JPH01210623A - 4輪駆動車の動力分配装置 - Google Patents
4輪駆動車の動力分配装置Info
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- JPH01210623A JPH01210623A JP63033199A JP3319988A JPH01210623A JP H01210623 A JPH01210623 A JP H01210623A JP 63033199 A JP63033199 A JP 63033199A JP 3319988 A JP3319988 A JP 3319988A JP H01210623 A JPH01210623 A JP H01210623A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
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- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
- B60K17/348—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed
- B60K17/35—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、4輪駆動車において湿式多板の油圧式クラッ
チを備えた動力分配装置に関し、詳しくは、クラッチに
おける遠心油圧相殺の′vAtptに関する。
チを備えた動力分配装置に関し、詳しくは、クラッチに
おける遠心油圧相殺の′vAtptに関する。
4輪駆動車として油圧式クラッチを用いて動力分配可能
に構成したものが、本件出願人による例えば特開昭56
−43035号公報により提案されている。ここで、油
圧クラッチは駆動要素と被駆動要素との間に設けられ、
ピストン室に圧油を供給してピストンによりクラッチプ
レートとクラッチディスクを押圧することで係合し、圧
油を排出してリターンスプリングにより押圧を解くこと
で解放するように構成される。また、圧油の給排出でク
ラッチを係合または解放して2.4輪駆動に切換えるパ
ートタイム式、圧油を走行状態や路面条件に応じ変化し
て前後輪のトルク配分を必要に応じて制御するフルタイ
ム式がある。 一方、ピストン室は回転する軸上に設けられているので
、軸の回転に伴いピストン室には、作動油圧の曲に遠心
油圧が作用し、これにより種々の不具合を生じる。即ち
、圧油の排出時に遠心油圧によるピストン押付力が残る
ので、短時間にクラッチ解承できず、半クラツチ状態が
続いてクラッチが焼損したり、4輪駆動から2輪駆動に
切換えても4輪駆動状態となり、前後輪の有効径の差で
駆動系に内部循環トルクを生じ燃費悪化の原因となる。 フルタイム式では目標の前輪、後輪へのトルク配分に対
して差が生じ、高速走行領域で補正制御を必要とする。 更に、車両故障による牽引の場合にピストン室の残油に
遠心油圧が生じ、長時間の牽引では上述と同様に損傷を
招く恐れがある。 このことから、動力分配する油圧クラッチにおいても遠
心油圧の相殺機構を施すことが望まれる。 遠心油圧相殺機構としては、例えば特開昭62−522
49号公報に示すものがある。これは自動変速機のクラ
ッチを対象としたもので、クラッチドラムの内部でピス
トンのピストン室と反対側に遠心油圧室を設け、この遠
心油圧室潤滑油を排出可能に供給して遠心油圧を発生し
、この遠心油圧でピストン室の圧油の遠心油圧を相殺す
るように構成されている。
に構成したものが、本件出願人による例えば特開昭56
−43035号公報により提案されている。ここで、油
圧クラッチは駆動要素と被駆動要素との間に設けられ、
ピストン室に圧油を供給してピストンによりクラッチプ
レートとクラッチディスクを押圧することで係合し、圧
油を排出してリターンスプリングにより押圧を解くこと
で解放するように構成される。また、圧油の給排出でク
ラッチを係合または解放して2.4輪駆動に切換えるパ
ートタイム式、圧油を走行状態や路面条件に応じ変化し
て前後輪のトルク配分を必要に応じて制御するフルタイ
ム式がある。 一方、ピストン室は回転する軸上に設けられているので
、軸の回転に伴いピストン室には、作動油圧の曲に遠心
油圧が作用し、これにより種々の不具合を生じる。即ち
、圧油の排出時に遠心油圧によるピストン押付力が残る
ので、短時間にクラッチ解承できず、半クラツチ状態が
続いてクラッチが焼損したり、4輪駆動から2輪駆動に
切換えても4輪駆動状態となり、前後輪の有効径の差で
駆動系に内部循環トルクを生じ燃費悪化の原因となる。 フルタイム式では目標の前輪、後輪へのトルク配分に対
