JPH01222177A - 電気冷蔵庫の運転制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は電気冷蔵庫の運転制御方法に係り、更に詳し
くは使用頻度の極めて少ない夜間等における騒音を低減
する運転制御方法に関するものである。

［従　来　例］ 近年、電気冷蔵庫は、マイクロコンピュータにて制御さ
れるようになり、より便利になってきている。また、電
気冷蔵庫はその使用目的に応じて冷凍室、冷蔵室、野菜
室（食品貯蔵室）等に分けられており、各室には圧縮機
および蒸発器を含む冷凍サイクルでその蒸発器にて得ら
れた冷気がファンの回転により供給されるようになって
いる。−方、冷凍室内には温度センサが備えられており
、この冷凍室内にはその検出に応じて上記圧縮機および
ファンモータ装置がＯＮ、ＯＦＦされることにより、上
記冷気が流入される。また、冷蔵室や野菜室にもそれぞ
れ温度センサが備えられており、これら冷蔵室や野菜室
内にはダクトを介した冷気の流入口に設けられたダンパ
ーがその検出温度に応じて開閉されることにより、所定
量の冷気が流入される。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、上記運転制御方法においては、圧縮機とファ
ンモータ装置とが同時にＯＮ、ＯＦＦされ、大きい騒音
の発生原因になっている。この騒音は、ファンを例にし
て説明すると、第４図に示されるように、ファンの回転
数が例えば２４００　ｒｐｍである場合路２９　ｄＢに
なっている。なお、そのＨ１ｌｌ定条件は、電気冷蔵庫
前方１ｍで高さ１ｍの位置におけるものであり、圧縮機
はＯＦＦされている。

したがって、そのファンによる騒音に圧縮機による騒音
が加わると、より大きな騒音が出てしまい、特に寝静ま
った夜間において耳障りとなっていた。

しかし、上記圧縮機ｉよびファンモータ装置を停止させ
るわけにはいかず、各メーカーとも上記騒音を抑える工
夫を行っているのが実情である。

この発明は、夜間等においては電気冷蔵庫の使用頻度が
極めて低く、その夜間等の間各食品貯蔵室に送風する冷
気流量が減ってもそれほど各食品貯蔵室内の温度が上が
らないこと、またファンモータ装置の運転周波数を低く
すると、ファンによる騒音が軽減できることに着目し、
上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は使用
頻度の少ない任意の時間帯における騒音を軽減すること
ができるようにした電気冷蔵庫の運転制御方法を提供す
ることにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、この発明の電気冷蔵庫の運
転制御方法は、圧縮機および蒸発器を含む冷凍サイクル
を有し、この蒸発器にて得られた冷気をファンにて冷凍
室、冷蔵室、野菜室等の各食品貯蔵室に供給する電気冷
蔵庫の運転制御方法において、所定時間のタイマ機能と
、このタイマ機能を動作するための静粛ボタンとが備え
られ、その静粛ボタン操作にて上記タイマ機能を作動し
、上記所定時間の間、上記ファンを回転するファンモー
タ装置の運転周波数を低くするようにしだものである。

［実　施　例］ 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図および第２図において、冷凍室内には冷凍室温度
センサ１が、冷蔵室内には冷蔵室温度センサ２が、野菜
室内には野菜室温度センサ３がそれぞれ配設されている
。これら冷凍室温度センサ１、冷蔵室温度センサ２およ
び野菜室温度センサ３による検出信号と操作パネル４の
操作に応じた信号とが制御装置（ＣＰＵ）５に入力され
ており、またこの制御装置５にはｔ時間（例えば６〜８
時間）のタイマ機能５ａが備えられている。なお、操作
パネル４には、従来同様の急冷凍ボタン４ａ、冷凍室、
冷蔵室および野菜室内の温度をコントロールするための
冷凍室操作ボタン４ｂ、冷蔵室操作ボタン４Ｃおよび野
菜室操作ボタン４ｄ、さらに電気冷蔵庫を静粛運転させ
るための静粛ボタン４８等が設けられている。また、タ
イマ機能５ａは制御装置５がＣＰＵ（マイクロコンピュ
ータ）であれば、ソフトウェアのタイマによる。

上記制御装置５においては、上記冷凍室温度センサ１、
冷蔵室温度センサ２、野菜室温度センサ３からの検出信
号および操作パネル４からの信号に応じて圧縮機６、フ
ァンモータ装置７の制御が行われる。すなわち、第２図
の実線矢印に示されるように、圧縮機６および蒸発器６
ａを含む冷凍サイクルでその蒸発器にて得られた冷気は
、ファン７ａの回転により略直接的に冷凍室内に供給さ
れると共に、ダクト８，８を介して冷蔵室および野菜室
に供給される。それら冷蔵室および野菜室の冷気流入口
には冷蔵室モータダンパー装置９および野菜室モータダ
ンパー装置１０が設けられており、これら冷蔵室モータ
ダンパー装［９および野菜室モータダンパー装置ＩＯは
冷蔵室温度センサ２および野菜室温度センサ３による検
出信号および操作パネル４からの信号に基づいて制御装
置５にて制御され、それぞれのダンパーが開閉されて室
内への冷気流入量が制御される。

次に、上記構成の電気冷蔵庫における運転制御方法を第
３図のフローチャート、第４図の動作チャートに基づい
て説明する・ まず、電源が投入され、電気冷蔵庫の運転が開始される
と、制御装置５にて操作パネル４の設定に応じた温度に
冷凍室、冷蔵室および野菜室内がそれぞれ保持される。

