JPH01204353A - 照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、赤色系統の光を放射する照明装置に関するも
のである。

〔従来技術とその問題点〕

屋外や室内において使用される照明装置より色彩を帯び
た光を放射させると、照明雰囲気が変化し、照明効果を
高めることができる。ところで、デコレーションなどに
使用される通常のインテリア電球は、出力が小さくてガ
ラス管があまり高温にならないので、色彩を帯びた光を
放射させるために、ガラス管の外表面を塗料で着色する
手段が取られる。しかし、−膜内な照明装置では、ハロ
ゲン白熱電球が使用されており、このハロゲン白熱電球
は、ガラス管が極めて高温になるので、ガラス管の外表
面を塗料で着色する手段をることかできない。このため
従来は、灯具の前面ガラスを着色したり、白熱電球を着
色されたキャップで覆っている。しかしながら、かかる
手段では、白熱電球より放射した光の反射回数が増加す
るので、光量が大巾に低下し、更には部品点数が増加す
る問題点がある。あるいは、ガラス管の外表面に耐熱性
に優れたセラミックの着色コーティング膜を形成するこ
とも行われるが、セラミックの着色コーティング膜は多
層膜にする必要があり、形成工程に手間を要する。

〔発明の目的〕

そこで本発明は、光量が大巾に低下したり、部品点数が
増加することがなく、ガラス管の外表面に耐熱性に優れ
た着色コーティング膜を簡単に形成することができ、赤
色系統の光を放射して照明効果の優れた照明装置を提供
することを目的とするものである。

〔発明の構成とその作用〕

本発明の構成は、一端に圧着封止部を有する石英ガラス
管の外表面に着色コーティング膜が形成されたハロゲン
白熱電球と、該白熱電球を頂部に保持した反射鏡とより
なる照明装置において、該着色コーティング膜は、石英
ガラス管が鉄のアルコレート溶液もしくは鉄と硅素の混
合アルコレート溶液にディッピングされて形成されたこ
とを特徴とする。

すなわち、ガラス管の外表面に形成された着色コーティ
ング膜がＦｅ、０３薄膜もしくはＦｅ、０３＋５ｉｎ２
薄膜であるので、赤色系統の光を放射し、照明効果が優
れているが、これらの薄膜は耐熱性に優れ、かつガラス
管の外表面に直接形成されるので、放射される光の反射
回数が少なく、光量が低下しない。また、着色された灯
具やキャップを必要としないので、部品点数も増加しな
い。そして、着色コーティング膜は、石英ガラス管を鉄
のアルコレート溶液もしくは鉄と硅素の混合アルコレー
ト溶液にディッピングして形成できるので、非常に簡単
に形成することができる。

〔実施例〕

以下に図面に示す実施例に基いて本発明を具体的に説明
する。

ハロゲン白熱電球１は、定格がｌｌ０Ｖ、１００Ｗの一
般照明用であり、そのガラス管１１は石英ガラス製であ
って、一端には圧着封止部１２が形成されている。この
圧着封止部１２には一対のモリブデン箔１３が埋設され
ており、一端がモリブデン箔１３に溶接されてガラス管
１１内に伸びる一対の内部リード線１４によってフィラ
メント１５がガラス管１１の軸線に沿って保持され、同
じく一端がモリブデン箔１３に溶接された一対の外部リ
ード線１６が圧着封止部１２から外に伸び出している。

そして、ガラス管１１の外表面には、便宜上点線で示す
着色コーティング膜４が形成されているが、この着色コ
ーティング膜４は、橙色ないし橙赤色のＦｅ、Ｏ，薄膜
もしくはＦｅ、Ｏ，＋Ｓｉｎ、薄膜であり、耐熱性に優
れ、硬質で耐久性も優れたものである。

ここで、この着色コーティング膜４の形成方法を説明す
ると、先ず、ガラス管１１の外表面をイソプロピルアル
コールで超音波洗浄を行う。そして、Ｆｅ、Ｏ，換算で
３％のＦｅのアルコレート溶液、もしくはＦ　ｅ、　０
３　＋　Ｓ　ｉ　Ｏを換算で３％のＦｅとＳｉのアルコ
レート溶液にガラス管１１をディッピングして約５０ｃ
ｍ／ｗｉｎの速度で引き上げる。

これによってＦｅあるいはｌ”ｅ＋ＳＬのアルコレート
溶液がガラス管１１の外表面に付着するが、これを１５
０℃で１０分間乾燥する。次に、これを７００℃で１０
分間焼成すると、Ｆｅ２Ｏ３薄膜もしくはＦｅ、０３＋
５ｉＯｔ薄膜が形成される。そして、必要に応じて以上
の工程を繰り返し、所定の膜厚にする。このように、着
色コーティング膜４は、アルコレート溶液にディッピン
グし、乾燥および焼成操作のみによって形成することが
できるので、工程が非常に簡単である。

反射鏡２は、前方が拡開して開口部２１を有する楕円球
の一部であり、その内面には鏡面処理が施されている。

この反射鏡２を、熱線を透過し、可視光のみを反射する
コールドミラーにすれば熱線が被照明物に照射されず、
好ましい。そして、反射鏡２の基端側２４の中心孔２３
に白熱電球１の圧着封止部１２が挿入され、接着剤で固
定されている。この基端側２４にはセラミック製のベー
ス３が固定されているが、その後方の小径部には螺子口
金３１が被せられ、後端面には接点３２が固着されてお
り、白熱電球１の外部リード線１６の端部が、それぞれ
螺子口金３１および接点３２に電気的に接続されている
。従って、反射鏡２を回転させてベース３を図示略のソ
ケットに取付けるとフィラメント１５に通電されて点灯
可能となる。

しかして、かかる構成の照明装置のハロゲン白熱電球１
を点灯すると、反射鏡２で反射した光は被照明物に集光
するが、赤色系統の光が放射されるので、独特の雰囲気
が醸し出され、大きな照明効果を得ることができる。そ
して、着色コーティング膜４はガラス管１１の外表面に
直接形成されているので、放射する光の反射回数が少な
く、光量低下が少ない。また、着色された灯具やキャッ
プなどを必要としないので、部品点数も増加しない利点
がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の照明装置は、ハロゲン白
熱電球のガラス管外表面の着色コーティング膜が、石英
ガラス管を鉄のアルコレート溶液もしくは鉄と硅素の混
合アルコレート溶液にディッピングして形成されている
ので、光量が大ｒｌＪに低下したり、部品点数が増加す
ることがなく、かつ耐熱性に優れた着色コーティング膜
を簡単に形成することでき、赤色系統の光を放射して照
明効果の優れた照明装置とすることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明実施例の断面図である。 １・・・白熱電球　１１・・・ガラス管　１２・・・圧
着封止部２・・・反射鏡　　２１・・・開口部　　３・
・・ベース４・・・着色コーティング膜

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一端に圧着封止部を有する石英ガラス管の外表面に着色
   コーティング膜が形成されたハロゲン白熱電球と、該白
   熱電球を頂部に保持した反射鏡とよりなる照明装置にお
   いて、 該着色コーティング膜は、石英ガラス管が鉄のアルコレ
   ート溶液もしくは鉄と硅素の混合アルコレート溶液にデ
   ィッピングされて形成されたことを特徴とする照明装置
   。