JPH01219883A - 車載用ナビゲーションシステムの表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は例えば運転者に道路情報等を与える車載用ナ
ビゲーションシステムの表示装置に関する。

〔発明の背景とその課題〕

周知のように、道路事情に不案内である所を運転する場
合は道路地図を必要とすることが多い。

しかしながら、道路地図を見ながら運転することは非常
に危険であシ、また、目を車外に向けるたびに道路地図
上の曲がシ角や目標物の記憶を失い易い。このような事
情を解決するため、道路地図を運転者の見易い位置で画
面上に表示する表示装置を設置すると共に、道路地図上
の目標点を点灯させ認識し易くしたナビゲーションシス
テムが開発されている。例えば特開昭６０−２５２２１
７号に記載されているような目的地点の方位と自動車の
進行方向の角度差を演算して求め、その演算結果により
自動車の進むべき方向を、運転者の要求に応じて音声に
より伝達もしくは表示するものや、特開昭６１−９５３
８６号に記載されているような運転手側から見た風景を
表示装置上に表示するものが開示されている。

しかしながら従来の技術では、道路地図又は道路情報等
の表示場所は運転者の見易い位置に設置された画面上で
あるため、運転者がその画面を見るためには視線を一旦
フロントガラスを通して見ている実景から画面上へ移し
、運転者が記憶しているその実景と照合しなければなら
ないという問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は上記事情に基すいてなされたものでちゃ、そ
の目的とする所は運転者が視線を表示装置の画面上に移
す事なく道路地図及び道路情報等を見ることの出来る車
載用ナビゲーションシステムの表示装置を提供すること
にある。

〔発明の概要〕

この発明は自動車の走行状態及び位置を検出し、自動車
の現在位置を算出し、表示手段上に自動車の現在位置に
おける道路地図や道路情報を表示するいわゆる車載用ナ
ビゲーションシステムの表示装置において、前記表示手
段上に表示された道路地図を、光ファイバーによって構
成された座標変換手段により遠近法表示の道路地図に座
標変換し、それをＨＵＤ　（ヘッドアップ・デイスプレ
ィ）としてフロントガラス上に運転者が見る実景と同じ
距離間で重ねて投影する投影手段により表示し、運転者
がフロントガラスを通して見える実景に視線を向けたま
まで前記車載用ナビゲーションシステムの表示装置から
の表示を見ることが出来るようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面を参照にしながら説明
する。

第１図において、インターフェイス回路１には自動車の
走行状態や位置などを検出するセンサ部２からの信号が
供給されている。センサ部２は例えば自動車の走行状態
を検出する距離センサ、速度を検出する速度センサ、地
磁気を利用し、進行方向を検出する方位センサなどから
構成されている。

インターフェイス回路１はセンサ部２からの出力信号を
逐次取り入れ、たとえばディジタル信号に変換して制御
部３へ供給している。

記憶装置４には道路地図情報や各種走行条件が蓄積され
ている。

外部入力装置５は例えばキーボードからなシ、例えば運
転者が出発前に目的地の位置などを入力するためのもの
である。制御部３は本ナビゲーションシステムを制御す
る制御部で、例えばマイクロコンピュータ等によって構
成されておジインターフェイス回路１からの信号と記憶
装置４からの道路地図情報や各種走行条件を逐次取シ入
れ演算処理等をおこない自動車の現在の位置における道
路地図や外部入力装置５から入力された目的地までの道
順を示す矢印等の情報を表示装置６へ表示する。

表示装置６は例えばＣＲＴや液晶デイスプレィなどが上
げられる。表示装置６上に表示された道路地図情報は光
ファイバー等を用いた座標変換器７を通して遠近表示さ
れた道路地図に変換し、さらに前記遠近表示された道路
地図を自動車のフロントガラス９上へヘッドアップディ
スプレイとして投射する投射装置８により運転者がフロ
ントガラス９を通して見える実景と同じ距離間で重ね合
わせる。なお、この遠近表示された道路地図は自動車が
前方方向に進むに連れて、また、曲がり角では自動車が
方向転換するに連れて実景と重なった状態を維持したま
まスクロールされて行く様に制御部３より表示装置６に
表示される。

座標変換器７は、例えば第２図（ａ）に示すようにイメ
ージ伝送用のバンドル光ファイバーで構成され、その端
面６Ａにおいてファイバーの密度は均一に束ねられてい
る。そして、第２図（ｂ）において表示装置６の画面上
に表示された道路地図６Ｂの辺６ａ〜６ｂの側が自動車
の進行方向とじたとき、座標変換器７の端面６Ａにおけ
る角７ａ。

