JPH01204377A

JPH01204377A - 低挿入力の嵌合電気接点構造体

Info

Publication number: JPH01204377A
Application number: JP63313661A
Authority: JP
Inventors: Frank A Harwath; フランク　アラン　ハーワス; Russell J Leonard; ラッセル　ジョン　レオナード
Original assignee: Molex LLC
Current assignee: Molex LLC
Priority date: 1987-12-18
Filing date: 1988-12-12
Publication date: 1989-08-16
Also published as: DE3880646T2; US4820182A; EP0321257A2; EP0321257B1; DE3880646D1; BR8806667A; EP0321257A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、一対の雌雄端子を備えた低挿入力の嵌合電気
接点構造体に係る。

従来の技術］ンピュータやワードプロセッサや通信装置のような電
気装置は、その装置を修理したり性能を向上したりする
ために定期的に取り外される部品を備えている。従って
、このような装置の電気コネクタは、何回も切り離した
り接続したりすることが多い。

頻繁に切り離したり接続したりする導電性の端子及びそ
れらの非導電性のプラスチックハウジングは、比較的制
御がなされていない環境で作業している現場の作業員が
その接続中に接点を容易に適切に整列できるように設計
しなければならない。更に、これらの端子は、接点の不
整列状態によってダメージを招くおそれを最小にするよ
うに設計しなければならない。この目的のために、多く
のコンピュータやそれと同様の装置は、引出し式のコネ
クタハウジングを備えていて、これらのハウジングは、
これに取り付けられる端子対を容易に整列できるように
なっている。特に、引出し式のコネクタハウジングは、
導電性の端子を最初に係合する前に係合される取付スタ
ッド及び中空円筒の嵌合対を備えている。従って、取付
スタッドを中空円筒に向かって伸縮式に移動すると、引
出し式のコネクタハウジングに取り付けられた端子を位
置設定して整列することができる。

繰り返し切り離されたり接続されたりする導電性の端子
及びそれらのハウジングは、挿入力を低くするようにも
設計される。特に、これら端子は、その嵌合接点部分を
永久的に変形したりさもなくばダメージを及ぼしたりす
ることのある高い初期接触挿入力を避けるようにされて
いる。

導電性の端子とそれらの非導電性のハウジングを雌雄式
に設計して、２つの同じ端子及び／又はそれらのハウジ
ングを互いに嵌合できるようにすることがしばしば所望
される。雌雄式に構成された端子及びハウジングは、加
工コストを相当に一７＝低減できると共に、在庫の管理を容易にすることもでき
る。繰り返し接続されたり切り離されたりする雌雄式の
端子が、例えば、１９６８年１１月１２日付けのアダム
ス氏の米国特許第３，４１１゜１２７号及び１９６８年
１２月３日付けのオルソン氏の米国特許第３，４１４，
８６５号に開示されている。これら２つの特許に開示さ
れた各々の端子は、一対の互いにずれた接点アームを備
えており、その若干弧状のもしくは傾斜した先端は、細
長い一般的に平らな接点表面に隣接される。２つのこの
ような端子の組み立て状態においては、一方の接点アー
ムの細長い平らな接点表面がそれに対向する雌雄式端子
の細長い平らな接点表面と面７面電気接触関係で配置さ
れる。

発明が解決しようとする課題引出し式のコネクタハウジングのような多数の入念に設
計されたコネクタハウジングであっても、接点部材が非
常に小さい場合には、若干の不整列が生じると考えられ
る。これらの不整列は、種々のハウジング部品の裕度や
、組み立てエラーや、現場で頻繁に分解したり組み立て
たりするために生じる部品の若干の変形等によって発生
する。

多くの公知の端子においては、これらの不整列により端
子にダメージを招くと共に、接続の質に影響を及ぼす。

以上の点に鑑み、本発明の目的は、改良された雌雄式の
端子を提供することである。

本発明の更に別の目的は、挿入力が低く且つ電気接触力
が強く然も各々のハウジングに可動部品をもたない雌雄
式の端子を提供することである。

本発明の更に別の目的は、雌雄式の端子が互いに不整列
であっても高い電気的接触力を与えられるようにするこ
とである。

本発明の更に別の目的は、多数の接触位置を有し、即ち
接触位置に冗長性をもたせた雌雄式の低挿入力端子を提
供することである。

本発明の更に別の目的は、低挿入力を得るために複数の
カム作用導入面を有した雌雄式の端子を提供することで
ある。

本発明の更に別の目的は、接点が完全な嵌合状態へと押
しやられるにつれて、接触力を徐々に増加するような雌
雄式の端子を提供することである。

課題を解決するための手段本発明は、共通のベースから片持梁支持された第１及び
第２の板バネ接点ビームを有する端子に係る。片持梁支
持された板バネ接点ビームは、それらの間の長手方向ギ
ャップと一般的に互いに平行である。然し乍ら、各々の
片持梁支持された板バネ接点ビームは、雌雄構造となる
べく互いに逆に曲がった形状となっている。

