JPH0739442Y2 - 圧延ロール - Google Patents

圧延ロール

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Publication number
JPH0739442Y2
JPH0739442Y2 JP1989091943U JP9194389U JPH0739442Y2 JP H0739442 Y2 JPH0739442 Y2 JP H0739442Y2 JP 1989091943 U JP1989091943 U JP 1989091943U JP 9194389 U JP9194389 U JP 9194389U JP H0739442 Y2 JPH0739442 Y2 JP H0739442Y2
Authority
JP
Japan
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ring
rolling roll
central
caliber
bodies
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989091943U
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English (en)
Other versions
JPH0331002U (ja
Inventor
達宜 小林
睦実 安竹
満広 高月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH0331002U publication Critical patent/JPH0331002U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、耐摩耗性に優れたリングをロールシャフトの
外周部に嵌合固定してなる圧延ロールに関する。
〔従来の技術〕 従来、この種の圧延ロールとしては、第4図に示すよう
に、一対のベアリング1によって回転自在に支持されて
いるロールシャフト2に油圧ナット3が螺着され、この
ロールシャフト2のつば部2aと油圧ナット3との間に皿
バネ4,カラー5,リング6,カラー5,リング6,カラー5,割り
リング7が順次嵌合されているものが知られている。な
お、符号8はラビリンスである。
また、凹曲面状のカリバー9を有する上記リング6の代
わりに、第5図に示すように、V字状のカリバー10を有
する圧延ロールも知られている。この場合、1つのリン
グの外周にV字状のカリバーを形成しようとすると、谷
底部の加工が困難であったり、谷底部の形状がシャープ
である場合、圧延により発生する応力が集中し、リング
割損の原因となり易いため、2分割のリング11,12を用
いている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、第6図あるいは第7図に示すように、カリバ
ー13の中央部分が凸状になっている場合には、この中央
部分に、両側からの熱及び機械的な応力が働くため、摩
耗が両側に比べて大きくなったり、熱クラックの発生
や、これの進行によるカケなどが発生し易く、全体とし
て再研削量が大きくなる問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、中央部分の条件の厳しい部分の材質を
変えることができ、各々の部分に合った部材を選択でき
ると共に、全体としての改削量を最少とすることができ
て、安価な圧延ロールを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の圧延ロールは、リ
ングには中央部分が凸状となるカリバー部が形成されて
おり、該リングを、上記カリバー部が少なくとも3つ以
上の部分に分けられるように複数のリング体に分割可能
とし、かつ、これら複数のリング体のうちの中央リング
体に上記カリバー部の凸状となる部分を配置するととも
に、この中央リング体を他のリング体よりも耐摩耗性に
優れた材質として交換可能に設けたものである。
〔作用〕
本考案の圧延ロールにあっては、3つ以上に分割可能に
したリング体のうち、中央リング体の材質を他のリング
体の材質よりも耐摩耗性に優れたものとして、カリバー
部の凸状となる部分の摩耗を抑制すると共に、改削時に
摩耗の激しい中央リング体を交換する。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第3図に基づいて本考案の実施例を
説明する。
第1図と第2図は本考案の第1実施例を示すもので、第
1図は圧延ロールの断面図、第2図はリング部の断面図
である。なお、これらの図において、第4図あるいは第
5図に示す上記従来例と同様の構成の部分には同符号を
付けて説明を省略する。
第1図において符号20はリングであり、このリング20の
外周部には2つの断面半円状の溝21が隣接して設けられ
ている。そして、上記リング20は3つのリング体22,23,
24に分割可能に構成されており、中央リング体23の材質
は、両端のリング体22,24の材質より耐摩耗性に優れた
ものが採用されている。また、上記中央リング体23は、
2つの断面半円状の溝21の半分ずつを分担し、かつ両端
のリング体22,24は、それぞれ、1つの溝21の半分ずつ
を分担するようになっている。すなわち、2つの溝21の
中央に形成されるカリバー部の凸状となる部分が、上記
中央リング体23上に形成されるようになされている。
上記のように構成された圧延ロールにあっては、リング
20を3分割したことにより、中央部分の条件の厳しいリ
ング体23の材質を耐摩耗性に優れた材質として極端な摩
耗を抑え、他のリング体22,24との平均化を図ることが
でき、全体として合理的な機構の圧延ロールを供給でき
る。
また、これにも拘わらず中央リング体23の摩耗が先行し
がちな場合でも、中央リング体23を複数個用意して改削
のたびに入れ替えることにより、全体の改削量を最少に
することが可能となり、全体として安価な圧延ロールを
供給することができる。
さらに、中央リング体23にクラックやカケが発生して
も、両端のリング体22,24に破壊が広がらず、損傷を最
少限に抑制できる。
また、第3図はリング20の他の一例を示したもので、こ
のリング20は4つのリング体22,23,23,24に分割可能に
設けられている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の圧延ロールは、リングに
中央部分が凸状となるカリバー部が形成されており、該
リングを、上記カリバー部が少なくとも3つ以上の部分
に分けられるように複数のリング体に分割可能とし、か
つ、これら複数のリング体のうちの中央リング体に上記
カリバー部の凸状となる部分を配置するとともに、この
中央リング体を他のリング体よりも耐摩耗性に優れた材
質として交換可能に設けたものであるから、条件の厳し
いカリバー部の凸状となる部分の摩耗の進行を抑えて、
他のリング体との平均化を図ることができる。このた
め、従来のように摩耗の大きい中央部分に合わせてカリ
バー部を改削するのに比べ、全体としての改削量を低減
することができて、結果的に安価な圧延ロールを供給で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の第1実施例を示すもので、第
1図は断面図、第2図はリング部の断面図、第3図は本
考案の第2実施例を示すリング部の断面図、第4図は従
来の圧延ロールの一例を示す断面図、第5図は従来の圧
延ロールの他の一例を示す断面図、第6図は従来のリン
グ部の一例を示す断面図、第7図は従来のリング部の他
の一例を示す断面図である。 2……ロールシャフト、20……リング、21……溝、22,2
3,24……リング体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リングをロールシャフトの外周部に嵌合固
    定してなる圧延ロールにおいて、上記リングには中央部
    分が凸状となるカリバー部が形成されており、該リング
    を、上記カリバー部が少なくとも3つ以上の部分に分け
    られるように複数のリング体に分割可能とし、かつ、こ
    れら複数のリング体のうちの中央リング体に上記カリバ
    ー部の凸状となる部分を配置するとともに、この中央リ
    ング体を他のリング体よりも耐摩耗性に優れた材質とし
    て交換可能に設けたことを特徴とする圧延ロール。
JP1989091943U 1989-08-04 1989-08-04 圧延ロール Expired - Lifetime JPH0739442Y2 (ja)

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JPH0331002U JPH0331002U (ja) 1991-03-26
JPH0739442Y2 true JPH0739442Y2 (ja) 1995-09-13

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JP2002015630A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Nakadai Kinzoku:Kk 角型線の製造方法及びその装置
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JPS59127909A (ja) * 1983-01-07 1984-07-23 Kubota Ltd 組立ロ−ル並びにその製造法

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JPH0331002U (ja) 1991-03-26

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