JPH01210221A - ワイヤカット放電加工方法およびその装置 - Google Patents

ワイヤカット放電加工方法およびその装置

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JPH01210221A
JPH01210221A JP3266488A JP3266488A JPH01210221A JP H01210221 A JPH01210221 A JP H01210221A JP 3266488 A JP3266488 A JP 3266488A JP 3266488 A JP3266488 A JP 3266488A JP H01210221 A JPH01210221 A JP H01210221A
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JP
Japan
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machining
start point
machining start
point
axis
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JP3266488A
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Yasunori Ono
靖典 小野
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Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [穴明の目的] (産業上の利用分野) この発明はワイヤ電極とワークを微小間隙にて対向させ
、この微小間隙に繰返しパルス放電を生ぜしめて加工を
行なう際、加工開始点に対して加工スタート穴がずれて
いる場合自動的に直して加工を出来るようにしたワイヤ
カット放電加工方法およびその装置に関づ−る。
(従来の技術) 従来、ワークにワイヤカット放電加工を行なう場合には
、ワイヤ電極をセットするためにワークに加工開始用の
スタート穴を明けなければならない。そのタート穴が加
工開始点に対してずれた位置に明【ノられているような
場合、あるいは薄板の重ね合け”加工時に個々の薄板の
スタート位置がずれていたり、パリが出ているような場
合には、ワイV電極とワークが短絡状態となり加工を開
始することが不可能である。
このような場合には作業者が主に次の2通りの方法によ
りその解決を行なっていた。
すなわち、■、スタート穴を改めて正しい位置にあけて
から、実加工のプログラムをセットして加工開始を行な
う方法。■、ジョグ(JOG)にてワイヤ電極とワーク
が接触しない位置までテーブルもしくはワイヤガイドを
移動させ、その移動点から加工開始点までの加工ブログ
ラムをその都度作成する。その作成された加工ブログラ
ムに基づき移動点から加工開始点まで自動加工する。あ
るいは手動にて移動点から加工開始点まで手動加工をす
る。次いで実加工のプログラムをセットして加工開始す
る方法。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述した従来技術の方法のうち、前者の方法
ではワークの取外し、穴明けa3よび位置決めなどの操
作を再度行なうが必要があり大変面倒であると共に、し
かも焼入れ鋼のような高硬度のワークにおいては穴明り
方法に限度があって問題であった。
また、後者の方法では前者の方法より簡単ではあるが、
プログラムの作成が必要であると共に、そのプログラム
の作成ミスなどにより加工開始点の位置がずれ、ワーク
全体の位置が狂ってしまう恐れがあってプログラム作成
においては充分な注意が必要である。プログラムを作成
ゼず、手動にて加工する場合には作業効率が著しく低下
すると共に、手動ジョグ送り時にワイヤ断線を発生させ
ないように充分に注意を払う必要があった。
この発明の目的は、上記問題点を改善をするため、加工
開始点に対して加工スタート穴がずれているような場合
に、作業者は加工が開始できる位置までワークを移動さ
せるだけで、煩わしい移動プログラムの作成を行なう必
要がなく、かつ入力ミスなどによる加工の失敗に未然に
防止して自動的に行な得るようにしたワイヤカット放電
