JPH0121472Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0121472Y2 JPH0121472Y2 JP1982152328U JP15232882U JPH0121472Y2 JP H0121472 Y2 JPH0121472 Y2 JP H0121472Y2 JP 1982152328 U JP1982152328 U JP 1982152328U JP 15232882 U JP15232882 U JP 15232882U JP H0121472 Y2 JPH0121472 Y2 JP H0121472Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- deflection
- deflection coil
- copper
- wound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 31
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 13
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 claims description 10
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 6
- 230000002500 effect on skin Effects 0.000 description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテレビジヨン受像機、或は航空機用レ
ーダー等の高周波モニターに用いられる偏向ヨー
クに関する。
ーダー等の高周波モニターに用いられる偏向ヨー
クに関する。
近来、テレビジヨン受像機や高周波モニター等
に用いられる偏向ヨークとして、走査線の本数を
多くして質の高い画像を得る等その使用目的に応
じて、偏向ヨークを構成する偏向コイルの特に水
平偏向コイルに対し高周波の偏向電流を供給する
ものが開発され実用化されてきている。そして、
この場合、高周波に対する偏向コイルの銅線の発
熱を低減させることが、偏向ヨークの安全性を保
ち、安定・良好な偏向特性を得る上から強く望ま
れるものである。
に用いられる偏向ヨークとして、走査線の本数を
多くして質の高い画像を得る等その使用目的に応
じて、偏向ヨークを構成する偏向コイルの特に水
平偏向コイルに対し高周波の偏向電流を供給する
ものが開発され実用化されてきている。そして、
この場合、高周波に対する偏向コイルの銅線の発
熱を低減させることが、偏向ヨークの安全性を保
ち、安定・良好な偏向特性を得る上から強く望ま
れるものである。
従来の偏向ヨークにおいては、高周波に対する
偏向コイルの銅線の発熱を低減させるために、通
常の銅線に比べて径の細い銅線を複数本束ねて銅
線の表面積を見掛け上大きくした状態で、くら型
或はトロイダルに巻回して偏向コイルを構成する
ものであつた。
偏向コイルの銅線の発熱を低減させるために、通
常の銅線に比べて径の細い銅線を複数本束ねて銅
線の表面積を見掛け上大きくした状態で、くら型
或はトロイダルに巻回して偏向コイルを構成する
ものであつた。
しかしながら、斯かる構成においては、複数本
の銅線を単に束ねるのみで偏向コイルとしてくら
型或はトロイダルに巻回するもので、銅線同志を
固着することに関しては何等工夫がなされておら
ず、このため、巻線時に銅線がバラバラになつて
正常な巻回ができなくなつたり、バラバラになつ
た銅線が巻線時に断線する虞れがある、等の欠点
を有するものであつた。
の銅線を単に束ねるのみで偏向コイルとしてくら
型或はトロイダルに巻回するもので、銅線同志を
固着することに関しては何等工夫がなされておら
ず、このため、巻線時に銅線がバラバラになつて
正常な巻回ができなくなつたり、バラバラになつ
た銅線が巻線時に断線する虞れがある、等の欠点
を有するものであつた。
本考案は上記欠点を除去することを目的とした
偏向ヨークに関し、特に、高周波に対する偏向コ
イルの銅線の発熱を低減させることに有効な構成
を備えた偏向ヨークに関するものである。
偏向ヨークに関し、特に、高周波に対する偏向コ
イルの銅線の発熱を低減させることに有効な構成
を備えた偏向ヨークに関するものである。
以下、本考案偏向ヨークの一実施例を図面を用
いて詳細に説明する。第１図において、１は偏向
ヨークであり、コア２と、コア２の外周にトロイ
ダルに巻回された垂直偏向コイル３と、コア２の
内面にボビン４を介してくら型に巻回された水平
偏向コイル５とから構成され、ボビン４の後部側
に形成した固定部６を介して陰極線管７の所定位
置に装着固定される。偏向ヨーク１を構成する水
平偏向コイル５は、第２図に示す如く、リツツ線
５ａを用いてくら型に巻回される。リツツ線５ａ
は、第３図の如く、外周に絶縁層５ａ１を有する
銅線５ａ２を複数本撚り合わせて一本化し、か
つ、粘着層５ａ３を外周に配置して各銅線５ａ２
を固着（被覆包持）して構成してなるもので、こ
の場合、銅線５ａ２を数本束ねた状態で撚つてな
る集合撚り、或は、中央に位置する数本を平行の
芯としてその回りに数本配置して撚つてなる同心
撚り等の方法で形成される。
いて詳細に説明する。第１図において、１は偏向
ヨークであり、コア２と、コア２の外周にトロイ
ダルに巻回された垂直偏向コイル３と、コア２の
内面にボビン４を介してくら型に巻回された水平
偏向コイル５とから構成され、ボビン４の後部側
