JPH0121951B2 - - Google Patents

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JPH0121951B2
JPH0121951B2 JP3123281A JP3123281A JPH0121951B2 JP H0121951 B2 JPH0121951 B2 JP H0121951B2 JP 3123281 A JP3123281 A JP 3123281A JP 3123281 A JP3123281 A JP 3123281A JP H0121951 B2 JPH0121951 B2 JP H0121951B2
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JP
Japan
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formula
compound
organic solvent
acid
reaction
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JP3123281A
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Nobuji Nakatani
Reiko Inatani
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T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0121951B2 publication Critical patent/JPH0121951B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L3/00Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
    • A23L3/34Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals
    • A23L3/3454Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals in the form of liquids or solids
    • A23L3/3463Organic compounds; Microorganisms; Enzymes
    • A23L3/3526Organic compounds containing nitrogen

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は飲食品の酸化に由来する香味悪化もし
くは劣化、変質、変色などの如き不都合な変化を
防止するのに有用な飲食品(嗜好品を包含する)
用の酸化防止剤に関する。 更に詳しくは、本発明は、合成もしくは天然物
たとえばコシヨウ(胡椒)から分離された下記、 () N−トランス−フエルロイルチラミン、 () N−5−(4−ヒドロキシフエニル)−2E,
4E−ペンタジエノイルピペリジン、 () N−トランス−フエルロイルピペリジン、 () N−5−(4−ヒドロキシ−3−メトキシ
フエニル)−2E,4E−ペンタジエノイルピペリ
ジン、および () N−5−(4−ヒドロキシ−3−メトキシ
フエニル)−2E−ペンテノイルピペリジン より成る群からえらばれた化合物の少なくとも一
種を有効成分として含有することを特徴とする飲
食品用酸化防止剤に関する。 従来、たとえば、油脂、或いは油脂含有食品な
どの酸化による劣化を防止するために、種々の酸
化防止剤が使用されてきた。例えば、ブチルヒド
ロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニ
ソール(BHA)、エリソルビン酸、エリソルビン
酸ナトリウム、dl−α−トコフエロール、没食子
酸プロピルなどの合成酸化防止剤、或いは天然ビ
タミンE、γ−オリザノールなどの天然酸化防止
剤などが実用に供されている。 しかしながら、合成酸化防止剤は比較的強い抗
酸化能を有しているが、安全性の点を含んで天然
物嗜好の趨勢から、天然酸化防止剤の使用が望ま
れている。しかしながら、天然酸化防止剤はその
抗酸化能の点で充分満足し得る効果を示し難いた
め、天然酸化防止剤の開発が種々試みられている
のが実情である。 そのような天然酸化防止剤開発の試みの一例と
