JPH0121214Y2 - - Google Patents

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JPH0121214Y2
JPH0121214Y2 JP1984132218U JP13221884U JPH0121214Y2 JP H0121214 Y2 JPH0121214 Y2 JP H0121214Y2 JP 1984132218 U JP1984132218 U JP 1984132218U JP 13221884 U JP13221884 U JP 13221884U JP H0121214 Y2 JPH0121214 Y2 JP H0121214Y2
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JP
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seal
wear
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ring
resistant layer
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JP1984132218U
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JPS6145625U (ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/7836Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members floating with respect to both races

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シール付転がり軸受、更に詳しく
は、内外輪に対して相対摺接する耐摩耗性のシー
ルを備えた転がり軸受に関するものである。
〔従来の技術〕
転がり軸受に組込むシールは、グリース漏れを
阻止するという目的以外に、軸受トルクの低減が
要求される。
従来、一般に使用されているゴム製の接触形シ
ールは、内外輪の一方に固定化する構造であるた
め、内外輪間の相対回転速度が大きくなれば、シ
ールリツプが摩耗してグリース漏れが生じ、グリ
ース漏れを阻止するためにシール緊縛力を増大さ
せると、摺動抵抗が大きくなり、軸受トルクも大
きくなるという問題がある。
そこで、第7図に示すように、内輪1と外輪2
の対応面に円弧状の溝3,3を設け、両溝間にシ
ール4を自由に回動できるように組込み、内外輪
1,2とシール4を溝3,3での掛合面で相対摺
接させ、相対回転速度を小さくしたシール構造が
提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のようなシール構造は、内外輪と
シールの速度差が小さく、シールリツプの摩耗も
少なくなつて耐久性に優れているという利点があ
る反面、内外輪との摺接面におけるシール機能が
低く、グリース漏れが生じるという問題がある。
また、第8図に示すように、内外輪1,2の凹
溝5,5内に組込んだシール6に弾性リツプ7を
設け、スラスト方向のシール緊縛力を備え、内外
輪との掛合面で摺接させるようにしたシール構造
もある。
このシール構造は、スラスト方向のシール緊縛
力により、軸受トルクが大きく、しかもリツプの
摩耗により耐久性が劣るものである。
また、軸方向の位置関係によつてシール緊縛力
が変化するため、軸方向の寸法管理が難かしく、
特にアキシヤル隙間の大きい軸受やテーパ軸受、
更に分離形軸受等への使用は不向きである。
この考案は、上記のようなシール構造にあつた
問題点を解決するためになされたものであり、軸
受トルクが小さくグリース漏れおよびシール摩耗
の少ないシール付転がり軸受を提供するのが目的
である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案は、
転がり軸受の内輪と外輪の間に内外輪と緊迫状態
で相対摺接するシールを組込み、このシールの内
外輪との摺接面に耐摩耗層を設け、内外輪の少な
くとも一方のシール摺動面に、シールの円弧より
若干大きい円弧状のシール嵌合溝を形成し、他方
のシール摺接面がシールのスラスト方向への摺接
を許容するようにし、前記シールの耐摩耗層は、
シールに設けた小径段部に取付けられ、その外周
がシール部の大径部分外周と同一径になつている
構成としたものである。
〔作用〕
内外輪間に組込んだシールは、内外輪との摺接
面が耐摩耗層になつているので、シール緊縛力を
与えてもシールの摩耗発生が少なく、グリース漏
れを有効に阻止できる。
また、シールは内外輪に対して相対摺接してい
るので、内外輪とシールの相対回転数が小さく、
軸受トルクを低減させることができ、加えて摺動
抵抗の小さい耐摩耗層(例えばPTFE等)を使用
することにより、より一層の軸受トルク低減が可
能となる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図乃
至第6図に基づいて説明する。
第1図は転がり軸受としボール軸受を示してお
り、内輪11と外輪12間における転動体13の
両側にシール14が組込まれている。
上記シール14はゴム又は同効の弾性材料を用
い、内周面および外周面が弧状面となるリング状
プレートに形成されている。
このシール14の内輪11と摺接する内周面お
よび外輪12と摺接する外周面の各々には、耐摩
耗層15,15が設けてある。
上記耐摩耗層15,15の形成に用いる材料と
しては、例えば、四ふつ化エチレン樹脂(以下
PTFEという)、PTFE複合体(ガラス繊維充填
PTFE等)やPTFE共重合体(ポリテトラフルオ
ロエチレン−フルオロエチレンプロピレン共重合
体、PTFEゴム等をあげることができ、耐摩耗層
の形成にあたつては、上記の材料をコーテイング
するか、リング状テープ成形品を接着することに
よつて行なわれる。
例えば、リング状テープ成形品を用いる場合、
この成形品に金属Naで、エツチングするトス処
理を施し、必要に応じて接着剤を塗布した後、成
形品と必要に応じて芯金16とを金型内にセツト
し、金型内に加硫ゴムを圧入して成形すれば、内
外周面に耐摩耗層15,15を備えたシール14
が完成する。
前記シール14は、内周側と外周側が円形でこ
の円形部分をフラツトな部分で接続し、内輪と外
輪の間に緊迫状態で嵌合する断面形状になつてお
り、耐摩耗層15,15は、上記円形部分の外周
で略半円状の範囲に設けられている。
具体的には、第1図乃至第6図の各図で示すよ
