JPH0121232Y2 - - Google Patents

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JPH0121232Y2
JPH0121232Y2 JP1984177672U JP17767284U JPH0121232Y2 JP H0121232 Y2 JPH0121232 Y2 JP H0121232Y2 JP 1984177672 U JP1984177672 U JP 1984177672U JP 17767284 U JP17767284 U JP 17767284U JP H0121232 Y2 JPH0121232 Y2 JP H0121232Y2
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JP
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shift fork
support shaft
case
transmission
support
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、第1シフトフオークと第2シフトフ
オークとを、同芯状に並列する状態で、かつ、並
列方向に各別に摺動操作される状態で設けた伝動
装置におけるシフトフオーク操作部の構造に関す
る。
〔従来の技術〕
上記伝動装置において、両シフトフオークの操
作を可能にするのに、従来、例えば実公昭44−
15288号公報に示されるように、第1及び第2シ
フトフオークの夫々を1本の支軸に摺動自在に取
付け、両シフトフオークを各別操作する一対の操
作アームの夫々を、揺動によりシフトフオークを
摺動操作するようにシフトフオークに係合させた
状態でミツシヨンケースに揺動自在に取付けると
共に、一対の操作アームを各別に支持する一対の
回転支軸をミツシヨンケースにケース外部から各
別操作するように貫設してあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように、1本の支軸に2個のシフトフオ
ークを支承させれば、シフトフオークの支軸の個
数を節減できる点で、構造上のコンパクト化を図
れる利点があるが、上記従来例の構造では、一対
の前記操作アームをミツシヨンケースに内装する
必要があるために、操作アームを伝動ギアー等の
ミツシヨン構成部材と干渉しないように、ミツシ
ヨン構成部材間の狭いケース内空間に配置しなけ
ればならず、配置及び組立てがきわめて困難にな
るという問題があり、また、操作アームの内装用
スペースを確保する必要もあつて、ミツシヨンケ
ースを充分には小型化し難いものであつた。
本考案の目的は、シフトフオーク操作部の部品
点数を削減してミツシヨンケース全体のより一層
の小型化を図るとともに、極力構造簡単にして、
かつ、組付作業も簡素化することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じた本考案の技術
手段は、冒記した伝動装置におけるシフトフオー
ク操作部の構造において、前記第1シフトフオー
クに対する第1支軸と前記第2シフトフオークに
対する第2支軸とを、夫々の一端部どうしが突き
合わせ姿勢で相対向する同芯状に配置して、か
つ、その相対向する端部どうしを相対回動自在に
嵌合係止ならびに係脱自在に構成するとともに、
前記相対向する側とは反対側の端部を、ミツシヨ
ンケースを構成する左右の分割ケース部分の側壁
に夫々枢支し、前記ミツシヨンケースの各分割ケ
ース部分の側壁を貫いてケース外へ突出させた前
記両支軸の各突出端部の夫々に、各支軸を各別に
回動操作自在な操作アームを装着し、さらに、前
記第1支軸に前記第1シフトフオークを、かつ、
前記第2支軸に前記第2シフトフオークを夫々相
対回動及び摺動自在に外嵌すると共に、前記第1
支軸と前記第1シフトフオークとの間及び前記第
2支軸と前記第2シフトフオークとの間の夫々
に、前記支軸の回動により前記シフトフオークを
摺動操作するカム機構を設けてあることにあり、
その作用及び効果は次のとおりである。
〔作用〕 第1支軸及び第2支軸の夫々はミツシヨンケー
スに貫設してあることにより、ケース外への突出
部をしてミツシヨンケースの外部から回動操作で
きるのである。そして、第1支軸を回動操作する
と第1シフトフオークが、かつ、前記第2支軸を
回動操作すると第2シフトフオークが夫々カム機
構によつて摺動操作される。
このようにシフトフオークの支軸をそのシフト
フオークを操作するための操作アームで兼ねる構
成とすることで、支軸あるいは操作アームそのも
のの配置スペースを不要化できる点で省スペース
化を図れ、その上、これらの支軸と操作アームと
の兼用物を、個々のシフトフオークの夫々に対応
させ2位置に設ける必要がなく、この点でも省ス
ペース化は図れる。
また、両支軸を夫々の両端側に設けた軸支部に
よつて各別に軸支させる構成に比べて軸支構成の
必要数を少なくしながら、各支軸の個別的な回動
操作によるシフトフオーク操作が可能になる。
しかも、前記ミツシヨンケースは分割ケースの
組合わせで構成されていて、この分割ケース部分
の側壁に第1支軸と第2支軸との夫々の一端側が
支持されており、かつ、両支軸も突き合わせ対向
位置での嵌合係止が係脱自在であるから、ミツシ
ヨンケースの分解・組立に伴つて第1支軸と第2
支軸との嵌合が係脱され、従つて、ケースに対し
て油密部分を備える支軸を着脱したり、支軸に対
してシフトフオークや操作アームの連繋を断つて
着脱するなどの煩雑な作業を要することなく、簡
