JPH01206344A - 圧力ローラ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、例えば感光紙を用いたプリンタ、複写機等に
備えられる圧力ローラ装置に関するものである。

［従来技術］ 従来、シート状の媒体例えば感圧記録紙や未定着トナー
像を有した記録紙等を圧力現ｆ象あるいは圧力定着する
方法として、一対のローラ間に適度の大きさのほぼ均一
な圧力を発生させこの間に記録紙を通過させていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、圧力ローラ間の全長にわたって均一に圧
力を得ようとすると、記録紙の端部では他の部分より高
圧力になり記録紙の端部がシワになったり損傷を受けた
りする。また記録紙の端部付近において記録紙が存在し
なく圧力ローラ間に間隙ができる部分で圧力ローラが圧
力ローラ間隙方向にたわみ、そのため記録紙の存在する
方に分力が発生し、記録紙を圧力ローラ中央部に向って
押し込もうとし、シワが発生したり加圧処理後の記録紙
の搬送位置が定まらないという問題点かあつた。

［発明の目的］ 本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、圧力ローラとシート状媒体のニップ幅全域に
わたってできるだけ均一な圧力分布を可能にし、かつシ
ート状媒体の端部においての高圧力の発生を防止し、良
質でシワのないシート状媒体を得ることができる圧力ロ
ーラ装置を提供することを目的とする。

し課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明によれば、フレーム内
に回転可能に支承された一対の圧力ローラと、前記圧力
ローラのうち一方の圧力ローラがバネ負荷等により他方
の圧力ローラに向って加圧可能な加圧装置と、前記圧力
ローラ間に進入し、かつ圧力ローラの軸線方向の加圧可
能な長さより小さいシート状媒体とを備えた圧力ローラ
装置において、前記圧力ローラ間に介在するシート状媒
体の圧力ローラの軸線方向における両端部付近に位置す
る少なくとも一方の圧力ローラが、圧力ローラ間に介在
するシート状媒体の端部の発生圧力を減じる方向へたわ
むように形成された。

［作用］ 上記の構成を有する本発明によれば、シート状媒体の端
部に加えられる加圧力が減じられシート状媒体の端部に
おいてシワが発生したり損傷することなく、また記録紙
が存在しない圧力ローラ間隙部においても圧力ローラは
圧力ローラ間隙方向にたわむことなくシート状媒体の端
部での記録紙中央部方向へ向う力の発生が防止できシー
ト状媒体の搬送が容易に行え、この力によるシワも防止
できる。

［実施例］ 以下、本発明を具体的に説明するために実施例を挙げて
説明する。　　　　　　　　　　　感第３図は、フルカ
ラーの複写を可能とした徘光感圧複写機の概略断面図で
ある。なお、この様な複写を可能とする感光紙（光等を
受けて機械的強度が変化するマイクロカプセルが表面に
塗布され、そのマイクロカプセル内には染料等が内蔵さ
れているマイクロカプセル紙と、マイクロカプセル等に
内蔵される染料等と反応する顕色剤が塗布されている顕
色紙とからなる）は特開昭５８−８８７３９号公報など
で提案されており、ここでは詳述しない。

感光感圧複写機４０は、図示するように天板部分が左右
方向に移動可能な原稿台ガラス２及び原稿台カバー１よ
り構成され、その原稿台ガラス２の上には所望の原稿が
伏せた状態で置くことができる。複写機４０の右上部に
は、前記原稿台ガラスの移動方向と直交する方向に延び
るハロゲンランプ３及びそれを囲むように配置された半
筒状の反射鏡４からなる光源が固着され、原稿台ガラス
２に向けてのライン状に光を照射する。

従ってハロゲンランプ３から放たれた光は、原稿台ガラ
ス２が左右方向に移動することにより、その原稿台ガラ
ス２の左端部から右端部に至るまで全面を順次照射する
ことができる。光源から照射された光は、透明な原稿台
ガラス２を透過してこの上に置かれた原稿により反射さ
れるが、この照射光が原稿以外の部分から漏れないよう
に原稿台ガラス２の上面を覆う原稿台カバー１が備えら
れている。

また、ハロゲンランプ３から発ぜられる光を高効率で原
稿照射に利用するため、光源の左方にはりフレフタ５が
配置され、直接原稿に向かわない光を反射して再び原稿
の照射に用いている。

ハロゲンランプの右方には外部から空気を入れるファン
６及びルーパー７が備えられている。これにより空気が
原稿台ガラス２に効率よく当てられる。ハロゲンランプ
３から照射され、原稿台ガラス２上に位置する原稿から
反射された光はフィルタ８を通過してレンズ９に入る。

フィルタ８はマイクロカプセル紙３７の感度特性に応じ
て光の透過特性を変更し、複写画像の色調を調整するな
めのらのである。レンズ９はレンズ取付板１０に取付け
られ、光路に対し微小角調整が可能である。