して差が生じ、高速走行領域で補正制御を必要とする。 更に、車両故障による牽引の場合にピストン室の残油に
遠心油圧が生じ、長時間の牽引では上述と同様に損傷を
招く恐れがある。 このことから、動力分配する油圧クラッチにおいても遠
心油圧の相殺機構を施すことが望まれる。 遠心油圧相殺機構としては、例えば特開昭62−522
49号公報に示すものがある。これは自動変速機のクラ
ッチを対象としたもので、クラッチドラムの内部でピス
トンのピストン室と反対側に遠心油圧室を設け、この遠
心油圧室潤滑油を排出可能に供給して遠心油圧を発生し
、この遠心油圧でピストン室の圧油の遠心油圧を相殺す
るように構成されている。
ところで、上記先行技術のものにあっては、エンジン運
転中にオイルポンプにより潤滑油が遠心油圧室に常に供
給されている場合は相殺機能を有するが、これ以外では
その機能が消失する。このため、エンジン停止による車
両の牽引の場合は遠心油圧室の油が排出されて相殺機能
が無く、ピストン室の残油の遠心油圧によるクラッチの
焼損を生じる恐れがある。また、エンジン始動直後の走
行では、遠心油圧室に油が充填するまで時間が必要とな
り、その間、相殺機能が行なわれず、不安定な領域が生
ずることになる。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、駆動
系に設けられた動力分配用油圧クラッチで、エンジン運
転の有無に関係無く常に遠心油圧室潤滑油を具備するよ
うにした4輪駆動車の動力分配装置を提供するこを目的
とする。
転中にオイルポンプにより潤滑油が遠心油圧室に常に供
給されている場合は相殺機能を有するが、これ以外では
その機能が消失する。このため、エンジン停止による車
両の牽引の場合は遠心油圧室の油が排出されて相殺機能
が無く、ピストン室の残油の遠心油圧によるクラッチの
焼損を生じる恐れがある。また、エンジン始動直後の走
行では、遠心油圧室に油が充填するまで時間が必要とな
り、その間、相殺機能が行なわれず、不安定な領域が生
ずることになる。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、駆動
系に設けられた動力分配用油圧クラッチで、エンジン運
転の有無に関係無く常に遠心油圧室潤滑油を具備するよ
うにした4輪駆動車の動力分配装置を提供するこを目的
とする。
上記目的を達成するため、本発明は、駆動要素と被駆動
要素との間に油圧クラッチを備え、上記油圧クラッチは
クラッチプレートとクラッチディスクとを多数交互に配
置して収容するクラッチドラムを有し、上記クラッチド
ラムにピストンがピストン油圧室の圧油により上記クラ
ッチプレートとクラッチディスクとを押圧するように嵌
合し、上記ピストンのピストン油圧室と反対側にコイル
スプリングがリテーナで支持して付勢される構成におい
て、上記リテーナの外周部を上記ピストンの筒部の内面
に摺動可能に嵌合し、上記リテーナとピストンとの間に
遠心油圧室を形成し、上記遠心油圧室への油路にチェッ
ク弁を設けて、上記遠心油圧室に常に所定の油を貯える
ように構成されている。
要素との間に油圧クラッチを備え、上記油圧クラッチは
クラッチプレートとクラッチディスクとを多数交互に配
置して収容するクラッチドラムを有し、上記クラッチド
ラムにピストンがピストン油圧室の圧油により上記クラ
ッチプレートとクラッチディスクとを押圧するように嵌
合し、上記ピストンのピストン油圧室と反対側にコイル
スプリングがリテーナで支持して付勢される構成におい
て、上記リテーナの外周部を上記ピストンの筒部の内面
に摺動可能に嵌合し、上記リテーナとピストンとの間に
遠心油圧室を形成し、上記遠心油圧室への油路にチェッ
ク弁を設けて、上記遠心油圧室に常に所定の油を貯える
ように構成されている。
上記構成に基づき、油圧クラッチのピストンのピストン
油圧室と反対側にはコイルスプリングのリテーナを利用
して容積の大きい遠心油圧室が形成され、この遠心油圧
室にはチェック弁により常に油が供給されることで、エ
ンジン停止時でも遠心油圧室の油でピストン油圧室の遠
心油圧を相殺作用するようになる。 こうして本発明では、油圧クラッチにおける遠心油圧相
殺のtl!l能を更に拡大することが可能となる。
油圧室と反対側にはコイルスプリングのリテーナを利用
して容積の大きい遠心油圧室が形成され、この遠心油圧
室にはチェック弁により常に油が供給されることで、エ
ンジン停止時でも遠心油圧室の油でピストン油圧室の遠
心油圧を相殺作用するようになる。 こうして本発明では、油圧クラッチにおける遠心油圧相
