JPH0122016Y2 - - Google Patents

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JPH0122016Y2
JPH0122016Y2 JP1981158813U JP15881381U JPH0122016Y2 JP H0122016 Y2 JPH0122016 Y2 JP H0122016Y2 JP 1981158813 U JP1981158813 U JP 1981158813U JP 15881381 U JP15881381 U JP 15881381U JP H0122016 Y2 JPH0122016 Y2 JP H0122016Y2
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JP
Japan
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case
intake port
hollow part
air
wall
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JP1981158813U
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JPS5864957U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/44Heat exchange systems

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえばビル等の多層式の建物の
外壁に、上下に隣接する2つの階にまたがつて配
置される太陽熱利用暖房兼換気装置に関する。
従来の技術 従来、太陽熱利用の暖房兼換気装置としては、
建物の1つの部屋の外側壁外面に取付けられ、か
つ外側壁にあけられた排気口および排気口の下方
にあけられた吸気口を含むように所定範囲を囲む
枠体と、枠体の前端を覆う透明板とを備えたもの
が知られている(特開昭55−14453号参照)。
この装置では、枠体に囲まれた部分において外
側壁外面に黒色板が取付けられて枠体内が集熱通
路となつている。また、排気口および吸気口には
シヤツタが設けられているとともに、透明板の上
端部にも開閉扉が設けられている。そして、暖房
に供するときには、両シヤツタを開くとともに開
閉扉を閉じておくと、部屋の下端部の空気が吸気
口を通つて集熱通路内に入り、ここを通過する間
に加熱されて、排気口から部屋の上端部内に入
り、部屋内を暖房する。また、暖房を必要としな
い場合には、排気口のシヤツタを閉じるとともに
吸気口のシヤツタおよび開閉扉を開くことによ
り、部屋内の下端部の空気を屋外に排出して換気
する。
考案が解決しようとする課題 外側壁には通常窓が設けられるので、上記のよ
うな装置は、実際には窓下方の腰壁部にしか設け
ることができず、集熱通路を長くはとれない。し
たがつて、暖房のさいにはここを通る間に十分に
加熱されないという問題があつた。また、換気の
さいには、部屋の下端の空気が排出されるだけ
で、最も暖められ、かつ汚れた部屋内上端部の空
気を全く排出することができないという問題があ
つた。
この考案の目的は、上記問題を一挙に解決した
太陽熱利用暖房兼換気装置を提供することにあ
る。
この明細書において、前とは屋外側を指し、後
とは屋内側を指すものとする。
課題を解決するための手段 この考案による太陽熱利用暖房兼換気装置は、
上記の目的を達成するために、多層式の建物の壁
に、上下に隣接する2つの階にまたがつて配置さ
れる太陽熱利用暖房兼換気装置であつて、全体が
ケースよりなり、ケース前壁が透明表板と前面に
太陽熱吸収膜を有する集熱板とで構成され、ケー
ス後壁が断熱材で形成されており、ケース前壁の
上端部にケース中空部と屋外とを通じる外排気口
が設けられ、ケース後壁の上端部、高さの中間部
および下端部に、それぞれケース中空部と上層階
の屋内、ケース中空部と上層階の屋内下端部、お
よびケース中空部と下層階の屋内上端部とを通じ
る上部内排気口、中間部内吸気口および下部内吸
気口が設けられ、ケース中空部内に、中間部内吸
気口から下部内吸気口のすぐ上までのびかつケー
ス中空部内の下端部に開口する空気通路が形成せ
られるように垂直断面逆L形の断熱材製仕切壁が
中間部内吸気口とケース中空部内下端部とを連通
せしめる空気通路が設けられ、全排気口および吸
気口は、それぞれダンパを備えているものであ
る。
作 用 この考案による太陽熱利用暖房兼換気装置は、
上述のような構成を有するので、冬季つぎのよう
にして屋内暖房に供せられる。すなわち、日中外
排気口および下部内吸気口のダンパを閉じ、上部
内排気口のダンパを開いておく。このとき、中間
部内吸気口は開状態である。屋外からの太陽光線
