支持し、スプライン6
6はシンクロナイザが組立てられたとき′ハブ20のス
プライン24と一致してそれとかみかう。ブロッキング
インサート80を受入れるためにシフトカラー60の内
面64内に3つの軸方向伸長スロ・ソト68が形成され
る。各スロットは2つの側部部分70を有し、側部部分
70はシフトカラー60の中心軸のまわりに実質的に一
定の半径を有することが好ましくが、シフトカラー60
が十分に大きいのでこのことは側部部分70が実質的に
平坦であることを意味する。各スロットの中心部分72
は円筒のセグメントとして形成され、円筒の主軸はシフ
トカラー60の軸中心に平行である。シフトカラー60
の内面64のまわりにブロッキングインサート受入れス
ロット68の側部部分70の半径よりやや大きい半径を
有する少なくとも1つの周縁溝74が形成される。以下
に説明するように、スプラインのかみ合いを助けるため
に追加の溝76もまた設けられるのが好ましい。これら
の溝76は清74はど深くする必要はない。最後に、シ
フトカラー60上の領域78内にたとえスプラインが形
成されてもそのスプラインとかみ合うべきスプラインが
ハブ20上に存在しないので、ハブ20内のスロット3
0の位置に対応するシフトカラー60上の領域78内は
スプラインを省略してよい。
第3図および第13図からよくわかるように、各ブロッ
キングインサート80は、シフトカラー60内に形成さ
れたブロッキングインサート受入れスロット68の外側
部分フOのεし設けてあればその曲面と一致するように
形成された主本体82を有する。各ブロッキングインサ
ート80の正面側は、対応する回り止め機構40により
係合されるようにその中に形成された渭84と、および
その機能を以下に説明する2つの突出部86とを有する
。溝84の深さおよび幅は両方共ブロッキングインサー
ト80の側部88から中心に向って増加する。ブロッキ
ングインサート内でその中心に孔90が形成される。対
応する回り止め機構40のヘッド42は孔90を有する
この消84により案内され、孔90は以下にさらに説明
するように中立位置において回り止め機構40のための
安定な位置を提供する。
第13図を注目すると、突出部86は実質的に対称であ
る。各突出部86は内側部および外側部92.94を有
する。内側部92はブロッキングインサート80の側部
96に実質的に平行であり、かつ孔90かられずかに間
隔が設けられる。突出部86の外側部94はブロッキン
グインサート80の側部96と実質的に隣接している。
外側部94の端部にそれに実質的に垂直にかつブロッキ
ングインサート内へ伸長する短かい側部98が形成され
る。これらの短かい側部98は以下に説明するようにシ
フトストッパとして働き、以後シフトストッパという。
各突出部86はさらに2つの短かい側部100を有し、
各々各シフトストッパ98の端部から伸長する。これら
の側部100は以下に説明するようにシンクロナイザリ
ングストッパとして働き、以後シンクロナイザリングス
トッパという。l&後に、傾斜側部102がシンクロナ
イザリングストッパ100の端部を内側部92の端部に
結合する。これらの側部は以下に説明するように案内肩
部として働き、以後案内肩部と呼ぶ。
案内肩部102は点線で示すようにブロッキングインサ
ートの中心から半径方向に配向されるのが好ましい。第
1図からよくわかるように、各突出部の頂面104は実
質的に平坦である。
第1図で説明をさらに続けると、各ブロッキングインサ
ート80の後面上に追加の突出部が形成される。とくに
、円柱形突出部106がブロッキングインサート80の
一方の側部88から他方の側部88へ伸長する。円柱形
突出部106の形状はシフトカラー60内に形成された
スロット68の円筒形部分72に対応する。ブロックイ
ンサート80の後面上に実質的に矩形の突出部108も
また形成され、矩形突出部108は一方の側部96から
他方の側部96へ伸長しかつシフトカラー60内に形成
された溝74に対応する。矩形突出部108はその中心
において孔90により中断される。最後に、ブロッキン
グインサート80と渭74の端縁との間に間隙を形成す
るために、第11図からよくわかるように突出部108
の各側に消110が形成されるのが好ましい。
組立てるとき各ブロッキングインサート80はシフトカ