加工おJ:びその装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は上記目的を達成するために、ワークに所望の
ワイヤカット放電加工を施す際、加工開始点に対して加
工スタート穴がずれている場合には、運転開始前に軸駆
動を手動にて行な得るようにすると共に、真の加工開始
点から加工開始可能点まで手動にて軸を移動さ−U、次
いで軸駆動を手動から自動に切換えると共に加工開始可
能点から真の加工開始点まで自動的に戻すようにしたワ
イヤカット放電加工方法である。
上記ワイヤカット放電加工方法において、加工開始可能
点から真の加工開始点までに戻ず場合には直線状に移動
したり、あるいは手動の軸操作軌跡をそのまま逆行して
移動したりどちらで行なってもよい。また、加工開始可
能点から真の加工開始点まで自動的に戻す運転中にワイ
ヤ電極とワークにより形成される加工間隙に短絡などが
発生した場合には、加工開始可能点を終点として短絡な
どが解除するまで加工軌跡を逆行することができる。さ
らに、加工開始可能点から真の加工開始点まで自動的に
戻す運転に際し、適宜な軸送り速度を選択して運転する
ことができる。
この発明は上記ワイヤカット放電加工方法において、加
工開始可能点から真の加工開始点までの移動完了した後
、自動的に加工ブログラムによる加工運転が開始される
また、この発明はワークに所望のワイヤカット放電加工
を行なうワイヤカット放電加工装置の制御装置に、運転
開始前に手動および自動にて軸を移動させる切換装置と
、真の加工開始点から加工開始可能点まで軸を移動させ
た軸移動量を記憶する軸移動量メモリと、その軸移動量
メモリに記憶された軸移動量に基づき加工開始可能点か
ら真の加工開始点まで加工運転状態にして自動的に戻す
プログラムを格納しておくプログラムメモリと、を備え
なるワイヤカッ1〜放電加工装置を構成した。
(作用) この発明のワイヤカット放電加工方法およびその装置を
採用することにより、ワークに所望のワイヤカット放電
加工を施す際、加工開始点に対して加工スタート穴がず
れている場合には、まず、運転開始前に軸駆動を切換装
置で手動にて行な得るようにする。次に、作業者が真の
加工開始点から手動にて軸を移動させて加工開始可能点
を見つけて停止さける。その際、その真の加工開始点か
ら加工開始可能点までの軸移動量が軸移動量メモリに記
憶される。
軸駆動を手動から自動に切換装置で切換えた後、軸移動
量メモリに記憶された軸移動量に基づき加工開始可能点
から真の加工開始点まで加工ブログラムにより自動的に
戻される。次いで、真の加工開始点までの戻しが完了し
たならば、加工ブログラムに基づきワイヤカット放電加
工が開始される。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図を参照するに、ライ1フカツト放電加工装置1に
おけるテーブル3上には作業台5を介してワークWが載
置されている。そのワークWの上方および下方の位置に
はそれぞれ上部ガイド7、下部ガイド9が配置されてい
る。而して、図示省略の供給装置に巻かれているワイヤ
電極11が上部ガイド7を通り、ざらにワークW1下部
ガイド9を通って図示省略の巻取り装置に巻取られる。
前記ワークWにはワイA7電極11を通すための微小間
隙が形成されている。しかも上部ガイド7およびワーク
Wにはケーブル13を介して加工型8!15が接続され
ている。前記テーブル3の下部にはナツト部材17が設
けられており、そのナツト部材17にはボールねじ19
が螺合されている。
そのポールねじ19の一端にはX軸駆動モータ21が取
付(プられており、しかもX軸駆動モータ21の後部に
はタコジェネレータなどの速度検出装置23が設けられ
ている。前記テーブル3にはエンコーダなどの位置検出
器25が設けられている。
前記X軸駆動モータ21、速度検出器23にはそれぞれ
ドライバ27が接続されている。なお、テーブル3をY
軸方向に、上部ガイド7、下部ガイド9をU軸、Y軸方
向に移動させるそれぞれの駆動モータは第1図において
は省略されている。
前記ワイヤカット放電加工装置1にはX軸モータ21な
どの軸を制御するためのNC制御装置29が設けられて
おり、そのNC制御装置29におけるCPU31には前
記加工電極15が接続されている。また、CPU31に
はそれぞれCRT・操作盤33、パルス分配部35、補