各々の片持梁支持の板バネ接点ビームは、二重屈曲形状
であり、第１の屈曲部は接点ビームの最初の中央平面の
片側まで延びておりそして第２の屈曲部は最初の中央平
面の反対側まで一般的に延びている。各接点ビームの屈
曲部は、最初の中央平面に対して実質的に対称的である
が、互いに逆方向の延びていて雌雄構造になるようにさ
れている。

上記端子の各々の片持梁支持の板バネ接点ビームは、後
方及び前方の接触面を備えている。−対の雌雄端子の組
み立て状態においては、一方の端子の接点ビームの後方
接触面が他方の端子の接点ビームの前方接触面に係合す
る。各々の接触面には、カム作用をする半径方向の先導
面が設けられており、この面は、接点が嵌合状態に接近
する際に動く方向に斜めに整列されている。各々のカム
面は、雌雄端子がそれらの完全嵌合状態に近づくにつれ
て徐々に大きくなるような低挿入力を得るべく互いに係
合するように配置及び整列されている。

各々の片持梁支持の板バネ接点ビームの後方接触面には
、端子の最初の中央平面から後方接触面を変位させるよ
うに二重屈曲部が形成されている。特に、片持梁支持の
板バネ接点ビームは、ベースから第１の方向に屈曲して
ベースの中央平面から成る選択された量だけ離れるよう
に延び、そして逆方向に屈曲して中央平面に斜めに交差
する。

中央平面を斜めに横切って延びる板バネ接点ビームの部
分は、成る半径で後方接触面へと至る後方−１１＝カム面を画成する。板バネ接点ビームは更に曲げられて
、その自由端が後方に中央面へと向けられ、前方接触面
を画成する。特に、前方接触面は、中央平面の最も近く
であって且つ後方カム面と板バネ接点ビームの前方自由
端との中間の位置を画成する。板バネ接点ビームは更に
曲げられて前方接触面から離れ、半径方向の前方カム面
を画成する。

従って、一方の端子の後方カム面は、それに対応する端
子の前方カム面と係合可能である。複数の半径方向カム
面により低挿入力が確保される一方、二重屈曲形状によ
り完全な嵌合状態において所望の高い弾力性の直角の接
触力が得られ、４つの独立した冗長な接触位置が得られ
る。

前記したように、片持梁支持の板バネ接点ビームは、実
質的に平らな金属材料から型抜きされ、板バネの最初の
中央平面に対して複数の一般的に対称的な屈曲部をもつ
ようにされる。前記したように、成る状態においては寸
法的な不整列が不可避である。本発明の端子は、特に、
電気的接続の質を著しく犠牲にすることなくこのような
不整列−１２＝を免れることができる。特に、板バネの最初の中央平面
に垂直な方向における本発明の２つの雌雄接点間の不整
列は、２つの嵌合される板バネ接点ビーム間の接触力を
低下させる。然し乍ら、二重屈曲構成であることにより
、接触力の対応する増加が他方の対の嵌合される板バネ
接点ビームに生じるようにされる。片持梁支持の板バネ
の最初の平面に平行な不整列は接触面積を若干減少させ
るが、接触力には実質的゛な影響を及ぼさない。

実施例本発明の端子が第１図ないし第３図に参照番号１０で一
般的に示されている。この端子１０は、ベース１２と、
このベース１２から延びる一対の片持梁支持された板バ
ネビーム１６及び１８とを画成するように平らな金属性
の材料から型抜きされる。特に、ビーム１６及び１８は
、第１図に示すように上から見ると、実質的に互いに平
行であり、それらの間に寸法「ａ」のギャップが形成さ
れる。これらのビーム１６及び１８は、実質的に同じ巾
ｒｂ」を有し、端子１０の中心線０に対して対称的であ
る。

