JPH01210180A - スポット溶接用電極 - Google Patents
スポット溶接用電極Info
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- JPH01210180A JPH01210180A JP3366688A JP3366688A JPH01210180A JP H01210180 A JPH01210180 A JP H01210180A JP 3366688 A JP3366688 A JP 3366688A JP 3366688 A JP3366688 A JP 3366688A JP H01210180 A JPH01210180 A JP H01210180A
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- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、熱延鋼板、冷延鋼板、表面処理鋼板、ステン
レス鋼板および各種非鉄金属薄板のスポット溶接におい
て、長時間の使用に耐える電極に関するものである。
レス鋼板および各種非鉄金属薄板のスポット溶接におい
て、長時間の使用に耐える電極に関するものである。
[従来の技術]
自動車、家電などで使用される薄板は、一般に、所定の
形状に成形された後、スポット溶接により組立てされる
が、この場合、電極としては、銅系の材料が用いられる
(特開昭62−101388号公報)。このような電極
材料に関してJISは、Z3234で、用途別にCd−
Cu 、 0r−Cu 、 Go−Be−Cu、Be−
Cuを規定している。いずれも、純銅の導電率を最大限
に保ちながら、強度、耐熱性を向上させるために、数%
以下の合金元素が添加された銅系の材料である。この他
に、微細なアルミナを鋼中に分散させたアルミナ分散強
化銅、クロム−ジルコニウム銅なども使用されている。
形状に成形された後、スポット溶接により組立てされる
が、この場合、電極としては、銅系の材料が用いられる
(特開昭62−101388号公報)。このような電極
材料に関してJISは、Z3234で、用途別にCd−
Cu 、 0r−Cu 、 Go−Be−Cu、Be−
Cuを規定している。いずれも、純銅の導電率を最大限
に保ちながら、強度、耐熱性を向上させるために、数%
以下の合金元素が添加された銅系の材料である。この他
に、微細なアルミナを鋼中に分散させたアルミナ分散強
化銅、クロム−ジルコニウム銅なども使用されている。
電極の形状は、JIS C9304に規定されており、
大別すると、一体型とキャップ型になり、さらに、非溶
接物と接触する部分、電極先端の形状によって、ラジア
ス形、ドームラジアス形、円錐台形など、9種類に分類
されている。
大別すると、一体型とキャップ型になり、さらに、非溶
接物と接触する部分、電極先端の形状によって、ラジア
ス形、ドームラジアス形、円錐台形など、9種類に分類
されている。
このような電極は、溶接熱で高温に加熱されるので、連
続的に繰り返しスポット溶接に供せられると、結晶粒成
長が生じて次第に軟化し、損耗して、健全な溶接品質を
得ることができなくなるので、一定の回数の連続打点の
後に、取り替えるか、ドレッシングして元の形状に戻し
て再使用することが必要である。近年、溶接品質要求の
厳格化と亜鉛めっき鋼板の自動車、家電部品への適用の
増加にともなって、これまで以上に頻繁な電極交換が必
要となっており、即ち、電極寿命が著しく低下しており
、コスト上昇、生産性低下の問題が深刻化している。
続的に繰り返しスポット溶接に供せられると、結晶粒成
長が生じて次第に軟化し、損耗して、健全な溶接品質を
得ることができなくなるので、一定の回数の連続打点の
後に、取り替えるか、ドレッシングして元の形状に戻し
て再使用することが必要である。近年、溶接品質要求の
厳格化と亜鉛めっき鋼板の自動車、家電部品への適用の
増加にともなって、これまで以上に頻繁な電極交換が必
要となっており、即ち、電極寿命が著しく低下しており
、コスト上昇、生産性低下の問題が深刻化している。
[発明が解決しようとする課題]
本発明は、連続長時間の使用に耐える、高寿命のスポッ
ト溶接用電極に関するものであり、電極交換周期を延ば
し、スポット溶接作業の生産性を向上させると共に、溶
