JPH01204670A - 滅菌対象物の滅菌方法および滅菌装置 - Google Patents

滅菌対象物の滅菌方法および滅菌装置

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JPH01204670A
JPH01204670A JP63028507A JP2850788A JPH01204670A JP H01204670 A JPH01204670 A JP H01204670A JP 63028507 A JP63028507 A JP 63028507A JP 2850788 A JP2850788 A JP 2850788A JP H01204670 A JPH01204670 A JP H01204670A
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sterilization chamber
oxygen gas
handpiece
ozonizer
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は歯科医が像者の治療に使用するハンドピース
の表面および空気の通孔内面にff着した細菌、および
その他の滅菌対象物に付着した細菌をオゾンガスによっ
て滅菌する方法および装置に関する。
従来の技術 従来、この種の物の滅菌装置は一般にオートクレーブを
用いた高圧下の蒸気による高温加熱によって行われてい
るが、歯科医用ハンドピースは小さなドリルを着脱する
ためのチャック、これを高速回転するための空気タービ
ン、或はドリルの先端を冷却するための装置等の精密な
機械部分からなっているので、高温加熱の際に生ずる歪
みによって精度を害する虞がある。そのなめ消毒滅菌を
充分行うことが出来ず、衛生上重大な問題を引き起こす
ことが考えられる。
更に滅菌に必要な1度(約130°C)に上昇するのに
約15分、その温度で完全に滅菌するのに約20分、更
に冷却するのに約10分、合計少なくとも約45分の時
間を要し、ハンドピースの急速な滅菌ができず、極めて
不便であった。
上と別にこの種の物の滅菌装置にはエチレンオキサイド
ガスを用いるものもあるが、この場合にはやはり少なく
とも50分の滅菌時間の池、ガスの加圧減圧操作のくり
返しを要し、その上有毒かつ発癌性と有するエチレンオ
キサイドガスかハンドピース上に残留するという欠点が
あった。
これらの問題を回避するため殺菌力が強く、かつ残留毒
性のない高濃度のオゾンガスを用いて滅菌するこ事も考
えられるが、患者を治療した直後のハンドピースはその
周囲が濡れて水膜を形成している7%合が多いので、そ
の状態のハンドピースを滅菌室内のオゾンガスの中にい
れても、そのオゾンガスは水膜の中の細菌まで充分到達
せず、完全な滅菌が困難であった6またハンドピースの
表面に付着した細菌が常温以下の状態に置かれたり、或
は乾燥状態にあると滅菌の困難な細菌のあるもの、特に
枯草菌等の芽胞は原形質の外側を形成する細胞膜が緻密
な殻構成を維持しているので、オゾンガスはその殻に遮
られて、それを通過してその内部の原形質にまで到達で
きず、そのため細菌を滅菌する事か極めて困難になる。
 さらに、ハンドピースの表面はオゾンガスに晒し易い
のでそれを滅菌することは比較的容易であるが、ハンド
ピースの空気用通孔の内面はオゾンガスに晒しにくいの
で、それを滅菌することは実際上極めて困難である。
発明が解決しようとする課題 この発明はオートクレーブによる高温加熱、エチレンオ
キサイドガス及びオゾンガスで滅菌を行う場合における
、上述のようなそれぞれの問題点を解決する事を目的と
するものであり。
特にハンドピースに付着した細菌芽胞をも最も効果的に
滅菌しようとするものである。
また治療直後の濡れた状態のハンドピースをオゾンガス
で滅菌する場合の前記困難性、及び高濃度オゾンガスを
使用した場合の人体に対する悪影響を防止することであ
る。
他の目的はハンドピースの表面および空気用通孔の内面
の滅菌を容易に行う装置を得る事である。
又池の目的はオゾナイザのガス発生効率を向上してそれ
を小型1ヒすることである。
課題を解決するための手段 この発明は酸素ボンベ等の酸素源と連通した滅菌室にハ