殺のtl!l能を更に拡大することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、mWきトランスアクスル型のフロント
エンジン・リヤドライブベースの4 ’la KtK動
車の場合について述べると、アルミダイキャスト製のコ
ンバータケース1の内部が中心の筒部1a。 下部の仕切壁1bおよび上部の傾斜した仕切壁1Cによ
り前後に区画され、前方のコンバータボックス2にロッ
クアツプクラッチ3を有するトルクコンバータ4が設置
され、後方のデフボックス5にディファレンシャル装置
6が配置される。コンバータケース1の後端には鋳鉄製
のオイルボンプハウジングアを有する軸承板8が連結し
、オイルポンプハウジング7とカバー9の内部にオイル
ポンプ10を設けている。さらに、軸承板8の後部には
トランスミッションゲース11が連結し、このトランス
ミッションケース11内部に自動変速WA楕12を有し
ている。 符号20はエンジンのクランク軸であり、このクランク
軸20のボス部20aにドライブプレート21を嵌合し
てボルト22により締結してあり、ドライブプレート2
1には更にコンバータカバー23がフランジ部23aを
ボルト24で締結して取付けられる。トルクコンバータ
4は、ポンプインペラ25.タービンランナ26および
ステータ27を有し、コンバータカバー23にポンプイ
ンペラ25が嵌合、溶接して一体結合する。タービンラ
ンナ26は、入力軸28の先端にスプライン嵌合するタ
ービンハブ29にリベット30で固定され、ステータ2
7は、ワンウェイクラッチ31を介して入力軸28の外
側の中空のステータ軸32に連結しである。 入力軸28は後方のトランスミッションケース11内部
に延びており、ステータ軸32も後方に延びてオイルポ
ンプ10のカバー9と一体形成される。ステータ軸32
の外側には前端をポンプインペラ25に結合したオイル
ポンプ駆動@33が配置され、このオイルポンプ駆動軸
33の後端がオイルポンプハウジング7内に挿入してオ
イルポンプ10のロータ側に係合している。さらに、自
動変速機油(ATF)の洩れと、ハイポイドギヤオイル
の混入を防ぐため、オイルポンプ駆動軸33の外側にシ
ールバイブ34が、両端をコンバータケース1のシール
筒部1aと、オ・イルポンプハウジング7のボス部7a
に嵌合して設置され、筒部1aではシール・パイプ34
の先にプツシ、L35を介してオイルシール36が取付
けられる。そして、かかるシールパイプ34でオイルポ
ンプ10やオイルポンプ駆動軸33からのリークオイル
を捕集し、デフボックス5のギヤオイルと軸部の自動変
速機油を分離する構造になっている。 ロックアツプクラッチ3はコンバータカバ−23内部に
ロックアツプピストン40を有し、このロックアツプピ
ストン40のカバー側外周部にフェーシング41が、タ
ービンランナ側にトーションダンパ42が取付けられる
。そしてロックアツプピストン40の前方にリリース圧
用油圧室43が、後方にトルクコンバータ4と連通した
アプライ圧用油圧室44が設けである。一方、コンバー
タカバー23の中心には有M、筒状のパイロットボス4
5が貫通して固着され、このパイロットボス45の先端
がクランク軸20の中心の孔20bに嵌合して芯出しす
る。さらに、タービンハブ29は同心円の2段のボス部
29a 、 29bを有し、内側ボス部29aの内周に
パイロットボス45がブツシュ46を介し嵌合してター
ビンハブ29を軸支しており、このボス部29aの外周
にロックアツプピストン40が移動可能に嵌合し、外側
ボス部29bにトーショナルダンパ42がスプライン嵌
合する。 ここで、トルクコンバータ4の作動油圧がアプライ圧用
油圧室44に供給されており、これに対しリリース圧用
油圧室43のリリース圧は少し高めに設定される。そし
てリリース圧を給排油する際のリリース圧用油圧室43
.アプライ圧用油圧室44の油圧差で、ロックアツプピ
ストン40を後退させてコンバータカバー23から離し
、またはそのロックアツプピストン40をコンバータカ
バー23に圧着するようになっている。 さらに、油圧回路について述べると、入力軸28の内部
のロックアツプリリース油路47がパイロットボス45
の内部を介してリリース圧用油圧室43に連通する。ま
た、入力軸28とステータ軸32との間のコンバータ油
路48がタービンランナ26およびアプライ圧用油圧室
44に通通し、ポンプインペラ25からのドレン油路4
9がステータ軸32とオイルポンプ駆動軸33との間に
設けである。 自動変速tf!4楕12は、図示しないグラネタリギャ
。 クラッチ、ブレーキ等を有し、入力軸28と同軸上の後
方に設置された出力軸13に必要段数に変速した動力を
出力するものである。入力軸28.出力軸13の下部に
