JPH01211279A - オフトラック補正方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 磁気ディスク装置の磁気ヘッドのオフトラ・ツクに対し
て、所定の時間毎にオフセット量を調整して、常に良好
なデータのり一ド／ライトを可能とするオフトラック補
正方式に関し、 常に最適なオフセット量でデータヘッドのオフトラック
を補正することを目的とし、 磁気ディスク媒体のサーボ面に記録されたサーボ情報を
読取って目的トラックにサーボヘッドを位置付けするこ
とで、データヘッドを目的トラックに位置付けし、上位
装置とデータの転送を行う磁気ディスク装置において、
タイミング手段が計数した時間毎に、磁気ディスク媒体
の所定のトラックにデータヘッドを移動させ、所定のト
ラックに記録されたサーボ情報を読出させて、オフセッ
トテーブルにデータヘッド毎のオフセット量とオフセッ
ト方向を記録させた後、上位装置が指定する目的トラッ
クにサーボヘッドを位置付けしながら、オフセラ上テー
ブルより上位装置が指定するデータヘッドに対応するオ
フセント量とオフセット方向を読出し、オフセット動作
を行わせる構成とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は磁気ディスク装置に係り、特に磁気ヘッドのオ
フトラックに対して、所定の時間毎にオフセット量を調
整して、常に良好なデータのり一ド／ライトを可能とす
るオフトラック補正方式に関する。

磁気ディスク装置に対する記録密度の向上が強く求めら
れており、この要求に対応してトラック密度が向上し、
これに伴い磁気ヘッドのコア幅も小型化されている。従
って、磁気ヘッドのオフトラック量が僅かでも、データ
のり−ド／ライトに支障があるため、このオフトラック
を打ち消すオフセット機能が使用されている。

しかし、このオフセント機能が不十分であるため、更に
精度の良いオフセット機能が求められている。

〔従来の技術〕

第３図は従来の技術を説明するブロック図である。

サーボへラド６は磁気ディスク媒体のサーボ面に記録さ
れているサーボ情報を読取り、復調回路２に送出する。

復調回路２で復調されたサーボ情報はサーボ制御回路３
に送出され、このサーボ情報からサーボヘッド６の現在
位置が検出され、制御回路１に送出される。

制御回路１は図示省略した上位装置から、目的トラック
にサーボヘッド６の位置付けを指示されると、この指示
された目的トラックにサーボヘッド６を位置付けさせる
ため、サーボヘッド６の現在位置から目標トラックまで
の距離を算出し、サーボ制御回路３に通知する。

サーボ制御回路３は制御回路１から送出された距離から
、サーボヘッド６の目標移動速度を決定し、増幅回路４
を駆動して、モータ５に電力を供給し、サーボヘッド６
を目標トラック方間に移動させる。そして、サーボヘッ
ド６が読取るサーボ情報から得られる位置誤差信号と速
度誤差信号から制御信号を作成して、この制御信号によ
り増幅回路４を駆動して、モータ５に供給する電力を制
御し、サーボヘッド６を精密にサーボ面の目的トラック
に位置付けする。

サーボヘッド６がサーボ面の目的トラックに位置付けさ
れることで、データへラド７も同時にデータ面の目的ト
ラックに位置付けされるが、サーボヘッド６やデータヘ
ッド７を取り付けているアーム等が温度変化により膨張
又は収縮する。

ところで、サーボヘッド６とデータヘッド７を取り付け
ているアーム等の膨張量や収縮量には差があり、温度が
変化するに従って、サーボヘッド６が正確に目的トラッ
クを追従していても、データヘッド７にオフトラックが
発生する。又、温度が元に戻っても、データヘッド７と
サーボヘッド６の位置関係がずれたままとなる歩き出し
と言われる現象があり、データヘッド７のオフトラック
が発生する。

データヘッド７で読取られたデータは復調回路８により
復調されて制御回路１から上位装置に送出されるが、こ
のオフトラック量が太き（なるとエラーが発生する。こ
のため、制御回路１に対し図示省略した上位装置から、
サーボヘッド６を磁気ディスク媒体の内周側又は外周側
に一定量移動させるオフセット動作が指示され、制御回
路１はこの指示に基づき、例えば、内周側に移動させる
指示であれば、サーボヘッド６を一定量内周側に移動さ
せるオフセント信号をサーボ制御回路３に送出する。

従って、サーボ制御回路３は前記制御信号にこのオフセ
ント信号を重畳して増幅回路４に送出し、増幅回路４は
モータ５に供給する電流にオフセット量に対応する電流
値を供給する。このため、サーボヘッド６はサーボ面ト
ラックの中心から内周側にオフセット量だけずれ、その
分データヘッド７も内周側に移動する。

ここで、上位装置はデータの読取り状態を調べ、エラー
発生が回復しない時は、オフセットの方向が目的トラッ
クから遠ざかる方向であったと判定し、逆方向、即ち外
周側にオフセットさせる指示を制御回路ｌに送出する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の如〈従来は、オフセット量が一定であるため、対
応し得るオフトラックの範囲が限定されている。即ち、
データヘッド７のオフトラック量が大きい場合とか、電
源投入直後の温度上昇に伴うオフトラック量の変化に追
従出来ない等の問題がある。