ラー60内に形成された対応するブロッキングインサー
ト受入れスロット68内へ挿入される。
ブロッキングインサート80の主本体部分82はスロッ
ト68の側部部分70と係合し、円柱形突出部106は
スロット68の円筒形部分72と係合し、および矩形突
出部108は溝74と係合する。これらの種々の係合は
円周方向および半径方向内方方向を除く他の方向へのブ
ロッキングインサート80の移動を阻止する。このよう
な円周方向および半径方向内方方向への移動はハブ20
との係合により阻止される。
とくに、スロット68内にブロッキングインサート80
を有したシフトカラー60がハブ20上にはめ合わされ
たときブロッキングインサート80上の突出部86の頂
面104は各ノツチ26のT面27と係合し、このT面
27がブロッキングインサート80の半径方向内方方向
への移動を阻止する。同様にブロッキングインサート8
0の側部96は各ノツチ26の外側部29と係合し、こ
の外側部29がブロッキングインサートの80の円周方
向移動を阻止する。したがって、ブロッキングインサー
ト80は、ハブ20、シフトカラー60およびブロッキ
ングインサート80内に形成された種々の突出部および
溝によりハブ20およびシフトカラー60に対し正確に
位置決めされる。
ブロッキングインサートは鋳造により形成されるのが好
ましく、これにより高価なフライス加工の必要性を回避
できる。本発明の作動に関する以下の説明から明らかな
ように、ブロッキングインサート80はかなり高い硬度
を有さなければならない。本出願人は浸炭後焼入れされ
たS A E 8620銅が良好な作動をすることを発
見した。円柱形セグメント106の1つの追加機能は注
目すべきものがあり、それは案内溝84の下側に追加材
料を提供することである。これは、溝の深い部分でも十
分に硬度を有するように材料が十分な厚さに残されるこ
とを確実にする。
シンクロナイザリング120は厚肉ゲージ番号のシート
メタルのシートを打抜きとそれに続くプレス加工とによ
り形成される。半径方向伸長部分122はハブ20をク
ラッチバック140から分離する。円周上の複数の軸方
向伸長部分124はクラッチバック140を包囲する。
シンクロナイザリング120の周縁上にクラッチバック
140と係合するための間隙126が間隔を設けて配置
される。シンクロナイザリング120の周縁上の3箇所
において本来周縁部分124の一部を形成している金属
部分が後方に曲げられてフランジ128を形成し、各フ
ランジ128は第3図および第4図からよくわかるよう
に対応する回り止め機構40のヘッド40の円柱形部分
44と係合しよう。フランジは簡単に真直な金属片でも
よいが、強度を与えるためにフランジはU形に曲げられ
ることが好ましい、フランジはまた、強度を増すために
シンクロナイザリング120の隣接周縁部分124にス
ポット溶接を行ってもよい。焼戻しおよび硬化もまた好
ましい。右側のシンクロナイザリング120′上でよく
わかるように、本来周縁部分124の一部を形成してい
る金属部分からフランジ130もまた後方に曲げられて
形成される。各フランジ130にもどしばね132が結
合され、もどしばね132はハブ20内に形成されたス
ロ・ント30を貫通伸長して右側のシンクロナイザリン
グ120′上の対応するフランジ130′に結合され、
これにより2つのシンクロナイザリング120.120
′に相互方向への偏倚荷重を与える。フランジ130は
通常はフランジ128のように硬化される必要はない。
クラッチバック140は第3図からよくわかるように通
常のセパレータプレート144が挟み込まれた通常のク
ラッチプレート142で製作される。任意の適切なりラ
ッチプレートおよびセパレータが使用可能である。第1
図に戻ると、シンクロナイザリング120の周縁部分1
24内に形成された間隙126と係合するために通常の
タブ146がクラ・ンチプレート142から伸長し、こ
れにりシンクロナイザリング120とクラッチプレート
142とを確実に回転する。セパレータプレート144
も出力ドラム160と係合するための同様なタブ148
を有する。
出力ドラム160は複数の軸方向伸長タブ162を有し
、タブ162はクラッチバック140の内部ではめ合い
を形成する。タブ162はタブ148と係合し、これに
