JPS5834686B2 - スキユ−制御性を有する球面ころ軸受 - Google Patents
スキユ−制御性を有する球面ころ軸受Info
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- JPS5834686B2 JPS5834686B2 JP54106731A JP10673179A JPS5834686B2 JP S5834686 B2 JPS5834686 B2 JP S5834686B2 JP 54106731 A JP54106731 A JP 54106731A JP 10673179 A JP10673179 A JP 10673179A JP S5834686 B2 JPS5834686 B2 JP S5834686B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C23/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
- F16C23/06—Ball or roller bearings
- F16C23/08—Ball or roller bearings self-adjusting
- F16C23/082—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface
- F16C23/086—Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface forming a track for rolling elements
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/34—Rollers; Needles
- F16C33/36—Rollers; Needles with bearing-surfaces other than cylindrical, e.g. tapered; with grooves in the bearing surfaces
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/38—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ころ軸受、特に、ころのスキューの制御を行
う構造に関する。
う構造に関する。
ころのスキューを制御する観念は、それ自体新しいもの
ではない。
ではない。
この観念及び理論とは、本特許出願人の米国特許第39
90753号に詳細に説明され、こへに参考として記述
する(この特許は、ケルストロームの特許とこSでは称
する)。
90753号に詳細に説明され、こへに参考として記述
する(この特許は、ケルストロームの特許とこSでは称
する)。
ケルストロームの特許では1球面ころ軸受でのころのス
キューの原因は、軌道との接触点に生じる残留旋回運動
に基づくものとして示される。
キューの原因は、軌道との接触点に生じる残留旋回運動
に基づくものとして示される。
正として定義づけられる方向へ小さな値でころをスキュ
ーさせると、軸受の摩擦、発熱、最終的には疲労寿命に
対して有益な効果があることが示されている。
ーさせると、軸受の摩擦、発熱、最終的には疲労寿命に
対して有益な効果があることが示されている。
ケルストロームは、正のスキューを得るために、旋回運
動を制御する種々な技法を開示した。
動を制御する種々な技法を開示した。
これ等の技法では、軌道を変更するものである。
例えば、一つの技法は、表面粗さの制御で摩擦係数の調
節をする。
節をする。
他の技法では、軌道の適合性を変更するし、また第三の
スキュー制御技法としては、一つまたは両者の軌道に逃
げ領域を設けるものである。
スキュー制御技法としては、一つまたは両者の軌道に逃
げ領域を設けるものである。
これ等の技法の総てゾは、ころ輪郭は、通常のものであ
った。
った。
ケルストロームの技法は。総て、実施可能であり、所望
の正のスキュー制御を達成するのに効果的であることが
判明したが、下記に説明するように、荷重、速度、潤滑
条件等の広い範囲にわたりあらゆる軸受の荷重を受ける
ころに対し、所望の僅かに正のスキュー姿勢を保証する
べく、製造の際に、これ等の技法の総てを充分正確に制
御することは、実際上困難であった。
の正のスキュー制御を達成するのに効果的であることが
判明したが、下記に説明するように、荷重、速度、潤滑
条件等の広い範囲にわたりあらゆる軸受の荷重を受ける
ころに対し、所望の僅かに正のスキュー姿勢を保証する
べく、製造の際に、これ等の技法の総てを充分正確に制
御することは、実際上困難であった。
本発明は、所定の態様でこる輪郭を選択的に変更すると
共に、内、外軌道は一定の曲率半径で良いようにし、た
だ、夫々には一定ではあっても、ころの輪郭を形成する
曲率半径に対しては互いには異なる条件を付すことによ
り、ころを所望の通りに正にスキューさせようとするも
のである。
共に、内、外軌道は一定の曲率半径で良いようにし、た
だ、夫々には一定ではあっても、ころの輪郭を形成する
曲率半径に対しては互いには異なる条件を付すことによ
り、ころを所望の通りに正にスキューさせようとするも
のである。
ケルストロームの軌道の輪郭形成ないし凹所形成の技法
では、ころと軌道との間の幾何学的関係が、荷重下の軸
受の作用中に変化すれば、圧力分布が変化し、所望の小
さい正のスキューを作るように理論的に構成された静的
条件では、実際上ころの大きな正のスキューまたは負の
スキューすら生じ得ることが判明した。
では、ころと軌道との間の幾何学的関係が、荷重下の軸
受の作用中に変化すれば、圧力分布が変化し、所望の小
さい正のスキューを作るように理論的に構成された静的
条件では、実際上ころの大きな正のスキューまたは負の
スキューすら生じ得ることが判明した。
これ等は、明らかに望ましくない。
相対的な形状寸法の変化は1例えば、作用条件に対して
適合し従って力の関係を変更するように相互に内、外輪
が移動する複列自動調心球面ころ軸受で生じ得る。
適合し従って力の関係を変更するように相互に内、外輪
が移動する複列自動調心球面ころ軸受で生じ得る。
更に、現在軸受材料の選択に当って比較的制限があるの
で、軌道の摩擦係数を選択的に変更するケルストローム
の技法は制約をうける。
で、軌道の摩擦係数を選択的に変更するケルストローム
の技法は制約をうける。
その上、表面粗さによって摩擦係数を制御するのは、製
造上困難な技術である。
造上困難な技術である。
更に、表面粗さは、摩耗のために軸受の寿命中に変化し
、これは、勿論、スキュー制御を変更してしまう。
、これは、勿論、スキュー制御を変更してしまう。
また、摩擦は、弾性流体力学な膜の程度で著しく影響を
受け、これにより、スキュー制御の手段としての表面粗
さの有効性に影響を及ぼす。
受け、これにより、スキュー制御の手段としての表面粗
さの有効性に影響を及ぼす。
本発明によると、こる輪郭は、中央部分と両端部分とで
異なる曲率半径によって形成されるものの、自動調心軸
受での相互間の軌道調節運動中でも、ころと軌道との間
の形状寸法関係は、一定に維持される。
異なる曲率半径によって形成されるものの、自動調心軸
受での相互間の軌道調節運動中でも、ころと軌道との間
の形状寸法関係は、一定に維持される。
また、本発明の原理は、軸受が変化する荷重条件を受け
る際に生じる形状寸法の変化と、常態の内部間隙とを吸
収するように軸受での調節を補償する。
る際に生じる形状寸法の変化と、常態の内部間隙とを吸
収するように軸受での調節を補償する。
要するに、本発明は、ころと軌道との間の形状寸法の関
係が、不整合または荷重下のいづれでも、同7に維持さ
れるスキュー制御技法を提供する。
係が、不整合または荷重下のいづれでも、同7に維持さ
れるスキュー制御技法を提供する。
従って、小さい正のスキューを与える所望のモーメント
関係は、殆んど不変に維持される。
関係は、殆んど不変に維持される。
本発明の特別な輪郭のころの根本の原理は、二つの軌道
の接触点での圧力場を、軌道輪郭には変更を及ぼさずに
一定曲率半径の弧状のままにしていても、ころのスキュ
ー制御に適合するように形成できるということであり、
従って、接触点の形状寸法が軸受の軸方向不整合で影響
されないという要件を満足させ得る。
の接触点での圧力場を、軌道輪郭には変更を及ぼさずに
一定曲率半径の弧状のままにしていても、ころのスキュ
ー制御に適合するように形成できるということであり、