間演算処理部37、加工ブログラム格納メモリ39およ
び軸移動量メモリ41が接続されている。前記パルス分
配部35にはそれぞれ前記位置検出器25およびドライ
バ27が接続されている。
前記CRT・操作盤33には軸駆動を手動および自動に
切換えるための切換装置43が備えられおり、その切換
装置43は手動用ジョグ43Aと自動用ジョグ43Bと
からなっている。
前記軸移動量メモリ41はワークWにワイヤカット放電
加工を施す際、加工開始点に対して加工スタート穴がず
れている場合に、切換装置43の手動ジョグ43Aを操
作し軸を手動にて移動できる状態にして真の加工開始点
から加工開始可能点までの軸移動量が記憶されるにうに
なっている。
また、加工開始可能点から真の加工開始点まで切換装置
43の自動ジョグ43Bを操作し自動に切換えた状態に
して自動的に戻す際、軸移動量メモリ41に記憶されて
いる軸移動量に基づき行な得るようになっている。
加工ブログラム格納メモリ39には、例えば実際のワイ
ヤカット放電加工を行なう際の加工ブログラムと、加工
開始可能点から真の加工開始点へ自動的に戻す際のプロ
グラムも本実施例においては格納されている。なお、加
工開始可能点から真の加工開始点へ自動的に戻す際のプ
ログラムは加工ブラム格納メモリ39に格納せず、別の
格納メモリを設けてもよい。
NC制御装置29には加工開始可能点から真の加工開始
点までの移動加工に際し、直線状に戻したりあるいは手
動の軸操作軌跡をそのまま逆行して戻す機能や、ワイヤ
電極11とワークWにより形成される加工間隙に短絡が
発生した場合には加工開始可能点を終点として短絡など
を解除するまで加工軌跡を逆行づ−る機能さらには適宜
な軸送り速度を選択できる機能も備えられている。
上記構成により、作業者がCRT・操作盤33によりジ
ョグ操作を行なうと、CPU31は選択された軸および
ジョグ速度に対応したパルス数(1ザーボループ毎のパ
ルス数)を甜算しパルス分配部35へ出ツノする。パル
ス分配部35では前記位置検出器25とCPU31から
送られてぎたジョグ操作に相当するパルス数を比較し、
所望のパルス数を各軸のドライバ27へ出力J゛る。
ドライバ27では入力パルス数に対応した出力を軸駆動
モータ21へ供給する。軸駆動モータ21の後部に取イ
q(ブられた速度検出器23により、サーボ特性向上の
ためドライバ27にその出力電圧が直接入力される。軸
駆動モータ21の駆動によりポールねじ19が駆動し、
ワークWを載置するテーブル3が軸移動する。
NC運転においてはCRT・操作盤33から紙テープな
どの媒体により入力されたNG駆動情報すなわちNC加
工ブログラムがCPU31を介して加工ブログラム格納
メモリ39にセーブされる。
CRT・操作5J33からのNC運転実行指令に基=1
1 = づぎCPU31は加工ブログラム格納メモリ39よりN
Gデータを呼び出し補間演算処理部37へそのままデー
タを渡す。その補間演算処理部37では円弧や直線など
各ブロックデータより1サーボ毎の各軸パルス数を計算
し、そのデータをパルス分配部35へ渡す。以降テーブ
ル3は駆動されるまでの処理はジョグ操作と全く同じで
ある。
前記CRT・操作盤33に備えられた切換装置43の手
動ジョグ43Aで手動に選択すると、CPU31は補間
演算処理部37へ中断信号を出力する。なお、運転開始
前においては前記中断処理は不必要である。補間演算処
理部37では中断指令と共に中断時の状態を内部に保持
し新しいデータの入力を待つ。
今、運転開始前に真の加工開始点に対して加工スタート
穴がずれている場合には、CRT・操作盤33に備えら
れた切換装置43の手動ジョグ43Aを操作し手動で軸
駆動できる状態にし、真の加工開始点から加工開始可能
点まで移動させる。
而して、CPU31はジョグ速度に応じたパルス=12
− 数をパルス分配部35へ出力し各軸を駆動さゼると共に
、軸移動間メモリ41にも同様のパルス数を出)jする
。その軸移動量メモリ41では軸ごとに入力パルス数を
加算してゆく。
ジョグ操作が終了し加工開始可能点が見い出されると、
作業者がスター1〜ボタンを押すことにより、手動から
自動に切換ると共に、加工開始可能点から加工開始され
ると共に、CPU31は軸移動量メモリ41に記憶され
ている軸移動量のデータを呼び出し補間演算処理部37
にそのデータを渡す。
補間演算処理部37では渡された軸移動量と指示された