接品質の安定に寄与させんとするものである。
ト溶接用電極に関するものであり、電極交換周期を延ば
し、スポット溶接作業の生産性を向上させると共に、溶
接品質の安定に寄与させんとするものである。
[課題を解決するための手段]
連続的スポット溶接(連続打点)によって、電極が損耗
し、健全な溶接品質を得ることが出来なくなるのは、損
耗によって電極先端部の被溶接物と接触する部分の大き
さ(接触径)が拡大し、電流密度が低下するからである
とされている。亜鉛めっぎ鋼板を連続打点した時に、電
極寿命が冷延鋼板に比較して大きく低下する事が知られ
ているが、これは、めっき層のZnと電極のCuとが反
応して電極先端表面にZn−Cu合金層が形成するため
であり、これが連続打点過程で脱着を繰り返すことが、
電極の損耗を早める原因と言われている。
し、健全な溶接品質を得ることが出来なくなるのは、損
耗によって電極先端部の被溶接物と接触する部分の大き
さ(接触径)が拡大し、電流密度が低下するからである
とされている。亜鉛めっぎ鋼板を連続打点した時に、電
極寿命が冷延鋼板に比較して大きく低下する事が知られ
ているが、これは、めっき層のZnと電極のCuとが反
応して電極先端表面にZn−Cu合金層が形成するため
であり、これが連続打点過程で脱着を繰り返すことが、
電極の損耗を早める原因と言われている。
本発明者らは、亜鉛めっき鋼板の連続打点性を改善する
ための一環として、溶接現象と電極先端の合金化現象を
詳細に検討した結果、Zn−Cu合金層の形成と電極の
接触径の拡大とは無関係であること、そして、接触径の
拡大は純然たる力学的問題に起因することを見出した。
ための一環として、溶接現象と電極先端の合金化現象を
詳細に検討した結果、Zn−Cu合金層の形成と電極の
接触径の拡大とは無関係であること、そして、接触径の
拡大は純然たる力学的問題に起因することを見出した。
即ち、スポット溶接は、上下一対の電極にて一定の加圧
力で被溶接物をはさみ、低電圧で大電流を極短時間通電
することによって、被溶接物内の抵抗発熱でそれらの接
触部を溶融して結合するものである。薄板の溶接の場合
、加圧力は200〜300 kg、 1〜3■、6〜
12kAの大電流ヲ、0.2〜0.3秒間、通電するこ
とが普通である。溶接接合部分はナゲツトと呼ばれ、通
常、その直径が4t(ここに、tは被溶接物の板厚)以
上であることを、溶接品質の健全性の基準としている。
力で被溶接物をはさみ、低電圧で大電流を極短時間通電
することによって、被溶接物内の抵抗発熱でそれらの接
触部を溶融して結合するものである。薄板の溶接の場合
、加圧力は200〜300 kg、 1〜3■、6〜
12kAの大電流ヲ、0.2〜0.3秒間、通電するこ
とが普通である。溶接接合部分はナゲツトと呼ばれ、通
常、その直径が4t(ここに、tは被溶接物の板厚)以
上であることを、溶接品質の健全性の基準としている。
このようなスポット溶接によって、電極自身も発熱し、
被溶接物からの熱を受けて、被溶接物との接触部分は、
700〜aOO℃になるとも言われており、常温で40
kgf/+nm2以上ある強度も、この温度では数kg
f/mm’まで低下する。薄板のスポット溶接において
は、電極の接触径は、普通、新品で4〜6mmであるの
で、200〜300 kgの加圧力を受けると容易に塑
性変形して、電極先端部分はマツシュルーム状に径が拡
大する。初期の接触径を7mmにしておくと、連続打点
をしても接触径の拡大は遅く、小さくなり、10mm以
上なら数千回以上もの連続打点でも、接触径の拡大はほ
とんどみられない。しかし、このような初期接触径の電
極では、当初から電流密度が小さいので健全な溶接品質
を得ることが困難であり、必要な電流密度を維持するた
めには、より大電流を流さねばならず、溶接機の能力上
の制約が生じる。
被溶接物からの熱を受けて、被溶接物との接触部分は、
700〜aOO℃になるとも言われており、常温で40
kgf/+nm2以上ある強度も、この温度では数kg
f/mm’まで低下する。薄板のスポット溶接において
は、電極の接触径は、普通、新品で4〜6mmであるの
で、200〜300 kgの加圧力を受けると容易に塑
性変形して、電極先端部分はマツシュルーム状に径が拡
大する。初期の接触径を7mmにしておくと、連続打点
