JPH0784519A - ナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーションシステム

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JPH0784519A
JPH0784519A JP5231164A JP23116493A JPH0784519A JP H0784519 A JPH0784519 A JP H0784519A JP 5231164 A JP5231164 A JP 5231164A JP 23116493 A JP23116493 A JP 23116493A JP H0784519 A JPH0784519 A JP H0784519A
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JP
Japan
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image
user
navigation system
mark
type display
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Application number
JP5231164A
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English (en)
Inventor
Noriko Hanyu
典子 埴生
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH0784519A publication Critical patent/JPH0784519A/ja
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  • Instructional Devices (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 眼鏡型ディスプレイに立体地図を表示すると
ともに、外界を観察可能にする。 【構成】 GPSユニット13は、人工衛星からの電波
信号によって、現在位置を検出し、現在位置に対応する
地図情報をデータベース18から検索し、読みだした
後、それを立体地図を構成する左右の視差情報を含んだ
左目用の画像と、右目用の画像に変換し、それをビデオ
信号にして眼鏡型ディスプレイ4に出力する。眼鏡型デ
ィスプレイ4は左目用の画像を使用者の左目に入射さ
せ、右目用の画像を右目に入射させ、さらに外界の風景
を左右の目に入射させる。使用者は外界の風景を見なが
ら、立体地図を見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外界を見ながら、同時
に地図や交通情報などを見ることができるようにしたナ
ビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲーションシステムは、例え
ばGPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛
星からの電波を捕らえて現在位置を測定し、予め地図情
報を記憶させておいた記憶装置(例えばCD−ROM)
から現在位置に対応する地図情報を読み出し、それをデ
ィスプレイ(例えば液晶ディスプレイ)に表示するよう
にしている。例えばこのナビゲーションシステムを自動
車に搭載し、助手席の人がディスプレイに表示される情
報を見て、それを運転者に音声で伝えるようにすること
で、運転者は迷うことなく目的地へ自動車を走らせるこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のナ
ビゲーションシステムでは、それを自動車に搭載して使
用する場合、運転者自身が運転しながらディスプレイに
表示された地図情報を見るためには、視線を前方(自動
車の進行方向)から離さなければならず、危険を伴うと
いう課題があった。
【0004】また、ディスプレイに表示する情報は予め
記憶装置に記憶させておいた情報だけであるため、例え
ば現在どの道路が混雑しているかといった渋滞情報を表
示することはできないという課題があった。
【0005】さらに、従来のナビゲーションシステムで
は、携帯性や機動性に欠けるため、例えばシューティン
グゲームに利用するなど、エンターテイメント分野への
応用が困難であるという課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、自動車を運転しながら安全に使用すること
ができ、地図情報以外にも様々な情報を表示することが
できるようにし、エンターテイメント分野への応用を可
能にするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のナビゲーション
システムは、 画像データを記憶する記憶手段(例えば