して、たとえば、シソ科に属する香草系香辛料で
あるローズマリーやセージを、粉末香辛料の形態
や抽出物の形態などで利用する提案や試験した報
告が数多く知られている(たとえば、特公昭53−
9595号、特開昭55−18435号、特開昭55−18436
号、特開昭55−18437号、特開昭55−102508号、
「調理科学」Vol.11、No.2、第55〜59頁、1978、
「油化学」第26頁、第12号、第8〜18頁、1977
等)。 更に、たとえばブラツクペツパー、ホワイトペ
ツパーの如きコシヨウ科に属する種子系香辛料に
ついても、粉末香辛料の形態や抽出物の形態など
で、その酸化防止能についての検討に関して、上
記「調理科学」や「油化学」に報告されている。 これらの報告によれば、コシヨウ科に属する種
子系香辛料の抗酸化能は極めて不満足なもので抗
酸化性がないか、あつてもその効果は著るしく弱
いことが報告されている。 更に、上記「油化学」に記載された研究総括に
よれば、すべての香辛料が抗酸化性を示すのでは
なく、抗酸化性の悪いものがある上に、香辛料中
に含有されているトコフエロールの量は少なく、
香辛料の抗酸化性の強さと香辛料のトコフエロー
ル含有量とは一致しないこと、更に、多くの香辛
料の抗酸化性物質はほとんど明らかにされておら
ず、抗酸化性物質が抽出、分離、確認され、又は
されつつあるものは、前述のローズマリーとセー
ジぐらいのものであることが記載されている。 本発明者等は、天然源の飲食品用酸化防止剤で
あつて合成酸化防止剤に匹敵し得る酸化防止効果
を示す酸化防止剤を開発すべく研究を行つてき
た。 その結果、天然コシヨウから分離できるN−ト
ランス−フエルロイルチラミン()、N−5−
(4−ヒドロキシフエニル)−2E,4E−ペンタジ
エノイルピペリジン()、N−トランス−フエ
ルロイルピペリジン()、N−5−(4−ヒドロ
キシ−3−メトキシフエニル)−2E,4E−ペンタ
ジエノイルピペリジン()、およびN−5−(4
−ヒドロキシ−3−メトキシフエニル)−2E−ペ
ンテノイルピペリジン()の5種類のフエノー
ル性アミド化合物が飲食品の酸化防止に優れた作
用効果を示し、その効果は、合成酸化防止剤
BHTやBHAに匹敵することを発見した。上記
()化合物はまた、ナス科植物の根やタバコ植
物の葉からも分離でき〔Physiol.Veg.15、429
(1977):Agr.Biol.Chem.42、623(1978)〕、同様
に利用できる。 前述のように、コシヨウ科に属する種子系香辛
料について、その粉末香辛料の形態や抽出物の形
態での酸化防止効果は、極めて不満足なものであ
るという多くの実験報告の結果からみて、該コシ
ヨウ粉末やその抽出物から分離できる上記()
〜()のフエノール性アミド化合物が示した優
れた酸化防止効果は、全く予想外且つ驚くべき事
実であつた。更に、コシヨウの抽出調製品のよう
な原料に由来する臭や味を伴うトラブルがなく且
つ少ない使用量で、優れた飲食品用酸化防止効果
を発揮することがわかつた。 従つて本発明の目的は、夾雑物による異味、異
臭を伴わず、且つすぐれた抗酸化性を有する飲食
品用の酸化防止剤を提供することにある。 本発明の上記目的及び更に多くの他の目的なら
びに利点は、以下の記載から一層明らかとなるで
あろう。 本発明で用いる有効成分である天然物たとえば
コシヨウから単離できる前記()〜()のフ
エノール性アミド化合物は、セージやローズマリ
ーから単離された苦味成分であるピクロサルヴイ
ン、カルノゾール、カルノジツク酸などは、全く
異つた化学構造を有する化合物であつて、ホワイ
トペツパー(白コシヨウ)中にその存在が確認さ
れた〔年和54年度農芸化学大会講演要旨p.387、
昭和55年度農芸化学大会講演要旨p.223、および
Agricultural and Biological Chemistry44(12)
2831(1980)などの文献に記載されている〕天然
源化合物である。更に、これら化合物は合成も可
能である。又、前記()化合物はナス科植物の
根やタバコ植物の葉からも分離でき、同様に利用
できる。 該()〜()のフエノール性アミド化合物
は、下記式で示すことができる。 本発明の飲食品用酸化防止剤の有効成分として
用いる上記()〜()のフエノール性アミド
化合物は、天然物、たとえば、コシヨウもしくは
コシヨウ・オレオレジンから分離採取することが
できる。 なお、本発明において、コシヨウ・オレオレジ
ンと称するのは、コシヨウ(Piper nigrum L.)