をしても接触径の拡大は遅く、小さくなり、10mm以
上なら数千回以上もの連続打点でも、接触径の拡大はほ
とんどみられない。しかし、このような初期接触径の電
極では、当初から電流密度が小さいので健全な溶接品質
を得ることが困難であり、必要な電流密度を維持するた
めには、より大電流を流さねばならず、溶接機の能力上
の制約が生じる。
一方、電極は、めっき金属と反応して、その表面に、C
u−Zn合金層が形成されるが、この合金層は2層から
成り、下層はβ真鍮、上層はγ真鍮である。β真鍮層は
、溶接時の高温では、地のCuと同様に、軟質、且つ、
延性に冨むので、加圧力によって容易に圧縮され、マツ
シュルーム状に変形する。この結果、電極先端の外縁部
から、ひれ状金属片の形で脱落していくのであり、一般
に言われているように、Cu−Zn合金層が電極とのス
ティッキングで脱落していくのではない。冷延鋼板の溶
接においても、電極先端は、加圧力によフてマツシュル
ーム状に変形し、外縁部からのひれ状金属片の脱落が生
じている。しかし、亜鉛めっき鋼板の溶接では、Cu−
Zn合金層の存在のため、ひれ状金属片の厚みが大きく
なり、電極の連続打点による重量減少は、冷延鋼板の場
合より、はるかに大きい。
u−Zn合金層が形成されるが、この合金層は2層から
成り、下層はβ真鍮、上層はγ真鍮である。β真鍮層は
、溶接時の高温では、地のCuと同様に、軟質、且つ、
延性に冨むので、加圧力によって容易に圧縮され、マツ
シュルーム状に変形する。この結果、電極先端の外縁部
から、ひれ状金属片の形で脱落していくのであり、一般
に言われているように、Cu−Zn合金層が電極とのス
ティッキングで脱落していくのではない。冷延鋼板の溶
接においても、電極先端は、加圧力によフてマツシュル
ーム状に変形し、外縁部からのひれ状金属片の脱落が生
じている。しかし、亜鉛めっき鋼板の溶接では、Cu−
Zn合金層の存在のため、ひれ状金属片の厚みが大きく
なり、電極の連続打点による重量減少は、冷延鋼板の場
合より、はるかに大きい。
従って、電極のめっき金属との反応は、反応のない場合
、すなわち、冷延鋼板の溶接の場合に比較すると、ひれ
状金属片の脱落により電極の重量の減少を促進するが、
マツシュルーム状に変形するのは、加圧力と電極先端部
の高温強度とのバランスに基づく現象であり、Cu−Z
n合金層の存在は、その高温強度が、地のCuと同じか
大きいので、マツシュルーム状変形を促進することはな
い。
、すなわち、冷延鋼板の溶接の場合に比較すると、ひれ
状金属片の脱落により電極の重量の減少を促進するが、
マツシュルーム状に変形するのは、加圧力と電極先端部
の高温強度とのバランスに基づく現象であり、Cu−Z
n合金層の存在は、その高温強度が、地のCuと同じか
大きいので、マツシュルーム状変形を促進することはな
い。
本発明者らは、このような電極の接触径の拡大に関する
新しい知見に基づいて、長時間の連続的スポット溶接に
おいて、接触径の拡大が有効に抑制され、特別の大電流
を通電しなくとも、常に、必要な電流密度を確保でき、
この結果、健全な溶接品質を安定して維持することの出
来るスポット溶接用電極を発明した。すなわち、中心部
分が銅系材料、外縁部分がセラミックス又はサーメット
からなることを特徴とする電極であり、溶接時の加圧力
は、外縁部分で受け、電流は中心部分を通すように導電
率の異なる二種の材料で構成した電極である。
新しい知見に基づいて、長時間の連続的スポット溶接に
おいて、接触径の拡大が有効に抑制され、特別の大電流
を通電しなくとも、常に、必要な電流密度を確保でき、
この結果、健全な溶接品質を安定して維持することの出
来るスポット溶接用電極を発明した。すなわち、中心部
分が銅系材料、外縁部分がセラミックス又はサーメット
からなることを特徴とする電極であり、溶接時の加圧力
は、外縁部分で受け、電流は中心部分を通すように導電
率の異なる二種の材料で構成した電極である。
構造としては、例えば、第1図のようなものであり、(
a)キャップ型、(b)一体型であるが外縁部分1に大
きな電流を流すと発熱が著しく、赤熱さえするので、溶
接機のホルダー2、アダプタ一部分2°の通電部と電極
チップの中心部分3とが直接に接触させるような構造で
あることが重要である。第1図のように、外縁部分1の