本発明はこのような問題点に鑑み、ディスク媒体のデー
タ面において、ガートバンド（ディスク媒体のサーボ面
のサーボ情報が書込まれる領域の外周側と内周側に設け
られている）に対応する領域のトラックに予めサーボ情
報を書込んでおき、予め定めた所定の時間毎に、このガ
ートバンドにサーボヘッド６を位置付けさせ、この時デ
ータヘッド７がデータ面のガートバンドに対応するトラ
ックから読出したサーボ情報に基づいて、データヘッド
７のオフトラックした方向とオフトラック量とを検出し
て、オフセット量とオフセット方向を決定して記録して
おき、この記録に基づいて、オフセット動作を行わせる
ことで、常に最適なオフセット量でデータヘンドアのオ
フトラックを補正することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理ブロック図である。

電源投入により動作を開始したタイミング手段１６は、
オフトラック補正動作時間が来る度に、割込み信号を制
御手段１７に送出する。このオフトラック補正動作時間
は、磁気ディスク装置の温度上昇に伴うオフトラック量
の変化を予め調べ、電源投入からオフトラックを補正す
るのに最適な時間間隔を求め、この時間間隔から決定さ
れたものであり、予めタイミング手段１６に書込まれて
いる。

制御手段１７はタイミング手段１６から割込み信号を受
信すると、インタフェース回路１５を経て上位装置と結
合している場合は、この結合を解除させ、上位装置とは
関係なく独自の動作に移行する。

即ち、サーボ制御手段Ｌ８に指示してサーボヘッド６を
磁気ディスク媒体の所定のトラック、例えばガートバン
ドのトラックに位置付けさせる。

従って、データヘッド７はガートバンドに対応するデー
タ面のトラックに予め記録されているサーボ情報を読取
り、位置誤差検出手段１９に送出し、位置誤差検出手段
１９はこのサーボ情報から、データヘッド７のオフトラ
ック量とオフトラック方向とを検出し、制御手段１７に
送出する。

制御手段１７はこのオフトラック量とオフトラック方向
からオフセント量とオフセット方向を作成して、オフセ
ットテーブル１４に各データヘッド毎に書込む。

この書込みが完了すると、インタフェース回路１５に指
示して上位装置と再結合させ、上位装置から指定された
目的トラックにサーボヘッド６を位置付けさせる。

サーボヘッド６が目的トラックに位置付けされると、制
御手段１７はオフセットテーブル１４から、上位装置よ
りアドレスで指定されたデータヘッド７のオフセット量
とオフセント方向を読出し、サーボ制御手段１８に送出
してオフセット動作を行わせる。

〔作用〕

上記の如く構成することにより、制御手段１７はタイミ
ング手段１６が指定する時間毎に、データヘッド７のオ
フトラック量とオフトラック方向を位置誤差検出手段１
９により検出させ、オフセントテーブル１４にオフセッ
ト量とオフセット方向として記録し、この記録したオフ
セット量とオフセット方向を用いて、タイミング手段１
６が指定する次の時間までの間サーボヘッド６に対する
オフセット動作を行わせるため、常に最適なオフセラＩ
−１をサーボヘッド６に与えることが可能となり、デー
タヘッド７を温度変動やオフトラック量に関係無く、目
的トラックに精密に位置付けさせることが出来る。

〔実施例〕

第２図は本発明の一実施例を示す回路のブロック図であ
る。

第３図と同一符号は同一機能のものを示す。電源が投入
されると制御回路１１は、タイムテーブル１３に予め書
込まれているオフトラック補正動作時間を読出す。この
オフトラック補正動作時間は、磁気ディスク装置の温度
上昇に伴うオフトラック量の変化を予め調べ、電源投入
からオフトラックを補正するのに最適な時間間隔を求め
、この時間間隔から決定される。

タイムテーブル１３に例えば１分、２分、５分、１０分
、３０分、６０分等と設定されているとすると、制御回
路１１はタイマ１２に先ず１分を設定する。そして、イ
ンタフェース回路１５を経て上位装置から指示された目
的トラックに、前記同様にしてサーボヘッド６を位置付
けさせる。

インタフェース回路１５は、例えば２台の上位装置と結
合し、強制的に排他制御を行って一つの上位装置と結合
する所謂ＳＭＤインタフェースを備えている。従って、
上位装置はインタフェース回路１５からビジーを返され
た場合、他の上位装置が磁気ディスク装置を強制的に占
有したと判断する。

制御回路１１はタイマ１２が１分経過して割込み信号を
送出すると、インタフェース回路１５を経て、２台の上
位装置に強制的にビジーを送出させることで、各上位装
置にあたかも他の上位装置が強制的に磁気ディスク装置
を占有したように認識させ、データ転送中の上位装置が
ある場合は、データの転送を中止させた後、サーボ制御
回路３に対し所定のトラック、例えばガートバンドのト
ラックにサーボヘッド６を位置付けするように指示する
。