図1のメモリユニット1)と、使用者の現在位置、移動
速度または移動方向のうち、少なくとも1つを検出する
検出手段(例えば図1のGPSユニット13)と、現在
位置、移動速度または移動方向のうち、少なくとも1つ
を表すマークを発生するマーク発生手段(例えば図1の
マーク生成ユニット3)と、前方からの可視光を透過し
ながら、前記記憶手段から供給された画像と、前記マー
ク発生手段が発生したマークのうち、少なくとも一方を
表示する表示手段(例えば図1の眼鏡型ディスプレイ
4)と、検出手段の出力に対応して表示手段に表示する
画像を変化させる変化手段(例えば図1の画像生成ユニ
ット5、6)とを備えることを特徴とする。
【0008】前記ナビゲーションシステムは、進路情報
に関するテキストを発生するテキスト発生手段(例えば
図1のテキスト生成ユニット2)をさらに備えることを
特徴とする。
【0009】前記マーク生成ユニット3は、他の使用者
の現在位置、移動速度または移動方向のうち、少なくと
も1つを表す前記マークを発生し、前記眼鏡型ディスプ
レイ4は、前記メモリユニット1から供給される画像上
の前記他の使用者の対応する位置に前記マークを表示す
ることができる。
【0010】前記眼鏡型ディスプレイ4は、使用者が頭
部に搭載することができる。
【0011】
【作用】上記構成のナビゲーションシステムにおいて
は、メモリユニット1から読み出された地図情報、GP
Sユニット13により検出され、マーク生成ユニット3
により発生された自分若しくは他のシステムの現在位置
を示すマーク、およびテキスト生成ユニット2により発
生された渋滞情報を表すテキストが、外界を見ることが
できる眼鏡型ディスプレイ4に表示される。
【0012】従って、この眼鏡型ディスプレイ4を頭部
に装着することにより、自動車を運転したり、走った
り、若しくは歩いたりしながら、危険を伴うことなくこ
れらの情報を見ることができる。さらに、このナビゲー
ションシステムは、携帯性並びに機動性を有するため、
エンターテイメント分野に応用することが可能となる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明のナビゲーションシステムの
一実施例の構成を示すブロック図である。コントロール
ユニット11は、例えばマイクロコンピュータなどより
構成され、各部を制御し、ナビゲーションシステムとし
ての機能を実行させる。コントロールユニット11に内
蔵されるメモリ12は、ROM若しくはRAM、あるい
はその両方から構成され、例えばナビゲーションシステ
ムのシステムプログラムが予めROMに記憶され、若し
くはメモリユニット1に予め記憶されたアプリケーショ
ンプログラムがRAMにロードされる。また、メモリユ
ニット1は、例えば立体地図情報や透視図情報を記憶し
ている。
【0014】GPSユニット13は、例えばGPS衛星
23からの電波信号を受信し、その信号から現在位置を
表す位置情報を演算し、それをデータバス14を介して
コントロールユニット11へ供給する。
【0015】コントロールユニット11は、GPSユニ
ット13からの位置情報に基づいて、現在位置に対応す
る画像情報(例えば立体地図情報若しくは透視図情報)
を、例えばCD−ROMからなるメモリユニット1より
読み出し、画像生成ユニット5,6へ供給する。
【0016】画像生成ユニット5は、コントロールユニ
ット11の制御により、データバス14を介してメモリ
ユニット1から供給される画像データより左目用のデー
タを分離、生成し、C.Gバッファへ7へ送出する。同
様に、画像生成ユニット6は、メモリユニット1から供
給される画像データより右目用のデータを分離、生成
し、C.Gバッファ8へ送出する。
【0017】C.Gバッファ7は画像生成ユニット5か
ら送られてきた画像を一旦蓄積し、コンバータ9へ送出
する。同様に、C.Gバッファ8は画像生成ユニット6
から送られてきた画像を一旦蓄積し、コンバータ10へ
送出する。
【0018】コンバータ9は、C.Gバッファ7から送
られてきたRGBデータよりなる画像データを、NTS
C方式のビデオ信号に変換し、合成回路15に出力す
る。同様に、コンバータ10は、C.Gバッファ8から
送られてきたRGBデータよりなる画像データを、NT
SC方式のビデオ信号に変換し、合成回路15に出力す
る。
【0019】テキスト生成ユニット2は、例えば道路の
脇に設置された中継器から電波により送られてくる交通
情報を受信する受信器19からデータバス14を介して
供給されるテキスト情報に従って、所定の位置に所定の
テキストを表示するビデオ信号を発生し合成器16へ出
力する。
【0020】また、音声生成ユニット20は、前記交通
情報を受信する前記受信器19からデータバス14を介
して供給される音声情報に従って、所定の音声を発生
し、左のイヤホン21および右のイヤホン22へ出力す
る。
【0021】合成器16は、テキスト生成ユニット2か
ら供給されるビデオ信号と、合成器15より供給される