はそれと平行にフロントドライブ軸15が軸支して設置
され、出力軸13とフロントドライブ軸15のリダクシ
ョンギヤ16.17が常に噛合って、後方に出力した動
力を前方に引回している。そしてフロントドライブ軸1
5の先端のドライブピニオン18がディファレンシャル
装置6のクラウンギヤ19に噛合って、前輪に動力伝達
する構成になっている。 トランスミッションケース11の後端にはエクステンシ
ョンケース50が連結し、このエクステンションケース
50の内部を出力軸13が貫通して図示しないプロペラ
軸等を介して後輪に直接動力伝達するように構成され、
出力軸13の途中に動力分配装置51が設けられる。動
力分配装置51は、出力軸13にニードルベアリング5
2を介して回転自在に取付けられたりダクションギャ1
6.このリダクションギヤ16と出力軸13との間に装
着される油圧クラッチ60とから成り、リダクションギ
ヤ16のボス部16aがベアリング53によりトランス
ミッションケース11に軸支されている。 油圧クラッチ60は、第2図に詳記するように出力軸1
3のボス部13aにクラッチドラム61が溶接等により
一体的に結合され、ハブ62かりダクションギャ16に
同様に一体結合される。クラッチドラム61のスプライ
ン61aには複数のクラッチプレート63が嵌合し、ハ
ブ62の外周のスプライン62aにはクラッチディスク
64が嵌合しており、これらのクラッチプレート63と
クラッチディスク64とは交互に配置されて、この一方
にプレート65がスナップリング66で固定される。ク
ラッチドラム61の内部にはピストン67がシールリン
グ68を有して摺動可能に嵌合し、ピストン67の外周
筒部がクラッチプレート63とクラッチディスク64と
に対向して押圧するようにになっている。そしてクラッ
チドラム61とピストン67との間にピストン油圧室6
9が形成され、図示されない油圧制御装置がら油路7o
により圧油が給排油される。 また、ピストン67のピストン油圧室69の反対側には
リターン用のコイルスプリング71が付勢され、このコ
イルスプリング71の一端を受けるリテーナ72が、大
径の円板状に形成されてスナップリング73によりボス
部13aに固定される。ここでリテーナ72の内、外周
には、シールリング74が焼成等により一体化され、外
周がシールリング74を介してピストン67の筒部内面
に移動可能に嵌合する。こうしてリテーナ72は、ボス
部13aとピストン67との間に液密に取付けられるの
であり、このリテーナ72とピストン67との間に容積
の大きい遠心油圧室75が形成され、ボス部13aに遠
心油圧室75と連通ずるチェック弁80が設けられる。 チェック弁80は、第3図Ta)、 (b)に示すよう
に半径方向の段付孔81の途中のシート82にボール8
3が接し、このボール83にスナップリング84により
固定されたスプリング85が中心に向けて付勢され、遠
心油圧室75に常に油を貯えるようになっている。 ここで、孔81の遠心油圧室75側端部には放射状に?
7186が形成され、ボール83に働く遠心力や供給油
圧でスプリング85が完全な密着状態になると、孔81
が?7I86を介して遠心油圧室75に連通して給油可
能になっている。 更に、遠心油圧室75への給油系について述べると、図
示しないオイルクーラにより冷却された潤滑油は、トラ
ンスミッションケース11の壁の油孔90、出力軸13
の孔91を介してその中心の油路92に入る。油路92
の油は、前方に流れて自動変速81構12の各部を強制
潤滑する。また油路92の油は、オリフィス93を介し
て後方にも流れ、油孔94.95によりベアリング類、
油圧クラッチ60に給油して潤滑するのであり、油路9
2にはチェック弁80が連通し、その後油路92の油は
大気開放の孔96を介して排出される。油は流れる過程
で圧力降下するが、チェック弁8Gの部分では大気圧よ
り高めの潤滑圧を有し遠心油圧室75に供給可能である
。 次いで、このように構成された動力分配装置の作用につ
いて述べる。 先ず、エンジン動力がトルクコンバータ4またはロック
アツプクラッチ3.入力軸28を介して自動変速機41
1J12に入力し、必要段数に変速された動力が出力軸
13に取出される。出力軸13の動力はそのままプロペ
ラ軸等により71輪側に伝達する。−方、動力分配装置
51の油圧クラッチ60のピストン油圧室69の圧油が
、例えばアクセル全開発進、登板2g路等では高く、転
舵時には転舵角に応じて低くなるように制御される。そ
こでこのクラッチ圧により、ピストン67がクラッチプ
レート63とクラッチディスク64とを押圧してクラッ
チ圧に応じたトルクを生じるのであり、このトルクに対
応した動力が、出力軸13から更に油圧クラッチ60.