の果実の乾燥粉砕物に、アセトン、n−ペンタ
ン、n−ヘキサン、メチレンクロライド、エチレ
ンジクロライド、メタノール、エタノール、イソ
プロパノールなどの如き有機溶剤を加えて抽出し
た後、有機溶剤層を分離し、常圧乃至減圧下で該
有機溶剤を留去させるなどの手段で得られる粘稠
な樹脂状物質のことである。 本発明で利用する()〜()のフエノール
性アミド化合物の分離採取は、種々の手法で行う
ことができる。 このような手段としては、例えば、コシヨウの
果実を乾燥粉砕物、もしくはコシヨウオレオレジ
ンを有機溶剤で処理し、不溶性成分を分離した有
機溶剤相を、たとえば重炭酸塩水溶液で処理し、
次いで該有機溶剤相をアルカリ水溶液で処理し、
該アルカリ水溶液相のPHを中性乃至酸性に調整
し、次いで有機溶剤で抽出することにより、該フ
エノール性アミド化合物の複数種を含む分離物を
取得することができる。 なお、最初の有機溶剤処理および/または重炭
酸塩水溶液処理は、これを省略することもでき
る。 上記の態様によれば、例えばコシヨウ粉末に約
1乃至約30倍重量の有機溶剤を加え、室温乃至使
用した有機溶剤の沸点温度で約10分乃至約15時間
撹拌し、もしくはコシヨウオレオレジンに約0.5
乃至約20倍重量の有機溶剤を加え、必要ならば加
熱しながら撹拌し、次いで遠心分離、過などの
手段によつて不溶性成分を分離除去する。この処
理に利用する有機溶剤の例としては、例えばn−
ペンタン、n−ヘキサン、メチレンクロライド、
エチレンジクロライドなどの水不溶性有機溶剤を
例示することができる。 該有機溶剤相に約0.1乃至約50倍重量の約0.1乃
至飽和状態の重炭酸塩水溶液を加え、室温乃至使
用した有機溶剤の沸点温度で約1分乃至約10時間
撹拌する。この処理に利用する重炭酸塩の例とし
て、例えば炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、これらの併用などを例示することができる。 重炭酸塩水溶液を分離後、有機溶剤相に約0.1
乃至約50倍重量の約0.1乃至約30%のアルカリ水
溶液を加え、室温乃至使用した溶剤の沸点温度で
約1分乃至約10時間撹拌する。この処理に利用す
るアルカリの例としては、例えば水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、これらの併用等を例示することができ
る。 有機溶剤相を分離除去後、該アルカリ水溶液相
のPHを中性乃至酸性側、好ましくはPH5以下に調
節する。PHの調節剤の例としては、例えば塩酸、
硫酸、リン酸、酢酸、乳酸、クエン酸などの如く
無機もしくは有機酸類を例示することができる。 このPH調整した系を、上述の如き水不溶性有機
溶剤で抽出する。かる抽出操作は、例えばPH調整
した系の約0.1乃至約30倍重量の有機溶剤をを添
加して、室温乃至使用した溶剤の沸点温度で約1
分乃至約5時間撹拌することにより行うことがで
きる。 有機溶媒抽出操作後、有機溶媒相とアルカリ水
溶液相とを分離し、更に有機溶媒相を大気圧乃至
減圧下で蒸留して溶剤を留去させることにより、
複数種のフエノール性アミド化合物の混合物を取
得することができる。 更に該フエノール性アミド化合物を、夫々、単
独に取得したい場合は、上述の態様で得た複数種
のフエノール性アミド化合物の混合物を、シリカ
ゲルカラムを用いて、メチレンクロライドとメタ
ノールとの99:1(V/V)の混合溶剤で溶出さ
せることにより分離取得することができるが、工
業的には上述の混合物の形態で使用する方が有利
である。 更に、本発明で用いる()〜()のフエノ
ール性アミド化合物は、以下のようにして合成す
ることができ、天然物たとえばコシヨウから前述
の如き手段で分離された()〜()のフエノ
ール性アミド化合物と同様に本発明において利用
できる。合成手段としては、式()化合物およ
び式()化合物の合成法については、すでに本
発明者等を包含する発表者等により発表された文
献(Agricultural and Biological Chemistry44、
2831(1980)に詳細に記載され、該方法により容
易に合成することができる。又、式()〜
()の化合物については、以下に、その合成手
段を例示する。 (1) 式()N−トランス−フエルロイルピペリ
ジンの合成 本発明で用いる式()化合物の製造工程図
を示すと下記の通りである。 上記方法は、入手容易な式(1)で表わされるフ
エルラ酸をハロゲン化剤の存在下にハロゲン化