画像データを表すビデオ信号を合成し、合成器17に出
力する。
【0022】マーク生成ユニット3は、コントロールユ
ニット11の制御により、現在位置に対応する位置にマ
ークを表示するビデオ信号を発生し合成器17へ出力す
る。合成器17は、合成器16から供給される画像デー
タとテキストデータが合成されたビデオ信号と、マーク
生成ユニット3から供給されるビデオ信号を合成し、眼
鏡型ディスプレイ4に供給する。
【0023】眼鏡型ディスプレイ4は、合成器17より
供給されたビデオ信号の左目用の画像を使用者の左目に
入射させ、右目用の画像を使用者の右目に入射させるよ
うになされている。
【0024】図2は、図1に示した眼鏡型ディスプレイ
4のより詳細な構成を示している。この眼鏡型ディスプ
レイ4は、本体31とリング32とにより基本的に構成
され、本体31の裏側には、パッド33が設けられてお
り、このパッド33を使用者の額に押し当て、リング3
2を頭部の後方に回すことで、頂度人が眼鏡をかけるよ
うな感覚で、眼鏡型ディスプレイ4を装着することがで
きるようになされている。
【0025】本体31にはバックライト34が設けら
れ、左右にそれぞれ1つずつ設けられたLCD35、3
6を後方より照明している。左側に設けられたLCD3
5には左目用の画像信号が表示され、右側に設けられた
LCD36には右目用の画像信号が表示される。LCD
35,36に表示された画像は、それぞれ左右のLCD
35,36に対向して設けられたミラー37,38によ
り反射され、さらにハーフミラー39で反射されて、こ
の眼鏡型ディスプレイ4を装着している使用者の左右の
目に入射されるようになされている。このとき、左目用
のLCD35に表示された画像は、使用者の左目に入射
され、右目用のLCD36に表示された画像は、使用者
の右目に入射される。
【0026】左右1対のミラー37,38とハーフミラ
ー39の間には、左右1対の非球面レンズ40,41が
設けられており、左目用のLCD35と右目用のLCD
36に表示された画像を、それぞれ拡大して使用者の目
に結像するようになされている。
【0027】ハーフミラー39の前面には、スモークグ
ラス42が回動自在に設けられている。図2に示すよう
に、スモークグラス42を開放した状態にすると、使用
者はハーフミラー39を介して、必要に応じて外界を見
ることができる。ハーフミラー39により反射されたL
CD35,36の画像を見るか、あるいは外界を見るか
は、使用者がどちらに焦点を合わせるかによって自動的
に選択される。外界を見る必要がないとき、スモークグ
ラス42を閉じてハーフミラー39に外界からの光が入
射しないようにすることで、LCD35,36の画像を
より鮮明に見ることができる。
【0028】リング32の左側面には、ヘッドホンリー
ル43が設けられており、左のイヤホン21のコード4
5を適宜巻取ることができるようになされている。同様
に、リング32の右側面には、ヘッドホンリール44が
設けられており、右のイヤホン22(図示せず)のコー
ド(図示せず)を適宜巻取ることができるようになされ
ている。使用者は、左のイヤホン21と右のイヤホン2
2(図示せず)を介して音声を聞くことができる。
【0029】次に、図1を用いてナビゲーションシステ
ムの動作について説明する。まず、GPSユニット13
が、例えばGPS衛星23からの電波信号を受信する
と、GPSユニット13は、その信号から現在位置を算
出する。算出された現在位置を表す位置情報はデータバ
ス14を介してコントロールユニット11へ供給され
る。
【0030】コントロールユニット11は、GPSユニ
ット13から供給された位置情報に基づいて、それに対
応する画像情報(例えば立体地図情報若しくは透視図情
報)をメモリユニット1から読み出し、それを画像生成
ユニット5,6、テキスト生成ユニット2、マーク生成
ユニット3へデータバス14を介して送出する。
【0031】データバス14を介してメモリユニット1
より供給された画像情報から画像生成ユニット5で左目
用の画像が生成され、C.Gバッファ7へ送られる。C.
Gバッファ7へ送られた画像情報はコンバータ9へ送ら
れ、そこでNTSC方式のビデオ信号に変換され、合成
器15へ供給される。同様に、データバス14を介して
メモリユニット1より供給された画像情報から画像生成
ユニット6で右目用の画像が生成され、C.Gバッファ
8へ送られる。C.Gバッファ8へ送られた画像情報は
コンバータ10へ送られ、そこでNTSC方式のビデオ
信号に変換され、合成器15へ供給される。
【0032】合成器15に送られた左目用の画像情報と
右目用の画像情報を表示するビデオ信号は、ここで合成
され、次に合成器16によりテキスト生成ユニット2で
生成されたテキスト情報を表示するビデオ信号と合成さ
れ、さらに合成器17によりマーク生成ユニット3で生
成されたマーク情報を表示するビデオ信号と合成され眼
鏡型ディスプレイ4に供給される。
