JPH01217717A - 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法Info
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Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、磁気記録再生装置に用いる磁気ヘッドに係り
、特に薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法に関する。
、特に薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法に関する。
(従来の技術〕
薄膜磁気ヘッドは1例えば特開昭55−84020に記
載されているように、非磁性基板上にパーマロイなどか
らなる上下磁極とその間に設けた信号入出力用コイルお
よびコイルに接続されたリード線からなる。このような
構造の薄膜磁気ヘッドは第2図に示すような工程により
形成され°ている。
載されているように、非磁性基板上にパーマロイなどか
らなる上下磁極とその間に設けた信号入出力用コイルお
よびコイルに接続されたリード線からなる。このような
構造の薄膜磁気ヘッドは第2図に示すような工程により
形成され°ている。
以下にその工程の一例を説明する。
まず、基板1上にNi−Fe合金膜(膜厚1μm)をE
B蒸着法で堆積し、ホトレジストマスクを用いてイオン
ミリング法によりバターニングを行ない、下部磁極層3
を形成する(同図(a ))。
B蒸着法で堆積し、ホトレジストマスクを用いてイオン
ミリング法によりバターニングを行ない、下部磁極層3
を形成する(同図(a ))。
次に、外部からヘッドの渦巻状コイルに電流を流すため
のリード線2のCu膜(膜厚1μm)をEB蒸着法で堆
積し、イオンミリング法によりパターン形成する(同図
(b))。
のリード線2のCu膜(膜厚1μm)をEB蒸着法で堆
積し、イオンミリング法によりパターン形成する(同図
(b))。
さらに磁極先端を分離するためのギャップ層としてSi
O2膜(膜厚0.3 μm)を高周波スパッタリング
法で堆積する。
O2膜(膜厚0.3 μm)を高周波スパッタリング
法で堆積する。
ついで絶[’faとなるPIQ膜(膜厚2μmポリイミ
ド樹脂2日立化成製)を回転塗布により形成し、ウェッ
トエツチングを行なってコイルとリード線を接続するた
めのスルーホールaを形成する(同図(c))。
ド樹脂2日立化成製)を回転塗布により形成し、ウェッ
トエツチングを行なってコイルとリード線を接続するた
めのスルーホールaを形成する(同図(c))。
続いて下部磁極層3のまわりに渦巻状にまかれ、上下磁
極層を励磁するためのコイル6となるCu膜(膜厚3μ
m)をEB蒸着法で堆積し、リフトオフ法によってコイ
ルパターンを形成する(同図(d))。
極層を励磁するためのコイル6となるCu膜(膜厚3μ
m)をEB蒸着法で堆積し、リフトオフ法によってコイ
ルパターンを形成する(同図(d))。
その後、PIQ膜(膜厚6μm)を回転塗布し、コイル
と上下磁極間の絶縁と同時に、上部磁極層が形成される
コイル上層部分の凹凸を平坦化するための絶縁層b8を
形成する0次に、上部と下部の磁極層を結合させるため
のスルーホールbを形成する(同図(e))。
と上下磁極間の絶縁と同時に、上部磁極層が形成される
コイル上層部分の凹凸を平坦化するための絶縁層b8を
形成する0次に、上部と下部の磁極層を結合させるため
のスルーホールbを形成する(同図(e))。
最後に上部磁極としてN i −F e合金膜(膜厚1
.3 μm)をEB蒸着法で堆積し、ホトレジストマス
クを用いたイオンミリング法により上部磁極層9を形成
する(同図(f))。
.3 μm)をEB蒸着法で堆積し、ホトレジストマス
クを用いたイオンミリング法により上部磁極層9を形成
する(同図(f))。
上記従来技術は以下の点について配慮がされていなかっ
た。
た。
(1)下部磁極層とリード線は材料が異なるため形成工
程が異なり、薄膜磁気ヘッドの作製工程が複雑だった。
程が異なり、薄膜磁気ヘッドの作製工程が複雑だった。
(2)リード線の膜厚は、その段差部におけるコイルの
段切れや線細りなどの問題から1μm程度にしかできな
かった。そのため、リード線の断面積を大きくできず、
電気抵抗増加のIM因となった。
