JP2006302207A - 数値制御装置 - Google Patents
数値制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006302207A JP2006302207A JP2005126813A JP2005126813A JP2006302207A JP 2006302207 A JP2006302207 A JP 2006302207A JP 2005126813 A JP2005126813 A JP 2005126813A JP 2005126813 A JP2005126813 A JP 2005126813A JP 2006302207 A JP2006302207 A JP 2006302207A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- cycle
- reference position
- stored
- path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
Abstract
【解決手段】 時間又は主軸位置による基準位置を更新しながら、パステーブル運転を行う(S1〜S5)。テーブルからパスサイクルテーブルの読み出し指令が読み出されると、基準位置を退避させ、リセットし、このパスサイクル指令開始時の各軸位置を記憶する(S6〜S9)。次の周期からは、パスサイクルテーブルに記憶された基準位置(開始時は0)に対する各軸位置(開始時の位置を0としたときの位置)に、開始時の位置を加算して目標位置を求め、パステーブル運転を行う(S10〜S12)。パステーブル運転が終了すると元の基準位置に戻り、パステーブルによる運転に戻す(S13〜S15)。繰り返し加工される部分の指令を記憶するパスサイクルテーブルは1つでよくデータ量を少なくできる。
【選択図】 図6
Description
例えば、時間毎又は回転角度毎に対する可動軸の位置を数値制御データとして記憶しておき、時間又は回転角度を監視し、記憶した時間又は回転角度に達する毎に、可動軸に対応する数値制御データを出力するようにした発明が知られている(特許文献1参照)。
又、一定時間毎の各軸移動量あるいは一定移動量毎の移動時間を記憶したテーブルに基づいて移動指令を出力するようにした発明も知られている(特許文献3参照)。
そこで、本発明の目的は繰り返し実行される同一加工を含む加工を、データ量を少なくしたテーブル形式データによって行うことができる数値制御装置を提供することにある。
この実施形態では、X軸パステーブルTx、Z軸パステーブルTzを備えている。これらのパステーブルは基準位置に対応する各軸の位置が記憶されているものであり、図10に、従来から行われている一例(X軸パステーブルの例)を示す。基準位置La〜Leに対してX軸の位置Xa〜Xeが対応して記憶されている。同様にZ軸用パステーブルTzにもZ軸の位置が基準位置に対して記憶されている。
以上の動作は従来のパステーブル運転と同じであるが、本発明においては、このパステーブル運転時に繰り返し行われる同一加工の部分をパスサイクルテーブルとして基準位置に対する各軸位置を記憶しておき、この同一加工が加工される位置では、パステーブルから、このパスサイクルテーブルを読み出して加工するようにする。これによって、同一加工が何回行われようとも、データとして記憶するものは1つのパスサイクルテーブルだけのデータでよく、データ量を少なくし記憶手段の記憶容量を小さいものでよいものとしている。
加工物6はチャック7で主軸に取り付けられ、主軸回転と共に回転する。工具8は、仕上げサイクル開始位置0から1回目の切り込み位置Aに移動した後、同一加工パターンである、位置Aから位置A1、位置A1から位置A2、位置A2から位置A3、位置A3から位置A4、位置A4から位置A、その後、2回目の切り込み位置Bに移動させた後、前回と同一の加工パターンの加工を行う。すなわち、位置Aから位置Bへのシフト量だけ各位置A,A1〜A4をシフトさせて、位置Aから位置A1、位置A1から位置A2、位置A2から位置A3、位置A3から位置A4、位置A4から位置Aの加工を行うもので、切り込み位置Aを原点として各位置A1〜A4を指令しておけば、第2回目の切り込み位置Bを原点とし、指令された各位置A1〜A4への移動を実行すれば、同一加工ができることになる。第3回目の加工サイクルにおいても、第3回目の切り込み位置Cを原点とし、指令位置A1〜A4への移動を実行すれば、同一加工がなされることになる。
数値制御装置のCPU11は、図6に示す処理を所定周期毎実行する。
こうして得られた、位置(目標位置)に基づいて、従来と同様のパステーブル運転処理を行い、当該周期の移動指令を各軸制御回路30,31に出力する(ステップS12)。
ドリルサイクル加工は、加工物6に対してドリル9により複数の箇所にドリル穴加工を行うものであり、ドリル穴加工は同一加工サイクルで行われるものである。図7に示す例では、ドリルサイクル開始位置Aにドリル9を位置決めした後、1回目の穴加工開始位置Bに移動し、該位置より同一加工のドリル穴加工を開始する。ドリル9が開始位置Bまで戻りドリル穴加工を終えると、次のドリル穴加工位置への2つの中間点B1,B2を経て、2つ目のドリル穴加工の開始位置Cへ移動し、ドリル穴加工を行い、同様に、指令された中間点を経て次のドリル穴加工位置の開始位置D、さらにはEと進み、複数のドリル穴を加工するものである。
図8(a),(b)は、このドリルサイクル加工を行うときのX、Z軸のパステーブルTx,Tzの一例である。なお、Y軸方向(X,Z軸と垂直方向)にも移動させて加工する場合は、X軸のパステーブルと同様なY軸用のパステーブルが用いられる。