第２図及び第３図に明確に示されたように、端子１０の
ビーム１６及び１８は、端子１０のベース１２の中心を
通って延びる平面ｒｐＪに対して多数の屈曲した形状に
なっている。より詳細には、ビーム１６は、ベース１２
に実質的に隣接して中心平面ｒｐＪから離れるような第
１屈曲部２０を有しそしてこの屈曲部２０に実質的に隣
接して逆方向の第２屈曲部２２を有するように型押しさ
れる。屈曲部２２から離間された第３の屈曲部２４は、
中心面ｒｐＪを横切ってビーム１６を後方に向けるよう
にする。この構造により、第２図に最も良く示すように
、屈曲部２２と２４との間に後方の接触面２６が画成さ
れる。この後方の接触面は、平面ｒｐＪとはゾ平行であ
るがそこから距離ｒｃＪだけずらされている。

ビーム１６は、成る半径の屈曲部２４から中心平面ｒｐ
Ｊ　を横切って第４の屈曲部２８まで延びている。屈曲
部２４と２８との間には、後方接触面２６と同じビーム
１６の側に、後方カム面３０が画成される。従って、成
る半径の表面を屈曲部２４に有するこの後方のカム面３
０は、以下で詳細に述べるように、後方の接触面２６へ
と効果的に導かれる。屈曲部２４と２８との距離は、屈
曲部２８の内側の角が中心面ｒｐＪから距離ｒｄＪだけ
離されるようなものである。上記距離ｒｄＪは、後方接
触面２６が中心面ｒｐＪから離間される距離「ｃ」より
も大きなものである。

屈曲部２８は、ビーム１６の部分３２が平面ｒｐＪに向
かって後方に延びるに充分な大きさのものである。次い
で、ビーム１６には第５の屈曲部３４が設けら九ており
、この屈曲部は、中心面ｒｐＪから離れるように延びて
、中心面ｒｐＪから距離「ｅ」だけ離間された前方接触
面３６を形成する。片持梁式のビーム１６の部分３２の
長さ及び屈曲部２８の角度の大きさは、前方接触面３６
と中心面ｒｐＪとの間の距離ｒｅＪが後方接触面２６と
中心面「ｐ」との間の距離ｒｃＪよりも小さくなるよう
に選択される。屈曲部３６を越えるビーム１６の部分は
、中心面「ｐ」に対して或＝１５− る角度に整列され、そして前方カム面３８を画成するよ
うに半径が決められる。後方及び前方のカム面３０及び
３８は、図示されたように、中心面ｒｐＪに対してほゞ
等しい角度をなし、従って、これらははゾ平行であり、
即ち、前方のカム面３８は中心面に対してより鋭い角度
になるようにされ、屈曲部３６に設けられる成る半径の
表面は後方のカム面３０によって左右される。

第２の片持梁式の接点ビーム１８は、第１のビーム１６
に類似しているが、逆の方向に曲げられていて、ビーム
１６及び１８が中心面ｒｐＪに対してほゞ対称的になる
ようになっている。特に、ビーム１８は、ビーム１８を
中心面ｒｐＪから離すように向ける第１屈曲部４０と、
この第１屈曲部４０に隣接していて逆の方向に曲げられ
た第２屈曲部４２とを備えている。第３の屈曲部４４は
第２の屈曲部４２から離間されていて、中心面ｒｐＪ　
とは逆のビーム１８の側に後方の接触面４６を画成する
。各ビーム１６及び１８の後方接触面２６及び４６は実
質的に同じ長さであり、端子１０に沿った実質的に同じ
軸方向位置に配置される。更に、後方接触面４６は、中
心面ｒｐＪから距離「ｃ」だけずらされており、この距
離は前記した後方接触面２６のずれと実質的に同じであ
る。

第２の接触ビーム１８の屈曲部４４は、中心平面ｒＰＪ
を横切って第２の接点ビーム１８を後方に第４の屈曲部
４８へと向けるに充分な大きさである。ビーム１８の後
方カム面５０が後方の接触面４６と同じビーム１８の側
で屈曲部４４と４８との間に画成される。第１の接点ビ
ーム１６の場合と同様に、第２のビームにおける屈曲部
４４と４８との間の距離は、屈曲部４８によって画成さ
れた内側の角が、ビーム１８の後方接触面４６と中心面
ｒｐＪとの間の距離ｒａＪよりも大きな距離ｒｄＪだけ
中心面ｒｐＪから離間されるようなものである。

