JPH01224523A - 自動調心ころ軸受 - Google Patents

自動調心ころ軸受

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JPH01224523A
JPH01224523A JP63049781A JP4978188A JPH01224523A JP H01224523 A JPH01224523 A JP H01224523A JP 63049781 A JP63049781 A JP 63049781A JP 4978188 A JP4978188 A JP 4978188A JP H01224523 A JPH01224523 A JP H01224523A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ころと軌道輪との接触面における端応カ(エ
ツジストレス)の発生を無くし、または減少させる自動
調心ころ軸受に関i−る。
(従来の技術) 従来の自動調心ころ軸受では内輪または外輪ところとの
接触状態は、こる母線を含む面内でみた場合単一円弧同
士の接触であり、そのため次の欠点を有する。
(1)ころ母線の円弧と軌道輪母線の円弧との接触率を
増大すると、荷重の増大につれて接触部の端応力が急増
し、短寿命、摩耗、塑性変形、焼付等の問題を生ずる。
(2)この端応力の発生を避けるために上記の接触率を
減少させると、点接触状態になる荷重範囲が増えて、短
寿命、剛性低下、摩耗、塑性変形等の問題を生じる。
これらの欠点を解決するため、特開昭60−17581
8号では、軌道面のt線を複数の曲率半径を有する曲線
で構成している自動調心ころ軸受を開示しており、軌道
輪ところとの接触率を、接触中心から端部に向がって減
少させ、端応カ防止あるいは低減を達成している。
(解決しようとする課題) しかしながら、特開昭6’0−175818号に開示さ
れた自動調心ころ軸受には、以下のような問題点がある
(i)外輪ところとの接触位置は、この軸受の存する自
動調心作用により一定でなく、軸線方向に変わりうるの
で、外輪軌道面に対して複数の曲率半径の曲線を与えて
も、軸受の最適性能が有効に得られない。
(2)少なくとも内輪軌道面の母線を複数の曲率半径の
曲線とするので、その軸受は内輪の設計動作条件におい
てのみ最適性能を発揮し、他の動作条件において使用を
するためには、母線形状の異なる内輪を有する軸受をい
ちいち用意しておがねばならない。
自動調心ころ軸受において、動作条件が複数考えられる
場合には、動作条件に合わせて曲率を複雑に調整した内
、外輪を製造するよりも、ころの曲率を何種類がのグル
ープに調整し、動作条件に合わせて内、外輪軌道輪と組
み合わせる方が製造上有利である。
本発明は端応力を防止、減少させ、さらに、広範囲な動
作条件の下で最適性能を発揮しうる自動調心ころ軸受を
提供する。
(課題を解決するための手段) 本発明による自動調心ころ軸受は、 内面の軌道面と外輪の軌道面との間に複数個の球面ころ
を配設した自動調心ころ゛軸受において、外輪軌道面に
おける母線の曲率半径をRA、内輪軌道面における母線
の曲率半径をRBとし、ころ転動面おけるtaを複数の
曲率半径を有する曲線で構成し、ころ転動面における軸
線方向長さの全長の80%以上を有する中央部が曲率半
径R6の母線により構成され、ころ転動面における該中
央部を除く両端部がそれぞれ曲率半径R61(Q、)、
Ro2(Q)なる各々単一の母線及び/または複数の母
線群及び/まなは連続に曲率の変化する母線により構成
され、これら母線の曲率半径の間に、Rcl(Q)、R
o2(Q)<R6<R,、RBの関係が成立するように
構成している。
(作 用) 内輪または外輪の軌道面ところ転勤面とは、Rc < 
Rt、 、 Rsとなるように構成しているので、比較
的軽負荷時には、ころ中央部すなわち全長の大部分(8
0%以上)が接触に関与して、接触面間に発生する応力
(面圧)を低減し、接触部の異常な摩耗、塑性変形、焼
付等を防止し、長寿命化を図っている。また、比較的重
負荷時には、こる全長の両端部(合計20%以下)も接
触に関与し、しかもこの部分はこる母線の曲率半径がこ
ろ中央部の母線の曲率半径より小さくなるように構成し
であるので、重負荷に伴う端応力の増大を効率よく防止
または軽減する。
(実 施 例) 本発明による自動調心ころ軸受の実施例について図面を
参照しながら下記に説明する。
第1図は、本発明による自動調心ころ軸受の実施例を軸
線方向に切断し、一部のみ示した図である。第1図にお
いて、外輪2と内輪3に挟持されたころ1が1つのみ示
されている。ころ1は転勤面の母線曲率半径が範囲C8
においてR6なる単一円弧とし、範囲CにおいてR61
(Q)なる母縁曲率半径の円弧を有し、範囲C2におい
てRo2(11)なる母線曲率半径の円弧を有し、この
R(Q)とR62(立)とは、それぞれ長さqの範囲内
で連続的に変化する曲率半径群の総称または断続的に変
化する曲率半径群の総称または単一半径円弧とし、Cの
(C1+co十02)に対する範囲の大きさは80%以
上とし、しかもC1、C2の範囲が存在するようにする
。しかして、各曲率半径の間には次の関係が成立してい
る。
R目)、RC2(立)<R6<RA、R。
次に第2図を参照して、本発明によるころの実施例を詳
細に説明する。第2図は自動調心ころ軸受に使用される
一般に対称ころ(ころの最大径部がころの有効長さの中
心にあるころをいう)20の正面図であり、ころの軸線
直角方向中線に対して周面21が概ね対称となっている
0周面21上に理解しやすいよう仮想点を付す0周面2
1の上部輪郭線に沿って、左から点22.23.24.