ンドピース等の滅菌対象物を予め湿潤状態にした上で収
容して密閉し、その酸素源から供給された酸素オゾナイ
ザに導入して少なくとも110000pp以上、好まし
くは15000ppm以上のオゾン濃度のオゾン化酸素
ガスを生成の上、これを加熱してから、該滅菌室を通過
させて滅菌室内の空気をオゾン化酸素ガスで完全に置換
すると共に、前記ハンドピース等の滅菌対象物に付着し
た水分を一部蒸発させ、つぎに該滅菌室と該酸素源の連
通を断つと共に該オゾン化酸素ガスを該滅菌室入口で加
熱しつつ、該滅菌室と該オゾナイザとの間で循環して酸
素を浪費することなくオゾンの濃度を少なくとも200
00ppm、好ましくは300ooppm以上にまで高
め、その間に前記オゾンガスでハンドピース等の滅菌対
象物に付着せる細菌を膨潤化した状態で滅菌する歯科用
ハンドピース等の滅菌対象物の滅菌方法である。
また滅菌室の一側に加熱器およびオゾナイザを介して酸
素源を、該滅菌室の他側に残留オゾンを分解するための
オゾンキラを介して大気に通ずる排気弁をそれぞれ連通
し、さらに該滅菌室に加熱器とオゾナイザならびに循環
ポンプを介してオゾン化酸素ガスの循環が可能に結合し
、また該滅菌室とオゾンキラとオゾンモニタと循環ポン
プとをオゾンガスの循環が可能に連通ずる歯科用ハンド
ピース等の滅菌対象物の滅菌装置である。
更に前記の滅菌装置において、その滅菌室内にハンドピ
ース基部を気密に挿入できる受け座を設け、該受け座に
該ハンドピースの通孔と連通する連通孔を設け、該連通
孔を切り替え排出弁に接続して、該切り替え排出弁の一
方の出口をオゾンキラを介して外気に連通せしめ、該切
り替え排出弁の他方の出口を循環ポンプを介してオゾナ
イザの入口側に連通せしめ、これにより該滅菌室内に導
入されたオゾン化酸素ガスをハンドピースのがい通孔内
面を介して外気に放出、ないしオゾナイザ入口に供給循
環せしめることを可能ならしめたものである。
(を用 滅菌室内に歯科用ハンドピースを湿った脱脂綿や紙ナプ
キンでぬぐうなどして、予めその表面を湿潤状態にして
入れて扉を閉じ、酸素源から供給された酸素をオゾナイ
ザを通して少なくとも10000ppm、好ましくは1
5000p p rnのオゾン濃度を有するオゾン化酸
素ガスを生成し、これを30°〜70°Cの温度範囲内
、好ましくは50°C付近の温度に加熱の上、それを滅
菌室内に供給し、これをオゾンキラを介し上外部に放出
し、該滅菌室内の空気を完全に置換する。この間にハン
ドピースの表面およびその空気用通孔の内面に付着して
いる水腹の一部が蒸発し、表面にオゾンが吸着されてオ
ゾン水表面層が出来ると共に、水腹の温度が上昇し、そ
の水腹の中にある細菌の細胞膜の殻の加温による膨潤が
はじまる。次に該オゾン化酸素ガスを該滅菌室入口で加
熱しつつ該オゾナイザと滅菌室との間で循環して、滅菌
室内のオゾン化酸素ガスのオゾン濃度を少なくとも20
000ppm、好ましくは30000ppm以上に高め
て、その高濃度のオゾンガスで更に高濃度のオゾン水表
層を形成、これが水膜の乾燥過程に1fって前記ハンド
ピースの表面およびその空気用通孔の内面に露出してく
る前記細菌のすべてに走査接触して膨潤化した状態の外
殻を貫通の上内部に侵入し、これを確実に滅菌する。
それが終了した後オゾナイザを停止して滅菌室をオゾン
キラと連通し、循環ポンプを駆動する等の適宜の手段に
よって滅菌室内の滅菌済のオゾン化酸素ガスをオゾンキ
ラ、オゾンセンサ、および滅菌室の間で循環し、この間
にオゾンキラでオゾンガスの加熱又は触媒による分解或
は吸着削による吸着等によってオゾンガスを除去し、オ
ゾンセンサで残留オゾン量を検出すると共に滅菌室内に
おいてはオゾンキラ下流のa度の低いオゾンガスで濃度
の高いオゾンガスを掃除1ト用によって置換し、漸次そ
の濃度を低下する。その濃度が低下し人体に危険の無い
ことをオゾンモニタで確認した後、扉を開いて滅菌済み
のハンドピースを取出して再び患者の治療に使用するも
のである。
実施例 第1図乃至第3[21は本発明の滅菌方法を実施するた
めの滅菌装置であり、滅菌室1に、患者の唾液や血液等
を濡れた脱脂綿や紙ナプキン、ベーパータオルなどでぬ