リダクションギヤ16.17 、フロントドライブ軸1
5゜ディファレンシャル装置6を介して前輪にも伝達す
ることで、フルタイム式4輪駆動走行になる。 ところでこの時、潤滑油が出力軸13の油路92から出
力軸13上の自動変速機構12.ベアリング類。 油圧クラッチ60等に供給されて潤滑しており、この潤
滑油が油圧クラッチ60の遠心油圧室75にチェック弁
80を介し流入して溝たされている。そこで、ピストン
油圧室69の圧油に遠心力が作用してその油圧がピスト
ン67の押圧方向に働くと、遠心油圧室75の油による
遠心油圧がピストン67の解除方向に働き、これら両者
が略バランスして相殺されるのである。こうして、ピス
トン油圧室69の圧油の回転に伴う遠心油圧の影響が無
くなり、図示されない油圧制御装置からのクラッチ圧制
御により確実にクラッチトルクが制御される。 一方、エンジン停止時は、潤滑油がドレンされているが
、チェック弁80が閉じて油を遠心油圧室75に貯えた
状態に保つ、そこで、牽引時に出力軸13が回転すると
、その回転に伴い遠心油圧室75の油による遠心油圧が
ピストン67の解除方向に面くことになり、このなめピ
ストン油圧室69の列油による遠心油圧が働いても、油
圧クラッチ60のクラッチプレート63とクラッチディ
スク64とが非接触の解放状懇に保持される。更にエン
ジン運転時に、遠心油圧室75の油のリークに応じてチ
ェック弁80が開いて常に補給され、高速時にチェック
弁80のスプリング85が密着しても、孔81と溝86
とにより遠心油圧室75が油路92に連通して給油され
る。 以上、本発明の一実施例について述べたが、フロントエ
ンジン・フロントドライブベースのもの、mWきタイプ
にも同様に適用できる。
エンジン・リヤドライブベースの4 ’la KtK動
車の場合について述べると、アルミダイキャスト製のコ
ンバータケース1の内部が中心の筒部1a。 下部の仕切壁1bおよび上部の傾斜した仕切壁1Cによ
り前後に区画され、前方のコンバータボックス2にロッ
クアツプクラッチ3を有するトルクコンバータ4が設置
され、後方のデフボックス5にディファレンシャル装置
6が配置される。コンバータケース1の後端には鋳鉄製
のオイルボンプハウジングアを有する軸承板8が連結し
、オイルポンプハウジング7とカバー9の内部にオイル
ポンプ10を設けている。さらに、軸承板8の後部には
トランスミッションゲース11が連結し、このトランス
ミッションケース11内部に自動変速WA楕12を有し
ている。 符号20はエンジンのクランク軸であり、このクランク
軸20のボス部20aにドライブプレート21を嵌合し
てボルト22により締結してあり、ドライブプレート2
1には更にコンバータカバー23がフランジ部23aを
ボルト24で締結して取付けられる。トルクコンバータ
4は、ポンプインペラ25.タービンランナ26および
ステータ27を有し、コンバータカバー23にポンプイ
ンペラ25が嵌合、溶接して一体結合する。タービンラ
ンナ26は、入力軸28の先端にスプライン嵌合するタ
ービンハブ29にリベット30で固定され、ステータ2
7は、ワンウェイクラッチ31を介して入力軸28の外
側の中空のステータ軸32に連結しである。 入力軸28は後方のトランスミッションケース11内部
に延びており、ステータ軸32も後方に延びてオイルポ
ンプ10のカバー9と一体形成される。ステータ軸32
の外側には前端をポンプインペラ25に結合したオイル
ポンプ駆動@33が配置され、このオイルポンプ駆動軸
33の後端がオイルポンプハウジング7内に挿入してオ
イルポンプ10のロータ側に係合している。さらに、自
動変速機油(ATF)の洩れと、ハイポイドギヤオイル
の混入を防ぐため、オイルポンプ駆動軸33の外側にシ
ールバイブ34が、両端をコンバータケース1のシール
筒部1aと、オ・イルポンプハウジング7のボス部7a
に嵌合して設置され、筒部1aではシール・パイプ34
の先にプツシ、L35を介してオイルシール36が取付
けられる。そして、かかるシールパイプ34でオイルポ
ンプ10やオイルポンプ駆動軸33からのリークオイル
を捕集し、デフボックス5のギヤオイルと軸部の自動変
速機油を分離する構造になっている。 ロックアツプクラッチ3はコンバータカバ−23内部に
ロックアツプピストン40を有し、このロックアツプピ
ストン40のカバー側外周部にフェーシング41が、タ
ービンランナ側にトーションダンパ42が取付けられる
。そしてロックアツプピストン40の前方にリリース圧
用油圧室43が、後方にトルクコンバータ4と連通した
アプライ圧用油圧室44が設けである。一方、コンバー
タカバー23の中心には有M、筒状のパイロットボス4
5が貫通して固着され、このパイロットボス45の先端
がクランク軸20の中心の孔20bに嵌合して芯出しす
る。さらに、タービンハブ29は同心円の2段のボス部
29a 、 29bを有し、内側ボス部29aの内周に
パイロットボス45がブツシュ46を介し嵌合してター
ビンハブ29を軸支しており、このボス部29aの外周
にロックアツプピストン40が移動可能に嵌合し、外側
ボス部29bにトーショナルダンパ42がスプライン嵌
合する。 ここで、トルクコンバータ4の作動油圧がアプライ圧用
油圧室44に供給されており、これに対しリリース圧用
油圧室43のリリース圧は少し高めに設定される。そし
てリリース圧を給排油する際のリリース圧用油圧室43
.アプライ圧用油圧室44の油圧差で、ロックアツプピ
ストン40を後退させてコンバータカバー23から離し