より出力ドラム160とセパレータプレート144との
共回転を確実にする。出力ドラムの外周縁はスプライン
164を有し、スプライン164はハブ20上のスプラ
イン24と一致する。シフトカラー60の軸方向移動が
シフトカラー60のスプライン66と出力ドラム160
のスプライン164とのかみ合いを可能にする。第3図
からよくわかるように、スプライン164および/また
はスプライン66はかみ合いをしやすいようにそれらの
端部にテーバを形成するのが好ましい。出力ドラム16
0はたとえば出力ドラム160の内周縁上のスプライン
166を介して歯車(図示なし)と共回転をなすように
それに結合される。シンクロナイザリング120の周縁
部分124の端部を受入れる間隙を形成するために、出
力ドラム160の外縁の内側のすぐのところに渭168
(右側の出力ドラム160′上でよくわかる)が形成さ
れるのが好ましい。
1−九 本発明によるシンクロナイザの上記の好まし1)実施例
の作動をここで第2図ないし第12図を用いて説明する
第2図ないし第4図は中立位置にあるところの本発明に
よるシンクロナイザの好ましい実施例を示す。この位置
においてばね132は2つのシンクロナイザディスク1
20.120′を共にハブ20の方向へ引き寄せる。第
3図に示すようにこのことはシンクロナイザリング12
0.120′とそれらの個々のクラッチバック140.
140’との間に間隙180,180’を形成する。こ
のことは言い替えれば、クラ・ソチプレート142.1
42′がセパレータプレート144.144′に対し相
対的に回転可能であることを意味し、したがってハブ2
0といずれの出力ドラム160゜160′との間にも結
合が存在しない。シフトカラー60上に力が与えられな
ければ回り止め機j1440のヘッド42はブロッキン
グインサート80の孔90内に安定に保持されるので、
シンクロナイザはこの位置に保持される。
シンクロナイザを係合させるためにシフトカラー60を
出力ドラム160.160′のいずれかの方向に移動す
るには、通常のようにシフトフォーク62が使用される
。このようなシフトフォークおよびそれらを移動させる
機構は当業者には既知であるので、ここでは説明を省略
する。
第5図ないし第7図は出力ドラム160をハブ20に結
合するためのシフト作業を開始した直後のシンクロナイ
ザを示す。シフトフォーク62はシフトカラー60を図
において左側にある出力ドラム160の方向へ移動する
。シフトカラー60が左へ移動したときシフトカラー6
0は同様に回り止め機構40のヘッド42に対して左向
きの力を与える。第6図かられかるように、ビンのテー
バ部分48とハブ20の孔28との間の遊びが回り止め
機構40のわずかなピボット運動を可能にする。このピ
ボット運動はヘッド42の上部曲面によりさらに助けら
れる。回り止め機構40が左方向に力を与えられるとそ
の円柱形セグメント44がシンクロナイザリング120
のフランジ128に対し圧着される。一方これによりシ
ンクロナイザリング120はクラッチバック140に押
付けられて前に存在していた間隙180が消失する。
フランジ128への圧着力がさらに加えられるとクラッ
チプレート142とセパレータ144との間に摩擦係合
が形成される。
もしハブ20と出力ドラム160との間にある相対回転
が存在すれば、この最初の摩擦係合はシンクロナイザリ
ング120に力を与えて出力ドラム160がハブ20に
対して相対回路する方向にシンクロナイザリング120
を回転させる。この説明の便宜のために、ハブ20と出
力ドラム160とは第5図に矢印+82.184で示す
方向に相互に相対回転をしていると仮定する。したがっ
て最初の摩擦係合は、シンクロナイザリング120を矢
印の方向に移動させるであろう。このときフランジ12
8は、インサート80の側面上の突出部86上において
矢印183の方向にある案内肩部102に当接するであ
ろう。ちとハブ2゜と出力ドラム160との間に十分な
速度差が存在すれば、フランジ128はさらにこの方向
に移動を続けて遂にはフランジ128はシンクロナイザ
ストッパリング100(第7図参照)かまたはハブ20
内のノツチ26の内端縁25(第8図からよくわかるよ
うにこれはシンクロナイザリングストッパ100とほぼ
一致している)に当接し、この点においてフランジはそ