レンズ９により集光された光は２個の反射ミラー１１に
より１８０°方向転換され、露光台１つ下方に密接する
マイクロカプセル紙３７の上で結像される、２個分の反
射ミラー１１はミラー取付板１２に固着され、光路長の
調整、ピントの調整はミラー取付板１２の取付位置の微
調整により行なわれる。

一方、長尺状のマイクロカプセル紙３７はカートリッジ
軸１４に巻かれた状態で原稿台ガラス２の下方に配置さ
れた取外し可能なカートリッジ１３に収容されており、
その一端部は、多数のローラと圧力現像装置２０を経て
巻取り軸２５に至っている。

すなわち、カートリッジ１３の下部から出たマイクロカ
プセル紙３７は、送りローラ１５タイコローラ１７に導
かれて露光台１９の下方を通った後、圧力現像装置２０
に供給される。その後、圧力現像装置２０を通過したマ
イクロカプセル紙３７は、剥離ローラ２３及び蛇行調整
ローラ２４Ｇ；導かれた後、巻取り軸２５上に巻き取ら
れる。カートリッジ１３を出た後の未感光なマイクロカ
プセル紙３７は遮光カバー１６により未感光状態が保持
される。

マイクロカプセル紙３７の搬送速度はカプセル紙送りロ
ー・う２２により一定に制御されており、また原稿台ガ
ラス２の移動速度に一致させであるため、露光台１つを
通過する際のマイクロカプセル紙３７には原稿の所定の
ラインの潜像が順次形成される。

また、圧力現像装置２０の下方にはカット紙タイプの顕
色紙３８を収容する顕色紙カセット３２が設けられてお
り、顕色紙３８は半月ローラ３３により一枚づつ取り出
されて顕色紙ローラ３４及びレジストゲート３５により
先端部が位置合わせされた後圧力現像装置２０の用紙搬
入口に搬送される。

従って、圧力現像装置２０にはマイクロカプセル紙３７
と顕色紙３８とが密着して一体となった状態で供給され
る。圧力現像装置２０は小径ローラ２１とバックアップ
ローラ３１により構成される。マイクロカプセル紙３７
の潜ｆ象が形成されたマイクロカプセル面と顕色紙３８
の顕色剤塗布面とが内側で接触する状態で一体となって
小径ローラ２１とバックアップローラ３１にはさみ込ま
れ圧力が加えられる。この圧力により未露光のマイクロ
カプセルが破壊され顕色紙３８上に画像が形成される。

圧力現像装置から出たマイクロカプセル紙３７と顕色紙
３８とはカプセル紙送りローラ２２で搬送され、剥離ロ
ーラ２３によりマイクロカプセル紙は上方に、顕色紙３
８は直交方向に分離される。

顕色紙３８は熱定着装置により発色を促進されて画像が
形成された後、排紙トレイ２７に画像面を上にして搬出
される。熱定着装置はヒータ３０を内部に有する中空の
ヒートローラ２９と顕色紙送りローラ２８より構成され
ている。

分離されたマイクロカプセル紙は蛇行調整ローラ２４を
経て巻き取り軸２５に巻かれる。

以上のように構成された装置において、その作用を以下
に説明する。

今、原稿台カバー１を開けて原稿台カラス２上に原稿を
載置した後、スタートボタン（図示せず）を押下すると
、まず原稿台ガラス２が第２図において右方へ移動して
原稿台カラス２の左端が光源と対向する位置で停止する
。その後、ハロゲンランプ３が点灯した状態において、
原稿台ガラス２を左方向へ移動させる。ハロゲンランプ
３から照射された光は、原稿で反射された後、フィルタ
８゜レンズ９及び２個の反射ミラー１１で反射された後
、露光台１つ下方に位置するマイクロカプセル紙３７上
に結像される。このとき、マイクロカプセル紙３７は、
原稿台ガラス２の移動速度と同じ速度で露光台１９上を
左方向へ移動させられるので、マイクロカプセル紙３７
上には原稿上の画像が潜像として形成される。

原稿台ガラス２の左方向への移動に伴って半月ローラ３
３によって顕色紙カセット３２から顕色紙３８が取り出
され露光済のマイクロカプセル紙３７と重ね合わせられ
た状態で圧力現像装置２０に供給され、マイクロカプセ
ル紙３７上の潜像が顕色化されて顕色紙３８上に転写さ
れる。

その後、顕色紙３８は、熱定着装置により熱定着された
後、複写機４０外に排出される。一方圧力現像装置２０
を通過したマイクロカプセル紙３７は、順次巻取り軸２
５に巻き取られる。原稿台ガラス２がその右端が光源と
対向する位置まで移動し終えると、原稿の複写が完了し
、ハロゲンランプ３が消灯させられる。

