JPH01224522A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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Publication number
JPH01224522A
JPH01224522A JP63045837A JP4583788A JPH01224522A JP H01224522 A JPH01224522 A JP H01224522A JP 63045837 A JP63045837 A JP 63045837A JP 4583788 A JP4583788 A JP 4583788A JP H01224522 A JPH01224522 A JP H01224522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
rotor
ball bearing
clutch
electromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63045837A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kitamura
昌之 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP63045837A priority Critical patent/JPH01224522A/ja
Publication of JPH01224522A publication Critical patent/JPH01224522A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電磁クラッチ、特に自動車のエアコン・コ
ンプレッサ用や過給器用の電磁クラッチに関する。
〔従来の技術〕
−aに、エアコン・コンプレッサや過給器等に用いられ
る車両用電磁クラッチは、車両の性能向上と共に、小形
軽量化・高性能化が要求されてきた。エアコンを例にと
ると、コンプレッサの小形・高出力化に対応して、電磁
クラッチも小形・軽量化、プーリ比の増大化、高速性能
の向上、及びトルクの伝達効率の向上が要求されてきた
そのためには、高速性能及びトルク伝達効率の向上にあ
たっては、トルク伝達系におけるスリップ、具体的には
ベルト・ロータ間のスリップ及びロータ・クラッチハブ
間のスリップを抑制する必要がある。
そこで、従来の技術においては、ベルト・ロータ間のス
リップに対しては、ベルトを複列化したVベルトにした
り、ポリVベルト使用によりベルト張力を増大したりし
て解決している。また、ロータ・クラッチハブ間のスリ
ップに対しては、電磁コイルの容量を増大した上で、ク
ラッチハブの形状の改良等を加えて解決している。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に電磁クラッチのロータの回転支承には。
グリース密封形の玉軸受が用いられている。
その場合、高速回転に加えて、従来の技術におけるトル
ク伝達系のスリップへの′対策であるベルトの高張力化
のため、軸受の玉と軌道面との転がり接触部では高いヘ
ルツ応力を受けることになる。
その結果、軸受材料内に含まれる残留オーステナイトの
ような比較的軟らかい部分が微視的に塑性変形を起し、
上記転がり接触部における玉と軌道面との接触面積を増
大させ、転がり摩擦力の増大。
ひいては軸受内部の発熱の増大を招く。これが電磁クラ
ッチの電磁コイルの発熱やコンプレッサの発熱に加わり
、軸受のグリース寿命の短期化という問題が起きる。
更に、微視的な塑性変形は、結果的に軌道面の面粗さを
悪化させ、その箇所を玉が通過する度に振動が発生し、
特に高速回転時にはその振動は更に大きくなる。その結
果、騒音を発生する上、転走面で油膜切れを起し、軸受
寿命を大きく低下させるのみでなく、ロータとクラッチ
ハブとの摩擦面がスリップを伴ない、異常摩擦を起し、
最悪の場合には、ロータとステータ(電磁コイル)との
干渉によるロックや破損を起す。
〔課題を解決するための手段〕
この発明による電磁クラッチは、熱処理においてサブセ
ロ処理と250℃乃至380℃での焼戻しとを行ない、
残留オーステナイト量が10%以下にした軌道輪を内外
輪の少なくとも一方の軌道輪として用いた玉軸受と、そ
の玉軸受で支承されるロータと、ロータに隣接して設け
られたクラッチハブと、電磁コイルとにより組立てられ
てられている。
〔作  用〕
電磁クラッチにおいて、電磁コイルの励磁によりクラッ
チハブとロータとが係合して回転が伝動されるのである
が、ロータは、ベルトの高張力下で高速回転をする。
その際、高速回転をするロータに組込まれた転がり軸受
の少なくとも一方の軌道輪は、熱処理におけるサブセロ
処理と250℃乃至380℃での焼戻しとによって、残
留オーステナイト量が10%以下に抑えられている。そ
こで、その軌道輪は。
高速回転に加えて、トルク伝達系のスリップへの対策で
あるベルトの高張力のため、軸受の玉と軌道面との転が
り接触部が高いヘルツ応力を受けても、軌道面に微視的
な塑性変形が起きない。従って、転がり摩擦力の増大が
防止され、ひいては軸受内部の発熱の増大も防止され、
その結果、軸受のグリースも劣化しない。更に、微視的
な塑性変形が起きないので軌道面の面粗さは悪化せず、
ひいては9面粗さによる振動の発生も防止され、その結
果、軌道面で油膜切れやロータとクラッチハブとの摩擦
面のスリップも防止される。
〔実 施 例〕
この発明の実施例について説明する。
第1図に示す車両用電磁クラッチは、複列(単列でも可
)の玉軸受1と、それに支承され、摩擦材2が取付けら
れたロータ3と、ロータ3の摩擦材2側に隣接している
クラッチハブ4と、ロータ3を間に介してクラッチハブ
4と対向し、電磁コイル5を備えたステータ6とから組
立てられて構成されている。
玉軸受1は、第2図に示されているように、外輪7、内
輪8、玉9、保持器10及びシール11から組立て構成
されている。
電磁クラッチにおいて、電磁コイル5の励磁によりロー