の先の方へさらに移動はできない。クラッチプレート1
42とセパレータ144との間のさらに継続された摩擦
係合はハブ20と出力ドラム160との間の相対回転を
減速するように働く。
この同期化過程が行われている間、フランジ128はブ
ロッキングインサート80の肩部86と当接するのでシ
フトカラー60の出力ドラム160方向へのこれ以−ヒ
の移動が阻止される。シフトカラー60からの圧力がフ
ランジ128に対し案内肩部102を越えて先のブロッ
キングインサート80の中心方向へ移動させる力を与え
ようとする間、シンクロナイザリング120上の窄擦力
はこの力に容易に打勝ってフランジ128をシンクロナ
イザリングストッパ100に当接させてフランジ128
を保持する。
この全過程の間、もどしばね132が右側のシンクロナ
イザリング120′をハブ20に当接させてそれを保持
することに注目されたい。間隙180′は存在したまま
なのでクラッチバック140′内には摩擦係合が存在せ
ず、したがって出力ドラム160′は中立位置に存在し
たままである。
第8図および第10図を見ると、クラッチプレート14
2とセパレータ144との間の摩擦係合は結果としてハ
ブ20と出力ドラム160との間の相対回転を解消しす
なわちこれらは同期化されよう。フランジ128をシン
クロナイザリングストッパ100または案内肩部102
に対し押付けるようなシンクロナイザリング120にか
かる牽擦力が存在しないときにもとしばね132の力も
組合せてシフトカラー60により左方向へさらに押付け
られると、フランジ128には案内肩部102を越えて
ブロッキングインサート80の中心に向けて力が加えら
れよう。第10図かられかるように、フランジ128は
ブロッキングインサート80上の2つの突出部の内側部
92間の距離より小さい寸法を有している。したがって
、フランジ128が案内肩部102を越えて移動されか
つ2つの側部92間に形成されたチャネルと一致したと
き、突出部86はもはやシフトカラー60の移動をブロ
ックすることなくシフトカラー60は出力ドラム160
の方向への移動を継続可能である。このときシフトカラ
ー60上のスプライン66は出力ドラム160上のスプ
ライン164とかみ合いをなし、これによりハブ20と
出力ドラム180との間の積極的係合を形成しよう。
第11図および第12図で説明を続けると、シフトカラ
ー60はブロッキングインサート80の突出部86上に
形成されたシフトストッパ98により出力ドラム160
を越えて先への移動が阻止される。シフトカラー60が
左へ移動するときシフトストッパ98は結果として出力
ドラム160の面に衝当し、これによりこの方向への先
の移動を阻止する。シフトカラー60のこの方向への移
動はまた、回り止め機構40がブロッキングインサート
8o内の溝84に沿ってそれに乗り上げるとき回り止め
機構40をノ1ブ20内に押し下げる。シフトカラー6
0内における溝76の出力ドラム160の側の端縁もま
たここで、きわめてわずかにスプライン164内にかみ
合うことによりシフトカラースプライン66を出力ドラ
ムスプライン164にロックするのを助けるように働く
ことが可能である。
中立位置に戻るためには、シフトカラー60は第2図な
いし第4図に示す位置に戻るまで右へ移動されるだけで
よい9このとき回り止め機構40はブロッキングインサ
ート80内の清84のより深い部分内に移動し、この結
果孔90の中にそれらの安定位置をとる。同様に、もど
しばね132はシンクロナイザリング120をハブ20
に引き寄せて再び間隙180を形成する。
ハブ20を出力ドラム160′に結合するためのシンク
ロナイザの移動は出力ドラム160と係合するためのシ
フト作動と実質的に同一であるので、ここではこれ以上
は説明を行わない。
本発明をその特定の実施例について説明してきたが、さ
らに多くの修正が可能であることを理解すべきである。
たとえば、ブロッキングインサートおよび回り止め機構
を多層ディスクシンクロナイザの例で説明してきたけれ
ども、同一機構は円錐シンクロナイザまたは他の形式の
シンクロナイザと共にも使用可能であろう。必要なすべ
てのものは、ハブ20と実質的に同じ速度で回転する摩
擦面を有するシンクロナイザの部分にここでフランジ1
28に等価な部品が装着されることである。円錐形シン