従って、接触点の形状寸法が軸受の軸方向不整合で影響
されないという要件を満足させ得る。
これは1通常の球面ころ軸受での圧力分布と、力の解析
を下記に説明する所から明らかになろう。
を下記に説明する所から明らかになろう。
弧状輪郭のころが、小さい曲率(大きい曲率半径)の弧
状輪郭の軌道に対して負荷されるとき。
状輪郭の軌道に対して負荷されるとき。
接触点での法線方向の圧力分布は楕円形となり。
最高圧力は、曲率の中心線上に生じ、また、圧力分布は
、この直線を中心に対称的である(第1図参照)。
、この直線を中心に対称的である(第1図参照)。
実際的な球面ころ軸受(対称的な輪郭のころを有するも
の)の代表的なりラスでは、設計上の考慮は、最初の接
触点での輪郭の接線が、軸受の頂点(円錐転勤点)を通
ることのないようにする。
の)の代表的なりラスでは、設計上の考慮は、最初の接
触点での輪郭の接線が、軸受の頂点(円錐転勤点)を通
ることのないようにする。
即ち、接触点が荷重下にあって、表面の弾性歪みにより
、有限の幅の「転勤路」を形成した時に、変形した接触
輪郭が二点H1,H2でのみ頂点からの直線に交差可能
となるようにする(第2図参照)。
、有限の幅の「転勤路」を形成した時に、変形した接触
輪郭が二点H1,H2でのみ頂点からの直線に交差可能
となるようにする(第2図参照)。
軸受が運動状態にあるとき、これ等の二点は、一つの表
面が他の表面上を真実に転動する接触「転勤路」の領域
を示す。
面が他の表面上を真実に転動する接触「転勤路」の領域
を示す。
この直線より上の総てのその他の接触領域は、一つの方
向へ滑り、この直線より下の領域は、反対方向へ滑る(
第3図参照)。
向へ滑り、この直線より下の領域は、反対方向へ滑る(
第3図参照)。
滑りは、必然的に、滑りの方向での表面に摩擦力を生じ
る(第4図参照)。
る(第4図参照)。
頂点線と、その交差点H1,H2との実際の位置は、接
線摩擦合力が零になる如く定められねばならない(ここ
では、この平衡状態を僅かに変更することある保持器摩
擦とが潤滑剤による等価的な圧搾フィルム摩擦損失等の
二次的な考慮は無視する)。
線摩擦合力が零になる如く定められねばならない(ここ
では、この平衡状態を僅かに変更することある保持器摩
擦とが潤滑剤による等価的な圧搾フィルム摩擦損失等の
二次的な考慮は無視する)。
第4図では、図式的に、面積A、Cの和は、面積Bに等
しくなければならない。
しくなければならない。
便宜上、第4図の滑り摩擦力の大きさは、クーロンの摩
擦条件の下にあるものとして、法線接触力に比例して示
される。
擦条件の下にあるものとして、法線接触力に比例して示
される。
その他の摩擦/法線力の関係も、全体の論題を無効にす
ることなく仮定可能である。
ることなく仮定可能である。
摩擦力は、並進平衡状態にあるが、Hl、H2が非対称
であるため、接触中心Oのまわりのモーメント平衡は欠
如する。
であるため、接触中心Oのまわりのモーメント平衡は欠
如する。
このOのまわりの合成摩擦スピンモーメントの大きさは
、第5図に示すように、釣合う面積を差引くことで図式
的に評価可能であり、図示の場合では、正味の時計方向
モーメントが生じている。
、第5図に示すように、釣合う面積を差引くことで図式
的に評価可能であり、図示の場合では、正味の時計方向
モーメントが生じている。
場合によっては反対方向への正味スピンモーメントとな
ることもあり、ともかく、ころの実際の挙動は、二つの
軌道の接触点に生じるスピンモーメント間の差に対する
応答である。
ることもあり、ともかく、ころの実際の挙動は、二つの
軌道の接触点に生じるスピンモーメント間の差に対する
応答である。
上述の説明は、ころの軸心が軌道の軸心と同一平面にあ
るとしての話である。
るとしての話である。
ここで、不等の摩擦モーメントが生じると、ころの応答
は、優勢な接触摩擦モーメントの方向ヘスキューする。
は、優勢な接触摩擦モーメントの方向ヘスキューする。
従って、別の滑り速度は、頂点直線の方向へ各接触点で
拡がる。
拡がる。
そして、これ等の附加的な滑り速度は。滑り摩擦の方向
を変更し、ころの主な曲率を平面方向に変化させること
になり、接触点での圧力分布、従って、第4図に示す力
の大きさを変更し、従って、各接触点での正味摩擦モー
メントを変更する。
を変更し、ころの主な曲率を平面方向に変化させること
になり、接触点での圧力分布、従って、第4図に示す力
の大きさを変更し、従って、各接触点での正味摩擦モー
メントを変更する。
摩擦モーメントが等しくかつ反対方向である平衡スキュ
ー角度が存在するか否かは、二つのころの接触点での形
状寸法、荷重、潤滑等の条件に依存する。
ー角度が存在するか否かは、二つのころの接触点での形
状寸法、荷重、潤滑等の条件に依存する。
この型式の通常の軸受は、負のスキュー角度でこる平衡
を有するか、または保持器の空所で制限されるころのス
キュー姿勢により負の方向において不安定であるかのい
ずれかであることが解析で示された。
を有するか、または保持器の空所で制限されるころのス
キュー姿勢により負の方向において不安定であるかのい
ずれかであることが解析で示された。
他のクラスの自動調心ころ軸受は、非対称輪郭のころを
使用し、中心線が称呼接触点で頂点直線に対してまさに
接線になる様に構成され、従って、第4図に示すクーロ
ンの滑り摩擦力は、並進的であると共にモーメントが釣
合い、従って、該接触点にスキューモーメントが生じな
い。
使用し、中心線が称呼接触点で頂点直線に対してまさに
接線になる様に構成され、従って、第4図に示すクーロ
ンの滑り摩擦力は、並進的であると共にモーメントが釣
合い、従って、該接触点にスキューモーメントが生じな
い。
しかしながら、該軸受の形状寸法は、ころの二つの接触
点の法線力が同一直線上にあるのを阻止し、従って、こ
ろの平衡を得るには第三の接触力が必要である。
点の法線力が同一直線上にあるのを阻止し、従って、こ
ろの平衡を得るには第三の接触力が必要である。
この反力は、第6図に示すように、少くとも一方の軌道
または双方の軌道に取付けられるフランジで与えられる
。
または双方の軌道に取付けられるフランジで与えられる
。
いづれの形態でも、このフランジの接触点は、不可避的
に滑り速度成分を有し、この成分は、こる端部で接線方
向摩擦力を生じ、この摩擦力は、次第に負の方向へのこ
ろのスキュー運動を与える。
に滑り速度成分を有し、この成分は、こる端部で接線方
向摩擦力を生じ、この摩擦力は、次第に負の方向へのこ
ろのスキュー運動を与える。
この負のスキュー力が、平衡する負のころ姿勢を形成し
得るか否かは、軌道接触点に依存するだけではなく、こ
る端部と、係合するフランジとの形状にも依存する。
得るか否かは、軌道接触点に依存するだけではなく、こ
る端部と、係合するフランジとの形状にも依存する。
上述の非対称接触点での合成スピンモーメントの欠如は
、仮定された単純なり−ロンの摩擦条件でのみ正しい。
、仮定された単純なり−ロンの摩擦条件でのみ正しい。
一層実際的な摩擦力の関係を求めるには、速度の関数と
なる粘度の項を必要とし、これ等の摩擦関係を考慮する
と、解析は、第4図に示す型式の非対称の場において再
度展開され、スキュー運動が生じることを示す。
なる粘度の項を必要とし、これ等の摩擦関係を考慮する
と、解析は、第4図に示す型式の非対称の場において再
度展開され、スキュー運動が生じることを示す。
従って、軸受の非対称のころのクラスでも、望ましくな
い負のスキュー傾向を有している。
い負のスキュー傾向を有している。
上述では、ころのスキューの原因の概要を説明し、現在
の総ての軸受では、ころの総ての接触点(ニ一つまたは
三つのいづれか)からの合成摩擦モーメントが、望まし
くない負のこるスキューを生じることが示される。
の総ての軸受では、ころの総ての接触点(ニ一つまたは
三つのいづれか)からの合成摩擦モーメントが、望まし
くない負のこるスキューを生じることが示される。
しかしながら、いづれの場合でも、一つの接触点には、
所望の正の方向の正味スキューモーメントが生ずるから
、ケルストロームの特許と同じく:本発明の目的は、平
衡した場合にころに所定の小さい正のスキュー姿勢を与
えるように、負のモーメントに対してこの正のスキュー
モーメントを増大することである。
所望の正の方向の正味スキューモーメントが生ずるから
、ケルストロームの特許と同じく:本発明の目的は、平
衡した場合にころに所定の小さい正のスキュー姿勢を与
えるように、負のモーメントに対してこの正のスキュー
モーメントを増大することである。
接触点での摩擦モーメントは、各接触点での滑り力の大
