JPH0952660A - ワイヤ供給装置 - Google Patents

ワイヤ供給装置

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Publication number
JPH0952660A
JPH0952660A JP20953495A JP20953495A JPH0952660A JP H0952660 A JPH0952660 A JP H0952660A JP 20953495 A JP20953495 A JP 20953495A JP 20953495 A JP20953495 A JP 20953495A JP H0952660 A JPH0952660 A JP H0952660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
bobbin
entanglement
entanglement prevention
feeding device
Prior art date
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Pending
Application number
JP20953495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Onoguchi
良明 小野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP20953495A priority Critical patent/JPH0952660A/ja
Publication of JPH0952660A publication Critical patent/JPH0952660A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤを、絡ませずに安定して供給できるワ
イヤ供給装置の提供。 【解決手段】 ワイヤ10を巻取ったボビン20と、前記ボ
ビン20から引出されるワイヤ10を所定方向に案内するガ
イドプーリ30とから構成されたワイヤ供給装置におい
て、前記ボビン20と前記ガイドプーリ30との間の所定位
置に、2本の絡み防止ロールA、Bを相互に所定間隔を
開けて、それぞれの軸がボビン20の軸と平行になるよう
に配されている。 【効果】 ワイヤ10がボビン20から水平に引出されるの
で、ワイヤ10同士に絡みが起きない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤを絡まぜず
に安定して供給できるワイヤ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ供給装置は、例えば、ワイヤ放電
加工機にワイヤを供給する際に用いられる。前記ワイヤ
放電加工機は、電極として用いられるワイヤ(黄銅線
等)を一定の張力のもとに被加工物に対向させ、ワイヤ
と被加工物間で発生する放電エネルギーにより被加工物
を加工するものである。ところで、従来のワイヤ供給装
置は、図3イ、ロに示すように、ワイヤ10を巻取ったボ
ビン20と、前記ボビン20から引出されるワイヤ10をワイ
ヤ放電加工機(図示せず)に案内するガイドプーリ30と
から構成されている。ボビン20は回転軸50に回転可能に
取付けられている。ワイヤ10をボビン20から引出す際
に、ボビン20が自由回転して、巻かれたワイヤ10に弛み
が生じるのを防止する為に、ボビン20の回転はブレーキ
(図示せず)により制動されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のワイヤ供給装置
は、ガイドプーリ30が固定配置されている為、ワイヤ10
の引出角度αは、ワイヤ10が引出されるにつれて刻々と
変化する。前記引出角度αが大きいときは、引出される
ワイヤ10の上に、隣接するワイヤ10が被さって、ワイヤ
10同士の絡みが起きる。絡みが起きると運転を中断して
絡みをほぐす為、生産性が著しく低下するという問題が
あった。ワイヤ10同士の絡みは、ボビン20を、軸を縦に
して取付けたときに、特に起き易い。これは、ボビン20
での離線位置が下から上に移動する際、上のワイヤが引
出されるワイヤ上に落下し易い為である。本発明は、ワ
イヤを、絡ませずに安定して供給できるワイヤ供給装置
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワイヤを巻取
ったボビンと、前記ボビンから引出されるワイヤを所定
方向に案内するガイドプーリとから構成されたワイヤ供
給装置において、前記ボビンと前記ガイドプーリとの間
の所定位置に、2本の絡み防止ロールが、それぞれの軸
をボビンの軸と平行にして配されていることを特徴とす
るワイヤ供給装置である。
【0005】以下に、本発明のワイヤ供給装置を図を参
照して具体的に説明する。図1イ、ロは、本発明のワイ
ヤ供給装置の態様を示すそれぞれ側面図及び平面図であ
る。このワイヤ供給装置は、ワイヤ10が巻かれたボビン
20と、前記ボビン20から引出されるワイヤ10をワイヤ放
電加工機等(図示せず)に案内するガイドプーリ30と、
前記ボビン20とガイドプーリ30との間の所定位置に配置
された2本の絡み防止ロールA、Bとから構成されてい
る。ボビン20は、縦に配された回転軸50に回転自在に取
付けられている。ボビン20の軸と絡み防止ロールの軸と
は平行になっている。ガイドプーリ30のガイド方向の延
長線上にボビン20の軸芯がある。絡み防止ロールBは、
その側面がガイドプーリ30のガイド方向の延長線に接す
るように配置されている。絡み防止ロールAは、絡み防
止ロールBより外側に配置されている。絡み防止ロール
A、Bの下端にはマグネット43が取付けられていて、移
動し易く且つ使用中に倒れないようにしてある。
【0006】前記ワイヤ供給装置において、ボビン20か
ら引出されたワイヤ10は、2本の絡み防止ロールA、B
の間をそれぞれの後面と前面に接して通過したあと、ガ
