JPH01206588A - ターミナル圧着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） 本発明は電線とターミナルの中心を合わせて圧着する技
術に関するものである。

〔従来の技術〕

電線を圧着によってターミナルに接続する装置の従来例
を第９図によって説明する。同図において、ターミナル
ｌは導体かしめ部１ａと絶縁体かしめ部１ｂとを有し、
ここに電線６及び電線の導体部６ａを露出させたものと
を重ねてターミナル台２に載置する。このターミナル台
２は通常プレスの固定側に取りつけられており、プレス
の移動側には導体かしめ治具３と絶縁体かしめ治具４が
設けられており、これらにはかしめ溝３ａ、４ａが形成
されたている。そして、移動側のかしめ治具３，４が移
動してターミナルのかしめ部１ａ。

■ｂをかしめ、電線とターミナルの接続がされる。

接続後のターミナルの絶縁体かしめ部１ｂの断面は第１
０図（ａ）、　（ｂ）に示すようになっている。

また、ターミナル１は同一寸法のものが各種の太さの電
線６に使用されているが、これはターミナルを共用する
ことによりターミナルの種類を低減させるためである。

（発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来のターミナル圧着装置においては、
ターミナルのかしめ部１ａ、ｌｂの大きさに比して電線
６か細いと、電線とターミナルの位置が一定しないため
かしめ状態がバラツキ、第１０図（ａ）のように偏って
しまうという欠点がある。

本発明は上記の従来技術の欠点の解消を図ったもので、
線径の異なる種々の電線を常にかしめ部の中央に保持で
きるターミナルの圧着装置に関するものである。

〔問題点を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために本発明は、ターミナルのか
しめ部に電線を重ねて載置するターミナル台と、上記タ
ーミナルのかしめ部に圧接し変形させるかしめ治具とを
有し、上記ターミナル台と上記かしめ治具が相対的に往
復移動して上記電線をターミナルに圧着するターミナル
圧着装置において、 圧着動作に先立って上記電線を上記ターミナル台の中心
部に保持する電線′ガイド治具を設けた構成としている
。

〔実施例〕

以下に本発明の１実施例を図面によって説明する。第１
図は本発明のターミナル圧着装置の要部の構成を示す図
で、同図において１はターミナル２はターミナル台、３
は導体かしめ治具、４は絶縁体かしめ治具、６は電線で
、５は後述する電線ガイド治具である。ターミナル台２
は本装置の駆動をするプレス機等（不図示）の固定側で
あるベツド側に固定され、導体かしめ部３及び絶縁体か
しめ部４はラムあるいはスライド等の移動側に取りつけ
られる。ターミナルｌは黄銅槽の薄板等をプレス加工に
よって折曲加工して形成され、前方に他のターミナルと
の嵌合部と、後端部にターミナルのかしめ部１ａ、ｌｂ
が形成されている。かしめ部１ａは電線の導体部６ａと
の接続部となり、かしめ部１ｂは絶縁体の被覆された電
線６との接続部となるものである。装置のかしめ治具と
しての導体かしめ部３及び絶縁体かしめ部４はそれぞれ
かしめ溝３ａ、４ａを有している。この溝３ａ。

４ａは入口部分が広く、漸次奥へ入る程狭くなっており
、底部の中央にはターミナルのかしめ部ｌａ、ｌｂを電
線等にしっかり食い込ませるための突起部３ｂ、４ｂが
形成されている（第２図（ａ）参照）。かしめ治具３，
４はプレス機のラムまたはスライドによって共に移動し
、電線６をターミナルに圧着する。このとき電線６の径
と導体６ａの径が異なるので、かしめ治具３，４は予め
その分を高さの違いで調節しておくか、またはストロー
クを違えるかの何れかによって調整されている。

電線ガイド治具５についてであるが、これは第１図にお
いて、絶縁体かしめ治具４の左方に取りつけられている
。この電線ガイド治具５は第２図（ａ）に示すように、
入口が拡ったガイド溝５ａを有していて、溝の奥は電線
６の径と略同じ幅となって電線を軽く把持できるように
なっている。この電線ガイド治具５は、かしめ治具３，
４がターミナルをかしめる前に下りてきて、第２図（ｂ
）に示すように電線６をターミナル台２の中央に固定す
る。

この後導体かしめ治具３と絶縁体かしめ治具４が下りて
きて、ターミナルのかしめ部１ａ、ｌｂをかしめ、電線
６がターミナル１に接続されるが、このとき電線ガイド
治具５は移動しない。このように電線ガイド治具５は、
かしめ治具３，４等とは動きが異なるように調整されて
ラムやスライド等の移動側に取りつけられる。

第５図は第１図に示すターミナルの圧着装置によって、
電線６がターミナル１にかしめられた状態を示すかしめ
部１ｂの断面図である。電線６は　、ターミナル１のか
しめ部１ｂの中心に固定されている。従って、電線６の
両側のターミナルのかしめ部１ｂの部分に仮想線で描か
れた把持部８ができ、例えば、ターミナルｌをコネクタ
ハウジングの端子収容室に係止するとき等に利用できる
。

第３図、第４図は第２の実施例を示したものである。こ
の実施例においては１、電線ガイド治具７はプレス機の
固定側にターミナル固定台２と一体になって設けられ（
第３図）、ガイド溝７ａはターミナル固定台２の中心に
合致するように設置される（第４図）。ガイド溝７ａは
第１図のガイド溝５ａと同様であるが、この実施例では
固定されたガイド溝７ａに前もって電線６を挿入してお
く。

