JP2854205B2 - 棒材巻取装置用の巻取材横送り装置 - Google Patents

棒材巻取装置用の巻取材横送り装置

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JP2854205B2
JP2854205B2 JP26958392A JP26958392A JP2854205B2 JP 2854205 B2 JP2854205 B2 JP 2854205B2 JP 26958392 A JP26958392 A JP 26958392A JP 26958392 A JP26958392 A JP 26958392A JP 2854205 B2 JP2854205 B2 JP 2854205B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高剛性の棒材の巻取装
置に於ける巻取材の横送り装置の改良構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の棒材巻取装置に於いては、図5に
示すように、巻取材横送り装置30が巻取ドラム32の前方
に備えられている。この巻取材横送り装置30は対向する
一対の縦型ロール31、31からなり、巻取ドラム32と固定
ロール33上のロール34、34との間の巻取材Aに対し単一
のロール31を作用させることによって横送りし、巻取材
Aを巻取ドラム32上に整列して巻取らせることを可能と
する。なおA′は巻取材Aについて巻取った状態を示
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置に於
いて、巻取材横送り装置30による横送時には図6に示す
ように、巻取材の剛性により、回転ロール31径よりは大
きい径で曲げ状態となることが好ましい。しかし、巻取
材Aの巻取ドラム32上に於ける巻取り状態を良好にする
ために、巻取材Aに対する張力が大きくなると回転ロー
ル31による曲げ角度が大きな範囲では、図7に示すよう
に、巻取材Aについて曲がり35が生じてしまう。
【0004】このように、回転ロール31の外面に沿って
曲がったり、小さな曲げ半径で曲がり状態となると、曲
げ半径の逆数が曲げ抵抗に比例するため、巻取材Aにつ
いて極めて大きな曲げ抵抗が発生することになる。ま
た、回転ロール31外面に密着せず、しかも、この曲げ半
径が小さい範囲では、回転ロール31による連続曲げが不
安定となる。
【0005】従来、上記した曲げ抵抗の大値化や連続曲
げの不安定化を防ぐため、巻取材横送り装置30と固定ロ
ール33との間の距離を大きくし、巻取材に対する横送り
の際の曲げ角度を小さくしたり、また連続曲げの不安定
に対しては回転ロール31の外面に沿って完全に曲がるよ
うに巻取材に対し大きな張力を付与する方法が採用され
た。
【0006】しかし、この場合、巻取装置を含めて装備
全体につき、広い設置スペースが必要となり、また設備
の大型化を招くことになる。
【0007】そこで、本発明は、横送りに際する巻取材
の曲げ抵抗の大値化及び巻取材に対する連続曲げの不安
定化を生じさせず、しかも巻取装置と棒材加工の上流設
備との間の距離の短縮化により省スペース化を図り、か
つ省エネルギー化を果たし得る棒材巻取装置用の巻取材
横送り装置の提供を目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は棒材巻取装置用の巻取材横送り装置につ
き次のように構成した。即ち、棒状の巻取材を巻取ドラ
ム上に巻取るための棒材巻取装置に於いて、前記巻取ド
ラムの前方位置に、複数本の縦型回転ロールがその外面
によって横送りの際に巻取材上に回転ロールの断面半径
より大きい曲げ半径の円弧を形成するように配置されそ
の円弧の接線方向がこの巻取材の巻取方向と一致する状
態で横送り機能部と連継して備えられてなることを特徴
とする。
【0009】上記した本発明についての棒材巻取装置に
は、鉄製、銅製、アルミニウム製等の各種の棒材を巻取
対象とすることができる。従って、本発明に係る巻取材
横送り装置に於ける前記した円弧の曲げ半径もその対象