単な組付け分解作業を行い易い。
〔考案の効果〕
シフトフオークの支軸と操作アームとの双方を
ミツシヨンケースに内装する、あるいは、各シフ
トフオークの夫々に対応させて支軸や操作アーム
を設けるものに比べ、ミツシヨンケース内でのシ
フトフオーク操作部の配設空間を極力少なくし、
ミツシヨンケース全体のコンパクト化を図るに有
効である。
また、内装部品の配置密度を高くしてケースの
小型化を図るのではなく、部品点数そのものの削
減によつて小型化を図るので、組付けのための空
間が極端に狭められることによる組付け難さを解
消でき、そのうえ、ケースに対する支軸の着脱
や、支軸に対する関連部品の着脱を行うという煩
雑さを伴うことなく組付け分解作業を行えて、こ
れらの相乗によつて組付け分解作業の簡略化を期
待できる効果がある。
〔実施例〕
第5図に示すように、左右一対の走行用車輪1
a,1b、エンジン2及び操縦ハンドル3等を有
した自走機体の後部に、ロータリー耕耘装置4を
連結すると共に、自走機体から耕耘装置4に伝動
するように構成して、歩行型耕耘機を構成してあ
る。
車輪1a,1b及び耕耘装置4に対する伝動装
置を構成するに、第2図ないし第4図に示すよう
に、エンジン2の出力を伝動ベルト5、入力プー
リ6、この入力プーリ6に内装した主クラツチ
7、入力軸8を介してミツシヨンケース9に導入
すると共に、この導入動力を高低速2段に切換え
可能な動力取出し用ギアートランスミツシヨン1
0と、前進4段及び後進2段に切換え可能な走行
用主ギアートランスミツシヨン11とに分岐伝達
し、そして、前記動力取出し用ギアートランスミ
ツシヨン10の出力を、動力取出し用クラツチ1
2、動力取出し軸13及び伝動ケース34を介し
て耕耘装置4の対ロータリー伝動ケース35に伝
達するようにし、前記走行用主ギアートランスミ
ツシヨン11の出力を高低速2段に切換え可能な
走行用副ギアートランスミツシヨン14を介して
差動機構15に伝達し、この差動機構15の一対
の出力ギアー15a,15bの一方15aの回動
力を、操向用クラツチ機構16a及びギアー式減
速伝動機構17aを介して左側車軸18aに伝達
し、差動機構15の他方の出力ギアー15bの回
動力を、操向用クラツチ機構16b及びギアー式
伝動機構17bを介して右側車軸18bに伝達す
るようにしてある。
前記走行用副ギアートランスミツシヨン14を
構成するに、第3図に示すように、入力軸19
に、第1出力ギアー20及び第2出力ギアー21
の夫々を前記差動機構15のデフアレシヤルギア
ーケース15cに咬合させた状態で相対回転可能
に取付けると共に、シフトギアー22を、前記両
出力ギアー20,21の間に配置した状態でスプ
ライン係合によつて一体回動するように、かつ、
摺動可能なように外嵌し、そして、シフトギアー
22を第1シフトフオーク23により摺動操作し
て第1出力ギアー20に咬合させると低速伝動状
態になり、第2出力ギアー21に咬合させると高
速伝動状態になるようにしてある。
前記差動機構15を構成するに、第1図及び第
3図に示すように、一方の出力ギアー15aにデ
フロツク具24をスプライン係合によつて一体回
動するように、かつ、摺動可能なように取付けて
あり、デフロツク具24を第2シフトフオーク2
5により摺動操作してデフアレンシヤルギアーケ
ース15cに咬合させるとデフロツク状態にな
り、デフアレンシヤルギアーケース15cからこ
れとの咬合を解除するように離間させるとデフロ
ツク解除状態になるようにしてある。
前記第1及び第2シフトフオーク23,25
夫々は第1図に示す操作構造に基いて行うように
構成してある。
すなわち、第1シフトフオーク23の筒ボス部
23aに一端側を摺動及び相対回動自在に内嵌さ
せた第1支軸26と、第2シフトフオーク25の
筒ボス部25aに一端側を摺動及び相対回動自在
に内嵌させた第2支軸27とを、軸芯方向に同芯
状に並列させ、そして、第1支軸26の一端側の
小径端部26aを第2支軸27の一端側の筒端部
27aに相対回動自在に内嵌させると共に、両支
軸26,27夫々の他端側を、前記ミツシヨンケ
ース9に対して、そのミツシヨンケース9を構成
する左右一対の分割ケース部分9a,9bの側壁
を貫いて、その支軸26,27端部が外側に突出
する状態で回動のみ可能に貫通させて、第1及び
第2支軸26,27の夫々を一端側においては相
互に相対回動自在に係止し合うことにより他方の
支軸27又は26を介してミツシヨンケース9に
回動自在に軸支させ、他端側においては直接にミ
ツシヨンケース9に回動自在に軸支させてある。
つまり、第1及び第2シフトフオーク23,25
を、同芯状に並列する状態で、かつ、並列方向に
各別に摺動する状態で第1支軸26及び第2支軸
27を介してミツシヨンケース9に取付けてあ
る。そして、第1シフトフオーク23と第1支軸
26との間、及び、第2シフトフオーク25と第
2支軸27との間の夫々において、筒ボス部23
a又は25aに貫通長溝28a又は28bを支軸
26及び27の軸芯に対して傾斜する状態で設け
ると共に、前記長溝28a又は28bに摺動自在
に係入させたピン29a又は29bを支軸26又
は27に一体回動自在に設けて、支軸26又は2
7が回動されると長溝28a又は28bの傾斜の
ためにシフトフオーク23又は25がピン29a
又は29bによつて支軸芯方向に摺動操作される
ようにカム機構30a又は30bを構成してあ
る。そして、第1及び第2支軸26,27夫々の
ミツシヨンケース9からの突出部に操作アーム3
1a又は31bを一体回動するように、かつ、デ
フロツク操作レバー(図示せず)あるいは変速操