イドプーリ30を通って、放電加工機(図示せず)に供給
される。前述のように、ボビンはブレーキにより制動さ
れている為、引出されるワイヤ10には張力が掛かる。こ
の張力により、ワイヤは、ボビンの引出位置の移動に伴
い、絡み防止ロールA面上を滑り、ボビン20との間で水
平が保たれる。ワイヤ10は、絡み防止ロールAを離れた
あと、絡み防止ロールBを経て、ガイドプーリ30に供給
される。この間で、ワイヤ10に引出角度βが形成される
が、ボビン20から離れているので絡みを誘発するような
ことがない。絡み防止ロールAにおけるワイヤの接触角
度θは、絡み防止ロールBを固定したとき、絡み防止ロ
ールAをボビン20に近づけると小さくなり、ボビン20か
ら遠ざけると大きくなる。前記接触角度θは、用いた絡
み防止ロールAの表面が滑り易いときは大きくし、滑り
難いときは小さくする等して、ワイヤがボビンから水平
に引出されるように選定する。接触角度θが大き過ぎる
とワイヤに巻き癖が付くので注意する必要がある。
【0007】図2は本発明装置を構成する絡み防止ロー
ルAの態様を示す縦断面図である。絡み防止ロールA
は、シャフト40の上下部分にベアリング41が配され、そ
の周囲にMCナイロン製の筒42が取付けられたものであ
る。前記絡み防止ロールAの表面材質は、ワイヤがボビ
ンのワイヤ引出位置の上下に追随して適度に滑り移動す
るものであれば、高分子材料やアルミニウム等の金属材
料等任意である。特に、高分子材料は、軽量で取扱い易
く、見栄えが良く、且つ入手し易い為、絡み防止ロール
の少なくともワイヤと接する面が高分子材料により形成
されていることが好ましい。絡み防止ロールAは、ベア
リング等により回転自在に形成されている為、ワイヤが
前記絡み防止ロールと擦れて損傷したりすることがな
い。絡み防止ロールBは、材料等全てが絡み防止ロール
Aと同じもので差し支えない。
【0008】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。ワイヤ放電加工機を用いて鉄板を加工した。ワイヤ
供給装置には、図1に示した本発明品、又は図3に示し
た従来品を用いた。電極となるワイヤには 0.2mmφの黄
銅線を用いた。ワイヤをボビンから引出す際の引出角度
αと、絡みの発生回数を調査した。結果を表1に示す。
尚、絡み防止ロールの筒部の材質は種々に変化させた。
絡み防止ロールの直径は40mmφとし、絡み防止ロールと
ワイヤとの接触角度θは60〜120 度の間に変化させた。
ワイヤには 200gの張力を掛けた。
【0009】
【表1】
【0010】表1より明らかなように、本発明例品(N
o.1〜5)は、いずれも、絡みの発生回数が少なかった。
これは絡み防止ロールを配置した為に、ワイヤがボビン
から、ほぼ水平に引出された為である。接触角度につい
ては、接触角度を 120度にすると、ワイヤと絡み防止ロ
ールAとの接触長さが長くなって、ワイヤの滑り性が低
下し、その結果、ワイヤの水平保持が若干困難になり、
絡みが起き易くなった。絡み防止ロールの材質について
は、ワイヤの接触角度θが90度の場合、MCナイロンの
方がアルミニウムより優れている。これはアルミニウム
の方が滑り難い為で、アルミニウムでも接触角度θを60
度に小さくすることにより改善できた。尚、本実施例で
用いた絡み防止ロールA、Bは、筒部がMCナイロン製
で、下端にマグネットを取付けたものを用いたので、絡
み防止ロールの移動が容易であり、しかも使用中の安定
性も良かった。他方、比較例品(No.6) は、絡み防止ロ
ールを用いなかった為、ボビンとの間で、最大25度の引
出角度αが付き、その結果、絡みが多発し、生産性が著
しく低下した。
【0011】以上、放電加工用の電極ワイヤを、ボビン
を縦に配置して供給する場合について説明したが、本発
明は、ワイヤ電極以外のワイヤを供給する場合でも、又
ボビンを横に配置する場合にも同様の効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のワイヤ供
給装置によれば、ワイヤがボビンからボビンの軸に対し
て垂直方向に引出される為、ワイヤをボビンから引出す
際にワイヤに絡みが起きるようなことがなく、ワイヤ放
電加工等において生産性が向上し、工業上顕著な効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤ供給装置の態様を示す側面図及
び平面図である。
【図2】本発明のワイヤ供給装置にて用いるガイドロー
ラの態様を示す側面図である。
【図3】従来のワイヤ供給装置の側面図及び平面図であ
る。
【符号の説明】
10……ワイヤ 20……ボビン 30……ガイドプーリ 40……シャフト 41……ベアリング 42……MCナイロン製の筒 43……マグネット 50……回転軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤを巻取ったボビンと、前記ボビン
    から引出されるワイヤを所定方向に案内するガイドプー
    リとから構成されたワイヤ供給装置において、前記ボビ
    ンと前記ガイドプーリとの間の所定位置に、2本の絡み
    防止ロールを相互に所定間隔を開けて、それぞれの軸が
    ボビンの軸と平行になるように配されていることを特徴
    とするワイヤ供給装置。
  2. 【請求項2】 絡み防止ロールの少なくともワイヤと接
    する面が高分子材料により形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のワイヤ供給装置。
  3. 【請求項3】 絡み防止ロールの少なくとも一端にマグ
    ネットが取付けられていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のワイヤ供給装置。
JP20953495A 1995-08-17 1995-08-17 ワイヤ供給装置 Pending JPH0952660A (ja)

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