は、集熱板の太陽熱吸収膜に当たり、その結果、
熱をよく吸収するこの太陽熱吸収膜の作用によ
り、ケース中空部内の空気を加熱する。一方上層
階の屋内下端部の空気は中間部内吸気口から空気
通路を通つてケース中空部内下端部に入り、ケー
ス中空部内を上昇する。ケース中空部内を通過す
る間に加熱された空気は上部内排気口から上層階
の屋内に入る。屋内とケース中空部内との間で、
このようにして空気が循環し、屋内が暖房され
る。
この太陽熱利用暖房兼換気装置は、夏季つぎの
ようにして屋内の換気に供せられる。すなわち、
外排気口および下部内吸気口のダンパを開き、上
部内排気口のダンパを閉じておく。このとき、中
間部内吸気口は閉状態である。すると、下層階の
屋内上端部の熱く汚れた空気は、下部内吸気口か
らケース中空部内に入り、ここを通過して外排気
口より屋外に排出される。
実施例 この考案を、以下図面を参照して説明する。図
面には、この考案による太陽熱利用暖房兼換気装
置1が、多層式の建物の窓Wを備えたカーテンウ
オールに組込まれて用いられている場合が示され
ている。
図示の太陽熱利用暖房兼換気装置1は、多層式
の建物の壁に、上下に隣接する2つの階にまたが
つて配置されるものであつて、全体がケース2よ
りなり、ケース前壁3が透明表板4と前面に太陽
熱吸収膜5を有する集熱板6とで構成され、ケー
ス後壁7が断熱材で形成されており、ケース前壁
3の上端部にケース中空部8と屋外Oとを通じる
外排気口9が設けられ、ケース後壁7の上端部、
高さの中間部および下端部に、それぞれケース中
空部8と上層階の屋内I、ケース中空部8と上層
階の屋内I下端部、およびケース中空部8と下層
階の屋内I上端部とを通じる上部内排気口10、
中間部内吸気口11および下部内吸気口12が設
けられ、ケース中空部8内に、中間部内吸気口1
1から下部内吸気口12のすぐ上までのびかつケ
ース中空部8内の下端部に開口する空気通路13
が形成せられるように垂直断面逆L形の断熱材製
仕切壁21が中間部内吸気口11とケース中空部
8内下端部とを連通せしめる空気通路13が設け
られ、全排気口および吸気口9〜12は、それぞ
れダンパ14〜16を備えているものである。
ケース2はアルミニウム製で、その形状は、図
示のように、正面からみて方形であり、側面から
みて偏平な縦長方形状の戸袋に類似した形状であ
る。集熱板6には、アルミニウム板、鋼板などの
金属板が用いられる。太陽熱吸収膜5は、たとえ
ば集熱板6自体に太陽熱選択吸収膜処理を施すこ
とにより形成してもよいが、太陽熱選択吸収膜処
理がなされたアルミニウム箔またはアルミニウム
薄板を接着剤または粘着剤により集熱板6に貼付
けるのが便利である。とくに、片面に太陽熱選択
吸収膜処理がなされ、他面に粘着剤が塗布されか
つこの面が離型紙てで覆われたコイル状のアルミ
ニウム箔を用意し、これを集熱板6の表面面積に
合致する寸法に裁断して用いるのが最適である。
また、場合によつては、アルミニウム蒸着合成樹
脂フイルムに太陽熱選択吸収膜処理したものも用
いられる。なお、太陽熱選択吸収膜は平滑である
のが一般的であるが、表面積を大きくするため
に、これが縦断面波状となされる場合がある。太
陽熱選択吸収膜の特性は、太陽光吸収率αが0.85
以上、放射率εが0.3以下のものがよい。集熱板
6の内面には白色塗装や黒色塗装を施すなどして
放熱膜17が形成されている。とくに集熱板6が
アルミニウム板からなる場合には、放熱膜17と
して酸化皮膜を形成しておいてもよい。また、集
熱板6の内面には放熱効率を上げるために複数の
フインを設けておいてもよい。この場合、フイン
を含めて集熱板の内面に放熱膜が形成される。透
明表板4は透明ガラス板でもよいし透明合成樹脂
板でもよい。透明表板4と集熱板6との間には、
若干の間隔が保たれて保温効果をよくするための
空気層18が形成せられている。ケース2の上水
平部材2aおよび下水平部材2bも、ケース後壁
7および仕切壁21と同様に断熱材で形成されて
いる。断熱材としては、グラスウール、ロツクウ
ールまたはウレタン系およびスチロール系などの
合成樹脂が用いられる。これらの断熱材の内外両
面は金属板で覆われている。ケース後壁7の上層
階に露出した部分の内面には、化粧合板、装飾が
施された金属板などの内装材19が貼着せしめら
れている。上部内排気口10、中間部内吸気口1
1および下部内吸気口12には可動ルーバ20が
具備せしめられている。下部内吸気口12のダン
パ16は、これを開状態にしたときに空気通路1
3の下端開口部を閉じるようになつており、この
ダンパ16が中間部内吸気口11のダンパを兼ね
ている。外排気口9には、図示はしていないが逆
風防止弁を具備せしめておくことが好ましい。図
中、22は断熱仕切壁21の頂部、23は上層階
の床、24は下層階の天井、25は下層階の窓W
の内側に配されるブラインドボツクスを示す。
上記太陽熱利用暖房兼換気装置1の屋内暖房に