し、形成された式(2)で表わされるフエルラ酸ハ
ライドをピペリジンと反応せしめることにより
行うことができ、式()で表わされるN−ト
ランス−フエルロイルピペリジンを高収率で容
易に製造することができる。以下にその態様に
ついて述べる。 上記式(2)で表わされるフエルラ酸ハライドを
合成するには、前記式(1)化合物を、有機溶媒
中、ハロゲン化剤の存在下にハロゲン化すれば
容易に合成できる。ハロゲン化剤としては、例
えばチオニルクロライド、チオニルブロマイ
ド、三塩化リン、五塩化リン、塩化オキザリル
などを例示することができる。使用する有機溶
媒としては、例えば、ベンゼン、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンなどを単独もしくは二種以
上混合して使用でき、好ましくは乾燥溶媒が良
い。ハロゲン化剤の使用量は、前記式(1)化合物
1モルに対し、例えば約1〜約10モル倍程度の
範囲で使用でき、好ましくは約1〜5モル倍の
範囲が良い。反応温度および反応時間は使用す
る溶媒種によつても適宜に変更でき、例えば約
20゜乃至溶剤の沸点温度で約30分〜5時間程度
の範囲を挙げることができる。 本発明で利用する式()の化合物を合成す
るには、前記式(2)化合物に有機溶媒の存在下に
ピペリジンと接触せしめることにより容易に製
造することができる。該反応に使用するピペリ
ジンの使用量は、前記式(2)化合物1モルに対
し、例えば約1〜約10モル倍の範囲、好ましく
は約1〜3モル倍程度の範囲を例示することが
できる。使用する有機溶媒の具体例としては、
テトラヒドロフラン、ベンゼン、ジオキサン、
四塩化炭素などを挙げることができ、これらの
溶媒は乾燥溶媒が好ましい。反応温度および反
応時間は使用する溶媒種などにより適宜に変更
できるが、例えば約20゜乃至溶剤の沸点温度で
約1〜24時間程度の範囲を例示することができ
る。反応終了後、有機溶媒を除去し、残渣を適
当な溶媒で抽出し、溶媒層を塩酸水溶液、重炭
酸塩水溶液で順次処理し、溶媒を除去後、ベン
ゼンで再結晶して融点135゜〜136℃を有する白
色の結晶を得ることができる。 (2) 式()N−5−(4−ヒドロキシ−3−メ
トキシフエニル)−2E,4E−ペンタジエノイル
ピペリジンの合成 本発明の前記式()の合成法を工程図で示
すと次の如くである。 本発明方法で用いる前記式()N−5−
(4−ヒドロキシ−3−メトキシフエニル)−
2E,4E−ペンタジエノイルピペリジンを合成
するには、入手容易な前記式(1)ベンジルフエル
ラ酸を原料とし、該化合物を有機溶媒中、ハロ
ゲン化剤と接触せしめて、前記式(2)ベンジルフ
エルラ酸ハライドに導き、一方あらかじめ調整
した還元試薬と前記式(2)化合物と接触せしめて
前記式(3)ベンジルフエルラアルデヒドを合成す
る。次に前記式(3)化合物から前記式(5)N−5−
(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフエニル)
−2E,4E−ペンタジエノイルピペリジンを合
成するには、容易に合成可能な前記式(4)と有機
溶媒中で前記式(3)と縮合反応することにより容
易に合成できる。更に目的物前記式()を合
成するには、前記式(5)化合物を有機溶媒中、酸
触媒の存在下にエーテル結合を開裂せしめるこ
とにより、()化合物を容易に合成すること
ができる。 本発明の前記式(2)化合物を合成するには、前
記式(1)化合物を有機溶媒中、ハロゲン化剤の存
在下にハロゲン化すれば、容易に好収率で合成
できる。該反応に用いるハロゲン化剤として
は、例えばチオニルクロライド、三塩化リン、
五塩化リン、酸化オキザリルなどが例示でき
る。ハロゲン化剤の使用量は、前記式(1)化合物
1モルに対し、例えば約1〜約10倍モルの範囲
で使用でき、好ましくは約1〜約5倍モル程度
である。又反応に用いる有機溶媒としては、例
えばベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどが例示でき、2種以上混合
して用いてもよく、乾燥溶媒が好ましい。溶媒
の使用量は特に制限は無く、広い範囲で使用可
能である。反応温度及び時間は使用する溶媒に
よつても適宜に変更でき、例えば約20゜乃至使
用溶剤の沸点温度で、約20分乃至約5時間程度
の範囲を例示することができる。又、前記式(3)
化合物を合成するには、前記式(2)化合物を有機
溶媒中、還元試薬により還元して、前記式(3)ベ