X軸パステーブルTxには、基準位置L0に対してドリルサイクル開始位置AのX座標位置X0が指令位置として設定記憶されており、続いて基準位置L1に対して1回目の開始位置B、基準位置L4に対して2回目開始位置Cの、X軸座標位置が指令位置X1,X4として設定記憶されると共に、X軸用のパスサイクルテーブルTxsを呼び出すためのサイクル呼び出し指令Q1020、が指令されている。同様に、3回目、4回目の開始位置D,Eに対してもそれに対応する基準位置と座標位置が指定されると共にサイクル呼び出し指令Q1020が指定される。
このパスサイクルテーブルTxs,Tzsにおいては、先の図2に示した旋削仕上げサイクル加工の例と同様に、サイクル加工の開始位置B,C,D,Eに到達した時(サイクル呼び出し指令が読み出された時)、基準位置が「0」にリセットされ、且つ、X、Z軸の指令位置は、この開始位置B,C,D,Eを原点「0」としたときの位置としてこのパスサイクルテーブルTxs,Tzsに設定記憶されているものである。
基準位置0からドリル穴加工を開始し、基準位置L11,L12,L13,L14,L15に対してそれぞれドリルサイクル動作のZ軸位置Z11,Z12,Z13,Z14,Z15が設定記憶されている。なお、このドリルサイクル動作の最後の位置Z15は、開始位置(B,C,D,E)であることから「0」である。
次の周期からは、ステップS2からステップS10に移行し、現在の基準位置Lよりも大きい次の指令基準位置に対して設定されている指令位置を読む。最初はX軸パスサイクルテーブルTxsからはL15に対する指令位置0が読み込まれ、Z軸パスサイクルテーブルTzsからは基準位置L11に対する指令位置Z11が読み込まれ、この読み込まれた位置に記憶しているサイクル開始位置(Xs,Zs)を加算し、目標位置を求めて従来と同様にパステーブル運転を実行する(ステップS10〜S12)。なおX軸は指令位置が0であることから、移動はない。
2 乗算器
3 基準位置カウンタ
5x X軸サーボモータ
5z Z軸サーボモータ
10 数値制御装置
62 主軸モータ
63 ポジションコーダ
Claims (6)
- 基準位置に対する軸位置をテーブル形式データで指令して各軸を駆動する機能を有する数値制御装置において、
主のテーブル形式データと、繰り返し実行する同一加工の開始時の前記基準位置を基礎とし、該基礎とした基準位置に対する相対基準位置に対して該開始時の各軸の位置に対する各軸相対位置をテーブル形式データとして記憶するパスサイクルテーブルを備える記憶手段と、
前記主のテーブル形式データで前記パスサイクルテーブルを呼び出し、該呼び出したときの基準位置と、呼び出されたときの各軸位置と前記パスサイクルテーブルに記憶されたデータに基づいて各軸への指令を求め駆動する手段と、
を有することを特徴とする数値制御装置。 - 前記パスサイクルテーブルに記憶された各軸の位置は、繰り返し実行される加工の開始位置を0とする絶対位置で記憶されている請求項1に記載の数値制御装置。
- 前記パスサイクルテーブルに記憶された各軸の位置は、順次その増分値で記憶されている請求項1に記載の数値制御装置。
- 前記パスサイクルテーブルに記憶された各基準位置は、繰り返し実行される加工の開始位置を0とする絶対位置で記憶されている請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
- 前記パスサイクルテーブルに記憶された各基準位置は、順次その増分値で記憶されている請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
- 前記基準位置は、時間あるいは主軸位置である請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005126813A JP4282632B2 (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | テーブル形式データで運転を行う数値制御装置 |
EP06251564A EP1712967B1 (en) | 2005-04-13 | 2006-03-23 | Numerical controller |
DE602006002912T DE602006002912D1 (de) | 2005-04-13 | 2006-03-23 | Numerische Steuerung |
US11/395,268 US7580770B2 (en) | 2005-04-13 | 2006-04-03 | Numerical controller |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005126813A JP4282632B2 (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | テーブル形式データで運転を行う数値制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006302207A true JP2006302207A (ja) | 2006-11-02 |
JP4282632B2 JP4282632B2 (ja) | 2009-06-24 |
Family
ID=37470388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005126813A Active JP4282632B2 (ja) | 2005-04-13 | 2005-04-25 | テーブル形式データで運転を行う数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4282632B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015118402A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | ファナック株式会社 | 単一指令で複数の軸に指令を与える数値制御装置 |