供せられるさいの空気循環経路を実線矢印Aで示
し、屋内の換気に供せられるさいの同経路を破線
矢印Bで示す。
考案の効果 この考案による太陽熱利用暖房兼換気装置によ
れば、上述のようにして冬季太陽熱のみで多層式
の建物の屋内の暖房を得ることができ、また同じ
装置により、夏季には、フアンなしで多層式の建
物の屋内の換気を行なうことができる。
すなわち、冬季暖房のさいには、上層階の屋内
下端部の冷たい空気が中間部内吸気口から空気通
路を通つてケース中空部内下端部に入り、ケース
中空部内を上昇するにつれて加熱され、加熱され
た空気がケース上端の上部内排気口から上層階の
屋内に入る。したがつて、空気のケース中空部内
を流れる距離が大きくなり、ケース中空部内を流
れる間に十分に加熱されるので、上層階の屋内を
効率良く暖房できる。一方、換気のさいには、下
層階の屋内上端部の熱く汚れた空気を効率良く屋
外に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示す垂直断面図であ
る。 1……太陽熱利用暖房兼換気装置、2……ケー
ス、3……ケース前壁、4……透明表板、5……
太陽熱吸収膜、6……集熱板、7……ケース後
壁、8……ケース中空部、9……外排気口、10
……上部内排気口、11……中間部内吸気口、1
2……下部内吸気口、13……空気通路、14〜
16……ダンパ、21……仕切壁、I……屋内、
O……屋外。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多層式の建物の壁に、上下に隣接する2つの階
    にまたがつて配置される太陽熱利用暖房兼換気装
    置であつて、全体がケース2よりなり、ケース前
    壁3が透明表板4と前面に太陽熱吸収膜5を有す
    る集熱板6とで構成され、ケース後壁7が断熱材
    で形成されており、ケース前壁3の上端部にケー
    ス中空部8と屋外Oとを通じる外排気口9が設け
    られ、ケース後壁7の上端部、高さの中間部およ
    び下端部に、それぞれケース中空部8と上層階の
    屋内I、ケース中空部8と上層階の屋内I下端
    部、およびケース中空部8と下層階の屋内I上端
    部とを通じる上部内排気口10、中間部内吸気口
    11および下部内吸気口12が設けられ、ケース
    中空部8内に、中間部内吸気口11から下部内吸
    気口12のすぐ上までのびかつケース中空部8内
    の下端部に開口する空気通路13が形成せられる
    ように垂直断面逆L形の断熱材製仕切壁21が中
    間部内吸気口11とケース中空部8内下端部とを
    連通せしめる空気通路13が設けられ、全排気口
    および吸気口9〜12は、それぞれダンパ14〜
    16を備えている太陽熱利用暖房兼換気装置。
JP15881381U 1981-10-23 1981-10-23 太陽熱利用暖房兼換気装置 Granted JPS5864957U (ja)

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JP15881381U JPS5864957U (ja) 1981-10-23 1981-10-23 太陽熱利用暖房兼換気装置

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JP15881381U JPS5864957U (ja) 1981-10-23 1981-10-23 太陽熱利用暖房兼換気装置

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Publication Number Publication Date
JPS5864957U JPS5864957U (ja) 1983-05-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH089889B2 (ja) * 1988-04-25 1996-01-31 株式会社アイジー技術研究所 家 屋
JP7018862B2 (ja) * 2018-09-28 2022-02-14 高砂熱学工業株式会社 ダブルスキンの構造、空調システムおよび空調システムの運転方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5514453A (en) * 1978-07-15 1980-01-31 Tatsumi Kensetsu:Kk Residential building

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JPS5864957U (ja) 1983-05-02

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