とする巻取材の材種に応じて異なり、例えば、巻取材が
銅製材である場合には、曲げ半径を約10mの円弧状に各
回転ロールを配置することができる。
【0010】また、本発明についての棒材巻取装置に於
いて、前記巻取材横送り装置に対応する固定ロールは巻
取材について小さい半径の曲がりを生じさせない限り、
従来のものをそのまま利用することができる。なお、こ
の固定ロール側に於ける巻取材の小さい半径の曲がりを
阻止するために本発明に係る巻取材横送り装置と同様の
円弧状に配置したロールによって構成する等多様な構成
とすることもできる。
【0011】また、横送り機能部は、例えば、ボールネ
ジユニットにより構成することができる。
【0012】
【作用】本発明では、次のような作用が生じる。円弧位
置に配置された複数本の回転ロールによる構成部は連継
する横送り機能部の動作に応じて、当該棒材巻取装置に
於ける巻取ドラムと固定ロールとの間にあって巻取過程
中の巻取材に対し押接状態となる。
【0013】この際、この巻取材の対応する部分は、上
記の各回転ロールによる円弧面に沿って曲げられる。し
かし、この曲げは、上記の円弧の曲げ半径以上に制限さ
れることになるから、巻取材に小さい半径の曲がりを生
じさせない。従って、巻取材に対する張力が大きくなっ
てもこの巻取材部分の曲げ抵抗は一定値以下に保存さ
れ、また巻取材に対する曲げ半径が不安定域に達しない
ため、連続曲げを安定化されることができる。
【0014】また、各回転ロールによる円弧の接線方向
がこの巻取材の巻取方向に一致する状態となっているこ
とから、この横送りされた巻取材の部分は巻取ドラム上
の巻取位置に完全に一致し、巻取材は順次巻取ドラム上
に整列状態で巻き取られる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1及び
図2に、実施例での横送り装置1に於ける回転ロール構
成部2を示した。
【0016】この回転ロール構成部2は、上下に平行な
状態で配された支持プレート6、6間に三本の回転ロー
ル3…及び回転ロール5が回転自在に備えられている。
なお、これらの各回転ロール3…は断面径が100mm φで
ある。
【0017】また、支持プレート6、6は端面が開放さ
れた筒状の固設部材7によって相互に固定されている。
この固設部材7の側面部上には各回転ロール3…及び5
の配置位置に対応して開孔部乃至は切欠部8…が形成さ
れ、各回転ロール3…はその対応する開孔部等を介して
固設部材7内に及んで、それらのロールの周面部によっ
て曲率半径(10m)の円弧を形成している。また回転ロ
ール5は最左端に位置する回転ロール3と対面して設け
られている。なお、4は各回転ロール3…及び5の軸受
である。
【0018】この回転ロール構成部2に於いては、最左
端に位置する回転ロール3と回転ロール5との間であっ
て、各回転ロール3…による前記した円弧に沿わせるこ
とができる状態で巻取材Aが導入される。
【0019】また、各支持プレート6、6の外面部上に
はそれぞれ軸受台9及び11が固設されている。軸受台9
は矩形状の板状材からなり、前記巻取材Aの導入方向に
直交する向きにあたる両端縁からはそれぞれ立垂部を備
え、これらの立垂部を形成する板面部上にはネジ孔10、
10をそれぞれ有する。また軸受台11もほぼ同様に形成さ
れ、その立垂部を形成する板面部上には軸孔12、12をそ
れぞれ有する。
【0020】上記した回転ロール構成部2は、図3及び
図4に示した棒材巻取装置に於いて次のように配設され
る。即ち、当該装置の巻取ドラム17の前面位置にあっ
て、基礎フレーム13、13間に巻取ドラム17の回転駆動軸
18と平行に渡設された上部のネジ軸14及び下部の誘導軸
15を備える。なお、ネジ軸14の一端は駆動装置16に連結
されて軸回りに回転可能である。
【0021】回転ロール構成部2はそのネジ孔10、10内
にネジ軸14を挿入させ、またその軸孔12、12内に誘導軸
15を挿入させる状態で装備されることによって巻取材横
送り装置1として構成される。
【0022】この巻取材横送り装置1に於いて、回転ロ
ール構成部2は、駆動装置16が作動することによって、