段切れや線細りなどの問題から1μm程度にしかできな
かった。そのため、リード線の断面積を大きくできず、
電気抵抗増加のIM因となった。
本発明の目的は薄膜磁気ヘッド作製プロセスの短縮を図
ると共に、コイルおよびリード線の電気抵抗の低減を図
ることにある。
ると共に、コイルおよびリード線の電気抵抗の低減を図
ることにある。
上記目的は、以下の技術手段を用いることによって達成
される。
される。
(1)下部磁極とリード線を同一材料で構成し、同一工
程で形成する。
程で形成する。
(2)リード線の少なくとも一部分をコイルと同一材料
で被覆する。
で被覆する。
(3)絶縁層にスルーホールを設けて、磁極材料からな
るリード線を露出し、その上にコイル導体を積層する工
程において、露出したリード線の上層部を除去し、その
後、コイル導体層を積層する。
るリード線を露出し、その上にコイル導体を積層する工
程において、露出したリード線の上層部を除去し、その
後、コイル導体層を積層する。
上記(1)〜(3)の手段について、その作用をそれぞ
れ説明する。
れ説明する。
(1)下部磁極とリード線の一部とを同一材料で構成す
ることにより、同一工程でパターン形成ができるので、
薄膜磁気ヘッドの作製工程が短縮できる。
ることにより、同一工程でパターン形成ができるので、
薄膜磁気ヘッドの作製工程が短縮できる。
(2)磁極材料からなるリード線の一部をコイル導体層
で被覆することにより、リード線の断面積を大きくでき
る。このため電気抵抗を下げることができる。
で被覆することにより、リード線の断面積を大きくでき
る。このため電気抵抗を下げることができる。
(3)スルーホールにより露出した磁極材料からなるリ
ード線の表面層が除去されて、界面に生じた高抵抗の変
質層がなくなるので、リード線とコイルの接触抵抗が低
下し、電気抵抗を下げることができる。
ード線の表面層が除去されて、界面に生じた高抵抗の変
質層がなくなるので、リード線とコイルの接触抵抗が低
下し、電気抵抗を下げることができる。
以下1本発明の実施例を第1図(a)〜(e)の工程順
に説明する。
に説明する。
実施例
(8)基板1上にNi−Fe合金膜(膜厚1μm)をE
B蒸着法で堆積し、ホットシストマスクを用いてイオン
ミリング法によりバターニングを行ない、下部磁極層3
とリード線2を形成する。
B蒸着法で堆積し、ホットシストマスクを用いてイオン
ミリング法によりバターニングを行ない、下部磁極層3
とリード線2を形成する。
(b)磁極先端を分離するためのギャップ層4として5
iOz膜(膜厚0.3μm)を高周波スパッタリング法
で堆積する。ついで、絶縁層a5となるPIQ膜(膜厚
2μm)を回転塗布により形成し、ウェットエツチング
を行なってコイルとリード線を接続するためのスルーホ
ールaを形成する。PIQのウェットエツチングはエチ
レンジアミンとヒドラジンの混合液を用いて行なった。
iOz膜(膜厚0.3μm)を高周波スパッタリング法
で堆積する。ついで、絶縁層a5となるPIQ膜(膜厚
2μm)を回転塗布により形成し、ウェットエツチング
を行なってコイルとリード線を接続するためのスルーホ
ールaを形成する。PIQのウェットエツチングはエチ
レンジアミンとヒドラジンの混合液を用いて行なった。
(c)イオンミリングにより基板表面をドライエツチン
グし、スルーホールaを介して露出しているリード線の
表面層を除去する。
グし、スルーホールaを介して露出しているリード線の
表面層を除去する。
イオンミリングの条件はArイオンで加速電圧500V
、電流密度は5A/m”で時間は1分間である。下部磁
極層3のまわりに渦巻状にまかれ、上下磁極層を励磁す
るためのコイル6と、リード線2の断面積を大きくして
電気抵抗を下げるための被覆層7となるCu膜(膜厚3
μm)をEB蒸着法で堆積し、リフトオフ法によって形
成する。
、電流密度は5A/m”で時間は1分間である。下部磁
極層3のまわりに渦巻状にまかれ、上下磁極層を励磁す
るためのコイル6と、リード線2の断面積を大きくして
電気抵抗を下げるための被覆層7となるCu膜(膜厚3
μm)をEB蒸着法で堆積し、リフトオフ法によって形
成する。
(d)PIQ膜(膜厚6μm)を回転塗布し、コイルと
上下磁極間の絶縁と同時に、コイル上層部分の凹凸を平
坦化するための絶縁層b8を形成する0次に、上部と下
部磁極層を結合させるためのスルーホールbを形する。