きさを変えるか、又は中心Oに対して各接触を含む領域
の相対的な摩擦力の分布状態を変えるかで変更、制御で
きるが、既述のように、前者の方法は例えば接触点乃至
接触面ごとにその表面粗さを異ならせる等して有効摩擦
係数を故意に変えることによりなし得、後者はころに対
する方線応力をベクトル的に再分配させることでなし得
る。
きさを変えるか、又は中心Oに対して各接触を含む領域
の相対的な摩擦力の分布状態を変えるかで変更、制御で
きるが、既述のように、前者の方法は例えば接触点乃至
接触面ごとにその表面粗さを異ならせる等して有効摩擦
係数を故意に変えることによりなし得、後者はころに対
する方線応力をベクトル的に再分配させることでなし得
る。
前者の欠点は既述した通りであり、本発明は後者に属し
て、これを合理的構成により得んとするものである。
て、これを合理的構成により得んとするものである。
初めに述べたように、接触点での弧状輪郭は、楕円形法
線力分布を生じる。
線力分布を生じる。
こうした制約は、接触面の一つを可変輪郭曲率を有する
様にすることで解くことができる。
様にすることで解くことができる。
こうした輪郭の最も簡単な例は、楕円であるが、実施の
可能性は、単一の曲線に制約されるものではない。
可能性は、単一の曲線に制約されるものではない。
実際的な制約があるとすれば、局部的な応力集中を防止
すると共に製造上の考慮から、傾斜を連続にする(無限
曲率の線がないこと)ということが唯一の制約となる。
すると共に製造上の考慮から、傾斜を連続にする(無限
曲率の線がないこと)ということが唯一の制約となる。
応力再分配の観点から、非弧状輪郭は、軌道またはころ
のいづれかに適用してもよい。
のいづれかに適用してもよい。
全体の軸受性能は、この選択の適当性如何にかかつてい
る。
る。
第7図に示す代表的な球面ころ軸受の形状を考慮すると
この図では、外側軌道の接触点には、正の方向のスキュ
ーモーメントが生じ、内側軌道の接触点には、負の方向
のスキューモーメントが生じている(ケルストロームの
特許参照)。
この図では、外側軌道の接触点には、正の方向のスキュ
ーモーメントが生じ、内側軌道の接触点には、負の方向
のスキューモーメントが生じている(ケルストロームの
特許参照)。
スキューに関して通常行なわれている正、負の定義に就
いては後に詳しいが、外側軌道においての正のスキュー
モーメントが増すとか、内側軌道においての負のスキュ
ーモーメントが減少するとか、或いは両者が同時に起こ
るとかして、正のスキューモーメントが優勢になると、
ころは正にスキューする。
いては後に詳しいが、外側軌道においての正のスキュー
モーメントが増すとか、内側軌道においての負のスキュ
ーモーメントが減少するとか、或いは両者が同時に起こ
るとかして、正のスキューモーメントが優勢になると、
ころは正にスキューする。
この軸受では、外側軌道が一定の曲率半径であるために
自動調心特性が出ており、一定曲率半径でなくすると、
この特性は阻害されてしまう。
自動調心特性が出ており、一定曲率半径でなくすると、
この特性は阻害されてしまう。
即ち、本発明では一定曲率半径という条件は損うもので
はないのである。
はないのである。
輪郭の調整は、圧力輪郭の幅、従って、負のスキューモ
ーメントが減少するように内側軌道に対して施した従来
例もあった(ケルストロームの特許)。
ーメントが減少するように内側軌道に対して施した従来
例もあった(ケルストロームの特許)。
しかしながら、最高接触圧力は、増加する。また、荷重
の方向が変化する際、内側軌道でのころの軸方向位置が
変化し、従って、ころに対する内輪輪郭の位置誤差を導
く。
の方向が変化する際、内側軌道でのころの軸方向位置が
変化し、従って、ころに対する内輪輪郭の位置誤差を導
く。
輪郭の変更、即ち、部分ごとの曲率半径の変更が本発明
のように、ころに対して行われるとすれば、所望のスキ
ューモーメントの平衡は1両接触点、従って、合成摩擦
滑り場での法線力分布を有オリ(こ調整してなすことが
できる。
のように、ころに対して行われるとすれば、所望のスキ
ューモーメントの平衡は1両接触点、従って、合成摩擦
滑り場での法線力分布を有オリ(こ調整してなすことが
できる。
例示のため、特定の曲率半径を有する弧形軌道に対し、
異なる楕円率のころの負荷接触で生じる法線応力分布を
考察する(第8図)。
異なる楕円率のころの負荷接触で生じる法線応力分布を
考察する(第8図)。
曲線1は、等しい軸を有する楕円の特別な場合の円であ
り。
り。
よく見られる楕円圧力分布を生じる。
曲線2は、最大曲率半径が接触する軌道のものに等しい
楕円の曲線である。
楕円の曲線である。
この曲線は、中心に平坦な圧力分布を与える。
曲線3,4は、楕円率の増加に従い圧力分布が二極人的
に増大していくのを示す。
に増大していくのを示す。
第1図乃至第5図の一連の図を再度参照すると、この形
状は、第9図乃至第12図にも描かれているので、ころ
の大きい楕円率に関連して拡げられた「転勤軌跡」が接
触中心線のまわりにより大きいスキューモーメントを生
じることが認められる。
状は、第9図乃至第12図にも描かれているので、ころ
の大きい楕円率に関連して拡げられた「転勤軌跡」が接
触中心線のまわりにより大きいスキューモーメントを生
じることが認められる。
しかしながら、二つの軌道が共通の曲率を有するとすれ
ば、両者の軌道摩擦モーメントは、同一程度に増大され
、従って、この条件のみでは、スキュー制御の目的を達
成するのに不充分である。
ば、両者の軌道摩擦モーメントは、同一程度に増大され
、従って、この条件のみでは、スキュー制御の目的を達
成するのに不充分である。
第13図では、楕円形のこる輪郭に対して負荷される軌
道の曲率半径を変更した効果が、接触圧力分布に影響を
及ぼすことが示されている。
道の曲率半径を変更した効果が、接触圧力分布に影響を
及ぼすことが示されている。
従つて、内側軌道が、外側軌道の球面半径よりも幾分大
きい曲率半径で作られるとすれば、接触圧力分布の所望
の差異が得られ、従って、ころのスキュー制御が達成さ
れる。
きい曲率半径で作られるとすれば、接触圧力分布の所望
の差異が得られ、従って、ころのスキュー制御が達成さ
れる。
第13図に明示のように、この解決方法の利点は、内側
軌道(常に最も過酷な応力を生じ従って疲労し易い)の
最大応力が、鋭くピークにならず、良好に分布されて維
持され、二極天性応力場傾向は、接触点順応性により、
応力が本質的に低くなる外側軌道に与えられることであ
る。
軌道(常に最も過酷な応力を生じ従って疲労し易い)の
最大応力が、鋭くピークにならず、良好に分布されて維
持され、二極天性応力場傾向は、接触点順応性により、
応力が本質的に低くなる外側軌道に与えられることであ
る。
上述の例では、圧力輪郭の変更のみを考慮した。
勿論、滑り力の並進的な平衡は、同様に考慮されねばな
らない。
らない。
転勤点H1,H2の位置変化は、比較的小さく実際上の
輪郭の変化の範囲内にあるが、それでも、これ等の変位
は、夫々の接触点での所望のモーメント調整を増大する
傾向がある。
輪郭の変化の範囲内にあるが、それでも、これ等の変位
は、夫々の接触点での所望のモーメント調整を増大する
傾向がある。
ころが球形の内面に接触するこの例では、ころ輪郭の曲
率半径は、ころ端部に向って減少し、または換言すれば
、ころ輪郭の接触領域は、楕円の短軸と曲線との交差点
近傍となる。
率半径は、ころ端部に向って減少し、または換言すれば
、ころ輪郭の接触領域は、楕円の短軸と曲線との交差点
近傍となる。
第8、第13図の例示された圧力輪郭は、対称的であり
、軌道の曲率の中心は、楕円の短軸上に在ると見做され
る。
、軌道の曲率の中心は、楕円の短軸上に在ると見做され
る。
これは、前提条件ではない。上述のことを念頭におき、
本発明の主目的は、最小の摩擦を伴って作用し最大の使
用寿命を有する改良された自動調心ころ軸受を提供する
ことである。
本発明の主目的は、最小の摩擦を伴って作用し最大の使
用寿命を有する改良された自動調心ころ軸受を提供する
ことである。
本発明の他の目的は、耐魔耗性でありかつ容易に製造可
能で新規な自動調心軸受を提供することである。
能で新規な自動調心軸受を提供することである。
更に他の目的として、本発明は、自動調心性能を備える
と共に、軸受の作用の際に非負のスキュー角度をころが
取るため、一定の輪郭ではあるが異なる曲率半径の輪郭
を有する軌道と励働する可変曲率を有する輪郭を備える
ころを具備する独特のころ軸受を提供する。
と共に、軸受の作用の際に非負のスキュー角度をころが