屈曲部４８の大きさは、第２ビーム１８の部分５２が中
心面ｒｐＪに向かって第５屈曲部５４へと運びるような
大きさである。第５屈曲部５４は、第２ビーム１８の前
方接触面５６を画成する。

前記したように、屈曲部４８の大きさ及び部分５２の長
さは、前方接触面５６が、距離「Ｃ」　（後方接触面２
６が中心面からずらされる距離）よりも小さい距離ｒｅ
Ｊだけ中心面ｒｐＪから離されるようなものである。第
２のビーム１８では前方接触面５６に隣接して前方カム
面５８が画成される。

第４図及び第５図に示すように、雌雄式端子１０は、実
質的に同じ端子１１０と共に使用され、低い挿入力を得
ることができると共に、これらの端子１０及び１１０の
完全に嵌合された状態において高い直角の接触力を得る
ことができる。特に、端子１１０の第１ビーム１１６は
端子１ｏの第２ビーム１８に嵌合し、一方、端子１ｏの
第１ビーム１６は端子１１０の第２ビーム１１８に嵌合
する。この嵌合は、端子１０及び１１０を互いに逆の関
係に配置してそれらの中心面ｒｐＪ及びｒｐ’Ｊとそれ
らの中心線（図示せず）が互いにはゾ整列されるように
することにより行なわれる。このように最初にはゾ整列
することは、典型的に、引出し式ハウジングのような適
当なハウジングによって達成される。端子１０及び１１
０は、次いで、互いに向かって軸方向に進められて、第
４図に示すように部分的に嵌合された状態に至る。特に
図示されていないが、ビーム１８の前方接触面５６はビ
ーム１１６の前方接触面１３６に直接接触せずにこれを
通り越す。というのは、各々の前方接触面５８及び１３
６は、はゾ整列された中心平面ｒＰＪ及びｒＰ’　Ｊの
両側に配置されているからである。端子１０及び１１０
を移動し続けると、第４図に示す初期カム接触が得られ
る。この状態においては、各々の前方カム面３８．５８
．１３８及び１５８がそれに対応する後方カム面１５０
゜１３０．５０及び３０と各々スライドカム作用状態で
係合する。このスライドカム作用は、各々の前方カム面
３６．５６．１３６及び１５６が中心面ｐ及びｐ′から
距離「ｅ」にありそしてこの距離が後方接触面２６．４
６．１２６及び１４６と中心面ｐ及びｐ′との間の距離
ｒｃＪよりも小さいということによって確保される。更
に、成る半径の各カム面の斜めの整列により得られるこ
のスライドカム作用は、低いスライド挿入力を確保する
。

端子１０及び１１０を互いに向かって移動し続けると、
第５図に示すような完全な嵌合状態゛が得られる。特に
、各々の前方接触面は、それに対応する後方接触面１４
６，１２６．４６及び２６とスライド接触するようにさ
れる。このスライド相互作用と、上記した多数の屈曲部
により得られる高い直角の力とによって４つの別々の接
触点において高質の冗長な電気的接続が得られる。特に
、各々の前方接触面３６．５６．１３６及び１５６は、
複数の屈曲の後に後方に中心面Ｐ及びｐ′に向けられる
各々のビーム１６．１８．１１６及び１１８の部分にあ
る。

前記したように、上記の構成は、もし不整列が生じても
それを許容することができる。特に、第４図及び第５図
を参照すれば、いずれかの中心面ｐ又はｐ′が相対的に
移動すると、一対のビーム１６．１１８又は１８．１１
６に生じるそりの量が実際上低下し、それに対応して直
角にカも減少する。然し乍ら、その他方のビーム１６．
１１８又は１８．１１６に生じるそり及び直角の力が対
応的に増加し、中心面Ｐ及びｐ′が不整列であっても複
数の高質の電気的接続が得られる。

同様に、中心面ｐ及びｐ′内で中心線に対して生じる不
整列も、挿入力又は完全な安住状態での直角な力に著し
く影響せずに許容することができる。特に、第１図に示
すように、各ビーム１６及び１８は一般的に平らな接触
カム作用面を有している。従って、中心面に対して整列
が横方向にずれたとしても、嵌合する端子１ｏ、１１０
間には接触が存在する。このような横方向への不整列の
制限は、主として、端子１ｏの各ビーム１６．１８の巾
ｒｂＪによって制御される。