上下磁極間の絶縁と同時に、コイル上層部分の凹凸を平
坦化するための絶縁層b8を形成する0次に、上部と下
部磁極層を結合させるためのスルーホールbを形する。
ここでPIQはウェットエツチング法、SiOzmはイ
オンミリング法によって形成した。
オンミリング法によって形成した。
(a)Ni−Fe合金膜(膜厚1.3pm)をEB蒸着
法で堆積し、ホトレジストマスクを用いたイオンミリン
グ法により上部磁極層9を形成する。
法で堆積し、ホトレジストマスクを用いたイオンミリン
グ法により上部磁極層9を形成する。
上記実施例において、コイルパターンのピッチは約7μ
mで、コイルのターン数は18ターンとした。したがっ
てコイルの下層に磁極材料を用いて形成すべきリード線
の長さは130μm以上となる。ついで、NiFeの比
抵抗は7.2×10″″!μΩmでCuの比抵抗は1.
7X10−”μΩmである。したがって、リード線+コ
イルの抵抗をできるだけ低くするためには、磁極材料で
形成するリード線を短くし、この部分の断面積を大きく
する必要がある6本実施例では、リード線の厚さを1μ
mとし1幅は80μmとした。
mで、コイルのターン数は18ターンとした。したがっ
てコイルの下層に磁極材料を用いて形成すべきリード線
の長さは130μm以上となる。ついで、NiFeの比
抵抗は7.2×10″″!μΩmでCuの比抵抗は1.
7X10−”μΩmである。したがって、リード線+コ
イルの抵抗をできるだけ低くするためには、磁極材料で
形成するリード線を短くし、この部分の断面積を大きく
する必要がある6本実施例では、リード線の厚さを1μ
mとし1幅は80μmとした。
本実施例によれば以下の効果がある。
(1)下部磁極層3とリード線2を同一材料とし、同時
に形成したので、薄膜磁気ヘッドの作製工程を短縮でき
る。
に形成したので、薄膜磁気ヘッドの作製工程を短縮でき
る。
(2)上記(1)と同様に、コイル6と被覆層7を同一
材料とし、同時に形成することにより、新らたにボンデ
ィング用のパッドを形成する必要がなく工程が増えずに
済む。
材料とし、同時に形成することにより、新らたにボンデ
ィング用のパッドを形成する必要がなく工程が増えずに
済む。
(3)膜厚1μmのリード線2上に膜厚3μmの被覆層
を形成したことによって膜厚が4μmとなり、断面積が
増加し、電気抵抗を低減できる。
を形成したことによって膜厚が4μmとなり、断面積が
増加し、電気抵抗を低減できる。
(4)コイル6と被覆層7となるCu1lの蒸着直前に
イオンミリングを用いて表面層を除去するライトエツチ
ングを行ったことにより、被覆層7とリード線2を介し
て測定したコイル6の電気抵抗が低減できる。
イオンミリングを用いて表面層を除去するライトエツチ
ングを行ったことにより、被覆層7とリード線2を介し
て測定したコイル6の電気抵抗が低減できる。
下部磁極層3と上部磁極層9とリード線2.およびコイ
ル6と被覆層7の材料は、Ni−FeとCu以外に以下
に示すものを用いてもよい。
ル6と被覆層7の材料は、Ni−FeとCu以外に以下
に示すものを用いてもよい。
たとえば下部磁極層3.上部相基9.リード線2として
はGo系非晶質合金、Fe系結晶質合金などを用いるこ
とができる。
はGo系非晶質合金、Fe系結晶質合金などを用いるこ
とができる。
さらにコイル6、被覆層7としてはAQ、Cu系合金、
AQ系合金を用いることもできる。なおGo系非晶質合
金の比抵抗は50X10−”μΩmと大きいため、リー
ド線の幅をできるだけ大きくし、また、リード線の長さ
を短かくする必要がある。
AQ系合金を用いることもできる。なおGo系非晶質合
金の比抵抗は50X10−”μΩmと大きいため、リー
ド線の幅をできるだけ大きくし、また、リード線の長さ
を短かくする必要がある。
本発明によれば、(1)下部磁極層とリード線を同一工
程で形成できるので薄膜磁気ヘッドの作製工程を短縮で
きる。(2)コイルとなる膜を形成する直前に基板直前
をライトエツチングし、スルーホールを介して露出して
いるリード線の表面層を除去することにより、薄膜磁気
ヘッドの電気抵抗を低減できる。(3)リード線上に被
覆層を形成することにより断面積が増加し−Wt股磁気
ヘッドの電気抵抗を低減できるなどの効果がある。
程で形成できるので薄膜磁気ヘッドの作製工程を短縮で
きる。(2)コイルとなる膜を形成する直前に基板直前
をライトエツチングし、スルーホールを介して露出して