に形成した固定部６を介して陰極線管７の所定位
置に装着固定される。偏向ヨーク１を構成する水
平偏向コイル５は、第２図に示す如く、リツツ線
５ａを用いてくら型に巻回される。リツツ線５ａ
は、第３図の如く、外周に絶縁層５ａ１を有する
銅線５ａ２を複数本撚り合わせて一本化し、か
つ、粘着層５ａ３を外周に配置して各銅線５ａ２
を固着（被覆包持）して構成してなるもので、こ
の場合、銅線５ａ２を数本束ねた状態で撚つてな
る集合撚り、或は、中央に位置する数本を平行の
芯としてその回りに数本配置して撚つてなる同心
撚り等の方法で形成される。
斯かる構成の偏向ヨークにおいて、リツツ線５
ａを用いて水平偏向コイル５をくら型に巻回し、
通電または加熱によりリツツ線５ａの粘着層５ａ
３を溶融して銅線５ａ２を互いに固着してくら型
を維持した状態で、ボビン４の内面に水平偏向コ
イル５を配置し、さらにボビン４の外面にトロイ
ダルに巻回された垂直偏向コイル３を備えたコア
２を配置して偏向ヨーク１を構成し、陰極線管７
上に装着固定する。ここで、水平偏向コイル５は
リツツ線５ａを用いることで、同一仕上り外径
0.5φの場合、銅線の表面積が通常線（細線を束ね
たもの）に比べて約2.2倍となり、表面積の増加
に伴い、銅線の表皮効果により高周波に対する発
熱が15％〜20％の範囲で低減できるものである。
ａを用いて水平偏向コイル５をくら型に巻回し、
通電または加熱によりリツツ線５ａの粘着層５ａ
３を溶融して銅線５ａ２を互いに固着してくら型
を維持した状態で、ボビン４の内面に水平偏向コ
イル５を配置し、さらにボビン４の外面にトロイ
ダルに巻回された垂直偏向コイル３を備えたコア
２を配置して偏向ヨーク１を構成し、陰極線管７
上に装着固定する。ここで、水平偏向コイル５は
リツツ線５ａを用いることで、同一仕上り外径
0.5φの場合、銅線の表面積が通常線（細線を束ね
たもの）に比べて約2.2倍となり、表面積の増加
に伴い、銅線の表皮効果により高周波に対する発
熱が15％〜20％の範囲で低減できるものである。
尚、本考案偏向ヨークの一実施例においては、
水平偏向コイルをくら型、垂直偏向コイルをトロ
イダルにそれぞれ巻回して偏向ヨークを構成する
ものについて述べたが、コイルの巻回形状は実施
例に何等限定されるものではなく、水平・垂直偏
向コイルを共にくら型或はトロイダルに巻回して
構成しても良いものである。また、本考案の一実
施例においては、水平偏向コイルのみをリツツ線
を用いて巻回構成するものについて述べたが、必
要に応じて垂直偏向コイルをリツツ線を用いて巻
回しても良いものである。さらに、本考案の一実
施例においては、銅線を複数本撚り合わせて一本
化した後銅線の外周に粘着層を配置し、粘着層に
より各銅線を固着（被覆包持）してリツツ線を構
成するものについて述べたが、第４図に示す如
く、外周に絶縁層５ａ１、粘着層５ａ３を有する
銅線５ａ２を複数本用いて撚り合わせてリツツ線
５ａを構成しても良く、撚りによつて一本化され
た銅線５ａ２が粘着層５ａ３を介して固着される
ものであればリツツ線５ａの構成も適宜に変更で
きるものである。
水平偏向コイルをくら型、垂直偏向コイルをトロ
イダルにそれぞれ巻回して偏向ヨークを構成する
ものについて述べたが、コイルの巻回形状は実施
例に何等限定されるものではなく、水平・垂直偏
向コイルを共にくら型或はトロイダルに巻回して
構成しても良いものである。また、本考案の一実
施例においては、水平偏向コイルのみをリツツ線
を用いて巻回構成するものについて述べたが、必
要に応じて垂直偏向コイルをリツツ線を用いて巻
回しても良いものである。さらに、本考案の一実
施例においては、銅線を複数本撚り合わせて一本
化した後銅線の外周に粘着層を配置し、粘着層に
より各銅線を固着（被覆包持）してリツツ線を構
成するものについて述べたが、第４図に示す如
く、外周に絶縁層５ａ１、粘着層５ａ３を有する
銅線５ａ２を複数本用いて撚り合わせてリツツ線
５ａを構成しても良く、撚りによつて一本化され
た銅線５ａ２が粘着層５ａ３を介して固着される
ものであればリツツ線５ａの構成も適宜に変更で
きるものである。
以上述べた如く、本考案の偏向ヨークによれ
ば、それぞれ絶縁層を有する銅線を複数本撚り合
わせて一本化し、かつ、粘着層により各銅線を固
着してリツツ線を構成すると共に、リツツ線を用
いて少なくとも水平偏向コイルを巻回形成してな
るものであり、偏向コイルの銅線の表面積が増加
して銅線の表皮効果により高周波に対する発熱が
低減され、偏向ヨークの安全性が保たれ、かつ、
安定・良好な偏向特性を得ることができ、また、
粘着層により銅線同志が固着されるもので、巻線
時に銅線がバラバラになつたり銅線が断線したり
することはなく、常に正常な巻線ができるもの
で、一般のテレビジヨン受像機用の偏向ヨークの
他、銅線の発熱が起りやすい高周波モニター用の
偏向ヨークとしても極めて有効なものである。
ば、それぞれ絶縁層を有する銅線を複数本撚り合
わせて一本化し、かつ、粘着層により各銅線を固
着してリツツ線を構成すると共に、リツツ線を用
いて少なくとも水平偏向コイルを巻回形成してな
るものであり、偏向コイルの銅線の表面積が増加
して銅線の表皮効果により高周波に対する発熱が
低減され、偏向ヨークの安全性が保たれ、かつ、
安定・良好な偏向特性を得ることができ、また、
粘着層により銅線同志が固着されるもので、巻線
時に銅線がバラバラになつたり銅線が断線したり
することはなく、常に正常な巻線ができるもの
で、一般のテレビジヨン受像機用の偏向ヨークの
他、銅線の発熱が起りやすい高周波モニター用の