、またはそのロックアツプピストン40をコンバータカ
バー23に圧着するようになっている。 さらに、油圧回路について述べると、入力軸28の内部
のロックアツプリリース油路47がパイロットボス45
の内部を介してリリース圧用油圧室43に連通する。ま
た、入力軸28とステータ軸32との間のコンバータ油
路48がタービンランナ26およびアプライ圧用油圧室
44に通通し、ポンプインペラ25からのドレン油路4
9がステータ軸32とオイルポンプ駆動軸33との間に
設けである。 自動変速tf!4楕12は、図示しないグラネタリギャ
。 クラッチ、ブレーキ等を有し、入力軸28と同軸上の後
方に設置された出力軸13に必要段数に変速した動力を
出力するものである。入力軸28.出力軸13の下部に
はそれと平行にフロントドライブ軸15が軸支して設置
され、出力軸13とフロントドライブ軸15のリダクシ
ョンギヤ16.17が常に噛合って、後方に出力した動
力を前方に引回している。そしてフロントドライブ軸1
5の先端のドライブピニオン18がディファレンシャル
装置6のクラウンギヤ19に噛合って、前輪に動力伝達
する構成になっている。 トランスミッションケース11の後端にはエクステンシ
ョンケース50が連結し、このエクステンションケース
50の内部を出力軸13が貫通して図示しないプロペラ
軸等を介して後輪に直接動力伝達するように構成され、
出力軸13の途中に動力分配装置51が設けられる。動
力分配装置51は、出力軸13にニードルベアリング5
2を介して回転自在に取付けられたりダクションギャ1
6.このリダクションギヤ16と出力軸13との間に装
着される油圧クラッチ60とから成り、リダクションギ
ヤ16のボス部16aがベアリング53によりトランス
ミッションケース11に軸支されている。 油圧クラッチ60は、第2図に詳記するように出力軸1
3のボス部13aにクラッチドラム61が溶接等により
一体的に結合され、ハブ62かりダクションギャ16に
同様に一体結合される。クラッチドラム61のスプライ
ン61aには複数のクラッチプレート63が嵌合し、ハ
ブ62の外周のスプライン62aにはクラッチディスク
64が嵌合しており、これらのクラッチプレート63と
クラッチディスク64とは交互に配置されて、この一方
にプレート65がスナップリング66で固定される。ク
ラッチドラム61の内部にはピストン67がシールリン
グ68を有して摺動可能に嵌合し、ピストン67の外周
筒部がクラッチプレート63とクラッチディスク64と
に対向して押圧するようにになっている。そしてクラッ
チドラム61とピストン67との間にピストン油圧室6
9が形成され、図示されない油圧制御装置がら油路7o
により圧油が給排油される。 また、ピストン67のピストン油圧室69の反対側には
リターン用のコイルスプリング71が付勢され、このコ
イルスプリング71の一端を受けるリテーナ72が、大
径の円板状に形成されてスナップリング73によりボス
部13aに固定される。ここでリテーナ72の内、外周
には、シールリング74が焼成等により一体化され、外
周がシールリング74を介してピストン67の筒部内面
に移動可能に嵌合する。こうしてリテーナ72は、ボス
部13aとピストン67との間に液密に取付けられるの
であり、このリテーナ72とピストン67との間に容積
の大きい遠心油圧室75が形成され、ボス部13aに遠
心油圧室75と連通ずるチェック弁80が設けられる。 チェック弁80は、第3図Ta)、 (b)に示すよう
に半径方向の段付孔81の途中のシート82にボール8
3が接し、このボール83にスナップリング84により
固定されたスプリング85が中心に向けて付勢され、遠
心油圧室75に常に油を貯えるようになっている。 ここで、孔81の遠心油圧室75側端部には放射状に?
7186が形成され、ボール83に働く遠心力や供給油
圧でスプリング85が完全な密着状態になると、孔81
が?7I86を介して遠心油圧室75に連通して給油可
能になっている。 更に、遠心油圧室75への給油系について述べると、図
示しないオイルクーラにより冷却された潤滑油は、トラ
ンスミッションケース11の壁の油孔90、出力軸13
の孔91を介してその中心の油路92に入る。油路92
の油は、前方に流れて自動変速81構12の各部を強制
潤滑する。また油路92の油は、オリフィス93を介し
て後方にも流れ、油孔94.95によりベアリング類、
油圧クラッチ60に給油して潤滑するのであり、油路9
2にはチェック弁80が連通し、その後油路92の油は
大気開放の孔96を介して排出される。油は流れる過程
で圧力降下するが、チェック弁8Gの部分では大気圧よ
り高めの潤滑圧を有し遠心油圧室75に供給可能である
。 次いで、このように構成された動力分配装置の作用につ
いて述べる。 先ず、エンジン動力がトルクコンバータ4またはロック
アツプクラッチ3.入力軸28を介して自動変速機41
1J12に入力し、必要段数に変速された動力が出力軸
13に取出される。出力軸13の動力はそのままプロペ
ラ軸等により71輪側に伝達する。−方、動力分配装置
51の油圧クラッチ60のピストン油圧室69の圧油が
、例えばアクセル全開発進、登板2g路等では高く、転
舵時には転舵角に応じて低くなるように制御される。そ
こでこのクラッチ圧により、ピストン67がクラッチプ
レート63とクラッチディスク64とを押圧してクラッ
チ圧に応じたトルクを生じるのであり、このトルクに対
応した動力が、出力軸13から更に油圧クラッチ60.