25.26.27とする。対称ころ20の点22と24
間において、範囲C1が規定され、対称ころ20の点2
4と25間において、単一円弧半径Rcの円弧からなる
範囲C6が規定され、対称ころ20の点25と27間に
おいて、範囲C2が規定されている。なお、点22は左
側面取り部28と周面21との境界部であり、点27は
右側面取り部29と周面21との境界部である。
本実施例においては、範囲C、Cはそれぞれ、2つのR
線面率半径を有する円弧から成っており、範囲C1にお
いては、点22と23とが母線曲率半径Rc1(C3)
の円弧により連結され、範[C3となっており、点23
と24とが母線曲率半径R61(111)の円弧により
連結されて、範囲立 となっている、更に、範囲C2に
おいては、点25と26とが母線曲率半径R62(C2
)の円弧により連結され、範囲!12となっており、点
26と27とが母線曲率半径R62Nl、)の円弧によ
り連結され、範囲α4となっている。各円弧は連結点に
おいて、互いに滑らかに接続されている。
対称ころ20において、周面21の軸線方向全長がQ、
aで表されたときに、周面21の中央部である範囲C8
の軸線方向長さllbは、Qb≧0.82a という関係を有している。更に、各母線曲率半径は、 R(11)<R(立 )<R<R,、RBC13C11
CA 及び R<Q、  )<R(Q、><R<R、RBC24C2
2CA という関係を有している。従って、ころ周面の母線曲率
半径は、ころ中心から外方に向かうにつれて漸次減少す
ることになる。
次に第3図を参照して、本発明によるころの第2実施例
を詳細に説明する。第3図は自動調心ころ軸受に使用さ
れる非対称ころ(ころの最大径部がころの有効長さの中
心よりも一方の側にずれているころをいう)30の正面
図である。ころの周面は3つの円弧から成っている0周
面31に理解しやすくするため仮想点を付す0周面31
の上部輪郭線に沿って、左から点32.33.34.3
5とする。非対称ころ30の点32と33間において、
範囲C1が規定され一非対称ころ30の点33と34間
において、範囲C0が規定され、非対称ころ30の点3
4と35間において、範囲C2が規定されている。なお
、点32は左側面取り部38と周面;31との境界部で
あり、点35は右側面取り部39と周面31との境界部
である。
第2実施例は、範囲C1においては、点32と33とが
母線曲率半径R61(C5)の円弧により連結され、範
囲党 となっており、C2においては、点34と35と
が母線曲率半径R62(l6)の円弧により連結され、
範囲α6となっている。
各円弧は連結点において、互いに滑らかに接続されてい
る。第1実施例と違う点は、第2実施例においては非対
称ころであるため、母線曲率半径RNl  )と母線曲
率半径R62(l6)が異なC15 りうるということである、更に、範囲C1、C2それぞ
れが1つの円弧から成っていることも第1実施例と異な
っているが、第1実施例と同じように、周面の外方に向
かうにつれて、母線曲率半径が漸次減少するようにして
、範囲C、C2それぞれが複数の円弧から成るようにし
ても良い。
非対称ころ30において、周面31の軸線方向全長がQ
Cで表されたときに、周面21の中央部である範囲C8
の軸線方向長さQ、dは、Qd≧0. 8Qc という関係を有している。更に、各母線曲率半径は、 R(Q、 )、Ro2(l6)くR6くRA、RBとい
う関係を有している。従って、こる周面の母線曲率半径
は、ころ中心から外方に向かうにつれて漸次減少するこ
とになる。
以上、本発明による自動調心ころ軸受の実施例について
、図面を参照して説明してきたが、本発明は、上記実施
例に限定して解釈されるべきではなく、その趣旨を損ね
ない範囲で変更、改良が可能であることはもちろんであ
る。例えば、ころ両端の円弧は1つあるいは2つに限ら
ず、外方に向かうにつれ漸次なめらかに減少しているか
ぎり幾つでも良い。
(発明の効果) 以上、詳細に述べた本発明による自動調心ころ軸受によ
れば、次のような効果が得られる。