加工速度から1サーボあたりの1サーボあたりの分配量
を計算してパルス分配部35へ渡して加工を開始する。
なお、指示された加工速度とは加工開始時においては加
工ブログラム格納メモリ39より加工速度を検索して使
用する。
さらに、補間演算処理部37では4算した各軸の出力パ
ルス数をCPU31に返し、CPU31はざらにパルス
数を軸移動量メモリ41へ渡す。
その軸移動量メモリ41では各軸筒にセーブされている
ジョグ移動時の総パルス数からこのCPU31からの入
力パルス数を減算してゆく。軸移動量メモリ41内のパ
ルス数が減算カウントにより各軸ともOになったならば
、完r信号をCPU31に出力する。
分配完了信号によりCPU31は補間演算処理部37に
加工開始可能点から真の加工開始点に戻ったことを知ら
せると共にプログラム加工の開始を指示した後、加工ブ
ログラム格納メモリ39より実加工のプログラムを呼出
し加工を開始する。
加工開始可能点から真の加工開始点へ移動加工している
際、ワークWとワイヤ電極11で形成される加工間隙に
短絡が発生した場合には、その短絡信号がケーブル13
、加工型[15を通してCPU31に入力される。
CP LJ 3 ’1がこの移動加工中に短絡信号を受
けると、補間演算処理部37へ分配反転指令を出す。
この反転信号により補間演算処理部37は今までパルス
分配部35に出力していたパルス数と同じパルス数を、
符号を反転させて出力する。これにより軸が逆行して加
工軌跡を後退して短絡の回避が可能となる。ざらにCP
U31は短絡信号を受けた際、軸移動量メモリ41へ出
力するパルス数の符号も反転させる。したがって、軸移
動量メモリ41のパルス数は加算処理されることとなる
加工間隙の短絡が解除されたならば従来の制御に復帰す
る。
加工開始可能点から真の加工開始点への移動加工中、C
RT・操作盤33から加工速度の変更指令があった場合
、CPU31は元の指示速度に対する速度オーバライド
値を計算して補間演算処理部37へ出力される。補間演
算処理部37ではオーバライド値を参照してパルス分配
部35へ出力するパルス数をコントロールする。
本実施例では軸移動量メモリ41は1回の分配弁におい
てのみ説明したが、軸移動量メモリ41の容量を大ぎく
し、ジョグ操作における移動量を操作毎に別々に加算し
てゆけば真の加工開始点への移動加工に際し、ジョグ軌
跡を逆行してゆくことも可能である。
次にワークWにワイヤ放電加工を行なう際、加工開始点
に対して加工スタート穴がずれているような場合におけ
る動作について、第2図、第3図および第4図を基にし
て説明する。
第2図において、加工開始点P<Xo、Vo)が予め設
定されていて、加工スタート穴が加工開始点P(Xo、
Vo)よりずれていて、短絡が生じない加工開始可能点
Q(X+、V+>まで手動にて移動したとする。このよ
うな場合には、第3図のフローチャートに基づいて処理
される。
第3図において、ステップS1で加工開始点P(Xo、
Vo)から加工開始可能点Q(X+ 、Vl)までのX
、Y軸の移動距離A、Bを求める。
A=、lx+ −xo  l  B−IV+ −Vo、
1ステツプ$2で移動距離A、BがOであるかどうかを
判断し、移動距離A1BがOであればステップS3に進
み、加工戻しモードをリセットして終了する。移動距離
ASBがOでなければ、ステップS4で加工開始点Pか
ら加工開始可能点Qまでの距1−を、L=pで算出する
ステップS5でX軸の移動距離AとY軸の移動距離Bの
どちらが大きいかどうかを判断する。A2Bであれば、
ステップS6に進み、T=A (17は軸移動距離の最
も大きな軸の移動距離を示す。)となり、SWlの手段
で戻すように指令する。また、A2Bでなければ(A<
B)、ステップS7に進み、T=8となり、SW2の手
段で戻すように指令する。
次に、加工開始可能点Qから加工開始点Pまで戻す場合
には、自動にて第4図のフローチャートに基づいて処理
される。第4図において、ステップS8で戻し加工を行
なうかどうかを判断し、戻し加工を行なわないと判断さ
れた場合には、ステップS9に進み、f X=O,f 
Y=O(f X、 fY;各軸の1サーボループ毎の出
力パルス数)であるから加工OFFとなって終了する。
戻し加工を行なうと判断されると、ステップSIOで戻
し加工の開始を行なう。
ステップS11でT≦Oであるかどうかを判断し、]−
≦○であれば、ステップS+2で通常加工スタートのリ