リダクションギヤ16.17 、フロントドライブ軸1
5゜ディファレンシャル装置6を介して前輪にも伝達す
ることで、フルタイム式4輪駆動走行になる。 ところでこの時、潤滑油が出力軸13の油路92から出
力軸13上の自動変速機構12.ベアリング類。 油圧クラッチ60等に供給されて潤滑しており、この潤
滑油が油圧クラッチ60の遠心油圧室75にチェック弁
80を介し流入して溝たされている。そこで、ピストン
油圧室69の圧油に遠心力が作用してその油圧がピスト
ン67の押圧方向に働くと、遠心油圧室75の油による
遠心油圧がピストン67の解除方向に働き、これら両者
が略バランスして相殺されるのである。こうして、ピス
トン油圧室69の圧油の回転に伴う遠心油圧の影響が無
くなり、図示されない油圧制御装置からのクラッチ圧制
御により確実にクラッチトルクが制御される。 一方、エンジン停止時は、潤滑油がドレンされているが
、チェック弁80が閉じて油を遠心油圧室75に貯えた
状態に保つ、そこで、牽引時に出力軸13が回転すると
、その回転に伴い遠心油圧室75の油による遠心油圧が
ピストン67の解除方向に面くことになり、このなめピ
ストン油圧室69の列油による遠心油圧が働いても、油
圧クラッチ60のクラッチプレート63とクラッチディ
スク64とが非接触の解放状懇に保持される。更にエン
ジン運転時に、遠心油圧室75の油のリークに応じてチ
ェック弁80が開いて常に補給され、高速時にチェック
弁80のスプリング85が密着しても、孔81と溝86
とにより遠心油圧室75が油路92に連通して給油され
る。 以上、本発明の一実施例について述べたが、フロントエ
ンジン・フロントドライブベースのもの、mWきタイプ
にも同様に適用できる。
以上述べてきたように、本発明によれば、49!駆動車
の動力分配装置に油圧式クラッチを備えた方式において
、油圧式クラッチのクラッチ圧が遠心油圧の影響を受け
なくなるので、このクラッチ圧でクラッチトルクを正確
かつ応答良く制御することが可能になる。 従って、フルタイム式の動力分配を走行状態や路面状悪
に応じて連続的に電子制御でき、4輪駆動車の能力を有
効に発揮させて車両の走行安定性を向上し得る。さらに
、旋回時のクラッチトルクの制御が応答良く行われて駆
動輪の有効径の差によって生ずる駆動系の内ml潤滑ト
ルクを抑制でき、振動、騒音の低減に効果が大きい、さ
らにまた、ブレーキ系にアンチロックブレーキシステム
(ABS)制御を備えた場合に、ABS作動時に前後輪
の駆動系を最も有効な結合状態に保つことができ、AB
Sfi能を安定して有効に発揮し得る。 遠心油圧室への油路にはチェック弁が設けられて常にそ
の油圧室に油が貯えられ、エンジン停止時にも遠心油圧
相殺効果を有するので、牽引時の油圧クラッチの焼損等
を完全に防止し得る。また、エンジン始動直後の給油遅
れによる動力分配制御の乱れを防止できる。 遠心油圧室はスプリングを支持するリテーナを利用して
形成されるので、1113tiが簡単になり、容積も充
分大きいことで遠心油圧相殺効果が大きい。
の動力分配装置に油圧式クラッチを備えた方式において
、油圧式クラッチのクラッチ圧が遠心油圧の影響を受け
なくなるので、このクラッチ圧でクラッチトルクを正確
かつ応答良く制御することが可能になる。 従って、フルタイム式の動力分配を走行状態や路面状悪
に応じて連続的に電子制御でき、4輪駆動車の能力を有
効に発揮させて車両の走行安定性を向上し得る。さらに
、旋回時のクラッチトルクの制御が応答良く行われて駆
動輪の有効径の差によって生ずる駆動系の内ml潤滑ト
ルクを抑制でき、振動、騒音の低減に効果が大きい、さ
らにまた、ブレーキ系にアンチロックブレーキシステム
(ABS)制御を備えた場合に、ABS作動時に前後輪
の駆動系を最も有効な結合状態に保つことができ、AB
Sfi能を安定して有効に発揮し得る。 遠心油圧室への油路にはチェック弁が設けられて常にそ
の油圧室に油が貯えられ、エンジン停止時にも遠心油圧
相殺効果を有するので、牽引時の油圧クラッチの焼損等
を完全に防止し得る。また、エンジン始動直後の給油遅
れによる動力分配制御の乱れを防止できる。 遠心油圧室はスプリングを支持するリテーナを利用して
形成されるので、1113tiが簡単になり、容積も充
分大きいことで遠心油圧相殺効果が大きい。
第1図は本発明の動力分配装置の実施例を示す断面図、
第2図は要部の拡大断面図、
第3図(a)は第2図のト(断面図、(b)は一部の斜
視図である。 13・・・出力軸(駆動要素)、16・・・リダクショ
ンギヤ(被駆動素)、51・・・動力分配装置、60・
・・油圧クラッチ、61・・・クラッチドラム、63・
・・クラッチプレート、64・・・クラッチディスク、
67・・・ピストン、69・・・ピストン油圧室、71
・・・コイルスプリング、72・・・リテーナ、75・
・・遠心油圧室、80・・・チェック弁、92・・:油
路 特許出願人 富士重工業株式会社代理人 弁理士
小 橋 信 浮 量 弁理士 村 井 進
視図である。 13・・・出力軸(駆動要素)、16・・・リダクショ
ンギヤ(被駆動素)、51・・・動力分配装置、60・
・・油圧クラッチ、61・・・クラッチドラム、63・
・・クラッチプレート、64・・・クラッチディスク、
67・・・ピストン、69・・・ピストン油圧室、71
・・・コイルスプリング、72・・・リテーナ、75・
・・遠心油圧室、80・・・チェック弁、92・・:油
路 特許出願人 富士重工業株式会社代理人 弁理士
小 橋 信 浮 量 弁理士 村 井 進
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 駆動要素と被駆動要素との間に油圧クラッチを備え、上