ぐいとったあと付着水膜で湿潤状態にあるハンドピース
21の基底部21Cを受け座25に気密に嵌合して収容
し、蓋2を密閉する。受け座25は連通孔25aを有し
て吸引パイプ27に連通し、該吸引パイプ27は弁17
と循環ポンプ16を介してオゾナイザ7の入ロアbに、
また弁34を介してオゾンキラ11の入口11aに接続
されている。また該吸引パイプ27は更に弁41、循環
ポンプ38、オゾンモニタ37、弁33を介してオゾン
キラ11の出口1 ]、 bに接続されている。
また該滅菌室にはいま一つのガス入口13があって弁3
9を介して循環ポンプ38の出口38aに接続され、ま
たいま一つのガス出口14があって弁15を介して循環
ポンプ16の入口16aに接続されている。
、10はオゾナイザを冷却するためのファンである。
まず弁4および5を開いて、酸素ボンベ等の酸素源6か
ら送られる酸素ガスを、オゾナイザ7を通過させて少な
くとも110000ppのオゾン濃度を有するオゾン化
酸素ガスを発生せしめた後加熱器8で加熱し、それを滅
菌室1の一側に設けたガス人口3から滅菌室1内に供給
し、滅菌室1内を通過して滅菌室1のIt!!側に設け
たガス排出口9からこれに結合した排出弁10、オゾン
キラ11、弁12を経てオゾンを除去した酸素ガスを矢
印A12の方向に大気中に排出する。この時弁15.1
7.33.34.39.41は閉じておく。
これによって滅菌室内にあった空気をオゾン化酸素ガス
に置換する。
この際1.威菌室1内を通過する加熱オゾン化酸素カス
によって、ハンドピース210表面にけ着している水膜
23を蒸発して、その水腹の層の厚さを第一1図に示す
ごとくΔd十dからΔdだけ減少して(」まで薄くする
この過程で水膜23の表層M3aはオゾンを吸収してこ
こに強力な殺菌力をもった薄いオゾン水の層が出来るが
、その内側の水R23bはオゾンの進入が無く、オゾン
水を形成していないのでオゾンによる滅菌1を用がない
、従ってこの段階では表層°23a部を除く大部分の水
層23b内の細菌24はオゾンの滅菌111:用を受け
ない。
しかし乍ら水11j!23の温度が加熱せるオゾン化酸
素ガスとの接触で昇温し、その結果細菌の細胞膜は湿潤
下で加温されてその殻が膨潤し。
オゾン水中のオゾンがこれを通過して内部に進入し易く
なる。
次に弁34を開いて弁10を閉じると、滅菌室1内に導
入された加熱せるオゾン化酸素ガスは、ハンドピース2
1のヘッド21aから、その内部の空気通孔21b内に
進入し、上記連通孔25a、吸引バイブ27、弁34、
オゾンキラ11を通って、オゾンを除去した状態で外気
に放出され、この間に通孔内面のけ着水膜ならびにその
水腹内の細菌に対して前記と同様の水膜の一部蒸発、オ
ゾン水表層の形成、細菌細胞膜の殻の膨潤が行われる。
以後弁10を開いて弁34を閉じ、弁34を開いて弁1
0を閉じる操1tをくり返しつつ、滅菌室内の空気のオ
ゾン化酸素ガスによる置換を完了する。
つぎに弁5.17.10.34を閉じ、弁15を開いて
、滅菌室1内のオゾン化酸素ガスを弁15.循環ポンプ
16.オゾナイザ7、弁4および加熱器8を経て該滅菌
室1のガス人口3からその室内に供給し、循環する。
次に弁17を開いて弁15を閉じ、上記オゾン化酸素ガ
スをハンドピース21の内部通孔21bを通過の上昇1
7.循環ポンプ16.オゾナイザ7、弁4.加熱器8を
経て該滅菌室1のガス入口3からその室内に供給循環し
、以後弁15と弁17を交互に開閉する動作を繰り返す
。 このようにして、滅菌室1および通孔21bとオゾ
ナイザ10との間で滅菌用オゾン化酸素ガスを循環させ
、その間に滅菌室1内のオゾン化酸素ガスのオゾン濃度
を少くとも20000ppm、好ましくは30000p
pm以上にまで高濃度[ヒし、この高濃度オゾンガスを
前記ハンドピース21の外表面ならびに通孔内面に付着
した水分膜の表面に接触せしめて、表層のオゾン水層の
オゾン濃度を大幅に高めることにより、その滅菌力を大
きく上げる。そして水腹の蒸発に伴って水腹中の細菌2
4が次第に露出してくるが、このとき必ず上記オゾン水
層が露出途次の細菌24に直接接触する。この時細菌は
湿潤下でオゾンガスの保有する温度により更に膨潤化し
ており、その状態で高濃度オゾンが極めて能率的に細胞