【0033】眼鏡型ディスプレイ4に供給されたビデオ
信号は左目用の画像信号と、右目用の画像信号に分離さ
れ、左目用の画像信号は左のLCD35に表示され、右
目用の画像信号は右のLCD36に表示される。左のL
CD35に表示された画像はバックライト34により照
明され、ミラー37、非球面レンズ40、ハーフミラー
39を介して使用者の左目に入射され、一方、右のLC
D36に表示された画像も同様に、バックライト34に
より照明され、ミラー38、非球面レンズ41、ハーフ
ミラー39を介して使用者の右目に入射される。左目用
の画像と右目用の画像には、それぞれ視差に対応する成
分が含まれているため、使用者は両目に入射される虚像
を頭の中で合成し、立体画像として認識することにな
る。
【0034】このようにして、使用者は眼鏡型ディスプ
レイ4により認識される前記立体画像と、ハーフミラー
39を通して入射される外界の風景とを同時に見なが
ら、例えば自動車を運転したり、歩いたり若しくは走っ
たりすることができる。
【0035】図3は、地図情報の取り出し方法を示した
図である。まず、コントロールユニット11とメモリユ
ニット1からなるデータベース18に、地図情報を緯度
および経度に対応させて予め登録しておく。ここで地図
情報は、立体地図を構成するための座標データとするこ
とができる。
【0036】次に、GPSユニット13が、例えばGP
S衛星23(図1)からの電波信号を受信し、その信号
からGPSユニット13の現在位置、即ち緯度と経度を
算出する。それらはデータベース18に送られ、そこで
前記緯度と経度に対応する地図情報が検索され、読み出
された地図情報は左目用のビデオ信号と右目用のビデオ
信号とに変換されて、その合成されたビデオ信号が眼鏡
型ディスプレイ4に送出される。
【0037】図4は、図1のマーク生成ユニット3によ
るマークの作成方法、および地図情報の表示方法を示し
た図である。図4(a)および図4(b)に示した図は
それぞれ眼鏡型ディスプレイ4に表示される画像を示し
ており、その画像は立体地図並びに、現在位置を表す丸
印Aと、移動速度および方向を表す矢印Bとで構成され
ている。図4(b)は、図4(a)の立体地図を反時計
回りに90度回転させた図である。ここで、図4(a)
および図4(b)は便宜上平面図としたが、実際には図
4(a)は、図4(c)に示したような立体画像として
表示され、図4(b)は、図4(d)に示したような立
体画像として表示される。
【0038】まず、GPSユニット13による現在位置
の検出処理を例えば1秒毎に行うようにし、検出された
緯度および経度を例えばメモリ12(図1)に記憶させ
ておく。次に、現在位置を表す緯度および経度と、メモ
リ12に記憶させておいた例えば1秒前の緯度および経
度との差からGPSユニット13の進行方向、即ちナビ
ゲーションシステムを装着した使用者の進行方向および
移動速度が算出される。
【0039】次に、図3を用いて前述した方法で、現在
位置に対応する地図情報をデータベース18から読み出
し、それを眼鏡型ディスプレイ4に立体地図として表示
する。このときに、使用者の進行方向が眼鏡型ディスプ
レイ4上で上向きとなるように、地図情報を変換する
(例えば地図情報を構成する各点の座標を現在位置に対
応する地図上の位置の座標を中心として所定の角度だけ
回転させる)。
【0040】例えば図4(a)に示すように、使用者の
移動速度と進行方向に対応した長さと向きを有する例え
ば矢印Bを現在位置に対応する地図上の位置Aを起点と
して上向きに表示させる。ここで、使用者が自動車を右
折させるなどして、図4(b)に示すように、例えば時
計回りへ90度方向転換した場合、眼鏡型ディスプレイ
4に表示される矢印Bの方向は上向きのままで、地図情
報を反時計回りに90度回転させて(例えば地図情報を
構成する各点の座標を現在位置に対応する地図上の位置
の座標を中心として反時計回りに90度だけ回転させ
て)眼鏡型ディスプレイ4に表示するようにする。
【0041】このようにすることで、眼鏡型ディスプレ
イ4に表示される地図上での使用者の進行方向は常に上
向きとなり、矢印Bは常に上向きとなる。従って、使用
者は、眼鏡型ディスプレイ4に表示される地図と眼鏡型
ディスプレイ4を通して見る外界の風景との対応付けが
容易に行え、現在位置を容易に把握することができ、目
的地へ迷うことなく進むことができる。
【0042】図5は、眼鏡型ディスプレイ4にGPSユ
ニット13、コントロールユニット11、メモリユニッ
ト1などを組み込んで、本発明のナビゲーションシステ
ムを構成した場合の図である。眼鏡型ディスプレイ4の
側面に設置されたGPSユニット13がGPS衛星23
からの電波信号を受信し、現在位置の緯度と経度が算出
された後、同様に眼鏡型ディスプレイ4の例えばGPS
ユニットの反対側の側面に設置されたメモリユニット1
(図示せず)から、現在位置の緯度と経度に対応する地
図情報が読み出され、眼鏡型ディスプレイ4に表示され
るようになされている。
