JPH0122176Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、壁面に設置した間接型照明器具の
支持構造に関するものである。

〔背景技術〕

第３図に従来例を示す。図において、２１は壁
であり、壁２１の前面に断面Ｌ形の支持枠２２が
壁２１に沿つて固設されている。支持枠２２の内
部には照明器具本体２３が固定されている。ラン
プ２４から照射された光は、壁２１や天井（図示
せず）で反射して室内を照らしている。

しかし、このように構成された照明器具の支持
構造によると、支持枠２２の前面部２２ａが邪魔
になつてランプ２４の交換や清掃等のメンテナン
スが困難であつた。

〔考案の目的〕

この考案の目的は、ランプの交換や清掃等のメ
ンテナンスが容易に行え、かつ組立て作業性の良
い照明器具の支持構造を提供することである。

〔考案の開示〕

この考案の照明器具の支持構造は、壁面に沿つ
て配設し上面に照明器具本体を設置した台と、こ
の台の前面に沿つて立ち上がつた遮光板とを備
え、前記台の上面に両フランジ片の並び方向を台
の奥行き方向に合わせてＵ字形の固定部材を固設
し、この固定部材の後方のフランジ片を前記壁に
固定し、前記遮光板の後面に水平断面ハツト形の
遮光板取付部材を設け、この遮光板取付部材と前
記遮光板の後面とで囲まれた空間内に前記固定部
材の前方のフランジ片を差し込んだものである。

この考案の一実施例を第１図および第２図に基
づいて説明する。図において、１は壁であり、２
は板状の台である。台２の上面には、ウエブ片３
ｃの長手方向すなわちフランジ片３ａ，３ｂの並
び方向を台２の奥行き方向に合わせてＵ字形鋼か
らなる固定部材３が固設されている。なお、固定
部材３は、台２の長手方向に複数個設けられてい
る。台２は、固定部材３の後方のフランジ片３ａ
を壁１に固着具で固定して壁１に沿つて固設され
ている。４は、台２の前面に沿つて立ち上がり形
成する遮光板である。遮光板４は、後面の下部が
幅方向に伸びて切欠かれており、かつ後面に固定
部材３に対峙して複数個の遮光板取付部材５が設
けられている。遮光板取付部材５は、１枚の平金
物片の途中を凸状に折り曲げて水平断面ハツト形
に形成したものであり、遮光板４の後面との間に
空間６が形成されている。遮光板４は、固定部材
３の前方のフランジ片３ｂを空間６を挿入し、か
つ下部の切欠部４ａを台２の前面に嵌め合わせて
着脱自在に台２に取付けられる。また、台２の上
面には、照明器具本体７が固設されている。ラン
プ８から照射された光は壁１や天井（図示せず）
で反射して室内を照らす。

このように構成された照明器具の支持構造によ
ると、遮光板４を取付すことによつて、ランプ８
の交換や清掃等のメンテナンスが容易に行える。

また、遮光板４の取付けは、空間６内にフラン
ジ片３ｂを差込んで遮光板４を落とし込むだけで
よく、逆に取外しも遮光板４を持ち上げるだけで
簡単に外れ、遮光板４の着脱が容易に行え組立て
作業性が良い。

〔考案の効果〕

この考案によれば、遮光板が着脱自在であるた
め、ランプの交換や清掃等のメンテナンスが容易
に行え、かつ遮光板の着脱が容易で組立て作業性
が良いという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例の分解斜視図、第
２図はその側面図、第３図は従来例の側面図であ
る。 １……壁、２……台、３……固定部材、３ａ，
３ｂ……フランジ片、３ｃ……ウエブ片、４……
遮光板、５……遮光板取付部材、６……空間、７
……照明器具本体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 壁面に沿つて配設し上面に照明器具本体を設置
   した台と、この台の前面に沿つて立ち上がつた遮
   光板とを備えた照明器具の支持構造において、前
   記台の上面に両フランジ片の並び方向を台の奥行
   き方向に合わせてＵ字形の固定部材を固設し、こ
   の固定部材の後方のフランジ片を前記壁に固定
   し、前記遮光板の後面に水平断面ハツト形の遮光
   板取付部材を設け、この遮光板取付部材と前記遮
   光板の後面とで囲まれた空間内に前記固定部材の
   前方のフランジ片を差し込んだことを特徴とする
   照明器具の支持構造。