膜を追って細菌内部に浸入し、これを完全に滅菌するも
のである。
この際の滅菌室1内における滅菌の状!ぶを;iずのが
第5.6.7図であり、そのうちの第5図は乾燥状態の
細菌24の拡大断面図であり、(クリとして枯草菌の芽
胞を描いている。その原形1j27の外側を形成する細
胞膜は殻26の(ト1成をとり、田めで緻密な組Ja4
14成をしているので。
その表面にオゾン分子20が接触してら、これに遮られ
て原形質28に到達できず、滅菌できない。
ス第6図は濡れた状態のもとで加温したオ゛fンガスを
与えて殻26を膨潤化した状態を示し、このときは殻2
6の外側のオゾン分子20は急速に殻26内に浸入でき
 これを酸1ヒする反応速度ら極めて大となり 短時間
にf126に貫通孔26aを形成し、これを通過して原
形質28:に到達し、直ちに完全に滅菌することが出来
る。
第7図は滅菌した細菌24の状態を示し、原形質28の
一部28aがiif記の貫通孔26aと通って殻26の
表面に押し出されているのが電子顕微鏡で確認される。
斯様にして、ハンドピース21の外表面および通孔内面
の滅菌が済んだ後、オゾナイザ7゜循環ポンプ16.加
熱器8の動作を停止し、弁4.12,15.17.34
を閉じ、弁10゜33.39.41を開いて、循環ポン
プ38を動申させると、滅菌室1およびハンドピース2
1の通孔21b内の高濃度オゾン化酸素ガスは、排出口
9.弁10.オゾンキラ11.弁33、オゾンモニタ3
7.循環ポンプ38.弁3つ、ガス入口13ならびに弁
41.吸引パイプ27、通孔21bを介して該滅菌室1
へと循環し、この間にオゾンキラ11の作用で急速にオ
ゾン濃度が低下する。
このオゾン濃度が人体に害を与えない程度に減少した時
、これをオゾンモニタ37で確認し、滅菌室1の蓋2を
開いてその中のハンドピース21を取り出して使用する
ものである。
又、前述のオゾナイザ7は第2図、第3図に示すごとく
、ファインセラミックで形成された円筒状誘電体45内
に面状誘導電極46を埋設し、その面状誘電体45の表
面に線状コロナ放電8i47を設け、それら画電極46
.47の間に高周波高圧電源48を接続したものであり
、両を極46.47に高周波高電圧を印加し、線状コロ
ナ放電極47側における円筒状誘電体45の表面に、沿
面放電4つを発生させ、その人ロアbから供給された酸
素ガスをオゾンガス化する。
この際、第1図に示すごとくオゾナイザ7を冷却ファン
40で冷却することにより、そのオゾン発生効率を向上
することが出来る。
第8図に示す滅菌装置は本発明の池の実施例を示すもの
であり、滅菌室1と圧力加振装置43の圧力室44の間
を連通管2つで連通している。該圧力加振装置43はシ
リンダ30の中にピストン31を摺動自在に嵌合し、そ
のピストン31とクランク軸42の間を連杆32とクラ
ンクアーム35を介して結合し、該クランク軸42を電
動機などで回転して、ピストン31をシリンダ30内で
往復動することにより生ずる圧力室44内の圧力変1ヒ
を加振力として連通管29で滅菌室1内に伝える。
この際、滅菌室1内にオゾン化酸素ガスを充満した状態
で該滅菌室1に通ずる総ての弁4゜10.39.1.5
をそれぞれ閉じておくと、その滅菌室1内のオゾン化酸
素ガスの圧力は前記加振力によって振動する。そのため
滅菌室1内に予め密閉されている金網19上の滅菌対象
物18は加圧および減圧を繰り返して受け、その減圧対
象物の内部や隙間にまで奥深くオゾン化酸素ガスが出入
して、そこに存在する細菌を完全に滅菌することが出来
る。
更に述べれば、上記加振装置14は上述のシリンダ30
とピストン31等からなるものだけに限定されるもので
なく、これに代わって通常のダイヤフラムとその収縮、
膨張手段、例えば第8図においてクランク軸42、クラ
ンクアーム35、連杆32および電動機を組み合わせ、
シリンダ30をピストン31のガイドレールとしたもの
を用いてもよい。
この時は該ダイヤフラムの開口部を連通管2つに取り付
け、他端をピストン31に該当する滑動部に取り付ける
なお第8図の実施例の図面符号中、第1図で用いられた
図面符号と同一のものはその部分の名称および作用効果
に付いても同一であるので、その説明を省略したがそれ
らは前記第1図の説明から明らかであろう。