ンジルフエルラアルデヒドを合成することがで
きる。反応に用いる還元試薬としては、例えば
リチウムトリターシヤリーブトキシアルミニウ
ムハイドライド、ソジウムトリターシヤリーブ
トキシアルミニウムハイドライドなどをあげる
ことができる。還元試薬の使用量は、前記式(2)
化合物1モルに対し、例えば1〜5モルの倍範
囲で使用できる。還元に使用する有機溶媒とし
ては、例えばテトラヒドロフラン、ジグリムな
どを挙げることができ、溶媒の使用量は適宜選
択できる。反応は例えば、約−80゜〜−50℃の
温度範囲で約1〜10時間反応することにより行
なうことができる。反応後は常法に従つて処理
して前記式(3)を得ることができる。 更に、前記式(5)化合物を合成するに際し、あ
らかじめ2−ブロモアセチルピペリジンとトリ
エチルホスフアイトから容易に合成できる前記
式(4)化合物を調整し、前記式(3)化合物と前記式
(4)化合物を有機溶媒中、アルカリの存在下に縮
合反応せしめることにより容易に前記式(5)化合
物を合成することができる。 用いる前記式(4)化合物の使用量は、前記式(3)
化合物1モルに対し、例えば約1〜10モル倍程
度であり、好しくは1〜3モル倍程度の使用量
を例示できる。該反応に用いる有機溶媒として
は、例えば、ジメチルフオルムアミド、ジメチ
ルスルホキサイドなどをあげることができる。
反応は使用する有機溶媒種によつても適宜に選
択できるが、反応温度、例えば、約0℃〜50℃
程度の範囲で行うことができ、反応時間として
は、例えば約1〜24時間程度の範囲を例示する
ことができる。前記式(5)を製造する際に使用す
るアルカリの具体例としては、例えばソジウム
エチラート、ソジウムメチラート、アルミニウ
ムアルコラートなどを挙げることができる。そ
の使用量は前記式(3)化合物に対し、例えば約1
〜5モル倍程度の範囲を例示できる。 更に又、本発明で用いる最終目的化合物前記
式()を合成するに際し、用いられる酸触媒
としては、特に限定されるものではなく式(5)化
合物のエーテル結合を開裂できるものであれば
良く、例えば塩酸、硫酸、リン酸などが例示で
きる。又該反応に用いる有機溶媒としては、例
えば酢酸、プロピオン酸などを挙げることがで
きる。前記酸触媒の使用量は、広い範囲で選択
可能であり、例えば前記式(5)化合物に対し約
0.1〜10重量%程度の範囲を例示できる。有機
溶媒の使用量は特に限定されるものではなく広
い範囲で使用可能である。反応温度及び時間と
しては、例えば、約50゜〜150℃程度の温度範囲
及び約30分〜5時間程度の範囲の反応時間を例
示でき、容易に好収率で前記式()化合物を
合成できる。()化合物の精製は、例えばシ
リカゲルカラムクロマトグラフイー(ベンゼン
−アセトン)により精製して白色結晶の前記式
()化合物(融点118℃)を得ることができ
る。 (3) 式()N−5−(4−ヒドロキシ−3−メ
トキシフエニル)−2E−ペンテノイルピペリジ
ンの合成 本発明で利用できる式()化合物の製造工
程図を下記に示す。 前記式(2)ベンジルジヒドロフエルラ酸エチル
を合成するには、入手容易な前記式(1)のジヒド
ロフエルラ酸エチルを有機溶媒中、アルカリと
ベンジルハライドの存在下に接触せしめること
により式(2)化合物を形成できる。該反応に使用
するベンジルハライドの具体例としては、ベン
ジルブロマイド、ベンジルクロライドなどが例
示できる。ベンジルハライドの使用量は前記式
(1)化合物1モルに対し、例えば、1〜5モル倍
の範囲で使用できる。反応に使用するアルカリ
の例としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム、炭酸カリウム、ソジウムエチラート、炭
酸ナトリウム、炭酸水素カリウムなどを例示す
ることができる。カリウムの使用量としてはベ
ンジルハライド1モルに対し、例えば約1〜5
モル倍程度の範囲を例示できる。有機溶媒とし
ては、例えばアセトン、メチルエチルケトン、
エタノール、メタノール、プロパノールなどを
例示できる。反応温度および反応時間は使用す
る溶媒種によつても異なるが、例えば、約10゜
〜使用溶剤の沸点温度程度の範囲で約1〜10時
間程度の反応条件が好適である。 又前記式(3)ベンジルジヒドロフエルラ酸を合
成するには、前記式(2)化合物を常法に従つてア
ルカリ分解して容易に式(3)化合物を合成でき
る。 更に本発明で利用する目的物質である前記式
()N−5−(4−ハイドロキシ−3−メトキ