タ3とクラッチハブ4とが摩擦材2を介して係合して回
転が伝達されるのであるが、ロータ3.即ち玉軸受1は
、ベルトの高張力下で高速回転をする。
第1実施例においては、上記の玉軸受の軌道輪は、高炭
素クロム軸受鋼SUJ 2であり、外輪7及び内輪8.
又はそのいずれか一方が845℃で焼入れ加熱、油冷後
、350℃で焼戻しが行なわれる。
第2実施例においては、上記の玉軸受の軌道輪は、高炭
素クロム軸受11stJJ 2であり、外輪7及び内輪
8.又はそのいずれか一方が845℃で焼入れ加熱、油
冷後、−70°Cでサブゼロ処理がされてから、200
℃で焼戻しが行なわれる。
第3実施例においては、第2実施例における焼戻し温度
を230℃にする。
なお、この発明におけるサブゼロ処理及び高温焼戻しは
、残留オーステナイトの)ルチンサイトへの変態という
ような組織変化を問題視しているのではなく、残留オー
ステナイトの特性自体を問題視して行なわれるものであ
る。
上記の各実施例による軌道輪と従来品の軌道輪(高炭素
クロム軸受鋼SUJ 2であり、845℃で焼入れ加熱
、油冷後、180℃で焼戻しが行なわれている)との夫
々の軌道内部(深さ0 、2 mm)の残留オーステナ
イト量をX線回折法により比較測第  1  表 第1表の各軌道輪を電磁クラッチロータに組込んで、 
ベルト張カニ 80Kgf、  ロータ回転数:12.
000rpm、  雰囲気温度=90℃の条件下で運破
壊は、従来品のみに発生し、破壊モードは。
焼付であり、グリースの炭化、保持器の破損及び回転の
ロックという状態であった。
そこで、障害のなかった各実施例におけるグリースの劣
化状態及び軸受の騒音レベルを調査比較すると、それら
の度合は、共に 第1実施例=第3実施例〈第2実施例 という順となった。
この発明における軌道輪の材料は、5UJ2等の高炭素
クロム軸受鋼に限らす5Cr420等の浸炭材でもよい
又、上記電磁クラッチは、東面用に限らずベルトの高張
力下で高速回転する機器に適用できる。
〔発明の効果〕
この発明による電磁クラッチのロータに組込まれた玉軸
受における軌道輪は、残留オーステナイト量が少なく抑
えられているので、高速回転に加えて、トルク伝達系の
スリップへの対策であるベルトの高張力のため、軸受の
玉と軌道面との転がり接触部は高いヘルツ応力を受けて
も、微視的な塑性変形が起きない、即ち、玉と軌道面と
の転がり接触部の接触面積も変化することがない。
従って、転がり摩擦力の増大が防止され、ひいては軸受
内部の発熱の増大も防止され、その結果、軸受のグリー
スも劣化しない。更に、微視的な塑性変形が起きないの
で軌道面の而粗さは悪化せず、ひいては、面粗さによる
振動の発生も防止され。
その結果、軌道面で油膜切れやロータとクラッチハブと
の摩擦面のスリップも防止される。
以上のことから、適用機器の性能向上のために高速化に
加えて、伝達トルク増大に対するベルトの高張力化を計
っても、この発明によれば、電磁クラッチの寿命向上が
もたらされる6
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例における車両用電磁クラッ
チの断面・図。 第2図は、第1図の車両用電磁クラッチにおける玉軸受
の断面部分図である。 1:玉軸受    2:摩擦材   3:ロータ4:ク
ラッチハブ 5:電磁コイル6:ステータ7:外輪  
   8:内輪   9:玉lO:保持器   11:
シール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)玉軸受と、その軸受で支承されるロータと、ロー
    タに隣接して設けられたクラッチハブと、電磁コイルと
    から構成され、前記玉軸受の内外輪の少なくとも一方の
    軌道輪の残留オーステナイト量が10%以下である電磁
    クラッチ
  2. (2)内外輪の少なくとも一方の軌道輪が熱処理におい
    てサブセロ処理と250℃乃至380℃での焼戻しとに
    よって、残留オーステナイトが減少された玉軸受と、そ
    の軸受で支承されたロータと、ロータに隣接して設けら
    れたクラッチハブと、電磁コイルとにより構成された電
    磁クラッチ
JP63045837A 1988-03-01 1988-03-01 電磁クラッチ Pending JPH01224522A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63045837A JPH01224522A (ja) 1988-03-01 1988-03-01 電磁クラッチ

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JP63045837A JPH01224522A (ja) 1988-03-01 1988-03-01 電磁クラッチ

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JPH01224522A true JPH01224522A (ja) 1989-09-07

Family

ID=12730335

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63045837A Pending JPH01224522A (ja) 1988-03-01 1988-03-01 電磁クラッチ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275131A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Ntn Corp 転がり軸受装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62218542A (ja) * 1986-03-19 1987-09-25 Ntn Toyo Bearing Co Ltd 軸受軌道輪

Patent Citations (1)

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