この後のかしめは前述したのと同じであるが、この実施
例によれば、電線ガイド７は移動しないでよいから、構
造を簡単にできる。

更に、ガイド溝７ａにテーパを付けて、取りつけ高さを
調節可能にしておけば、線径の異なる種々の電線にも簡
単に対応できる。

第６図乃至第８図は第３の実施例を示すもので、電線ガ
イド治具はかしめ治具側電線ガイド治具１１　（以下「
上側電線ガイド治具」という。）とターミナル台側電線
ガイド治具１０（以下「下側電線ガイド治具」という。

）に分割されている。

第７図に示すように、上側電線ガイド治具１１は治具保
持部材９に形成された案内溝９ａ内にスライド可能に収
納されている。上側電線ガイド冶具１１は先端に電線を
ガイドするＶ型のガイド溝１１ａと、中間部に突起１１
ｂが形成されている。

この突起１１ｂは案内溝９ａの拡大部９ｂ内に収容され
、ぼね１２によって′押圧され、上側電線ガイド治具１
１を下側電線ガイド治具１０に向けて付勢している。下
側電線ガイド治具１０はその先端部に電線を滑らせて自
然に中心にガイドできるように円弧状の窪み１０ａが形
成されている。

第８図はこの第３の実施例の作用を示す図である。（ａ
）は電線が上側電線ガイド治具１１及び下側電線ガイド
治具ＩＯによって保持される以前の状態で、電線６は下
側電線ガイド治具ｌＯの窪み１０ａの任意の位置例えば
一方の端にある。（ｂ）のように上側電線ガイド治具１
１が接近して電線６を下側電線ガイド治具１０との間に
挟み始めると、電線６は上側電線ガイド治具１１のガイ
ド溝１１ａと下側電線ガイド治具１０の窪み１０ａの斜
面を滑って中心に向かって移動する。（Ｃ）のようにガ
イド部材１１と下側電線ガイド治具１０が圧接すると、
電線６はガイド治具の中心部でばね１２の力で圧接挟持
される。このようにして電線は圧着動作に先立ってガイ
ド治具の中心部にガイドされ、かつ電線の軸方向の動き
も抑えられて保持される。

この後ターミナル台２とかしめ治具３，４が相対的に接
近して電線６がターミナル１に圧着される。

（発明の効果〕 本発明によれば、ターミナル固定台と、かしめ治具とが
相対的に往復移動して上記電線をターミナルに圧着する
ターミナル圧着装置において、圧着動作に先立って上記
電線を上記固定台の中心部に保持する電線ガイド治具を
設けた構成としているので、電線をターミナルのかしめ
部の中心でかしめることが出来る。又、電線の軸方向の
動きも抑えられるために、かしめ治具と電線のかしめ位
置が正確となり、かしめ不良がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例である圧着装置の要部の構成
を示す正面図、 第２図は第１図の側面図で、 （ａ）は電線ガイド治具５によりガイドされる前の状態
を示す図、 （ｂ）はガイドされた状態を示す図、 第３図は第２の実施例を示す正面図、 第４図は電線ガイド治具７によりガイドされた状態を示
す第３図の側面図、 第５図は本発明による圧着後のターミナルかしめ部の断
面図である。 第６図は第３の実施例を示す正面図、 第７図は第３の実施例の要部の構成を示す第６図の側面
図、 第８図は第３の実施例の作用を示す第６図の側面図で、 （ａ）は電線がガイドされる前の状態を示す図、 （ｂ）は挟持され始めた状態を示す図、（Ｃ）は圧接挟
持された状態を示す図、第９図は圧着装置の従来例の要
部斜視図、第１Ｏ図は圧着後のターミナルかしめ部の図
で、（ａ）は電線が偏った場合の断面図、 （ｂ）は正常な場合の断面図である。 １・・・ターミナル、ｌａ、ｌｂ・・・かしめ部、２・
・・ターミナル台、３，４・・・かしめ治具、５，７・
・・電線ガイド治具、６・・・電線、１０・・・ターミ
ナル台側電線ガイド治具、１１・・・かしめ治具側電線
ガイド治具。 特許出願人　　　矢崎総業株式会社 第１図 （Ｑ）　　　　　　　　　（ｂｌ 第２図 第７図 （ａ）　　　　　（ｂ）　　　　　（Ｃ１第８図 第１０図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ターミナルのかしめ部に電線を重ねて載置するタ
   ーミナル台と、上記ターミナルのかしめ部に圧接し変形
   させるかしめ治具とを有し、上記ターミナル台と上記か
   しめ治具が相対的に往復移動して上記電線をターミナル
   に圧着するターミナル圧着装置において、 圧着動作に先立って上記電線を上記ターミナル台の中心
   部に保持する電線ガイド治具を設けたことを特徴とする
   ターミナル圧着装置。
2. （２）上記電線ガイド治具が圧着動作に先立って電線を
   ターミナル台の中心部にガイドすることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のターミナル圧着装置。
3. （３）上記電線ガイド治具が上記ターミナル台側と上記
   かしめ治具側とに分割して設けられ、圧着動作に先立っ
   て電線をターミナル台の中心部で圧接挟持することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のターミナル圧着装
   置。