JPH01205936A - ワイヤカット放電加工機のワイヤ排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はワイヤカット放電加工機のワイヤ排出装置に係
り、更に詳細には放電加工に使用されたワイヤの排出時
に、ワイヤの振動を抑えベルトの摩耗に関係なく円滑な
排出作業を可能としたワイヤ排出装置に関するものであ
る。

（従来の技術） 従来、例えばワイヤカット放電加工機で放電Ｊｕｌｌ工
に使用したワイヤを回収する回収手段として、上■に配
設した搬送用事ベルｌ−にてワイヤを挾持し、ベルトを
駆動してワイヤ電極を引張り機外へ排出する装置がある
。

〈発明が解決しようとする課題） 上述のごときワイヤ排出装置にあっては、ワイＶを挾持
する部分が搬送ベルトの１ケ所に限られるため、ワイヤ
によりベルトが摩耗し溝ができて、ワイＶがスリップし
強力に引張ることができず、ベルトの寿命が短かく、か
つワイヤ送り込み時にベルトの摩耗により振動を起こす
という問題点があった。

更に、搬送ベルトのワイヤ挿入物からワイヤ排出装置の
搬送区間に挾持されたワイヤは、位置の規制がないため
ワイヤの走行経路が一直線にならず、排出されるワイヤ
に曲げ歪みが発生し、機外でこのワイＮ２を回収する回
収箱のワイヤ収容密度が損われるという不都合があった
。

そこで、この発明は、上述した問題点に鑑み創案された
ものであって、搬送ベルト機構の前後に送りローラと排
出用ローラを設け、搬送ベルトの搬送区間中でベルトに
ひねりを加えて、ワイヤを真直に搬送し、ベルトの摩耗
が排出に影響なく、歪みを抑えベルトの交換リイクルの
延長を図ったワイヤカット放電加工様の排出装置の提供
を目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 前述のごとき従来の問題点を解決するために、本発明は
、ワイヤカット放電加工機において放電加工に使用した
ワイヤを搬送回収するワイヤ排出装置において、上下に
配設されワイヤを挾持して搬送する搬送ベルト機構の前
後に高硬度の送りローラと排出用ローラを設け、前記搬
送ベルトの搬送区間中においてベルトにひねりを加えた
ことを特徴どしてなるものである。

（作用） 前述の構成により、搬送ベルト機構の前後に送り込みロ
ーうおよび排出用ローラを設は駆動することにより、ワ
イヤの送り込み、引張り排出作業が円滑に行なえ、且つ
、搬送ベルトの搬送区間中においてベルトにひねりを加
えたことにより、ワイ〜７は調芯作用により一直線に走
行できる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第２図を参照するに、第２図には、ワイヤカットＭ電加
工懇の全体的構成が概念的に例示しである。

ワイヤカット放電加工機 液受け５を備えると共にコラム７を備えている。

加工液受け５の上方には、ワークピースＷを固定支持す
るワーククランプ９を備えた移動テーブル１１がＸ軸方
向とＹ軸方向の２次元的に動きができるよう支持されて
いる。

コラム７の上部側面には、上部アーム１３が取付けてあ
り、この上部アーム１３の先端部には、上下動するスラ
イド１５が上下位置調節自在に装着しである。スライド
１５の下端部には、上部ノズルホルダ１７が取付けてあ
り、この上部ノズルホルダ１７には上部加工液供給ノズ
ル１９が８１しである。

また、コラム７の下部付近の側面には、上部アーム１３
と平行に下部アーム２１が取付けである。

下部アーム２１の先端部には、上部加工液供給ノズル１
９と対向して下部加工液供給ノズル２３が下部ノズルボ
ルダ２５を介して装着しである。上記上部加工液供給ノ
ズル１９と下部加工液供給ノズル２３は、ワークピース
Ｗの放電加工部へ蒸留水のごとき加工液を噴射供給する
と共に、電極としてのワイヤ２７を案内保持する作用を
なすものである。

コラム７の上部には、微細なワイヤ２７を放電加工部へ
連続的に供給する供給リール２９が回転自在に装着しで
ある。

前記供給リール２９からのワイヤ２７は、コラム７から
上部ノズルホルダ１７に亘って設けられた回転自在な複
数の上部ガイドローラ３１を経て上部加工液供給ノズル
１９に至り、この上部加工液ノズル１９からワークピー
スＷの放電加工部を通過して下部加工液供給ノズル２３
に至っている。

さらに、ワイヤ２７は、下部ノズルホルダ２５に設けた
高硬度の例えばセラミックス等で製作されたワイヤ巻き
込み用の送りローラ３３と、ワイヤ２７を挾持して搬送
する搬送ベルト３５と、この搬送ベルト３５の後方に設
けた前記送りローラ３３と同材質のワイヤ排出用ロー５
３７よりなる一連のワイヤ排出装置４１により、基台３
の側面に設けた回収箱３９に排出処理される。