クロナイザに対してはこれはハブの円錐を意味するであ
ろう。したがって、本ブロッキングインサートにより提
供されるきわめて簡易化されたブロッキングおよび回り
止め機構は、多層ディスクシンクロナイザだけでなくい
かなる形状のシンクロナイザにも使用可能である。
同様に、ブロッキングインサートがシフトカラーに装着
されかつ回り止め機構がハブに装着された形で示された
けれども、これらの位置は逆にすることも可能であろう
、ハブとシフトカラーとは常に協働するので、このよう
な修正を行っても角度の位置決めの問題は起ってこない
であろう。
さらに、記載の好ましい実施例は二方向シンクロナイザ
であるけれども、本発明は一部向シンクロナイザにも使
用可能であろう、この場合はこの中でプライム(′)を
つけた要素のすべてを単に除外するだけでよく、もどし
ばね132はこの場合では存在しないところの右側のシ
ンクロナイザ120′に結合される代りにハブ20に直
接結合されることが好ましい。同様に、このような一方
向シンクロナイザにおいてはもし必要ならばブロッキン
グインサート80内の突出部86の右側に設けられた面
98.100.102は省略してもよい。
当業者の通常の技術を有するものにはその他の変更が容
易に可能であるので、本発明は特許請求の範囲によって
のみ制約されるものと解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシンクロナイザの好ましい実施例
の分解等角図; 第2図は中立位置にあるところを示した第1図のシンク
ロナイザの内部説明図; 第3図は第2図の線3−3による図; 第4図は第3図の線4−4による図; 第5図はシフト作業の開始直後におけるシンクロナイザ
の第2図に類似の内部説明図;第6図は第5図の線5−
5による図: 第7図は第6図の@7−7による図; 第8図は同期化は完了したがシフト作業は完了前である
ところのシンクロナイザの第2図に類似の内部説明図; 第9図は第8図の線9−9による図; 第10図は第9図の線10−10による図;第11図は
シフト作業完了後の第9図に類似の図;第12図は第1
1図の線12−12による図;および第13図は本発明
によるブロッキングインサートの正面側の平面図である
。 20・・・ハブ、      40・・・回り止め機構
、60・・・シフトカラー、 80・・・ブロッキングインサート、 84・・・案内溝、     86・・・突出部、98
・・・シフトストッパ、 100・・・シンクロナイザリングストッパ、102・
・・案内肩部、 106・・・第1の配向突出部、 108・・・第2および第3の配向突出部、120.1
20’・・・シンクロナイザリング、128.128’
・・・フランジ、 130.130’・・・追加のフランジ(第2のフラン
ジ)132.132’・・・もどしばね、 140.140’・・・クラッチバック、142・・・
クラッチプレート、 144・・・セパレータプレート、 160.160’・・・出力部材(出力ドラム)。 (クト 495  )

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハブ; 前記ハブと共に回転するように取り付けられかつそれに
    対し相対的に軸方向に可動なシフトカラー; 前記ハブに対し相対的に回転するように装着された少な
    くとも1つの出力部材; 前記ハブと前記少なくとも1つの出力部材との両方に対
    し相対的に回転するように装着された少なくとも1つの
    入力摩擦要素; 前記少なくとも1つの出力部材と共に回転するように装
    着された少なくとも1つの出力摩擦要素;前記ハブと前
    記シフトカラーとのうちの片方に装着されかつ他方へ偏
    倚荷重で押付けられた少なくとも1つの回り止め機構で
    あって、各前記回り止め機構は前記シフトカラーが前記
    少なくとも1つの入力摩擦要素の方向へ軸方向に移動し
    たときに前記少なくとも1つの入力摩擦要素と係合可能
    であるような少なくとも1つの回り止め機構;および 少なくとも1つのブロッキングインサートであって、各
    前記ブロッキングインサートは前記ハブと前記シフトカ
    ラーとのうちの前記他方上で各前記少なくとも1つの回