第１図において上圧力ローラ４１と下圧力ローラ４２の
間には潜像あるいは未定着像を有した記録紙４３がはさ
まれており、加圧されている。そして上圧カローラ４１
は下圧力ローラ４２より直径が小さく剛性を小さくしで
ある。この記録紙上の潜像を現像するのに必要な圧力は
７００ｋｇ／ｍｍ２以上と高いためこの上圧力ローラ４
１はたわむためこの小径の上圧力ローラ４１に対して軸
線に平行に且つこの小径上圧力ローラ４１の長手方向に
多数の保持ローラ４４が設けられておりこれらの回転中
心軸４５がこの圧力現１象に必要な圧力に十分耐えうる
剛性をもつ上フレーム４６によて支えられている。よっ
てこれら保持ローラ４４の支持により小径の上圧カロー
ラ４１は記録紙４３とのニップ幅はぼ全域にわたってた
わみが抑制できる。

下圧力ローラ４２の下部にはその軸線に平行にかつ長手
方向に加圧ローラ４７が配置され、その回転中心軸とな
る加圧シャフト４８を中心に回転することができる。そ
して加圧シャフト４８は局部的に平らな部分が設けられ
、その部分にバネ４つを取りつけである。よってこのバ
ネ負荷により下圧力ローラ４２を小径の上圧力ローラ４
１に押しつけ記録紙上の画像形成に必要な圧力を圧力ロ
ーラ間に発生させる。その際小径の上圧カローラ４１を
支える保持ローラ４４の配置を記録紙４３の加圧幅より
小さい位置に配置し、記録紙４３の端部に接する小径の
上圧力ローラの上部には保持ローラ４４を配置しない。

よって下圧力ローラ４２による加圧力は小径の上圧力ロ
ーラ４１が記録紙４３の端部においてたわみを生じるこ
とにより弱められ、そのため記録紙４３上の端部に発生
する圧力も小さくなり記録紙４３の端部のシワや高圧力
による損傷が防止できる。

尚、この記録紙４３の端部におｃ−する小径の上圧カロ
ーラ４１のたわんだ部分の圧力は記録紙４３上に画像形
成させるに十分な圧力になるように小径の上圧力ローラ
４１の剛性を考慮し、この部分でのたわみ量を決定しで
ある。また下圧力ローラ１１２は記録紙４３の端部では
小径の上圧カローラ４１のたわみに追従してたわまない
ように剛性及び加圧ローラ４７の配置加圧力が決定され
ていることはうまでもない。

第２図は記録紙４３の端部付近の該略図である。

第２図に示したように圧力ローラ間に均一に圧力を発生
させた場合圧力ローラ間の記録紙３が存在しない領域に
ほぼ記録紙３の圧縮厚さ分の間隙が生じるがこの間隙方
向に剛性の小さい圧力ローラがたわむことがなくかつ記
録紙の端部上に記録紙３の中央部方向に分力を発生させ
ることがなくこの分力による記録紙のシワの発生や搬送
位置ズレが防止できる。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、一対の圧力ローラによりシート状媒体に圧力を加える
際シート状媒体の端部に接する圧力ローラの少なくとも
どちらか一方の圧力ローラをシート状媒体の発生圧力を
減じる方向にたわませることによりシート状媒体上の端
部に発生する必要な圧力以上の不要な圧力を減少させる
ことができシー１〜状媒体の端部におけるシワの発生及
び高圧力による損傷を防止することかできる。またシー
ト状媒体の最端部付近のシート状媒体の圧縮厚さ程度の
圧力ローラの間隙方向への圧力ローラのたわみがないた
めシート状媒体端部に発生するシート状媒体の端部が中
央部に移動することがなくなり、そのためシート状媒体
はニップ幅全域にわたり圧力ローラの軸線に垂直方向に
送られ、シート状媒体の搬送位置ズレやこの分力による
シワが防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は圧力現像装置の該略図、第２藺は圧
力ローラ間の記録紙端部付近の概略図、第３図は感光感
圧複写機の概略断面図である。 図中、２０は圧力現像装置、２１は小径ローラ、４１は
上圧力ローラ、４２は下圧力ローラ、４３は記録紙、４
４は保持ローラ、４５は回転中心軸である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 フレーム内に回転可能に支承された一対の圧力ローラと
   、 前記圧力ローラのうち一方の圧力ローラがバネ負荷等に
   より他方の圧力ローラに向って加圧可能な加圧装置と、 前記圧力ローラ間に進入し、かつ圧力ローラの軸線方向
   の加圧可能な長さより小さいシート状媒体とを備えた圧
   力ローラ装置において、 前記圧力ローラ間に介在するシート状媒体の圧力ローラ
   の軸線方向における両端部付近に位置する少なくとも一
   方の圧力ローラが、圧力ローラ間に介在するシート状媒
   体の端部の発生圧力を減じる方向へたわむように形成さ
   れたことを特徴とする圧力ローラ装置。