作レバー(図示せず)によつて揺動されるように
付設してあり、ミツシヨンケース9の外部から第
1支軸26を回動操作して第1シフトフオーク2
3を、かつ、第2支軸27を回動操作して第2シ
フトフオーク25を夫々摺動操作するようにして
ある。
尚、第1図に示す第1支軸26の一対の環状溝
32a,32bは、第1シフトフオーク23を高
速伝動位置あるいは低速伝動位置に位置決めする
ボールストツパー33を解除自在に係入させるた
めのものである。
〔別実施例〕
第1支軸26と第2支軸27を一端側において
相互係止せるに、第2支軸27の端部を第1支軸
26の端部に内嵌させる構成を採用して実施して
もよい。
支軸26又は27の回動によりシフトフオーク
23又は25を摺動操作させるカム機構を構成す
るに、長溝を支軸の側に、かつ、ピンをシフトフ
オークの側に設ける構成を採用してもよい。
差動機構とトランスミツシヨンを操作対象とす
る他にトランスミツシヨンのみを操作対象とする
操作部構造や、耕耘機の他に乗用トラクターやコ
ンバイン等の各種機械における操作部構造にも本
考案は適用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る伝動装置におけるシフトフ
オーク操作部の構造の実施例を示し、第1図はシ
フトフオーク配設部の一部切欠き背面図、第2図
はミツシヨンケースの側面図、第3図はミツシヨ
ンの断面図、第4図は動力取出し軸配設部の断面
図、第5図は歩行型耕耘機全体の側面図である。 9……ミツシヨンケース、9a,9b……分割
ケース部分、23……第1シフトフオーク、25
……第2シフトフオーク、26……第1支軸、2
7……第2支軸、28a,28b……長溝、29
a,29b……ピン、30a,30b……カム機
構、31a,31b……操作アーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 第1シフトフオーク23と第2シフトフオー
    ク25とを、同芯状に並列する状態で、かつ、
    並列方向に各別に摺動操作される状態で設けた
    伝動装置におけるシフトフオーク操作部の構造
    であつて、前記第1シフトフオーク23に対す
    る第1支軸26と前記第2シフトフオーク25
    に対する第2支軸27とを、夫々の一端部どう
    しが突き合わせ姿勢で相対向する同芯状に配置
    して、かつ、その相対向する端部どうしを相対
    回動自在に嵌合係止ならびに係脱自在に構成す
    るとともに、前記相対向する側とは反対側の端
    部を、ミツシヨンケース9を構成する左右の分
    割ケース部分9a,9bの側壁に夫々枢支し、
    前記ミツシヨンケース9の各分割ケース部分9
    a,9bの側壁を貫いてケース外へ突出させた
    前記両支軸26,27の各突出端部の夫々に、
    各支軸26,27を各別に回動操作自在な操作
    アーム31a,31bを装着し、さらに、前記
    第1支軸26に前記第1シフトフオーク23
    を、かつ、前記第2支軸27に前記第2シフト
    フオーク25を夫々相対回動及び摺動自在に外
    嵌すると共に、前記第1支軸26と前記第1シ
    フトフオーク23との間及び前記第2支軸27
    と前記第2シフトフオーク25との間の夫々
    に、前記支軸26又は27の回動により前記シ
    フトフオーク23又は25を摺動操作するカム
    機構30a又は30bを設けてある伝動装置に
    おけるシフトフオーク操作部の構造。 2 前記カム機構30a又は30bは、前記支軸
    26又は27の軸芯に対して傾斜する長溝28
    a又は28bを前記シフトフオーク23又は2
    5に設けると共に、前記支軸26又は27に一
    体回動自在に設けたピン29a又は29bを、
    前記長溝28a又は28bに摺動自在に係入さ
    せて構成したものである実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載のシフトフオーク操作部の構
    造。
JP1984177672U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH0121232Y2 (ja)

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JP1984177672U JPH0121232Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JPS6193652U JPS6193652U (ja) 1986-06-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610535U (ja) * 1979-07-05 1981-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638291Y2 (ja) * 1976-09-30 1981-09-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5610535U (ja) * 1979-07-05 1981-01-29

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JPS6193652U (ja) 1986-06-17

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