いるリード線の表面層を除去することにより、薄膜磁気
ヘッドの電気抵抗を低減できる。(3)リード線上に被
覆層を形成することにより断面積が増加し−Wt股磁気
ヘッドの電気抵抗を低減できるなどの効果がある。
第1図は本発明の一実施例の作製工程を表わす断面図、
第2図は従来方法の一例の作製工程を表わす断面図であ
る。 2・・・リード線、3・・・下部磁極層、6・・・コイ
ル、7第 1 図
第2図は従来方法の一例の作製工程を表わす断面図であ
る。 2・・・リード線、3・・・下部磁極層、6・・・コイ
ル、7第 1 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、誘導型薄膜磁気ヘッドにおいて、コイルに接続され
るリード線の一部が、磁極を構成する材料と同じ材料か
ら構成されたことを特徴とする磁気ヘッド。 2、磁極と同一材料で構成されたリード線の少なくとも
一部が絶縁層を介してコイルの下層に配置されたことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の薄膜磁気ヘッド
。 3、リード線のすくなくとも一部がコイルを構成する材
料で被覆されていることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の薄膜磁気ヘッド。 4、磁極と磁極と同一材料からなるリード線の一部分を
同時に形成することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造
方法。 5、コイルと、コイルと同一材料で構成されたリード線
の一部を同時に形成することを特徴とする特許請求の範
囲第4項記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。 6、絶縁層にスルーホールを設けて、磁極材料からなる
リード線を露出し、その上にコイル導体層を積層する工
程において、露出したリード線の一部を除去し、続いて
コイル導体層を積層することを特徴とする特許請求の範
囲第4項記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4198488A JPH01217717A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4198488A JPH01217717A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01217717A true JPH01217717A (ja) | 1989-08-31 |
Family
ID=12623464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4198488A Pending JPH01217717A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01217717A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04134711A (ja) * | 1990-09-26 | 1992-05-08 | Nec Corp | 薄膜磁気ヘッド |
JPH0520641A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-01-29 | Nec Corp | 薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP4198488A patent/JPH01217717A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04134711A (ja) * | 1990-09-26 | 1992-05-08 | Nec Corp | 薄膜磁気ヘッド |
JPH0520641A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-01-29 | Nec Corp | 薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 |
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