長さは中心部分3の長さと同じである必要はなく、要は
、電極の根元側から加えられる加圧力の一部または全部
が、直接に、あるいは中心部分3を通じて間接的に外縁
部分1に負荷されるような構造であればよい。中心部分
3と外縁部分1との接合は、連続的スポット溶接作業で
外縁部分が抜は落ちない程度に両者が結合しておればよ
い。機械的にたたきこんだり、接合面にねじを切ったり
、接着剤で仮接合して溶接時の膨張で接合したり、或い
は、鋲どめするなど、種々の方法がある。中心部分3は
、通電を受は持つため、導電率の高い銅系材料でなけれ
ばならず、加圧力は外縁部分1が主として負担するので
、高温強度に難があり電極材料としては不適とされてい
る純銅でもよい。
a)キャップ型、(b)一体型であるが外縁部分1に大
きな電流を流すと発熱が著しく、赤熱さえするので、溶
接機のホルダー2、アダプタ一部分2°の通電部と電極
チップの中心部分3とが直接に接触させるような構造で
あることが重要である。第1図のように、外縁部分1の
長さは中心部分3の長さと同じである必要はなく、要は
、電極の根元側から加えられる加圧力の一部または全部
が、直接に、あるいは中心部分3を通じて間接的に外縁
部分1に負荷されるような構造であればよい。中心部分
3と外縁部分1との接合は、連続的スポット溶接作業で
外縁部分が抜は落ちない程度に両者が結合しておればよ
い。機械的にたたきこんだり、接合面にねじを切ったり
、接着剤で仮接合して溶接時の膨張で接合したり、或い
は、鋲どめするなど、種々の方法がある。中心部分3は
、通電を受は持つため、導電率の高い銅系材料でなけれ
ばならず、加圧力は外縁部分1が主として負担するので
、高温強度に難があり電極材料としては不適とされてい
る純銅でもよい。
その他、上記のようなJISで定められた各種の電極材
料、あるいは、市販の各種電極材料をはじめとする、導
電率が銅に準する各種の銅合金を用いることができる。
料、あるいは、市販の各種電極材料をはじめとする、導
電率が銅に準する各種の銅合金を用いることができる。
外縁部分1は、導電率が低く、加圧力を受は持つため、
融点が高く、高温強度が高いセラミックス又はサーメッ
トとする。例えば、セラミックスとしては、WClZr
B 、 TiO2,ALO3、ZrO2,Tic 、
TiB 、SiC。
融点が高く、高温強度が高いセラミックス又はサーメッ
トとする。例えば、セラミックスとしては、WClZr
B 、 TiO2,ALO3、ZrO2,Tic 、
TiB 、SiC。
Si3N4および、セメント、キャスタブル、または、
ムライトなどこれらの混合物や化合物を用いることがで
き、サーメットとしては、例えば、上記セラミックスに
Go、Ni等を複合したものを用いることができる。
ムライトなどこれらの混合物や化合物を用いることがで
き、サーメットとしては、例えば、上記セラミックスに
Go、Ni等を複合したものを用いることができる。
中心部分3の直径は、溶接機ホルダー2、アブブタ−2
寄りの部分は、電流をよく通すため大きい方がよいが、
第1図の例においてわかるように、最小径は、中心の冷
却孔4の水路の大きさで制約され、最大径は、一体型電
極の場合は溶接機ホルダーの径で制約される。非溶接物
と接触する側の部分の直径は、非溶接物を流れる電流の
電流密度を一定の値に制御するために重要であり、3〜
6.5+nmであることが望ましい。つまり、スポット
溶接に供せられる薄板の板厚は、一般に、0.5〜2.
3mmであり、健全な溶接品質の基準である最小ナゲツ
ト径は、3〜6mmであるから、電極先端の通電部分の
直径が、3mmより小さいと、必要なナゲツト径を得る
ことが却ってむづかしくなるので、中心部分の非溶接物
と接触する部分の直径は、3mm以上であることが望ま
しい。また、6.5mmより大きいと、電流密度が低く
なり過ぎて、健全な溶接品質を得難くなる。
寄りの部分は、電流をよく通すため大きい方がよいが、
第1図の例においてわかるように、最小径は、中心の冷
却孔4の水路の大きさで制約され、最大径は、一体型電
極の場合は溶接機ホルダーの径で制約される。非溶接物
と接触する側の部分の直径は、非溶接物を流れる電流の
電流密度を一定の値に制御するために重要であり、3〜
6.5+nmであることが望ましい。つまり、スポット
溶接に供せられる薄板の板厚は、一般に、0.5〜2.