クエストを行ない通常加工ソフト(NC加工ブログラム
)の起動を行なうよう指令して通常の加工を開始する。
丁≦Oでな(プれは’ (T>O) 、ステップS13
に進んで、C= ff/ Lの演算処理を行なう。(f
f:送り速度を1サーボループ毎のパルス数に換算した
値。C:定数)さらに、ステップSI4ではdA=CX
 A、、d B=CX Bの演算処理を行ない、X軸、
Y軸の戻し移動距離A、Bに対する出力パルス数d A
ld Bを求める。
ステップ815では、戻し手段SWが1かどうかを判断
する。SWが1であれば、ステップSeeに進み、極間
ショート〈短絡)があるかどうか判断覆る。極間ショー
トがなければ、ステップSa7でf X、 f Yの出
力パルスデータを作成する。(fX、f Yは各軸の1
サーボ毎の出力パルス数)ステップSeaでT=T−f
 X、T=T−f Yの処理を行ないOになるまで減算
されて加工開始点Pまで戻される。次いでステップSI
9で座標値を更新して終了する。
ステップS+eで極間ショートがあれば、ステップS2
0に進み、T≧Aであるかどうかを判断する。T≧Aで
なければ(T<Δ)、ステップS21でf X、 f 
Yの出力パルスデータを作成すると共に、符号を反転さ
せ、ステップA+aの手前に進み、ステップA+aでT
=1=f X、T=T−f YでOになるまで処理する
ことによって加工開始可能点Qまで戻される。
ステップS20でT≧Aであると判断すると、ステップ
822でf X=O,f Y=Oを算出し加工開始可能
点Qに戻ってからステップ819の手前に入って処理さ
れる。
なお、ステップS 15で5W=2と判断された場合に
も、5W=1と同様に処理される。
前述の説明では、XY平面のみについて説明したが、U
V平面すなわち上部ガイド7、下部ガイド9のテーパ加
工する際に加工開始点Pに対して加工スタート穴がずれ
ている場合にも同様の要領で行なうことにより処理され
る。また、XY平面、UV平面の両者を加味した場合に
は、XY平面、UV平面の各平面において移動量の大き
い平面における軸の移動距離を基準にして同様の要領で
行な□うことにより処理される。
このように、ワークWにワイヤカット放電加工を行なう
際、加工開始点に対して加工スタート穴がずれて短絡し
ているような場合には、まず作業者が軸駆動を手動にて
移動できるようにして、真の加工開始点から加工開始可
能点を見い出すだけで、あとは自動的に加工開始可能点
から真の加工開始点に戻されて実際のワイヤカット放電
加工の開始を行なうことができる。
而して、加工開始可能点から真の加工開始点へ戻ず際、
作業者は加工開始点へ戻すためのプログラムを作成せず
、また実際の加工ブログラムを修正することなく実際の
加工を行なうことができる。
ざらに゛作業者の省ノコ化ならびに入力ミスなどの加工
の失敗などを未然に防ぐことができる。
なお、この発明は前述した実施例に限定されることなく
、適宜の変更を行なうことによって対応可能である。本
実施例においては、ワークWにワイヤカット放電加工を
行なう運転開始前に、加工開始点に対して加工スター1
〜穴がずれている場合の例で説明したが、加工中に短絡
が生じて中断した場合においても、同様の考え方に基づ
いて対応可能である。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明により理解されるように、こ
の発明によれば、特許請求の範囲に記載されたとおりの
構成であるから、ワークにワイヤカット放電加工を行な
う際、加工開始点に対して加工スター1〜穴がずれてい
て短絡しまう場合には、作業者が軸駆動を手動にて軸移
動できるようにすると共に真の加工開始点から移動させ
て加工開始可能点を見い出すだけで、あとは自動的に加
工開始可能点から真の加工開始点まで戻されて実際のワ
イヤカット放電加工を開始する状態にすることができ、
さらに続けて実際のワイヤカット放電加工を開始して行
なうことができる。
而して、作業者は加工開始可能点から真の加工開始点へ
戻す際、作業者は真の加工開始点までのプログラムを作
成することなく、また実際の加工ブログラムを修正する
ことはない。したがって、作業者の省力化ならびに入力
ミスなどの加工の失敗などを未然に防ぐことができる。
加工開始可能点から真の加工開始点までの移動加工を直
線状に戻したりあるいは手動の軸操作軌跡をそのまま逆