内輪または外輪の軌道面ところ転勤面とは、R<R,R
Bとなるように構成しているので、A 比較的軽負荷時には、ころ中央部すなわち全長の大部分
(80%以上)が接触に関与して、接触面間に発生する
応力(面圧)を低減し、接触部の異常な摩耗、塑性変形
、焼付等を防止し、長寿命化を図っている。また、比較
的重負荷時には、ころ全長の両端部(合計20%以下)
も接触に関与し、しかもこの部分はこる母線の曲率半径
がころ中央部の母線の曲率半径より小さくなるように構
成しであるので、重負荷に伴う端応力の増大を効率よく
防止または軽減する。
すなわち、本発明は、軽荷重から重荷重の広範囲にわた
って軌道輪ところとの接触が、ころ全長にわたり比較的
均等な接触応力で負荷配分する結果、過度の点接触状悪
による短寿命、剛性低下、摩耗等の問題や、重荷重に伴
う接触端応力の急増による短寿命、摩耗゛、塑性変形、
焼付等の問題を生じることなく、広範囲な動作条件にて
所定の性能を発揮する自動調心ころ軸受を提供する。
また、ころの母線のみを2個以上の母線によって構成し
ており、内輪、外輪の軌道面母線は単一曲線半径の通常
設計のものを用いることが可能であるので、ころのみを
適宜、設計動作条件に応じて何種類かを用意して、容易
に可能であるころのみの組み替えを行うことにより、使
用条件に応じた最適軸受を、極めて容易にかつより安い
コストで得ることができる。
また、ころと内輪のみならず、ころと外輪との間でも、
使用時の自動調心時も含めて有効な接触(応力均等化)
が可能とな葛。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による自動調心ころ軸受の実施例を軸
線方向に切断し、一部のみ示した図である。 第2図は自動調心ころ軸受に使用される対称ころ20の
正面図である。 第3図は自動調心ころ軸受に使用される非対称ころ30
の正面図である。 (主要部分の符号の説明) 20・・・・−・・−・対称ころ 30・・・・・・・・・非対称ころ 第2図 否

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内輪の軌道面と外輪の軌道面との間に複数個の球面
    ころを配設した自動調心ころ軸受において、外輪軌道面
    における母線の曲率半径をR_A、内輪軌道面における
    母線の曲率半径をR_Bとし、ころ転動面における母線
    を複数の曲率半径を有する曲線で構成し、ころ転動面に
    おける軸線方向長さの全長の80%以上を有する中央部
    が曲率半径R_Cの母線により構成され、ころ転動面に
    おける該中央部を除く両端部がそれぞれ曲率半径R_C
    _1(l)、R_C_2(l)なる各々単一の母線及び
    /または複数の母線群及び/または連続に曲率の変化す
    る母線により構成され、これら母線の曲率半径の間に、 R_C_1(l)、R_C_2(l)<R_C<R_A
    、R_Bの関係が成立するように構成していることを特
    徴とする自動調心ころ軸受。 2、上記両端部の曲率半径の母線群 R_C_1(l)、R_C_2(l)がそれぞれ2個ず
    つの曲線群から成っていて、上記両端部の一方の端部で
    は、該端部に向かつて、 R_C_1(l_1)、R_C_1(l_3)の曲率半
    径の母線、他方の端部では該端部に向かって、 R_C_2(l_2)、R_C_2(l_4)の曲率半
    径の母線で全て滑らかにつながるように構成し、これら
    母線の曲率半径の間に、 R_C_1(l_3)<R_C_1(l_1)<R_C
    及び R_C_2(l_4)<R_C_2(l_2)<R_C
    の関係が成立するように構成したことを特徴とする請求
    項1記載の自動調心ころ軸受。
JP63049781A 1988-03-04 1988-03-04 自動調心ころ軸受 Expired - Lifetime JP2551090B2 (ja)

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