3mmであり、健全な溶接品質の基準である最小ナゲツ
ト径は、3〜6mmであるから、電極先端の通電部分の
直径が、3mmより小さいと、必要なナゲツト径を得る
ことが却ってむづかしくなるので、中心部分の非溶接物
と接触する部分の直径は、3mm以上であることが望ま
しい。また、6.5mmより大きいと、電流密度が低く
なり過ぎて、健全な溶接品質を得難くなる。
外縁部分の直径のうち、中心部分と接する側、即ち、内
側の直径は、中心部分の形状によって自ずと決まるが、
外側の直径は、加圧力を有効に負担するとの観点から重
要である。
側の直径は、中心部分の形状によって自ずと決まるが、
外側の直径は、加圧力を有効に負担するとの観点から重
要である。
通常用いられている電極の外径は、13〜25mmであ
り、先端部を除くと溶接時の温度の上昇はわずかである
ので、この直径で加圧力を受けても塑性変形することは
ない。従って、外縁部分の溶接機側ホルダー、アダプタ
ー寄りの部分の外側直径は、現状の電極の外径なみで問
題ない。非溶接物と接触する側の部分は、流れる電流が
少ないので自己発熱が小さく、通常電極はど温度上昇し
ないが、非溶接物からの伝熱もあり、溶接時にはある程
度の強度低下があるので、加圧力を負担して塑性変形し
ないためには、外側直径が、7mm以上である事が望ま
しい。先端部外側直径は、大きいほど、内部応力を減少
できるので有利であるが、溶接機側ホルダー、アダプタ
ーの外径より大きくてもあまり意味がなく、犬ぎ過ぎる
と作業性が悪くなるので、30mm以下が望ましい。
り、先端部を除くと溶接時の温度の上昇はわずかである
ので、この直径で加圧力を受けても塑性変形することは
ない。従って、外縁部分の溶接機側ホルダー、アダプタ
ー寄りの部分の外側直径は、現状の電極の外径なみで問
題ない。非溶接物と接触する側の部分は、流れる電流が
少ないので自己発熱が小さく、通常電極はど温度上昇し
ないが、非溶接物からの伝熱もあり、溶接時にはある程
度の強度低下があるので、加圧力を負担して塑性変形し
ないためには、外側直径が、7mm以上である事が望ま
しい。先端部外側直径は、大きいほど、内部応力を減少
できるので有利であるが、溶接機側ホルダー、アダプタ
ーの外径より大きくてもあまり意味がなく、犬ぎ過ぎる
と作業性が悪くなるので、30mm以下が望ましい。
[実施例]
次に本発明の実施例を比較例とともに挙げる。
■電極二本発明は第2図(a)、比較例は第2図(b)
であり、夫々の構成要件は表−1に示す。
であり、夫々の構成要件は表−1に示す。
■溶接条件
加圧カニ250kg
初期加圧時間:40Hz
通電時間:12)1z
保持時間:5Hz
溶接電流:11kA
寿命判定:溶接電流の85%の電流でナゲツト径が3.
6mmを確保できる打 点数 ■非溶接材料 合金化溶融亜鉛めっき鋼板(AS] (板厚=0.8のm、目付: 45g/m’/45g/
m” )2層合金電気めっき鋼板[EL] (板厚: 0.8mm、目付: 23g/m2/23g
/m” )A S : Fe9%、EL:下層Zn85
%、残Fe。
6mmを確保できる打 点数 ■非溶接材料 合金化溶融亜鉛めっき鋼板(AS] (板厚=0.8のm、目付: 45g/m’/45g/
m” )2層合金電気めっき鋼板[EL] (板厚: 0.8mm、目付: 23g/m2/23g
/m” )A S : Fe9%、EL:下層Zn85
%、残Fe。
目付20 g/m’、上層Fe80%残Zn、目付3g
/ m2g ■溶接板組み 2枚重ね ■連続的スポット溶接(連続打点)の結果[発明の効果
] 本発明の電極を用いて連続打点を行った場合、電流の大
部分は銅系材料から成る中心部分を流れるので、高い電
流密度で非溶接物に通電することが出来、必要な大きさ
のナゲツトを容易に得ることができる。一方、外縁部分
は、電流はほとんど流れないので発熱も少なくて温度上
昇が抑制される上、高温強度の高いセラミックスから成
っており、さらに、直径を大きくしても電流密度の低下
につながらず、逆に、加圧力に起因する内部応力を減少
させるので、連続打点をおこなっても、直径の拡大が抑
制される。この結果、中心部分の直径の拡大も有効に抑
制できるので、連続打点を長時間繰り返しても、電流密
度は一定に維持することができ、健全な溶接品質を保つ
ことができる。つまり、本発明の電極を用いることによ
って、電極寿命は大幅に改善され、電極交換頻度が減少
して、スポット溶接作業のコストや生産性を画期的に改
善することができる。
/ m2g ■溶接板組み 2枚重ね ■連続的スポット溶接(連続打点)の結果[発明の効果
] 本発明の電極を用いて連続打点を行った場合、電流の大
部分は銅系材料から成る中心部分を流れるので、高い電
流密度で非溶接物に通電することが出来、必要な大きさ
のナゲツトを容易に得ることができる。一方、外縁部分
は、電流はほとんど流れないので発熱も少なくて温度上
昇が抑制される上、高温強度の高いセラミックスから成
っており、さらに、直径を大きくしても電流密度の低下
につながらず、逆に、加圧力に起因する内部応力を減少
させるので、連続打点をおこなっても、直径の拡大が抑
制される。この結果、中心部分の直径の拡大も有効に抑
制できるので、連続打点を長時間繰り返しても、電流密
度は一定に維持することができ、健全な溶接品質を保つ
ことができる。つまり、本発明の電極を用いることによ
って、電極寿命は大幅に改善され、電極交換頻度が減少
して、スポット溶接作業のコストや生産性を画期的に改
善することができる。
なお、本発明の電極の、電流密度を常に高く保つことの
できる特徴を利用すると、溶接電流の低減が可能であり
、例えば、冷延鋼板に較べて大きな電流を必要とする亜
鉛めっき鋼板の溶接において、溶接機や電源の容量を増
強が不要となる等の経済上の大きな効果も期待できる。
できる特徴を利用すると、溶接電流の低減が可能であり