効  果 この発明は上述の通りであり、滅菌室に酸素源とオゾナ
イザを加熱器を介して配管結合したから、滅菌室内に乾
燥した加温オゾン化酸素ガスを供給することが出来、湿
潤状態にあるハンドピースを滅菌室内にいれると、最初
の滅菌室内空気とオゾン化酸素ガスの置換過程で、ハン
ドピースの該表面および通孔内面の付着水分層の表層に
最初から強力な滅菌力を有するオゾン水層を形成して滅
菌可能の状態をスタートすると共に細菌の表面の細胞膜
ないし外殻を滅菌し易い膨潤状態にできる。
この際、特に次の過程でオゾナイザで発生したオゾン化
酸素ガスを加熱しながら滅菌室内およびハンドピース通
孔内とオゾナイザ間を循環するので、上記オゾン水表層
のオゾン濃度を更に高くしつつ、付着水膜を蒸発し、細
菌の外側の殻の膨潤を更に促進し、水腹蒸発に伴う細菌
の露出過程で、必ず上記の強力な滅菌力を有するオゾン
水表層を凡ゆる細菌に作用せしめてこれを完全に滅菌で
きる。すなわち、オゾン水表層中の高濃度オゾン分子は
湿潤状態下で膨潤した411I菌外殻に容易に侵入して
、これに#(ヒ反応で貫通孔を形成し、細菌の原形質ま
でオゾンが容易に入り込み、それを短時間に滅菌するこ
とが出来る。
またこの発明は滅菌室およびハンドピース通孔とオゾン
キラを、それ等の間で滅菌操1を完了後、尚高濃度の残
留オゾンを有するオゾン化酸素ガスが循環できるように
配管結合しであるから、この循環を繰り返すことによっ
てその度ごとにオゾンキラで人体に有害なオゾンを酸素
に分解し、その後滅菌室の蓋を開いてその室内のハンド
ピースを取り出しても、滅菌室内からオゾンガスが外気
中に排出する事が無いので、人体に対し全く危険がなく
安全である。又オゾンキラにオゾンモニタを結合するこ
とによって、そのオゾンモニタでオゾンガス濃度が充分
低下したことを確認した?&蓋を開いて、滅菌済みの器
具を収り出すことが出来るので、その際滅菌室内からオ
ゾンガスが外気中に流れでて人体に傷害を与えるような
虞がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の滅菌方法を実施するための滅菌装置の
ガス体回路図、第2図は第1図の一部分の拡大縦断面図
、第3図は第2図の■−■線部の断面図、第4図は第1
図の一部分の拡大縦面図第5.6.7図はそれぞれ細菌
の拡大断面図、第8図は上記滅菌装置の池の実施例のガ
ス回路図である6 1 ・・滅菌室 4.5弁 6・・・酸素源 7・・・オゾナイザ 8・・・加熱器 10・・・弁 11・・ オゾンキラ 12.15・弁 16・・・循環ポンプ 17・・・弁 21・・・ハンドピース 25・・・受け座 27・・・吸引パイプ 33.34・弁 37・・・オゾンモニタ 38・・・循環ポンプ 39.41・弁 43・・・圧力加振装置 44・・・圧力室

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、滅菌室に湿潤状態の滅菌対象物を収容して密閉し、
    該滅菌室に結合せるオゾナイザで発生した高濃度のオゾ
    ン化酸素ガスを加熱の上供給、該滅菌室を通過させてそ
    の内容積を該高濃度オゾン化酸素ガスで置換しつつ、上
    記滅菌対象物表面に付着した水分の一部を蒸発させ、し
    かる後該高濃度オゾン化酸素ガスを該滅菌室と該オゾナ
    イザとの間で循環せしめ、この際、該滅菌室入口で加熱
    し、そのオゾン濃度を更に高めると共に、これを加温し
    つつ上記滅菌対象物表面に付着した水分を蒸発せしめ、
    その間に滅菌対象物表面付着水分層の表面に、該高濃度
    オゾン化酸素ガスとの接触で高濃度オゾン水層を形成し
    、同時に上記滅菌対象物表面に付着している細菌の細胞
    膜を、上記の湿潤下の加温過程で膨潤状態とし、該付着
    水分蒸発過程で該高濃度オゾン水層をこの過程で露出し
    てゆく、該膨潤化細菌のすべてに接触作用せしめて、こ
    れを膨潤化状態で完全に滅菌することを特徴とする滅菌
    対象物の滅菌方法。 2、滅菌室に湿潤状態のハンドピースを収容して密閉し
    、該滅菌室に結合せるオゾナイザで発生した高濃度のオ