ガートバンドのトラックにサーボヘッド６が位置付けさ
れると、データヘッド７はガートバンドに対応するデー
タ面のトラックに書込まれているサーボ情報を読取り、
変復調回路９に送出する。

変復調回路９の図示省略したサーボ信号分離回路は、こ
のサーボ情報を抽出すると、位置誤差検出回路１０に送
出し、位置誤差検出回路１０はこのサーボ情報から、デ
ータヘッド７のトラックの中心からのずれ量と、ずれの
方向が内周側か外周側かを検出して制御回路１１に送出
する。

制御回路１１は位置誤差検出回路１０が送出するずれ量
と方向に基づき、複数存在するデータヘッド７の各デー
タヘッド毎にオフセット量とオフセットの方向とを作成
し、テーブルとしてオフセットテーブル１４に書込む。

制御回路１１はオフセットテーブル１４に対する書込み
が完了すると、タイムテーブル１３から次の時間２分を
読出し、タイマ１２にセットした後、インタフェース回
路１５を経て送出したビジー信号を停止させ、上位装置
と結合して指定された目的トラックにサーボヘッド６を
位置付けさせた後、上位装置からアドレスで指定された
データヘッドに対応して、オフセットテーブル１４に書
込まれている該当データヘッドのオフセット量とオフセ
ットの方向を読出し、サーボ制御回路３に送出して前記
同様にオフセット動作を行わせる。

そして、このオフセット動作により精密に目的トラック
を追従するデータヘッド７を用いて、変復調回路９を介
し、上位装置とデータの転送を行わせる。

タイマ１２がセットされた２分を計数して割込み信号を
制御回路１１に送出すると、制御回路１１は前記同様に
２台の上位装置にビジーを強制的に送出させ、サーボヘ
ッド６をガートバンドに位置付けさせる。そして、前記
同様にしてオフセットテーブル１４にオフセット量とオ
フセットの方向を書込み、タイムテーブル１３から次の
時間５分を読出してタイマ１２にセントした後、このオ
フセット量とオフセット方向を用いて、前記同様にして
サーボ制御回路３にサーボヘッド６対するオフセット動
作を行わせて、データヘッド７を目的トラックに精密に
位置付けさせ、上位装置とデータの転送を行わせる。

このようにして、制御回路１１はタイムテーブル１３に
設定された時間毎に、オフセットテーブル１４にデータ
ヘッド毎のオフセット量とオフセント方向を書込み、こ
のオフセラｌ−ｆとオフセット方向を用いて、サーボヘ
ッド６に対するオフセット動作を実行させることで、オ
フトラックしたデータヘッド７を夫々精密に目的トラッ
クに位置付けさせる。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明はタイムテーブルに設定した
時間毎にオフセット量とオフセット方向を作成して、デ
ータヘッド毎に適切なオフセ・７ト動作を行わせるため
、広範囲なオフトラック量を補正することが可能となる
と共に、温度変動に基づくオフトラック量変化や、歩き
出し等の経時変化に対しても対応することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、 第２図は本発明の一実施例を示す回路のプロ・ツク図、 第３図は従来の技術を説明するプロ・ツク図である。 図において、 １．１１は制御回路、　　２，８は復調回路、３はサー
ボ制御回路、４は増幅回路、 ５はモータ、　　　　　６はサーボヘッド、７はデータ
ヘッド、　９は変復調回路、１０は位置誤差検出回路、 １２はタイマ、　　　　　１３はタイムテーブル、１４
はオフセットテーブル、 １５はインタフェース回路、 １６はタイミング手段、１７は制御手段、１８はサーボ
制御手段、 １９は位置誤差検出手段である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気ディスク媒体のサーボ面に記録されたサーボ情報を
   読取って目的トラックにサーボヘッド（６）を位置付け
   することで、データヘッド（７）をデータ面の目的トラ
   ックに位置付けし、上位装置とデータの転送を行う磁気
   ディスク装置において、該データヘッド（７）が読取る
   該磁気ディスク媒体の所定のトラックに記録されたサー
   ボ情報からオフトラック量とオフトラック方向とを検出
   する位置誤差検出手段（１９）と、 該データヘッド（７）を該所定のトラックに位置付けさ
   せると共に、該位置誤差検出手段（１９）が検出したオ
   フトラック量とオフトラック方向から、オフセット量と
   オフセット方向とを作成してオフセットテーブル（１４
   ）に格納する制御手段（１７）と、所定の時間毎に該制
   御手段（１７）に時刻信号を送出するタイミング手段（
   １６）とを設け、 該タイミング手段（１６）が計数した時間毎に、磁気デ
   ィスク媒体の所定のトラックに該データヘッド（７）を
   移動させ、該所定のトラックに記録されたサーボ情報を
   読出させて、該オフセットテーブル（１４）にデータヘ
   ッド毎のオフセット量とオフセット方向を記録させた後
   、上位装置が指定する目的トラックに該サーボヘッド（
   ６）を位置付けしながら、該オフセットテーブル（１４
   ）より上位装置の指定するデータヘッドに対応するオフ
   セット量とオフセット方向を読出して、オフセット動作
   を行わせることを特徴とするオフトラック補正方式。