偏向ヨークとしても極めて有効なものである。
第１図は本考案の一実施例における偏向ヨーク
を陰極線管上に装着した状態の一部断面側面図、
第２図は同じくくら型に巻回した水平偏向コイル
の斜視図、第３図は同じくリツツ線の断面構成
図、第４図は本考案の他の実施例におけるリツツ
線の要部断面図である。 １……偏向ヨーク、３，５……偏向コイル、５
ａ……リツツ線、５ａ１……絶縁層、５ａ２……
銅線、５ａ３……粘着層。
を陰極線管上に装着した状態の一部断面側面図、
第２図は同じくくら型に巻回した水平偏向コイル
の斜視図、第３図は同じくリツツ線の断面構成
図、第４図は本考案の他の実施例におけるリツツ
線の要部断面図である。 １……偏向ヨーク、３，５……偏向コイル、５
ａ……リツツ線、５ａ１……絶縁層、５ａ２……
銅線、５ａ３……粘着層。
Claims (1)
- それぞれ絶縁層を有する銅線を複数本撚り合わ
せて一本化し、かつ、粘着層により各銅線を固着
してリツツ線を構成すると共に、該リツツ線を用
いて少なくとも水平偏向コイルを巻回形成したこ
とを特徴とする偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15232882U JPS5957844U (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 偏向ヨ−ク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15232882U JPS5957844U (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 偏向ヨ−ク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5957844U JPS5957844U (ja) | 1984-04-16 |
| JPH0121472Y2 true JPH0121472Y2 (ja) | 1989-06-27 |
Family
ID=30337310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15232882U Granted JPS5957844U (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 偏向ヨ−ク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5957844U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6136944U (ja) * | 1984-08-09 | 1986-03-07 | 東京特殊電線株式会社 | 偏向ヨ−ク |
| DE3669008D1 (de) * | 1985-04-04 | 1990-03-15 | Philips Nv | Zusammengesetzter draht fuer hf-anwendungen, mit solch einem draht gewickelte spule und solch eine spule enthaltende ablenkeinheit. |
| JPH0668950B2 (ja) * | 1988-02-03 | 1994-08-31 | 東京特殊電線株式会社 | 偏向ヨークの製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5043482A (ja) * | 1973-08-22 | 1975-04-19 | ||
| JPS5345508A (en) * | 1976-10-06 | 1978-04-24 | Masahiko Hayashi | Tape recorder |
| JPS5618308A (en) * | 1979-07-20 | 1981-02-21 | Daiichi Denko Kk | Insulated wire and method of manufacturing same |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4924125U (ja) * | 1972-05-31 | 1974-03-01 | ||
| JPS57107263U (ja) * | 1980-12-24 | 1982-07-02 |
-
1982
- 1982-10-07 JP JP15232882U patent/JPS5957844U/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5043482A (ja) * | 1973-08-22 | 1975-04-19 | ||
| JPS5345508A (en) * | 1976-10-06 | 1978-04-24 | Masahiko Hayashi | Tape recorder |
| JPS5618308A (en) * | 1979-07-20 | 1981-02-21 | Daiichi Denko Kk | Insulated wire and method of manufacturing same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5957844U (ja) | 1984-04-16 |
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