要約すれば、二重の片持梁式の板バネ接点ビームを含む
雌雄型の端子において改良された嵌合電気接触構造体が
得られる。端子は、２本のビームが一般的に平行に整列
離間されて共通のベースから延びるように一般的に平ら
な金属材料がら型抜きされる。各ビームは、ベースの中
心面に対して複数の逆向きの屈曲部を有し、ビームが中
心面に対して実質的に対称的であるようにされる。特に
、ビームは、中心面の片側で第１の一連の屈曲部を有し
ていて、後方の接触面を画成する。次いで、ビームは、
中心面を横切って後方に曲げられ、後方のカム面を画成
する。このカム面は、成る半径で後方の接触面へと導か
れる。前方の接触面はベースから離れた位置に画成され
、後方接触面と中心面との間隔よりも短い距離だけ中心
面から離間される。各ビームの端部は、中心面から離れ
たところに更に別の屈曲部を有し、前方のカム面を画成
する。前記した同じ雌雄型端子は、各前方カム面と後方
カム面との間に低挿入力のカム作用が生じるように嵌合
される。このカム作用により、端子の接触部分が完全な
嵌合状態に近づくにつれてビームに徐々にそりが生じる
。完全に嵌合した状態においては、各後方及び前方の接
触面が強い直角の力でスライド接触し、雌雄型端子の各
嵌合対ごとに前部で４つの独立した電気接触点が得られ
る。

本発明は、好適な実施例を参照して説明したが、種々の
変更がなされ得ることが当業者に明らかであろう。例え
ば、後方のカム面３０及び５０と、後方の接触面２６及
び５６との間の屈曲部２４又は４４は、各々、軸方向に
互いに食い違うように構成されてもよい。これにより、
一方のビームの後方の接触面が他方のビームの後方接触
面よりも長くなる。このように変更された２つの端子を
嵌合すると、−度に一対のビームがカム係合されるので
、嵌合に関連した全ピーク挿入力が更に減少される。各
対のビームの持ち上げは、別々ではなくて同時に生じ、
嵌合接点の全ピーク挿入力を低減させる。これらの全て
の変更や修正は、本発明の範囲から逸脱せずに得られる
ことが当業者に明らかであろう。

発明の効果以上の説明から明らかなように、改良された雌雄式の端
子が提供され、挿入力が低く且つ電気接触力が強く然も
各々のハウジングに可動部品をもたない雌雄式の端子が
提供され、雌雄式の端子が互いに不整列であっても高い
電気的接触力が与えられ、多数の接触位置を有し、即ち
接触位置に冗長性をもたせた雌雄式の低挿入力端子が提
供され、低挿入力を得るために複数のカム作用導入面を
有した雌雄式の端子が提供され、そして接点が完全な嵌
合状態へと押しやられるにつれて、接触力を徐々に増加
するような雌雄式の端子が提供された。

【図面の簡単な説明】

添付図面は、本発明の実施例を示すもので、第１図は、
本発明による端子の上面図、第２図は、第１図に示され
た端子の側面図、第３図は、第１図及び第２図の端子の
端面図、第４図は、一対の端子が嵌合状態に近づくとこ
ろを示す側面図、そして第５図は、一対の端子が完全な嵌合状態になったところ
を示す図である。１０・・・端子　　　　１２・・・ベース１６．１８・
・・片持梁式の板バネビームｐ・・・中心面２０．２２．２４．２８．３４・・・屈曲部２６・・・
後方接触面３０・・・後方カム面３６・・・前方接触面３８・・・前方カム面４０．４２．４４．４８．５４・・・屈曲部４６・・・
後方接触面５０・・・後方カム面５６・・・前方接触面５８・・・前方カム面１１０・・・実質的に同一の端子