７ｂ、７ｃ、７ｄがそれぞれ表示装置６の道路地図６Ｂ
の角６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄに重なるように密着されて
いる。

また、座標変換器７のもう一方の端面８Ａは第２図（ｂ
）に示す表示装置６上の道路地図６Ｂを第２図（ｃ）に
示すような遠近法表示の道路地図に変換できるように配
置する。すなわち、第２図（ａ）において座標変換器７
の端面６Ａ上では辺７ａ〜７ｂと辺７ｃ〜７ｄが等しい
長さであるが、もう一方の端面８Ａ上では、辺７ａ“〜
７ｂ’から辺７ｃ′〜７ｄ’の方に向かうにつれて広が
るように配置される。この広がる割合は運転者が座標変
換器７によって遠近法表示に変換された端面８Ａの道路
地図を投射装置８によ）ヘッドアップディスプレイとし
てフロントガラス９上に投射された第２図（ｄ）の８０
を見たとき、同第２図（ｄ）に示すように実景１１とう
まく重なるように配置する。座標変換器７の辺７ａ〜７
ｄから辺７ａ“〜７ｄ’、辺７ｂ〜７ｃから辺７ｂ’〜
７ｃ“へ広がる割合も同様である。すなわち、８Ａ面に
おける光ファイバーの密度は、辺７ａ’〜７ｂ’から辺
７ｄ’〜７ｃ’に向かうに従って密から疎に変わって行
く。

第３図はこのシステムの全体構成図を示したものである
。表示装置６に表示された道路地図６Ｂを座標変換器７
の端面６Ａに密着させ前記座標変換器７を通して端面８
Ａ上に遠近法表示の地図に変換する。座標変換器７の端
面８Ａはダツシュボードの下に配置され、さらに投射装
置８によりヘンドアツブデイスプレィとしてフロントガ
ラス９上に実景と同じ距離間でその実景と重ねて投影さ
れる。

これにより運転者１２は視線を移動させる事なくナビゲ
ーションシステムからの出力である道路地図を見ること
ができ、わき見運転等の事故を防ぐことが出来る。

〔本発明の効果〕

本発明によれば車載用ナビゲーションシステムからの道
路地図の表示場所がフロントガラス上でしかも実景と重
なった遠近法表示された道路地図のため運転者は前方を
正視したままで視線を動かす事なくナビゲーションシス
テムからの表示や道路地図、進行方向などの情報を見る
ことが出来る。

このため、従来のように別の場所に設置された表示装置
からの道路地図と実景を照らし合わせる必要がなく、表
示装置に視線を移している間に曲がるべき道を通り過ぎ
たり、わき見運転による事故を防ぐことが出来る。

また、表示装置６上の平面的な道路地図を遠近法表示さ
れた道路地図に座標変換する方法として光ファイバーを
使用しているのでソフトウェア的に変換する方法に比べ
刻々と変わる自動車の移動状態の変化にリアルタイムで
変換出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例としてのブロック図を示し、
第２図は光ファイバーを用いた場合の座標変換器の原理
を示し、第３図は本発明の１応用例としての構成図を示
したものである。 １・・・インタフェース回路、２・・・センサ部、３・
・・制御部、４・・・記憶装置、５・・・外部入力装置
、６・・・表示装置、７・・・座標変換器、８・・・Ｈ
ＵＤ投射装置、９・・・フロントガラス。 特許出願人　　株式会社メイテノク 第１図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行状態及び位置を検出する検出手段と、所要の
   道路地図及び道路情報が画像データとして記憶された記
   憶手段と、前記記憶手段からの前記画像データを表示す
   る表示手段と、前記検出手段により検出された走行状態
   及び位置に基づき前記記憶手段より現在位置に対応する
   道路地図を読みだし、前記表示手段に表示する制御手段
   と、前記制御手段に道路情報や目的地などを入力する外
   部入力手段と、前記表示手段からの表示を遠近法表示の
   道路地図に座標変換する座標変換手段と、前記座標変換
   手段から出力された前記遠近法表示に座標変換された道
   路地図をフロントガラスに運転者がフロントガラスを通
   して見る実景と同じ距離間で重なるように投影し、ヘッ
   ドアップディスプレイとして表示する投影手段を具備し
   たことを特徴とする車載用ナビゲーションシステムの表
   示装置。
2. （２）前記座標変換手段は光ファイバーで構成されてい
   る事を特徴とする特許請求の範囲第１項の車載用ナビゲ
   ーションシステムの表示装置。