第２図に示したワイヤ排出装置４１について更に詳細に
説明する。

第１図を参照するに、概念的に示されるように、供給リ
ール２９から送り出されるワイヤ２７は、上部ガイドロ
ー５３１より上部加工液供給ノズル１９に案内され下部
加工液供給ノズル２３に至る。

前記上部加工液供給ノズル１９ど下部加工液供給ノズル
２３間に張られたワイヤ２７により、電！ＦＪＩＦｊＭ
よりネジ部材等の駆動系を介して移動するワークテーブ
ル９上のワークピースＷを加工する。

放電加工に使用されたワイヤ２７は、下部ノズルホルダ
２５に設けた高硬度例えばセラミックス等で製作された
ワイヤ巻き込み用の送りローラ３３により案内されて、
搬送ベルト３５にて挾持されながら搬送され、出側に設
けたワイヤ排出用ローラ３７にて挟圧排出される。

このワイヤ排出用ローラ３７にて排出されたワイ１７２
７は回収箱３９に収納される。なお、前記送りローラ３
３とワイヤ排出用ローラ３７は、図示を省略したが電動
機等より駆動系を介して駆動される。

前記搬送ベルト３５は両端に無駆動のローラ４３を備え
、搬送区間Ａ内にて少なくとも１回以上のひねりを与え
られている。このひねりを保持するための案内ローラ４
７を適数ケ所に配設している。

上記の構成により下部加工液供給ノズル２３を通過した
放電加工済の電極であるワイヤ２７は、送りローラ３３
と下側の搬送ベルト３５により挾持され搬送される。

この際、送りローラ３３はセラミックス等の高硬度（イ
で製作されているので、ワイヤ２７による消耗等が極め
て少ないため、ワイヤ２７の振動を起こすこともなく円
滑に送り込むことができる。

前記送りローラ３３により送られたワイヤ２７は、上下
に配設した搬送ベルト３５にて挾持され、搬送区間Ａ内
に設けた複数のひねりを通過して、後方にＫＱ　４）だ
ワイヤ排出用ローラ３７にて引張られ回収箱３９へ収容
される。

この際、ワイヤ排出用ローラ３７が駆動されているので
搬送ベルト３５の両端に設けたローラ４３は無駆動であ
りワイ１’　２７を強制的に送り出ずことをしない。ま
た、搬送区間Ａ内でひねりを通過するので、ワイヤ２７
は調芯作用を受けて搬送ベルト３５の摩耗に関係なく、
真直に搬送することができる。

更に、搬送ベルト３５の後方に設（）たワイヤ排出用ロ
ーラ３７も送りローラ３３と同様にセラミックス等の高
硬度材で製作されかつ駆動されるため、搬送ベルト３５
のベルトの摩耗に関係なく、ワイヤ２７を排出すること
ができる。

上述のごとく、ワイヤ２７に撮動を与えること【１く搬
送でき、搬送ベルト３５の摩耗がワイヤ２７の搬出に影
響しないため、搬送ベルト３５のベル１〜交換サイクル
を長く取ることができる。

なお、上述した実施例に限定されることなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ること
は勿論である。

［発明の効果］ 以上のごとき実施例の説明から理解されるように、要す
るに本発明は、ワイヤカット放電加工機にＪ３いて放電
加工に使用したワイヤを搬送回収するワイヤ排出装置に
おいて、上下に配設されワイ曳７を挾持して搬送する搬
送ベルト機構の前後に高硬度の送りローラと排出用ロー
ラを設け、前記搬送ベルトの搬送区間中においてベルト
にひねりを加えてなるものであるから、ベルトの消耗に
関係なく円滑にワイヤの排出作業を行なうことができ、
ベルトの交換サイクルの延長を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す装置を概念的に例示し
た説明図である。第２図はワイＡｔ　７Ｊフット電加工
機全体の配置的構成を概念的に示した説明図である。 １・・・ワイヤカット放電加工機　２７・・・ワイψ３
３・・・送りロー５３５・・・搬送ベルト３７・・・ワ
イヤ排出用ローラ　４５・・・ひねり４１・・・ワイヤ
排出装置 代理人　弁理士　　三　好　保　男

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワイヤカット放電加工機において放電加工に使用したワ
   イヤを搬送回収するワイヤ排出装置において、上下に配
   設されワイヤを挾持して搬送する搬送ベルト機構の前後
   に高硬度の送りローラと排出用ローラを設け、前記搬送
   ベルトの搬送区間中においてベルトにひねりを加えたこ
   とを特徴とするワイヤカット放電加工機のワイヤ排出装
   置。