取るため、一定の輪郭ではあるが異なる曲率半径の輪郭
を有する軌道と励働する可変曲率を有する輪郭を備える
ころを具備する独特のころ軸受を提供する。
特に、本発明では、軸受は、内、外側軌道を有する内、
外輪を備え、該軌道間に間挿される一連のころは、曲率
が異なる輪郭部分を持ち、一つの実施例ではころを通り
横方向へ延びる中央横断面を基準面乃至基準線として、
この中央基準面から端に行くに従って増加することはな
い曲率半径、寧ろ端の方が小さい曲率半径となるころ輪
郭を備えている。
外輪を備え、該軌道間に間挿される一連のころは、曲率
が異なる輪郭部分を持ち、一つの実施例ではころを通り
横方向へ延びる中央横断面を基準面乃至基準線として、
この中央基準面から端に行くに従って増加することはな
い曲率半径、寧ろ端の方が小さい曲率半径となるころ輪
郭を備えている。
内、外側軌道は、一定の曲率半径を有する輪郭を備えて
いるが、内側軌道輪郭の曲率半径は、外側軌道輪郭の曲
率半径よりも大きい。
いるが、内側軌道輪郭の曲率半径は、外側軌道輪郭の曲
率半径よりも大きい。
基準線近傍のこる輪郭中央部分の曲率半径は、基準線で
の外側軌道輪郭の曲率半径よりも大きく、基準線の両側
における端部位置では、外側軌道輪郭の曲率半径よりも
小さい。
の外側軌道輪郭の曲率半径よりも大きく、基準線の両側
における端部位置では、外側軌道輪郭の曲率半径よりも
小さい。
これ等の形状寸法の構成の考慮によって形成される軸受
は、自動調心性能を有し、最小の摩擦と、最大の使用寿
命とを有し容易に多量生産可能である。
は、自動調心性能を有し、最小の摩擦と、最大の使用寿
命とを有し容易に多量生産可能である。
本発明の他の目的、特徴は、添附図面を参照する下記の
説明から明瞭になろう。
説明から明瞭になろう。
図面を参照すると、第7図は本発明の一実施例としての
軸受10を示している。
軸受10を示している。
軸受10は、軌道12,12を有する内輪11と、軌道
12゜12に対面する軌道14を有する外輪13と、内
、外の軌道間の環状空間16に回転可能に収められる一
連のころないし転動体15,15とを備えている。
12゜12に対面する軌道14を有する外輪13と、内
、外の軌道間の環状空間16に回転可能に収められる一
連のころないし転動体15,15とを備えている。
また、同図に顕らかなように、転動体15゜15は、内
外輪11,13間に一対の軸方向に離隔した列を形成し
乍ら端部を対向させるように位置している。
外輪11,13間に一対の軸方向に離隔した列を形成し
乍ら端部を対向させるように位置している。
転動体15,15は保持器17゜17で常時分離され、
環状空間16内で円周方向に片寄りしている。
環状空間16内で円周方向に片寄りしている。
軸受10は自動調心性能を有している。
このため外輪13は、内輪11の回転軸心線を通る軸線
の周りに旋回し得るようになっている。
の周りに旋回し得るようになっている。
この目的のため外側軌道14は、一定の曲率半径Ro(
第21図)を有する輪郭で形成され、内輪11は軌道1
212が軸受10の回転軸心Aから半径方ツ 向に描かれた中心線CLに対して対称になるように形成
されている。
第21図)を有する輪郭で形成され、内輪11は軌道1
212が軸受10の回転軸心Aから半径方ツ 向に描かれた中心線CLに対して対称になるように形成
されている。
内側軌道12,12は、その反対側の軸方向端部から軸
受の中心線cLに向い上方に傾斜していて、この種複列
自動調心ころ軸受で良く行なわれているように、案内リ
ング18が両端部で相互にころ15,15を分離する様
に、二列のころ15,15で内輪11に装着されている
(本発明によると、軸受10はころ1515とツ 共に、非負のスキュー角度で働くように構成される。
受の中心線cLに向い上方に傾斜していて、この種複列
自動調心ころ軸受で良く行なわれているように、案内リ
ング18が両端部で相互にころ15,15を分離する様
に、二列のころ15,15で内輪11に装着されている
(本発明によると、軸受10はころ1515とツ 共に、非負のスキュー角度で働くように構成される。
スキュー角度は、軸受の回転軸らを通る平面からのころ
の回転軸心の偏位角度である。
の回転軸心の偏位角度である。
スキュー角度は、正、負または零であり得る。
スキュー角度は、軸方向でころに作用する摩擦力の成分
が。
が。
同一接触点でころに作用する法線方向接触力の軸方向成
分に加えられる方向、即ち同方向に向くとき、正である
と定義される。
分に加えられる方向、即ち同方向に向くとき、正である
と定義される。
上述のケルストロームの特許で説明されまた下記に明白
なように、所定の範囲内の正のスキュー角度にころを位
置させて働き得る軸受は、軸受内の全体の摩擦を低減し
。
なように、所定の範囲内の正のスキュー角度にころを位
置させて働き得る軸受は、軸受内の全体の摩擦を低減し
。
軸受の使用寿命を延長するものとなる。
ケルストロームの特許では、外側軌道は、ころの中央に
隣接して浅い逃げを有し、内側軌道は、ころの両端に隣
接して一対の逃げを有している。
隣接して浅い逃げを有し、内側軌道は、ころの両端に隣
接して一対の逃げを有している。
このように軌道を変形すると、外側軌道ところとめ間に
は二極天性の圧力分布(第19a図)を生じさせると共
に、内側軌道ところとの間にはピークのある単−極太性
の圧力分布(第20a図)を生じさせる。
は二極天性の圧力分布(第19a図)を生じさせると共
に、内側軌道ところとの間にはピークのある単−極太性
の圧力分布(第20a図)を生じさせる。
これ等の圧力分布は、ころを正のスキュー角度に旋回す
る摩擦力のモーメントを形成する。
る摩擦力のモーメントを形成する。
上述のように、複列自動調心球面ころ軸受の様な成る用
途では、力関係は異なる運転条件の下で夫々に変化する
。
途では、力関係は異なる運転条件の下で夫々に変化する
。
従って、成る場合には、圧力分布がころを負のスキュー
角度にする程度にまで変化する。
角度にする程度にまで変化する。
本発明でも、ころ外形状によっては、上述のものと殆ん
ど同一の二極天性、単−極大性の圧力分布を形成する。
ど同一の二極天性、単−極大性の圧力分布を形成する。
しかしながら、相対的圧力分布は、運転条件が変化し・
でも正のスキュー角度を維持するように殆んど同一に保
たれる。
でも正のスキュー角度を維持するように殆んど同一に保
たれる。
本発明の特定の実施例を説明する前に、更に詳細に正、
負のスキューを解析しておく。
負のスキューを解析しておく。
軸受がそのころを正のスキュー角度にして運転している
とき、軌道面ところ面との間の相対的滑り運動で生じる
摩擦力は、転動体と、内、外側軌道との間の荷重領域に
拡がる。
とき、軌道面ところ面との間の相対的滑り運動で生じる
摩擦力は、転動体と、内、外側軌道との間の荷重領域に
拡がる。
この現象を理解する扶助として第13a図を参照すると
、外輪13は、紙面の外方手前、即ち図面を見ている人
の方へ移動し、円輪11は、反対に紙面内へ移動し。
、外輪13は、紙面の外方手前、即ち図面を見ている人
の方へ移動し、円輪11は、反対に紙面内へ移動し。
ころ15は矢印で示す方向へその軸心15aを中心に回
転している。
転している。
従って、転動体15は外側軌道14との接触真では、相
対的に紙面内へ後方の方向に転動するものと見做し得る
。
対的に紙面内へ後方の方向に転動するものと見做し得る
。
しかしながら、ころ15が斜めのため、ころ15の転勤
運動の方向は1紙面に垂直ではない。
運動の方向は1紙面に垂直ではない。
むしろ、この転勤運動は、ころ15の中線Mで内外輪を
通って描かれる平面から偏位する方向成分を有している
。
通って描かれる平面から偏位する方向成分を有している
。
外輪13は、軸受軸心Aを中心とする運動のみをなし得
るので、ころ15との接触点でのその運動は、紙面に正
確に垂直である。
るので、ころ15との接触点でのその運動は、紙面に正
確に垂直である。
この結果外輪14は。中線ないし中心面Mへの方向でこ
ろ15の面上を滑らねばならない。
ろ15の面上を滑らねばならない。
この運動は、摩擦力FTを生じ、摩擦力FTを図示のよ
うにころ15に作用するように示すと、軸受10の軸方
向に向く成分PTAに分解することができる。
うにころ15に作用するように示すと、軸受10の軸方
向に向く成分PTAに分解することができる。
同様な理由により、同一の大きさであるが反対方向の滑
り摩擦力−FTは、内輪12との接触点でころ15の底
部に生じている。