シフエニル)−2E−ペンテノイルピペリジンの
形成反応には、前記式(3)化合物を有機溶媒中、
ハロゲン化剤と接触せしめて、前記式(4)ベンジ
ルジヒドロフエルラ酸ハライドを形成せしめ、
次に還元試薬により還元して前記式(5)ベンジル
ジヒドロフエルラアルデヒドを合成する。更に
前記式(5)から前記式(7)N−5−(4−ベンジル
オキシ−3−メトキシフエニル)−2E−ペンテ
ノイルピペリジンを合成するには、容易に合成
可能な前記式(6)化合物と有機溶媒中前記式(5)化
合物と縮合反応せしめることにより合成するこ
とができる。更に又、本発明の目的化合物前記
式()化合物を形成せしめるには、前記式(7)
化合物を有機溶媒中、酸触媒の存在下にエーテ
ル開裂反応せしめることにより容易に合成する
ことができる。前記式()化合物は白色針状
結晶でその融点は78゜〜79℃である。 本発明の前記式(3)化合物から前記式()化合
物の合成(式(3)→(4)→(5)→(7)→())の実施態
様については、前述の式()化合物の合成法
(式(1)→(2)→(3)→(5)→())について述べたと同
様な手段で行うことができるので、その実施態様
については省略する。 以下、参考例により、本発明で用いるフエノー
ル性アミド化合物の製造法の数態様について更に
詳しく例示する。 参考例 1 白胡椒粉砕物2Kgにメチレンクロライド5Kgを
加えて室温で5時間撹拌する。メチレンクロライ
ド相を分離し、常圧下で約300gになるまで濃縮
する。これに5%−炭酸水素ナトリウム水溶液
150gを加えて室温にて30分間撹拌する。静置後
有機溶剤相を分離し、これに5%−水酸化ナトリ
ウム水溶液100gを加えて室温にて30分間撹拌す
る。再び静置してアルカリ水溶液相を分離し、こ
れに5%−塩酸を加えてPHを5以下に調整する。
次いでこの酸性水溶液にメチレンクロライド100
gを加えて室温で30分間撹拌後静置する。有機溶
剤相を分離し、これを減圧下で蒸留してメチレン
クロライドを留去し、()〜()のフエノー
ル性アミド化合物を含む粘稠物質35gを得た。 参考例 2 式()N−トランス−フエルロイルピペリジ
ンの合成 フエルラ酸(0.7g、3.6mmol)の乾燥テトラ
ヒドロフラン:乾燥ベンゼン(2:1、V/V、
15ml)溶液に、チオニルクロライド(1.25g、11
mmol)を加え、2時間還流する。その後溶媒を
留去し、残渣の酸クロライドを乾燥テトラヒドロ
フラン20mlに溶かし、これにピペリジン(1.0ml、
10mmol)を加えて2時間還流する。反応終了
後、濃縮して残渣を酢酸エチルで抽出し、その酢
酸エチル溶液を2N−塩酸、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、食塩水で順次洗浄し、次いで硫酸マ
グネシウムを加えて乾燥する。抽出溶媒を留去し
た後、ベンゼンで再結晶して無色の針状結晶(融
点135〜136℃、0.82g 86.1%)を得た。UV、
IR、PMR、MSより、天然物から単離した化合
物と同一であることを確認した。 参考例 3 式()N−5−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフエニル)−2E,4E−ペンタジエノイルピ
ペリジンの合成。 (イ) 式(3)ベンジルフエルラアルデヒドの合成。 ベンジルフエルラ酸式(1)(14.2g、0.05mol)
の乾燥ベンゼン溶液にチオニルクロリド(5.4
ml、0.75mol)を加える。この混合溶液を2時
間還流する。溶媒を減圧下に留去して酸クロラ
イド式(3)(15.1g)を得る。一方乾燥エーテル
125ml中にリチウムアルミニウムハイドライド
(1.9g、0.05mol)を加えてかきまぜながら懸
濁液を作り、この中に乾燥エーテル45mlに溶か
した無水のt−ブチルアルコール(14ml、
0.15mol)溶液をゆつくりと滴下する。滴下終
了後、かきまぜを止め、沈澱物を沈降させ、上
澄のエーテル層をデカンテーシヨンにより分離
し、残渣にジグリムを加えてリチウムトリ−t
−ブトキシアルミニウムヒドライド溶液50mlを
調製する。このジグリム溶液に、ジグリム40ml
に溶かした酸クロライド式(3)を−60℃を保ちな
がら加える。この反応混合物は室温まで温め
る。次いで反応混合物を氷中に注ぎ、希塩酸で
酸性にする。この混合物をエーテル抽出し、エ
ーテル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して、