【0043】このように眼鏡型ディスプレイ4と一体化
してナビゲーションシステムを構成することで、システ
ムに携帯性および機動性を持たせるようにすることがで
きる。
【0044】図6は、眼鏡型ディスプレイ4と、GPS
ユニット13、コントロールユニット11およびメモリ
ユニット1などとを分離させて、本発明のナビゲーショ
ンシステムを構成した場合の図である。このような構成
のナビゲーションシステムを例えば自動車に搭載した場
合、図6に示したように、使用者は眼鏡型ディスプレイ
だけを頭部に装着し、GPSユニット13、コントロー
ルユニット11およびメモリユニット1などは自動車に
設置され、自動車に設置されたGPSユニット13が、
例えばGPS衛星23からの電波信号を受信し、現在位
置の緯度と経度を算出した後、同様に自動車に設置され
たメモリユニット1(図示せず)から、現在位置の緯度
と経度に対応する地図情報を読み出し、それをケーブル
51を介して眼鏡型ディスプレイ4に表示するようにな
されている。
【0045】図7は、本発明のナビゲーションシステム
を頭部に装着して、自動車を運転した場合に、眼鏡型デ
ィスプレイ4(図1)を介して、使用者によって認識さ
れる画像を示した図である。自動車のフロントガラスを
通して入射される外界の風景は、使用者が装着する眼鏡
型ディスプレイ4のハーフミラー39(図2)を透過
し、使用者の左右の目に入射する。一方、眼鏡型ディス
プレイ4の左右のLCD35,36(図2)に表示され
た画像は、それぞれ図2を用いて前述した経路を通って
最終的にハーフミラー39を反射して使用者の左右の目
に入射され、立体画像C(図7においては便宜上、平面
画像で表されている)として認識される。
【0046】前記立体画像(虚像)Cは、例えば1メー
トル前方にあるかの如く表示される。従って、使用者は
前方から視線を移動させることなく、ただ目の焦点を変
化させるだけで、前方の風景を見たり、眼鏡型ディスプ
レイ4の立体画像Cを見たりすることができる。
【0047】図8は、例えば複雑な迷路のような建物の
中で、自分の位置と敵の位置を確認しながら、敵を倒し
て進んでいくようなシューティングゲームに利用した場
合の、本発明のナビゲーションシステムの構成を示す図
である。ゲーム参加者は、それぞれ送受信器(図示せ
ず)を備えるようにしたナビゲーションシステムを頭に
装着し、例えばレーザビームを発生するレーザガン61
を携帯する。各々のナビゲーションシステムはGPS衛
星23(あるいは、ゲームを行う空間内の位置データを
出力する同様の装置)からの電波信号を受信して現在位
置を算出し、ID番号と現在位置を表す信号を送信器を
介して他のナビゲーションシステムへ送信する。
【0048】また、各々のナビゲーションシステムのメ
モリユニット1(図1)には、例えば建物の透視図のデ
ータを予め記憶させておき、現在位置に対応する透視図
のデータを読み出し、それを左右の画像データに変換
し、眼鏡型ディスプレイ4(図1)に表示させるように
する。従って、参加者は、建物の透視図を立体的に認識
することができるようになる。ここで、この透視図は、
図4を用いて前述したように、参加者の頭の向きに対応
して回転するようにし、参加者の頭の向いている方向が
常に透視図上で上向きになるようにする。
【0049】図9は、本発明のナビゲーションシステム
を頭部に装着して、シューティングゲームを行った場合
に、眼鏡型ディスプレイ4を介して、使用者によって認
識される画像を示した図である。使用者は、眼鏡型ディ
スプレイ4のハーフミラー39を通して建物の内部を見
ながら、同時に、建物の立体的な透視図(図9のD)を
見ることができる。
【0050】各ナビゲーションシステムから送信された
そのID番号と、その現在位置を示す信号を送受信器を
介して受信した他のナビゲーションシステムは、この信
号に従って、眼鏡型ディスプレイ4に表示された立体的
な透視図の所定の位置に、例えば丸印(図9のE)を表
示する。また、自分自身の現在位置を示す例えば二重丸
(図9のF)を所定の位置(例えばLCDの中央)に表
示するようにする。さらに、丸印Eの例えば下にID番
号を表示して、他のシステムをそれぞれ識別できるよう
にすることもできる。
【0051】透視図上に表示される例えば丸印Eにより
他のナビゲーションシステムを装着したゲーム参加者の
現在位置を認識することができ、透視図上に表示される
例えば二重丸Fにより使用者の現在位置を認識すること
ができるため、使用者は敵若しくは味方が建物の中のど
こにいるのかを知ることができ、それに向かって進み、
相手が敵であればレーザガン61を発射して、敵を倒す
ことができる。他のナビゲーションシステム(他の使用
者)の位置は、それが味方であれば表示し、敵であれば
表示しないようにすることもできる。
【0052】このように、このナビゲーションシステム
をゲーム装置に応用する場合、交通情報に代えて、各使
用者の位置、数などの情報を流すようにすることもでき