すなわち、冷凍室においては、冷凍室操作ボタン４ｂに
応じて圧縮機６およびファンモータ装置７がＯＮ、ＯＦ
Ｆされ、その室内が所定温度に保持される。また、冷蔵
室および野菜室においては、冷蔵室操作ボタン４Ｃおよ
び野菜室操作ボタン４ｄの操作に応じて冷蔵室モータダ
ンパー装置９および野菜室モータダンパー装置１０がＯ
Ｎ、ＯＦＦされ、それぞれの室内に流入される冷気流量
が制御され、所定温度に保持される。

このように、当該電気冷蔵庫が通常に運転されている状
態（ステップＳＴ　１　）において、静粛ボタン４ｅが
操作されたか否かの判断が行われる（ステップ５Ｔ２）
、その静粛ボタン４ｅがＯＦＦのままである場合、上記
ステップＳＴＩの通常運転が実行され、その静粛ボタン
４ｅがＯＮされた場合、タイマ機能５ａをセットすると
共に、ファンモータ装置７の運転周波数を圧縮機６の制
御と同じインバータ方式により低くする（第４図参照）
。この運転周波数は、例えば通常運転時に１００Ｖ１５
０１１ｚ　（約２５０Ｏｒｐｍ）であるものが７５Ｖ／
４５１（ｚ（約１８０Ｏｒｐｍ）とされる。

続いて、上記静粛ボタン４ｅがＯＦＦにされたか否かの
判断が行われる（ステップ５Ｔ５）。そのＯＦＦ’によ
る静粛解除は、例えば静粛ボタン４ｅを再度操作するこ
とにより行われ、その解除が行われるとステップＳＴＩ
に戻り、上記通常運転が開始される。静粛解除が行われ
ない場合、上記タイマ機能５ａによる所定時間が経過し
たか否かが判断され（ステップ８丁６）、そのタイマ機
能５ａがタイムアツプされるまでファンモータ装置７の
運転周波数（７５Ｖ／４５Ｈｚ）は低くされたままとな
る。すなわち、第４図（Ｃ）に示されるように、ファン
モータ装置７が低周波数で運転されている間、ファン７
ａによる騒音は約２５　ｄＢと低くなり１通常運転時よ
り約４ｄＢ［減される。

続いて、上記タイマ機能５ａがタイムアツプとなると、
当該電気冷蔵庫の静粛運転が解除され、ステップＳＴＩ
に戻って再び通常運転が開始される。

したがって、寝室に入る前に、当該電気冷蔵庫の静粛ボ
タン４ｅｉｉ−ＯＮにすれば、６〜８時間経過後の朝ま
で電気冷蔵庫は上記静粛運転が行われ、その電気冷蔵庫
の発生する騒音が軽減される。

なお、上記実施例におけるタイマ機能４ｅのタイムアツ
プ時間は、操作パネル５にて任意に設定できるようにし
てもよい。そのようにすることで、当該電気冷蔵庫は、
上記夜間帯だけでなく、しかも任意の時間だけ静粛運転
を行えるようになる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、圧縮機および
蒸発器を含む冷凍サイクルを有し、この蒸発器にて得ら
れた冷気をファンにて冷凍室、冷蔵室、野菜室等の各食
品貯蔵室に供給する電気冷蔵庫の運転制御方法において
、所定時間のタイマ機能と、このタイマ機能を動作する
ための静粛ボタンとが備えられ、この静粛ボタン操作に
て上記タイマ機能を作動し、上記所定時間の間、上記フ
ァンを回転するファンモータ装置の運転周波数を低くす
るようにしたので、夜間等の使用頻度が極めて低い時間
帯に電気冷蔵庫を静粛運転し、その発生する騒音を軽減
することができ、しかもその時間帯でも、何時でもその
静粛運転を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示し、運転制御方法が適
用される電気冷蔵庫の概略的ブロック図。 第２図は上記電気冷蔵庫の概略的側断面図、第３図は上
記運転制御方法を説明するためのフローチャート図、第
４図は上記電気冷蔵庫の動作チャート図である。 図中、１は冷凍室温度センサ、２は冷蔵室温度センサ、
３は野菜室温度センサ、４は操作パネル。 ４ａは急冷凍ボタン、４ｂは冷凍室操作ボタン、４ｃは
冷蔵室操作ボタン、４ｄは野菜室操作ボタン、４ｅは静
粛ボタン、５は制御袋［（ＣＰＵ）、５ａはタイマ機能
、６は圧縮機、６ａは蒸発器、７はファンモータ装！、
７ａはファン、８はダクト、９は冷蔵室モータダンパー
装置、１０は野菜室モータダンパー装置でアル・ 特許出願人　　株式会社富士通ゼネラル代理人　弁理士
　　　大　原　　拓　也第１図 第２図 第３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧縮機および蒸発器を含む冷凍サイクルを有し、
   該蒸発器にて得られた冷気をファンにて冷凍室、冷蔵室
   、野菜室等の各食品貯蔵室に供給する電気冷蔵庫の運転
   制御方法において、 所定時間のタイマ機能と、該タイマ機能を動作するため
   の静粛ボタンとが備えられ、該静粛ボタン操作にて前記
   タイマ機能を作動し、前記所定時間の間、前記ファンを
   回転するファンモータ装置の運転周波数を低くするよう
   にしたことを特徴とする電気冷蔵庫の運転制御方法。
2. （２）前記ファンモータ装置の運転周波数は前記圧縮機
   と同じインバータ方式により低くするようにした請求項
   （１）記載の電気冷蔵庫の運転制御方法。
3. （３）前記運転周波数は、通常運転時の１００Ｖ／５０
   Ｈｚから７５Ｖ／４５Ｈｚに低くしている請求項（１）
   記載の電気冷蔵庫の運転制御方法。