    ゾン化酸素ガスを加熱の上供給、該滅菌室を通過させて
    その内容積を該高濃度オゾン化酸素ガスで置換しつつ、
    上記ハンドピース表面に付着した水分の一部を蒸発させ
    、しかる後該高濃度オゾン化酸素ガスを該滅菌室と該オ
    ゾナイザの間で循環せしめ、この際、該滅菌室入口で加
    熱し、そのオゾン濃度を更に高めると共にこれを加温し
    つつ上記ハンドピース表面に付着した水分を蒸発せしめ
    、その間に上記ハンドピース表面付着水分層の表面に、
    該高濃度オゾン化酸素ガスとの接触で高濃度オゾン水層
    を形成し、同時に上記ハンドピース表面に付着している
    細菌の細胞膜を上記の湿潤下の加温過程で膨潤状態とし
    、該付着水分蒸発過程で該高濃度オゾン水層をこの過程
    で露出してゆく該膨潤化細菌のすべてに接触作用せしめ
    て、これを膨潤化状態で完全に滅菌することを特徴とす
    る歯科用ハンドピースの滅菌方法。 3、滅菌室に湿潤状態のハンドピースを収容して密閉し
    、該滅菌室に結合せるオゾナイザで発生した高濃度のオ
    ゾン化酸素ガスを加熱の上供給して、該滅菌室内および
    該ハンドピースの通孔内面を通過させて、それぞれの内
    容積を該高濃度オゾン化酸素ガスで置換しつつ、上記ハ
    ンドピース表面ならびに該通孔内面に付着した水分の一
    部を蒸発させ、しかる後該高濃度オゾン化酸素ガスを該
    滅菌室と該オゾナイザの間、ならびに該ハンドピースの
    通孔内と該オゾナイザの間で循環せしめ、この際、該滅
    菌室入口で加熱し、そのオゾン濃度を更に高めると共に
    、これを加温しつつ上記ハンドピース表面と上記通孔内
    面の表面に付着した水分を蒸発せしめ、その間に上記ハ
    ンドピース表面と上記通孔内面の表面に付着した水分層
    の表面に該高濃度オゾン化酸素ガスとの接触で高濃度オ
    ゾン水層を形成し、同時に上記ハンドピース表面ならび
    に上記通孔内面に付着している細菌の細胞膜を、上記の
    湿潤下の加温過程で膨潤状態とし、該付着水分蒸発過程
    で該高濃度オゾン水層をこの過程で露出してゆく該膨潤
    化細菌のすべてに接触作用せしめて、これを膨潤化状態
    で完全に滅菌することを特徴とする歯科用ハンドピース
    の滅菌方法。 4、滅菌室の一側に加熱器ならびにオゾナイザを介して
    酸素源を、また該滅菌室の他側にオゾンキラを介して大
    気に通ずる排出弁をそれぞれ連通し、さらに該滅菌室に
    該オゾナイザを加熱器ならびに循環ポンプを介してオゾ
    ン化酸素ガスの循環が可能な様に結合し、また該滅菌室
    とオゾンキラとオゾンモニタと循環ポンプをオゾン化酸
    素ガスの循環が可能な様に連通することを特徴とする滅
    菌対象物の滅菌装置。 5、滅菌室に圧力加振装置の圧力室を連通することを特
    徴とする請求項4記載の滅菌対象物の滅菌装置。 6、請求項4記載の滅菌装置において、該滅菌室内にハ
    ンドピースの基部を気密に挿入できる受け座を設け、該
    受け座に該ハンドピースの通孔と連通する連通孔を設け
    、該連通孔を切り替え排出弁の一方の出口を、オゾンキ
    ラを介して外気に連通せしめ、該切り替え排出弁の他方
    の出口を循環ポンプを介してオゾナイザの入口側に連通
    せしめ、これにより該滅菌室内に導入されたオゾン化ガ
    スをハンドピースの該通孔内面を介して外気に放出、な
    いしオゾナイザ入口に供給循環せしめることを可能なら
    しめた事を特徴とする歯科用ハンドピースの滅菌装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5550365A (en) * 1978-10-06 1980-04-12 Norio Seki Germmkilling process by ozone

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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