る。すなわち、本発明は、各使用者が所定の進路を進む
ことに対して援助を行うものであるから、進路情報を提
供するようにすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明のナビゲーション
システムによれば、記憶手段から読み出された地図情報
などの画像、検出手段により検出され、マーク発生手段
により発生された自分若しくは他のシステムの現在位置
などを示すマーク、およびテキスト発生手段により発生
された交通情報などのテキストが、外界を見ることがで
きる表示手段に表示され、この表示手段を頭部に装着す
るようにしたので、自動車を運転したり、走ったり、若
しくは歩いたりしながら、危険を伴うことなくこれらの
情報を見ることができる。さらに、携帯性並びに機動性
を有することから、これをエンターテイメント分野に応
用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナビゲーションシステムの一実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の眼鏡型ディスプレイ4のより詳細な構成
を示す斜視図である。
【図3】地図情報の読み出し方法を示した図である。
【図4】図1のマーク生成ユニット3によるマークの作
成方法、および地図情報の表示方法を示す図である
【図5】眼鏡型ディスプレイ4にGPSユニット13、
コントロールユニット11、メモリユニット1などを組
み込んだ場合の、本発明のナビゲーションシステムの構
成を示す図である。
【図6】眼鏡型ディスプレイ4とGPSユニット13、
コントロールユニット11およびメモリユニット1など
とを分離させた場合の、本発明のナビゲーションシステ
ムの構成を示す図である。
【図7】本発明のナビゲーションシステムを頭部に装着
して、自動車を運転した場合に、眼鏡型ディスプレイ4
を介して、使用者によって認識される画像を示した図で
ある。
【図8】シューティングゲームに利用した場合の、本発
明のナビゲーションシステムの構成を示す図である。
【図9】本発明のナビゲーションシステムを頭部に装着
して、シューティングゲームを行った場合に、眼鏡型デ
ィスプレイ4を介して、使用者によって認識される画像
を示した図である。
【符号の説明】
1 メモリユニット(記憶手段) 2 テキスト生成ユニット(テキスト発生手段) 3 マーク生成ユニット(マーク発生手段) 4 眼鏡型ディスプレイ(表示手段) 5,6 画像生成ユニット(変化手段) 7,8 C.Gバッファ 9,10 コンバータ 11 コントロールユニット 12 メモリ 13 GPSユニット(検出手段) 14 データバス 15,16,17 合成器 18 データベース 19 受信器 20 音声生成ユニット 21,22 イヤホン 23 GPS衛星 31 眼鏡型ディスプレイの本体 32 リング 33 パッド 34 バックライト 35,36 LCD 37,38 ミラー 39 ハーフミラー 40,41 非球面レンズ 42 スモークグラス 43,44 ヘッドホンリール 45 コード 51 ケーブル 61 レーザガン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する記憶手段と、 使用者の現在位置、移動速度または移動方向のうち、少
    なくとも1つを検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された現在位置、移動速度また
    は移動方向のうち、少なくとも1つを表すマークを発生
    するマーク発生手段と、 前方からの可視光を透過しながら、前記記憶手段から供
    給された画像と、前記マーク発生手段が発生したマーク
    のうち、少なくとも一方を表示する表示手段と、 前記検出手段の出力に対応して前記表示手段に表示する
    画像を変化させる変化手段とを備えることを特徴とする
    ナビゲーションシステム。
  2. 【請求項2】 進路情報に関するテキストを発生するテ
    キスト発生手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記マーク発生手段は、他の使用者の現
    在位置、移動速度または移動方向のうち、少なくとも1
    つを表す前記マークを発生し、 前記表示手段は、前記記憶手段から供給された画像上の
    前記他の使用者の対応する位置に前記マークを表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーシ
    ョンシステム。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、使用者が頭部に搭載す
    る眼鏡型ディスプレイであることを特徴とする請求項
    1,2または3に記載のナビゲーションシステム。
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