り摩擦力−FTは、内輪12との接触点でころ15の底
部に生じている。
また、外部の軸方向荷重PAが外輪13に加わると、等
しいが反対の反作用荷重−PAが内輪11に加わる。
しいが反対の反作用荷重−PAが内輪11に加わる。
これ等の荷重は、結局、法線方向の力FNを外側軌道1
3を介してころ15に加える様になる。
3を介してころ15に加える様になる。
第13a図に明示のように、この法線方向力FNは、半
径方向成分FNRと、軸方向成分FNAとを有している
。
径方向成分FNRと、軸方向成分FNAとを有している
。
ここで、この法線力FNの軸方向成分FNAが、ころ1
5に作用する摩擦力FTの軸方向成分PTAと同一方向
であるとき、ころは、正のスキュー角度にあると定義さ
れる。
5に作用する摩擦力FTの軸方向成分PTAと同一方向
であるとき、ころは、正のスキュー角度にあると定義さ
れる。
勿論、同様な解析は、外輪13に外部荷重PAが右方か
ら加わり、これに反作用するように内輪11には左方か
ら反作用カーPAが加わる場合にも行える。
ら加わり、これに反作用するように内輪11には左方か
ら反作用カーPAが加わる場合にも行える。
第15aに示す軸受では、ころ15は、負のスキュー角
度を採って0・る。
度を採って0・る。
この場合、外輪13がころ15に対して滑ることにより
、そのころが正のスキュー角度にある場合に生まれた、
第13a図の軸受への力FTAに対して反対方向へ滑り
摩擦力PTAを向けさせる。
、そのころが正のスキュー角度にある場合に生まれた、
第13a図の軸受への力FTAに対して反対方向へ滑り
摩擦力PTAを向けさせる。
ころを正のスキュー角度にして運転できる軸受の利点(
零と負とのスキュー角度に比し)を理解頂くため、外輪
に作用する種々な力の場を示す第13b、第14b、第
15b図を参照する。
零と負とのスキュー角度に比し)を理解頂くため、外輪
に作用する種々な力の場を示す第13b、第14b、第
15b図を参照する。
例示の目的で、種々な力は、ころの中心面Mに関連して
説明するが、下記に明らかなように、本発明の軸受では
外側軌道に二極天性圧力分布があるため該個所に厳密に
作用するものではない。
説明するが、下記に明らかなように、本発明の軸受では
外側軌道に二極天性圧力分布があるため該個所に厳密に
作用するものではない。
ころが零のスキュー角度になって運転している第14a
図示の軸受を初めに考察すると、軸方向外部荷重PAは
、それに釣合うように作用する軸方向成分−FNAを有
する法線力−FNを生じることが第14b図で認められ
る。
図示の軸受を初めに考察すると、軸方向外部荷重PAは
、それに釣合うように作用する軸方向成分−FNAを有
する法線力−FNを生じることが第14b図で認められ
る。
また、法線力−FNは、半径方向成分−FN□を有して
いる。
いる。
この力の釣合いは、第14c図に示される。
次に、ころが正のスキュー角度を採って運転する第13
a図に示す本発明の軸受を考慮すると、軸方向外部荷重
PAは、外輪に作用する法線力−FNを生じることが第
13b図で判かる。
a図に示す本発明の軸受を考慮すると、軸方向外部荷重
PAは、外輪に作用する法線力−FNを生じることが第
13b図で判かる。
法線力−FNは、軸方向と半径方向との成分−FNA。
FNRを夫々有している。
更に、上述の摩擦力−F”T、は、外部荷重成分PAの
反対方向で外輪に作用する。
反対方向で外輪に作用する。
軸受での力の釣合における摩擦力−FTは、第13c図
に明らかなように、外部荷重ベクトルPAからベクトル
として差引かれる。
に明らかなように、外部荷重ベクトルPAからベクトル
として差引かれる。
法線力ベクトル−FNの作用線は、法線力ベクトル−F
N(破線で示される)に平行に摩擦力−FTの尖端を始
点とする。
N(破線で示される)に平行に摩擦力−FTの尖端を始
点とする。
その結果得られる法線力−FN(実線で示される)は、
零スキュー角度の時にころから外輪に加えられる力より
も著しく小さい。
零スキュー角度の時にころから外輪に加えられる力より
も著しく小さい。
第13c、第14c図を比較されたい。
従って、このように、法線力が小さくなれば、軸受の疲
労寿命を伸ばす効果が生まれてくる。
労寿命を伸ばす効果が生まれてくる。
また、外輪のフープ応力も低減される。
第13d、第14d図を比較されたい。
ころが負のスキュー角度となって運転される軸受では、
ころが正または零のスキュー角度を採っている場合に比
し、フープ応力も大きくなるし、疲労寿命も短くなって
しまう。
ころが正または零のスキュー角度を採っている場合に比
し、フープ応力も大きくなるし、疲労寿命も短くなって
しまう。
これは、第13c。第140.第15c図を比較すれば
理解頂けよう。
理解頂けよう。
第15b図に示すように、ころを介して外輪に加えられ
る摩擦力−FTは、軸方向外部荷重PAと同一方向へ作
用する。
る摩擦力−FTは、軸方向外部荷重PAと同一方向へ作
用する。
従って、摩擦力−FTは、第15c図の軸方向荷重酸S
PAにベクトル的に加えられる。
PAにベクトル的に加えられる。
その結果得られる法線力ベクトル−FN(実線で示す)
は、零スキュー角度時の法線力ベクトル−FN(破線で
示す)よりも著しく大きくなってしまうのである。
は、零スキュー角度時の法線力ベクトル−FN(破線で
示す)よりも著しく大きくなってしまうのである。
当然、軸受の疲労寿命は、短くなってしまう。
また、フープ応力についても第14d、第15d図を比
較されたい。
較されたい。
上述の解析は、純スラスト荷重下の軸受に適用される。
しかし、純半径方向荷重を受けた場合には、通常の小さ
い軸受接触角で作られた軸受の場合には、ころが正のス
キュー角度を採っている方が零スキュー角度を採ってい
る時よりも僅かに大きい法線力が当該軸受に生じる。
い軸受接触角で作られた軸受の場合には、ころが正のス
キュー角度を採っている方が零スキュー角度を採ってい
る時よりも僅かに大きい法線力が当該軸受に生じる。
負のスキュー角度では、零スキュー角度に比し、僅かに
小さい法線力油力が生じる。
小さい法線力油力が生じる。
これは、第13a、第14a、第15a図に夫々示され
るころのスキュー角度に対応する半径方向荷重をうける
軸受での力を示す第16b、第17b、第isb図を参
照することで理解されよう。
るころのスキュー角度に対応する半径方向荷重をうける
軸受での力を示す第16b、第17b、第isb図を参
照することで理解されよう。
しかし乍ら、軸方向荷重の軸受とは異なり、純半径方向
荷重下の軸受は、その外輪に著しいフープ応力を有して
いない。
荷重下の軸受は、その外輪に著しいフープ応力を有して
いない。
むしろ、該軸受の外輪は。ころの各列に対応する外輪の
半分の部分間で軸方向への内部応力を有している。
半分の部分間で軸方向への内部応力を有している。
正と、零と負とのころのスキュー条件に対し、外部荷重
の内部応力とに対するこの関係は、第16a、第17a
、第18a図の線図に示される。
の内部応力とに対するこの関係は、第16a、第17a
、第18a図の線図に示される。
第16b、第17b、第18b図に明らかなように、純
半径方向荷重は、外輪の半分の部分間にころのスキュー
角度に依存して変化する軸方向応力FHAを生じる。
半径方向荷重は、外輪の半分の部分間にころのスキュー
角度に依存して変化する軸方向応力FHAを生じる。
例えば、第17b図(零スキュー角度)に示すように、
軸方向応力は、ベクトルFHAで示される所定の大きさ
のものである。
軸方向応力は、ベクトルFHAで示される所定の大きさ
のものである。
同様な軸方向応力FHAは、ころの正のスキュー角度で
生じる摩擦カーFTに基づく第16b図では大きく、こ
れと対照的に、同様な軸方向応力FHAは、ころの負の
スキュー角度で生じる摩擦カーFTに基づく第18b図
では小さい。
生じる摩擦カーFTに基づく第16b図では大きく、こ
れと対照的に、同様な軸方向応力FHAは、ころの負の
スキュー角度で生じる摩擦カーFTに基づく第18b図
では小さい。
第16b、第17b、第18b図を比較することにより
、正のスキュー条件での法線力−FNの大きさは、零の
スキュー条件でのものよりも僅かに大きく、負のスキュ
ー条件での法線力−FNは、零のスキュー条件でのもの
よりも僅かに小さいことになる。
、正のスキュー条件での法線力−FNの大きさは、零の
スキュー条件でのものよりも僅かに大きく、負のスキュ
ー条件での法線力−FNは、零のスキュー条件でのもの
よりも僅かに小さいことになる。
従って、純半径方向荷重に対しては、ころを正のスキュ