、例えば、冷延鋼板に較べて大きな電流を必要とする亜
鉛めっき鋼板の溶接において、溶接機や電源の容量を増
強が不要となる等の経済上の大きな効果も期待できる。
第1分本発明の実施例を示す説明図、第2図(a)は本
発明の実施例、(b)は比較例の夫夫の電極先端寸法を
示す説明図である。 1:外縁部 2:ホルダー 2°ニアダブター 3:中心部分 4:冷却孔 1:外縁部分 2:ホルダー 2°ニアダブター 3:中心部分 4:冷却孔 第2 (C1) (b) 6ψ
発明の実施例、(b)は比較例の夫夫の電極先端寸法を
示す説明図である。 1:外縁部 2:ホルダー 2°ニアダブター 3:中心部分 4:冷却孔 1:外縁部分 2:ホルダー 2°ニアダブター 3:中心部分 4:冷却孔 第2 (C1) (b) 6ψ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 中心部分が銅系材料、外縁部分がセラミックスから
なることを特徴とするスポット溶接用電極。 2 中心部分が銅系材料、外縁部分がサーメットからな
ることを特徴とするスポット溶接用電極。 3 極先端部の寸法が、中心部分直径3mm以上、6.
5mm以下、外縁部分の外側直径が7mm以上、30m
m以下であることを特徴とする請求項1又は2記載のス
ポット溶接用電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3366688A JPH01210180A (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | スポット溶接用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3366688A JPH01210180A (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | スポット溶接用電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01210180A true JPH01210180A (ja) | 1989-08-23 |
Family
ID=12392781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3366688A Pending JPH01210180A (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | スポット溶接用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01210180A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4977855A (en) * | 1987-01-29 | 1990-12-18 | Tadahiro Ohmi | Apparatus for forming film with surface reaction |
JPH03230872A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-14 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | プロジェクション溶接用電極 |
KR100548015B1 (ko) * | 1999-01-25 | 2006-02-01 | 삼성테크윈 주식회사 | 전기저항용접용 전극부재 |
US7022934B1 (en) * | 2003-06-10 | 2006-04-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Connecting adapter for weld electrode |
JP2020127958A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | 日本製鉄株式会社 | 抵抗スポット溶接用電極、及び抵抗スポット溶接継手の製造方法 |
-
1988
- 1988-02-16 JP JP3366688A patent/JPH01210180A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4977855A (en) * | 1987-01-29 | 1990-12-18 | Tadahiro Ohmi | Apparatus for forming film with surface reaction |
JPH03230872A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-14 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | プロジェクション溶接用電極 |
KR100548015B1 (ko) * | 1999-01-25 | 2006-02-01 | 삼성테크윈 주식회사 | 전기저항용접용 전극부재 |
US7022934B1 (en) * | 2003-06-10 | 2006-04-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Connecting adapter for weld electrode |
JP2020127958A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | 日本製鉄株式会社 | 抵抗スポット溶接用電極、及び抵抗スポット溶接継手の製造方法 |
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