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一対の雌雄型の端子を備えた低挿入力の嵌合電気
接点構造体において、各端子は、ベースと、該ベースか
ら前方に一体的に延びる２つの片持梁支持された接点ビ
ームとを備え、各々の接点ビームは、上記ベースに隣接
した後端と、それと反対の前端とを有し、上記ビームは
、それが中心面の両側に一般的に配置されるように複数
の屈曲部を形成し、各々のビームは、更に、上記中心面
に対して斜めに整列されて上記前端に一般的に隣接して
配置された前方カム面と、該前方カム面と上記後端との
中間にある前方接触面と、上記中心面に対して斜めに整
列されて上記前方カム面と後端との中間にある後方カム
面と、該後方カム面と上記ベースとの中間にある後方接
触面とを有しており、これにより、一対の端子が嵌合さ
れるときには、各端子の前方カム面が互いに他の端子の
後方カム面にスライド係合すると共に各端子の前方カム
面が中心面から離れるように徐々にそらされて最終的な
嵌合位置が得られ、該位置では、各々の端子の前方接触
面が互いに他の端子の後方接触面に電気的に係合されて
、嵌合された端子間に４つの独立した電気接触点が得ら
れることを特徴とする低挿入力の嵌合電気接点構造体。
（２）各々の前方接触面は、上記中心面に向いた上記接
点ビームに側に配置される請求項１記載の低挿入力の嵌
合電気接点構造体。
（３）上記前方接触面は上記中心面から離間される請求
項２に記載の低挿入力の嵌合電気接点構造体。
（４）各々の上記後方カム面は上記中心面に交差し、各
々の上記前方接触面は上記中心面に向いてそこから離間
され、そして各々の上記後方接触面は上記中心面から離
れる方向を向いてそこから離間される請求項１に記載の
低挿入力の嵌合電気接点構造体。
（５）上記中心面と各端子の後方接触面との間の距離は
、上記前方接触面と中心面との間の距離よりも大きい請
求項４に記載の低挿入力の嵌合電気接点構造体。
（６）各々の上記接点ビームの前方及び後方のカム面は
、上記中心面に対してほゞ等しい角度に配置される請求
項１に記載の低挿入力の嵌合電気接点構造体。
（７）上記接点ビームは互いに一般的に平行である請求
項１に記載の低挿入力の嵌合電気接点構造体。
（８）上記接点ビームは平行離間関係で配置される請求
項１に記載の低挿入力の嵌合電気接点構造体。
（９）各々の端子は一般的に平らな金属材料から型抜き
成形される請求項１に記載の低挿入力の嵌合電気接点構
造体。
（１０）上記接点ビームは上記中心面の周りで互いに一
般的に対称的である請求項１に記載の低挿入力の嵌合電
気接点構造体。
（１１）一対の雌雄型の端子を備えた低挿入力の嵌合電
気接点構造体において、各端子は、ベースと、該ベース
から前方に一体的に延びる一対の一般的に平行な片持梁
支持された接点ビームとを備え、この接点ビームには、
一般的に中心面の両側に延びる複数の屈曲部が形成され
、各々の上記接点ビームは、上記ベースに隣接した後端
と、そこから離れた前端とを有し、上記接点ビームは、
更に、一般的に上記片持梁支持された接点ビームの前端を画成
する前方カム面を備え、この前方カム面は、上記中心面
に斜めに整列されてそこから離間され、上記中心面と前
方カム面との間の距離が上記ベースからの距離よりも大
きく、そしてこの前方カム面は一般に上記中心面に向い
た上記上記接点ビームの側に配置され、更に、上記前方カム面と上記ベースとの中間で上記前方
カム面に隣接する前方接触面を備え、この前方接触面は
上記中心面に一般的に向いてそこから離間されており、更に、上記前方接触面と上記ベースとの中間にある後方
カム面を備え、この後方カム面は上記中心面に斜めに整
列されてそれに交差し、そして更に、上記後方カム面と
上記ベースとの中間で上記後方カム面に隣接する後方接
触面を備え、この後方接触面は、上記中心面から一般的
に離れる方を向いてそこから離間されており、これによ
り、上記端子の前方接触面は第２の上記端子の後方接触
面と係合できるようにされたことを特徴とする低挿入力
の嵌合電気接点構造体。
（１２）上記中心面と上記後方接触面との間の距離は、
上記中心面と上記前方接触面との間の距離よりも大きい
請求項１１に記載の低挿入力の嵌合電気接点構造体。
（１３）上記後方接触面は上記中心面に対して一般的に
平行である請求項１２に記載の低挿入力の嵌合電気接点
構造体。
（１４）各々の上記接点ビームの前方及び後方のカム面
は一般的に平行である請求項１１に記載の低挿入力の嵌
合電気接点構造体。
（１５）上記接点ビームは、互いに離間関係で配置され
る請求項１１に記載の低挿入力の嵌合電気接点構造体。
（１６）各々の上記接点ビームは、上記ベースから最も
離れた上記後方カム面の部分と中心面との間の距離が、
上記中心面と上記前方接触面との間の距離よりも大きく
なるように形成される請求項１１に記載の低挿入力の嵌
合電気接点構造体。
（１７）各々の端子の上記接点ビームは、上記中心面の
両側で互いに対称的に配置される請求項１１に記載の低
挿入力の嵌合電気接点構造体。