ー角度にすることによる利点は、純軸方向荷重に対する
既述の利点のように著しいものとしては得られない。
ー角度にすることによる利点は、純軸方向荷重に対する
既述の利点のように著しいものとしては得られない。
一般に、軸受での外部荷重が半径方向と軸方向との荷重
成分の組合わせであるとき、ころを正のスキュー角度に
した軸受の作用は、軸方向荷重成分で主として生じる法
線接触力を低減するが軸方向応力は低減しないことにな
る。
成分の組合わせであるとき、ころを正のスキュー角度に
した軸受の作用は、軸方向荷重成分で主として生じる法
線接触力を低減するが軸方向応力は低減しないことにな
る。
しかしながら、最も一般的な複列球面ころ軸受では、接
触角度(ころ軸心の軸受軸心に対する傾斜の角度)が小
さく、半径方向荷重成分に対する軸方向荷重成分の比が
約l:5以上となるため、法線力の低下効果が支配的に
なり、軸方向応力の増加という欠点を補なって余りある
。
触角度(ころ軸心の軸受軸心に対する傾斜の角度)が小
さく、半径方向荷重成分に対する軸方向荷重成分の比が
約l:5以上となるため、法線力の低下効果が支配的に
なり、軸方向応力の増加という欠点を補なって余りある
。
以上1本発明の広い一般的な観念を説明したが。
以下では好適な実施例としてのこる輪郭を有する特定の
軸受に説明を施す。
軸受に説明を施す。
本発明によると、ころは所定の可変な不定曲率の輪郭で
形成され、内側、外側軌道は、一定半径の曲率で形成さ
れる。
形成され、内側、外側軌道は、一定半径の曲率で形成さ
れる。
第21図では、本発明のこの実施例を軸受に対する幾何
学的関係を著しく拡大し、簡単化して示しているが、外
側軌道14は、一定の曲率半径ROを有し、内側軌道1
2は、一定の曲率半径RIを有している。
学的関係を著しく拡大し、簡単化して示しているが、外
側軌道14は、一定の曲率半径ROを有し、内側軌道1
2は、一定の曲率半径RIを有している。
曲率半径R■は、曲率半径Roよりも太きい。
各ころ15は、可変曲率を有する輪郭となっていて、こ
の曲率は、この場合には、ころ15の長さ方向の中点で
の半径方向直線で示す基準線Mから離れると増大してい
る。
の曲率は、この場合には、ころ15の長さ方向の中点で
の半径方向直線で示す基準線Mから離れると増大してい
る。
この実施例では、ころ15の輪郭の可変曲率は。
少くとも二つの異なる大きさの半径を有している。
一つの曲率半径R2は、ころの端部付近、つまり基準線
Mの外方のこる輪郭の部分に適用される。
Mの外方のこる輪郭の部分に適用される。
曲率半径Rγ2は、ころ基準線Mから等距離に位置する
個所X1.X2で半径Rγ1の曲率に変えられる。
個所X1.X2で半径Rγ1の曲率に変えられる。
曲率半径Rγ1は、内側軌道輪郭の曲率半径R■よりも
小さいが、外側軌道輪郭の曲率半径ROよりも大きくな
っている。
小さいが、外側軌道輪郭の曲率半径ROよりも大きくな
っている。
一方1曲率半径R7’2は、外側軌道の曲率半径Roよ
りも小さい。
りも小さい。
換言すれば、内側軌道輪郭の曲率半径RIは、ころの長
さに沿ういずれの個所(ころ基準線Mにおける領域を含
む)でころの曲率半径よりも大きいが、外側軌道輪郭の
曲率半径ROは、基準線Mでのこる輪郭の曲率半径Rγ
1より小さいが、ころの端部付近のこる輪郭の曲率半径
Rγ2よりも大きくなっている。
さに沿ういずれの個所(ころ基準線Mにおける領域を含
む)でころの曲率半径よりも大きいが、外側軌道輪郭の
曲率半径ROは、基準線Mでのこる輪郭の曲率半径Rγ
1より小さいが、ころの端部付近のこる輪郭の曲率半径
Rγ2よりも大きくなっている。
これは、次の幾何学的関係で表わし得る。
I R工〉Rγ1 〉R8
If R72<Ro
これ等の条件は、ころ基準線Mにその短軸を有する楕円
の弧で形成される輪郭を備えるころによって満足される
。
の弧で形成される輪郭を備えるころによって満足される
。
異なるこる輪郭の半径は、点X1 p X2での相互の
接続部において共通の接線を有している。
接続部において共通の接線を有している。
換言すれば、ころの輪郭は、それに沿う任意の個所に両
半径部分が途切れて端縁となる部分(曲率半径が零の直
線)も、また、両半径部分が重なった部分を結ぶ部分(
はぼRγ1に似た小さい曲率半径の領域)もないことを
特徴とする。
半径部分が途切れて端縁となる部分(曲率半径が零の直
線)も、また、両半径部分が重なった部分を結ぶ部分(
はぼRγ1に似た小さい曲率半径の領域)もないことを
特徴とする。
第21図に示すころは、ころ15の両端部近傍の輪郭の
曲率半径Rγ2が、ころ基準線M付近の曲率半径Rγ1
よりも小さいため、率は段階的に大きくはなっていない
輪郭の例である。
曲率半径Rγ2が、ころ基準線M付近の曲率半径Rγ1
よりも小さいため、率は段階的に大きくはなっていない
輪郭の例である。
この実施例では、こる基準線Mはころ15の長さ方向の
中線に位置し、ころ15は基準線に対して対称的である
。
中線に位置し、ころ15は基準線に対して対称的である
。
従って、ころ15は対称的に中高にされていると定義し
てもよい。
てもよい。
上述の対称的な輪郭のころに対し、用途によっでは、非
対称的な輪郭のころが好ましい場合かある。
対称的な輪郭のころが好ましい場合かある。
非対称輪郭のころを有する軸受でのころと軌道との輪郭
の一例は、第22図に示される。
の一例は、第22図に示される。
故旧に明示のように、ころ115は、三つの異なる曲率
半径Rγ1.Rγ2.Rγ3を有する可変曲率を備えて
いる。
半径Rγ1.Rγ2.Rγ3を有する可変曲率を備えて
いる。
基準線Mは、ころ115の左端よりもころ115の右端
により近く位置している。
により近く位置している。
半径Rγ1は、基準線Mの左の位置X1で半径Rγ2に
なり、基準線Mの右の位置X2で半径Rγ3になってい
る。
なり、基準線Mの右の位置X2で半径Rγ3になってい
る。
位置X1は位置X2よりも基準線Mから隔たっている。
図示のように、半径Rγ□は、半径Rγ2.Rγ3より
も太きい。
も太きい。
勿論、内側、外側軌道112,114の輪郭の上述の関
係は、この非対称輪郭のころ軸受でも同じである。
係は、この非対称輪郭のころ軸受でも同じである。
上述の幾何学的関係IIIにより、本発明の両り
実施例では、ころ輪郭は、一定に規格化した比率:R,
(X=0)<t”’r軽荷重、)T、cおい、。
(X=0)<t”’r軽荷重、)T、cおい、。
6中2
線ないし基準線M(X=0)で内側軌道輪郭に接触し、
この比は、多くの球面ころ軸受にあって約0.98であ
る。
この比は、多くの球面ころ軸受にあって約0.98であ
る。
ころと内側軌道との接触点での荷重が増大するとき、圧
力が、ころ輪郭に沿い所定の態様で分布することは公知
である。
力が、ころ輪郭に沿い所定の態様で分布することは公知
である。
例えば、定曲率の軌道と、ころとの間では、ヘルツ圧力
分布は、下記の等式で表示可能なXの楕円関数である。
分布は、下記の等式で表示可能なXの楕円関数である。
こ\に、P(X)は、接触中心から距離Xにおける圧力
であり、P(0は、接触中心での圧力であり、Xは、接
触中心からの距離であり、11/2は、接触中心からこ
ろの端部への距離である。
であり、P(0は、接触中心での圧力であり、Xは、接
触中心からの距離であり、11/2は、接触中心からこ
ろの端部への距離である。
本発明では、ころ輪郭の曲率半径は、Xが漸増するにつ
れて減小するので、ころ材料は距離Xがころ中線から離
れるにつれ、漸増する比率で除去されていくものと見る
ことができる(ころは直径が小さくなる)。
れて減小するので、ころ材料は距離Xがころ中線から離
れるにつれ、漸増する比率で除去されていくものと見る
ことができる(ころは直径が小さくなる)。
従って、等式■で示されるころと、軌道との接触点に存
在するよりも、Xの漸増に従い急激な圧力の低下がおこ
る。
在するよりも、Xの漸増に従い急激な圧力の低下がおこ
る。
この結果、内側軌道での圧力分布は、ヘルツのものより
も大きいピークを有している。
も大きいピークを有している。
第20a、第20b図を参照されたい。
幾何学的関係1.IIによると、ころ輪郭は、軽荷重で
は、X=Oで外側軌道に接触しない。
は、X=Oで外側軌道に接触しない。
これRγ1
は、X=0では、 〉■であるからであるが。
O
R′0
逆数の−〈lであるため、逆クラウン作用Rγ1
が存在する。
しかしながら、位置X1.X2では。軽荷重下で外側軌
道に接しており、これ等の位置では1次の比率が存在す