    り止め機構に隣接した位置に装着され、各前記少なくと
    も1つの回り止め機構が対応するブロッキングインサー
    トに対し偏倚荷重で押付けられており、各ブロッキング
    インサートが: 前記シフトカラーが前記ハブに対し相対的に軸方向に移
    動されたときに対応する回り止め機構を案内するための
    溝手段; 前記ハブに対する前記少なくとも1つの入力摩擦部材の
    相対回転を制限するためのシンクロナイザストッパ手段
    ;および 前記ハブおよび前記出力部材が相互に相対的に回転して
    いるときに前記ハブに対する前記シフトカラーの軸方向
    相対移動を制限するためのブロッキング手段; とを有した少なくとも1つのブロッキングインサート; とからなるシンクロナイザ。 2、前記ブロッキングインサートが、前記ハブおよび前
    記出力部材が相互に相対的に回転していないときに前記
    ハブに対する前記シフトカラーの軸方向相対移動を制限
    するためのシフトストッパ手段をさらに含んだ請求項1
    記載のシンクロナイザ。 3、前記溝手段が中立位置において前記回り止め機構お
    よび前記シフトカラーを安定に保持するための手段を含
    んだ請求項1記載のシンクロナイザ。 4、前記ブロッキングインサートが当該ブロッキングイ
    ンサートを前記ハブおよびシフトカラーに対し相対的に
    配向するための手段をさらに含んだ請求項1記載のシン
    クロナイザ。 5、前記ブロッキングインサートがその面上で前記回り
    止め機構に隣接して突出部を有し、前記突出部が前記シ
    ンクロナイザストッパ手段および前記ブロッキング手段
    として働くようにした請求項1記載のシンクロナイザ。 6、前記ブロッキングインサート上の前記突出部が、前
    記出力部材および前記ハブが相互に相対回転をしていな
    いときに前記ハブに対する前記シフトカラーの軸方向相
    対移動を制限するためのシフトストッパ手段としてさら
    に働くようにした請求項5記載のシンクロナイザ。 7、前記入力摩擦要素がそれから伸長する少なくとも1
    つのフランジを有し、各前記少なくとも1つの回り止め
    機構が前記入力摩擦要素と係合するためにフランジのう
    ちの対応する1つの係合可能であるようにした請求項5
    記載のシンクロナイザ。 8、前記シフトカラーの前記少なくとも1つの出力部材
    の方向への軸方向移動が各前記少なくとも1つの回り止
    め機構を対応する前記少なくとも1つのフランジに圧着
    させ、一方前記少なくとも1つの入力摩擦要素を前記少
    なくとも1つの出力摩擦要素に圧着させるようにした請
    求項7記載のシンクロナイザ。 9、前記少なくとも1つの回り止め機構が前記ハブ上に
    装着され、かつ前記少なくとも1つのブロッキングイン
    サートが前記シフトカラー上に装着された請求項8記載
    のシンクロナイザ。 10、前記少なくとも1つの入力摩擦要素がシンクロナ
    イザリングならびに前記シンクロナイザリングと共に回
    転するように固定される複数のクラッチプレートを含み
    、前記フランジが前記シンクロナイザリング上に形成さ
    れ、および前記少なくとも1つの出力摩擦要素が前記ク
    ラッチプレート間に挟み込まれた複数のセパレータプレ
    ートを含んだ請求項9記載のシンクロナイザ。 11、前記シンクロナイザリングが前記フランジ付シー
    トメタルカップを含み、前記フランジが前記カップの側
    部から後方へ曲げられた請求項10記載のシンクロナイ
    ザ。 12、前記シンクロナイザが二方向シンクロナイザであ
    り、かつ追加の出力部材と、少なくとも1つの追加の入
    力摩擦要素と、および少なくとも1つの追加の出力摩擦
    要素とをさらに含み、各前記追加の部材および要素が対
    応する元の部材および要素からみて前記ハブの反対側に
    前記対応する元の部材および要素と実質的に同じ方法で
    装着された請求項1記載のシンクロナイザ。 13、前記少なくとも1つの入力摩擦要素と前記少なく
    とも1つの追加の入力摩擦要素とに対し相互方向を向く