JP2016122399A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | ファナック株式会社 | テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置 |
JP2021012522A (ja) * | 2019-07-05 | 2021-02-04 | ファナック株式会社 | 工作機械および工作機械の制御方法 |
-
2005
- 2005-04-25 JP JP2005126813A patent/JP4282632B2/ja active Active
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015118402A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | ファナック株式会社 | 単一指令で複数の軸に指令を与える数値制御装置 |
US9488965B2 (en) | 2013-12-16 | 2016-11-08 | Fanuc Corporation | Numerical controller instructing a plurality of axes using a single instruction |
JP2016122399A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | ファナック株式会社 | テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置 |
US9964943B2 (en) | 2014-12-25 | 2018-05-08 | Fanuc Corporation | Numerical controller operating based on tabular data |
JP2021012522A (ja) * | 2019-07-05 | 2021-02-04 | ファナック株式会社 | 工作機械および工作機械の制御方法 |
JP7252080B2 (ja) | 2019-07-05 | 2023-04-04 | ファナック株式会社 | 工作機械および工作機械の制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4282632B2 (ja) | 2009-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3671020B2 (ja) | 数値制御装置 | |
JP4282631B2 (ja) | テーブル形式データで運転を行う数値制御装置 | |
JP4233540B2 (ja) | テーブル形式データを用いて各軸モータを駆動する数値制御装置 | |
JP4299805B2 (ja) | テーブル形式データを用い工具補正を行う数値制御装置 | |
JP3665008B2 (ja) | 同期制御方法及び同期制御装置 | |
US9310799B2 (en) | Numerical controller having function of operation based on table format data | |
JP4044105B2 (ja) | 系統毎に運転手段を切り替える機能を有する数値制御装置 | |
US8155779B2 (en) | Numerical controller with tabular data for operating arbitrary axes | |
JP2011237885A (ja) | テーブル形式データでの制御における刃先r補正または工具径補正の機能を備えた数値制御装置 | |
US10324444B2 (en) | Numerical controller including tool retracting function for avoidance of interference | |
JP5079165B2 (ja) | 数値制御装置及び数値制御方法 | |
US20070185609A1 (en) | Numerical control method | |
JP2004326618A (ja) | 工作機械の数値制御装置 | |
JP2000347713A (ja) | 数値制御装置 | |
JP4282632B2 (ja) | テーブル形式データで運転を行う数値制御装置 | |
JP2007304714A (ja) | 数値制御装置 | |
US7580770B2 (en) | Numerical controller | |
JP2008269483A (ja) | 数値制御装置 | |
JP2004114176A (ja) | 数値制御装置 | |
CN117440869A (zh) | 用于工具机的振动切削条件设定装置 | |
JP6666234B2 (ja) | 数値制御装置 | |
JPH05282047A (ja) | 手動送り運転処理装置 | |
JP2006072909A (ja) | 数値制御装置 | |
JPH0916231A (ja) | 数値制御装置 | |
JPH02302803A (ja) | ピッチ誤差補正データの書き換え方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080701 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090224 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090317 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4282632 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327 Year of fee payment: 5 |