記油圧クラッチはクラッチプレートとクラッチディスク
とを多数交互に配置して収容するクラッチドラムを有し
、上記クラッチドラムにピストンがピストン油圧室の圧
油により上記クラッチプレートとクラッチディスクとを
押圧するように嵌合し、上記ピストンのピストン油圧室
と反対側にコイルスプリングがリテーナで支持して付勢
される構成において、 上記リテーナの外周部を上記ピストンの筒部の内面に摺
動可能に嵌合し、 上記リテーナとピストンとの間に遠心油圧室を形成し、 上記遠心油圧室への油路にチェック弁を設けて、上記遠
心油圧室に常に所定の油を貯えることを特徴とする4輪
駆動車の動力分配装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63033199A JP2612734B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 4輪駆動車の動力分配装置 |
US07/303,694 US4903811A (en) | 1988-02-16 | 1989-01-26 | Transfer device for a four-wheel drive motor vehicle |
EP89301434A EP0329408B1 (en) | 1988-02-16 | 1989-02-15 | Transfer device for a four-wheel drive motor vehicle |
DE8989301434T DE68906288T2 (de) | 1988-02-16 | 1989-02-15 | Verteilereinrichtung fuer ein vierradgetriebenes kraftfahrzeug. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63033199A JP2612734B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 4輪駆動車の動力分配装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01210623A true JPH01210623A (ja) | 1989-08-24 |
JP2612734B2 JP2612734B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=12379810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63033199A Expired - Fee Related JP2612734B2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 4輪駆動車の動力分配装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4903811A (ja) |
EP (1) | EP0329408B1 (ja) |
JP (1) | JP2612734B2 (ja) |
DE (1) | DE68906288T2 (ja) |
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DE102019104109A1 (de) * | 2019-02-19 | 2020-08-20 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Ventileinrichtung mit einem fliehkraftabhängig verschiebbaren Ventilelement, Drehbauteil, Hybridmodul und Doppelkupplung |
CN111980913A (zh) * | 2019-05-23 | 2020-11-24 | 镇江大力液压马达股份有限公司 | 一种液压制动马达装置 |
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-
1988
- 1988-02-16 JP JP63033199A patent/JP2612734B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-01-26 US US07/303,694 patent/US4903811A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-02-15 DE DE8989301434T patent/DE68906288T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-02-15 EP EP89301434A patent/EP0329408B1/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0329408A3 (en) | 1990-03-21 |
DE68906288D1 (de) | 1993-06-09 |
JP2612734B2 (ja) | 1997-05-21 |
DE68906288T2 (de) | 1993-08-12 |
US4903811A (en) | 1990-02-27 |
EP0329408A2 (en) | 1989-08-23 |
EP0329408B1 (en) | 1993-05-05 |
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