    偏倚荷重を与えるためのもどし手段をさらに含んだ請求
    項12記載のシンクロナイザ。 14、各前記入力摩擦要素上に少なくとも1つの追加の
    フランジが設けられ、前記偏倚荷重付加手段がこのよう
    な各フランジを他の入力摩擦要素上のフランジと相互に
    連結する少なくとも1つのばねを含んだ請求項13記載
    のシンクロナイザ。 15、ハブ; 第1および第2の出力ドラムであって、各ドラムが前記
    ハブに対し相対的に回転可能なように装着されかつ前記
    第1のドラムが前記第2のドラムからみて前記ハブの反
    対側にあるようにした第1および第2の出力ドラム; 前記ハブと前記第1および第2の出力ドラムのそれぞれ
    との間に配置された第1および第2のシンクロナイザリ
    ングであって、各前記シンクロナイザリングが前記ハブ
    と前記出力ドラムとに対し相対回転が可能なように装着
    されかつ各前記シンクロナイザリングがそれから伸長す
    る複数のフランジを有するようにした第1および第2の
    シンクロナイザリング; 前記第1および第2のシンクロナイザリングのそれぞれ
    と共に回転するように装着された第1および第2の複数
    のクラッチプレート: 第1および第2の出力ドラムのそれぞれと共に回転する
    ように装着されかつ前記第1および第2のクラッチプレ
    ートのそれぞれのクラッチプレート間に挟み込まれた第
    1および第2の複数のセパレータプレート; 前記ハブと共に回転するように固定されかつ前記ハブに
    対し軸方向に相対的に移動可能なシフトカラーであつて
    、前記シフトカラーが前記出力ドラムのいずれか一方と
    選択的に係合可能なようにしたシフトカラー; 前記ハブのまわりの周縁上に間隔をなして配置されかつ
    前記シフトカラーの方向に偏倚荷重で押付けられた複数
    の回り止め機構であって、各前記回り止め機構が前記シ
    ンクロナイザリング上の前記フランジと選択的に係合可
    能であるようにした複数の回り止め機構;および 前記シフトカラーの内周縁上に間隔をなして配置された
    複数のブロッキングインサートであって、各ブロッキン
    グインサートが対応する1つの前記回り止め機構に隣接
    して配置されかつそれと係合され、および各ブロッキン
    グインサートが:前記シフトカラーが軸方向に移動した
    ときに前記対応する回り止め機構を案内するようにその
    中に形成された溝;および 前記溝の各側に1つずつ、前記シンクロナイザリングと
    前記ハブとの間の相対回転を制限するためのシンクロナ
    イザストッパ手段として働き、かつ前記シフトカラーが
    前記ハブに対し相対的に回転する前記出力ドラムの片方
    の方向へ軸方向に移動するときに前記シフトカラーの前
    記ハブに対する軸方向相対移動をブロックするためのブ
    ロッキング手段として働く第1および第2の突出部; とを有した複数のブロッキングインサート;とからなる
    二方向シンクロナイザ。 16、前記突出部が、前記シフトカラーが前記ハブに対
    し相対的に回転していない前記出力ドラムの片方の方向
    へ軸方向に移動されるときに前記シフトカラーの前記ハ
    ブに対する軸方向相対移動を制限するためのシフトスト
    ッパ手段としてさらに働くようにした請求項15記載の
    シンクロナイザ。 17、各前記突出部が: ブロッキングインサートの側部に実質的に平行な内側部
    と外側部とであって前記内側部が前記溝に近接している
    ようにした内側部と外側部;前記外側部の端部から伸長
    しかつそれに実質的に垂直なシフトストッパ側部; 前記シフトストッパ側部から伸長しかつそれに実質的に
    垂直なシンクロナイザリングストッパ側部;および 前記シンクロナイザリングストッパ側部と前記内側部と
    の間に伸長する案内肩部; とを有した請求項16記載のシンクロナイザ。 18、前記案内肩部が前記ブロッキングインサートの中
    心から実質的に半径方向に向けられた請求項17記載の
    シンクロナイザ。 19、各ブロッキングインサートがシフトカラーに対面
    するその側面上に少なくとも1つの突出部をさらに含み