ネジ軸14を回転させてネジ軸14上を誘導軸15に沿って適
宜に前後の向きへ移動される。なお、この装置1では、
ネジ軸14、駆動装置15等によって横送り機能部が構成さ
れることになる。
【0023】また、この巻取材横送り装置1より前方位
置にあって、一定の距離の位置には固定ロール20が備え
られている。この固定ロール20は縦型の回転ロール21
…、22、23及び24を基台フレーム25上に有するように形
成されている。なお、回転ロール21…は、それらの内周
面部により一定の曲率半径の円弧を形成する状態で配置
され、また最左端に位置する回転ロール21には回転ロー
ル23、最右端に位置する回転ロール22には回転ロール24
がそれぞれ対面している。
【0024】上記したように構成される棒材巻取装置に
於いて、上流設備からの巻取材Aは固定ロール20上の回
転ロール21…、22と回転ロール23、24との間に導入さ
れ、さらにこの巻取材Aの至端は前記したように、回転
ロール構成部2上に及んで巻取ドラム17の周面上に巻取
動作されることになる。
【0025】この巻取動作の過程に於いて、巻取材Aは
巻取ドラム17との間で一定の張力が負荷された状態にあ
り、この状態の巻取材Aに対して横送り装置1の回転ロ
ール構成部2の前後への移動はその巻取材A部分を適宜
に巻取ドラム17上の整列位置に横送りすることになる。
なお、A′は巻取ドラム17上に巻き取られた巻取材を示
す。
【0026】この巻取材横送り装置1による横送りに際
し、銅製棒材の巻取材Aに生じる曲げは前記した回転ロ
ール3…による円弧に沿った曲率に制限され、この横送
りに際し、巻取材Aに小さい曲がりを生じさせなかっ
た。従って、巻取材Aについて、曲げ抵抗の大値化を生
じさせず、また巻取材Aに対する連続曲げの不安定化を
生じさせることもなく、順に巻取ドラム17上に整列状態
で巻取ることができた。
【0027】また、固定ロール20に於ける回転ロール21
…による円弧も同様に巻取材Aに小さい半径の曲がりが
生じるおそれを未然に防いでいた。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成されるか
ら次のような効果が発揮される。先ず、本発明に係る巻
取材横送り装置によれば、当該横送り装置と固定ロール
との間を従来装置に於ける場合より接近させる場合に
も、曲げ抵抗を大きくすることなく、かつ連続曲げの不
安定化を生じさせることがないから、棒材巻取装置の構
成に於いて、巻取材に対する導入距離の短縮化により省
スペース化を図ることができる。
【0029】また、巻取過程での巻取材についての曲げ
の抵抗の大値化及び連続曲げの不安定化の防止は、巻取
材に対する巻取ドラム上での巻取動作をスムーズにする
結果、省エネルギ化にも寄与することになり、さらにそ
の巻取り状態も良好なものが得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻取材横送り装置の回転ロール構
成部の横断面平面図。
【図2】同回転ロール構成部の縦断面正面図。
【図3】同棒材巻取装置の一部縦断面正面図。
【図4】同棒材巻取装置の一部縦断面正面図。
【図5】従来の棒材巻取装置の平面図。
【図6】同部分拡大図。
【図7】同部分拡大図。
【符号の説明】
1 巻取材横送り装置 2 回転ロール構成部 3 回転ロール 9 軸受台 10 ネジ孔 16 駆動装置 17 巻取ドラム A 巻取材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の巻取材を巻取ドラム上に巻取るた
    めの棒材巻取装置に於いて、前記巻取ドラムの前方位置
    に、複数本の縦型回転ロールがその外面によって横送り
    の際に巻取材上にこの回転ロールの断面半径より大きい
    曲げ半径の円弧を形成するように配置されその円弧の接
    線方向がこの巻取材の巻取方向と一致する状態で横送り
    機能部と連継して備えられてなることを特徴とする棒材
    巻取装置用の巻取材横送り装置。
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