溶媒を減圧下に留去する。残渣をシリカゲルク
ロマトカラムを用いてベンゼンで溶出すると、
3.9gの結晶が得られた。これをエタノールで
再結晶して無色の針状結晶を得る。融点90℃、
UV、IR、PMR、MSより構造を確認した。 (ロ) 2−ブロモアセチルピペリジンの合成 2−ブロモアセチルプロマイド(10.1g、
0.05mol)のベンゼン30ml溶液に、乾燥ベンゼ
ン20mlに溶かしたピペリジン(4.9g、
0.05mol)溶液をゆつくり滴下しながら加え
る。そして3時間還流する。反応混合物を氷中
に注ぎ、ベンゼンで抽出する。その後通常の処
理を行つて無色の油(3.85g)を得る。IR、
PMR、MSより構造を確認した。 (ハ) 式(5)N−5−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフエニル)−2E,4E−ペンタジエノイル
ピペリジンの合成 上記で得られた2−ブロモアセチルブロマイ
ド(2.06g、0.01mol)にトリエチルホスフア
イト(1.66g、0.01mol)を、100〜110℃で30
分かけて滴下する。反応温度を30分かけて150
℃に上げ、この温度で1時間保持する。過剰の
トリエチルホスフアイトを留去した後、残渣の
ホスホネートを乾燥ジメチルホルムアミド
(DMF)5mlに溶かし、これにベンジル・フエ
ルラアルデヒド式(3)(2.68g、0.01mol)を乾
燥DMF6.5mlに溶かした溶液と混合する。この
混合物にナトリウムエチラート溶液(アブソリ
ユートエタノール5mlとナトリウム230mgから
調製)を加え0〜5℃で処理する。そして室温
で一晩かきまぜる。反応終了後、混合物を水で
希釈し、ベンゼンで抽出する。ベンゼンを留去
し固体3.79gを得る。これをシリカゲルカラム
クロマト(ベンゼン−アセトン9:1V/V)
で分離精製し、式(5)化合物2.62gを得る。ベン
ゼン−ヘキサンで再結晶して無色の針状結晶を
得る。融点118℃。UV、IR、PMR、MSより
構造を確認した。 (ニ) 式()N−5−(4−ヒドロキシ−3−メ
トキシフエニル)−2E,4E−ペンタジエノイル
ピペリジンの合成 ベンジルアミド式(5)1.88gの酢酸30ml溶液に
濃塩酸15mlを加え、100℃で2時間加熱し、次
いで室温で一晩放置する。この混合物を減圧下
に濃縮した後水を加えジクロルメタンで抽出す
る。溶媒層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
洗浄して酢酸を除き、次いで1N−NaOH液で
抽出する。アルカリ抽出液を希塩酸で酸性にし
た後、ジクロルメタンで抽出する。ジクロルメ
タンを留去し、残渣665mgをシリカゲルカラム
クロマト(CH2Cl2−MeOH99:1、V/V)
で分離精製し、式()化合物406mgを得る。
これをベンゼンで再結晶して、淡黄色の針状結
晶を得る。融点160℃。UV、IR、PMR、MS
より、天然物から単離した化合物と同一である
ことを確認した。 参考例 4 式()N−5−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフエニル)−2E−ペンテノイルピペリジン
の合成 (イ) 式(3)ベンジルジヒドロフエルラ酸の合成 ジヒドロフエルラ酸エチル(23.5g、
0.11mol)のアセトン溶液に、ベンゼンブロマ
イド(22ml、0.18mol)とK2CO3(24.8g、
0.18mol)を加え、2時間還流する。混合物を
過した後、液を減圧下に濃縮する。残渣を
エーテルで抽出し、抽出液を1N−NaOH溶液、
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
次いで溶媒を留去する。残渣を3%メタノール
性KOHで、38℃一晩かけて加水分解する。そ
の後常法に従つて処理して式(3)化合物18.4gを
得る。式(3)化合物をベンゼンで再結晶して無色
の針状結晶を得る。融点、98℃。UV、IR、
PMR、MSより構造を確認した。 (ロ) 式(5)ベンジルジヒドロフエルラアルデヒドの
合成 ベンジルジヒドロフエルラ酸式(3)(18g、
0.063mol)を、参考例3、(イ)ベンジルフエル
ラアルデヒドの合成で述べた方法と全く同一手
段によりシロツプ状のベンジルジヒドロフエル
ラアルデヒド式(5)13.4gを得る。この式(5)化合
物をエーテルで再結晶して無色の針状結晶を得