    かつ前記ブロッキングインサートの前記シフトカラーに
    対する軸方向および半径方向外方への相対移動を阻止す
    るように前記少なくとも1つの突出部と係合するための
    溝をさらに含み、一方前記ブロッキングインサートの前
    記ハブに対面する側面上の各前記突出部が平坦な頂面を
    有しかつ前記ハブが前記ブロッキングインサートの半径
    方向内方への移動を阻止するように前記平坦な頂面と係
    合するためのノッチを有した請求項17記載のシンクロ
    ナイザ。 20、前記シンクロナイザリング上の前記フランジの幅
    が前記ブロッキングインサート上の前記突出部の前記内
    側面の間の距離より挟くされた請求項17記載のシンク
    ロナイザ。21、前記シンクロナイザリングが肉厚ゲー
    ジ番号シートメタルからなるカップ形状部品であり、前
    記フランジが前記カップの側部から後方へ曲げられた請
    求項15記載のシンクロナイザ。 22、前記フランジがU形状に形成され、Uの一端が前
    記回り止め機構と係合した請求項21記載のシンクロナ
    イザ。 23、各前記シンクロナイザリングから伸長する第2の
    複数のフランジと、および前記第2の複数の各フランジ
    を他方のシンクロナイザリング上の対応するフランジと
    相互に結合する複数のばねとをさらに含んだ請求項22
    記載のシンクロナイザ。 24、正面と、後面と、頂部と、底部と、2つの側部と
    、および中心とを有する実質的に平坦な主本体; 主本体の正面上に形成された案内溝であつて、前記案内
    溝が主本体の頂部付近から主本体の底部付近へ伸長する
    ようにした案内溝;および 主本体の正面上に形成された2つのブロッカ突出部であ
    つて、前記各側に1つの突出部が形成され、各突出部が
    : i)主本体の対応する側部に実質的に平行な内側部およ
    び外側部であって、内側部が主本体の側部から間隔を有
    して配置された内側側部および外側部; ii)前記外側部の端部において前記外側部に実質的に
    垂直な頂側部および底側部; iii)頂側部および底側部のそれぞれの端部において
    頂側部および底側部のそれぞれに実質的に垂直な頂部中
    間側部および底部中間側部であって、頂部中間側部およ
    び底部中間側部の外側部からの間隔が内側部の外側部か
    らの距離より小さくなるように配置された頂部中間側部
    および底部中間側部;および iv)頂部中間側部および底部中間側部のそれぞれの端
    部と内側部の端部との間に伸長する頂部傾斜側部および
    底部傾斜側部; とを有した2つのブロッカ突出部; とからなるブロッキングインサート。 25、前記主本体内でその中心に形成されかつその正面
    から後面へ伸長する回り止め孔であって、前記ブロッカ
    突出部の前記内側部が前記孔の側部に隣接するように配
    置された回り止め孔をさらに含んだ請求項24記載のブ
    ロッキングインサート。 26、主本体の後面上に形成されかつ主本体の頂部から
    底部へ伸長する第1の配向突出部であつて、第1の配向
    突出部が実質的に円筒のセグメントの形状に形成された
    第1の配向突出部; 主本体の後面上に形成されかつ主本体の各側部から主本
    体の中心に向って形成された第2および第3の実質的に
    矩形の配向突出部;および 主本体の後面内で前記第2および第3の配向突出部の各
    側に形成された溝; とをさらに含んだ請求項24記載のブロッキングインサ
    ート。 27、前記主本体が前記側部の片方から他方へわずかに
    弓形であるようにした請求項24記載のブロッキングイ
    ンサート。 28、前記案内溝の深さおよび幅が主本体の頂部から中
    心へおよび主本体の底部から中心へ増加するようにした
    請求項24記載のブロッキングインサート。 29、前記突出部の前記傾斜側部が前記ブロッキングイ
    ンサートの中心から実質的に半径方向に配向された請求
    項24記載のブロッキングインサート。
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