る。
道に接しており、これ等の位置では1次の比率が存在す
る。
この比率は、多くの球面ころ軸受で約0.98の所定の
値を有している。
値を有している。
従って、荷重が増加するに従い、位置X1.X2の周囲
の接触面積は、増大してX=Oの周囲に伸び、接触中心
の両側に生じる一対の圧力レベルのために二極天性と言
える圧力分布を形成する。
の接触面積は、増大してX=Oの周囲に伸び、接触中心
の両側に生じる一対の圧力レベルのために二極天性と言
える圧力分布を形成する。
第19a、第19b図を参照されたい。
上述に鑑み1本発明の軸受では、ころ輪郭の外側軌道と
の関係は、外輪の軸心が軸受の軸心と同心状でなくても
、同一に維持されることが明療である。
の関係は、外輪の軸心が軸受の軸心と同心状でなくても
、同一に維持されることが明療である。
従って、軸受は、内、外輪が共通軸心のまわりに回転し
ないときでも、非負のスキュー角度のそのころと共に作
用する。
ないときでも、非負のスキュー角度のそのころと共に作
用する。
その上、ころ輪郭を可変曲率を有するように製造するた
め、内輪は、通常の方法により、一定曲率半径として良
く、容易に製造可能である。
め、内輪は、通常の方法により、一定曲率半径として良
く、容易に製造可能である。
本発明の好適実施例は、対称的な輪郭のころを有する球
面ころ軸受に関して詳細に説明されだが、種々な変形、
変更は、本特許請求の範囲記載の本発明の思想から外れ
ない限り自由である。
面ころ軸受に関して詳細に説明されだが、種々な変形、
変更は、本特許請求の範囲記載の本発明の思想から外れ
ない限り自由である。
また例えば、本発明は、内輪軌道が球形である球面ころ
軸受の他の型式は勿論、リニア軸受に対しても実施でき
る。
軸受の他の型式は勿論、リニア軸受に対しても実施でき
る。
第1図はころの圧力分布の説明図、第2図は球面ころ軸
受の角度的に方向性がある負荷時のころの純転勤点を示
す説明図、第3、第4、第5図は荷重の下で角度的な方
向性のあるころにおける−般的な滑りのパターンと摩擦
力との説明図、第6図はころへのフランジ反力と軌道の
力とを示す第2図と同様な説明図、第7図は代表的な複
列球面ころ軸受の断面図、第8図は特定の曲率半径を有
する弧状軌道と、異なる楕円率を有するころとの負荷時
の接触で生じる法線応力分布の説明図、第9図乃至第1
2図はころの楕円率が増大した際の接触中心線のまわり
の大きなスキューモーメントを示す夫々第1、第3、第
4、第5図と同様な説明図、第13図は特に接触圧力分
布に影響する楕円形ころ輪郭に対して軌道の曲率半径を
変更した効果の説明図、第13a、第14a、第15a
図は夫々正と、零と負とのスキュー角度に位置するころ
によって作用する軸方向に負荷された軸受に生じる特定
の力の略図的な説明図、第13b、第14b、第15b
図は同上の軸受に夫々生じる力の関係を示す単純化され
た力の場の説明図、第13c、第14c、第15c図は
夫々正と、零と負とのころのスキュー角度の第13a、
第14a第15a図の軸受の作用効果を比較する単一こ
ろの負荷の下にある外輪の一部に対する力の平衡を示す
簡単化されたベクトル図、第13d、第14d、第15
d図は第13c、第14C1第15c図の力FNR,に
対して反作用を与える夫々第13a、第14a、第15
a図に示す軸受の外輪のフープ応力の相対的な大きさを
現わす説明図。 第16a、第17a、第18a図は純半径方向荷重の下
で軸受に生じる力の関係を示す第13b、第14b、第
15b図と同様な単純化された力の場の説明図、第16
b、第17b、第18b図は夫々正と、零と、負とのス
キュー角度の同上の軸受の作用の効果を比較する単純化
されたベクトル図、第19a、第19b図は本発明の適
用を示すために選定されたころ軸受形態の外輪の接触点
での二極天性圧力分布の図式的な説明図、第20a。 第20b図は本発明の適用を示すために選定されたころ
軸受形態の内輪の接触点でのピークのある一極大性の圧
力分布の図式的な説明図、第21゜第22図は本発明の
実施例の軸受に現枕る特定の形状寸法関係の説明図で、
図中、10は軸受、11.13は内、外輪、12,14
は内、外側軌道、15はころ、15aはころの軸心、1
6は内、外輪間の環状空間1Mはころの中線、R■、R
oは内外側軌道の曲率半径、Rγ1はころの中央部の曲
率半径、Rγ2.Rγ3はころの端部の曲率半径、Aは
軸受の軸心、FTAは摩擦力の軸方向成分、FNは法線
力、FNAは法線力の軸方向成分を示す。
受の角度的に方向性がある負荷時のころの純転勤点を示
す説明図、第3、第4、第5図は荷重の下で角度的な方
向性のあるころにおける−般的な滑りのパターンと摩擦
力との説明図、第6図はころへのフランジ反力と軌道の
力とを示す第2図と同様な説明図、第7図は代表的な複
列球面ころ軸受の断面図、第8図は特定の曲率半径を有
する弧状軌道と、異なる楕円率を有するころとの負荷時
の接触で生じる法線応力分布の説明図、第9図乃至第1
2図はころの楕円率が増大した際の接触中心線のまわり
の大きなスキューモーメントを示す夫々第1、第3、第
4、第5図と同様な説明図、第13図は特に接触圧力分
布に影響する楕円形ころ輪郭に対して軌道の曲率半径を
変更した効果の説明図、第13a、第14a、第15a
図は夫々正と、零と負とのスキュー角度に位置するころ
によって作用する軸方向に負荷された軸受に生じる特定
の力の略図的な説明図、第13b、第14b、第15b
図は同上の軸受に夫々生じる力の関係を示す単純化され
た力の場の説明図、第13c、第14c、第15c図は
夫々正と、零と負とのころのスキュー角度の第13a、
第14a第15a図の軸受の作用効果を比較する単一こ
ろの負荷の下にある外輪の一部に対する力の平衡を示す
簡単化されたベクトル図、第13d、第14d、第15
d図は第13c、第14C1第15c図の力FNR,に
対して反作用を与える夫々第13a、第14a、第15
a図に示す軸受の外輪のフープ応力の相対的な大きさを
現わす説明図。 第16a、第17a、第18a図は純半径方向荷重の下
で軸受に生じる力の関係を示す第13b、第14b、第
15b図と同様な単純化された力の場の説明図、第16
b、第17b、第18b図は夫々正と、零と、負とのス
キュー角度の同上の軸受の作用の効果を比較する単純化
されたベクトル図、第19a、第19b図は本発明の適
用を示すために選定されたころ軸受形態の外輪の接触点
での二極天性圧力分布の図式的な説明図、第20a。 第20b図は本発明の適用を示すために選定されたころ
軸受形態の内輪の接触点でのピークのある一極大性の圧
力分布の図式的な説明図、第21゜第22図は本発明の
実施例の軸受に現枕る特定の形状寸法関係の説明図で、
図中、10は軸受、11.13は内、外輪、12,14
は内、外側軌道、15はころ、15aはころの軸心、1
6は内、外輪間の環状空間1Mはころの中線、R■、R
oは内外側軌道の曲率半径、Rγ1はころの中央部の曲
率半径、Rγ2.Rγ3はころの端部の曲率半径、Aは
軸受の軸心、FTAは摩擦力の軸方向成分、FNは法線
力、FNAは法線力の軸方向成分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内側軌道と外側軌道との間(こ、夫々軸心のまわり
に回転可能な複数のころを収めてなる球面ころ軸受にお
いて、 上記ころは、その中央横断基準面近傍の中央部分の輪郭
の曲率半径が両端部の輪郭の曲率半径より大きく、 上記内側軌道は、その輪郭の曲率半径が一定で。 かつ上記ころの中央部分の輪郭の曲率半径よりも大きく
、 上記外側軌道は、その輪郭の曲率半径が一定で。 かつ上記ころの中央部分の輪郭の曲率半径よりも小さい
ことを特徴とする球面ころ軸受。 2、特許請求の範囲1に記載の球面ころ軸受であって、
ころの両端部の曲率半径が互いに異なっていることを特
徴とするもの。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US93892678A | 1978-09-01 | 1978-09-01 | |
US000000938926 | 1978-09-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5533983A JPS5533983A (en) | 1980-03-10 |
JPS5834686B2 true JPS5834686B2 (ja) | 1983-07-28 |
Family