うに、シール14における円形部分の外周に小径
段部を略半円の範囲で形成し、この小径段部の外
周に耐摩耗層15を取付け、耐摩耗層15の外周
が円形部分における大径部の外周と同一径になる
よう、その肉厚が設定されている。
前記転がり軸受の内外輪11,12におけるシ
ール摺動面にはシール14の円弧より若干大きい
円弧状のシール嵌合溝17,17が形成され、シ
ール14はこの嵌合溝17,17に内外周が嵌合
する状態で内外輪11,12に対して相対摺接す
るように組込まれている。
第2図は転がり軸受がテーパ軸受の場合を示し
ており、外輪12の内周面にシール14の嵌合溝
17を設け、内輪11の内周面をシール14のス
ラスト方向への摺動を許容するシール摺動面18
に形成したものである。
第3図乃至第6図は上記シール摺動面18の異
なつた例を示している。
先ず、第3図に示す第1の例は、内輪11の外
周面に、シール14の厚みよりも広幅の凹溝19
を設けて形成したものである。
次に、第4図に示す第2の例は、内輪11の外
周面に曲率の大きな弧状凹入面20を設けて形成
したものである。
第5図に示す第3の例は、第3図の第1の例の
変形であり、内輪11の外周面に凹段部21を設
けて形成したものである。
第6図の第4の例は、内輪11の外周面をスト
レート面22にすることによつて形成したもので
ある。
なお、シール嵌合溝17とシール摺動面18の
形成は、図示とは逆に内輪11に嵌合溝を、外輪
12に摺動面を設けるようにしてもよい。
このように、内外輪11,12の一方にシール
摺動面18を設け、シール14のスラスト方向へ
の摺動を可能にすると、内外輪11,12にスラ
スト方向への移動が生じてもシール14と摺動面
18との緊縛に変化がなく、内外輪11,12の
軸方向の寸法管理が容易になり、アキシヤル隙間
の大きい軸受やテーパー軸受および分離形軸受等
に対して有利となる。
この考案の転がり軸受は上記のような構成であ
り、シール14は内外輪11と12間においてラ
ジアル方向に緊縛状態で組込まれ、しかも内外輪
11,12に対して相対摺接している。
従つて、シール14はラジアル方向の緊縛力で
グリース漏れを有効に阻止していると共に、内外
輪11,12との相対回転速度が小さくなる。
しかもシール14の内外輪11,12への摺接
面は耐摩耗層15により、摺動抵抗が小さく摺動
特性が良いため、軸受トルクが小さくなり、シー
ル14の耐久性が向上する。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、シールの内
外輪との摺接面に耐摩耗層を設け、内外輪の少な
くとも一方のシール摺動面に、シールの円弧より
若干大きい円弧状のシール嵌合溝を形成し、他方
のシール摺接面がシールのスラスト方向への摺動
を許容するようにし、前記シールの耐摩耗層は、
シールに設けた小径段部に取付けられ、その外周
がシール部の大径部分外周と同一径になつている
ので、シールに対する耐摩耗層の取付強度が向上
すると共に、シール嵌合溝端におけるシールの動
きが円滑になり、シールの内外両端を内輪と外輪
へ確実に摺接させることができるので、グリース
漏れ、シール摩耗、軸受トルクの何れもが小さく
なり、シールの耐久性が向上する。
また、グリース漏れを防ぐためのリツプ形状を
複雑にする必要はなくなり、シールの製造コスト
を低減でき、しかも軸受に対するシールの挿入作
業が容易に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るシール付転がり軸受の
第1の例を示す縦断面図、第2図は同第2の例を
示す縦断面図、第3図乃至第6図の各々はシール
溝の異なつた例を示す拡大断面図、第7図と第8
図は従来のシール構造を示す拡大断面図である。 11は内輪、12は外輪、14はシール、15
は耐摩耗層、17はシール嵌合溝、18はシール
摺動面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 転がり軸受の内輪と外輪の間に内外輪と緊迫状
    態で相対摺接するシールを組込み、このシールの
    内外輪との摺接面に耐摩耗層を設け、内外輪の少
    なくとも一方のシール摺接面に、シールの円弧よ
    り若干大きい円弧状のシール嵌合溝を形成し、他
    方のシール摺接面がシールのスラスト方向への摺
    動を許容するようにし、前記シールの耐摩耗層
    は、シールに設けた小径段部に取付けられ、その
    外周がシール部の大径部分外周と同一径になつて
    いるシール付転がり軸受。
JP13221884U 1984-08-29 1984-08-29 シ−ル付転がり軸受 Granted JPS6145625U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13221884U JPS6145625U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 シ−ル付転がり軸受

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JP13221884U JPS6145625U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 シ−ル付転がり軸受

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JPS6145625U JPS6145625U (ja) 1986-03-26
JPH0121214Y2 true JPH0121214Y2 (ja) 1989-06-26

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JP13221884U Granted JPS6145625U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 シ−ル付転がり軸受

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JP5637871B2 (ja) * 2011-01-13 2014-12-10 株式会社椿本チエイン コンベヤチェーン
JP2018162804A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 Ntn株式会社 密封型転がり軸受
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JPS6145625U (ja) 1986-03-26

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