行して戻すことができると共に、適宜な軸送り速度を選
択することができる。
ざらに、加工開始可能点から真の加工開始点まで自動的
に戻す運転中にワイヤ電極とワークにより形成される加
工間隙に短絡が発生した場合には、加工開始可能点を終
点として短絡などが解除するまで加工軌跡を逆行させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施した一実施例のワイヤカット放
電加工装置の概略構成と制御装置の制御ブロックを示し
た図である。 第2図は加工開始点から加工開始可能点まで移動さした
X−Y軸の説明図、第3図は加工開始点から加工開始可
能点までのフローチャート図、第4図は加工開始可能点
から加工開始点までのフローチャート図である。 1・・・ワイヤカット放電加工装置 11・・・ワイヤ電極 29・・・NC制御装置   31・・・CPU33・
・・CRT・操作盤  41・・・軸移動量メモリ43
・・・切換装置 代理人 弁理士  三 好 保 男 −E     区 ≧ 」      − □   城

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワークに所望のワイヤカット放電加工を施す際、
    加工開始点に対して加工スタート穴がずれている場合に
    は、運転開始前に軸駆動を手動にて行な得るようにする
    と共に、真の加工開始点から加工開始可能点まで手動に
    て軸を移動させ、次いで軸駆動を手動から自動に切換え
    ると共に加工開始可能点から真の加工開始点まで自動的
    に軸を戻すことを特徴とするワイヤカット放電加工方法
  2. (2)加工開始可能点から真の加工開始点までの移動加
    工に際し、直線状に戻したりあるいは手動の軸操作軌跡
    をそのまま逆行して戻すことを特徴とする請求項1記載
    のワイヤカット放電加工方法。
  3. (3)加工開始可能点から真の加工開始点まで自動的に
    戻す運転中にワイヤ電極とワークにより形成される加工
    間隙に短絡などが発生した場合には、加工開始可能点を
    終点として短絡などが解除するまで加工軌跡を逆行する
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤカット放電加工
    方法。
  4. (4)加工開始可能点から真の加工開始点まで自動的に
    戻す運転に際し、適宜な軸送り速度を選択して運転する
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤカット放電加工
    方法。
  5. (5)加工開始可能点から真の加工開始点までの移動が
    完了した後、自動的に加工プログラムによる加工運転を
    開始することを特徴とするワイヤカット放電加工方法。
  6. (6)ワークに所望のワイヤカット放電加工を行なうワ
    イヤカット放電加工装置の制御装置に、運転開始前に手
    動および自動にて軸を移動させる切換装置と、真の加工
    開始点から加工開始可能点まで手動にて軸を移動させた
    軸移動量を記憶する軸移動量メモリと、その軸移動量メ
    モリに記憶された軸移動量に基づき加工開始可能点から
    真の加工開始点まで加工運転状態にして自動的に戻すプ
    ログラムを格納しておくプログラムメモリと、を備えて
    なることを特徴とするワイヤカット放電加工装置。
JP3266488A 1988-02-17 1988-02-17 ワイヤカット放電加工方法およびその装置 Pending JPH01210221A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5083000A (en) * 1989-09-05 1992-01-21 Mitsubishi Denki K.K. Wire cut type electric discharge machining method and apparatus
EP2985103A1 (en) 2014-08-11 2016-02-17 Fanuc Corporation Wire electric discharge machine

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