る。融点52℃、UV、IR、PMR、MSより構造
を確認した。 (ハ) 式(7)N−5−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフエニル)−2E−ペンテノイルピペリジ
ンの合成 参考例3、(ロ)で合成した2−ブロモアセチル
ピペリジン(3.3g)とトリエチルホスフアイ
ト(3.1ml)から、参考例3、(ハ)で述べた方法
と全く同一手段によりホスホネート式(6)を合成
し、式(5)化合物4.0g、ソジウムエチラート
(Na345mg)、上記のホスホネート式(6)から、参
考例3、(ハ)で述べた方法と同一手段により式(7)
化合物の粗製物(4.62g、収率81%)を得る。
この式(7)化合物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイー(CH2Cl2−MeOH、99:1、V/V)
で分離精製し、油状の式(7)化合物(トランス
体)を3.05g(収率53%)を得る。UV、IR、
PMR、MSより構造を確認した。 (ニ) 式()N−5−(4−ヒドロキシ−3−メ
トキシフエニル)−2E−ペンテノイルピペリジ
ンの合成 N−5−(4−ベンジルオキシ−3−メトキ
シフエニル)−2E−ペンテノイルピペリジン式
(7)2gを、参考例3、(ニ)で述べた方法と全く同
一手段を用いて、無色の針状結晶850mgを得る。
融点78〜79℃。IR、UV、PMR、MSより、天
然物から単離した化合物と同一であることを確
認した。 本発明によれば、以上に述べたようにして得る
ことのできる合成もしくは天然物たとえばコシヨ
ウから分離された()〜()のフエノール性
アミド化合物の少なくとも一種を有効成分とし
て、飲食品(嗜好品を包含する)に含有せしめる
ことにより、優れた酸化防止効果を達成すること
ができる。前記()〜()のフエノール性ア
ミド類は単独、または複数種の混合物として飲食
品に直接添加することができ、必要に応じて、更
にたとえば、アラビアガム、デキストリンなどの
バインダーを添加して、粉末状、顆粒状として使
用しても良く、また、例えば、油脂やエタノー
ル、プロピレングリコール、グリセリン、或いは
これらの混合物に溶解して液状として使用するこ
ともでき、更には油脂やエタノールに溶解した上
記液状物に、さらに例えばアラビアガムなどの天
然ガム質、或いは界面活性剤を添加して乳状液と
して使用しても良い。 かかる酸化防止剤の飲食品に対する添加量は、
適宜に選択できるが、前記フエノール性アミド化
合物として例えば0.00005〜0.5重量%程度、特に
は約0.001〜約0.1重量%程度の範囲を好ましく例
示できる。本発明酸化防止剤は、たとえば動植物
油脂、バター、チーズ、マーガリン、シヨートニ
ング、マヨネーズ、ドレツシワグなどの油脂含有
食品類;油溶性色素含有飲食品類;魚肉あるいは
畜肉ねり製品などの酸化防止に有用である。 以下実施例により本発明の数例をさらに具体的
に例示する。 実施例(Ex.1〜Ex.15)及び比較例 リノール酸0.26mlを99%−エタノール20mlに溶
解し、次いでこれに0.2M−リン酸緩衝液(PH
7.0)20mlを添加した後、水を加えて全量を50ml
とする。 これに、後掲第1表に示した酸化防止剤を添加
して密封し、40℃に保存して経時的に過酸化物の
生成をチオシアンアンモニウムを用いたロダン鉄
法で測定した。その結果を第1法に示した。本発
明による酸化防止剤は、α−トコフエロールより
強い抗酸化性効果を示し、BHAと同程度の効果
を示すことがわかる。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成もしくは天然物から分離された下記、 () N−トランス−フエルロイルチラミン、 () N−5−(4−ヒドロキシフエニル)−2E,
    4E−ペンタジエノイルピペリジン、 () N−トランス−フエルロイルピペリジン、 () N−5−(4−ヒドロキシ−3−メトキシ
    フエニル)−2E,4E−ペンタジエノイルピペリ
    ジン、および () N−5−(4−ヒドロキシ−3−メトキシ
    フエニル)−2E−ペンテノイルピペリジン より成る群からえらばれた化合物の少なくとも一
    種を有効成分として含有することを特徴とする飲
    食品用酸化防止剤。
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