ID=25472220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54106731A Expired JPS5834686B2 (ja) | 1978-09-01 | 1979-08-23 | スキユ−制御性を有する球面ころ軸受 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5834686B2 (ja) |
DE (1) | DE2935023C2 (ja) |
FR (1) | FR2434954A1 (ja) |
GB (1) | GB2033494B (ja) |
IT (1) | IT1162535B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004108429A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Nsk Ltd | 円すいころ軸受 |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE365852B (ja) * | 1972-07-07 | 1974-04-01 | Skf Ind Trading & Dev | |
DE3150605C2 (de) * | 1981-12-21 | 1985-01-24 | FAG Kugelfischer Georg Schäfer KGaA, 8720 Schweinfurt | Ein- oder zweireihiges Schrägrollenlager |
JPH03113U (ja) * | 1989-05-22 | 1991-01-07 | ||
GB8922563D0 (en) * | 1989-10-06 | 1989-11-22 | Rhp Bearings Ltd | Improvements in roller bearings |
JP4011677B2 (ja) * | 1997-07-09 | 2007-11-21 | 株式会社ジェイテクト | ころ軸受 |
AU1146799A (en) * | 1997-09-17 | 1999-04-05 | Fag Oem Und Handel Ag | Radial roller bearing |
US6315458B1 (en) | 1998-06-19 | 2001-11-13 | Nsk Ltd. | Roller bearing |
DE19964390B8 (de) * | 1998-06-19 | 2006-08-17 | Nsk Ltd. | Wälzlager |
DE59910054D1 (de) | 1998-10-22 | 2004-09-02 | Ina Schaeffler Kg | Wälzlager |
JP2005090615A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-04-07 | Nsk Ltd | 自動調心ころ軸受および該軸受の加工方法 |
EP1705392B2 (en) | 2003-11-18 | 2016-08-31 | NTN Corporation | Double-row self-aligning roller bearing and device for supporting wind turbine generator main shaft |
DE102006039365B4 (de) | 2006-08-22 | 2018-09-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Radial vorgespanntes Wälzlager |
GB2477556B (en) * | 2010-02-09 | 2012-03-21 | Rolls Royce Plc | A bearing |
CN108757737A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-11-06 | 江苏天驰轴承有限公司 | 一种轴承及其纺锤形的滚动体 |
DE102018120592A1 (de) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Pendelrollenlager |
DE102020119948B4 (de) * | 2020-07-29 | 2022-03-31 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Pendelrollenlager |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5079648A (ja) * | 1973-11-12 | 1975-06-28 | ||
JPS5410144B2 (ja) * | 1974-07-12 | 1979-05-01 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US1789007A (en) * | 1928-03-07 | 1931-01-13 | Leon Karl Oskar | Self-adjusting roller bearing |
US1967650A (en) * | 1932-11-04 | 1934-07-24 | Skf Svenska Kullagerfab Ab | Roller bearing |
DE702175C (de) * | 1938-05-25 | 1941-01-31 | Paul Arnold | Pendelrollenlager |
SE349368B (ja) * | 1970-11-16 | 1972-09-25 | Skf Ind Trading & Dev | |
SE365852B (ja) * | 1972-07-07 | 1974-04-01 | Skf Ind Trading & Dev | |
JPS5761933B2 (ja) * | 1972-07-07 | 1982-12-27 | Esu Kee Efu Andeyusutoriaru Toreedeingu Ando Dev Co Bv | |
JPS5410144U (ja) * | 1977-06-24 | 1979-01-23 |
-
1979
- 1979-06-04 IT IT23237/79A patent/IT1162535B/it active
- 1979-08-15 GB GB7928359A patent/GB2033494B/en not_active Expired
- 1979-08-21 FR FR7921108A patent/FR2434954A1/fr active Granted
- 1979-08-23 JP JP54106731A patent/JPS5834686B2/ja not_active Expired
- 1979-08-30 DE DE2935023A patent/DE2935023C2/de not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5079648A (ja) * | 1973-11-12 | 1975-06-28 | ||
JPS5410144B2 (ja) * | 1974-07-12 | 1979-05-01 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004108429A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Nsk Ltd | 円すいころ軸受 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE2935023C2 (de) | 1983-09-08 |
FR2434954A1 (fr) | 1980-03-28 |
IT7923237A0 (it) | 1979-06-04 |
DE2935023A1 (de) | 1980-03-20 |
GB2033494B (en) | 1983-02-16 |
IT1162535B (it) | 1987-04-01 |
FR2434954B1 (ja) | 1983-06-17 |
GB2033494A (en) | 1980-05-21 |
JPS5533983A (en) | 1980-03-10 |
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